JPH06106231A - 純チタンまたはチタン合金製継目無管の製造方法 - Google Patents

純チタンまたはチタン合金製継目無管の製造方法

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JPH06106231A
JPH06106231A JP28048392A JP28048392A JPH06106231A JP H06106231 A JPH06106231 A JP H06106231A JP 28048392 A JP28048392 A JP 28048392A JP 28048392 A JP28048392 A JP 28048392A JP H06106231 A JPH06106231 A JP H06106231A
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JP
Japan
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transus
punching
titanium
temperature
less
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JP28048392A
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Inventor
Tadashi Dohara
忠志 堂原
Hiroshi Ueda
浩士 上田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大径厚肉の継目無チタン管を能率よく製造す
る。 【構成】 エルハルトプッシュベンチ押抜き法を用い
る。穿孔温度をβトランザス以上、βトランザス+20
0℃以下とする。数回以上の押抜きのうち、少なくとも
後段の3回の押抜きでは、加熱温度をβトランザス−1
00℃以上、βトランザス以下とし、加工度を減面率で
20%以上とする。他の前段の押抜きでは、加熱温度を
βトランザス以上、βトランザス+100℃以下とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、純チタンまたはチタン
合金(以下特にことわりのない限りチタンと総称する)
からなる継目無管をエルハルトプッシュベンチ押抜き法
により製造するチタン製継目無管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】チタン製の継目無管は、従来は航空機用
材料、耐海水用材料等の比較的限られた用途に用いられ
ていたが、最近ではユーザの高品質化の要望に伴い、油
井用耐食機器、油井管等へとその用途を広げつつある。
【0003】油井管等に用いられる比較的大径の継目無
チタン管を高能率に経済性よく製造するために、マンネ
スマンプラグミル製管法を用いた方法は、特開昭62−
167593号、同62−162566号、同62−1
99556号、同63−23317号、同63−312
79号および特開平2−34752号公報等に提示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マンネ
スマンプラグミル製管法で製造できる継目無管の最大外
径は、400mm程度である。そのため、これを超える
大径で厚肉の継目無管を製造するためには、例えばエル
ハルトプッシュベンチ押抜き製管法が必要となる。
【0005】しかし、エルハルトプッシュベンチ法は、
マンネスマンプラグミル法と異なり、再加熱を伴う複数
回、通常数回以上の繰り返し加工を必要とする。即ち、
マンネスマンプラグミル法は、基本的には1回の加熱で
加工を終えてしまうのに対し、エルハルトプッシュベン
チ法では、極厚のコップ状素材を用い、また、1回の押
抜き加工での加工度が制限される関係から、押抜き加工
が繰り返され、且つ、各加工に加熱が必要とされる。
【0006】チタンは、前記各公報でも指摘されている
ように、加熱が組織悪化の原因となる。また、スケール
の発生による潤滑不足が問題になる。マンネスマンプラ
グミル製管法では、その加熱が1回に限られるため、対
策を講じやすい。しかし、エルハルトプッシュベンチ押
抜き法では、1回の製管で通常数回以上の加熱が行われ
るため、工業的に満足の行く製管は不可能と考えられ
る。
【0007】即ち、チタンに対する加熱も、その加熱温
度をα+β相からβ相への変態点であるβトランザス以
下に制限すれば、加熱による結晶粒の粗大化が抑えられ
るとされているが、そのような加熱では加工度も制限さ
れ、本来なら数回程度の加工も10回前後繰り返されな
ければならず、能率面で著しい不利を招く。また、βト
ランザス以下の加熱といえども、10回前後も繰り返さ
れると、品質面への悪影響が懸念される。
【0008】一方、βトランザスを超える加熱が繰り返
されると、たとえそれが数回でも結晶粒の著しい粗大化
を招き、強度、伸びといった基本的な機械的性質が満足
されなくなる。
【0009】本発明の目的は、品質満足な大径厚肉の継
目無チタン管を、加工繰り返し回数を可及的に抑えて能
率よく製造できるチタン製継目無管の製造方法を提供す
ることにある。
【0010】大径厚肉の継目無チタン管を工業的に製造
するためには、例えばエルハルトプッシュベンチ押抜き
製管法が不可欠と考えられる。本発明者らは、エルハル
トプッシュベンチ押抜き製管法で継目無チタン管を製造
する場合の前記問題を解決することを目的として、種々
の実機製管実験を行ったところ、複数回の押抜きのうち
の特に後段の押抜きが重要であり、その加熱温度をβト
ランザス以下に制限した上で、加熱に続く加工を比較的
大きな加工度で行うことが、前記問題の解決に有効なこ
とを知見した。
【0011】即ち、後段の押抜きでのみ加熱温度をβト
ランザス以下に制限し、且つ、比較的加工度の大きい加
工を行えば、前段の押抜きで加熱温度を上げることがで
きて、大きな加工度を確保でき、これによって品質満足
な大径厚肉の継目無チタン管が、比較的少ない加工繰り
返し回数で能率よく製造されるのである。
【0012】本発明のチタン製継目無管の製造方法は、
上記知見に基づくもので純チタンまたはチタン合金から
なる継目無管をエルハルトプッシュベンチ法により製造
する方法であって、純チタンまたはチタン合金からなる
ビレットをそのβトランザス以上、βトランザス+20
0℃以下の温度に加熱してエルハルト穿孔により押抜き
用素材とし、該押抜き用素材をエルハルトプッシュベン
チ法にて3回以上押抜くにあたり、少なくとも後段の3
回の押抜きでは、素材をβトランザス−100℃以上、
βトランザス以下の温度に加熱して減面率20%以上の
押抜きを行い、他の前段での押抜きでは、素材をβトラ
ンザス以上、βトランザス+100℃以下の温度に加熱
して押抜きを行うことを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明のチタン製継目無管の製造方法において
は、1回のエルハルト穿孔と、3回以上の加熱押抜き加
工が前提となり、通常は加熱押抜き加工が5回以上であ
る。加熱押抜き加工が3回の場合は、これを後段と見做
す。4回以上の場合は、最終の加熱加工からその前々回
までの3回もしくはこれ以上を後段と見做し、他を前段
とする。通常は後段の加熱加工回数を3回とし、特にこ
れ以上繰り返す必要はない。
【0014】本発明の製造方法におけるヒートパターン
を一般化して図1に示す。Ho は穿孔加熱温度、Pは穿
孔加工、Hl 〜Hn はl〜n回目の押抜き加熱温度、R
l 〜Rn はl〜n回目の押抜き加工度である。
【0015】エルハルト穿孔における加熱温度Ho は、
穿孔を容易ならしめるために高温とすることが望まれ
る。しかし、チタンは高温、特にβ単相で酸素吸収速度
が温度共に上昇するので、極端に高くすることはできな
い。本発明の製造方法では熱間加工性とガス吸収の両面
からβトランザス以上、βトランザス+200℃の温度
範囲とした。
【0016】前段の押抜き加工における加熱温度
(H1 ,H2 ・・・)は、加工度(R1 ,R2 …)の確
保のためにβトランザス以上とする。ただし、極端な高
温加熱は、ガス吸収および結晶粒の粗大化を促進する。
そのため、上限をβトランザス+100℃とする。この
温度範囲では、加工度(R1 ,R2 ・・・)は通常、減
面率で最大50%まで確保できる。
【0017】後段の押抜き加工における加熱温度(・・
・Hn-1 ,Hn )は、結晶粒の成長を抑え、強度、延性
等の基本的な機械的性を確保するために、βトランザス
以下とする。ただし、極端に加熱温度を下げると加工性
が悪化し、後述する減面率20%以上を確保できなくな
る。そのため、βトランザス−100°以下を下限とす
る。
【0018】加工度(・・・Rn-1 ,Rn )について
は、加熱温度がβトランザス−100℃以上、βトラン
ザス以下の場合、通常は加工性の点から減面率が20%
未満に制限される。しかし、減面率を制限した押抜きで
は、前段の押抜きで粗大化した結晶粒がそのまま残り、
強度、延性等の基本的な機械的性質が確保されない。そ
こで、減面率を20%以上とする。これにより、前段で
粗大化した結晶粒が細粒化され、前段で高温かつ大加工
度の押抜きが行われても、最終的には良好な機械的性質
が確保される。加工度の上限は通常はプレス能力等によ
り決まるので特に規定しないが、この加工は本質的に非
常に厳しいものであるので、疵防止、外径細りの防止等
の点から、通常は30%以下、望ましくは25%以下に
制限するのがよい。
【0019】そして、この低温加工は、最低3回を必要
とする。3回未満では、良好な強度、延性等が確保され
ない。上限は特に規定しないが、この低温加工は加工度
が大きいといえどもβトランザス以上の加工に比べると
加工度が小さいので、必要以上の繰り返しはトータル加
工回数の増大等を招く。従って、3〜4回が望ましく、
通常は3回で充分である。
【0020】なお、チタン合金としては、Ti−5Al
−2.5Sn,Ti−8Al−1Mo−1V,Ti−6A
l−4V,Ti−13V−11Cr−3Al等があげら
れる。
【実施例】次に、実施例によって本発明を更に具体的に
説明する。
【0021】成分組成を表1に示すAMS4930規格
のTi−6Al−4V管をエルハルトプッシュベンチ押
抜き法により製造した。この合金のβトランザスは97
5℃である。押抜き用素材であるカップ状素管の外径は
905mm、肉厚は175mmであり、製品管の外径は
650mm、肉厚は40mmである。即ち、トータル減
面率は81%である。ヒートパターンおよび各押抜きで
の加工度を表2および表3に示す。製造された管の機械
的性質および疵を調査した結果を表4に示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】
【表4】
【0026】No. 1 は、各押抜きでの加熱温度をβトラ
ンザス以上とし、減面率を30%以上としたものであ
る。熱間加工性の良好な温度域での加工のため疵の発生
がなく、加工回数も4回と少ないが、機械的性質が劣悪
である。
【0027】No. 2は、各押抜きでの加熱温度をβトラ
ンザス以下とし、減面率20%未満としたものである。
減面率を低く抑えたため疵の発生がなく、機械的性質も
良好であるが、加工回数は10回を必要とした。
【0028】No. 3は本発明例であり、加工回数を5回
とし、前段の2回の押抜きでは、加熱温度をβトランザ
ス以上として30%以上の減面率を確保し、後段の3回
の押抜きでは加熱温度をβトランザス以下に抑え、減面
率は20%以上を確保した。No. 1に比して加工回数は
1回増加したが、製品品質は、10回の加工を要したN
o. 2と変わらない。即ち、少ない加工回数で高品質の
管が製造された。
【0029】また、加工回数が5回で各回の減面率がN
o. 3と同じであっても、前段の2回の押抜きでの加熱
温度がβトランザス未満では、疵が残る(No. 4)。後
段の3回の押抜きでの減面率が20%未満になると、主
に伸びが悪化し(No. 5)、加熱温度がβトランザスを
超えても主に伸びが低下する(No. 6)。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のチタン製継目無管の製造方法は、マンネスマンプラグ
ミル製管では製造できない大径厚肉の管を、高品質を維
持しつつ能率よく製造することができ、その工業的価値
は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法のヒートパターン図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 純チタンまたはチタン合金からなる継目
    無管をエルハルトプッシュベンチ法により製造する方法
    であって、 純チタンまたはチタン合金からなるビレットをそのβト
    ランザス以上、βトランザス+200℃以下の温度に加
    熱してエルハルト穿孔法により押抜き用素材とし、 該押抜き用素材をエルハルトプッシュベンチ法にて3回
    以上押抜くにあたり、少なくとも後段の3回の押抜きで
    は、素材をβトランザス−100℃以上、βトランザス
    以下の温度に加熱して減面率20%以上の押抜きを行
    い、他の前段での押抜きでは、素材をβトランザス以
    上、βトランザス+100℃以下の温度に加熱して押抜
    きを行うことを特徴とする純チタンまたはチタン合金製
    継目無管の製造方法。
JP28048392A 1992-09-24 1992-09-24 純チタンまたはチタン合金製継目無管の製造方法 Pending JPH06106231A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102489952A (zh) * 2011-12-04 2012-06-13 西北有色金属研究院 一种钛合金厚壁耐压筒体的制造方法
CN103909111A (zh) * 2014-03-27 2014-07-09 攀钢集团成都钢钒有限公司 一种钛合金无缝管及其生产方法

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