JPH06106372A - レーザ溶接方法 - Google Patents

レーザ溶接方法

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JPH06106372A
JPH06106372A JP4252405A JP25240592A JPH06106372A JP H06106372 A JPH06106372 A JP H06106372A JP 4252405 A JP4252405 A JP 4252405A JP 25240592 A JP25240592 A JP 25240592A JP H06106372 A JPH06106372 A JP H06106372A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】照射側の被溶接部材およびフィラーワイヤを、
溶融熱が奪われる前に反照射側の被溶接部材に押し込む
ように流入させて、被溶接部材同士を、重合部間のギャ
ップの許容限を拡大化させつつ確実に溶接する。 【構成】集光レンズ12先端からのレーザビームの照射に
よってその照射側の被溶接部材A を溶融しつつ切断した
後、その切断により形成された溝部21にフィラーワイヤ
14を送給して該フィラーワイヤ14を上記レーザビームの
照射によって溶融させ、この照射と同時に上記溶融状態
の照射側の被溶接部材A およびフィラーワイヤ14に、そ
の溶融状態の照射側の被溶接部材A およびフィラーワイ
ヤ14を上記溝部21を介して反照射側の被溶接部材B に対
して押し込むようなガス圧3.0kg/cm2 に設定したアルゴ
ンガスG を供給し、被溶接部材A,B 同士を重合部4 にお
いて重ね合わせ溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザビームによって
所定厚の被溶接部材同士を重ね合わせ溶接するようにし
たレーザ溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば、板状の被溶接部材同士
を重ね合わせ溶接する場合、特開昭61−212496
号公報に開示されるように、スポット溶接ガンの2つの
電極チップにより被溶接部材同士の重合部を挟み込ん
で、その重合部の長手方向所定間隔置きにスポット溶接
する方法が採られている。
【0003】また、亜鉛メッキなど低融点のメッキ層を
有する2つの板状の被溶接部材をレーザビームによって
重ね合わせ溶接するようにしたレーザ溶接方法もあり、
レーザビームの照射によってその照射側の被溶接部材を
溶融しつつ切断した後、その切断により溝部を形成しつ
つ露呈する照射側の被溶接部材の酸化を防止する上で所
定のガス圧に設定された不活性ガスを上記溶融状態の照
射側の被溶接部材に供給して、上記溝部を介して溶融状
態の照射側の被溶接部材を反照射側の被溶接部材に流入
させ、被溶接部材同士の重合部を連続的に溶接するよう
にしている(特開昭56−62688号公報参照)。こ
の場合、被溶接部材同士の重合部間には、溶接時に蒸発
するメッキ材の逃げ場を設けてプローホールの発生を防
止する上で、僅かなギャップ(例えば照射側の被溶接部
材の板厚に対する10%程度のギャップ)を予め設けて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の如き
スポット溶接ガンによる溶接方法では、被溶接部材同士
が所定間隔置きに重合部を挟み込んで行われるため、被
溶接部材同士の重合部への荷重がスポット溶接部つまり
スポット溶接点毎に作用し、被溶接部材同士の剛性強度
を高めることができない。また、溶接時、スポット溶接
ガンの2つの電極チップに被溶接部材が付着するため、
電極チップ間の抵抗が増大して溶接不良を招く恐れがあ
り、被溶接部材を電極チップから削り落とす必要があ
る。さらに、被溶接部材同士の重合部がスポットガンに
より挟み込んだ状態で溶接されるため、被溶接部材の重
合部に、被溶接部材同士を無理に引き合わせる荷重が作
用することになり、被溶接部材の精度が悪いものとな
る。
【0005】一方、上述したレーザビームによる溶接方
法を用いて被溶接部材同士の重合部を溶接する場合に
は、レーザビームの照射によって溶融された照射側の被
溶接部材が溝部を介して反照射側の被溶接部材に流入す
る間に溶融熱が奪われることになる。そのため、被溶接
部材同士の重合部間に制作誤差などによる大きなギャッ
プが存在していると、さらに溶融熱が奪われることにな
り、照射側の被溶接部材の溶融熱でもって反照射側の被
溶接部材を溶融させながら被溶接部材同士を溶接するこ
とができず、照射側の被溶接部材がギャップ内に流れ込
んで溶接欠陥を招くことになる。つまり、被溶接部材同
士の重合部間のギャップが照射側の被溶接部材の板厚の
20%になると、照射側の被溶接部材にアンダーカット
が発生し、ギャップが照射側の被溶接部材の板厚の40
%になると、照射側の被溶接部材がギャップ内に流れ込
んで照射側の被溶接部材に欠損部分が生じることにな
る。
【0006】そこで、上記レーザビームによる溶接方法
にクランプ手段等を別途用いてギャップを可及的に小さ
くすることが考えられるが、連続的に行われるレーザビ
ームによる溶接では、施工上において制約を受けること
になる。
【0007】その場合、被溶接部材同士の重合部間にお
けるギャップの許容限を向上させる手段としては、溝部
を介して溶融状態の照射側の被溶接部材を反照射側の被
溶接部材に流入させる際にフィラーワイヤを送給し、該
フィラーワイヤをレーザビームの照射によって溶融させ
ることも考えられるが、フィラーワイヤを溶融させた分
だけギャップ内に流入する照射側の被溶接部材の欠損部
分を補うには効果的ではあるものの、ギャップの許容限
を拡大させることができない。
【0008】本発明はかかる諸点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、上記レーザビームによる
レーザ溶接方法に着目し、上記フィラーワイヤを用い
て、照射側の被溶接部材およびフィラーワイヤを、その
溶融熱が奪われる前に反照射側の被溶接部材に押し込む
ように流入させることにより、スポット溶接ガンによる
溶接方法の欠点である被溶接部材同士の剛性強度を高め
つつ各電極チップからの材料の削り落としを不要にして
被溶接部材の精度を良好に保つようにするとともに、被
溶接部材同士を重合部間のギャップの許容限を拡大化さ
せつつ溶接欠陥を招くことなく確実に溶接することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の解決手段は、レーザビームによって所定厚
の被溶接部材同士を重ね合わせ溶接するようにしたレー
ザ溶接方法として、レーザビームの照射によってその照
射側の被溶接部材を溶融しつつ切断した後、その切断に
より形成された溝部にフィラーワイヤを送給して該フィ
ラーワイヤを上記レーザビームの照射によって溶融さ
せ、この照射と同時に上記溶融状態の照射側の被溶接部
材およびフィラーワイヤに、その溶融状態の照射側の被
溶接部材およびフィラーワイヤを上記溝部を介して反照
射側の被溶接部材に対して押し込むようなガス圧に設定
した不活性ガスを供給するように成すものである。
【0010】
【作用】上記の構成により、本発明では、レーザビーム
の照射により溶融された照射側の被溶接部材およびフィ
ラーワイヤは、レーザビームの照射時の切断により形成
された溝部を介して供給される,溶融状態の照射側の被
溶接部材およびフィラーワイヤを反照射側の被溶接部材
に対して押し込むようなガス圧に設定された不活性ガス
により、被溶接部材同士の重合部間に制作誤差などによ
るギャップが存在していても、溶融熱が奪われる前に反
照射側の被溶接部材に押し込まれることになる。
【0011】このため、照射側の被溶接部材およびフィ
ラーワイヤの溶融熱でもって反照射側の被溶接部材を溶
融させながら被溶接部材同士を溶接することが可能とな
り、被溶接部材同士の重合部間のギャップ内に流れ込む
照射側の被溶接部材によって照射側の被溶接部材にアン
ダーカットが発生したり欠損部分が生じたりすることは
ない。また、ギャップを可及的に小さくする上で必要で
あったクランプ手段等が不要となり、レーザ溶接施工上
において制約を受けることがない。
【0012】しかも、上記の如く溶融状態の照射側の被
溶接部材およびフィラーワイヤが溶融熱の奪われる前に
反照射側の被溶接部材に押し込まれることから、フィラ
ーワイヤの溶融によってギャップ内に流入する照射側の
被溶接部材の欠損部分を補いつつギャップの許容限を拡
大させることが可能となる。
【0013】また、上記の如くレーザ溶接方法によれ
ば、スポット溶接ガンによる溶接方法の欠点である被溶
接部材同士の剛性強度を低下させることなく、各電極チ
ップからの材料の削り落としを不要にし、溶接後の被溶
接部材の精度が良好に保たれることになる。
【0014】
【発明の効果】以上の如く、本考案におけるレーザ溶接
方法によれば、レーザビームの照射により溶融状態にあ
る照射側の被溶接部材およびフィラーワイヤを不活性ガ
スのガス圧により、溝部を介して反照射側の被溶接部材
に対して溶融熱が奪われる前に押し込むので、照射側の
被溶接部材およびフィラーワイヤの溶融熱でもって照射
側の被溶接部材の欠損部分を補いつつギャップの許容限
の拡大化を図ると共に、反照射側の被溶接部材を溶融さ
せながら被溶接部材同士を確実に溶接することができ
る。しかも、クランプ手段等を不要にしてレーザ溶接施
工上の制約をなくすことができる。
【0015】さらに、被溶接部材同士の剛性強度を高め
つつ各電極チップからの材料の削り落としを不要にして
被溶接部材の精度を良好に保つことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0017】図1ないし図3に示すように、1は自動車
の側端部下端位置を前後方向へ延びるサイドシルの一部
であって、このサイドシル1は、断面略ハット状のイン
ナパネル2と、断面略ハット状のアウタパネル3とで閉
断面状に形成されてなる。また、上記インナパネル2お
よびアウタパネル3は、その側端部に設けられたフラン
ジ2a,3a同士を重合させた重合部4においてサイド
シル1の延設方向へレーザ溶接により直線状に溶接され
てなる。そして、上記インナパネル2およびアウタパネ
ル3は、それぞれ板厚0.8mmの冷間圧延鋼板からな
る。
【0018】ここで、図5に示すように、インナパネル
2およびアウタパネル3の重合部4における溶接強度を
測定するために、インナパネル2のフランジ2aおよび
アウタパネル3のフランジ3aにそれぞれ相当する板厚
0.8mmの冷間圧延鋼板からなる2つの板状の被溶接部
材A,Bを用いた場合のレーザ溶接による溶接方法につ
いて述べる。
【0019】図4はレーザ溶接装置10の構成を示し、
この図において、11はレーザ発振機Rのレーザ溶接ト
ーチであり、このレーザ溶接トーチ11の先端には、レ
ーザビームを集光させる集光レンズ12が設けられてい
る。また、上記レーザ溶接トーチ11の先端部付近に
は、巻回収納されている収納部13より導出される線状
のフィラーワイヤ14の導出端が集光レンズ12の先端
に供給されるようにブラケット15を介して挿通自在に
支持されている。該フィラーワイヤ14は、直径0.8
mmの炭酸ガス溶接用材料が用いられ、フィラーワイヤ1
4の集光レンズ12先端への送給速度は1.86m/min
に設定される。
【0020】先ず、図1にも示すように、集光レンズ1
2先端からのレーザビームの照射によってその照射側
(図では上側)の被溶接部材Aを溶融しつつ切断する。
次いで、その切断により形成された溝部21にフィラー
ワイヤ14の導出端を送給して該フィラーワイヤ14を
上記レーザビームの照射によって溶融させ、この照射と
同時に上記溶融状態の照射側の被溶接部材Aおよびフィ
ラーワイヤ14に、その溶融状態の照射側の被溶接部材
Aおよびフィラーワイヤ14を上記溝部21を介して反
照射側の被溶接部材B(図では下側)に対して押し込む
ようなガス圧、ここでは3.0 kg/cm2 のガス圧(従来
のレーザ溶接方法によるガス圧1.5 kg/cm2 の2倍)
に設定した不活性ガスとしてのアルゴンガスGを供給
し、溶接長30mmに亘っての溶接部22を作成する。こ
の場合、アルゴンガスGは、レーザビームの照射軸線上
に供給されるようになっている。また、アルゴンガスG
の供給量は、従来のレーザ溶接方法によるアルゴンガス
の供給量が30 l/minであるのに対し、45 l/minとな
っている。
【0021】次に、下記表1において、本発明によるレ
ーザ溶接条件と、従来のレーザ溶接条件とを比較する。
尚、本発明によるレーザ溶接条件ではフィラーワイヤ1
4を送給しているのに対し、従来のレーザ溶接条件では
フィラーワイヤを送給しておらず、アルゴンガスについ
ては上述の条件とした。また、レーザビームの出力は
2.4kwに、溶接速度は2.0m/min に、焦点外し量は
−1mmにそれぞれ統一した。
【0022】
【表1】 そして、図6に示すように、上記表1における本発明法
によるレーザ溶接条件と、従来法のレーザ溶接条件とに
より作成した溶接部において、被溶接部材A,B同士の
重合部4間に存在するギャップ量(ここでは単純に寸法
単位で示す)に対する引張強度(kN)は、ギャップ量が存
在しないときには本発明法のものと従来法のものとがほ
ぼ一致しているものの、ギャップ量が0.4mm(レーザ
ビーム照射側の被溶接部材Aの板厚に対して50%のギ
ャップ)になると従来法では限界に達するのに対し、本
発明法ではギャップ量が0.7mm(レーザビーム照射側
の被溶接部材Aの板厚に対して約90%のギャップ)に
なっても限界に達しないという結果が得られた。
【0023】これは、下記表2においてギャップ量
(%)ごとの溶接部22の断面図で示すように、従来法
では、ギャップの存在しないギャップ量0%では溶融し
た被溶接部材Aが被溶接部材Bに対して該被溶接部材B
を円滑に溶融しつつ溶接されているのに対し、ギャップ
量40%では溶融した被溶接部材Aが被溶接部材Aと被
溶接部材Bとの間のギャップにより溶融熱が奪われて被
溶接部材Bを溶融できずにギャップ内に流れ込み、溝部
21においてアンダーカットが発生したり欠損部分を生
じたりしているためである。そして、ギャップ量が90
%では計測不能であった。
【0024】一方、本案法では、ギャップの存在しない
ギャップ量0%では溶融した被溶接部材Aおよびフィラ
ーワイヤ14がアルゴンガスGのガス圧により被溶接部
材Bに対して押し込まれるように該被溶接部材Bを円滑
に溶融しつつ上下に盛り上がって溶接される。また、ギ
ャップ量40%では溶融した被溶接部材Aおよびフィラ
ーワイヤ14がギャップ内に流れ込むことなくアルゴン
ガスGのガス圧により被溶接部材Bに対して押し込ま
れ、該被溶接部材Bを円滑に溶融しつつ上下に盛り上が
って溶接される。そして、ギャップ量が90%になって
も溶融した被溶接部材Aおよびフィラーワイヤ14がギ
ャップ内に流れ込むことなくアルゴンガスGのガス圧に
より被溶接部材Bに対して押し込まれ、該被溶接部材B
を円滑に溶融しつつ上下に盛り上がって溶接されること
になる。
【0025】
【表2】 したがって、上記実施例では、集光レンズ12先端から
のレーザビームの照射により溶融された照射側の被溶接
部材Aおよびフィラーワイヤ14は、レーザビームの照
射時の切断により形成された溝部21を介して供給され
る,溶融状態の照射側の被溶接部材Aおよびフィラーワ
イヤ14を反照射側の被溶接部材Bに対して押し込むよ
うなガス圧3.0 kg/cm2 に設定されたアルゴンガスG
により、被溶接部材A,B同士の重合部4間に制作誤差
などによるギャップが存在していても、溶融熱が奪われ
る前に反照射側の被溶接部材Bに押し込まれることにな
る。このため、照射側の被溶接部材Aおよびフィラーワ
イヤ14の溶融熱でもって反照射側の被溶接部材Bを溶
融させつつ上下に盛り上げて被溶接部材A,B同士を溶
接することが可能となり、被溶接部材A,B同士の重合
部4間のギャップ内に流れ込むことが防止され、照射側
の被溶接部材Aにアンダーカットが発生したり欠損部分
が生じたりすることがない。しかも、上記の如く溶融状
態の照射側の被溶接部材Aおよびフィラーワイヤ14が
溶融熱の奪われる前に反照射側の被溶接部材Bに押し込
まれることから、フィラーワイヤ14の溶融によってギ
ャップ内に流入する照射側の被溶接部材Aの欠損部分を
補いつつギャップの許容限を90%まで拡大させること
が可能となる。
【0026】この結果、照射側の被溶接部材Aおよびフ
ィラーワイヤ14の溶融熱でもって照射側の被溶接部材
Aの欠損部分を補いつつギャップの許容限を90%まで
拡大させることができると共に、反照射側の被溶接部材
Bを溶融させながら被溶接部材A,B同士を確実に溶接
することができる。
【0027】また、ギャップを可及的に小さくする上で
必要であったクランプ手段等が不要となり、レーザ溶接
施工上における制約をなくすことができる。
【0028】さらに、上記の如くレーザ溶接方法によれ
ば、スポット溶接ガンによる溶接方法の欠点である被溶
接部材A,B同士の剛性強度を低下させることなく、各
電極チップからの材料の削り落としを不要にし、溶接後
の被溶接部材の精度を良好に保つことができる。
【0029】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、その他種々の変形例を包含するものである。
例えば、上記実施例では、冷間圧延鋼板からなる被溶接
部材A,Bを用いた場合のレーザ溶接による溶接方法に
ついて述べたが、亜鉛メッキなど低融点のメッキ層を有
する2つの板状の被溶接部材をレーザ溶接による溶接が
行われるようにしても良く、この場合には、故意に設け
たギャップにより蒸発するメッキ材の逃げ場を設けてプ
ローホールの発生を防止してもアンダーカットを招くこ
とはない。また、プラスチックなどの合成樹脂からなる
2つの板状の被溶接部材をレーザ溶接による溶接が行わ
れるようにしても良く、この場合、フィラーワイヤとし
てはプラスチック線材が適用される。
【0030】さらに、本発明のように、レーザ溶接によ
る連続溶接だけでなく、スポット的な点溶接を行う場合
においても、レーザビームの照射により照射側の被溶接
部材に貫通穴を形成し、溶融状態の照射側の被溶接部材
およびフィラーワイヤを反照射側の被溶接部材に対して
押し込むようなガス圧に設定された不活性ガスにより貫
通穴を介して供給されるようにして、ギャップ許容限の
拡大化が図られるのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】溶接部を長手方向で切断した状態の断面図であ
る。
【図2】溶接状態を示す重合部付近の斜視図である。
【図3】サイドシルの断面図である。
【図4】レーザ溶接装置の側面図である。
【図5】溶接強度を測定する被溶接部材同士を溶接した
状態の斜視図である。
【図6】ギャップ量に対する引張強度特性を示す特性図
である。
【符号の説明】
14 フィラーワイヤ 21 溝部 A 照射側の被溶接部材 B 反照射側の被溶接部材 G アルゴンガス(不活性ガス)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザビームによって所定厚の被溶接部
    材同士を重ね合わせ溶接するようにしたレーザ溶接方法
    において、 レーザビームの照射によってその照射側の被溶接部材を
    溶融しつつ切断した後、その切断により形成された溝部
    にフィラーワイヤを送給して該フィラーワイヤを上記レ
    ーザビームの照射によって溶融させ、この照射と同時に
    上記溶融状態の照射側の被溶接部材およびフィラーワイ
    ヤに、その溶融状態の照射側の被溶接部材およびフィラ
    ーワイヤを上記溝部を介して反照射側の被溶接部材に対
    して押し込むようなガス圧に設定した不活性ガスを供給
    するようにしたことを特徴とするレーザ溶接方法。
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