JPH07100942A - 繊維強化樹脂製曲管継手の製造方法 - Google Patents

繊維強化樹脂製曲管継手の製造方法

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JPH07100942A
JPH07100942A JP5247803A JP24780393A JPH07100942A JP H07100942 A JPH07100942 A JP H07100942A JP 5247803 A JP5247803 A JP 5247803A JP 24780393 A JP24780393 A JP 24780393A JP H07100942 A JPH07100942 A JP H07100942A
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JP
Japan
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mandrel
fiber
resin
curved
curable resin
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Application number
JP5247803A
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English (en)
Inventor
Hirohide Nakagawa
裕英 中川
Kimitoku Takao
公徳 高尾
Nobuhiro Goto
信弘 後藤
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】曲管形成用マンドレルへの樹脂含浸繊維を安定
して巻き付けることにより,高精度、高性能の繊維強化
樹脂製曲管継手を、省力、省時間、低コストにて製造す
る方法を提供する。 【構成】曲管形成用マンドレル1の軸杆12の端部をマ
ンドレル受け5に装着する。軸杆12の軸芯を回転軸4
2と一致させる。回転軸42を回転して、一方の管接続
部成形部13の軸芯が円弧状支持体4の回転軸42とほ
ぼ一致する状態となし、その部分の周りに樹脂含浸繊維
3を巻き付ける。順次、曲管形成用マンドレル1の軸芯
が回転軸42とほぼ一致する状態の部分に樹脂含浸繊維
を巻き付けていく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維強化樹脂からなる
ベンド、エルボ等の繊維強化樹脂製曲管継手の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】繊維強化樹脂製管体を製造するのに、フ
ィラメントワインディング(FW)法が用いられること
はよく知られている。管体が直線状であればFW法を適
用するのは比較的容易である。しかし、エルボ型管継手
のような直線状でない管体をFW法により製造する場
合、特に曲成部に硬化性樹脂含浸繊維を均一に巻き付け
るのは難しい。
【0003】しかして、従来、例えば、特公平1─38
665号公報に記載の如く、芯型をその軸芯の一部を常
に回転軸芯にほぼ接するように往復移動させながら芯型
全体を回転軸芯の周りに回転させて、芯型の周りに成形
材料を巻き付ける方法が提案され、特開昭59─159
316号公報の記載の如く、芯型を両端面略中心を結ぶ
仮想軸芯を中心として回転させると共に、糸導出部材
を、ロービング繊維をたえず一定角度になるように仮想
軸線と平行な軸線に沿うトラバース運動を含めて作動さ
せる成形方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特公平1─3
8665号公報に記載の方法は、機械が複雑であり、モ
ーター間の同期や継手品種等の自由度が非常に小さく、
成形中のトラブル、品種換え等に手間がかかり、生産性
が悪いという問題点がある。
【0005】又、特開昭59─159316号公報に記
載の方法は、芯型が仮想軸線を中心として回転するとき
に、芯型の回転半径が大きく、芯型の周りに糸を巻き付
けるときの糸のたるみが大きくて糸の巻き付け状態が不
安定になり、又、振動を押さえるために設備が大型化す
る上に、回転速度を上げることができないので生産性が
悪く、又、芯型を1回転させる間に、糸導出部材を大き
くトラバースさせる必要があるために、時間がかかり生
産性が悪く、又繊維が糸導出部に擦られるため、毛羽、
切れ等が発生しやすく、成形安定性に欠けるという問題
点があった。
【0006】本発明は、上記の如き従来の問題点を解消
し、曲管形成用マンドレルへの硬化性樹脂含浸テープ状
繊維を安定して巻き付けることにより、高精度、高性能
の繊維強化樹脂製曲管継手を、省力、省時間、低コスト
にて製造する方法を提供することを目的としてなされた
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の繊維強化樹脂製
曲管継手の製造方法は、曲管成形用マンドレルに硬化性
樹脂含浸テープ状繊維を巻き付け、樹脂を硬化させて繊
維強化樹脂層を形成した後、曲管成形用マンドレルを脱
型して繊維強化樹脂製曲管継手を製造する方法であっ
て、曲管成形用マンドレルの略中心を円弧の中心とする
円弧状支持体を、円弧状支持体の回転軸を中心として回
転自在に設けると共に、曲管成形用マンドレルの一側方
に、円弧状支持体に沿った往復移動を可能にされたマン
ドレル受けを連結して、マンドレル受けに装着された曲
管形成用マンドレルを円弧状支持体の回転に伴って回転
するようにせしめ、且つ、円弧状支持体の回転とマンド
レル受けの円弧状支持体に沿う往復移動とにより、曲管
形成用マンドレルの各部分の軸芯と円弧状支持体の回転
軸とがほぼ一致するような曲管形成用マンドレルの回転
を可能とした該マンドレルの各部分に順次硬化性樹脂含
浸テープ状繊維を巻き付けていく方法である。
【0008】本発明において、曲管継手としては、例え
ば、受口の形状にかかわりなく、Rを持ったいわゆるベ
ンド、直管をつなぎ合わせるエルボ等が挙げられる。一
端と他端との角度は、特に限定されるものではないが、
曲げ角度最大が90°までのものが好適である。曲げ角
度最大が90°を超える場合には、その周りに硬化性樹
脂含浸テープ状繊維を巻き付けにくくなる傾向がある。
【0009】本発明において、曲管形成用マンドレルと
しては、できるだけ剛性が高く、軽量のものが好適に使
用され、例えば、構造用鋼、ステンレス、アルミニウ
ム、ジュラルミン等の金属材料からなる中空型、ポリウ
レタン等のゴム材料等からなる中実型、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン等の合成樹脂をブロー成形したブロー
型等が挙げられる。
【0010】本発明においてテープ状繊維とは、互いに
異なる方向の繊維を含むテープ状の繊維を意味し、長手
方向の繊維とこれに垂直に交わる繊維からなるものが多
用される。本発明において、使用するテープ状繊維の材
質は、特に限定されるものではく、ガラス繊維、炭素繊
維等の無機繊維、あるいはアラミド繊維、ポリエチレン
テレフタレート繊維(PET繊維)等の有機繊維が用い
られる。形態の種類としては、ロービングクロステー
プ、クロステープ、すだれ状編みテープ、チョップドス
トランドテープ、コンテニュアステープ等が挙げられ
る。
【0011】巻回方法としては、上記の色々な方向に強
度を有するものを含むテープ状繊維を円周巻きにして効
率よく巻回する方が望ましいが、ヘリカル(斜交)巻き
も可能である。そのときのヘリカル巻き角度としては、
±50〜65°が望ましい。
【0012】硬化性樹脂含浸テープ状繊維は、上記テー
プ状繊維に硬化性樹脂が含浸されたものであり、テープ
状繊維100重量部に対し、硬化性樹脂が50〜200
重量部含浸されているのが好ましい。そして、このテー
プ状繊維に含浸される樹脂としては、例えば、不飽和ポ
リエステル樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂が好適
に用いられ、場合によっては光硬化性樹脂の使用も可能
である。
【0013】硬化性樹脂には、必要に応じて、アエロジ
ル、ガラスバルーン、炭酸カルシウム、タルク等の充填
剤が添加されてもよく、その添加量は硬化性樹脂100
重量部に対し、0.5〜50重量部が好ましい。又、硬
化性樹脂には、一般に硬化剤や硬化促進剤が添加される
が、従来公知のものが使用されてよく、熱硬化剤として
は、例えば、メチルエチルケトンパーオキサイド、ベン
ゾイルパーオキサイド等が挙げられ、硬化促進剤として
は、例えば、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸マンガ
ン、ジメチルアニリン等が挙げられる。
【0014】機械成形時の制御精度は、1mm以上の精
度があれば十分である。尚、各軸のモーターには、AC
サーボモーターを使用するのが好ましい。又、成形時に
プログラムは、幾何学的に求めることも可能であるが、
ティーチングプレーバック法で機械的に移動すべき座標
を教える方法でもよい。
【0015】以下、本発明を図面を参照にしながら具体
的に説明する。図1は、本発明に使用する曲管形成用マ
ンドレルの一例を示す正面図である。曲管形成用マンド
レル1は、ポリエチレン等をブロー成形することにより
作製された成形品であって、略中央でヘ字状に曲成され
て曲成部11が形成され、内部は中空とされ、横断面外
形が円形とされ、両端部13、13′の端面には端面部
(盲部)が設けられ、その一方の端面部には略中央部に
軸杆12が延設されている。曲管形成用マンドレル1の
両端部13、13′は管接続用の受口形成部とされ、そ
の受口成形部には、特に図示しないが、パッキングや抜
け止め等を装着する凹溝部を形成するための突条部が周
方向に沿って設けられている。
【0016】図2は、本発明に使用するフィードアイの
作動を示す説明図である。フィードアイ2は、曲管形成
用マンドレル1の回転軸に沿うX軸方向の移動作動、曲
管形成用マンドレル1に近接離反するZ軸方向の移動作
動および上下方向のY軸方向の移動作動の三次元的移動
作動と、曲管形成用マンドレル1の回転軸を含む水平面
上で回動するVで示される回動作動及び硬化性樹脂含浸
テープ状繊維3の繰り出し方向を回転軸として回転する
Uで示される回転作動が可能とされている。
【0017】図3は、本発明に使用する成形装置の一例
を示す正面図である。曲管形成用マンドレル1の一側方
に、曲管形成用マンドレル1の略中心1aを円弧の中心
とする円弧状支持体4が、曲管形成用マンドレル1の方
に凹面を向けるようにして設けられている。円弧状支持
体4の円弧部41の凸面の略中央部には回転軸42が連
結され、その回転軸42を回転させることにより、円弧
状支持体4が回転自在とされている。
【0018】図4に示す如く、円弧状支持体4の円弧部
41の凹面にはラックピニオン44が設けられている。
マンドレル受け5は、マンドレル受け本体51上に歯車
52とバックアップロール54が円弧部41の厚さ分だ
けの間隙をおいて対峙するように設けられ、歯車52が
パルスモーター53により回転可能とされている。そし
て、マンドレル受け5は、歯車52が円弧状支持体4の
ラックピニオン44と噛み合わされて、バックアップロ
ール54との間で円弧状支持体4の円弧部41を挟むよ
うにして、パルスモーター53の駆動により、円弧状支
持体4の円弧部41に沿って移動可能とされている。
【0019】図3に示す如く、マンドレル受け5に、曲
管形成用マンドレル1の一側方の軸杆12の端部が装着
され、円弧状支持体4の回転軸42を中心とする回転に
伴って曲管成形用マンドレル1が回転するようになされ
ており、該マンドレル1の回転とマンドレル受け5の円
弧状支持体4の円弧部41に沿う移動とにより、曲成マ
ンドル1の各部分が順次その部分の軸芯を回転軸42と
ほぼ一致するように回転できるようにされている。そし
て、順次形成される曲管形成用マンドレル1の軸芯が回
転軸42とほぼ一致する状態とされた部分の周りに硬化
性樹脂含浸テープ状繊維3が巻き付けられる。
【0020】尚、マンドレル受け5は、他の手段により
円弧状支持体4の円弧部41に沿って移動可能とされて
いてもよい。例えば、図5に示す如く、マンドレル受け
5′を長くしておいて長孔51′を設け、更に後端部を
ボールネジ42′の回転により上下動させることによ
り、円弧状支持体4′の円弧部41′に沿って移動可能
とされていてもよい。
【0021】図6(a)〜(c)は、本発明の一例にお
ける、図1に示す曲管形成用マンドレル1の周りに、図
2に示すフィードアイ2と、図3に示す成形装置を用い
て、硬化性樹脂含浸テープ状繊維3を巻き付ける工程を
順次示す説明図である。先ず、図6(a)に示す如く、
曲管形成用マンドレル1の軸杆12の端部をマンドレル
受け5に装着し、軸杆12の軸芯を回転軸42と一致さ
せるようにする。そして、回転軸42を回転させること
により、曲管形成用マンドレル1を回転させて、その一
方の管接続部形成部13の軸芯が回転軸42とほぼ一致
する状態となして、その部分の周りに硬化性樹脂含浸テ
ープ状繊維3を巻き付けていく。
【0022】次いで、マンドレル受け5を図6(b)に
示す如く、図中右廻りに円弧状支持体4に沿って移動さ
せていって、順次、曲成部11をその軸芯が回転軸42
とほぼ一致する状態となして、曲成部11の周りにフィ
ードアイ2により硬化性樹脂含浸テープ状繊維3を巻き
付けていく。
【0023】更に、マンドレル受け5を図中右廻りに円
弧状支持体4に沿って移動させていって、図6(c)に
示す如く、他方の管接続部形成部13′の軸芯を回転軸
42と一致した状態となして、その部分の周りにフィー
ドアイ2により硬化性樹脂含浸テープ状繊維3を巻き付
けていく。順次、このような操作を繰り返すことによ
り、曲管形成用マンドレル1の周りに硬化性樹脂含浸テ
ープ状繊維を所定の厚さになるまで巻き付けていく。
【0024】尚、フィードアイ2は、曲管形成用マンド
レル1の回転軸に沿うX軸方向の移動作動、曲管形成用
マンドレル1に近接離反するZ軸方向の移動作動および
上下方向のY軸方向の移動作動の三次元的移動作動を基
本とし、必要に応じて、曲管形成用マンドレル1の回転
軸を含む水平面上で回動するVで示される回動作動及び
硬化性樹脂含浸テープ状繊維3の繰り出し方向を回転軸
として回転するUで示される回転作動を行わせる。そし
て、通常は円周巻きを、場合によっては曲成部11を中
心とした中央部の周りにヘリカル巻きを行う。
【0025】曲管形成用マンドレル1の周りに硬化性樹
脂含浸テープ状繊維3の巻き付けを終了した時点で、回
転軸42の回転を停止し、マンドレル受け5より曲管形
成用マンドレル1の周りに硬化性樹脂含浸テープ状繊維
3が巻き付けられたものを取り外し、樹脂を図示しない
ヒーターにより加熱硬化させて繊維強化樹脂層を形成し
た後、繊維強化樹脂層内より曲管形成用マンドレル1を
押し潰すようにして脱型して、繊維強化樹脂製曲管継手
を得る。
【0026】
【作用】本発明の繊維強化樹脂製曲管継手の製造方法
は、曲管成形用マンドレルに硬化性樹脂含浸テープ状繊
維を巻き付け、樹脂を硬化させて繊維強化樹脂層を形成
した後、曲管成形用マンドレルを脱型して繊維強化樹脂
製曲管継手を製造する方法であって、曲管成形用マンド
レルの略中心を円弧の中心とする円弧状支持体を、円弧
状支持体の回転軸を中心として回転自在に設けると共
に、曲管成形用マンドレルの一側方に、円弧状支持体に
沿った往復移動を可能にされたマンドレル受けを連結し
て、マンドレル受けに装着された曲管形成用マンドレル
を円弧状支持体の回転に伴って回転するようにせしめ、
且つ、円弧状支持体の回転とマンドレル受けの円弧状支
持体に沿う往復移動とにより、曲管形成用マンドレルの
各部分の軸芯と円弧状支持体の回転軸とがほぼ一致する
ような曲管形成用マンドレルの回転を可能とした該マン
ドレルの各部分に順次硬化性樹脂含浸テープ状繊維を巻
き付けていくことにより、曲管形成用マンドレル上の所
定位置に、硬化性樹脂含浸テープ状繊維を、フィードア
イをできるだけ接近させた状態でたるみやすべりなく安
定して巻き付けることができるとともに、設備を大型化
する必要がなく、成形速度も上げることができる。これ
により、高精度、高性能の繊維強化樹脂製曲管継手を、
省力、省時間、低コストにて製造することができる。
【0027】又、曲管形成用マンドレルの軸芯が円弧状
支持体の回転軸とほぼ一致するように回転部分を形成す
る作動が円弧状支持体の回転とマンドレル受けの円弧状
支持体に沿う移動により簡単にできるので操作が簡単で
ある。制御プラグラムによる成形も可能であり、この場
合に、その装置を制御するプログラムの作製も簡単で、
プログラム作製に費やす時間、手間を省くことができ
る。
【0028】又、色々な方向に強度を有するものを含む
テープ状繊維を用いた場合には、曲管成形用マンドレル
に円周巻きをするだけの効率のよい巻回にて所望の強度
を有する繊維強化樹脂製曲管継手を製造することができ
る。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。実施例1 図1に示す曲管形成用マンドレル1を用い、図2に示す
フィードアイ2、図3及び図4に示す如き成形機を用い
て、図5(a)〜(c)の工程に示す如く、曲管形成用
マンドレル1の周りに硬化性樹脂含浸テープ状強化繊維
3を巻き付け、樹脂を硬化して繊維強化樹脂層を形成し
た後、脱型して、口径150mm、45°ベントの管継
手を得た。
【0030】尚、曲管形成用マンドレ1として、ポリプ
ロピレン樹脂(三井石油化学社製:商品名「J−70
0」)からなる厚さ3.0mmのブロー成形したものを
用いた。熱硬化性樹脂組成物として、ビスフェノールA
型エポキシ樹脂100重量部、脂環式酸無水物系硬化剤
90重量部及び硬化促進剤0.5重量部との混合物を用
いた。
【0031】硬化性樹脂含浸繊維として、ガラスロービ
ング束(番手2230g/km)10本の他に、ガラス
ロービングクロステープ(幅50mm:#330g/c
2)、ガラスコンテニュアステープ(幅50mm:#
350g/cm2 )及びガラスすだれテープ(幅50m
m:#150g/cm2 )からなるテープ状繊維を用い
た。フィードアイ2に、X,Y,Zの3軸の作動を行わ
せた。ヒーターによる樹脂の硬化は、80℃で1時間行
った。
【0032】成形は、曲管形成用マンドレ1に対して止
水層を形成するために、硬化性樹脂を含浸したガラスコ
ンテニュアステープを円周巻きにより1層巻き付け、特
に強度が必要となる両端部の受け口の凹凸部には、硬化
性樹脂を含浸させたガラスロービングクロステープを円
周巻きにより2層巻き付け、更に、硬化性樹脂を含浸さ
せたガラスロービング及びガラスすだれテープを同時に
円周巻きに2層巻き付けていって、先の巻き付けたガラ
スコンテニュアステープ及びガラスロービングクロステ
ープを押さえ込み、曲管継手内面の形状に賦形するよう
にテンションを調節しながら巻き付けた。
【0033】曲管形成用マンドレル1をマンドレル受け
5に固定し始めてから、その周りに硬化性樹脂含浸テー
プ状繊維3が巻き付けられた曲管形成用マンドレル1を
取り外すまでの成形時間は10分であった。得られた管
継手に管を配管して、静水圧破壊試験を行った。その結
果、水漏れ及び破壊を起こすことのない耐圧強度は、4
0kg/cm2以上であった。
【0034】尚、静水圧破壊試験は、図7に示す如く、
本発明により得られた管継手Aの各管接続部に、テーパ
ー受口付き短管Bをパッキング及び抜け止めを介して接
続し、そのテーパー受口にパッキングを介してテーパー
フランジCにて蓋をして、水圧を上げていったときの水
漏れ及び破壊を観察することにより行った。
【0035】実施例2 樹脂配合として、不飽和ポリエステル(オルソ系)10
0重量部と、常温硬化剤(メチルエチルケトンパーオキ
サイド)0.6重量部と、硬化促進剤(コバルト6%含
有)0.5重量部との混合物を用いたこと以外は、実施
例1と同様にして、口径150mm、45°ベントの管
継手を得た。尚、マンドレル受け5の円弧状支持体4に
沿っての移動は、フィードアイ2の下部に設けた位置セ
ンサーによる曲成マンドレル1の状態を5分割するよう
にして5段階に移動するようにして行った。
【0036】曲管形成用マンドレル1を成形機のマンド
レル受け5に固定し始めてから、その周りに硬化性樹脂
含浸テープ状繊維3が巻き付けられた曲管形成用マンド
レル1を取り外すまでの成形時間は15分であった。得
られた管継手に管を配管して、静水圧破壊試験を行っ
た。その結果、水漏れ及び破壊を起こすことのない耐圧
強度は、40kg/cm2以上であった。
【0037】比較例1 成形機を用いることなく、実施例1で用いた曲管形成用
マンドレル1の周りにハンドレアップ法により、硬化性
樹脂含浸テープ状繊維3の巻き付けを行ったこと以外
は、実施例1と同様にして、口径150mm、45°ベ
ントの管継手の製造を行った。
【0038】曲管形成用マンドレル1を成形機の両マン
ドレル受け5間に固定し始めてから、その周りに硬化性
樹脂含浸テープ状繊維3が巻き付けられた曲管形成用マ
ンドレル1を取り外すまでの成形時間は27分であっ
た。得られた管継手に管を配管して、静水圧破壊試験を
行った。その結果、40kg/cm2 以上の耐圧強度を
常に満足させることはできず、常に実施例と同様に40
kg/cm2 以上の耐圧強度がある製品を得るために
は、平均肉厚を実施例1の約2倍とする必要があった。
【0039】比較例2 成形機を用いることなく、実施例1で用いた曲管形成用
マンドレル1の周りにハンドレアップ法により、硬化性
樹脂含浸テープ状繊維3の巻き付けを行ったこと以外
は、実施例2と同様にして、口径150mm、45°ベ
ントの管継手の製造を行った。
【0040】曲管形成用マンドレル1を成形機のマンド
レル受け5に固定し始めてから、その周りに硬化性樹脂
含浸テープ状繊維3が巻き付けられた曲管形成用マンド
レル1を取り外すまでの成形時間は35分であった。得
られた管継手に管を配管して、静水圧破壊試験を行っ
た。その結果、40kg/cm2 以上の耐圧強度を常に
満足させることはできず、常に実施例と同様に40kg
/cm2 以上の耐圧強度がある製品を得るためには、平
均肉厚を実施例2の2倍とする必要があった。
【0041】
【発明の効果】本発明繊維強化樹脂製曲管継手の製造方
法は、上記の如き構成とされているので、曲管形成用マ
ンドレル上の所定位置に、硬化性樹脂含浸テープ状繊維
をたるみなく安定した状態で巻き付けることができると
共に、設備を大型化する必要がなく、成形速度も上げる
ことができる。これにより、高精度、高性能の異種のベ
ント、例えば、曲部のRが小さくて曲がり方が急激な、
90°ベンド、45°ベンド等の繊維強化樹脂製曲管継
手を、省力、省時間、低コストにて製造することができ
る。又、曲管形成用マンドレルの軸芯が支持体の回転軸
とほぼ一致するような回転部分を形成する操作を簡単に
できる。制御プログラムによる成形も可能であり、プロ
グラム作製に費やす時間、手間を省くことができる。
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する曲管形成用マンドレルを示す
正面図である。
【図2】本発明に使用するフィードアイの作動を示す説
明図である。
【図3】本発明に使用する成形装置の一例を示す正面図
である。
【図4】図3に示す成形装置の要部を拡大して示す斜視
図である。
【図5】本発明に使用する成形装置の別の例を示す正面
図である。
【図6】本発明の一例の工程を示す説明図であり、図6
(a)は、曲管形成用マンドレルの一方の管接続部形成
部の周りに硬化性樹脂含浸テープ状繊維を巻き付ける工
程、図6(b)は、曲管形成用マンドレルの曲成部の周
りに硬化性樹脂含浸テープ状繊維を巻き付ける工程、図
6(c)は、曲管形成用マンドレルの他方の管接続部形
成部の周りに硬化性樹脂含浸テープ状繊維を巻き付ける
工程の説明図である。
【図7】静水圧破壊試験を行う状態を示す正面図であ
る。
【符号の説明】 1 曲管形成用マンドレル 2 フィードアイ 3 硬化性樹脂含浸テープ状繊維 4 円弧状支持体 5 マンドレル受け 11 曲成部 12 軸杆 13、13′ 管接続部形成部 41 円弧部 42 回転軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲管成形用マンドレルに硬化性樹脂含浸
    テープ状繊維を巻き付け、樹脂を硬化させて繊維強化樹
    脂層を形成した後、曲管成形用マンドレルを脱型して繊
    維強化樹脂製曲管継手を製造する方法であって、曲管成
    形用マンドレルの略中心を円弧の中心とする円弧状支持
    体を、円弧状支持体の回転軸を中心として回転自在に設
    けると共に、曲管成形用マンドレルの一側方に、円弧状
    支持体に沿った往復移動を可能にされたマンドレル受け
    を連結して、マンドレル受けに装着された曲管形成用マ
    ンドレルを円弧状支持体の回転に伴って回転するように
    せしめ、且つ、円弧状支持体の回転とマンドレル受けの
    円弧状支持体に沿う往復移動とにより、曲管形成用マン
    ドレルの各部分の軸芯と円弧状支持体の回転軸とがほぼ
    一致するような曲管形成用マンドレルの回転を可能とし
    た該マンドレルの各部分に順次硬化性樹脂含浸テープ状
    繊維を巻き付けていくことを特徴とする繊維強化樹脂製
    曲管継手の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09234803A (ja) * 1996-02-29 1997-09-09 Senshin Zairyo Riyou Gas Jienereeta Kenkyusho:Kk 繊維プリフォーム成形法およびその装置
KR101692905B1 (ko) * 2015-08-17 2017-01-17 에이치엘비 주식회사 Gre 파이프 및 상기 gre 파이프의 제조방법
WO2024239526A1 (zh) * 2023-05-22 2024-11-28 临海伟星新型建材有限公司 一种90度燃气管件的布线机构及其操作方法

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