JPH06109668A - X線回折装置のセッティング方法 - Google Patents
X線回折装置のセッティング方法Info
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- JPH06109668A JPH06109668A JP28115892A JP28115892A JPH06109668A JP H06109668 A JPH06109668 A JP H06109668A JP 28115892 A JP28115892 A JP 28115892A JP 28115892 A JP28115892 A JP 28115892A JP H06109668 A JPH06109668 A JP H06109668A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 X線源と試料との間にモノクロメータを配置
したX線回折装置に関してそのセッティング作業を容易
にする。 【構成】 スリットボックス18は、回折測定の際には
検出器回転台に取り付けられるものであるが、これを試
料台14にも取り付けられるようにする。スリットボッ
クス18には受光スリット22と散乱スリット24を取
り付けることができる。スリットボックス18は2本の
固定ねじ30で試料台14に固定する。受光スリット2
2の中心は試料台14の回転中心に一致させる。モノク
ロメータを備えたX線回折装置のセッティングをするに
は、試料台14上にもってきた受光スリット22を利用
する。
したX線回折装置に関してそのセッティング作業を容易
にする。 【構成】 スリットボックス18は、回折測定の際には
検出器回転台に取り付けられるものであるが、これを試
料台14にも取り付けられるようにする。スリットボッ
クス18には受光スリット22と散乱スリット24を取
り付けることができる。スリットボックス18は2本の
固定ねじ30で試料台14に固定する。受光スリット2
2の中心は試料台14の回転中心に一致させる。モノク
ロメータを備えたX線回折装置のセッティングをするに
は、試料台14上にもってきた受光スリット22を利用
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はX線源と試料との間にモ
ノクロメ−タを配置したX線回折装置のセッティング方
法に関する。
ノクロメ−タを配置したX線回折装置のセッティング方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5はX線源と試料との間にモノクロメ
−タを配置したX線回折装置の平面図である。このX線
回折装置は、X線源2と、このX線源2と試料4との間
に配置したモノクロメ−タ6と、モノクロメ−タ6の回
転中心の回りに回転可能なゴニオメ−タ回転台8とを備
えている。モノクロメ−タ6はモノクロメ−タ回転台4
8上に取り付けてある。ゴニオメ−タ回転台8上にはゴ
ニオメ−タ基台10を搭載してあり、このゴニオメ−タ
基台10は、ゴニオメ−タ回転台8に対して微小回転可
能になっている。ゴニオメ−タ基台10には、発散スリ
ット12と、試料台14と、検出器回転台16を設けて
ある。試料台14と検出器回転台16はゴニオメ−タ基
台に対して回転でき、通常の測定では試料台14と検出
器回転台16は1対2の角速度比で回転する。検出器回
転台16にはスリットボックス18とX線検出器20と
を設けてある。スリットボックス18には受光スリット
22と散乱スリット24を取り付けてある。
−タを配置したX線回折装置の平面図である。このX線
回折装置は、X線源2と、このX線源2と試料4との間
に配置したモノクロメ−タ6と、モノクロメ−タ6の回
転中心の回りに回転可能なゴニオメ−タ回転台8とを備
えている。モノクロメ−タ6はモノクロメ−タ回転台4
8上に取り付けてある。ゴニオメ−タ回転台8上にはゴ
ニオメ−タ基台10を搭載してあり、このゴニオメ−タ
基台10は、ゴニオメ−タ回転台8に対して微小回転可
能になっている。ゴニオメ−タ基台10には、発散スリ
ット12と、試料台14と、検出器回転台16を設けて
ある。試料台14と検出器回転台16はゴニオメ−タ基
台に対して回転でき、通常の測定では試料台14と検出
器回転台16は1対2の角速度比で回転する。検出器回
転台16にはスリットボックス18とX線検出器20と
を設けてある。スリットボックス18には受光スリット
22と散乱スリット24を取り付けてある。
【0003】モノクロメ−タ6に対するX線の入射角は
θmであり、この入射X線に対する回折X線の角度は2
θmである。このモノクロメ−タ6により特定波長のX
線だけが試料4に入射する。試料4に対するX線の入射
角はθであり、入射X線に対する回折X線の角度は2θ
である。
θmであり、この入射X線に対する回折X線の角度は2
θmである。このモノクロメ−タ6により特定波長のX
線だけが試料4に入射する。試料4に対するX線の入射
角はθであり、入射X線に対する回折X線の角度は2θ
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このX線回折装置のセ
ッティングすなわち光軸調整を行う際に最も問題になる
のは、モノクロメ−タ6の結晶表面がゴニオメ−タ回転
台8の回転中心からずれている場合である。図6は、図
5に示すX線回折装置のセッティング作業の途中の段階
を示した平面図である。モノクロメ−タ6をθmだけ回
転させ、ゴニオメ−タ回転台を2θmだけ回転させて、
特定波長のX線を取り出すようにした場合を考える。モ
ノクロメ−タ6の結晶表面が、ゴニオメ−タ回転台の回
転中心26に一致している場合は、モノクロメ−タ6の
結晶表面で回折したX線が発散スリット12と受光スリ
ット22とを通過することができる。しかし、モノクロ
メ−タ6が一点破線の位置6aにあってその結晶表面が
ゴニオメ−タ回転台の回転中心26からずれていると、
ゴニオメ−タ回転台の回転角を(2θm+Δθm)に変
更しても、モノクロメ−タ6の結晶表面で回折したX線
は、発散スリット12を通過しても受光スリット22を
通過することができない。発散スリット12と受光スリ
ット22の両方を通過させるためには、モノクロメ−タ
6をその結晶表面に垂直な方向にずらすか、あるいは、
ゴニオメ−タ回転台を光軸に垂直な方向にずらす必要が
ある。しかも、このような作業は試行錯誤の繰り返しと
なる。
ッティングすなわち光軸調整を行う際に最も問題になる
のは、モノクロメ−タ6の結晶表面がゴニオメ−タ回転
台8の回転中心からずれている場合である。図6は、図
5に示すX線回折装置のセッティング作業の途中の段階
を示した平面図である。モノクロメ−タ6をθmだけ回
転させ、ゴニオメ−タ回転台を2θmだけ回転させて、
特定波長のX線を取り出すようにした場合を考える。モ
ノクロメ−タ6の結晶表面が、ゴニオメ−タ回転台の回
転中心26に一致している場合は、モノクロメ−タ6の
結晶表面で回折したX線が発散スリット12と受光スリ
ット22とを通過することができる。しかし、モノクロ
メ−タ6が一点破線の位置6aにあってその結晶表面が
ゴニオメ−タ回転台の回転中心26からずれていると、
ゴニオメ−タ回転台の回転角を(2θm+Δθm)に変
更しても、モノクロメ−タ6の結晶表面で回折したX線
は、発散スリット12を通過しても受光スリット22を
通過することができない。発散スリット12と受光スリ
ット22の両方を通過させるためには、モノクロメ−タ
6をその結晶表面に垂直な方向にずらすか、あるいは、
ゴニオメ−タ回転台を光軸に垂直な方向にずらす必要が
ある。しかも、このような作業は試行錯誤の繰り返しと
なる。
【0005】本発明の目的は、X線源と試料との間にモ
ノクロメ−タを配置したX線回折装置に関してそのセッ
ティング作業を容易にすることにある。
ノクロメ−タを配置したX線回折装置に関してそのセッ
ティング作業を容易にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明のセッティン
グ方法は、X線源と、このX線源と試料との間に配置し
たモノクロメ−タと、モノクロメ−タの回転中心の回り
に回転可能なゴニオメ−タ回転台と、ゴニオメ−タ回転
台に回転可能に設けたゴニオメ−タ基台と、ゴニオメ−
タ基台に設けた発散スリットと、ゴニオメ−タ基台に回
転可能に設けた試料台と、ゴニオメ−タ基台に回転可能
に設けた検出器回転台と、検出器回転台に設けた受光ス
リットと、検出器回転台に設けたX線検出器とを備える
X線回折装置のセッティング方法において、発散スリッ
トと受光スリットを結ぶ直線上にゴニオメ−タ基台の回
転中心を配置しておき、ゴニオメ−タ基台の回転中心上
に受光スリットを一時的に移動することによってモノク
ロメ−タからのX線を検出し、その後、受光スリットを
本来の位置に戻して、モノクロメ−タからのX線が発散
スリットと受光スリットとを通過するようにゴニオメ−
タ基台を回転させることを特徴としている。
グ方法は、X線源と、このX線源と試料との間に配置し
たモノクロメ−タと、モノクロメ−タの回転中心の回り
に回転可能なゴニオメ−タ回転台と、ゴニオメ−タ回転
台に回転可能に設けたゴニオメ−タ基台と、ゴニオメ−
タ基台に設けた発散スリットと、ゴニオメ−タ基台に回
転可能に設けた試料台と、ゴニオメ−タ基台に回転可能
に設けた検出器回転台と、検出器回転台に設けた受光ス
リットと、検出器回転台に設けたX線検出器とを備える
X線回折装置のセッティング方法において、発散スリッ
トと受光スリットを結ぶ直線上にゴニオメ−タ基台の回
転中心を配置しておき、ゴニオメ−タ基台の回転中心上
に受光スリットを一時的に移動することによってモノク
ロメ−タからのX線を検出し、その後、受光スリットを
本来の位置に戻して、モノクロメ−タからのX線が発散
スリットと受光スリットとを通過するようにゴニオメ−
タ基台を回転させることを特徴としている。
【0007】第2の発明は、第1の発明において、ゴニ
オメ−タ基台の回転中心と試料台の回転中心とを一致さ
せることを特徴としている。
オメ−タ基台の回転中心と試料台の回転中心とを一致さ
せることを特徴としている。
【0008】第3の発明は、第2の発明において、受光
スリットを取り付けたスリットボックスを一時的に試料
台上に移動するようにしたことを特徴としている。
スリットを取り付けたスリットボックスを一時的に試料
台上に移動するようにしたことを特徴としている。
【0009】
【作用】ゴニオメ−タ基台を回転可能にして、その回転
中心に受光スリットを一時的に配置すると、モノクロメ
−タ回転台の回転角度を微調整することによって、モノ
クロメ−タからの回折X線が受光スリットを通過するよ
うに調整できる。その後、発散スリットと受光スリット
を本来の位置に取り付けてゴニオメ−タ基台を微小回転
させることにより、モノクロメ−タからの回折X線が発
散スリットと受光スリットとを通過するように調整する
ことができる。というのは、受光スリットの一時的な移
動による上述の調整によって、モノクロメ−タからの回
折X線は、ゴニオメ−タ基台の回転中心を通過するよう
になっているからである。
中心に受光スリットを一時的に配置すると、モノクロメ
−タ回転台の回転角度を微調整することによって、モノ
クロメ−タからの回折X線が受光スリットを通過するよ
うに調整できる。その後、発散スリットと受光スリット
を本来の位置に取り付けてゴニオメ−タ基台を微小回転
させることにより、モノクロメ−タからの回折X線が発
散スリットと受光スリットとを通過するように調整する
ことができる。というのは、受光スリットの一時的な移
動による上述の調整によって、モノクロメ−タからの回
折X線は、ゴニオメ−タ基台の回転中心を通過するよう
になっているからである。
【0010】
【実施例】本発明のセッティング方法を適用するための
X線回折装置の基本的な構成は、図5に示したものと同
じである。図1は、本発明で使用するスリットボックス
と試料台との取り付け関係の一例を示した斜視図であ
る。スリットボックス18は、受光スリット22と散乱
スリット24を取り付けることができる。スリットボッ
クス18は、回折測定の際には検出器回転台16(図5
参照)に取り付けられるものであるが、この実施例で
は、試料台14にも取り付けられるようになっている。
試料台14にはストッパ28を固定してある。スリット
ボックス18は、2本の固定ねじ30で試料台14に固
定できる。固定ねじ30を締め付けると、円錐面を有す
るスペ−サ32がスリットボックス18の傾斜面34を
斜め下方に押し付ける。これにより、スリットボックス
18の壁面36がストッパ28のストッパ面38に押し
付けられる。図2はスリットボックス18と試料台14
との位置関係を示す平面図である。ストッパ28とスリ
ットボックス18には位置決めマ−ク40、42が付い
ており、両者のマ−クを合わせることによって、受光ス
リット22の中心を試料台14の回転中心44に一致さ
せることができる。
X線回折装置の基本的な構成は、図5に示したものと同
じである。図1は、本発明で使用するスリットボックス
と試料台との取り付け関係の一例を示した斜視図であ
る。スリットボックス18は、受光スリット22と散乱
スリット24を取り付けることができる。スリットボッ
クス18は、回折測定の際には検出器回転台16(図5
参照)に取り付けられるものであるが、この実施例で
は、試料台14にも取り付けられるようになっている。
試料台14にはストッパ28を固定してある。スリット
ボックス18は、2本の固定ねじ30で試料台14に固
定できる。固定ねじ30を締め付けると、円錐面を有す
るスペ−サ32がスリットボックス18の傾斜面34を
斜め下方に押し付ける。これにより、スリットボックス
18の壁面36がストッパ28のストッパ面38に押し
付けられる。図2はスリットボックス18と試料台14
との位置関係を示す平面図である。ストッパ28とスリ
ットボックス18には位置決めマ−ク40、42が付い
ており、両者のマ−クを合わせることによって、受光ス
リット22の中心を試料台14の回転中心44に一致さ
せることができる。
【0011】次に、このX線回折装置のセッティング方
法を説明する。図3と図4はセッティングの作業手順を
示した平面図である。まず、図3の(A)において、試
料とモノクロメ−タと受光スリットと散乱スリットを外
しておく。ゴニオメ−タ回転台8の回転角を2θm=0
°付近にもってくる。検出器回転台16の回転角も2θ
=0°付近にもってくる。発散スリット12を取り付け
てX線源2からのダイレクトビ−ムをX線検出器20で
検出する。そして、検出強度が最大になるように、ゴニ
オメ−タ回転台8を微小角度範囲で回転調整する。これ
により、2θm=0°の位置が決定する。
法を説明する。図3と図4はセッティングの作業手順を
示した平面図である。まず、図3の(A)において、試
料とモノクロメ−タと受光スリットと散乱スリットを外
しておく。ゴニオメ−タ回転台8の回転角を2θm=0
°付近にもってくる。検出器回転台16の回転角も2θ
=0°付近にもってくる。発散スリット12を取り付け
てX線源2からのダイレクトビ−ムをX線検出器20で
検出する。そして、検出強度が最大になるように、ゴニ
オメ−タ回転台8を微小角度範囲で回転調整する。これ
により、2θm=0°の位置が決定する。
【0012】次に、図3の(B)に示すように、スリッ
トボックス18に受光スリット22を取り付けて、X線
検出強度が最大になるように、検出器回転台16を微小
角度範囲で回転調整する。これにより、2θ=0°の位
置が決定する。
トボックス18に受光スリット22を取り付けて、X線
検出強度が最大になるように、検出器回転台16を微小
角度範囲で回転調整する。これにより、2θ=0°の位
置が決定する。
【0013】次に、図3の(C)に示すように、試料台
14に半割治具46を取り付けて、試料台14の回転角
度をθ=0°付近にもってくる。そして、X線検出強度
が最大になるように試料台14を微小角度範囲で回転調
整する。これにより、θ=0°の位置が決定する。
14に半割治具46を取り付けて、試料台14の回転角
度をθ=0°付近にもってくる。そして、X線検出強度
が最大になるように試料台14を微小角度範囲で回転調
整する。これにより、θ=0°の位置が決定する。
【0014】次に、図3の(D)に示すように、モノク
ロメ−タ回転台48にスリット50を取り付けて、モノ
クロメ−タ回転台48の回転角度をθm=0°付近にも
ってくる。このときは、まだモノクロメ−タ6は外した
ままである。そして、X線検出強度が最大になるように
モノクロメ−タ回転台48を微小角度範囲で回転調整す
る。これにより、θm=0°の位置が決定する。その
後、モノクロメ−タ6を取り付ける。モノクロメ−タ結
晶が湾曲型の場合は、以上のような調整となる。モノク
ロメ−タ結晶が平板型の場合は、モノクロメ−タの結晶
表面を半割治具の代わりに使用してもよく、この場合
は、スリット50は使わずにθm=0°の調整ができ
る。
ロメ−タ回転台48にスリット50を取り付けて、モノ
クロメ−タ回転台48の回転角度をθm=0°付近にも
ってくる。このときは、まだモノクロメ−タ6は外した
ままである。そして、X線検出強度が最大になるように
モノクロメ−タ回転台48を微小角度範囲で回転調整す
る。これにより、θm=0°の位置が決定する。その
後、モノクロメ−タ6を取り付ける。モノクロメ−タ結
晶が湾曲型の場合は、以上のような調整となる。モノク
ロメ−タ結晶が平板型の場合は、モノクロメ−タの結晶
表面を半割治具の代わりに使用してもよく、この場合
は、スリット50は使わずにθm=0°の調整ができ
る。
【0015】ここまでの手順は、従来のX線回折装置に
おけるセッティング方法と同じである。本発明の特徴
は、以下の手順にある。
おけるセッティング方法と同じである。本発明の特徴
は、以下の手順にある。
【0016】次に、スリット50と発散スリット12を
外して、図4の(E)に示すように、ゴニオメ−タ回転
台を2θmだけ回転させる。その際、図1と図2に示す
ようにスリットボックス18を試料台14上に移動して
おく。一般に、モノクロメ−タ6の結晶表面はゴニオメ
−タ回転台の回転中心26からずれているので、ゴニオ
メ−タ回転台を2θm回転させただけでは、モノクロメ
−タ6からの回折X線は受光スリット22を通過しな
い。そこで、ゴニオメ−タ回転台を微小角度範囲で回転
調整することによって、X線検出強度が最大になるよう
にする。これにより、モノクロメ−タ6からの回折X線
が受光スリット22を通過するようになる。このとき、
ゴニオメ−タ回転台の回転角度は(2θm+Δθm)と
なる。
外して、図4の(E)に示すように、ゴニオメ−タ回転
台を2θmだけ回転させる。その際、図1と図2に示す
ようにスリットボックス18を試料台14上に移動して
おく。一般に、モノクロメ−タ6の結晶表面はゴニオメ
−タ回転台の回転中心26からずれているので、ゴニオ
メ−タ回転台を2θm回転させただけでは、モノクロメ
−タ6からの回折X線は受光スリット22を通過しな
い。そこで、ゴニオメ−タ回転台を微小角度範囲で回転
調整することによって、X線検出強度が最大になるよう
にする。これにより、モノクロメ−タ6からの回折X線
が受光スリット22を通過するようになる。このとき、
ゴニオメ−タ回転台の回転角度は(2θm+Δθm)と
なる。
【0017】次に、図4の(F)に示すように、スリッ
トボックス18を本来の位置に戻し、かつ、発散スリッ
ト12をゴニオメ−タ基台に取り付ける。そして、試料
台の回転中心44の回りにゴニオメ−タ基台を微小回転
させることによって、X線検出強度が最大になるように
する。これにより、モノクロメ−タ6からの回折X線が
発散スリット12と受光スリット22を通過するように
なる。このとき、モノクロメ−タ6からの回折X線は、
試料台の回転中心44も通過する。というのは、試料台
の回転中心44の回りにゴニオメ−タ基台を回転させた
からである。
トボックス18を本来の位置に戻し、かつ、発散スリッ
ト12をゴニオメ−タ基台に取り付ける。そして、試料
台の回転中心44の回りにゴニオメ−タ基台を微小回転
させることによって、X線検出強度が最大になるように
する。これにより、モノクロメ−タ6からの回折X線が
発散スリット12と受光スリット22を通過するように
なる。このとき、モノクロメ−タ6からの回折X線は、
試料台の回転中心44も通過する。というのは、試料台
の回転中心44の回りにゴニオメ−タ基台を回転させた
からである。
【0018】以上の作業により、モノクロメ−タ6から
の回折X線が、発散スリット12と試料台の回転中心4
4と受光スリット22とを通過するようになった。最後
に、散乱スリット24をスリットボックス18に取り付
ける。
の回折X線が、発散スリット12と試料台の回転中心4
4と受光スリット22とを通過するようになった。最後
に、散乱スリット24をスリットボックス18に取り付
ける。
【0019】以上の説明から明らかなように、モノクロ
メ−タ6からの回折X線が発散スリット12と受光スリ
ット22とを通過するようにするための調整、すなわ
ち、図4の(E)(F)に示す調整では、ゴニオメ−タ
回転台の回転と、ゴニオメ−タ基台の回転だけを必要と
し、それ以外の移動を必要としない。すなわち、モノク
ロメ−タをその結晶表面に垂直な方向に移動させたり、
ゴニオメ−タ回転台をその光軸に垂直な方向に移動させ
たりする作業がいらなくなる。
メ−タ6からの回折X線が発散スリット12と受光スリ
ット22とを通過するようにするための調整、すなわ
ち、図4の(E)(F)に示す調整では、ゴニオメ−タ
回転台の回転と、ゴニオメ−タ基台の回転だけを必要と
し、それ以外の移動を必要としない。すなわち、モノク
ロメ−タをその結晶表面に垂直な方向に移動させたり、
ゴニオメ−タ回転台をその光軸に垂直な方向に移動させ
たりする作業がいらなくなる。
【0020】この実施例では、ゴニオメ−タ基台の回転
中心と試料台の回転中心とが一致しているので、受光ス
リットを試料台の回転中心の位置に一時的に移動するこ
とによってセッティングを行っている。これに対して、
ゴニオメ−タ基台の回転中心が試料台の回転中心と一致
していない場合には、次のようにする。ゴニオメ−タ基
台の回転中心が発散スリットと受光スリットとを結ぶ直
線上の任意の位置にある場合は、受光スリットをゴニオ
メ−タ基台の回転中心の位置(試料台の回転中心の位置
とは異なっている。)に一時的に移動することによっ
て、上述の実施例と同様のセッティング作業を行うこと
ができる。
中心と試料台の回転中心とが一致しているので、受光ス
リットを試料台の回転中心の位置に一時的に移動するこ
とによってセッティングを行っている。これに対して、
ゴニオメ−タ基台の回転中心が試料台の回転中心と一致
していない場合には、次のようにする。ゴニオメ−タ基
台の回転中心が発散スリットと受光スリットとを結ぶ直
線上の任意の位置にある場合は、受光スリットをゴニオ
メ−タ基台の回転中心の位置(試料台の回転中心の位置
とは異なっている。)に一時的に移動することによっ
て、上述の実施例と同様のセッティング作業を行うこと
ができる。
【0021】
【発明の効果】本発明のセッティング方法は、ゴニオメ
−タ基台の回転中心上に受光スリットを一時的に移動す
ることによってモノクロメ−タからのX線を検出し、そ
の後、受光スリットを本来の位置に戻してゴニオメ−タ
基台を回転させるようにしたので、モノクロメ−タの結
晶表面がゴニオメ−タ回転台の回転中心からずれている
場合でも、モノクロメ−タをその結晶表面に垂直な方向
に移動させたり、ゴニオメ−タ回転台をその光軸に垂直
な方向に移動させたりせずに、セッティング作業を完了
することができる。
−タ基台の回転中心上に受光スリットを一時的に移動す
ることによってモノクロメ−タからのX線を検出し、そ
の後、受光スリットを本来の位置に戻してゴニオメ−タ
基台を回転させるようにしたので、モノクロメ−タの結
晶表面がゴニオメ−タ回転台の回転中心からずれている
場合でも、モノクロメ−タをその結晶表面に垂直な方向
に移動させたり、ゴニオメ−タ回転台をその光軸に垂直
な方向に移動させたりせずに、セッティング作業を完了
することができる。
【図1】本発明のセッティング方法で使用するスリット
ボックスと試料台との取り付け関係の一例を示す斜視図
である。
ボックスと試料台との取り付け関係の一例を示す斜視図
である。
【図2】図1に示すスリットボックスと試料台との位置
関係を示す平面図である。
関係を示す平面図である。
【図3】本発明のセッティング方法の実施例の手順を示
す平面図である。
す平面図である。
【図4】本発明のセッティング方法の実施例の手順の続
きを示す平面図である。
きを示す平面図である。
【図5】本発明を適用するX線回折装置の平面図であ
る。
る。
【図6】従来のセッティング方法の問題点を示す平面図
である。
である。
2 X線源 4 試料 6 モノクロメ−タ 8 ゴニオメ−タ回転台 10 ゴニオメ−タ基台 12 発散スリット 14 試料台 16 検出器回転台 18 スリットボックス 20 X線検出器 22 受光スリット 44 試料台の回転中心
Claims (3)
- 【請求項1】 X線源と、このX線源と試料との間に配
置したモノクロメ−タと、モノクロメ−タの回転中心の
回りに回転可能なゴニオメ−タ回転台と、ゴニオメ−タ
回転台に回転可能に設けたゴニオメ−タ基台と、ゴニオ
メ−タ基台に設けた発散スリットと、ゴニオメ−タ基台
に回転可能に設けた試料台と、ゴニオメ−タ基台に回転
可能に設けた検出器回転台と、検出器回転台に設けた受
光スリットと、検出器回転台に設けたX線検出器とを備
えるX線回折装置のセッティング方法において、 発散スリットと受光スリットを結ぶ直線上にゴニオメ−
タ基台の回転中心を配置しておき、ゴニオメ−タ基台の
回転中心上に受光スリットを一時的に移動することによ
ってモノクロメ−タからのX線を検出し、その後、受光
スリットを本来の位置に戻して、モノクロメ−タからの
X線が発散スリットと受光スリットとを通過するように
ゴニオメ−タ基台を回転させることを特徴とするX線回
折装置のセッティング方法。 - 【請求項2】 ゴニオメ−タ基台の回転中心と試料台の
回転中心とを一致させることを特徴とする請求項1記載
のセッティング方法。 - 【請求項3】 受光スリットを取り付けたスリットボッ
クスを一時的に試料台上に移動するようにしたことを特
徴とする請求項2記載のセッティング方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28115892A JPH06109668A (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | X線回折装置のセッティング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28115892A JPH06109668A (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | X線回折装置のセッティング方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06109668A true JPH06109668A (ja) | 1994-04-22 |
Family
ID=17635167
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28115892A Pending JPH06109668A (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | X線回折装置のセッティング方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06109668A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010117368A (ja) * | 2010-02-18 | 2010-05-27 | Shimadzu Corp | X線回折装置及びx線調整方法 |
-
1992
- 1992-09-28 JP JP28115892A patent/JPH06109668A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010117368A (ja) * | 2010-02-18 | 2010-05-27 | Shimadzu Corp | X線回折装置及びx線調整方法 |
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