JPH06106630A - フィラメントワインディング法による繊維強化樹脂管継手の成形用内型及び繊維強化樹脂管継手の製造方法 - Google Patents
フィラメントワインディング法による繊維強化樹脂管継手の成形用内型及び繊維強化樹脂管継手の製造方法Info
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- JPH06106630A JPH06106630A JP4257901A JP25790192A JPH06106630A JP H06106630 A JPH06106630 A JP H06106630A JP 4257901 A JP4257901 A JP 4257901A JP 25790192 A JP25790192 A JP 25790192A JP H06106630 A JPH06106630 A JP H06106630A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フィラメントワインディング法による繊維強
化樹脂管継手の製法する際に、軽量で取扱い作業性のよ
い成形用内型を用い、しかも管継手の環状凹部の寸法精
度や内周面の平滑性の良好な製品を得る。 【構成】 ポリスチレン発泡体製(発泡倍率20倍)の
円柱状芯型10の外周を、外周に環状凸部21が形成さ
れ且つ二つの部材片に分割されたウレタンゴム(ショア
ーA硬度80)の円筒状補助部材20で覆い、その両端
を多数の繊維係止用ピン31と刺しピン32を有する円
板状治具30の押さえリング33で固定して成形用内型
を得る。この内型の外周に樹脂含浸ガラス繊維層50を
形成し樹脂を熱硬化させる。両端部をカッター60で輪
切りに切断し、次に芯型10を軸方向に押し出して抜去
する。その後補助部材20を一方の部材片を内側に落と
し込み、他方の部材片を内側に変形させて抜去し、目的
の管継手を得る。
化樹脂管継手の製法する際に、軽量で取扱い作業性のよ
い成形用内型を用い、しかも管継手の環状凹部の寸法精
度や内周面の平滑性の良好な製品を得る。 【構成】 ポリスチレン発泡体製(発泡倍率20倍)の
円柱状芯型10の外周を、外周に環状凸部21が形成さ
れ且つ二つの部材片に分割されたウレタンゴム(ショア
ーA硬度80)の円筒状補助部材20で覆い、その両端
を多数の繊維係止用ピン31と刺しピン32を有する円
板状治具30の押さえリング33で固定して成形用内型
を得る。この内型の外周に樹脂含浸ガラス繊維層50を
形成し樹脂を熱硬化させる。両端部をカッター60で輪
切りに切断し、次に芯型10を軸方向に押し出して抜去
する。その後補助部材20を一方の部材片を内側に落と
し込み、他方の部材片を内側に変形させて抜去し、目的
の管継手を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フィラメントワイン
ディング法による繊維強化樹脂管継手の成形用内型及び
繊維強化樹脂管継手の製造方法に関する。
ディング法による繊維強化樹脂管継手の成形用内型及び
繊維強化樹脂管継手の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フィラメントワインディング法による繊
維強化樹脂(FRP)管継手は、一般に成形用内型(マ
ンドレル)の外周に、樹脂含浸繊維を巻き付けて積層
し、樹脂を硬化させ脱型することにより製造される。
維強化樹脂(FRP)管継手は、一般に成形用内型(マ
ンドレル)の外周に、樹脂含浸繊維を巻き付けて積層
し、樹脂を硬化させ脱型することにより製造される。
【0003】成形用内型としては、主に金属や合成樹脂
などからなる型が広く使用されている。この種の成形用
内型は、特に大口径の管継手を製造する場合、非常に重
くて、型の組み立て、分解、持ち運び等の取扱い作業性
が劣る。
などからなる型が広く使用されている。この種の成形用
内型は、特に大口径の管継手を製造する場合、非常に重
くて、型の組み立て、分解、持ち運び等の取扱い作業性
が劣る。
【0004】また、この種の成形用内型の外周面には、
一般に環状の凸部が形成されており、この環状の凸部に
より、得られる管継手の内周面に水密パンキングや抜け
止めリングを装着するための環状の凹部が形成される。
一般に環状の凸部が形成されており、この環状の凸部に
より、得られる管継手の内周面に水密パンキングや抜け
止めリングを装着するための環状の凹部が形成される。
【0005】このように、成形用内型の外周面に環状の
凸部が形成されていると、この環状凸部に引っ掛かっ
て、樹脂の硬化後に成形用内型をこの型の軸方向に沿っ
て抜去して脱型することが困難である。
凸部が形成されていると、この環状凸部に引っ掛かっ
て、樹脂の硬化後に成形用内型をこの型の軸方向に沿っ
て抜去して脱型することが困難である。
【0006】このような問題を改善するために、全体が
合成樹脂発泡体製の成形用内型を使用し、脱型に際して
は、外部から加熱して合成樹脂発泡体を収縮させて脱型
を容易にしたり、或いは合成樹脂発泡体を周方向に三つ
以上の型片に分割可能に構成して脱型を容易にすること
が提案されている(特開昭57−185116号公報及
び特公昭61−59230号公報参照)。
合成樹脂発泡体製の成形用内型を使用し、脱型に際して
は、外部から加熱して合成樹脂発泡体を収縮させて脱型
を容易にしたり、或いは合成樹脂発泡体を周方向に三つ
以上の型片に分割可能に構成して脱型を容易にすること
が提案されている(特開昭57−185116号公報及
び特公昭61−59230号公報参照)。
【0007】
【0008】ところが、このように全体が合成樹脂発泡
体製の成形用内型を使用する従来法では、軽量で型の取
扱いや脱型に相当の改善が認められるものの、次のよう
な不都合が生じる。
体製の成形用内型を使用する従来法では、軽量で型の取
扱いや脱型に相当の改善が認められるものの、次のよう
な不都合が生じる。
【0009】すなわち、合成樹脂発泡体製の成形用内型
の外周面に樹脂含浸繊維を巻き付ける際や、これを加熱
して樹脂含浸繊維を硬化させる際に、樹脂含浸繊維の張
力や加熱により型の合成樹脂発泡体が変形し、得られる
管継手の内径の寸法精度、特に環状凹部の寸法精度や内
周面の平滑性が悪くなる。
の外周面に樹脂含浸繊維を巻き付ける際や、これを加熱
して樹脂含浸繊維を硬化させる際に、樹脂含浸繊維の張
力や加熱により型の合成樹脂発泡体が変形し、得られる
管継手の内径の寸法精度、特に環状凹部の寸法精度や内
周面の平滑性が悪くなる。
【0010】また、合成樹脂発泡体の成形用内型は、通
常、発泡性樹脂ビーズを金型に充填し、これを加熱発泡
させて製作されるが、この成形用内型の外周面に環状凸
部を形成する際には、これに相当する金型の凹部の角
(R)が急激に変化しているため、発泡粒子が金型の環
状の凹部に充分には沿いにくい。そのため、成形用内型
に良好な環状凹部が形成されず、得られる管継手の環状
凸部の寸法精度や平滑性がさらに悪くなる。
常、発泡性樹脂ビーズを金型に充填し、これを加熱発泡
させて製作されるが、この成形用内型の外周面に環状凸
部を形成する際には、これに相当する金型の凹部の角
(R)が急激に変化しているため、発泡粒子が金型の環
状の凹部に充分には沿いにくい。そのため、成形用内型
に良好な環状凹部が形成されず、得られる管継手の環状
凸部の寸法精度や平滑性がさらに悪くなる。
【0011】この発明は、上記の問題を解決するもの
で、その目的とするところは、フィラメントワインディ
ング法によりFRP管継手を製造する際に、型が軽量で
取扱い作業性がよく、しかも管継手の環状凸部の寸法精
度や内周面の平滑性の良好な製品を得ることのできるF
RP管継手の成形用内型及びFRP管継手の製造方法を
提供するものである。
で、その目的とするところは、フィラメントワインディ
ング法によりFRP管継手を製造する際に、型が軽量で
取扱い作業性がよく、しかも管継手の環状凸部の寸法精
度や内周面の平滑性の良好な製品を得ることのできるF
RP管継手の成形用内型及びFRP管継手の製造方法を
提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、合成樹脂発泡体製の円筒状もしくは円
柱状芯型と、この芯型の外周を覆い、外周面に環状の凸
部が形成されるか又は内周面に環状の凹部が形成された
合成樹脂製の円筒状補助部材とからなる繊維強化樹脂管
継手の成形用内型を用いる。
め、この発明は、合成樹脂発泡体製の円筒状もしくは円
柱状芯型と、この芯型の外周を覆い、外周面に環状の凸
部が形成されるか又は内周面に環状の凹部が形成された
合成樹脂製の円筒状補助部材とからなる繊維強化樹脂管
継手の成形用内型を用いる。
【0013】そして、上記成形用内型のうち、外周面に
環状の凸部が形成された合成樹脂製の円筒状補助部材を
有する成形用内型を用い、この成形用内型の外周に硬化
性樹脂含浸繊維を巻き付けて積層し樹脂を硬化させた
後、円筒状もしくは円柱状芯型を抜去し、その後円筒状
補助部材を抜去することにより繊維強化樹脂管継手を製
造する。
環状の凸部が形成された合成樹脂製の円筒状補助部材を
有する成形用内型を用い、この成形用内型の外周に硬化
性樹脂含浸繊維を巻き付けて積層し樹脂を硬化させた
後、円筒状もしくは円柱状芯型を抜去し、その後円筒状
補助部材を抜去することにより繊維強化樹脂管継手を製
造する。
【0014】或いは、上記成形用内型のうち、内周面に
環状の凹部が形成された合成樹脂製の円筒状補助部材を
有する成形用内型を用い、この成形用内型の外周に硬化
性樹脂含浸繊維を巻き付けて積層し樹脂を硬化させて硬
化した樹脂含浸繊維層と円筒状補助部材とを一体的に接
着させ、その後円筒状もしくは円柱状芯型を抜去するこ
とにより繊維強化樹脂管継手を製造する。
環状の凹部が形成された合成樹脂製の円筒状補助部材を
有する成形用内型を用い、この成形用内型の外周に硬化
性樹脂含浸繊維を巻き付けて積層し樹脂を硬化させて硬
化した樹脂含浸繊維層と円筒状補助部材とを一体的に接
着させ、その後円筒状もしくは円柱状芯型を抜去するこ
とにより繊維強化樹脂管継手を製造する。
【0015】これを、図面を参照しながら詳細に説明す
る。図1は、この発明の成形用内型の外周に硬化した樹
脂含浸繊維層を形成した状態の一例を示す一部切欠正面
図である。図のほぼ上半分はその断面で示す。
る。図1は、この発明の成形用内型の外周に硬化した樹
脂含浸繊維層を形成した状態の一例を示す一部切欠正面
図である。図のほぼ上半分はその断面で示す。
【0016】図2は、この発明の成形用内型の外周に硬
化した樹脂含浸繊維層を形成した状態の他の例を示す一
部切欠正面図である。図のほぼ上半分はその断面で示
す。
化した樹脂含浸繊維層を形成した状態の他の例を示す一
部切欠正面図である。図のほぼ上半分はその断面で示
す。
【0017】図3は、この発明の成形用内型の外周に硬
化性樹脂含浸繊維を巻き付ける方法の一例を示す説明図
である。
化性樹脂含浸繊維を巻き付ける方法の一例を示す説明図
である。
【0018】図1において、10は合成樹脂発泡体製の
円筒状又は円柱状芯型であって、例えばポリスチレン、
ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリ
ル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ス
チレン共重合体等合成樹脂からなる発泡体が用いられ
る。特に、材料コストや成形性等の面で発泡性ポリスチ
レンビーズを用いて発泡成形されたポリスチレン発泡体
が好ましい。
円筒状又は円柱状芯型であって、例えばポリスチレン、
ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリ
ル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ス
チレン共重合体等合成樹脂からなる発泡体が用いられ
る。特に、材料コストや成形性等の面で発泡性ポリスチ
レンビーズを用いて発泡成形されたポリスチレン発泡体
が好ましい。
【0019】発泡倍率は、硬化性樹脂含浸繊維の巻き付
け時の張力、樹脂含浸繊維層の硬化時の縮径、或いは使
用回数等により異なるが、例えばポリスチレン発泡体を
使用する場合は、5〜20倍の低発泡乃至中発泡のもの
が好ましい。
け時の張力、樹脂含浸繊維層の硬化時の縮径、或いは使
用回数等により異なるが、例えばポリスチレン発泡体を
使用する場合は、5〜20倍の低発泡乃至中発泡のもの
が好ましい。
【0020】この芯型10の外周には、円筒状補助部材
20が被覆されている。この円筒状補助部材20は、芯
型10の外周に中央部分を残して被覆されているが、芯
型10の外周全体に被覆されていてもよい。
20が被覆されている。この円筒状補助部材20は、芯
型10の外周に中央部分を残して被覆されているが、芯
型10の外周全体に被覆されていてもよい。
【0021】この円筒状補助部材20は、弾性体であっ
てもよい合成樹脂からなる。所謂合成樹脂としては、例
えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリカーボネートアクリル樹脂、ABS樹脂等の熱
可塑性樹脂、不飽和ポリエステル、エポキシ樹脂、フェ
ノール樹脂等の熱硬化性樹脂、或いはこれ等の樹脂に炭
酸カルシウム、ガラス繊維等の補強材を配合したものが
用いられる。
てもよい合成樹脂からなる。所謂合成樹脂としては、例
えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリカーボネートアクリル樹脂、ABS樹脂等の熱
可塑性樹脂、不飽和ポリエステル、エポキシ樹脂、フェ
ノール樹脂等の熱硬化性樹脂、或いはこれ等の樹脂に炭
酸カルシウム、ガラス繊維等の補強材を配合したものが
用いられる。
【0022】また、弾性体としては、例えば、ウレタン
ゴム、シリコンゴム、ネオプレンゴム、エチレンプロピ
レン共重合ゴム、スチレンブタジエンブロック共重合ゴ
ム、スチレンイソプレンブロック共重合ゴム、ポリエス
テルゴムが用いられる。これ等の弾性体の硬度は、一般
にショアーA硬度(ASTM D 2240による)で
60以上のものが用いられる。
ゴム、シリコンゴム、ネオプレンゴム、エチレンプロピ
レン共重合ゴム、スチレンブタジエンブロック共重合ゴ
ム、スチレンイソプレンブロック共重合ゴム、ポリエス
テルゴムが用いられる。これ等の弾性体の硬度は、一般
にショアーA硬度(ASTM D 2240による)で
60以上のものが用いられる。
【0023】そして、円筒状補助部材20の外周面に
は、環状凸部21が形成されている。この環状凸部21
は、樹脂の硬化後に円筒状補助部材20を抜去し、それ
により管継手の内周面に水密パッキングや抜け止めリン
グを装着するための環状凹部を形成するためのものであ
る。このような環状凸部21の形状は広く知られてい
る。
は、環状凸部21が形成されている。この環状凸部21
は、樹脂の硬化後に円筒状補助部材20を抜去し、それ
により管継手の内周面に水密パッキングや抜け止めリン
グを装着するための環状凹部を形成するためのものであ
る。このような環状凸部21の形状は広く知られてい
る。
【0024】円筒状補助部材20が熱可塑性樹脂製の場
合は、射出成形や真空成形により成形される。円筒状補
助部材20が熱硬化性樹脂の場合は、レジンインジェク
ション法(RI法)で成形される。なお、円筒状補助部
材20は、必要に応じて周方向に二つ以上の部材片に分
割可能に構成される。
合は、射出成形や真空成形により成形される。円筒状補
助部材20が熱硬化性樹脂の場合は、レジンインジェク
ション法(RI法)で成形される。なお、円筒状補助部
材20は、必要に応じて周方向に二つ以上の部材片に分
割可能に構成される。
【0025】円筒状もしくは円柱状芯型10と円筒状補
助部材20とは、通常、その端部で円板状治具30によ
り固定される。すなわち、図1においては、円板状治具
30の周囲に押さえリング33が形成されており、また
円板状治具30の内側には多数の刺しピン32が突設さ
れている。
助部材20とは、通常、その端部で円板状治具30によ
り固定される。すなわち、図1においては、円板状治具
30の周囲に押さえリング33が形成されており、また
円板状治具30の内側には多数の刺しピン32が突設さ
れている。
【0026】そして、この多数の刺しピン32を発泡体
製の芯型10の端面に突き刺すとともに、押さえリング
33で円筒状補助部材20の端部を押さえることにより
固定されている。なお、31は円板状治具30の周囲
に、回転軸に対して垂直に突設された多数の繊維係止用
ピンである。
製の芯型10の端面に突き刺すとともに、押さえリング
33で円筒状補助部材20の端部を押さえることにより
固定されている。なお、31は円板状治具30の周囲
に、回転軸に対して垂直に突設された多数の繊維係止用
ピンである。
【0027】図2においては、略均一な肉厚を有する円
筒状補助部材20' の内周面に、環状凹部21' が形成
されると共に環状凸部21”が形成されている。この場
合、円筒状補助部材20' を硬化した樹脂含浸繊維層5
0と一体的に接合して、環状凹部21' を水密パッキン
グや抜け止めリングを装着するための環状凹部としても
よく、又は補助部材20' を抜去して、環状凸部21”
に対応した環状凹部を水密パッキング等の用途に供して
もよい。
筒状補助部材20' の内周面に、環状凹部21' が形成
されると共に環状凸部21”が形成されている。この場
合、円筒状補助部材20' を硬化した樹脂含浸繊維層5
0と一体的に接合して、環状凹部21' を水密パッキン
グや抜け止めリングを装着するための環状凹部としても
よく、又は補助部材20' を抜去して、環状凸部21”
に対応した環状凹部を水密パッキング等の用途に供して
もよい。
【0028】但し、補助部材20' の外周面が平坦で内
周面のみに環状凹部が形成されている(図示せず)場合
は、補助部材20' は硬化した樹脂含浸繊維層と一体的
に接合されて用いられる。
周面のみに環状凹部が形成されている(図示せず)場合
は、補助部材20' は硬化した樹脂含浸繊維層と一体的
に接合されて用いられる。
【0029】円筒状もしくは円柱状芯型10と円筒状補
助部材20' とは、その端部で円板状治具30' により
固定されている。すなわち、図2においては、円板状治
具30' には、その周囲に差し込みスリット33' が形
成されており、また円板状治具30' の内側には多数の
刺しピン32' が突設されている。
助部材20' とは、その端部で円板状治具30' により
固定されている。すなわち、図2においては、円板状治
具30' には、その周囲に差し込みスリット33' が形
成されており、また円板状治具30' の内側には多数の
刺しピン32' が突設されている。
【0030】そして、この多数の刺しピン32' を芯型
10の端面に突き刺すとともに、差し込みスリット3
3' に円筒状補助部材20' の端部を差し込むことによ
り固定されている。なお、31' は円板状治具30' の
周囲に、回転軸に対して平行に突設された多数の繊維係
止用ピンである。
10の端面に突き刺すとともに、差し込みスリット3
3' に円筒状補助部材20' の端部を差し込むことによ
り固定されている。なお、31' は円板状治具30' の
周囲に、回転軸に対して平行に突設された多数の繊維係
止用ピンである。
【0031】繊維係止用ピン及び刺しピンを有する円板
状治具30、30' の材質は、軟鋼、ステンレス、アル
ミニウム等の金属が好ましいが、ナイロン、ポリカーボ
ネート、ABS樹脂、ポリプロピレン等の合成樹脂、或
いは繊維等で強化された強化樹脂も使用することができ
る。この発明のFRP管継手の成形用内型は、以上のよ
うに構成されている。
状治具30、30' の材質は、軟鋼、ステンレス、アル
ミニウム等の金属が好ましいが、ナイロン、ポリカーボ
ネート、ABS樹脂、ポリプロピレン等の合成樹脂、或
いは繊維等で強化された強化樹脂も使用することができ
る。この発明のFRP管継手の成形用内型は、以上のよ
うに構成されている。
【0032】なお、成形用内型の形状及び寸法は、製造
するFRP管継手の形状及び寸法により適当に設定され
る。この発明は、図のようにソケット型やレジューサー
型の管継手を製造する場合に適用するのが好ましいが、
場合によってはベンド型、エルボ型、チーズ型の管継手
の製造にも適用することができる。
するFRP管継手の形状及び寸法により適当に設定され
る。この発明は、図のようにソケット型やレジューサー
型の管継手を製造する場合に適用するのが好ましいが、
場合によってはベンド型、エルボ型、チーズ型の管継手
の製造にも適用することができる。
【0033】この発明の成形用内型を用いて、FRP管
継手を、例えば図1のようにして製造するには、先ず、
図3に示すように、成形用内型を回転軸40によりマン
ドレルの取付装置41にセットする。そして、硬化性樹
脂含浸繊維51をトラバース台70の後方からフィード
アイ71に通し、成形用内型の繊維係止用ピン31に引
っ掛けた状態で、成形用内型を回転させるとともに、ト
ラバース台70を予め定められたプログラムによって作
動させる。
継手を、例えば図1のようにして製造するには、先ず、
図3に示すように、成形用内型を回転軸40によりマン
ドレルの取付装置41にセットする。そして、硬化性樹
脂含浸繊維51をトラバース台70の後方からフィード
アイ71に通し、成形用内型の繊維係止用ピン31に引
っ掛けた状態で、成形用内型を回転させるとともに、ト
ラバース台70を予め定められたプログラムによって作
動させる。
【0034】この発明において、使用する強化繊維とし
ては、特に限定されるものではないが、ガラス繊維、炭
素繊維等の無機繊維、或いはアラミド繊維、ポリエチレ
ンテレフタレート繊維等の有機繊維が挙げられる。特
に、ガラス繊維からなるロービングもしくはクロステー
プ(ロービングを、例えば井桁状に織ったもので、織り
方や幅は特に限定されない)が好適に用いられる。
ては、特に限定されるものではないが、ガラス繊維、炭
素繊維等の無機繊維、或いはアラミド繊維、ポリエチレ
ンテレフタレート繊維等の有機繊維が挙げられる。特
に、ガラス繊維からなるロービングもしくはクロステー
プ(ロービングを、例えば井桁状に織ったもので、織り
方や幅は特に限定されない)が好適に用いられる。
【0035】硬化性樹脂含浸繊維は、強化繊維に硬化性
樹脂が含浸されたものであり、強化繊維100重量部に
対し、硬化性樹脂が50〜200重量部含浸されている
のが好ましい。
樹脂が含浸されたものであり、強化繊維100重量部に
対し、硬化性樹脂が50〜200重量部含浸されている
のが好ましい。
【0036】硬化性樹脂としては、従来公知の熱硬化性
樹脂が使用され、特に不飽和ポリエステル樹脂やエポキ
シ樹脂が好適に使用される。また、場合によっては、光
硬化性樹脂が用いられる。
樹脂が使用され、特に不飽和ポリエステル樹脂やエポキ
シ樹脂が好適に使用される。また、場合によっては、光
硬化性樹脂が用いられる。
【0037】そして、上記硬化性樹脂には、一般に硬化
剤や硬化促進剤が添加される。これ等の硬化剤や硬化促
進剤は、従来公知のものが使用されてよく、熱硬化剤と
しては、例えば、メチルエチルケトンパーオキサイド、
ベンゾイルパーオキサド等が挙げられ、硬化促進剤とし
ては、例えば、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸マンガ
ン、ジメチルアニリン等が挙げられる。
剤や硬化促進剤が添加される。これ等の硬化剤や硬化促
進剤は、従来公知のものが使用されてよく、熱硬化剤と
しては、例えば、メチルエチルケトンパーオキサイド、
ベンゾイルパーオキサド等が挙げられ、硬化促進剤とし
ては、例えば、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸マンガ
ン、ジメチルアニリン等が挙げられる。
【0038】また、硬化性樹脂には、必要に応じて、コ
ロイドシリカ、ガラスバルーン、炭酸カルシウム、タル
ク等の充填剤をはじめ、その他の公知の添加剤が添加さ
れていてもよく、例えば上記の充填剤を添加する場合、
その添加量は硬化性樹脂100重量部に対し、0.5〜
50重量部が好ましい。
ロイドシリカ、ガラスバルーン、炭酸カルシウム、タル
ク等の充填剤をはじめ、その他の公知の添加剤が添加さ
れていてもよく、例えば上記の充填剤を添加する場合、
その添加量は硬化性樹脂100重量部に対し、0.5〜
50重量部が好ましい。
【0039】フィードアイ71としては、硬化性樹脂含
浸繊維51をテープ状に良好に収束するために、図示の
ような櫛状のフィードアイを用いるのが好ましいが、慣
用のドーナツ状のフィードアイを用いてもよい。
浸繊維51をテープ状に良好に収束するために、図示の
ような櫛状のフィードアイを用いるのが好ましいが、慣
用のドーナツ状のフィードアイを用いてもよい。
【0040】トラバース台70としては、図示のよう
に、成形用内型の回転軸に沿うX軸方向の移動作動を基
本とし、必要に応じて、これに成形用内型の回転軸に対
して垂直なY軸方向の移動作動、成形用内型に対して近
接離反するZ軸方向の移動作動が適当に組み合わされた
トラバース台が用いられる。
に、成形用内型の回転軸に沿うX軸方向の移動作動を基
本とし、必要に応じて、これに成形用内型の回転軸に対
して垂直なY軸方向の移動作動、成形用内型に対して近
接離反するZ軸方向の移動作動が適当に組み合わされた
トラバース台が用いられる。
【0041】さらに、図示のように、必要に応じて、硬
化性樹脂含浸繊維51の繰り出し方向を回転軸として回
転するUで示される回転作動、成形用内型の回転軸を含
む水平面上で首振りを行うVで示される回動作動が適当
に組み合わされたトラバース台も用いられる。
化性樹脂含浸繊維51の繰り出し方向を回転軸として回
転するUで示される回転作動、成形用内型の回転軸を含
む水平面上で首振りを行うVで示される回動作動が適当
に組み合わされたトラバース台も用いられる。
【0042】トラバース台70の移動作動、回転作動、
回動作動の組み合わせは、製造する繊維強化樹脂管継手
の形状及び寸法により決定される。この場合、フィード
アイ71の向きを硬化性樹脂含浸繊維51の送り出す方
向に常にうまく揃えて、成形用内型の外周に巻き付けら
れるテープ状に収束された硬化性樹脂含浸繊維の幅が狭
くなったり、捩れて紐状になったりしないように、トラ
バース台70の移動作動、回転作動、回動作動が適当に
組み合わされる。
回動作動の組み合わせは、製造する繊維強化樹脂管継手
の形状及び寸法により決定される。この場合、フィード
アイ71の向きを硬化性樹脂含浸繊維51の送り出す方
向に常にうまく揃えて、成形用内型の外周に巻き付けら
れるテープ状に収束された硬化性樹脂含浸繊維の幅が狭
くなったり、捩れて紐状になったりしないように、トラ
バース台70の移動作動、回転作動、回動作動が適当に
組み合わされる。
【0043】このようにして、硬化性樹脂含浸繊維51
を、図1に示すように、一定の厚さに成形用内型の外周
に積層して樹脂含浸繊維層50を形成した後、これを取
付装置41から取り外し、加熱炉に入れて樹脂を熱硬化
させる。その後、端部の硬化した繊維強化樹脂層50と
円筒状補助部材20と円筒状もしくは円柱状芯型10と
を、カッター60により、矢印で示す部分で輪切りして
切断する。
を、図1に示すように、一定の厚さに成形用内型の外周
に積層して樹脂含浸繊維層50を形成した後、これを取
付装置41から取り外し、加熱炉に入れて樹脂を熱硬化
させる。その後、端部の硬化した繊維強化樹脂層50と
円筒状補助部材20と円筒状もしくは円柱状芯型10と
を、カッター60により、矢印で示す部分で輪切りして
切断する。
【0044】次に、別に用意した脱型装置(図は省略)
を使用して、この脱型装置のシリンダーにより円筒状も
しくは円柱状芯型10を軸方向に押して、円筒状もしく
は円柱状芯型10を軸方向に沿って抜去する。
を使用して、この脱型装置のシリンダーにより円筒状も
しくは円柱状芯型10を軸方向に押して、円筒状もしく
は円柱状芯型10を軸方向に沿って抜去する。
【0045】その後、円筒状補助部材20を抜去する。
円筒状補助部材20を抜去するには、円筒状補助部材2
0を、予め公知の手段により周方向に二つ以上の部材片
に分割可能に構成しておき、これ等の部材片を内側に落
とし込んで抜去するか、或いは一方の部材片を内側に落
とし込み、他方の部材片を内側に変形させてして抜去す
る。
円筒状補助部材20を抜去するには、円筒状補助部材2
0を、予め公知の手段により周方向に二つ以上の部材片
に分割可能に構成しておき、これ等の部材片を内側に落
とし込んで抜去するか、或いは一方の部材片を内側に落
とし込み、他方の部材片を内側に変形させてして抜去す
る。
【0046】また、円筒状補助部材20を抜去する方法
としては、上記の方法以外に、円筒状補助部材20を弾
性体で一体に形成し、この弾性体からなる円筒状補助部
材20の一端を軸の中心方向に押さえて変形させること
により抜去することができる。
としては、上記の方法以外に、円筒状補助部材20を弾
性体で一体に形成し、この弾性体からなる円筒状補助部
材20の一端を軸の中心方向に押さえて変形させること
により抜去することができる。
【0047】なお、円筒状補助部材20を抜去する場
合、材質としては、硬化した樹脂含浸繊維層と接着しな
い材質を使用するか、或いは円筒状補助部材20の表面
にシリコーン等の剥離剤を塗布しておく。
合、材質としては、硬化した樹脂含浸繊維層と接着しな
い材質を使用するか、或いは円筒状補助部材20の表面
にシリコーン等の剥離剤を塗布しておく。
【0048】円筒状もしくは円柱状芯型10のみを抜去
し、円筒状補助部材を抜去しない場合は、例えば図2に
示すように、円筒状補助部材の内周面に環状凹部21'
を形成した円筒状補助部材20' を使用する。
し、円筒状補助部材を抜去しない場合は、例えば図2に
示すように、円筒状補助部材の内周面に環状凹部21'
を形成した円筒状補助部材20' を使用する。
【0049】なお、この場合、円筒状補助部材20'
は、硬化した樹脂含浸繊維層50と一体的に接着させる
ために、樹脂含浸繊維層50と接着する材質を使用する
か、或いは円筒状補助部材20' の表面に接着性プライ
マー(例えば、ウレタン系やポリエステル系)を塗布し
ておく。こうして、FRP管継手が製造される。
は、硬化した樹脂含浸繊維層50と一体的に接着させる
ために、樹脂含浸繊維層50と接着する材質を使用する
か、或いは円筒状補助部材20' の表面に接着性プライ
マー(例えば、ウレタン系やポリエステル系)を塗布し
ておく。こうして、FRP管継手が製造される。
【0050】
【作用】このように、合成樹脂発泡体製の円筒状もしく
は円柱状芯型と、この芯型の外周を覆い、外周面に環状
の凸部が形成されるか又は内周面に環状の凹部が形成さ
れた合成樹脂製の円筒状補助部材とからなる成形用内型
を用いて、フィラメントワインディング法によりFRP
管継手を製造すると、芯型は合成樹脂発泡体製でしかも
円筒状もしくは円柱状であるので、軽量で軸方向に簡単
に押し出され容易に抜去することができる。
は円柱状芯型と、この芯型の外周を覆い、外周面に環状
の凸部が形成されるか又は内周面に環状の凹部が形成さ
れた合成樹脂製の円筒状補助部材とからなる成形用内型
を用いて、フィラメントワインディング法によりFRP
管継手を製造すると、芯型は合成樹脂発泡体製でしかも
円筒状もしくは円柱状であるので、軽量で軸方向に簡単
に押し出され容易に抜去することができる。
【0051】なお、合成樹脂製の円筒状補助部材は、必
ずしも抜去する必要はなく、その場合は、得られる管継
手の内層を形成し、抜去作業も少なくすることができ
る。
ずしも抜去する必要はなく、その場合は、得られる管継
手の内層を形成し、抜去作業も少なくすることができ
る。
【0052】また、合成樹脂製の円筒状補助部材によっ
て合成樹脂発泡体製の円筒状もしくは円柱状芯型が保護
され、これに巻き付けられる樹脂含浸繊維層によって芯
型の発泡体が変形することが防止される。それゆえ、得
られる管継手の内径の寸法精度、特に環状凸部の寸法精
度や内周面の平滑性が内径寸法精度がよくなる。
て合成樹脂発泡体製の円筒状もしくは円柱状芯型が保護
され、これに巻き付けられる樹脂含浸繊維層によって芯
型の発泡体が変形することが防止される。それゆえ、得
られる管継手の内径の寸法精度、特に環状凸部の寸法精
度や内周面の平滑性が内径寸法精度がよくなる。
【0053】
【実施例】以下、この発明の実施例を示す。実施例1 先ず、図3に示すように、ガラス繊維ロービング(番手
2230g/ km )を10本引き揃え、これに熱硬化性
不飽和ポリエステル樹脂液を含浸させて、ガラス繊維ロ
ービングの含有量が約60容量%の硬化性樹脂含浸繊維
ロービング51を調製した。
2230g/ km )を10本引き揃え、これに熱硬化性
不飽和ポリエステル樹脂液を含浸させて、ガラス繊維ロ
ービングの含有量が約60容量%の硬化性樹脂含浸繊維
ロービング51を調製した。
【0054】熱硬化性不飽和ポリエステル樹脂液は、不
飽和ポリエステル(エスターR235:三井東圧社製)
100重量部と硬化剤(カヤメックM:化薬アクゾ社
製、メチルエチルケトンパーオキサイド溶液)0.6重
量部と硬化促進剤(コバルト6重量%含有)0.5重量
部とからなる。
飽和ポリエステル(エスターR235:三井東圧社製)
100重量部と硬化剤(カヤメックM:化薬アクゾ社
製、メチルエチルケトンパーオキサイド溶液)0.6重
量部と硬化促進剤(コバルト6重量%含有)0.5重量
部とからなる。
【0055】次いで、この10本の硬化性樹脂含浸繊維
ロービング51を、引き揃えた状態で櫛状のフィードア
イ71に通して幅が約45mmに収束し、ソケット型の成
形用内型を回転させるとともに、フィードアイ71を取
り付けたトラバース台70をX軸方向の移動作動とZ軸
方向の移動作動とを組み合わせて移動させた。
ロービング51を、引き揃えた状態で櫛状のフィードア
イ71に通して幅が約45mmに収束し、ソケット型の成
形用内型を回転させるとともに、フィードアイ71を取
り付けたトラバース台70をX軸方向の移動作動とZ軸
方向の移動作動とを組み合わせて移動させた。
【0056】こうして、硬化性樹脂含浸繊維ロービング
51を成形用内型の外周に、先ず±90°の円周巻きを
付加し、更に±60°及び±30°のヘリカル状に巻き
付け、この成形用内型の外周に硬化性樹脂含浸繊維ロー
ビング51を積層した。
51を成形用内型の外周に、先ず±90°の円周巻きを
付加し、更に±60°及び±30°のヘリカル状に巻き
付け、この成形用内型の外周に硬化性樹脂含浸繊維ロー
ビング51を積層した。
【0057】成形用内型としては、図1に示すように、
ポリスチレン発泡体製(発泡倍率20倍)の円柱状芯型
10の外周を、環状の凸部21が形成され且つ二つの部
材片に分割された厚さ1〜25(最大膨出部25mm)mm
のウレタンゴム(ショアーA硬度80)の円筒状補助部
材20で覆い、その両端を多数の繊維係止用ピン31と
刺しピン32を有する円板状治具30の押さえリング3
3で固定したものを使用した。
ポリスチレン発泡体製(発泡倍率20倍)の円柱状芯型
10の外周を、環状の凸部21が形成され且つ二つの部
材片に分割された厚さ1〜25(最大膨出部25mm)mm
のウレタンゴム(ショアーA硬度80)の円筒状補助部
材20で覆い、その両端を多数の繊維係止用ピン31と
刺しピン32を有する円板状治具30の押さえリング3
3で固定したものを使用した。
【0058】そして、この成形用内型の円柱状芯型10
及び円筒状補助部材20の露出部分には、熱硬化性不飽
和ポリエステル樹脂液中のスチレンを通さないように、
ポリビニルアルコール(PVA)系溶液(ハイセーフコ
ート:扇化学社製)を塗布し乾燥させた。
及び円筒状補助部材20の露出部分には、熱硬化性不飽
和ポリエステル樹脂液中のスチレンを通さないように、
ポリビニルアルコール(PVA)系溶液(ハイセーフコ
ート:扇化学社製)を塗布し乾燥させた。
【0059】樹脂含浸繊維ロービング51を積層した
後、これを60℃で2時間加熱硬化させ、その後両端部
の樹脂硬化繊維層50と円筒状補助部材20と円柱状芯
型10を、カッター60で切断した。その後、脱型装置
のシリンダーで円柱状芯型10を押して抜去し、次に円
筒状補助部材20を一方の部材片を内側に落とし込み、
他方の部材片を内側に変形させて抜去して脱型した。こ
うして、厚さ5mm、内径150mm、長さ400mmのソケ
ット型のFRP管継手を製造した。
後、これを60℃で2時間加熱硬化させ、その後両端部
の樹脂硬化繊維層50と円筒状補助部材20と円柱状芯
型10を、カッター60で切断した。その後、脱型装置
のシリンダーで円柱状芯型10を押して抜去し、次に円
筒状補助部材20を一方の部材片を内側に落とし込み、
他方の部材片を内側に変形させて抜去して脱型した。こ
うして、厚さ5mm、内径150mm、長さ400mmのソケ
ット型のFRP管継手を製造した。
【0060】なお、成形用内型の外周に樹脂含浸繊維ロ
ービング51を巻き付けるに際し、得られる管継手にウ
イーピングが起こらないように、予め熱硬化性の軟質
(オルソ系)不飽和ポリエステル樹脂液(ポリマール6
320F:武田薬品社製)を成形用内型の外周に塗布し
た。
ービング51を巻き付けるに際し、得られる管継手にウ
イーピングが起こらないように、予め熱硬化性の軟質
(オルソ系)不飽和ポリエステル樹脂液(ポリマール6
320F:武田薬品社製)を成形用内型の外周に塗布し
た。
【0061】この場合、成形用内型は軽くて取扱いが楽
で、しかも容易に脱型することができた。また、得られ
たソケット型管継手の内径ばらつきは、JIS K 6
743の水道用硬質塩化ビニル管継手の呼び径150mm
の内径許容差である±0.4mmの範囲に収まる±0.2
mmであった。また、ソケット型管継手は、40 kg/cm
2 の水圧試験で破壊せず、充分な強度を保持していた。
で、しかも容易に脱型することができた。また、得られ
たソケット型管継手の内径ばらつきは、JIS K 6
743の水道用硬質塩化ビニル管継手の呼び径150mm
の内径許容差である±0.4mmの範囲に収まる±0.2
mmであった。また、ソケット型管継手は、40 kg/cm
2 の水圧試験で破壊せず、充分な強度を保持していた。
【0062】実施例2 実施例1において、成形用内型の円柱状芯型10をウレ
タン発泡体製(発泡倍率10倍)に変更し、また円筒状
補助部材20を厚さ1〜25mmのシリコンゴム製(ショ
アーA硬度60)に変更した。また、PVA系溶液(ハ
イセーフコート:扇化学社製)は、円柱状芯型10の露
出部分のみに塗布し乾燥させた。それ以外は実施例1と
同様に行った。
タン発泡体製(発泡倍率10倍)に変更し、また円筒状
補助部材20を厚さ1〜25mmのシリコンゴム製(ショ
アーA硬度60)に変更した。また、PVA系溶液(ハ
イセーフコート:扇化学社製)は、円柱状芯型10の露
出部分のみに塗布し乾燥させた。それ以外は実施例1と
同様に行った。
【0063】この場合も、成形用内型は軽くて取扱いが
楽で、しかも容易に脱型することができた。また、得ら
れたソケット型管継手の内径ばらつきは、±0.15mm
であった。また、ソケット型管継手は、40 kg/cm2
の水圧試験で破壊せず、充分な強度を保持していた。
楽で、しかも容易に脱型することができた。また、得ら
れたソケット型管継手の内径ばらつきは、±0.15mm
であった。また、ソケット型管継手は、40 kg/cm2
の水圧試験で破壊せず、充分な強度を保持していた。
【0064】実施例3 実施例1において、円筒状補助部材20を厚さ1〜2mm
の硬質ポリ塩化ビニル製の真空成形品に変更し、その表
面にはウレタン系の接着性プライマー(エスターP−2
015:三井東圧社製、残存イソシアネート基約5%)
を塗布して乾燥させた。また、円柱状芯型10の露出部
分には、PVA系溶液(ハイセーフコート:扇化学社
製)を塗布し乾燥させた。
の硬質ポリ塩化ビニル製の真空成形品に変更し、その表
面にはウレタン系の接着性プライマー(エスターP−2
015:三井東圧社製、残存イソシアネート基約5%)
を塗布して乾燥させた。また、円柱状芯型10の露出部
分には、PVA系溶液(ハイセーフコート:扇化学社
製)を塗布し乾燥させた。
【0065】そして、円筒状補助部材20は、硬化した
樹脂含浸繊維層50に一体的に接着させて抜去せずに、
円柱状芯型10のみを抜去して脱型した。それ以外は実
施例1と同様に行った。
樹脂含浸繊維層50に一体的に接着させて抜去せずに、
円柱状芯型10のみを抜去して脱型した。それ以外は実
施例1と同様に行った。
【0066】この場合も、成形用内型は軽くて取扱いが
楽で、しかも容易に脱型することができた。また、得ら
れたソケット型管継手の内径ばらつきは、±0.2mmで
あった。また、得られたソケット型管継手は、40 kg
/cm2 の水圧試験で破壊せず、充分な強度を保持してい
た。
楽で、しかも容易に脱型することができた。また、得ら
れたソケット型管継手の内径ばらつきは、±0.2mmで
あった。また、得られたソケット型管継手は、40 kg
/cm2 の水圧試験で破壊せず、充分な強度を保持してい
た。
【0067】
【発明の効果】この発明は、上述のように構成されてお
り、成形用内型は、合成樹脂発泡体製の芯型を有するの
で、軽量で取扱い作業性がよい。しかも、この芯型は円
筒状もしくは円柱状であるので、軸方向に容易に抜去し
て脱型することができ、脱型作業性もよい。なお、円筒
状補助部材は抜去しないでもよく、それだけ脱型作業性
が省かれる。
り、成形用内型は、合成樹脂発泡体製の芯型を有するの
で、軽量で取扱い作業性がよい。しかも、この芯型は円
筒状もしくは円柱状であるので、軸方向に容易に抜去し
て脱型することができ、脱型作業性もよい。なお、円筒
状補助部材は抜去しないでもよく、それだけ脱型作業性
が省かれる。
【0068】また、この合成樹脂発泡体製の芯型の外周
が、外周面に環状の凸部が形成されるか又は内周面に環
状の凹部が形成された合成樹脂製の円筒状補助部材で覆
われているので、この円筒状補助部材で芯型の発泡体の
変形が防止され、得られる管継手の内径の寸法精度、特
に、環状凹部の寸法精度や内周面の平滑性がよくなる。
が、外周面に環状の凸部が形成されるか又は内周面に環
状の凹部が形成された合成樹脂製の円筒状補助部材で覆
われているので、この円筒状補助部材で芯型の発泡体の
変形が防止され、得られる管継手の内径の寸法精度、特
に、環状凹部の寸法精度や内周面の平滑性がよくなる。
【図1】この発明の成形用内型の外周に硬化した樹脂含
浸繊維層を形成した状態の一例を示す一部切欠正面図で
ある。
浸繊維層を形成した状態の一例を示す一部切欠正面図で
ある。
【図2】この発明の成形用内型の外周に硬化した樹脂含
浸繊維層を形成した状態の他の例を示す一部切欠正面図
である。
浸繊維層を形成した状態の他の例を示す一部切欠正面図
である。
【図3】この発明の成形用内型の外周に硬化性樹脂含浸
繊維を巻き付ける方法の一例を示す説明図である。
繊維を巻き付ける方法の一例を示す説明図である。
10 円筒状又は円柱状芯型 20 円筒状補助部材 21 環状の凸部 21”環状の凸部 21' 環状の凹部 30 板状治具 30' 板状治具 31 繊維係止ピン 31' 繊維係止ピン 33 押さえリング 33' 差し込みスリット 40 成形用内型の回転軸 41 成形用内型の取付装置 50 樹脂含浸繊維層 51 硬化性樹脂含浸繊維 60 カッター 70 トラバース台 71 櫛状のフィードアイ
Claims (3)
- 【請求項1】 合成樹脂発泡体製の円筒状もしくは円柱
状芯型と、この芯型の外周を覆い、外周面に環状の凸部
が形成されるか又は内周面に環状の凹部が形成された合
成樹脂製の円筒状補助部材とからなるフィラメントワイ
ンディング法による繊維強化樹脂管継手の成形用内型。 - 【請求項2】 請求項1記載の成形用内型のうち、外周
面に環状の凸部が形成された合成樹脂製の円筒状補助部
材を有する成形用内型を用い、この成形用内型の外周に
硬化性樹脂含浸繊維を巻き付けて積層し樹脂を硬化させ
た後、円筒状もしくは円柱状芯型を抜去し、その後円筒
状補助部材を抜去することを特徴とするフィラメントワ
インディング法による繊維強化樹脂管継手の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の成形用内型のうち、内周
面に環状の凹部が形成された合成樹脂製の円筒状補助部
材を有する成形用内型を用い、この成形用内型の外周に
硬化性樹脂含浸繊維を巻き付けて積層し樹脂を硬化させ
て硬化した樹脂含浸繊維層と円筒状補助部材とを一体的
に接着させ、その後円筒状もしくは円柱状芯型を抜去す
ることを特徴とするフィラメントワインディング法によ
る繊維強化樹脂管継手の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4257901A JPH06106630A (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | フィラメントワインディング法による繊維強化樹脂管継手の成形用内型及び繊維強化樹脂管継手の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4257901A JPH06106630A (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | フィラメントワインディング法による繊維強化樹脂管継手の成形用内型及び繊維強化樹脂管継手の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06106630A true JPH06106630A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=17312766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4257901A Pending JPH06106630A (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | フィラメントワインディング法による繊維強化樹脂管継手の成形用内型及び繊維強化樹脂管継手の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06106630A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113715367A (zh) * | 2021-07-16 | 2021-11-30 | 北京科技大学 | 一种管梁零件制备工艺及管梁零件 |
| CN116533565A (zh) * | 2023-06-15 | 2023-08-04 | 安徽省飞腾航空科技有限公司 | 一种直升机旋翼碳纤维缠绕用加工设备 |
| CN116968340A (zh) * | 2023-07-13 | 2023-10-31 | 上海复合材料科技有限公司 | 用于不等极孔气瓶的缠绕工装及缠绕方法 |
-
1992
- 1992-09-28 JP JP4257901A patent/JPH06106630A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113715367A (zh) * | 2021-07-16 | 2021-11-30 | 北京科技大学 | 一种管梁零件制备工艺及管梁零件 |
| CN113715367B (zh) * | 2021-07-16 | 2022-08-09 | 北京科技大学 | 一种管梁零件制备工艺及管梁零件 |
| CN116533565A (zh) * | 2023-06-15 | 2023-08-04 | 安徽省飞腾航空科技有限公司 | 一种直升机旋翼碳纤维缠绕用加工设备 |
| CN116968340A (zh) * | 2023-07-13 | 2023-10-31 | 上海复合材料科技有限公司 | 用于不等极孔气瓶的缠绕工装及缠绕方法 |
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