JPH06104836B2 - 石油留分の回収方法 - Google Patents
石油留分の回収方法Info
- Publication number
- JPH06104836B2 JPH06104836B2 JP61254679A JP25467986A JPH06104836B2 JP H06104836 B2 JPH06104836 B2 JP H06104836B2 JP 61254679 A JP61254679 A JP 61254679A JP 25467986 A JP25467986 A JP 25467986A JP H06104836 B2 JPH06104836 B2 JP H06104836B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fraction
- boiling point
- range
- kerosene
- boiling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は石油留分の効率的な回収方法に関し、詳しくは
高価値留分の回収率を向上させる方法に関する。
高価値留分の回収率を向上させる方法に関する。
原油は通常、常圧蒸留により各留分に分離したのち、特
定留分についてはさらに分留して各種性状の製品を得て
いる。この場合、従来は各留分ごとに分留が行われ、異
なる留分を混合して分留することは試みられていなかっ
た。そのため、高価値留分の回収には限界があり、その
改善が望まれていた。
定留分についてはさらに分留して各種性状の製品を得て
いる。この場合、従来は各留分ごとに分留が行われ、異
なる留分を混合して分留することは試みられていなかっ
た。そのため、高価値留分の回収には限界があり、その
改善が望まれていた。
本発明者は、元来石油留分はその沸点が単一温度を示す
ものではなく、連続沸点範囲を持つものであることに着
目し、特定留分の分留を行なう際に、共通の沸点範囲の
部分を含む2以上の留分あるいは共通の沸点範囲の部分
を含まないが、近接する沸点範囲の部分を含む2以上の
留分を混合して用いることにより高価値留分の回収率を
向上させることが出来ることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
ものではなく、連続沸点範囲を持つものであることに着
目し、特定留分の分留を行なう際に、共通の沸点範囲の
部分を含む2以上の留分あるいは共通の沸点範囲の部分
を含まないが、近接する沸点範囲の部分を含む2以上の
留分を混合して用いることにより高価値留分の回収率を
向上させることが出来ることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
すなわち本発明は、沸点範囲150〜370℃の石油留分のう
ち、灯油,軽質軽油および重質軽油から選ばれる少なく
とも1種の石油留分Aに、該留分よりも平均沸点が低
く、かつ該留分の沸点範囲と共通の沸点範囲部分を含む
か、近接する沸点範囲部分を含む石油留分Bを混合し、
混合物を留分Aの分留装置に通油して分留を行うことを
特徴とする石油留分の回収方法である。
ち、灯油,軽質軽油および重質軽油から選ばれる少なく
とも1種の石油留分Aに、該留分よりも平均沸点が低
く、かつ該留分の沸点範囲と共通の沸点範囲部分を含む
か、近接する沸点範囲部分を含む石油留分Bを混合し、
混合物を留分Aの分留装置に通油して分留を行うことを
特徴とする石油留分の回収方法である。
原油蒸留を、たとえば常圧蒸留装置を用いて行った場
合、該装置から抜出される石油留分としてナフサ(沸点
範囲約40〜180℃),灯油(沸点範囲約150〜270℃),
軽質軽油(沸点範囲約200〜370℃),重質軽油(沸点範
囲約370℃以上)および残渣油がある。
合、該装置から抜出される石油留分としてナフサ(沸点
範囲約40〜180℃),灯油(沸点範囲約150〜270℃),
軽質軽油(沸点範囲約200〜370℃),重質軽油(沸点範
囲約370℃以上)および残渣油がある。
このように、蒸留装置から抜出される石油留分の沸点範
囲の一部分は他の石油留分の沸点範囲と共通するか、あ
るいは共通の沸点範囲の部分を含まないが、近接する沸
点範囲の部分を含むことがある。したがって、特定の高
価値留分は2つの留分にまたがって含まれることがあ
る。たとえば、灯油留分は上記灯油中に主として含まれ
ているほかナフサおよび軽質軽油中にも少量含まれてい
る。
囲の一部分は他の石油留分の沸点範囲と共通するか、あ
るいは共通の沸点範囲の部分を含まないが、近接する沸
点範囲の部分を含むことがある。したがって、特定の高
価値留分は2つの留分にまたがって含まれることがあ
る。たとえば、灯油留分は上記灯油中に主として含まれ
ているほかナフサおよび軽質軽油中にも少量含まれてい
る。
しかし、従来はナフサ等に含まれる灯油留分は量的に少
ないことから蒸留によって回収することが出来なかっ
た。
ないことから蒸留によって回収することが出来なかっ
た。
そこで、本発明では従来法では回収、利用されていなか
った灯油留分等の高価値留分を回収して有効に利用する
ものである。
った灯油留分等の高価値留分を回収して有効に利用する
ものである。
原油蒸留装置から抜出された、沸点範囲150〜370℃を持
つ石油留分Aに該留分よりも平均沸点が低く、かつ該留
分の沸点範囲と共通の沸点範囲部分を50%未満の割合で
含む留分Bを混合するにあたり、留分Bの配合量は容量
比で10%以下、好ましくは3〜7%とすべきである。留
分Bの配合量が10%を越えると、目的とする石油留分の
性状が悪くなる上に、処理能力が低下する。留分Bの配
合量が10%以下であれば、混合物を留分A用の分留装置
に通油しても留分Aのみを通油する場合に比べて運転上
大きな変更や難点はなく、留分Bから留分Aに含まれる
部分と共通の部分を回収することができる。
つ石油留分Aに該留分よりも平均沸点が低く、かつ該留
分の沸点範囲と共通の沸点範囲部分を50%未満の割合で
含む留分Bを混合するにあたり、留分Bの配合量は容量
比で10%以下、好ましくは3〜7%とすべきである。留
分Bの配合量が10%を越えると、目的とする石油留分の
性状が悪くなる上に、処理能力が低下する。留分Bの配
合量が10%以下であれば、混合物を留分A用の分留装置
に通油しても留分Aのみを通油する場合に比べて運転上
大きな変更や難点はなく、留分Bから留分Aに含まれる
部分と共通の部分を回収することができる。
なお、留分Aに留分Bを混合するにあたり、留分Bが例
えば硫黄分を含んでいるときは、混合物を脱硫装置に通
油して脱留処理を行ってから分留装置に送ることが必要
である。
えば硫黄分を含んでいるときは、混合物を脱硫装置に通
油して脱留処理を行ってから分留装置に送ることが必要
である。
ここで、留分Aと留分Bの混合について具体例を示す
と、留分Aと沸点範囲約150〜270℃になるように常圧蒸
留装置において抜出された灯油留分があり、これに配合
する留分Bとして沸点範囲約40〜180℃になるように常
圧蒸留装置において抜出されたナフサ留分がある。この
ナフサ留分のうちの重質留分側に灯油留分に相当する部
分が存在する。
と、留分Aと沸点範囲約150〜270℃になるように常圧蒸
留装置において抜出された灯油留分があり、これに配合
する留分Bとして沸点範囲約40〜180℃になるように常
圧蒸留装置において抜出されたナフサ留分がある。この
ナフサ留分のうちの重質留分側に灯油留分に相当する部
分が存在する。
この留分Aと留分Bを上記の如くして混合して灯油用の
脱硫装置および分留装置に通油することにより、ナフサ
留分中の灯油留分に含まれる部分を灯油留分中の該当部
分と共に回収することができる。
脱硫装置および分留装置に通油することにより、ナフサ
留分中の灯油留分に含まれる部分を灯油留分中の該当部
分と共に回収することができる。
次に、本発明を実施例により詳しく説明する。
実施例1 留分Aの灯油留分(沸点範囲155〜275℃)と留分Bの分
解ナフサ(沸点範囲45〜175℃)を配合比率(留分B量
/留分A量)5容量%の割合で混合した。
解ナフサ(沸点範囲45〜175℃)を配合比率(留分B量
/留分A量)5容量%の割合で混合した。
混合油を灯油留分の分留装置に通油して分留を行い、留
分Bから留分Aの沸点範囲の部分を回収率(回収した留
分A量/配合した留分B量)46.1%にて回収した。すな
わち、留分Bの分解ナフサに含まれる灯油留分(46.1
%)を留分Aと共に灯油留分として回収することができ
た。
分Bから留分Aの沸点範囲の部分を回収率(回収した留
分A量/配合した留分B量)46.1%にて回収した。すな
わち、留分Bの分解ナフサに含まれる灯油留分(46.1
%)を留分Aと共に灯油留分として回収することができ
た。
実施例2 留分Aとして軽質軽油留分(沸点範囲190〜360℃)を用
い、留分Bとして分解ナフサ沸点範囲45〜180℃)を用
い、配合比率5容量%にて混合した。
い、留分Bとして分解ナフサ沸点範囲45〜180℃)を用
い、配合比率5容量%にて混合した。
混合油を分留することによって留分Bから留分Aの沸点
範囲の部分を回収率18.5%にて回収することができた。
範囲の部分を回収率18.5%にて回収することができた。
実施例3 留分Aとして灯油留分(沸点範囲155〜250℃)を用い、
留分Bとして脱硫重質ナフサ(沸点範囲80〜150℃)を
用い、配合比率7容量%にて混合した。
留分Bとして脱硫重質ナフサ(沸点範囲80〜150℃)を
用い、配合比率7容量%にて混合した。
混合油を分留することによって留分Bから留分Aの沸点
範囲の部分を回収率19.1%にて回収することができた。
範囲の部分を回収率19.1%にて回収することができた。
本発明によれば、共通の沸点範囲の部分を含む2以上の
留分あるいは共通の沸点範囲の部分を含まないが、近接
する沸点範囲の部分を含む2以上の留分を混合し、混合
油を分留することによって灯油留分のような高価値留分
の回収率を向上させることができる。
留分あるいは共通の沸点範囲の部分を含まないが、近接
する沸点範囲の部分を含む2以上の留分を混合し、混合
油を分留することによって灯油留分のような高価値留分
の回収率を向上させることができる。
しかも、混合油を用いることによる運転上の支障はほと
んどない。それ故、本発明は石油精製の分野において実
用性の高いものである。
んどない。それ故、本発明は石油精製の分野において実
用性の高いものである。
Claims (3)
- 【請求項1】沸点範囲150〜370℃の石油留分のうち、灯
油,軽質軽油および重質軽油から選ばれる少なくとも1
種の石油留分Aに、該留分よりも平均沸点が低く、かつ
該留分の沸点範囲と共通の沸点範囲部分を含むか、近接
する沸点範囲部分を含む石油留分Bを混合し、混合物を
留分Aの分留装置に通油して分留を行うことを特徴とす
る石油留分の回収方法。 - 【請求項2】留分Aが灯油留分であり、留分Bがナフサ
留分である特許請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項3】留分Bの配合量が容量比で10%以下である
特許請求の範囲第1項記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61254679A JPH06104836B2 (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 | 石油留分の回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61254679A JPH06104836B2 (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 | 石油留分の回収方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63110285A JPS63110285A (ja) | 1988-05-14 |
| JPH06104836B2 true JPH06104836B2 (ja) | 1994-12-21 |
Family
ID=17268356
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61254679A Expired - Lifetime JPH06104836B2 (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 | 石油留分の回収方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06104836B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2648459B2 (ja) * | 1994-12-07 | 1997-08-27 | 出光興産株式会社 | 常圧蒸留装置への原油供給方法およびその装置 |
| JP4375646B2 (ja) * | 2001-09-28 | 2009-12-02 | 新日本石油株式会社 | 灯油の製造方法 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3210271A (en) | 1962-02-19 | 1965-10-05 | Shell Oil Co | Fractionation with side stripping |
| US3494861A (en) | 1968-06-07 | 1970-02-10 | Universal Oil Prod Co | Rectification with condensed overhead used as reflux and stripping gas |
| US4239618A (en) | 1979-05-10 | 1980-12-16 | Mobil Oil Corporation | Twin tower distillation of crude oil |
| US4606816A (en) | 1984-12-31 | 1986-08-19 | Mobil Oil Corporation | Method and apparatus for multi-component fractionation |
-
1986
- 1986-10-28 JP JP61254679A patent/JPH06104836B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3210271A (en) | 1962-02-19 | 1965-10-05 | Shell Oil Co | Fractionation with side stripping |
| US3494861A (en) | 1968-06-07 | 1970-02-10 | Universal Oil Prod Co | Rectification with condensed overhead used as reflux and stripping gas |
| US4239618A (en) | 1979-05-10 | 1980-12-16 | Mobil Oil Corporation | Twin tower distillation of crude oil |
| US4606816A (en) | 1984-12-31 | 1986-08-19 | Mobil Oil Corporation | Method and apparatus for multi-component fractionation |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63110285A (ja) | 1988-05-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |