JPH0658113A - 弁開閉時期制御装置 - Google Patents

弁開閉時期制御装置

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Publication number
JPH0658113A
JPH0658113A JP20816092A JP20816092A JPH0658113A JP H0658113 A JPH0658113 A JP H0658113A JP 20816092 A JP20816092 A JP 20816092A JP 20816092 A JP20816092 A JP 20816092A JP H0658113 A JPH0658113 A JP H0658113A
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JP
Japan
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oil
piston
oil chamber
camshaft
hydraulic pressure
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Application number
JP20816092A
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English (en)
Inventor
Yasushi Miura
浦 康 三
Kanetake Aoki
木 金 剛 青
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明は、弁開閉時期制御装置のピストン位
置の切替応答性の向上を目的とする。 【構成】 カムシャフト13とタイミングプーリ15と
の間の回転位相を変化させる回転位相変化手段におい
て、ピストン収納室19内をピストン20によって第
1,第2油室21,22に区画し、油圧供給手段が第1
油室21に油圧を供給している際には、前記第2油室2
2の油圧を段階的にドレンへと排出し、油圧供給手段が
第2油室に油圧を供給している際には、第1油室の油圧
をドレンへと排出することで、ピストン位置を多段に制
御し、回転位相を多段に制御するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弁開閉時期制御装置に
関するものであり、エンジンの吸排気弁の開閉時期を多
段に可変とするものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジンの吸排気弁を駆動す
るカムシャフトと、エンジンのクランクシャフトにより
タイミングベルトを介して駆動されるタイミングプーリ
との間の回転位相を、回転位相変化手段によって変化さ
せる弁開閉時期制御装置が知られている。クランクシャ
フトによって駆動される吸排気弁の開閉時期は、エンジ
ンの回転数域やエンジン負荷等に応じてそれぞれ最適な
時期があるので、弁開閉時期制御装置によって吸排気弁
の開閉時期を可変としている。
【0003】本発明に係わる従来技術として、例えば実
開平3−110106号公報に開示された「内燃機関の
バルブタイミング制御装置」がある。この従来技術を図
4(要部のみ図示)に基づいて説明すると、ピストン収
納室100にピストン101及び可動ストッパ102が
直列的に装着され、ピストン101はスプリング103
によって矢印N1方向に付勢されている。第1段階で
は、第1油室201及び第2油室202に作動流体を供
給しないので、スプリング103の付勢力によってピス
トン101及び可動ストッパ102が矢印N1方向に移
動し、可動ストッパ102の端面102aを第1ストッ
パ面300に当て、これによってピストン101を第1
ピストン位置に設定する。次に、第2段階では、第1連
通路301より第1油室201に作動流体を供給し、可
動ストッパ102の端面102bを第2ストッパ面30
2に当てると共に、スプリング103の付勢力によって
ピストン101の図示左端面を可動ストッパ102の端
面102bに当て、これによりピストン101を第2ピ
ストン位置に設定する。最後に、第3段階では、第2連
通路304から第2油室202に作動流体を供給し、可
動ストッパ102の端面102aを第1ストッパ面30
0に当てると共に、スプリング103を収縮させつつピ
ストン101を矢印N2方向に移動させて、ピストン1
01の部位101cを第3ストッパ面306に当て、こ
れによりピストン101を第3ピストン位置に設定す
る。
【0004】そして、ピストン101と部材401(タ
イミングプーリと結合)及びピストン101と部材40
2(カムシャフトと結合)との間はそれぞれヘリカルス
プラインを介して係合しているので、ピストン101が
3段階の位置をとることにより、タイミングプーリとカ
ムシャフトとの回転位相を3段階に変化させることがで
きる。
【0005】ところで、ピストン101に3段階の位置
をとらせるために油圧を供給する部分を変化させている
が、油圧が供給されなくなった部分は閉鎖空間となり油
圧が密閉されてしまい、このバルブタイミング制御装置
が切替応答性の点で劣るという不具合を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明ではピ
ストン位置の切替応答性の向上を、その技術的課題とす
る。
【0007】
【発明の構成】
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した本発明の技術的
課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、エ
ンジンの吸排気弁を開閉駆動するカムシャフトと、カム
シャフトを回転駆動するタイミングプーリと、カムシャ
フトとタイミングプーリとの間の回転位相を変化させる
回転位相変化手段とを有する弁開閉時期制御装置におい
て、回転位相変化手段は、カムシャフトとタイミングプ
ーリとの間に形成されるピストン収納室と、ピストン収
納室内を第1,第2油室に区画すると共に、タイミング
プーリからカムシャフトへのトルク伝達を行い、ピスト
ン収納室内をその軸方向に移動することによりカムシャ
フトとタイミングプーリとの間の回転位相を変化させる
ピストンと、第1油室又は第2油室に選択的に油圧を供
給する油圧供給手段と、第1油室に油圧が供給されてい
る際には、第2油室の油圧を段階的にドレンへと排出
し、第2油室に油圧が供給されている際には、第1油室
の油圧をドレンへと排出するドレン制御手段と、油圧供
給手段及びドレン制御手段の作動を同時に制御する油圧
制御弁とから構成したことである。
【0009】
【作用】上述した本発明の技術的手段によれば、油圧供
給手段が第1油室に油圧を供給する際には、ドレン制御
手段が第2油室の油圧を段階的にドレンへと排出するの
で、第1油室と第2油室との差圧によってピストンがカ
ムシャフトの軸方向に応答性よく移動し、カムシャフト
とタイミングプーリとの間の回転位相を変化させる。一
方、油圧供給手段が第2油室に油圧を供給する際には、
ドレン制御手段が第1油室の油圧をドレンへと排出する
ので、第1油室と第2油室との差圧によってピストンが
カムシャフトの軸方向に応答性よく移動し、カムシャフ
トとタイミングプーリとの間の回転位相を変化させる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の技術的手段を具体化した実施
例について添付図面に基づいて説明する。
【0011】図1に示すように、図示しないエンジンの
シリンダブロック11の軸受部12にカムシャフト13
が回転可能に支承されている。カムシャフト13には図
示しないエンジンの図示しない吸排気弁が多数係合して
おり、カムシャフト13の回転に伴って吸排気弁が開閉
駆動される。カムシャフト13の鍔部13aは軸受部1
2の軸端面12aに当接しており、カムシャフト13の
外周上には鍔部14aをもつスリーブ14が相対回転可
能に嵌装されている。スリーブ14には、その内外周面
間を連通する第1通孔14b,第2通孔14cがそれぞ
れ円周上に複数形成され、図示左方部の外周にはヘリカ
ルスプライン14dが形成されている。
【0012】スリーブ14の外周上にはタイミングプー
リ15が同軸的に配置され、スリーブ14とは相対回転
不能にノックピン6によって一体的に結合されている。
軸受部12とタイミングプーリ15との間にはオイルシ
ール12cが配設されている。
【0013】また、タイミングプーリ15の歯15cに
は図示しないタイミングベルトの歯が係合しており、エ
ンジンの運転に伴ないタイミングベルトによってタイミ
ングプーリ15が回転駆動される。
【0014】カムシャフト13の軸端には取り付けボル
ト17によってダンパケース18が相対回転不能に固設
され、ダンパケース18の内周にはヘリカルスプライン
18aが形成されている。スリーブ14,タイミングプ
ーリ15及びダンパケース18によってリング状のピス
トン収納室19が形成され、ピストン収納室19にはリ
ング状のピストン20がカムシャフト13の軸方向に移
動可能に嵌装されている。ここで、ピストン20の内周
面には、スリーブ14のヘリカルスプライン14dと噛
合するヘリカルスプライン20cが形成されている。一
方、ピストン20の外周面には、ダンパケース18のヘ
リカルスプライン18aと噛合するヘリカルスプライン
20aが形成されている。また、ピストン収納室19内
はピストン20によってフロント側の第1油室21及び
リア側の第2油室22に区画される。ここで、ピストン
20がカムシャフト13の軸方向の一方向としての矢印
K1方向に移動すると、カムシャフト13とタイミング
プーリ15とは周方向の一方向へ相対変位する。また、
ピストン20が他方向としての矢印K2方向に移動する
と、カムシャフト13とタイミングプーリ15とは周方
向の他方向へ相対変位する。これにより、カムシャフト
13とタイミングプーリとの間の回転位相が変化する。
ところで、ピストン20はスリーブ14を覆う閉鎖壁2
0eと、半径方向に延在された径大部20fと、径大部
20fの外周面に配設されたOリング20iを有してい
る。更に、第2油室22内にはコイル状の第1スプリン
グ24が配設されており、ピストン20を矢印K2方向
に付勢している。
【0015】タイミングプーリ15とダンパケース18
との間にはカバー25が配置され、ダンパケース18の
ラビリンス部とカバー25のラビリンス部とは狭い間隙
をもって係合しあい、その内部にシリコンオイル等の粘
性流体が封入されダンパ手段26を構成している。尚、
粘性流体の漏れ防止のため、Oリング27及びオイルシ
ール28,29が適宜配設されている。ところで、カム
シャフト13の作動中にはエンジンの吸排気弁と係合す
るバルブスプリングから変動トルクを受ける。
【0016】従って、ヘリカルスプライン18a,20
a間及びヘリカルスプライン14d,20c間の各バッ
クラッシュによって異音が発生するおそれや、カムシャ
フト13とタイミングプーリ15との間の回転位相を変
化させるおそれがあるが、変動トルクはダンパ手段26
において粘性流体に剪断力を発生させようとすることで
吸収されるため何ら問題は発生しない。
【0017】さて、油圧供給手段50は第1油室21又
は第2油室22に選択的に油圧の供給を制御し、ドレン
制御手段51は第1油室21又は第2油室22の油圧を
段階的にドレンへと排出して、ピストン収納室19内で
ピストン20を移動させる。
【0018】カムシャフト13にはその軸方向に伸びる
第1供給孔30,第2供給孔31及び第1ドレン孔32
が形成され、更にカムシャフト13の中央部にはスプー
ル孔33が形成される。スプール孔33にはスプール弁
34が移動可能に嵌装され、スプール弁34の周壁には
第1透孔34a,第2透孔34b,第3透孔34i及び
周溝34jが形成されている。そして、第1供給孔30
と第2供給孔31とは周溝34jを介して互いに連通可
能である。取り付けボルト17とスプール弁34との間
には第2スプリング35が張設され、第2スプリング3
5によってスプール弁34がカムシャフト13のストッ
パ面13hに向けて付勢される。
【0019】更に、カムシャフト13にはその半径方向
に伸びる第1連通路36,第2連通路37及び第3供給
孔38が形成されている。ここで、第1連通路36は第
1通孔14bに常時連通し、第1透孔34aを介して第
1ドレン孔32に連通可能である。また、第2連通路3
7は第2通孔14cに常時連通し、第2透孔34bを介
して第1ドレン孔32に連通可能であると共に、周溝3
4jを介して第2供給孔31とも連通可能である。ま
た、第3供給孔38の一端はスプール弁34の受圧面3
4cに連通している。
【0020】第1ドレン孔32の一端部32cはスプー
ル孔33に連通し、他端部は第1ドレン路39を介して
オイルパン40に連通している。第3供給孔41の一端
部はスプール孔33に連通し、他端部は軸受部12の通
路41及び第2給油路42を介して油圧制御弁43の図
示しない吸込ポート及びオリフィス44を介して第1給
油路48と連通している。油圧制御弁43はECU(El
ectronic Control Unit )51によりその開度が制御さ
れ、エンジン回転数やエンジン負荷等のエンジン情報に
応じて例えば3段階の油圧を第2給油路42に発生させ
る。尚、オイルポンプ47と油圧制御弁43との間には
オリフィス44が配置され、第2給油路42の圧力変動
に係わらず第1給油路40の圧力を適正圧力範囲内に維
持しうるようにされている。
【0021】更に、カムシャフト13の外周面にはリン
グ溝13rが形成され、リング溝13rへの給油によっ
て軸受部12とカムシャフト13との間の潤滑を確保し
ている。軸受部12には漏れた油圧をドレンする第2ド
レン孔45が形成され、第2ドレン孔45は第2ドレン
路46を介してオイルパン40に連通している。
【0022】以上の構成を有する弁開閉時期制御装置の
作動について以下に説明する。まず、エンジン運転時に
タイミングプーリ15に伝達された回転トルクは、スリ
ーブ14からスプライン14d,20c、ピストン2
0、スプライン20a,8aを経てダンパケース18に
伝達され、取り付けボルト17を介してカムシャフト1
3に伝達され、吸排気弁を開閉駆動する。
【0023】まず、図1についてカムシャフト13とタ
イミングプーリ15との間の回転位相が最遅角状態にあ
るときを説明すると、ECU52は油圧制御弁43の開
度を大きく制御し、この結果第2給油路42には相対的
に低圧の油圧が発生する。そして、この低圧の油圧は第
2給油路42及び第3供給孔38を介してスプール弁3
4の受圧面34cに作用するが、この油圧による付勢力
は第2スプリング35の付勢力よりも小さい。従って、
図1に示すようにスプール弁34はストッパ面13hに
当接した第1位置に保持され、第1連通路36を閉鎖
し、第2連通路37を周溝34jを介して第2供給孔3
1と連通させ、第1供給孔30を第1透孔34aを介し
て第1ドレン孔32に連通させる。
【0024】一方、オイルポンプ47の吐出油圧は第1
給油路40,第2供給孔31,周溝34j,第2連通路
37及び第2通孔14cを介して第2油室22に作用
し、第1油室21は第1供給孔30,第1透孔34a,
第1ドレン孔32及び第1ドレン路39を経てオイルパ
ン40にドレンされるため大気圧となる。従って、第2
油室22に供給された油圧(ある油圧値P1をもつ)は
ピストン20を矢印K2方向へと付勢し、ピストン20
のピストン収納室19内における位置に係わらず直ちに
ピストン20が図1に示すダンパケース18のストッパ
面18eに当接した位置に停止する。尚、第2油室22
に供給された油圧はスリーブ14とピストン20との隙
間或いはダンパケース18とピストン20との隙間から
第1油室21へと漏れるが、第1油室21はオイルパン
40と連通しているため、第1油室21内に油圧が充満
することはない。従って、カムシャフト13とタイミン
グプーリ15との間の回転位相は最遅角状態に設定され
る。
【0025】次に、ピストン20を変位させて第2ピス
トン位置に停止させる時について、図2に基づいて説明
する。このとき、ECU52は油圧制御弁43の開度を
中程度に制御し、この結果第2給油路42には相対的に
中圧の油圧が発生する。そして、この中圧の油圧は第2
給油路42及び第3供給孔38を介してスプール弁34
の受圧面34cに作用し、第2スプリング35の付勢力
よりもある程度大きい。従って、図2に示すようにスプ
ール弁34はストッパ面13hから離れ矢印K2方向に
移動した第2位置に保持され、第1連通路36を第1透
孔34aを介して第1ドレン孔32に連通させ、第2連
通路37を閉鎖し、第1供給孔30を周溝34jを介し
て第2供給孔31と連通させる。
【0026】従って、第2油室22の油圧は第1通孔1
4b,第1連通路36,第1透孔34a,第1ドレン孔
32及び第1ドレン路39を経てオイルパン40にドレ
ンされる。一方、オイルポンプ47の吐出油圧は第1給
油路40,第2供給孔31,周溝34j,第1供給孔3
0を介して第1油室21に作用する。この結果、第1油
室21の油圧が油圧値P1となると共に、第2油室22
の油圧が低下してある油圧値P3(P3<P1)とな
る。そして、第1油室21と第2油室22との差圧によ
ってピストン20が矢印K1方向に移動し、一旦、ピス
トン20の閉鎖壁20eが第1通孔14bを閉鎖するの
で第2油室22が密閉される。
【0027】このとき、第2油室22の油圧値であるP
3は第1油室21の油圧値P1よりも低いので、第1油
室21に供給されている油圧はスリーブ14とピストン
20との隙間或いはダンパケース18とピストン20と
の隙間から第2油室22へと漏れ、第2油室22の油圧
が高まっていくと共に、第1スプリング24の付勢力も
矢印K2方向に作用する。従って、第2油室22の油圧
がある程度高まると、ピストン20を矢印K2方向に付
勢する付勢力Fβがピストン20を矢印K1方向に付勢
する付勢力Fαよりも大きくなり、ピストン20が矢印
K2方向に微小量変位し、第1通孔14bを微小量開口
する。この結果、第2油室22の油圧が第1通孔14
b,第1連通路36及び第1透孔34aを介して第1ド
レン孔32に直ちに抜け、第2油室22の油圧は油圧値
P3に戻る。そして、付勢力Fαと付勢力Fβとが均衡
し、ピストン20はその第2ピストン位置で停止する。
【0028】この様に、ピストン20を第2ピストン位
置に停止させるストッパはないものの、第1通孔14b
の開閉による付勢力均衡作用により第1連通路36を適
宜開閉し、ピストン20は第2ピストン位置に停止す
る。そして、ピストン20が第1ピストン位置から第2
ピストン位置へと移動することで、ヘリカルスプライン
14d,20c,20a,8aの変角作用が生じ、カム
シャフト13とタイミングプーリ15との間の回転位相
が進角して中進角状態となる。
【0029】次に、ピストン20を変位させて第3ピス
トン位置に停止させる時について、図3に基づいて説明
する。このとき、ECU52は油圧制御弁43の開度を
小さく制御し、この結果第2給油路42には相対的に高
圧の油圧が発生する。そして、この高圧の油圧は第2給
油路42及び第3供給孔38を介してスプール弁34の
受圧面34cに作用し、第2スプリング35の付勢力よ
りも十分に大きい。従って、図3に示すようにスプール
弁34は、その図示左端面が取り付けボルト17のスト
ッパ面17aに当接するまで矢印K2方向に移動した第
3位置に保持され、第1連通路36を第1透孔34aを
介して第1ドレン孔32に連通させ、第2連通路37を
第2透孔34bを介して第1ドレン孔32に連通させ、
第1供給孔30を周溝34jを介して第2供給孔31と
連通させる。
【0030】従って、第2油室22の油圧は第1通孔1
4b,第1連通路36,第1透孔34a,第3透孔34
i,第1ドレン孔32及び第1ドレン路39を経ると共
に、第2通孔14c,第2連通路37,第2透孔34
b,第3透孔34i,第1ドレン孔32及び第1ドレン
路39を経てオイルパン40にドレンされる。一方、オ
イルポンプ47の吐出油圧は第1給油路40,第2供給
孔31,周溝34j,第1供給孔30を介して第1油室
21に作用する。この結果、第1油室21の油圧が油圧
値P1となると共に、第2油室22の油圧が低下して略
大気圧となる。そして、第1油室21と第2油室22と
の差圧によってピストン20が矢印K1方向に移動し、
ピストン20の図示右端面がピストン収納室19内の図
示右端面に当接してピストン20はその第3ピストン位
置で停止する。そして、ピストン20が第1ピストン位
置又は第2ピストン位置から第3ピストン位置へと移動
することで、ヘリカルスプライン14d,20c,20
a,8aの変角作用が生じ、カムシャフト13とタイミ
ングプーリ15との間の回転位相が進角して中進角状態
となる。
【0031】尚、カムシャフト13とタイミングプーリ
15との間の回転位相の変角量は、最遅角→中間進角,
最遅角→最進角,中間進角→最進角,最進角→中間進
角,最進角→最遅角及び中間進角→最遅角のいずれもを
とることができ、全て油圧制御弁43の開度を制御する
ECU52によって決定される。
【0032】
【発明の効果】上述したように本発明の弁開閉時期制御
装置では、ピストンの移動が第1油室と第2油室との差
圧によって行われるため、その移動応答性が非常によく
エンジンの高速回転域でもカムシャフトとタイミングプ
ーリとの回転位相の切替が素早く、エンジン性能を向上
させることができる。また、単一のピストンしかなくて
も、第2油室のドレン量を段階的に切り替えるだけで、
カムシャフトとタイミングプーリとの回転位相の切替量
を多段に切り替えることができ、構成が簡単となるため
その信頼性に非常に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の弁開閉時期制御装置の最遅角状
態の構成図を示す。
【図2】図1における中間進角状態を示す。
【図3】図1における最進角状態を示す。
【図4】従来技術の内燃機関のバルブタイミング制御装
置の構成図を示す。
【符号の説明】
10 弁開閉時期制御装置、 13 カムシャフト、 15 タイミングプーリ、 19 ピストン収納室、 20 ピストン、 21 第1油室、 22 第2油室、 47 油圧制御弁、 50 油圧供給手段と、 51 ドレン制御手段と。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの吸排気弁を開閉駆動するカム
    シャフトと、 前記カムシャフトを回転駆動するタイミングプーリと、 前記カムシャフトと前記タイミングプーリとの間の回転
    位相を変化させる回転位相変化手段とを有する弁開閉時
    期制御装置において、 前記回転位相変化手段は、 前記カムシャフトと前記タイミングプーリとの間に形成
    されるピストン収納室と、 前記ピストン収納室内を第1,第2油室に区画すると共
    に、前記タイミングプーリから前記カムシャフトへのト
    ルク伝達を行い、前記ピストン収納室内をその軸方向に
    移動することにより前記カムシャフトと前記タイミング
    プーリとの間の回転位相を変化させるピストンと、 前記第1油室又は第2油室に選択的に油圧を供給する油
    圧供給手段と、 前記第1油室に油圧が供給されている際には、前記第2
    油室の油圧を段階的にドレンへと排出し、前記第2油室
    に油圧が供給されている際には、前記第1油室の油圧を
    ドレンへと排出するドレン制御手段と、 前記油圧供給手段及び前記ドレン制御手段の作動を同時
    に制御する油圧制御弁とから構成されることを特徴とす
    る弁開閉時期制御装置。
JP20816092A 1992-08-04 1992-08-04 弁開閉時期制御装置 Pending JPH0658113A (ja)

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JP20816092A JPH0658113A (ja) 1992-08-04 1992-08-04 弁開閉時期制御装置

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