JPH0610625A - 弁開閉時期制御装置 - Google Patents
弁開閉時期制御装置Info
- Publication number
- JPH0610625A JPH0610625A JP4168699A JP16869992A JPH0610625A JP H0610625 A JPH0610625 A JP H0610625A JP 4168699 A JP4168699 A JP 4168699A JP 16869992 A JP16869992 A JP 16869992A JP H0610625 A JPH0610625 A JP H0610625A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input pulley
- case
- cup
- closing timing
- valve opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 エンジンの弁開閉時期制御装置の弁開閉時期
の応答性向上を図る。 【構成】 入力プーリ16とカムシャフト13と一体に
結合されるケース36とをヘリカルスプライン32、3
4、35、37を介して円筒状ピストン33で連結し、
ケース36をカップ状としてその外周に隙間48をもっ
てカップ状のカバー49を係合させる。この隙間48に
は粘性流体を封入するが、その際に、入力プーリ16と
ケース36との間に配設した第1シールリング55と、
入力プーリ16とカバー49との間に配設した第2シー
ルリング56によって、その漏れ防止を行う。
の応答性向上を図る。 【構成】 入力プーリ16とカムシャフト13と一体に
結合されるケース36とをヘリカルスプライン32、3
4、35、37を介して円筒状ピストン33で連結し、
ケース36をカップ状としてその外周に隙間48をもっ
てカップ状のカバー49を係合させる。この隙間48に
は粘性流体を封入するが、その際に、入力プーリ16と
ケース36との間に配設した第1シールリング55と、
入力プーリ16とカバー49との間に配設した第2シー
ルリング56によって、その漏れ防止を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、極低温冷凍機に関する
ものであり、例えばギフォードマクマホンサイクル式冷
凍機に適用できる。
ものであり、例えばギフォードマクマホンサイクル式冷
凍機に適用できる。
【0002】
【従来の技術】本発明に係わる従来技術として、例えば
特開平2−241914号公報に開示された「弁開閉時
期制御装置」がある。この従来技術を図3に基づいて説
明すると、カムシャフト71には図示しないカムが配設
されると共に、カムシャフト71の端部の外周面上には
入力プーリ72が相対回転可能に支承されている。入力
プーリ72のボス部73の外周面と円筒状ピストン74
の内周面には噛合しあうヘリカルスプラインがそれぞれ
形成され、互いに相対回転可能に係合しあっている。ま
た、円筒状ピストン74の外周面とダンパーケース75
の内周面には噛合しあうヘリカルスプラインがそれぞれ
形成され、互いに相対回転可能に係合しあっている。
特開平2−241914号公報に開示された「弁開閉時
期制御装置」がある。この従来技術を図3に基づいて説
明すると、カムシャフト71には図示しないカムが配設
されると共に、カムシャフト71の端部の外周面上には
入力プーリ72が相対回転可能に支承されている。入力
プーリ72のボス部73の外周面と円筒状ピストン74
の内周面には噛合しあうヘリカルスプラインがそれぞれ
形成され、互いに相対回転可能に係合しあっている。ま
た、円筒状ピストン74の外周面とダンパーケース75
の内周面には噛合しあうヘリカルスプラインがそれぞれ
形成され、互いに相対回転可能に係合しあっている。
【0003】円筒状ピストン74の図示左面側にはダン
パーケース75に囲まれて圧力室76が形成され、円筒
状ピストン74の図示右面に形成された凹部77と入力
プーリ72との間にはスプリング78が張設されてい
る。この圧力室76はカムシャフト71内に形成された
油路79を介して図示しない油圧制御弁と連通してお
り、圧力室76への油圧供給,排出を可能にしている。
パーケース75に囲まれて圧力室76が形成され、円筒
状ピストン74の図示右面に形成された凹部77と入力
プーリ72との間にはスプリング78が張設されてい
る。この圧力室76はカムシャフト71内に形成された
油路79を介して図示しない油圧制御弁と連通してお
り、圧力室76への油圧供給,排出を可能にしている。
【0004】ダンパーケース15にはその径方向に延在
するフランジ80が形成され、入力プーリ72とフラン
ジ80との間には隙間をもって係合するラビリンス部8
1が形成されている。このラビリンス部81を覆うよう
にカバー82がその外周部において入力プーリ72にシ
ールリング83を介して固設され、その内周部はX字形
シールリング84を介してダンパーケース75と摺動可
能に係合している。これらのシールリング83,X字形
シールリング84と共に、入力プーリ72とダンパーケ
ース75との間にはX字形シールリング85が配設さ
れ、ラビリンス部81に封入する粘性流体の外部漏れを
防止している。
するフランジ80が形成され、入力プーリ72とフラン
ジ80との間には隙間をもって係合するラビリンス部8
1が形成されている。このラビリンス部81を覆うよう
にカバー82がその外周部において入力プーリ72にシ
ールリング83を介して固設され、その内周部はX字形
シールリング84を介してダンパーケース75と摺動可
能に係合している。これらのシールリング83,X字形
シールリング84と共に、入力プーリ72とダンパーケ
ース75との間にはX字形シールリング85が配設さ
れ、ラビリンス部81に封入する粘性流体の外部漏れを
防止している。
【0005】以上のような構成を有する従来技術の弁開
閉時期制御装置では、圧力室76に油圧を供給すること
でカムシャフト71の回転により開閉駆動される弁の開
閉時期が進角し、圧力室76に供給した油圧を排出する
ことで弁の開閉時期が元に戻る。また、弁に配設された
スプリングによってカムシャフト71は変動トルクを受
けるが、ラビリンス部81のダンパー効果によってこの
変動トルクが吸収される。
閉時期制御装置では、圧力室76に油圧を供給すること
でカムシャフト71の回転により開閉駆動される弁の開
閉時期が進角し、圧力室76に供給した油圧を排出する
ことで弁の開閉時期が元に戻る。また、弁に配設された
スプリングによってカムシャフト71は変動トルクを受
けるが、ラビリンス部81のダンパー効果によってこの
変動トルクが吸収される。
【0006】ところで、圧力室76への油圧供給時およ
び圧力室76からの油圧排出時には、円筒状ピストン7
4が図示水平方向に移動すると共に、各ヘリカルスプラ
インの作用によって入力プーリ72と円筒状ピストン7
4との間および円筒状ピストン74とダンパーケース7
5との間で相対回転が発生する。従って、入力プーリ7
2および入力プーリ72に固設されたカバー82とダン
パーケース75との間にも相対回転が発生し、X字形シ
ールリング84,85はダンパーケース75の外周上を
摺動する。この結果、2つのX字形シールリング84,
85が発生する摺動抵抗によって入力プーリ72および
入力プーリ72に固設されたカバー82とダンパーケー
ス75との間の相対回転速度が低下し、弁開閉時期の切
り換え速度の応答性が低下するといった不具合を有して
いる。
び圧力室76からの油圧排出時には、円筒状ピストン7
4が図示水平方向に移動すると共に、各ヘリカルスプラ
インの作用によって入力プーリ72と円筒状ピストン7
4との間および円筒状ピストン74とダンパーケース7
5との間で相対回転が発生する。従って、入力プーリ7
2および入力プーリ72に固設されたカバー82とダン
パーケース75との間にも相対回転が発生し、X字形シ
ールリング84,85はダンパーケース75の外周上を
摺動する。この結果、2つのX字形シールリング84,
85が発生する摺動抵抗によって入力プーリ72および
入力プーリ72に固設されたカバー82とダンパーケー
ス75との間の相対回転速度が低下し、弁開閉時期の切
り換え速度の応答性が低下するといった不具合を有して
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明では弁
開閉時期制御装置の弁開閉時期の応答性向上を、その技
術的課題とする。
開閉時期制御装置の弁開閉時期の応答性向上を、その技
術的課題とする。
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した本発明の技術的
課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、入
力プーリと、入力プーリと相対回転可能に係合する円筒
状ピストンと、円筒状ピストンと相対回転可能に係合す
るカップ状ケースと、ケースと一体的に結合されるカム
シャフトと、カップ状ケースの外周上に隙間をもって係
合し、入力プーリと一体的に結合されるカップ状カバー
と、隙間に封入される粘性流体と、入力プーリとカップ
状ケースとの間に配設される第1シール手段と、入力プ
ーリとカップ状カバーとの間に配設される第2シール手
段とから弁開閉時期制御装置を構成し、粘性流体は第
1,第2シール手段によって隙間内に封止されているよ
うにしたことである。
課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、入
力プーリと、入力プーリと相対回転可能に係合する円筒
状ピストンと、円筒状ピストンと相対回転可能に係合す
るカップ状ケースと、ケースと一体的に結合されるカム
シャフトと、カップ状ケースの外周上に隙間をもって係
合し、入力プーリと一体的に結合されるカップ状カバー
と、隙間に封入される粘性流体と、入力プーリとカップ
状ケースとの間に配設される第1シール手段と、入力プ
ーリとカップ状カバーとの間に配設される第2シール手
段とから弁開閉時期制御装置を構成し、粘性流体は第
1,第2シール手段によって隙間内に封止されているよ
うにしたことである。
【0010】
【作用】上述した本発明の技術的手段によれば、カップ
状ケースとカップ状カバーとの間に形成された隙間に封
入される粘性流体は、第1,第2シール手段によって隙
間内に封止される。
状ケースとカップ状カバーとの間に形成された隙間に封
入される粘性流体は、第1,第2シール手段によって隙
間内に封止される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の技術的手段を具体化した実施
例について添付図面に基づいて説明する。
例について添付図面に基づいて説明する。
【0012】図1において、エンジン11は駆動力を出
力するクランクシャフト12および図示しない吸排気弁
を開閉するカム(図2に図示)を駆動するカムシャフト
13を有している。本実施例ではDOHC(Doubl
e Over Head Cam shaft)タイプ
であるため、カムシャフト13が2本あり、それぞれク
ランクシャフト12によってベルト14およびプーリ1
5,16,17を介して同時に駆動される。そして、ク
ランクシャフト12の回転位置およびカムシャフト13
の回転位置(2本のカムシャフトのうち、いずれか片
方)は、それぞれ第1,第2センサ18,19によって
常時検出され、その検出信号はECU(Electro
nic Control Unit)20に入力されて
いる。また、図示しないスロットルの開度信号やエンジ
ン11の水温信号等もECU20に入力されている。E
CU20はこれらの信号を受けて、油圧制御弁21に制
御電流を出力する。
力するクランクシャフト12および図示しない吸排気弁
を開閉するカム(図2に図示)を駆動するカムシャフト
13を有している。本実施例ではDOHC(Doubl
e Over Head Cam shaft)タイプ
であるため、カムシャフト13が2本あり、それぞれク
ランクシャフト12によってベルト14およびプーリ1
5,16,17を介して同時に駆動される。そして、ク
ランクシャフト12の回転位置およびカムシャフト13
の回転位置(2本のカムシャフトのうち、いずれか片
方)は、それぞれ第1,第2センサ18,19によって
常時検出され、その検出信号はECU(Electro
nic Control Unit)20に入力されて
いる。また、図示しないスロットルの開度信号やエンジ
ン11の水温信号等もECU20に入力されている。E
CU20はこれらの信号を受けて、油圧制御弁21に制
御電流を出力する。
【0013】油圧制御弁21は後述する位相変化手段2
2への油圧供給,排出を制御するもので、位相変化が必
要な時には油圧制御弁21が油圧ポンプ23と位相変化
手段22とを連通して、位相変化手段22に油圧を供給
し、位相変化が不要な時には油圧制御弁21が位相変化
手段22とドレン24とを連通して、位相変化手段22
から油圧を排出する。
2への油圧供給,排出を制御するもので、位相変化が必
要な時には油圧制御弁21が油圧ポンプ23と位相変化
手段22とを連通して、位相変化手段22に油圧を供給
し、位相変化が不要な時には油圧制御弁21が位相変化
手段22とドレン24とを連通して、位相変化手段22
から油圧を排出する。
【0014】図2に示すように、第2センサ19が係合
するカムシャフト13には、複数(図2では1つのみ図
示)のカム25が配設されると共に、その端部にはカム
シャフト13の回転位相を変化させる位相変化手段22
が配設されている。
するカムシャフト13には、複数(図2では1つのみ図
示)のカム25が配設されると共に、その端部にはカム
シャフト13の回転位相を変化させる位相変化手段22
が配設されている。
【0015】カムシャフト13の端部において、その外
周面上には入力プーリ16が相対回転可能に支承され、
そのボス部31外周面上には第1ヘリカルスプライン3
2が形成されている。円筒状に形成されたピストン33
の内外周面上には第2,第3ヘリカルスプライン34,
35が形成され、第2ヘリカルスプライン34は第1ヘ
リカルスプライン32と噛合する。更に、カップ状に形
成されたケース36は、その内周面上に第4ヘリカルス
プライン37が形成されて第3ヘリカルスプライン35
と噛合し、ケース36の中心部はボルト38,ピン39
によってカムシャフト13に一体的に結合されている。
従って、入力プーリ16とピストン33とが相対回転可
能に係合し、ピストン33とケース36とも相対回転可
能に係合する。
周面上には入力プーリ16が相対回転可能に支承され、
そのボス部31外周面上には第1ヘリカルスプライン3
2が形成されている。円筒状に形成されたピストン33
の内外周面上には第2,第3ヘリカルスプライン34,
35が形成され、第2ヘリカルスプライン34は第1ヘ
リカルスプライン32と噛合する。更に、カップ状に形
成されたケース36は、その内周面上に第4ヘリカルス
プライン37が形成されて第3ヘリカルスプライン35
と噛合し、ケース36の中心部はボルト38,ピン39
によってカムシャフト13に一体的に結合されている。
従って、入力プーリ16とピストン33とが相対回転可
能に係合し、ピストン33とケース36とも相対回転可
能に係合する。
【0016】ピストン33は、入力プーリ16のボス部
31外周上とケース36の内周面上とによって囲まれた
空間内で、第1,第2,第3,第4ヘリカルスプライン
32,34,35,37間の噛合に従って図示左右方向
へと往復動するものだが、ピストン33の図示左面には
圧力室40が形成され、その図示右面に形成された凹部
41と入力プーリ16との間にはスプリング42が張設
される。圧力室40はカムシャフト13内に形成された
油圧通路43およびエンジン11本体に形成された油圧
通路44を介して油圧制御弁21と連通している。ま
た、スプリング42が張設されている空間45は入力プ
ーリ16に形成された排出路46およびエンジン11本
体に形成された排出路47を介してドレン24と連通し
ている。
31外周上とケース36の内周面上とによって囲まれた
空間内で、第1,第2,第3,第4ヘリカルスプライン
32,34,35,37間の噛合に従って図示左右方向
へと往復動するものだが、ピストン33の図示左面には
圧力室40が形成され、その図示右面に形成された凹部
41と入力プーリ16との間にはスプリング42が張設
される。圧力室40はカムシャフト13内に形成された
油圧通路43およびエンジン11本体に形成された油圧
通路44を介して油圧制御弁21と連通している。ま
た、スプリング42が張設されている空間45は入力プ
ーリ16に形成された排出路46およびエンジン11本
体に形成された排出路47を介してドレン24と連通し
ている。
【0017】カップ状のケース36の外周上には隙間4
8をもってカップ状のカバー49が相対回転可能に係合
しており、この隙間48内には粘性流体が適量封入さ
れ、ダンパー53が構成される。また、ケース36の外
周部には軸方向に溝54が適宜数形成されている。カバ
ー49はスクリュー50によって入力プーリ16と一体
的に結合され、その中央には粘性流体供給用の孔51が
形成されているが、粘性流体封入後にはゴムカバー52
によって封止される。そして、入力プーリ16とケース
36との間にはX字形の第1シールリング(第1シール
手段)55が配設されると共に、入力プーリ16とカバ
ー49との間にはX字形の第2シールリング(第2シー
ル手段)56が配設されて、ゴムカバー52と共に粘性
流体の外部への漏れを防止している。
8をもってカップ状のカバー49が相対回転可能に係合
しており、この隙間48内には粘性流体が適量封入さ
れ、ダンパー53が構成される。また、ケース36の外
周部には軸方向に溝54が適宜数形成されている。カバ
ー49はスクリュー50によって入力プーリ16と一体
的に結合され、その中央には粘性流体供給用の孔51が
形成されているが、粘性流体封入後にはゴムカバー52
によって封止される。そして、入力プーリ16とケース
36との間にはX字形の第1シールリング(第1シール
手段)55が配設されると共に、入力プーリ16とカバ
ー49との間にはX字形の第2シールリング(第2シー
ル手段)56が配設されて、ゴムカバー52と共に粘性
流体の外部への漏れを防止している。
【0018】以上の構成を有する弁開閉時期制御装置の
作動について説明する。
作動について説明する。
【0019】エンジン11の始動に伴ってクランクシャ
フト12が回転し、ベルト14を介して入力プーリ1
6,17が回転駆動される。入力プーリ16と係合する
カムシャフト13にはエンジン11の図示しない吸気弁
が係合し、入力プーリ17と係合するカムシャフト13
には図示しない排気弁が係合して、それぞれ開閉駆動さ
れる。この結果、エンジン11の図示しない各気筒には
空気および燃料が供給されると共に排気ガスが排出され
る。
フト12が回転し、ベルト14を介して入力プーリ1
6,17が回転駆動される。入力プーリ16と係合する
カムシャフト13にはエンジン11の図示しない吸気弁
が係合し、入力プーリ17と係合するカムシャフト13
には図示しない排気弁が係合して、それぞれ開閉駆動さ
れる。この結果、エンジン11の図示しない各気筒には
空気および燃料が供給されると共に排気ガスが排出され
る。
【0020】入力プーリ16とカムシャフト13との回
転位相は通常ある一定位相に保持されており、その決め
られた位相に従って吸気弁が開閉駆動される。ところ
で、エンジン11は低速回転域から高速回転域まで幅広
い回転域をもっており、吸排気弁の開閉時期には各回転
域に応じて最適な時期が存在する。そこで、弁開閉時期
制御装置を用いて吸排気弁の開閉時期をエンジン11の
回転域に応じて変化させることができる。
転位相は通常ある一定位相に保持されており、その決め
られた位相に従って吸気弁が開閉駆動される。ところ
で、エンジン11は低速回転域から高速回転域まで幅広
い回転域をもっており、吸排気弁の開閉時期には各回転
域に応じて最適な時期が存在する。そこで、弁開閉時期
制御装置を用いて吸排気弁の開閉時期をエンジン11の
回転域に応じて変化させることができる。
【0021】即ち、ECU20には第1センサ18の出
力信号が入力されることで、エンジン11の回転数情報
が入力されており、エンジン11のある回転域(例えば
アイドルおよび高速回転域)では、圧力室40に油圧を
供給しないように、ECU20が油圧制御弁21を制御
する。つまり、油圧制御弁21は圧力室40とドレン2
4とを連通させ、圧力室40と油圧ポンプ23とを連通
させない。従って、位相変化手段22は図2に示す状態
であり、円筒状ピストン33はスプリング42によって
図示左方へと付勢され、圧力室40内の容積は最小状態
となる。このとき、ベルト14によって入力される入力
プーリ16の回転トルクは、入力プーリ16〜第1,第
2ヘリカルスプライン32,34〜円筒状ピストン33
〜第3,第4ヘリカルスプライン35,37〜ケース3
6〜カムシャフト13と伝達されて、カムシャフト13
およびカム25が回転し弁が開閉駆動される。
力信号が入力されることで、エンジン11の回転数情報
が入力されており、エンジン11のある回転域(例えば
アイドルおよび高速回転域)では、圧力室40に油圧を
供給しないように、ECU20が油圧制御弁21を制御
する。つまり、油圧制御弁21は圧力室40とドレン2
4とを連通させ、圧力室40と油圧ポンプ23とを連通
させない。従って、位相変化手段22は図2に示す状態
であり、円筒状ピストン33はスプリング42によって
図示左方へと付勢され、圧力室40内の容積は最小状態
となる。このとき、ベルト14によって入力される入力
プーリ16の回転トルクは、入力プーリ16〜第1,第
2ヘリカルスプライン32,34〜円筒状ピストン33
〜第3,第4ヘリカルスプライン35,37〜ケース3
6〜カムシャフト13と伝達されて、カムシャフト13
およびカム25が回転し弁が開閉駆動される。
【0022】そして、エンジン11の回転域が変化し、
エンジン11の他のある回転域(例えば低速および中速
回転域)になると、ECU20は油圧制御弁21を制御
して、圧力室40と油圧ポンプ23とを連通させる。こ
の結果、圧力室40には油圧が供給され、円筒状ピスト
ン33はスプリング42の付勢力に抗して図示右方へと
移動する。従って、圧力室40の容積は最大となる。こ
のとき、第1,第2ヘリカルスプライン32,34の作
用によって、入力プーリ16と円筒状ピストン33との
間に相対回転が生じると共に、第3,第4ヘリカルスプ
ライン35,37の作用によって、円筒状ピストン33
とケース36との間に相対回転が生じる。従って、入力
プーリ16とカムシャフト13との間には相対回転が生
じ、入力プーリ16の回転位相よりもカムシャフト13
の回転位相が進角し、弁開閉時期も進角する。また、圧
力室40内の油圧は僅かながらも空間45側へと漏れる
が、排出路46,47によって直ちにドレン24へと排
出される。
エンジン11の他のある回転域(例えば低速および中速
回転域)になると、ECU20は油圧制御弁21を制御
して、圧力室40と油圧ポンプ23とを連通させる。こ
の結果、圧力室40には油圧が供給され、円筒状ピスト
ン33はスプリング42の付勢力に抗して図示右方へと
移動する。従って、圧力室40の容積は最大となる。こ
のとき、第1,第2ヘリカルスプライン32,34の作
用によって、入力プーリ16と円筒状ピストン33との
間に相対回転が生じると共に、第3,第4ヘリカルスプ
ライン35,37の作用によって、円筒状ピストン33
とケース36との間に相対回転が生じる。従って、入力
プーリ16とカムシャフト13との間には相対回転が生
じ、入力プーリ16の回転位相よりもカムシャフト13
の回転位相が進角し、弁開閉時期も進角する。また、圧
力室40内の油圧は僅かながらも空間45側へと漏れる
が、排出路46,47によって直ちにドレン24へと排
出される。
【0023】そして、エンジン11の回転域が最初の状
態に戻ると、ECU20が油圧制御弁21を制御して、
圧力室40とドレン24とを連通させ、圧力室40内の
油圧をドレン24へと排出する。この結果、円筒状ピス
トン33はスプリング42によって図示左方へと移動
し、再び、第1,第2ヘリカルスプライン32,34の
作用によって、入力プーリ16と円筒状ピストン33と
の間に前回とは逆方向の相対回転が生じると共に、第
3,第4ヘリカルスプライン35,37の作用によっ
て、前回とは逆方向の円筒状ピストン33とケース36
との間に相対回転が生じる。
態に戻ると、ECU20が油圧制御弁21を制御して、
圧力室40とドレン24とを連通させ、圧力室40内の
油圧をドレン24へと排出する。この結果、円筒状ピス
トン33はスプリング42によって図示左方へと移動
し、再び、第1,第2ヘリカルスプライン32,34の
作用によって、入力プーリ16と円筒状ピストン33と
の間に前回とは逆方向の相対回転が生じると共に、第
3,第4ヘリカルスプライン35,37の作用によっ
て、前回とは逆方向の円筒状ピストン33とケース36
との間に相対回転が生じる。
【0024】なお、位相変化手段22の作動にあたって
は、上述したエンジン11の回転数情報だけではなく、
スロットル開度やエンジン水温の情報も考慮される。
は、上述したエンジン11の回転数情報だけではなく、
スロットル開度やエンジン水温の情報も考慮される。
【0025】ところで、エンジン11の回転域に係わら
ず、弁と係合する図示しないスプリングからカムシャフ
ト13は変動トルクを受ける。この変動トルクの正成分
はカムシャフト13を進角させようとするし、負成分は
カムシャフト13を遅角させようとする。また、変動ト
ルクは第1,第2ヘリカルスプライン32,34および
第3,第4ヘリカルスプライン35,37間のバックラ
ッシュにおいて打音を発生させるなど、様々な悪影響を
及ぼそうとする。つまり、変動トルクはケース36と入
力プーリ16との間で相対回転を発生させようとする
が、その相対回転はダンパー53に封入された粘性流体
に大きな剪断力を及ぼし、そのダンパー効果によってこ
の変動トルクは吸収されてしまうため、上述した変動ト
ルクによる悪影響は未然に防止できる。
ず、弁と係合する図示しないスプリングからカムシャフ
ト13は変動トルクを受ける。この変動トルクの正成分
はカムシャフト13を進角させようとするし、負成分は
カムシャフト13を遅角させようとする。また、変動ト
ルクは第1,第2ヘリカルスプライン32,34および
第3,第4ヘリカルスプライン35,37間のバックラ
ッシュにおいて打音を発生させるなど、様々な悪影響を
及ぼそうとする。つまり、変動トルクはケース36と入
力プーリ16との間で相対回転を発生させようとする
が、その相対回転はダンパー53に封入された粘性流体
に大きな剪断力を及ぼし、そのダンパー効果によってこ
の変動トルクは吸収されてしまうため、上述した変動ト
ルクによる悪影響は未然に防止できる。
【0026】また、ダンパー53において、ケース36
と入力プーリ16との間の相対回転時には第1シールリ
ング55のみが摺動抵抗として作用する。
と入力プーリ16との間の相対回転時には第1シールリ
ング55のみが摺動抵抗として作用する。
【0027】
【発明の効果】上述したように本発明の弁開閉時期制御
装置では、カップ状ケースとカップ状カバーとの間に形
成された隙間に封入される粘性流体は、第1,第2シー
ルリングによって隙間内に封止され、入力プーリとケー
スとの相対回転時には第1シールリングだけが摺動抵抗
と作用し、摺動抵抗体が1つと少ない。従って、弁開閉
時期の切り換え応答性に優れる。
装置では、カップ状ケースとカップ状カバーとの間に形
成された隙間に封入される粘性流体は、第1,第2シー
ルリングによって隙間内に封止され、入力プーリとケー
スとの相対回転時には第1シールリングだけが摺動抵抗
と作用し、摺動抵抗体が1つと少ない。従って、弁開閉
時期の切り換え応答性に優れる。
【0028】また、摺動抵抗が少ないため、円筒状ピス
トンを作動させるための油圧は少なくて済む上、スプリ
ングの付勢力も弱めることが可能である。
トンを作動させるための油圧は少なくて済む上、スプリ
ングの付勢力も弱めることが可能である。
【図1】本発明実施例の弁開閉時期制御装置の部分構成
図を示す。
図を示す。
【図2】図1における要部拡大断面図を示す。
【図3】従来技術の弁開閉時期制御装置の断面図を示
す。
す。
13 カムシャフト、 16 入力プーリ、 33 円筒状ピストン、 36 カップ状ケース、 48 隙間、 49 カップ状カバー、 55 第1シールリング(第1シール手段)、 56 第2シールリング(第2シール手段)。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弁開閉時期制御装置に
関するものであり、例えばエンジンの吸排気弁の開閉時
期制御装置に適用できる。
関するものであり、例えばエンジンの吸排気弁の開閉時
期制御装置に適用できる。
Claims (1)
- 【請求項1】 入力プーリと、 前記入力プーリと相対回転可能に係合する円筒状ピスト
ンと、 前記円筒状ピストンと相対回転可能に係合するカップ状
ケースと、 前記ケースと一体的に結合されるカムシャフトと、 前記カップ状ケースの外周上に隙間をもって係合し、前
記入力プーリと一体的に結合されるカップ状カバーと、 前記隙間に封入される粘性流体と、 前記入力プーリと前記カップ状ケースとの間に配設され
る第1シール手段と、 前記入力プーリと前記カップ状カバーとの間に配設され
る第2シール手段とからなり、 前記粘性流体は前記第1,第2シール手段によって前記
隙間内に封止されていることを特徴とする弁開閉時期制
御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4168699A JPH0610625A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 弁開閉時期制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4168699A JPH0610625A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 弁開閉時期制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0610625A true JPH0610625A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=15872823
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4168699A Pending JPH0610625A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 弁開閉時期制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0610625A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5535705A (en) * | 1994-03-25 | 1996-07-16 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Variable valve timing system having rotational vibration damper |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP4168699A patent/JPH0610625A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5535705A (en) * | 1994-03-25 | 1996-07-16 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Variable valve timing system having rotational vibration damper |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2969951B2 (ja) | 内燃エンジンのバルブ駆動システム | |
| US5832887A (en) | Rotational phase adjusting apparatus having stopper piston | |
| JPH06221120A (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
| JPH04279705A (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
| JPWO1995008701A1 (ja) | 内燃エンジンのバルブ駆動システム | |
| JPH07259516A (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
| JP2971593B2 (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
| US5785026A (en) | Variable valve timing mechanism of engine | |
| JPH06235307A (ja) | エンジンの可変バルブタイミング装置 | |
| US5724928A (en) | Valve timing adjustment device for internal combustion engine | |
| JPH0610625A (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
| JP3707236B2 (ja) | 可変バルブタイミング装置付dohcエンジン | |
| JP3797083B2 (ja) | 内燃機関の可変動弁装置 | |
| JP2842113B2 (ja) | 可変バルブタイミング制御装置 | |
| JP2926625B2 (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
| JPH08158822A (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
| JP2836427B2 (ja) | 可変バルブタイミング装置 | |
| JPH0633710A (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
| JPH07324605A (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
| JPH09170408A (ja) | 内燃機関の吸・排気弁の開閉時期を変更する装置 | |
| US11434788B2 (en) | Valve timing adjusting device | |
| JPH0941915A (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
| JPH07324607A (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
| JP2836436B2 (ja) | 可変バルブタイミング装置 | |
| JPH0658113A (ja) | 弁開閉時期制御装置 |