JPH06109100A - 歯車装置 - Google Patents
歯車装置Info
- Publication number
- JPH06109100A JPH06109100A JP25164392A JP25164392A JPH06109100A JP H06109100 A JPH06109100 A JP H06109100A JP 25164392 A JP25164392 A JP 25164392A JP 25164392 A JP25164392 A JP 25164392A JP H06109100 A JPH06109100 A JP H06109100A
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- Japan
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- gear
- gears
- stopper
- torque
- arcuate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 大きな伝達力を有するギアが噛み合う時に
は、大きなショックが発生するため、その噛合時におけ
るショックを緩和しつつ、大トルクの伝達が可能な歯車
装置を提供する。 【構成】 複数のギア1,2を同軸に重ねた状態で配置
し、第1のギア1にストッパを突設するとともに、この
ストッパに対応して第2のギア2に円弧状穴を設け、こ
のストッパと円弧状穴を係合することにより、両ギア
1,2間を互いに所要角度回転可能に連結する。これら
ギア1,2間に、当該ギア1,2間を初期状態に復帰さ
せるように付勢するねじりコイルばね17を介装する。
は、大きなショックが発生するため、その噛合時におけ
るショックを緩和しつつ、大トルクの伝達が可能な歯車
装置を提供する。 【構成】 複数のギア1,2を同軸に重ねた状態で配置
し、第1のギア1にストッパを突設するとともに、この
ストッパに対応して第2のギア2に円弧状穴を設け、こ
のストッパと円弧状穴を係合することにより、両ギア
1,2間を互いに所要角度回転可能に連結する。これら
ギア1,2間に、当該ギア1,2間を初期状態に復帰さ
せるように付勢するねじりコイルばね17を介装する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トルクを伝達するため
の歯車装置に関するものである。
の歯車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大トルクの伝達には、通常ギアが
用いられている。一般に、ギアの材質としては、構造用
鋼などの剛性の高い金属材料が使用されており、これに
より、大きなトルク伝達を可能としている。しかしなが
ら、金属製のギアは伝達力を剛体で伝えるため、ギアが
噛み合う時のショックが大きく、従って、ギア逃げなど
によって大きなノイズを発生するなどの問題点があっ
た。
用いられている。一般に、ギアの材質としては、構造用
鋼などの剛性の高い金属材料が使用されており、これに
より、大きなトルク伝達を可能としている。しかしなが
ら、金属製のギアは伝達力を剛体で伝えるため、ギアが
噛み合う時のショックが大きく、従って、ギア逃げなど
によって大きなノイズを発生するなどの問題点があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる問題点の改善策
として、合成樹脂材料を使用してギアの材質を軟らかく
するなどの対策が考えられるが、そうすると、ギアノイ
ズの軽減には効果的であるが大トルクの伝達が不可とな
るばかりでなく、使用時における耐久性や製造時におけ
るモールドの成形性等に問題が生じるため、材質を軟ら
かくするには限度がある。また、トルクの入力側と出力
側とを別個独立のギアとし、両ギアに関連させてクラッ
チ機構を設け、このクラッチ機構を介して噛合時のショ
ックを吸収するものもあるが、この場合には、伝達力が
大きくなると、すべりを制御しきれないことがある。
として、合成樹脂材料を使用してギアの材質を軟らかく
するなどの対策が考えられるが、そうすると、ギアノイ
ズの軽減には効果的であるが大トルクの伝達が不可とな
るばかりでなく、使用時における耐久性や製造時におけ
るモールドの成形性等に問題が生じるため、材質を軟ら
かくするには限度がある。また、トルクの入力側と出力
側とを別個独立のギアとし、両ギアに関連させてクラッ
チ機構を設け、このクラッチ機構を介して噛合時のショ
ックを吸収するものもあるが、この場合には、伝達力が
大きくなると、すべりを制御しきれないことがある。
【0004】本発明は、かかる従来の課題を解決するた
めになされたものであり、噛合時のショックを緩和する
とともに大きなトルクを伝達できる歯車装置を提供する
ことにより、上記課題を解決することを目的としてい
る。
めになされたものであり、噛合時のショックを緩和する
とともに大きなトルクを伝達できる歯車装置を提供する
ことにより、上記課題を解決することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の歯車装置は、前
述した問題点等を解決し、目的を達成するために、複数
のギアを同軸に重ねた状態で配置し、前記ギア間を互い
に所要角度回転可能に連結するとともに、これらギア間
に、当該ギア間を初期状態に復帰させるように付勢する
弾性部材を介装した構成としている。
述した問題点等を解決し、目的を達成するために、複数
のギアを同軸に重ねた状態で配置し、前記ギア間を互い
に所要角度回転可能に連結するとともに、これらギア間
に、当該ギア間を初期状態に復帰させるように付勢する
弾性部材を介装した構成としている。
【0006】前記複数のギアのうち、一方のギアに係合
部を設けるとともに、他方のギアに前記係合部と係合す
る被係合部を設け、これら係合部と被係合部との係合に
より前記ギア間の相対回転を所要角度に設定することが
できる。また、前記複数のギアのうち、一方のギアを一
のギア機構のギアに噛み合わせた後、他方のギアを他の
ギア機構のギアに噛み合わせるように構成するとよい。
部を設けるとともに、他方のギアに前記係合部と係合す
る被係合部を設け、これら係合部と被係合部との係合に
より前記ギア間の相対回転を所要角度に設定することが
できる。また、前記複数のギアのうち、一方のギアを一
のギア機構のギアに噛み合わせた後、他方のギアを他の
ギア機構のギアに噛み合わせるように構成するとよい。
【0007】
【作用】本発明は、上述の如く構成したことにより、重
ねたギアの一方に別のギアが噛み合うことによりトルク
が入力されると、そのトクルが弾性部材を介して他方の
ギアに伝達され、これにより、当該ギアの噛合時におけ
るショックが弾性部材によって吸収される。その後、伝
達力の上昇に伴い同軸に重ねた両ギア間が剛体的に連結
された状態となり、これにより、大きなトルク伝達が可
能となる。
ねたギアの一方に別のギアが噛み合うことによりトルク
が入力されると、そのトクルが弾性部材を介して他方の
ギアに伝達され、これにより、当該ギアの噛合時におけ
るショックが弾性部材によって吸収される。その後、伝
達力の上昇に伴い同軸に重ねた両ギア間が剛体的に連結
された状態となり、これにより、大きなトルク伝達が可
能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を適用した歯車装置の第1実施
例を、図1〜図5を参照して説明する。図1は歯車装置
の平面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は同じく
分解斜視図、図4は使用状態を示す説明図、図5は同じ
く使用状態を示す平面図である。
例を、図1〜図5を参照して説明する。図1は歯車装置
の平面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は同じく
分解斜視図、図4は使用状態を示す説明図、図5は同じ
く使用状態を示す平面図である。
【0009】まず、構成を説明する。図1〜図3に示
す、1は第1のギア、2は第2のギアであり、これら第
1及び第2のギア1,2は、ともに合成樹脂材料により
形成されているとともに、同軸に重ねた状態で配置され
ている。第1のギア1は、外周に歯部3を有する外ば歯
車であり、中心部には円筒状の軸部4が形成されてい
て、一面側には軸部4を中心とする凹陥部5が形成され
ている。凹陥部5には、円周方向に円弧状に延びる円弧
状溝6と、この円弧状溝6の円周線上に設けた突起7
と、前記円周線の近傍に突設した係合部の一具体例を示
すストッパ8とを設けている。ストッパ8の先端には、
半径方向内側に突出する爪部9が形成されている。
す、1は第1のギア、2は第2のギアであり、これら第
1及び第2のギア1,2は、ともに合成樹脂材料により
形成されているとともに、同軸に重ねた状態で配置され
ている。第1のギア1は、外周に歯部3を有する外ば歯
車であり、中心部には円筒状の軸部4が形成されてい
て、一面側には軸部4を中心とする凹陥部5が形成され
ている。凹陥部5には、円周方向に円弧状に延びる円弧
状溝6と、この円弧状溝6の円周線上に設けた突起7
と、前記円周線の近傍に突設した係合部の一具体例を示
すストッパ8とを設けている。ストッパ8の先端には、
半径方向内側に突出する爪部9が形成されている。
【0010】第2のギア2は、同じく外周に歯部10を
有する外ば歯車であり、中心部には第1のギア1の軸部
4が嵌合される穴を有するボス部11が形成されてい
て、一面側にはボス部11を中心とする凹陥部12が形
成されている。凹陥部12には、円周方向に円弧状に延
びる円弧状溝13と、この円弧状溝13の円周上に設け
た突起14と、この突起14の円周方向の一方を囲うよ
うに所定間隔あけて設けた円弧状の弓形凸部15と、円
周方向に円弧状に延びて表裏両面間を軸方向に貫通する
被係合部の一具体例を示す円弧状穴16とを設けてい
る。円弧状穴16の円周線と重なるように前記第1のギ
ア1のストッパ8が設けられており、その爪部9を円弧
状穴16の内側縁に係合させることにより、両ギア1,
2間の軸方向の抜けを防止している。
有する外ば歯車であり、中心部には第1のギア1の軸部
4が嵌合される穴を有するボス部11が形成されてい
て、一面側にはボス部11を中心とする凹陥部12が形
成されている。凹陥部12には、円周方向に円弧状に延
びる円弧状溝13と、この円弧状溝13の円周上に設け
た突起14と、この突起14の円周方向の一方を囲うよ
うに所定間隔あけて設けた円弧状の弓形凸部15と、円
周方向に円弧状に延びて表裏両面間を軸方向に貫通する
被係合部の一具体例を示す円弧状穴16とを設けてい
る。円弧状穴16の円周線と重なるように前記第1のギ
ア1のストッパ8が設けられており、その爪部9を円弧
状穴16の内側縁に係合させることにより、両ギア1,
2間の軸方向の抜けを防止している。
【0011】上記構成を有する第1のギア1と第2のギ
ア2とは同軸上に重ね合わされて組付られ、第1のギア
1の円弧状溝6には第2のギア2の突起14が挿入さ
れ、第2のギア2の円弧状溝13には第1のギア1の突
起7が挿入されるとともに、円弧状穴16にはストッパ
8が嵌合される。ストッパ8は円弧状穴16を貫通し、
その爪部9が第2のギア2の他面側に露出して円弧状穴
16の縁に係合される。このストッパ8と円弧状穴16
との係合により、第1及び第2のギア1,2間における
相対回転を所要角度に設定している。
ア2とは同軸上に重ね合わされて組付られ、第1のギア
1の円弧状溝6には第2のギア2の突起14が挿入さ
れ、第2のギア2の円弧状溝13には第1のギア1の突
起7が挿入されるとともに、円弧状穴16にはストッパ
8が嵌合される。ストッパ8は円弧状穴16を貫通し、
その爪部9が第2のギア2の他面側に露出して円弧状穴
16の縁に係合される。このストッパ8と円弧状穴16
との係合により、第1及び第2のギア1,2間における
相対回転を所要角度に設定している。
【0012】このように重ね合わされた第1及び第2の
ギア1,2間には、弾性部材の一具体例を示すねじりコ
イルばね17が介装されている。ねじりコイルばね17
は、中央のコイル部18と、このコイル部18の両端に
連続した掛止部19,20とからなり、両掛止部19,
20は、線状をなすばね材の先端部をフック状に外側へ
折り曲げることにより形成されている。このねじりコイ
ルばね17のコイル部18は第2のギア2のボス部11
に遊嵌され、一方の掛止部19は第1のギア1の突起7
に係止されるとともに、他方の掛止部20は第2のギア
2の突起14に係止される。そして、突起14からの掛
止部20の外れを弓形凸部15で防止している。而し
て、両ギア1,2間はねじりコイルばね17により、常
に初期状態に復帰するように付勢されていて、ストッパ
8と円弧状穴16との係合により許容された所定角度だ
け相対回転可能に構成されている。
ギア1,2間には、弾性部材の一具体例を示すねじりコ
イルばね17が介装されている。ねじりコイルばね17
は、中央のコイル部18と、このコイル部18の両端に
連続した掛止部19,20とからなり、両掛止部19,
20は、線状をなすばね材の先端部をフック状に外側へ
折り曲げることにより形成されている。このねじりコイ
ルばね17のコイル部18は第2のギア2のボス部11
に遊嵌され、一方の掛止部19は第1のギア1の突起7
に係止されるとともに、他方の掛止部20は第2のギア
2の突起14に係止される。そして、突起14からの掛
止部20の外れを弓形凸部15で防止している。而し
て、両ギア1,2間はねじりコイルばね17により、常
に初期状態に復帰するように付勢されていて、ストッパ
8と円弧状穴16との係合により許容された所定角度だ
け相対回転可能に構成されている。
【0013】上記構成を有する歯車装置は、例えば、次
のようにして組付けることができる。まず、ねじりコイ
ルばね17のコイル部18を第2のギア2のボス部11
に遊嵌しつつ、一方の掛止部20を第2のギア2の突起
14と弓形凸部15との間に差し込み、当該掛止部20
を突起14に係合させる。これにより、第2のギア2の
凹陥部12内に、ねじりコイルばね17がセットされ
る。
のようにして組付けることができる。まず、ねじりコイ
ルばね17のコイル部18を第2のギア2のボス部11
に遊嵌しつつ、一方の掛止部20を第2のギア2の突起
14と弓形凸部15との間に差し込み、当該掛止部20
を突起14に係合させる。これにより、第2のギア2の
凹陥部12内に、ねじりコイルばね17がセットされ
る。
【0014】次に、第2のギア2の上方に第1のギア1
を配し、ボス部11に軸部4を臨ませつつ、第1のギア
1の突起7をねじりコイルばね17の他方の掛止部19
に係止しながら、ストッパ8を円弧状穴16に挿入す
る。これにより、両ギア1,2を簡単に組付けることが
できる。この際、ストッパ8の爪部9が円弧状穴16の
内側縁より内側に突出しているが、ストッパ8が第1の
歯車1に一体形成されてそれ自体が可撓性を有するた
め、挿入力の増加に伴いストッパ8が弾性変形して円弧
状穴16の内側縁を乗り越えるから、ストッパ8は楽に
挿着することができる。
を配し、ボス部11に軸部4を臨ませつつ、第1のギア
1の突起7をねじりコイルばね17の他方の掛止部19
に係止しながら、ストッパ8を円弧状穴16に挿入す
る。これにより、両ギア1,2を簡単に組付けることが
できる。この際、ストッパ8の爪部9が円弧状穴16の
内側縁より内側に突出しているが、ストッパ8が第1の
歯車1に一体形成されてそれ自体が可撓性を有するた
め、挿入力の増加に伴いストッパ8が弾性変形して円弧
状穴16の内側縁を乗り越えるから、ストッパ8は楽に
挿着することができる。
【0015】かかる構成を有する歯車装置は、例えば、
図4〜図5に示すような状態で使用することができる。
図4は、第2のギア2と一のギア機構の入力ギア27と
を常時噛合させるとともに、本歯車装置を入力ギア27
の外周上に移動可能として、第1のギア1を他のギア機
構の出力ギア28と噛合可能に構成したものである。ま
た、図5は、図4に示す歯車装置をカセットデッキに適
用した例を示すもので、図中21はデッキフレーム、2
2は、デッキフレーム21に固定されたモータであり、
モータ22の駆動軸に固定された駆動プーリ23とデッ
キフレーム21に回転自在に支持された従動プーリ24
との間にベルト25が掛け渡されている。従動プーリ2
4には中間ギア26が固定されており、その中間ギア2
6に噛合する入力ギア27が第2のギア2と噛合し、第
1のギア1がデッキフレーム21に回転自在に支持され
た出力ギア28と噛合可能に離反している。本歯車装置
は揺動板29を介してデッキフレーム21に揺動可能に
構成されており、揺動板29の揺動により、第2のギア
2が入力ギア27と常時噛合状態を保持しつつ当該入力
ギア27を中心に時計方向・反時計方向へ選択的に移動
し、同図において反時計方向に移動した時に第1のギア
1が出力ギア28に噛合する。
図4〜図5に示すような状態で使用することができる。
図4は、第2のギア2と一のギア機構の入力ギア27と
を常時噛合させるとともに、本歯車装置を入力ギア27
の外周上に移動可能として、第1のギア1を他のギア機
構の出力ギア28と噛合可能に構成したものである。ま
た、図5は、図4に示す歯車装置をカセットデッキに適
用した例を示すもので、図中21はデッキフレーム、2
2は、デッキフレーム21に固定されたモータであり、
モータ22の駆動軸に固定された駆動プーリ23とデッ
キフレーム21に回転自在に支持された従動プーリ24
との間にベルト25が掛け渡されている。従動プーリ2
4には中間ギア26が固定されており、その中間ギア2
6に噛合する入力ギア27が第2のギア2と噛合し、第
1のギア1がデッキフレーム21に回転自在に支持され
た出力ギア28と噛合可能に離反している。本歯車装置
は揺動板29を介してデッキフレーム21に揺動可能に
構成されており、揺動板29の揺動により、第2のギア
2が入力ギア27と常時噛合状態を保持しつつ当該入力
ギア27を中心に時計方向・反時計方向へ選択的に移動
し、同図において反時計方向に移動した時に第1のギア
1が出力ギア28に噛合する。
【0016】本歯車装置におけるトルクの伝達状態は、
次の如くである。モータ22のトルクが入力ギア27に
伝達される以前の第1のギア1及び第2のギア2間は、
回転方向に作用するねじりコイルばね17の付勢力によ
り、図2に示すように初期状態に保持されている。この
状態から、モータ22のトルクが入力ギア27に伝達さ
れると、そのトルクが第2のギア2に入力され、これに
より、第2のギア2が回転を始める。
次の如くである。モータ22のトルクが入力ギア27に
伝達される以前の第1のギア1及び第2のギア2間は、
回転方向に作用するねじりコイルばね17の付勢力によ
り、図2に示すように初期状態に保持されている。この
状態から、モータ22のトルクが入力ギア27に伝達さ
れると、そのトルクが第2のギア2に入力され、これに
より、第2のギア2が回転を始める。
【0017】この場合、第2のギア2と第1のギア1と
の間は、回転の当初ではねじりコイルばね17の介在に
より弾性的に連結され、回転の中途からストッパ8を介
して剛体的に連結される。従って、その連結力の強弱に
応じて、両ギア1,2間に伝達されるトルクが大小変化
する。即ち、第2のギア2に伝達されたトルクは、回転
方向に弾性が作用するねじりコイルばね17の弾性変形
により一部が吸収され、残りが当該ねじりコイルばね1
7を介して第1のギア1に伝達される。このねじりコイ
ルばね17の弾性により、両ギア1,2の噛合時におけ
るショックを緩和し、緩やかにトルクを伝達することが
できる。この際、ねじりコイルばね17のねじれ角は、
伝達されるトルクの上昇に伴って大きくなり、また、ト
ルクが増大するほど両ギア1,2間のすべりが低減され
るため、ギア1,2の材質に係わりなく当該ギア1,2
の歯当り音を緩和することができるとともに、両ギア
1,2の歯先の当りを調整することができる。
の間は、回転の当初ではねじりコイルばね17の介在に
より弾性的に連結され、回転の中途からストッパ8を介
して剛体的に連結される。従って、その連結力の強弱に
応じて、両ギア1,2間に伝達されるトルクが大小変化
する。即ち、第2のギア2に伝達されたトルクは、回転
方向に弾性が作用するねじりコイルばね17の弾性変形
により一部が吸収され、残りが当該ねじりコイルばね1
7を介して第1のギア1に伝達される。このねじりコイ
ルばね17の弾性により、両ギア1,2の噛合時におけ
るショックを緩和し、緩やかにトルクを伝達することが
できる。この際、ねじりコイルばね17のねじれ角は、
伝達されるトルクの上昇に伴って大きくなり、また、ト
ルクが増大するほど両ギア1,2間のすべりが低減され
るため、ギア1,2の材質に係わりなく当該ギア1,2
の歯当り音を緩和することができるとともに、両ギア
1,2の歯先の当りを調整することができる。
【0018】次に、両ギア1,2間の相対回転角度が最
大となり、ストッパ8が円弧状穴16内を移動して一方
の側縁に当接すると、当該ストッパ8を介して両ギア
1,2間が剛体的に連結され、両ギア1,2が一体とな
って回転する。従って、これ以後は、第2のギア2に入
力されたトルクが、ほぼそのまま第1のギア1に伝達さ
れるため、大トルクの伝達が可能となる。
大となり、ストッパ8が円弧状穴16内を移動して一方
の側縁に当接すると、当該ストッパ8を介して両ギア
1,2間が剛体的に連結され、両ギア1,2が一体とな
って回転する。従って、これ以後は、第2のギア2に入
力されたトルクが、ほぼそのまま第1のギア1に伝達さ
れるため、大トルクの伝達が可能となる。
【0019】図6は、本発明の他の実施例を示すもので
ある。この実施例は、前記実施例におけるねじりコイル
ばね17に代えて、弾性部材としてゼンマイばね30を
適用したものである。ゼンマイばね30の内端は第1の
ギア1に固定され、外端は第2のギア2に固定されてい
る。ゼンマイばね30は帯状のばね材からなり、その長
手方向両端には係止ピン31,32を設けている。ゼン
マイばね30の外側に設けた係止ピン31は、第1のギ
ア1の凹陥部5内に設けたピン受部33に係合支持され
ているとともに、内側に設けた係止ピン32は、第2の
ギア2のボス部11に設けたピン受部34に係合支持さ
れている。なお、本実施例においては、前記実施例にお
ける円弧状溝6,13、突起7,14及び弓形凸部15
を廃止しているが、他の構成は前記実施例と同様であ
る。
ある。この実施例は、前記実施例におけるねじりコイル
ばね17に代えて、弾性部材としてゼンマイばね30を
適用したものである。ゼンマイばね30の内端は第1の
ギア1に固定され、外端は第2のギア2に固定されてい
る。ゼンマイばね30は帯状のばね材からなり、その長
手方向両端には係止ピン31,32を設けている。ゼン
マイばね30の外側に設けた係止ピン31は、第1のギ
ア1の凹陥部5内に設けたピン受部33に係合支持され
ているとともに、内側に設けた係止ピン32は、第2の
ギア2のボス部11に設けたピン受部34に係合支持さ
れている。なお、本実施例においては、前記実施例にお
ける円弧状溝6,13、突起7,14及び弓形凸部15
を廃止しているが、他の構成は前記実施例と同様であ
る。
【0020】かかる構成とすることによっても、前記実
施例と同様の効果を得ることができるが、本実施例の場
合には、特に、ゼンマイばね30が幅広であるため、両
ギア1,2の軸方向に均等な付勢力を作用させることが
でき、これにより、両ギア1,2間に捩り力が作用する
のを防止することができる。
施例と同様の効果を得ることができるが、本実施例の場
合には、特に、ゼンマイばね30が幅広であるため、両
ギア1,2の軸方向に均等な付勢力を作用させることが
でき、これにより、両ギア1,2間に捩り力が作用する
のを防止することができる。
【0021】以上説明したが、本発明は上記実施例に限
定されるものではなく、例えば、弾性部材としては、上
記実施例の他にも、コイルばねやギアと一体に成形され
たばね、その他の弾性部材を適用することができる。ま
た、上記実施例では、ギアを上下二段重とした例につい
て説明したが、ギアは三段又はそれ以上重ねたものでも
よいことは勿論である。
定されるものではなく、例えば、弾性部材としては、上
記実施例の他にも、コイルばねやギアと一体に成形され
たばね、その他の弾性部材を適用することができる。ま
た、上記実施例では、ギアを上下二段重とした例につい
て説明したが、ギアは三段又はそれ以上重ねたものでも
よいことは勿論である。
【0022】さらに、上記実施例においては、ストッパ
8の先端に爪部9を設け、この爪部9で第1のギア1及
び第2のギア2間の抜けを防止するようにしたが、これ
についても上記実施例に限定されるものではなく、例え
ば、第1のギア1の軸部4を長く設定し、その軸部4を
第2のギア2に貫通させてその突出部にストップリング
を係合することにより、当該ストップリングで軸方向へ
の移動を制限して抜けを防止することができる。また、
上記実施例では、ストッパを係合部として円弧状穴16
を被係合部とした例について説明したが、これについて
も限定されるものではなく、例えば、両ギア1,2の対
向面に夫々突起を設け、係合部及び被係合部をともに突
起により形成して、それら突起の配列により両ギア1,
2間の相対回転を所要角度に制限する構造とすることも
できる。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない
範囲で種々変更できるものである。
8の先端に爪部9を設け、この爪部9で第1のギア1及
び第2のギア2間の抜けを防止するようにしたが、これ
についても上記実施例に限定されるものではなく、例え
ば、第1のギア1の軸部4を長く設定し、その軸部4を
第2のギア2に貫通させてその突出部にストップリング
を係合することにより、当該ストップリングで軸方向へ
の移動を制限して抜けを防止することができる。また、
上記実施例では、ストッパを係合部として円弧状穴16
を被係合部とした例について説明したが、これについて
も限定されるものではなく、例えば、両ギア1,2の対
向面に夫々突起を設け、係合部及び被係合部をともに突
起により形成して、それら突起の配列により両ギア1,
2間の相対回転を所要角度に制限する構造とすることも
できる。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない
範囲で種々変更できるものである。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の歯車装置
によると、同軸に重ねた状態のギア間に弾性部材を介在
させるとともに、両ギア間の相対回転を所要角度に設定
するようにしたため、大きな伝達力を有するギア間の噛
合時におけるショックを効果的に吸収し、ギアの歯当り
音を緩和することができるとともに、当該ギアの歯先の
当りを調整して噛み合いを補正することができる。そし
て、伝達されるトルクの増加に応じて両ギア間の結合力
を強くすることができるため、より大きなトルクを伝達
することができる。また、ギア内に弾性部材が収納され
るため、クラッチ装置などの外部機構を必要とせず、大
きなスペースを採ることがなくてコンパクトな構造とす
ることができるとともに、スラスト方向等他に悪影響を
与えることもないという効果を奏する。なお、上記効果
はギヤの材質に係わりなく得ることができ、従って、ギ
ヤの材質によっては、より大きな効果を期待できる。
によると、同軸に重ねた状態のギア間に弾性部材を介在
させるとともに、両ギア間の相対回転を所要角度に設定
するようにしたため、大きな伝達力を有するギア間の噛
合時におけるショックを効果的に吸収し、ギアの歯当り
音を緩和することができるとともに、当該ギアの歯先の
当りを調整して噛み合いを補正することができる。そし
て、伝達されるトルクの増加に応じて両ギア間の結合力
を強くすることができるため、より大きなトルクを伝達
することができる。また、ギア内に弾性部材が収納され
るため、クラッチ装置などの外部機構を必要とせず、大
きなスペースを採ることがなくてコンパクトな構造とす
ることができるとともに、スラスト方向等他に悪影響を
与えることもないという効果を奏する。なお、上記効果
はギヤの材質に係わりなく得ることができ、従って、ギ
ヤの材質によっては、より大きな効果を期待できる。
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】同じく分解斜視図である。
【図4】本発明に係わる歯車装置の使用状態を示す説明
図である。
図である。
【図5】同じく本歯車装置の使用状態を示す平面図であ
る。
る。
【図6】本発明の他の実施例を示す平面図である。
1 第1のギア 2 第2のギア 6,13 円弧状溝 7,14 突起 8 ストッパ(係合部) 9 爪部 11 ボス部 15 弓形凸部 16 円弧状穴(被係合部) 17 ねじりコイルばね(弾性部材) 18 コイル部 19,20 掛止部 27 入力ギア(一のギア機構) 28 出力ギア(他のギア機構) 30 ゼンマイばね(弾性部材)
Claims (3)
- 【請求項1】 複数のギアを同軸に重ねた状態で配置
し、前記ギア間を互いに所要角度回転可能に連結すると
ともに、これらギア間に、当該ギア間を初期状態に復帰
させるように付勢する弾性部材を介装したことを特徴と
する歯車装置。 - 【請求項2】 前記複数のギアのうち、一方のギアに係
合部を設けるとともに、他方のギアに前記係合部と係合
する被係合部を設け、これら係合部と被係合部との係合
により前記ギア間の相対回転を所要角度に設定すること
を特徴とする請求項1記載の歯車装置。 - 【請求項3】 前記複数のギアのうち、一方のギアを一
のギア機構のギアに噛み合わせた後、他方のギアを他の
ギア機構のギアに噛み合わせるようにしたことを特徴と
する歯車装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25164392A JPH06109100A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 歯車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25164392A JPH06109100A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 歯車装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06109100A true JPH06109100A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=17225878
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25164392A Pending JPH06109100A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 歯車装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06109100A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0987472A3 (en) * | 1998-09-17 | 2000-11-02 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Torsionally compliant sprocket system for balance shaft drive |
| KR20030049420A (ko) * | 2001-12-15 | 2003-06-25 | 현대자동차주식회사 | 진동과 소음 발생을 저감할 수 있는 구조의 타이밍 체인구동계 |
| FR2839129A1 (fr) * | 2002-04-25 | 2003-10-31 | Zf Sachs Ag | Roue dentee equipee d'une installation d'amortissement |
| JP2009162742A (ja) * | 2007-12-11 | 2009-07-23 | Nippon Soken Inc | 回転角検出装置及びそれに好適なシザーズギア |
| JP2016067456A (ja) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | Necエンベデッドプロダクツ株式会社 | リール回転機構 |
| JP2018051092A (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | Necエンベデッドプロダクツ株式会社 | 回転装置、遊技機、および回転方法 |
| CN109958488A (zh) * | 2017-12-22 | 2019-07-02 | 现代自动车株式会社 | 用于车辆的凸轮轴单元 |
-
1992
- 1992-09-21 JP JP25164392A patent/JPH06109100A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0987472A3 (en) * | 1998-09-17 | 2000-11-02 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Torsionally compliant sprocket system for balance shaft drive |
| US6253633B1 (en) | 1998-09-17 | 2001-07-03 | Borgwarner Inc. | Torsionally compliant sprocket system for balance shaft drive |
| KR20030049420A (ko) * | 2001-12-15 | 2003-06-25 | 현대자동차주식회사 | 진동과 소음 발생을 저감할 수 있는 구조의 타이밍 체인구동계 |
| FR2839129A1 (fr) * | 2002-04-25 | 2003-10-31 | Zf Sachs Ag | Roue dentee equipee d'une installation d'amortissement |
| GB2388643A (en) * | 2002-04-25 | 2003-11-19 | Zf Sachs Ag | Torsion vibration damping sprocket wheel |
| GB2388643B (en) * | 2002-04-25 | 2004-06-30 | Zf Sachs Ag | Gear wheel having a damping device |
| JP2009162742A (ja) * | 2007-12-11 | 2009-07-23 | Nippon Soken Inc | 回転角検出装置及びそれに好適なシザーズギア |
| JP2016067456A (ja) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | Necエンベデッドプロダクツ株式会社 | リール回転機構 |
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| CN109958488A (zh) * | 2017-12-22 | 2019-07-02 | 现代自动车株式会社 | 用于车辆的凸轮轴单元 |
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