JPH06105532A - ワブルモータ応用の直動型アクチュエータ - Google Patents
ワブルモータ応用の直動型アクチュエータInfo
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- JPH06105532A JPH06105532A JP25028192A JP25028192A JPH06105532A JP H06105532 A JPH06105532 A JP H06105532A JP 25028192 A JP25028192 A JP 25028192A JP 25028192 A JP25028192 A JP 25028192A JP H06105532 A JPH06105532 A JP H06105532A
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- actuator
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ワブルモータの特長を生かしつつ、かつ減速
比,小形化の問題をクリアしてモータの微小なトルクを
大きな力に変えて回転運動を直線運動に変換できるよう
にしたワブルモータ応用の直動型アクチュエータを提供
する。 【構成】円筒形のステータ1, および該ステータ内に遊
嵌配置したロータ3とを組合わせてロータをハーモニッ
クドライブするワブルモータと、該ワブルモータのロー
タに対しその軸中心に穿孔した軸穴5の内周面に形成し
た雌ネジ6と、前記軸穴よりも小径な軸でその外周面に
は前記雌ネジと噛み合う雌ネジ9を形成し、かつワブル
モータのロータ軸穴に嵌挿してステータと同心位置でス
ライド軸受8を介して軸方向へスライド可能に軸支した
アクチュエータ出力ロッド7とからアクチュエータを構
成し、ワブルモータの回転でアクチュエータ出力ロッド
を直線方向にストローク動作させる。
比,小形化の問題をクリアしてモータの微小なトルクを
大きな力に変えて回転運動を直線運動に変換できるよう
にしたワブルモータ応用の直動型アクチュエータを提供
する。 【構成】円筒形のステータ1, および該ステータ内に遊
嵌配置したロータ3とを組合わせてロータをハーモニッ
クドライブするワブルモータと、該ワブルモータのロー
タに対しその軸中心に穿孔した軸穴5の内周面に形成し
た雌ネジ6と、前記軸穴よりも小径な軸でその外周面に
は前記雌ネジと噛み合う雌ネジ9を形成し、かつワブル
モータのロータ軸穴に嵌挿してステータと同心位置でス
ライド軸受8を介して軸方向へスライド可能に軸支した
アクチュエータ出力ロッド7とからアクチュエータを構
成し、ワブルモータの回転でアクチュエータ出力ロッド
を直線方向にストローク動作させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロマシンの分野
に適用される超小形の直動型アクチュエータに関する。
に適用される超小形の直動型アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、マイクロマシンに関する研
究,開発が進んでおり、半導体装置製造のマイクロ加工
技術を利用して直径100μm以下の静電マイクロモー
タなどが製作されている。ところで、かかる静電マイク
ロモータは慣性モーメントが非常に小さく、理論回転数
は数10〜数100万rpm と非常に高い反面、その発生
トルクは数nN〜数10nNと非常に小さい。このため
に、前記マイクロモータをアクチュエータとして採用す
るには軸受の摩擦損失などの影響を大きく受け、このま
まではアクチュエータとして実用には供し得ない。
究,開発が進んでおり、半導体装置製造のマイクロ加工
技術を利用して直径100μm以下の静電マイクロモー
タなどが製作されている。ところで、かかる静電マイク
ロモータは慣性モーメントが非常に小さく、理論回転数
は数10〜数100万rpm と非常に高い反面、その発生
トルクは数nN〜数10nNと非常に小さい。このため
に、前記マイクロモータをアクチュエータとして採用す
るには軸受の摩擦損失などの影響を大きく受け、このま
まではアクチュエータとして実用には供し得ない。
【0003】一方、マイクロモータとして小形スペース
化の特長を確保しつつ、モータ自身に大きな減速比を持
たせて出力トルクを増幅させるようにしたマイクロモー
タとしてワブルモータが例えば特開平4−96669号
公報などで知られている。このワブルモータ(静電駆動
型)の動作原理は転動モータと同様であり、その構成は
内周面上に分割された駆動電極を持つ円筒形ステータの
中にステータの内径よりも小さな外径のロータを遊嵌し
たものであり、駆動電極に対して電圧を順番に切換えて
印加することにより、駆動電極とロータとの間に働く静
電的な吸引力で、ロータがステータの内周面に沿って転
動(公転)しながら回転(自転)するようにハーモニッ
クドライブされる。
化の特長を確保しつつ、モータ自身に大きな減速比を持
たせて出力トルクを増幅させるようにしたマイクロモー
タとしてワブルモータが例えば特開平4−96669号
公報などで知られている。このワブルモータ(静電駆動
型)の動作原理は転動モータと同様であり、その構成は
内周面上に分割された駆動電極を持つ円筒形ステータの
中にステータの内径よりも小さな外径のロータを遊嵌し
たものであり、駆動電極に対して電圧を順番に切換えて
印加することにより、駆動電極とロータとの間に働く静
電的な吸引力で、ロータがステータの内周面に沿って転
動(公転)しながら回転(自転)するようにハーモニッ
クドライブされる。
【0004】前記ワブルモータで、ステータの内径をD
1 , ロータの外径をD2 , ステータ駆動電極への電圧印
加による電界の回転数をN1 とすると、ロータの回転数
(自転)N2 は、次式で与えられる。 N2 =(D1 /D2 −1)N1 =K1 N1 ────(1) 上式(1)で、例えばD1 /D2 =1.033とすれ
ば、K1 =0.033となり、K1 の逆数比である減速比
=30が得られる。また、この減速比により、ワブルモ
ータの出力T2 はステータとロータとの間の静電力によ
る発生トルクをT 1として、 T2 =T1 /K1 ───────────────(2) となる。つまり、ワブルモータの出力(モータ軸を回転
させる力)は、1/K1倍に増幅されることが判る。
1 , ロータの外径をD2 , ステータ駆動電極への電圧印
加による電界の回転数をN1 とすると、ロータの回転数
(自転)N2 は、次式で与えられる。 N2 =(D1 /D2 −1)N1 =K1 N1 ────(1) 上式(1)で、例えばD1 /D2 =1.033とすれ
ば、K1 =0.033となり、K1 の逆数比である減速比
=30が得られる。また、この減速比により、ワブルモ
ータの出力T2 はステータとロータとの間の静電力によ
る発生トルクをT 1として、 T2 =T1 /K1 ───────────────(2) となる。つまり、ワブルモータの出力(モータ軸を回転
させる力)は、1/K1倍に増幅されることが判る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、マイクロマ
シンの分野に適用するアクチュエータには、前記マイク
ロモータなどによるロータリー式アクチュエータのほか
に、直線動作型のアクチュエータも必要である。そのた
めに、静電的な吸引,反発力を応用して往復動作させる
マイクロアクチュエータなどが知られているが、これら
のものは小形の構成で十分な駆動力,移動ストロークを
得ることが困難である。そこで、マイクロモータに回転
/直線運動変換機構を組合わせて直動型(直線動作型)
のアクチュエータを構成することが考えられるが、この
ような運動変換機構を外部部品としてマイクロモータに
付加することはアクチュエータが大形化する。しかも、
前記の運動変換機構での動力伝達経路に生じる機械的な
摩擦損失などを考慮すると、アクチュエータとして大き
な出力を確保するためには、モータの減速比をよりさら
に大きくする必要があるが、このために減速歯車機構を
追加装備しようとしても、マイクロ化した減速歯車機構
では歯車の歯数を多くとれないために十分な減速比を確
保するすることが困難である。
シンの分野に適用するアクチュエータには、前記マイク
ロモータなどによるロータリー式アクチュエータのほか
に、直線動作型のアクチュエータも必要である。そのた
めに、静電的な吸引,反発力を応用して往復動作させる
マイクロアクチュエータなどが知られているが、これら
のものは小形の構成で十分な駆動力,移動ストロークを
得ることが困難である。そこで、マイクロモータに回転
/直線運動変換機構を組合わせて直動型(直線動作型)
のアクチュエータを構成することが考えられるが、この
ような運動変換機構を外部部品としてマイクロモータに
付加することはアクチュエータが大形化する。しかも、
前記の運動変換機構での動力伝達経路に生じる機械的な
摩擦損失などを考慮すると、アクチュエータとして大き
な出力を確保するためには、モータの減速比をよりさら
に大きくする必要があるが、このために減速歯車機構を
追加装備しようとしても、マイクロ化した減速歯車機構
では歯車の歯数を多くとれないために十分な減速比を確
保するすることが困難である。
【0006】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、その目的は先記したワブルモータの特長を生か
しつつ、かつ減速比,小形化の問題をクリアしてモータ
の微小なトルクを大きな力に変えて回転運動を直線運動
に変換できるようにしたワブルモータ応用の直動型アク
チュエータを提供することにある。
であり、その目的は先記したワブルモータの特長を生か
しつつ、かつ減速比,小形化の問題をクリアしてモータ
の微小なトルクを大きな力に変えて回転運動を直線運動
に変換できるようにしたワブルモータ応用の直動型アク
チュエータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のアクチュエータは、円筒形のステータ,お
よび該ステータ内に遊嵌配置したロータとを組合わせて
ロータをハーモニックドライブするワブルモータと、該
ワブルモータのロータに対しその軸中心に穿孔した軸穴
の内周面に形成した雌ネジと、前記軸穴よりも小径な軸
でその外周面には前記雌ネジと噛み合う雌ネジを形成
し、かつワブルモータのロータ軸穴に嵌挿してステータ
と同心位置で軸方向へスライド可能に軸支したアクチュ
エータ出力ロッドとから構成するものとする。
に、本発明のアクチュエータは、円筒形のステータ,お
よび該ステータ内に遊嵌配置したロータとを組合わせて
ロータをハーモニックドライブするワブルモータと、該
ワブルモータのロータに対しその軸中心に穿孔した軸穴
の内周面に形成した雌ネジと、前記軸穴よりも小径な軸
でその外周面には前記雌ネジと噛み合う雌ネジを形成
し、かつワブルモータのロータ軸穴に嵌挿してステータ
と同心位置で軸方向へスライド可能に軸支したアクチュ
エータ出力ロッドとから構成するものとする。
【0008】また、前記構成のアクチュエータにおける
ワブルモータは、ステータの内周面に周方向に分割した
駆動電極を形成し、ロータの外周面に誘電体層を形成し
た静電型モータ、あるいは、ステータの内周面に周方向
に分割した薄膜コイルを形成し、ロータの外周面に複数
極の薄膜永久磁石を形成した電磁型モータとして構成す
ることができる。
ワブルモータは、ステータの内周面に周方向に分割した
駆動電極を形成し、ロータの外周面に誘電体層を形成し
た静電型モータ、あるいは、ステータの内周面に周方向
に分割した薄膜コイルを形成し、ロータの外周面に複数
極の薄膜永久磁石を形成した電磁型モータとして構成す
ることができる。
【0009】
【作用】前記構成において、ワブルモータを回転駆動す
ると、ロータの軸穴に形成した雌ねじと該軸穴に嵌挿し
たアクチュエータ出力ロッドの雄ねじとの噛み合い地点
がロータの回転に伴って移動し、これにより軸方向にス
ライド可能(回転方向を拘束)に軸支されたアクチュエ
ータ出力ロッドは、送りねじ機構と同じ原理でロータの
回転と対応した方向に直線運動してストローク動作す
る。しかも、ワブルモータのロータとアクチュエータ出
力ロッドとの間を結合したねじ式動力伝達部では、ワブ
ルモータ自身と同様なワブル運動による大きな減速比が
得られ、これによりワブルモータの微小な回転トルクは
大きな力に増幅されてアクチュエータ出力ロッドから取
り出されることになる。
ると、ロータの軸穴に形成した雌ねじと該軸穴に嵌挿し
たアクチュエータ出力ロッドの雄ねじとの噛み合い地点
がロータの回転に伴って移動し、これにより軸方向にス
ライド可能(回転方向を拘束)に軸支されたアクチュエ
ータ出力ロッドは、送りねじ機構と同じ原理でロータの
回転と対応した方向に直線運動してストローク動作す
る。しかも、ワブルモータのロータとアクチュエータ出
力ロッドとの間を結合したねじ式動力伝達部では、ワブ
ルモータ自身と同様なワブル運動による大きな減速比が
得られ、これによりワブルモータの微小な回転トルクは
大きな力に増幅されてアクチュエータ出力ロッドから取
り出されることになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 実施例1:図1ないし図3は静電型ワブルモータを採用
した直動型アクチュエータを示すものであり、図におい
て、1はワブルモータの円筒形ステータ、2はステータ
1の内周面に沿って分割形成された薄膜の駆動電極、3
はステータ1の中に遊嵌したワブルモータのロータ、4
はロータ3の外周面上に形成した誘電体層、5はロータ
3の中心に穿孔した軸穴、6は軸穴5の内周面に形成し
た雄ねじ、7は前記軸穴5に嵌挿し、かつステータ1と
同心位置でスライド軸受8により軸方向へスライド可能
に軸支されたアクチュエータ出力ロッド、9は前記雌ね
じ6と噛み合うようにアクチュエータ出力ロッド9の周
面に形成した雄ねじであり、これらの各部品でワブルモ
ータの回転運動を直線運動に変換してアクチュエータ出
力軸を矢印方向に駆動する直動型アクチュエータを構成
している。なお、図示してないがワブルモータのロータ
3はスラスト軸受を介して軸支されている。
する。 実施例1:図1ないし図3は静電型ワブルモータを採用
した直動型アクチュエータを示すものであり、図におい
て、1はワブルモータの円筒形ステータ、2はステータ
1の内周面に沿って分割形成された薄膜の駆動電極、3
はステータ1の中に遊嵌したワブルモータのロータ、4
はロータ3の外周面上に形成した誘電体層、5はロータ
3の中心に穿孔した軸穴、6は軸穴5の内周面に形成し
た雄ねじ、7は前記軸穴5に嵌挿し、かつステータ1と
同心位置でスライド軸受8により軸方向へスライド可能
に軸支されたアクチュエータ出力ロッド、9は前記雌ね
じ6と噛み合うようにアクチュエータ出力ロッド9の周
面に形成した雄ねじであり、これらの各部品でワブルモ
ータの回転運動を直線運動に変換してアクチュエータ出
力軸を矢印方向に駆動する直動型アクチュエータを構成
している。なお、図示してないがワブルモータのロータ
3はスラスト軸受を介して軸支されている。
【0011】ここで、ワブルモータのロータ3の外径は
ステータ1の内径よりも小さく、また、ロータ3の軸穴
5はアクチュエータ出力ロッド7の軸径よりも大きく設
定されている。なお、アクチュエータ出力ロッド7は軸
受8に対して、例えば軸上に回り止めキー7aを設けて
回転を拘束し、軸方向(矢印)にのみスライド可能に軸
支されている。
ステータ1の内径よりも小さく、また、ロータ3の軸穴
5はアクチュエータ出力ロッド7の軸径よりも大きく設
定されている。なお、アクチュエータ出力ロッド7は軸
受8に対して、例えば軸上に回り止めキー7aを設けて
回転を拘束し、軸方向(矢印)にのみスライド可能に軸
支されている。
【0012】また、図2はワブルモータの駆動制御回路
であり、ワブルモータのステータ1の内周面に配した各
駆動電極2に対し、図示のようにスイッチング回路1
0,発振器11,直流電源12を接続して駆動制御回路
を構成している。なお、ワブルモータの回転動作につい
ては既によく知られており、ここでは省略する。次に、
前記構成になる直動型アクチュエータの動作を図3で説
明する。すなわち、ステータの各駆動電極2に対し、図
2に示した駆動制御回路より順番(時計回り方向)に電
圧を印加すると、ステータとロータとの間に働く静電吸
引力(法線方向の力)が周方向へ順に移動し、これによ
りロータ3は図3(a)〜(c)で表すように駆動電極
2の配列に沿って矢印P方向に転動(公転)しながら、
ロータ自身は矢印Qの方向に自転することになる。ま
た、前記したロータ3の回転運動に伴い、同時にロータ
3の軸穴5に形成した雌ねじ6と、該軸穴に嵌挿したア
クチュエータ出力ロッド7の雄ねじ9との噛み合い点が
(a)〜(c)図のA,B,Cで表すように順に推移
し、これにより、ねじ運動の原理で回転運動が直線運動
に変換されてアクチュエータ出力ロッド7がストローク
動作する。なお、アクチュエータ出力ロッド7の移動ス
トローク量は、雄ねじ9の長さを長くすることにより大
きくできる。また、前記駆動電極2に電圧を印加する順
序を逆にすれば、ロータ3の回転方向が反転するので、
アクチュエータ出力ロッド7の移動方向も逆になる。し
たがって、駆動電極2への電圧印加の順序をロッド7の
ストローク動作に合わせて正逆交互に切換えるように制
御すれば、アクチュエータは往復動作する。
であり、ワブルモータのステータ1の内周面に配した各
駆動電極2に対し、図示のようにスイッチング回路1
0,発振器11,直流電源12を接続して駆動制御回路
を構成している。なお、ワブルモータの回転動作につい
ては既によく知られており、ここでは省略する。次に、
前記構成になる直動型アクチュエータの動作を図3で説
明する。すなわち、ステータの各駆動電極2に対し、図
2に示した駆動制御回路より順番(時計回り方向)に電
圧を印加すると、ステータとロータとの間に働く静電吸
引力(法線方向の力)が周方向へ順に移動し、これによ
りロータ3は図3(a)〜(c)で表すように駆動電極
2の配列に沿って矢印P方向に転動(公転)しながら、
ロータ自身は矢印Qの方向に自転することになる。ま
た、前記したロータ3の回転運動に伴い、同時にロータ
3の軸穴5に形成した雌ねじ6と、該軸穴に嵌挿したア
クチュエータ出力ロッド7の雄ねじ9との噛み合い点が
(a)〜(c)図のA,B,Cで表すように順に推移
し、これにより、ねじ運動の原理で回転運動が直線運動
に変換されてアクチュエータ出力ロッド7がストローク
動作する。なお、アクチュエータ出力ロッド7の移動ス
トローク量は、雄ねじ9の長さを長くすることにより大
きくできる。また、前記駆動電極2に電圧を印加する順
序を逆にすれば、ロータ3の回転方向が反転するので、
アクチュエータ出力ロッド7の移動方向も逆になる。し
たがって、駆動電極2への電圧印加の順序をロッド7の
ストローク動作に合わせて正逆交互に切換えるように制
御すれば、アクチュエータは往復動作する。
【0013】次に前記アクチュエータのトルク特性につ
いて述べる。まず、一般にねじは斜面を円筒に投影した
ものと考えられ、ねじを回すのに必要なトルクをT,ね
じの直径をd,ねじピッチをp,ねじ部の摩擦係数をμ
とすると、ねじの直線運動方向の力Qは、 Q=2(πd−μp)/(d(p+μπd))T=K2 T ───(3) で与えられる。したがって、図1のようにワブルモータ
のロータ3とアクチュエータ出力ロッド7とを雌ねじ
6,雄ねじ9のワブル式ねじ機構を介して結合すること
により、ワブルモータのロータの発生トルクT1 は、前
記(2),(3)式より、 Q=K2 /K1 T1 =K3 T1 ────────────────(4) となる。つまり、図1の構成でワブルモータの発生トル
クT1 はK3 倍に増幅されてアクチュエータ出力ロッド
7を直線運動方向に駆動する。
いて述べる。まず、一般にねじは斜面を円筒に投影した
ものと考えられ、ねじを回すのに必要なトルクをT,ね
じの直径をd,ねじピッチをp,ねじ部の摩擦係数をμ
とすると、ねじの直線運動方向の力Qは、 Q=2(πd−μp)/(d(p+μπd))T=K2 T ───(3) で与えられる。したがって、図1のようにワブルモータ
のロータ3とアクチュエータ出力ロッド7とを雌ねじ
6,雄ねじ9のワブル式ねじ機構を介して結合すること
により、ワブルモータのロータの発生トルクT1 は、前
記(2),(3)式より、 Q=K2 /K1 T1 =K3 T1 ────────────────(4) となる。つまり、図1の構成でワブルモータの発生トル
クT1 はK3 倍に増幅されてアクチュエータ出力ロッド
7を直線運動方向に駆動する。
【0014】ここで具体的な数値例として、図1におけ
るステータ1の内径D1 =0.8mm,ロータ3の外径D2
=0.78mm,ロータ軸穴5の内径D3 =1.0mm,アク
チュエータ出力ロッド7のねじ部外径d=0.5mm、雌,
雄ねじ6,9のねじピッチp=0.1mm、ロッド7と軸受
8との間の動摩擦係数μ=0.2(鉄材にカーボンをコー
ティングする)として、これら値を前記(1)〜(4)
式に代入すると、K3≒580000が得られ、ワブル
モータの微小なトルクを大きな力に変換してアクチュエ
ータ出力として取り出せることが判る。ここで、微小な
マイクロモータとして作られたワブルモータの発生トル
クを約1×10-3(gf−cm)とすると、アクチュエ
ータ出力ロッド7の出力は約6gfに増幅され、これに
よりマイクロマシンに適用するアクチュエータとして実
用に供し得る大きな駆動力を得ることができる。
るステータ1の内径D1 =0.8mm,ロータ3の外径D2
=0.78mm,ロータ軸穴5の内径D3 =1.0mm,アク
チュエータ出力ロッド7のねじ部外径d=0.5mm、雌,
雄ねじ6,9のねじピッチp=0.1mm、ロッド7と軸受
8との間の動摩擦係数μ=0.2(鉄材にカーボンをコー
ティングする)として、これら値を前記(1)〜(4)
式に代入すると、K3≒580000が得られ、ワブル
モータの微小なトルクを大きな力に変換してアクチュエ
ータ出力として取り出せることが判る。ここで、微小な
マイクロモータとして作られたワブルモータの発生トル
クを約1×10-3(gf−cm)とすると、アクチュエ
ータ出力ロッド7の出力は約6gfに増幅され、これに
よりマイクロマシンに適用するアクチュエータとして実
用に供し得る大きな駆動力を得ることができる。
【0015】実施例2:図4は本発明の異なる実施例を
示すものであり、前記実施例1ではアクチュエータに組
み込まれたワブルモータとして静電型モータを採用した
のに対して、この実施例では電磁型モータを用いて構成
したものである。すなわち、この実施例においては、ス
テータ1の内周面上に周方向に並ぶ6極の薄膜コイル1
3がパターン形成されており、ロータ3の外周には4極
の薄膜磁石(永久磁石)14がパターン形成されてい
る。そして、ステータ側の薄膜コイル13は図2と同様
にスイッチング回路10,発振器11,電源12を組合
わせた駆動制御回路に接続して通電制御される。
示すものであり、前記実施例1ではアクチュエータに組
み込まれたワブルモータとして静電型モータを採用した
のに対して、この実施例では電磁型モータを用いて構成
したものである。すなわち、この実施例においては、ス
テータ1の内周面上に周方向に並ぶ6極の薄膜コイル1
3がパターン形成されており、ロータ3の外周には4極
の薄膜磁石(永久磁石)14がパターン形成されてい
る。そして、ステータ側の薄膜コイル13は図2と同様
にスイッチング回路10,発振器11,電源12を組合
わせた駆動制御回路に接続して通電制御される。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成によれ
ば、ワブルモータの特長を生かしつつ、その微小なトル
クを大きな力に増幅した上で、モータの回転運動を直線
運動に変換してアクチュエータ出力ロッドをストローク
動作させることができる。しかも回転運動を減速して直
線運動に変換するねじ機構をワブルモータに組み込んだ
構成により小形コンパクト化が図れる。
ば、ワブルモータの特長を生かしつつ、その微小なトル
クを大きな力に増幅した上で、モータの回転運動を直線
運動に変換してアクチュエータ出力ロッドをストローク
動作させることができる。しかも回転運動を減速して直
線運動に変換するねじ機構をワブルモータに組み込んだ
構成により小形コンパクト化が図れる。
【図1】ワブルモータに静電型モータを採用した本発明
の実施例によるアクチュエータの構成図であり、(a)
は断面側視図、(b)は(a)図におけるアクチュエー
タ出力ロッドの軸受部の断面図、(c)は(a)図にお
けるワブルモータの断面図
の実施例によるアクチュエータの構成図であり、(a)
は断面側視図、(b)は(a)図におけるアクチュエー
タ出力ロッドの軸受部の断面図、(c)は(a)図にお
けるワブルモータの断面図
【図2】図1におけるワブルモータの駆動制御回路図
【図3】図1の動作説明図であり、(a),(b),(c)
はワブルモータモータの回転動作の推移を表す図
はワブルモータモータの回転動作の推移を表す図
【図4】ワブルモータに電磁型モータを採用した本発明
実施例の構成図であり、(a)は正面図、(b)は
(a)図における薄膜コイルの平面図
実施例の構成図であり、(a)は正面図、(b)は
(a)図における薄膜コイルの平面図
1 ワブルモータのステータ 2 駆動電極 3 ロータ 4 誘電体層 5 軸穴 6 雌ねじ 7 アクチュエータ出力ロッド 8 スライド軸受 9 雄ねじ 13 薄膜コイル 14 薄膜磁石
Claims (3)
- 【請求項1】円筒形のステータ, および該ステータ内に
遊嵌配置したロータとを組合わせてロータをハーモニッ
クドライブするワブルモータと、該ワブルモータのロー
タに対しその軸中心に穿孔した軸穴の内周面に形成した
雌ネジと、前記軸穴よりも小径な軸でその外周面には前
記雌ネジと噛み合う雌ネジを形成し、かつワブルモータ
のロータ軸穴に嵌挿してステータと同心位置で軸方向へ
スライド可能に軸支したアクチュエータ出力ロッドとか
ら構成したワブルモータ応用の直動型アクチュエータ。 - 【請求項2】請求項1記載のアクチュエータにおいて、
ワブルモータが、ステータの内周面に周方向に分割した
駆動電極を形成し、ロータの外周面に誘電体層を形成し
た静電型モータであることを特徴とするワブルモータ応
用の直動型アクチュエータ。 - 【請求項3】請求項1記載のアクチュエータにおいて、
ワブルモータが、ステータの内周面に周方向に分割した
薄膜コイルを形成し、ロータの外周面に複数極の薄膜永
久磁石を形成した電磁型モータであることを特徴とする
ワブルモータ応用の直動型アクチュエータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25028192A JPH06105532A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | ワブルモータ応用の直動型アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25028192A JPH06105532A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | ワブルモータ応用の直動型アクチュエータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06105532A true JPH06105532A (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=17205569
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25028192A Pending JPH06105532A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | ワブルモータ応用の直動型アクチュエータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06105532A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6441536B2 (en) * | 2000-04-06 | 2002-08-27 | Siemens Aktiengesellschaft | Wobble motor |
| WO2013061357A1 (ja) * | 2011-10-24 | 2013-05-02 | 三菱電機株式会社 | ターボ用アクチュエータ |
-
1992
- 1992-09-21 JP JP25028192A patent/JPH06105532A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6441536B2 (en) * | 2000-04-06 | 2002-08-27 | Siemens Aktiengesellschaft | Wobble motor |
| WO2013061357A1 (ja) * | 2011-10-24 | 2013-05-02 | 三菱電機株式会社 | ターボ用アクチュエータ |
| CN103703224A (zh) * | 2011-10-24 | 2014-04-02 | 三菱电机株式会社 | 涡轮用致动器 |
| JPWO2013061357A1 (ja) * | 2011-10-24 | 2015-04-02 | 三菱電機株式会社 | ターボ用アクチュエータ |
| CN103703224B (zh) * | 2011-10-24 | 2016-01-20 | 三菱电机株式会社 | 涡轮用致动器 |
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