JPH06103859A - 真空バルブ - Google Patents
真空バルブInfo
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- JPH06103859A JPH06103859A JP24846292A JP24846292A JPH06103859A JP H06103859 A JPH06103859 A JP H06103859A JP 24846292 A JP24846292 A JP 24846292A JP 24846292 A JP24846292 A JP 24846292A JP H06103859 A JPH06103859 A JP H06103859A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】縦磁界電極を備えた真空バルブの遮断性能を更
に上げる。 【構成】固定側電極の筒部2Aと固定側接点3Aとの
間、並びに、可動側電極の筒部2Bと可動側接点3Bと
の間に抵抗の温度係数の大きい限流環11A,11Bを挿着
する。固定側電極の筒部2Aの内側には、固定側の電極
の底板4Aと固定側接点3Aとの間に小径の筒部7Aと
大径の筒部6Aを同軸に設ける。可動側電極にも同様に
筒部7B,6Bを設け、固定側と可動側では、筒部6
A,6B,7A,7Bに形成した縦磁界発生用の溝6
a,6b,7a,7bを方向を逆にする。
に上げる。 【構成】固定側電極の筒部2Aと固定側接点3Aとの
間、並びに、可動側電極の筒部2Bと可動側接点3Bと
の間に抵抗の温度係数の大きい限流環11A,11Bを挿着
する。固定側電極の筒部2Aの内側には、固定側の電極
の底板4Aと固定側接点3Aとの間に小径の筒部7Aと
大径の筒部6Aを同軸に設ける。可動側電極にも同様に
筒部7B,6Bを設け、固定側と可動側では、筒部6
A,6B,7A,7Bに形成した縦磁界発生用の溝6
a,6b,7a,7bを方向を逆にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空遮断器などに組み
込まれる真空バルブに係り、特に、縦磁界電極が組み込
まれた真空バルブに関する。
込まれる真空バルブに係り、特に、縦磁界電極が組み込
まれた真空バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、従来の真空バルブのなか
には、電極間に発生したアークに対して平行な磁界を加
えてアークを遮断する縦磁界電極を備えた真空バルブが
ある。
には、電極間に発生したアークに対して平行な磁界を加
えてアークを遮断する縦磁界電極を備えた真空バルブが
ある。
【0003】縦磁界電極を備えた従来の真空バルブの一
例を示す縦断面図を図3に示す。図3において、一点鎖
線で示す絶縁筒1の上端にろう付された端板1aの中心
部には、固定側通電軸5Aが貫通してろう付され、絶縁
筒1の下端にろう付された端板1bの中心部には、案内
軸受8が挿着されている。この案内軸受8には、可動側
通電軸5Bが上下動自在に貫通し、この可動側通電軸5
Bの上部には、ステンレス鋼板製で断面逆U字状に形成
されたベローズカバー9が同軸に挿着された後ろう付さ
れている。このベローズカバー9の下面と端板1bの上
面間には、円筒状のベローズ10が同軸に挿入され、ベロ
ーズカバー9と端板1bにろう付されている。
例を示す縦断面図を図3に示す。図3において、一点鎖
線で示す絶縁筒1の上端にろう付された端板1aの中心
部には、固定側通電軸5Aが貫通してろう付され、絶縁
筒1の下端にろう付された端板1bの中心部には、案内
軸受8が挿着されている。この案内軸受8には、可動側
通電軸5Bが上下動自在に貫通し、この可動側通電軸5
Bの上部には、ステンレス鋼板製で断面逆U字状に形成
されたベローズカバー9が同軸に挿着された後ろう付さ
れている。このベローズカバー9の下面と端板1bの上
面間には、円筒状のベローズ10が同軸に挿入され、ベロ
ーズカバー9と端板1bにろう付されている。
【0004】固定側通電軸5Aの下端には、図示しない
縦断面形状が逆U字状をなす固定側電極12Aの底部上端
面がろう付され、この固定側電極12Aの円筒部には、図
3において、左手前側から右上方に傾斜した(注;円筒
部の図3において後部では、溝16Aの傾斜は、紙面の前
面から見ると点線で示すように逆になる)複数の溝16A
が平行に加工されている。固定側電極12Aの底部の中心
部には、円形の凹部12aが形成され、この凹部12aに
は、支持管17Aの上端が挿入されてろう付されている。
縦断面形状が逆U字状をなす固定側電極12Aの底部上端
面がろう付され、この固定側電極12Aの円筒部には、図
3において、左手前側から右上方に傾斜した(注;円筒
部の図3において後部では、溝16Aの傾斜は、紙面の前
面から見ると点線で示すように逆になる)複数の溝16A
が平行に加工されている。固定側電極12Aの底部の中心
部には、円形の凹部12aが形成され、この凹部12aに
は、支持管17Aの上端が挿入されてろう付されている。
【0005】固定側電極12Aの下端には、円板状の固定
側接点3Aがろう付されている。この固定側接点3Aの
上面の中心部には、支持管17Aの下端が挿入された後ろ
う付される凹部3aが形成され、この凹部3aの外側か
ら固定側接点3Aの外周方向に、渦電流を抑える複数の
溝が放射状に設けられ、この凹部3aには、支持管17A
の下端が挿入されてろう付されている。
側接点3Aがろう付されている。この固定側接点3Aの
上面の中心部には、支持管17Aの下端が挿入された後ろ
う付される凹部3aが形成され、この凹部3aの外側か
ら固定側接点3Aの外周方向に、渦電流を抑える複数の
溝が放射状に設けられ、この凹部3aには、支持管17A
の下端が挿入されてろう付されている。
【0006】同様にして、可動側通電軸5Bの上端に
も、縦断面U字状の可動側電極12Bの下端がろう付さ
れ、この可動側電極12Bの円筒部にも、左手前側から右
上方に傾斜した複数の溝16Aが平行に加工されている。
同じく、可動側電極12Bの上端には可動側接点3Bがろ
う付され、この可動側電極12Bの凹部12bと可動側接点
3Bの軸心の凹部3bには、支持管17Aの上下端がろう
付されている。この可動側接点3Bには、中央の凹部3
bの外側から外周方向に、渦電流を抑える複数の溝が固
定側接点3Aと同様に放射状に設けられている。
も、縦断面U字状の可動側電極12Bの下端がろう付さ
れ、この可動側電極12Bの円筒部にも、左手前側から右
上方に傾斜した複数の溝16Aが平行に加工されている。
同じく、可動側電極12Bの上端には可動側接点3Bがろ
う付され、この可動側電極12Bの凹部12bと可動側接点
3Bの軸心の凹部3bには、支持管17Aの上下端がろう
付されている。この可動側接点3Bには、中央の凹部3
bの外側から外周方向に、渦電流を抑える複数の溝が固
定側接点3Aと同様に放射状に設けられている。
【0007】このように構成された真空バルブにおいて
は、可動側通電軸5Bの下端に連結された図示しない絶
縁ロッドが、図示しない操作機構で投入操作されること
で、可動側通電軸5Bと可動側電極12Bは矢印Lで示す
ように固定側電極12Aの方向に駆動されて、可動側接点
3Bは固定側接点3Aに押圧され、真空バルブ1は閉極
状態となる。反対に、閉極状態の真空バルブ1は、図示
しない操作機構の開極動作で、可動側通電軸5Bが矢印
Lと逆方向に駆動されることで、可動側接点3Bは固定
側接点3Aから離れ、図3で示す所定の接点間隙まで開
極する。
は、可動側通電軸5Bの下端に連結された図示しない絶
縁ロッドが、図示しない操作機構で投入操作されること
で、可動側通電軸5Bと可動側電極12Bは矢印Lで示す
ように固定側電極12Aの方向に駆動されて、可動側接点
3Bは固定側接点3Aに押圧され、真空バルブ1は閉極
状態となる。反対に、閉極状態の真空バルブ1は、図示
しない操作機構の開極動作で、可動側通電軸5Bが矢印
Lと逆方向に駆動されることで、可動側接点3Bは固定
側接点3Aから離れ、図3で示す所定の接点間隙まで開
極する。
【0008】この開極動作が真空バルブ1の通電中に行
われたときには、固定側接点3Aと可動側接点3Bとの
間に発生したアークによる電流は、この電流の方向が可
動側通電軸5Bから固定側通電軸5Aのときには、可動
側通電軸5Bから可動側電極12Bを矢印Mに示すように
螺旋状に流れた後、可動側接点3Bからアークを介して
固定側接点3Aに流れる。そして、この電流は固定側接
点3Aから矢印Nで示すように固定側電極12Aを同じく
螺旋状に流れて、矢印Pに示すように固定側通電軸5A
に流れる。
われたときには、固定側接点3Aと可動側接点3Bとの
間に発生したアークによる電流は、この電流の方向が可
動側通電軸5Bから固定側通電軸5Aのときには、可動
側通電軸5Bから可動側電極12Bを矢印Mに示すように
螺旋状に流れた後、可動側接点3Bからアークを介して
固定側接点3Aに流れる。そして、この電流は固定側接
点3Aから矢印Nで示すように固定側電極12Aを同じく
螺旋状に流れて、矢印Pに示すように固定側通電軸5A
に流れる。
【0009】すると、この電流で発生した右ねじの法則
による磁束のうち、各電極の円筒部の内側の磁束は、方
向がほぼ軸方向となって、固定側接点3Aと可動側接点
3B間に発生したアークは拡散され、発弧部の局部的集
中を防ぎ、電極の部分的熱入力が抑えられて、電流の零
点又はその近傍において消滅する。
による磁束のうち、各電極の円筒部の内側の磁束は、方
向がほぼ軸方向となって、固定側接点3Aと可動側接点
3B間に発生したアークは拡散され、発弧部の局部的集
中を防ぎ、電極の部分的熱入力が抑えられて、電流の零
点又はその近傍において消滅する。
【0010】ところで、このように構成された真空バル
ブにおいては、固定側電極12Aと可動側電極12Bに形成
された溝16Aによって、図3に示す矢印M,Nに示すよ
うに螺旋状に流れる電流で円筒部の内側に発生する軸方
向の磁束の軸心から半径方向の密度の分布は、中央部が
高く円筒部に近くなるほど低くなる。
ブにおいては、固定側電極12Aと可動側電極12Bに形成
された溝16Aによって、図3に示す矢印M,Nに示すよ
うに螺旋状に流れる電流で円筒部の内側に発生する軸方
向の磁束の軸心から半径方向の密度の分布は、中央部が
高く円筒部に近くなるほど低くなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
縦磁界電極を備えた真空バルブにおいても、遮断電流が
ある値を超えると、固定側接点3Aと可動側接点3Bの
間で発生したアークに対する拡散力が、中心部と外周部
では差が出て、アークの発弧部が局部的に集中し部分的
熱入力が増えて、遮断性能向上の障害となる。すると、
電流が零点近くになっても、発弧部の溶融金属から多量
の金属蒸気が発生して、遮断不能となるおそれもある。
縦磁界電極を備えた真空バルブにおいても、遮断電流が
ある値を超えると、固定側接点3Aと可動側接点3Bの
間で発生したアークに対する拡散力が、中心部と外周部
では差が出て、アークの発弧部が局部的に集中し部分的
熱入力が増えて、遮断性能向上の障害となる。すると、
電流が零点近くになっても、発弧部の溶融金属から多量
の金属蒸気が発生して、遮断不能となるおそれもある。
【0012】そのため、固定側接点3Aと可動側接点3
Bの中心部から外周方向に形成した放射状の溝をなくし
て、固定側接点3Aと可動側接点3Bに渦電流を発生さ
せ、この渦電流による磁束で、中央部の高い磁束密度を
減らす方法も考えられるが、すると、固定側電極12A及
び可動側電極12Bで発生した磁界と、渦電流で発生した
磁界の位相のずれで、電流遮断後の絶縁回復特性が低下
するおそれもある。そこで、本発明の目的は、遮断性能
を上げることのできる真空バルブを得ることである。
Bの中心部から外周方向に形成した放射状の溝をなくし
て、固定側接点3Aと可動側接点3Bに渦電流を発生さ
せ、この渦電流による磁束で、中央部の高い磁束密度を
減らす方法も考えられるが、すると、固定側電極12A及
び可動側電極12Bで発生した磁界と、渦電流で発生した
磁界の位相のずれで、電流遮断後の絶縁回復特性が低下
するおそれもある。そこで、本発明の目的は、遮断性能
を上げることのできる真空バルブを得ることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定側電極と
可動側電極の外周に縦磁界を発生させる複数の溝が形成
され、固定側電極と可動側電極の対向面に円板状の接点
が設けられた真空バルブにおいて、固定側電極及び可動
側電極の外周と接点間に、抵抗の温度係数の大なる限流
環を設け、固定側電極と可動側電極の底部と接点間の外
周の内側に、複数の導電筒を同軸に設け、この導電筒
に、この導電筒に流れる電流で発生する軸方向の磁束が
互いに逆向きとなる複数条の溝を形成したことを特徴と
する。
可動側電極の外周に縦磁界を発生させる複数の溝が形成
され、固定側電極と可動側電極の対向面に円板状の接点
が設けられた真空バルブにおいて、固定側電極及び可動
側電極の外周と接点間に、抵抗の温度係数の大なる限流
環を設け、固定側電極と可動側電極の底部と接点間の外
周の内側に、複数の導電筒を同軸に設け、この導電筒
に、この導電筒に流れる電流で発生する軸方向の磁束が
互いに逆向きとなる複数条の溝を形成したことを特徴と
する。
【0014】
【作用】導電筒に流れる電流によって発生した磁束は、
固定側電極と可動側電極間において固定側電極面及び可
動側電極面と平行となり、固定側電極の接点と可動側電
極の接点間に発生したアークは拡散される。
固定側電極と可動側電極間において固定側電極面及び可
動側電極面と平行となり、固定側電極の接点と可動側電
極の接点間に発生したアークは拡散される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の真空バルブの一実施例を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の真空バルブを示
す縦断面図で、従来の技術で示した図3に対応する図で
ある。
を参照して説明する。図1は、本発明の真空バルブを示
す縦断面図で、従来の技術で示した図3に対応する図で
ある。
【0016】図1において、固定側通電軸5Aの下端面
には、円板状の底板4Aがろう付されている。この底板
4Aの下面には、外周端に座ぐり部4aが環状に形成さ
れ、この座ぐり部4aの内側には、この座ぐり部4aよ
りも小径の座ぐり部4bが座ぐり部4aと同軸に形成さ
れ、座ぐり部4bの内側には、更に小径の座ぐり部4c
が同じく同軸に形成されている。
には、円板状の底板4Aがろう付されている。この底板
4Aの下面には、外周端に座ぐり部4aが環状に形成さ
れ、この座ぐり部4aの内側には、この座ぐり部4aよ
りも小径の座ぐり部4bが座ぐり部4aと同軸に形成さ
れ、座ぐり部4bの内側には、更に小径の座ぐり部4c
が同じく同軸に形成されている。
【0017】このうち、外周側の座ぐり部4aには、銅
材で製作された筒部2Aの上端が挿入されてろう付され
ている。この筒部2Aには、あらかじめ複数の溝2aが
斜めに形成されている。
材で製作された筒部2Aの上端が挿入されてろう付され
ている。この筒部2Aには、あらかじめ複数の溝2aが
斜めに形成されている。
【0018】同様に、座ぐり部4bには、筒部2Aより
も小径で軸方向が短い銅材で製作された筒部6Aの上端
が挿入されてろう付され、この筒部6Aにも、複数の溝
6aが溝2aと同方向に形成されている。
も小径で軸方向が短い銅材で製作された筒部6Aの上端
が挿入されてろう付され、この筒部6Aにも、複数の溝
6aが溝2aと同方向に形成されている。
【0019】さらに、座ぐり部4cにも、筒部6Aより
も小径で筒部6Aと同一長さの筒部7Aの上端が挿入さ
れてろう付され、この筒部7Aにも、溝2a,6aと同
方向に溝7aが複数条形成されている。
も小径で筒部6Aと同一長さの筒部7Aの上端が挿入さ
れてろう付され、この筒部7Aにも、溝2a,6aと同
方向に溝7aが複数条形成されている。
【0020】また、筒部2Aの下端面には、抵抗の正の
温度係数が特に大きい低抵抗材料(例えば、V2 O3 の
セラミックのようなPTC;Positive Temperture Coef
ficient 材料)で製作された環状の限流環11Aがろう付
されている。
温度係数が特に大きい低抵抗材料(例えば、V2 O3 の
セラミックのようなPTC;Positive Temperture Coef
ficient 材料)で製作された環状の限流環11Aがろう付
されている。
【0021】一方、可動側通電軸5Bの上端面には、底
板4Aと同形・同寸法の円板状の底板4Bがろう付され
ている。この底板4Bの上面には、外周端に座ぐり部4
aが環状に形成され、この座ぐり部4aの内側には、座
ぐり部4aよりも小径の座ぐり部4bが座ぐり部4aと
同軸に形成され、この座ぐり部4bの内側には、更に小
径の座ぐり部4cが同じく同軸に形成されている。
板4Aと同形・同寸法の円板状の底板4Bがろう付され
ている。この底板4Bの上面には、外周端に座ぐり部4
aが環状に形成され、この座ぐり部4aの内側には、座
ぐり部4aよりも小径の座ぐり部4bが座ぐり部4aと
同軸に形成され、この座ぐり部4bの内側には、更に小
径の座ぐり部4cが同じく同軸に形成されている。
【0022】このうち、外周側の座ぐり部4aには、銅
材で製作され筒部2Aと同形・同寸法の筒部2Bの下端
が挿入されてろう付されている。この筒部2Bには、あ
らかじめ複数の溝2bが筒部2Aの溝2aと同方向に形
成されている。
材で製作され筒部2Aと同形・同寸法の筒部2Bの下端
が挿入されてろう付されている。この筒部2Bには、あ
らかじめ複数の溝2bが筒部2Aの溝2aと同方向に形
成されている。
【0023】同様に、座ぐり部4bには、筒部2Bより
も小径で軸方向が短い銅材で製作された筒部6Bの下端
が挿入されてろう付され、この筒部6Bには、複数の溝
6bが溝2bと逆方向に形成されている。
も小径で軸方向が短い銅材で製作された筒部6Bの下端
が挿入されてろう付され、この筒部6Bには、複数の溝
6bが溝2bと逆方向に形成されている。
【0024】さらに、座ぐり部4cにも、筒部6Bより
も小径で筒部6Bと同一長さの筒部7Bの下端が挿入さ
れてろう付され、この筒部7Bにも、溝6bと同方向に
溝7bが複数条形成されている。
も小径で筒部6Bと同一長さの筒部7Bの下端が挿入さ
れてろう付され、この筒部7Bにも、溝6bと同方向に
溝7bが複数条形成されている。
【0025】また、筒部2Bの上端面には、抵抗の正の
温度係数が特に大きい低抵抗材料(例えば、V2 O3 の
セラミックのようなPTC;Positive Temperture Coef
ficient 材料)で製作された限流環11Aと同一品の環状
の限流環11Bがろう付されている。
温度係数が特に大きい低抵抗材料(例えば、V2 O3 の
セラミックのようなPTC;Positive Temperture Coef
ficient 材料)で製作された限流環11Aと同一品の環状
の限流環11Bがろう付されている。
【0026】このように構成された真空バルブにおいて
は、筒部2A,2Bの内側に配置された各筒部6A,6
B,7A,7Bに形成された溝6a,6b,7a,7b
の方向が、固定側と可動側では逆向きのために、通電で
発生する磁束の方向も逆向きとなり、その結果、固定側
接点3Aと可動側接点3Bの対向間隙部では、横磁界が
発生する。
は、筒部2A,2Bの内側に配置された各筒部6A,6
B,7A,7Bに形成された溝6a,6b,7a,7b
の方向が、固定側と可動側では逆向きのために、通電で
発生する磁束の方向も逆向きとなり、その結果、固定側
接点3Aと可動側接点3Bの対向間隙部では、横磁界が
発生する。
【0027】また、横方向の磁界を発生するための各筒
部6A,6B,7A,7Bの抵抗値は、ある電流値まで
はあまり電流が流れないように縦磁界発生用の筒部2
A,2Bの抵抗値より大きくしておく。更に、縦磁界が
印加されている状態で、アークが拡散状態から集中状態
に移行し始める電流値をIcとすると、図2のグラフに
示すように、遮断電流がIcより少し小さい値で縦磁界
発生用の筒部2A,2Bと接合されたPTC材料の限流
環11A,11Bが、高抵抗値に変化するよう特性を合わせ
る。
部6A,6B,7A,7Bの抵抗値は、ある電流値まで
はあまり電流が流れないように縦磁界発生用の筒部2
A,2Bの抵抗値より大きくしておく。更に、縦磁界が
印加されている状態で、アークが拡散状態から集中状態
に移行し始める電流値をIcとすると、図2のグラフに
示すように、遮断電流がIcより少し小さい値で縦磁界
発生用の筒部2A,2Bと接合されたPTC材料の限流
環11A,11Bが、高抵抗値に変化するよう特性を合わせ
る。
【0028】この結果、このように構成された真空バル
ブにおいては、ある臨界電流値までは、殆どの電流が縦
磁界発生用の筒部2A,2Bに流れ、アークを拡散状態
に保持することができる。遮断電流がIcを超えると、
PTC材料で製作された限流環11A,11Bの抵抗値が、
横方向磁界発生用の筒6A,6B,7A,7Bの抵抗値
より大きくなり、殆どの電流が横方向磁界発生用の筒部
6A,6B,7A,7Bに流れ、アークは電極の対向面
上を回転する。
ブにおいては、ある臨界電流値までは、殆どの電流が縦
磁界発生用の筒部2A,2Bに流れ、アークを拡散状態
に保持することができる。遮断電流がIcを超えると、
PTC材料で製作された限流環11A,11Bの抵抗値が、
横方向磁界発生用の筒6A,6B,7A,7Bの抵抗値
より大きくなり、殆どの電流が横方向磁界発生用の筒部
6A,6B,7A,7Bに流れ、アークは電極の対向面
上を回転する。
【0029】単に、縦磁界用の筒部2A,2Bだけで
は、大電流の遮断時にアークが集中し、電極の一部への
過度の熱入力によって、電極を溶融して、金属蒸気を多
量に発生させるが、本発明の真空バルブにおいては、図
2のグラフに示すIc以上でも、横方向の磁界のため電
極の一部への熱入力を減らすことができるので、大電流
に対する遮断性能を上げることができる。
は、大電流の遮断時にアークが集中し、電極の一部への
過度の熱入力によって、電極を溶融して、金属蒸気を多
量に発生させるが、本発明の真空バルブにおいては、図
2のグラフに示すIc以上でも、横方向の磁界のため電
極の一部への熱入力を減らすことができるので、大電流
に対する遮断性能を上げることができる。
【0030】さらに、各電極の外側の筒部2A,2Bの
内側には、2本の筒部6A,7A及び筒部6B,7Bが
挿入されて底板4A,4Bと固定側接点3A及び可動側
接点3B間をろう付で固定したので、各電極の機械的強
度を上げることもできる。
内側には、2本の筒部6A,7A及び筒部6B,7Bが
挿入されて底板4A,4Bと固定側接点3A及び可動側
接点3B間をろう付で固定したので、各電極の機械的強
度を上げることもできる。
【0031】
【発明の効果】以上、本発明によれば、固定側電極と可
動側電極の外周に縦磁界を発生させる複数の溝が形成さ
れ、固定側電極と可動側電極の対向面に円板状の接点が
設けられた真空バルブにおいて、固定側電極及び可動側
電極の外周と接点間に、抵抗の温度係数の大なる限流環
を設け、固定側電極と可動側電極の底部と接点間の外周
の内側に、複数の導電筒を同軸に設け、この導電筒に、
この導電筒に流れる電流で発生する軸方向の磁束が互い
に逆向きとなる複数条の溝を形成することで、導電筒に
流れる電流によって発生した磁束を、固定側電極と可動
側電極間において固定側電極面及び可動側電極面と平行
にし、固定側電極の接点と可動側電極の接点間に発生し
たアークを拡散したので、遮断性能を上げることのでき
る真空バルブを得ることができる。
動側電極の外周に縦磁界を発生させる複数の溝が形成さ
れ、固定側電極と可動側電極の対向面に円板状の接点が
設けられた真空バルブにおいて、固定側電極及び可動側
電極の外周と接点間に、抵抗の温度係数の大なる限流環
を設け、固定側電極と可動側電極の底部と接点間の外周
の内側に、複数の導電筒を同軸に設け、この導電筒に、
この導電筒に流れる電流で発生する軸方向の磁束が互い
に逆向きとなる複数条の溝を形成することで、導電筒に
流れる電流によって発生した磁束を、固定側電極と可動
側電極間において固定側電極面及び可動側電極面と平行
にし、固定側電極の接点と可動側電極の接点間に発生し
たアークを拡散したので、遮断性能を上げることのでき
る真空バルブを得ることができる。
【図1】本発明の真空バルブの一実施例を示す縦断面
図。
図。
【図2】本発明の真空バルブの作用を示すグラフ。
【図3】従来の真空バルブの一例を示す縦断面図。
1…絶縁円筒、2A,2B;6A,6B;7A,7B…
筒部、3A…固定側接点、3B…可動側接点、4A,4
B…底板、5A…固定側通電軸、5B…可動側通電軸、
6a,6b,7a,7b…溝、11A,11B…限流環。
筒部、3A…固定側接点、3B…可動側接点、4A,4
B…底板、5A…固定側通電軸、5B…可動側通電軸、
6a,6b,7a,7b…溝、11A,11B…限流環。
Claims (1)
- 【請求項1】 固定側電極と可動側電極の外周に縦磁界
を発生させる複数の溝が形成され、前記固定側電極と前
記可動側電極の対向面に円板状の接点が設けられた真空
バルブにおいて、前記固定側電極及び前記可動側電極の
外周と前記接点間に、抵抗の温度係数の大なる限流環を
設け、前記固定側電極と前記可動側電極の底部と前記接
点間の前記外周の内側に、複数の導電筒を同軸に設け、
この導電筒に、この導電筒に流れる電流で発生する軸方
向の磁束が互いに逆向きとなる複数条の溝を形成したこ
とを特徴とする真空バルブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24846292A JPH06103859A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 真空バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24846292A JPH06103859A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 真空バルブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06103859A true JPH06103859A (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=17178501
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24846292A Pending JPH06103859A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 真空バルブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06103859A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2261940A1 (fr) * | 2009-06-10 | 2010-12-15 | Areva T&D Sas | Enroulement pour contact d'ampoule a vide a moyenne tension a endurance amelioree, ampoule a vide et disjoncteur, tel qu'un disjoncteur sectionneur d'alternateur associes |
| EP2264731A1 (fr) | 2009-06-10 | 2010-12-22 | Areva T&D Sas | Contact pour ampoule à vide à moyenne tension à coupure d'arc ameliorée, ampoule à vide et disjoncteur, tel qu'un disjoncteur sectionneur d'alternateur associés |
| WO2011086699A1 (ja) * | 2010-01-18 | 2011-07-21 | 三菱電機株式会社 | 真空バルブ |
| US8168910B2 (en) | 2009-06-10 | 2012-05-01 | Areva T&D Sas | Contact for a medium-voltage vacuum circuit-breaker with reinforced structure, and an associated circuit-breaker or vacuum circuit-breaker, such as an AC generator disconnector circuit-breaker |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP24846292A patent/JPH06103859A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2261940A1 (fr) * | 2009-06-10 | 2010-12-15 | Areva T&D Sas | Enroulement pour contact d'ampoule a vide a moyenne tension a endurance amelioree, ampoule a vide et disjoncteur, tel qu'un disjoncteur sectionneur d'alternateur associes |
| FR2946792A1 (fr) * | 2009-06-10 | 2010-12-17 | Areva T & D Sa | Enroulement pour contact d'ampoule a vide a moyenne tension a endurance amelioree, ampoule a vide et disjoncteur, tel qu'un disjoncteur sectionneur d'alternateur associes. |
| EP2264731A1 (fr) | 2009-06-10 | 2010-12-22 | Areva T&D Sas | Contact pour ampoule à vide à moyenne tension à coupure d'arc ameliorée, ampoule à vide et disjoncteur, tel qu'un disjoncteur sectionneur d'alternateur associés |
| US8164019B2 (en) | 2009-06-10 | 2012-04-24 | Areva T&D Sas | Contact for a medium-voltage vacuum circuit-breaker with improved arc extinction, and an associated circuit-breaker or vacuum circuit-breaker, such as an AC generator disconnector circuit-breaker |
| US8168910B2 (en) | 2009-06-10 | 2012-05-01 | Areva T&D Sas | Contact for a medium-voltage vacuum circuit-breaker with reinforced structure, and an associated circuit-breaker or vacuum circuit-breaker, such as an AC generator disconnector circuit-breaker |
| US8288674B2 (en) | 2009-06-10 | 2012-10-16 | Areva T&D Sas | Winding for a contact of a medium-voltage vacuum circuit-breaker with improved endurance, and an associated circuit-breaker or vacuum circuit-breaker, such as an AC generator disconnector circuit-breaker |
| WO2011086699A1 (ja) * | 2010-01-18 | 2011-07-21 | 三菱電機株式会社 | 真空バルブ |
| TWI405921B (zh) * | 2010-01-18 | 2013-08-21 | Mitsubishi Electric Corp | 真空閥 |
| JP5281171B2 (ja) * | 2010-01-18 | 2013-09-04 | 三菱電機株式会社 | 真空バルブ |
| KR101401201B1 (ko) * | 2010-01-18 | 2014-05-28 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 진공밸브 |
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