JPH0611037B2 - エッチング終点判定方法 - Google Patents

エッチング終点判定方法

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JPH0611037B2
JPH0611037B2 JP12381087A JP12381087A JPH0611037B2 JP H0611037 B2 JPH0611037 B2 JP H0611037B2 JP 12381087 A JP12381087 A JP 12381087A JP 12381087 A JP12381087 A JP 12381087A JP H0611037 B2 JPH0611037 B2 JP H0611037B2
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哲徳 加治
正治 西海
達夫 師井
良二 濱崎
啓司 多田
仁昭 佐藤
温司 伊藤
祥二 幾原
剛 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエッチング終点判定方法に係り、特にプラズマ
発生手段とバイアス印加手段とが別手段となっているも
のに好適なエッチング終点判定方法に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
発光分光法によりエッチングの終点を検出する従来の方
法としては、単一の波長を監視する方法と、特公昭57
−12529号に記載のようにエッチングの進行に伴い
発光強度の変化する波長と、エッチングの進行と無関係
に常時同一強度である波長との2波長を使用する2波長
比較方式とがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
エッチングの終点判定を行う際の問題として、エッチン
グ処理が進み処理枚数が増加するに伴って、採光する発
光スペクトル強度(以下、「発光強度」と呼ぶ。)が低
下するという現象があり、このため終点判定の再現性が
悪くなるという問題がある。
この現象は、エッチング処理中のプロセスガスと被エッ
チング材やレジストの成分とが反応し反応生成物を生成
して、これが処理室内に付着しプラズマ光採光部にも付
着して、処理室内での発光強度が同一でも光電変換器に
取り込まれる発光光量が減衰してしまうので、処理枚数
の増加に伴って発光強度が減少するものである。
上記従来技術の単一波長を使用した前者の終点判定方法
では、発光強度を光電変換した後の電気信号をどの位増
幅するかが不明であり、増幅器のオフセットおよびゲイ
ンを処理枚数の増加に伴い、前回のデータを基に手動で
再調整する必要があった。
また、2波長を用いた後者の終点判定方法は、エッチン
グの進行に伴い発光強度が変化する波長と変化しない波
長との2波長を検出し、変化しない波長の発生強度に対
する変化する波長の発光強度の割り合いを求めて測定値
を補正し、終点判定を行なうことができるので、有効な
手段となる。しかし、この方法では2波長の発光強度を
測定する必要があり、このため分光器、光電変換器およ
び増幅器等が二組必要となり、高価になるという問題が
あった。
本発明の目的は、安価で再現性の良い終点判定を行なう
ことのできるエッチング終点判定方法を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、試料のエッチングに用いる処理ガスをプラ
ズマ化し、処理室内でのプラズマの発光強度を測定する
工程と、試料を配置した試料台にバイアスを印加し、バ
イアスを印加したときのプラズマの発光強度を測定する
工程とを有し、測定した2点の発光強度を用いて補正値
を求め、エッチング中に測定するプラズマの発光強度を
補正し、補正した発光強度によってエッチング終点を判
定することにより、達成される。
〔作用〕
処理ガスを単にプラズマ化した状態におけるエッチング
はラジカル主体の反応性エッチングとなり、この間の発
光強度はある程度低い値で一定する。次に、試料台にバ
イアスを印加するとプラズマ中のイオンが試料に入射さ
れ、イオンを主体としたスパッタエッチングとなって、
この間の発光強度はある程度高い値で一定する。これら
の関係は処理枚数が増加しても変わらないので、採光し
た発光強度が減少しても、単にプラズマ化したときの発
光強度を基にバイアスを印加したときの発光強度の減少
量が求められ、また、これから補正値を算出して、採光
した発光強度を補正して当初の発光強度と同じ発光強度
に合わせることができるので、安価で再現性の良い終点
判定が行なえる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図から第3図により説明
する。
第1図はプラズマエッチング装置の一例を示し、この場
合は、マイクロ波を用いたマイクロ波プラズマ処理装置
を示す。処理室1の上部開口部には放電管2を設け、処
理室1内には処理室1の下面を貫通して試料台3を設け
ている。試料台3は絶縁材を介して処理室1の底部に取
り付けてあり、バイアス印加手段、この場合、高周波電
流4が接続してある。また、試料台3の上面には図示し
ない搬送手段によって試料であるウェハが配置され、搬
入出されるようになっている。処理室1内にはエッチン
グ処理を行なうための処理ガスがガス供給装置5から供
給され、処理後の排ガスは図示しない排気装置に接続さ
れた排気口6から排出され、処理室1内が所定の圧力に
減圧保持されるようになっている。
放電管2の外側には導波管7が設けてあり、導波管7の
他端にはマグネトロン8が設けてある。また、放電管2
に対向し導波管7の外側には磁場発生手段であるコイル
9が設置してある。
放電管2の側部には採光部を設け、光電変換器10が取り
付けてある。光電変換器10からの信号は制御部11の前後
増幅器12に送られ、一方はそのまま信号切換器(アナロ
グスイッチ)15,A/D変換器16を介して制御装置17に
取り込まれ、他方はオフセット加算器13,ゲインアンプ
14,信号切換器15,A/D変換器16を介して制御装置17
に取り込まれる。制御装置17からはD/A変換器18を介
してゲインアンプ14,オフセット加算器13およびペンレ
コーダ19にそれぞれの信号が送られ、また、制御装置17
からはマグネトロン8用の電源,コイル9用の電源およ
び高周波電源4にそれぞれ信号が送られコントロールさ
れる。
上記構成の装置において、試料台3上面にウェハを配
し、処理室1内を真空排気するとともにガス供給装置8
によって処理ガスを供給し所定圧力に維持した状態で、
まず、制御装置17によってマグネトロン8とコイル9を
作動させ、電磁界を作用させて、放電管2内に処理ガス
のプラズマを発生させる。このときのプラズマにはバイ
アスが印加されておらず、ラジカル主体の反応性エッチ
ングとなり、ウェハのエッチングはあまり進行せず、第
2図の実線で示した入力波形V0のA部のようにある程
度低い値で一定する。ここで、第2図に示した実線の入
力波形V0は前段増幅器12から出た信号をそのままペン
レコーダに出力した波形で、時間t1の点でマグネトロ
ン8およびコイル9を作動させ、時間t2の点での発光
強度がa0となっている。
次に、制御装置17によって高周波電源4を作動させ、試
料台3にバイアスを印加する。これにより、プラズマ中
のイオンが試料台3側に引き寄せられ、イオンを主体と
したスパッタエッチングが行なわれ、ウェハのエッチン
グが活発になり、第2図の実線で示した入力波形V0
Bの部のようにある程度高い値で一定する。ここで、第
2図に示す時間t3の点で高周波電源4を作動させ、時
間t4の点での発光強度がb0となっている。
この状態で、さらにウェハのエッチングが進行しほぼエ
ッチングが終了すると、第2図の実線で示した入力波形
0のC部のように発光強度が低下する。
なお、このようにプラズマの発生とバイアスの印加をそ
れぞれ別工程で行なうようにしているものにおいては、
第2図に示すA部での発光強度とC部での発光強度とは
ほぼ同じ程度の発光強度になることが、本発明者らの実
験により確かめられた。これは、A部においてはラジカ
ル主体であまりエッチングが進行せず、C部においては
エッチングが終了し同じくエッチングが進行しないので
同じような発光状態になるためと考えられる。
このことから、A部とB部との発光強度の差と、B部と
C部との発光強度との差とがほぼ同程度であるため、発
光強度a0とb0との間を許容し得る範囲内で最大に増幅
すれば、エッチング中(B部)とエッチング終了時(C
部)との発光強度の差を大きく拡大して表わせるので、
エッチング終点を検出しやすくできる。
このときの入力波形V0の増幅は、例えば、次のように
行なう。まず、第2図の二点鎖線で示した補正波形V2
のA部およびB部の発光強度a1およびb1の値を設定し
(サンプルをエッチング処理して、このときの入力波形
0をマニュアルで補正し設定する。)、例えば、信号
処理回路のレンジが0〜10Vの場合はa1として0〜
5V、b1として5〜9Vを設定、さらに具体的にはa1
を2V、a1とb1との差を6Vにする。ただし、a1
1との差が6Vあっても、終点時の値が0V以下にな
らないように調整する。
次に、入力波形V0を補正し補正波形V2とするための補
正値、すなわち、オフセット値およびゲイン値を算出す
る。まず、補正波形V2は次式で表わされる。
2=(V0−V1)・G ……………(1) ここで、V1はオフセット値,Gはゲイン値である。ゲ
イン値Gおよびオフセット値V1は(2),(3)式により求
める。
このように、ウェハの処理ごとにゲイン値Gおよびオフ
セット値V1を求め、処理ごとに発光強度が減少する入
力波形V0を補正することにより、常に当初と同じ補正
波形V2が得られる。
これらの処理を含め、第1図の装置がエッチング終点判
定を行なうフローを第3図により説明する。
まず、試料台3にアンプルウェハを配置して、プラズマ
の発生,バイアス印加を順次行ない、そのときオフセッ
ト加算器13およびゲインアンプ14を介した信号が出力さ
れるペンレコーダ19を見ながら、オフセット加算器13お
よびゲインアンプ14をマニュアル操作して、採光した発
光の入力波形を増幅し補正波形V2を設定し(これをス
テップ20に示す。)、時間t2およびt4後の発光強度
値a1およびb1を制御装置17内の記憶装置い記憶させて
おく(これをステップ21に示す。)。
次に、正式に処理するウェハを試料台3に配置し、マグ
ネトロン8およびコイル9からの電磁界により放電管2
内にプラズマを発生させ(これをステップ22に示
す。)、そのときのプラズマ光を光電変換器10に取り込
み、前段増幅器12によってある程度増幅した信号(入力
波形V0)を直接制御装置17に取り込み、時間t2後の発
光強度a0の値を記憶させておく(これをステップ23
に示す。)。次に高周波電源4によって試料台3にバイ
アス電圧を印加し(これをステップ24に示す。)、本
格的なエッチング処理を開始する。このときのプラズマ
光を前記同様に光電変換器10を介して制御装置17に取り
込み、時間t4後の発光強度b0の値を記憶する(これを
ステップ25に示す。)。
次に、制御装置17の記憶装置に記憶したこれらの発光強
度値a1,b1,a0,b0を基に、制御装置17の演算部で
オフセット値V1およびゲイン値Gを算出し(これをス
テップ26に示す。)、制御装置17によってオフセット
加算器13およびゲインアンプ14をそれぞれ算出した値で
補正する(これをステップ27に示す。)。
次に、このようにオフセット加算器13およびゲインアン
プ14によって初期の補正波形V2と同じに補正された信
号を制御装置17に取り込み、制御装置17によってこの信
号を基に公知の終点検出方法を用いてエッチングの終点
判定を行なう(これをステップ28に示す。)。
終点判定が終わり、制御装置17によってマグネトロン
8,コイル9および高周波電源4の作動が停止された
後、処理されたウェハが処理室1内から搬出され、また
次に新しいウェハの処理がある場合にはステップ22に
戻り、ない場合には終わる(これをステップ29に示
す。)。
以上、本一実施例によれば、簡単な構成の装置により簡
単な方法で、初期設定時に補正した波形と同じ波形のも
のを、毎回の処理毎に得ることができるので、安価な再
現性の良い終点判定を行なうことができるという効果が
ある。また、これにより、同一プロセス中のウェハの品
質を均一にすることができる。
なお、本一実施例ではエッチング時の光量が増加する場
合について述べたが、逆にエッチング時の光量が減少す
るものであっても良い。
また、本一実施例ではバイアス印加の前後、すなわち、
時間t2,t4における入力波形V0の発光強度a0,b0
の差を求め、これを当初、すなわち、第3図で示したス
テップ20の初期設定によって補正した補正波形V2
ときの発光強度a1,b1の差と比べて補正のためのゲイ
ン値を算出するようにしているが、当初、すなわち、初
期設定時の補正前の入力波形V0と以後の処理時、すな
わち、n枚目の処理時の補正前の入力波形V0nとのバ
イアス印加前の時間t2における発光強度a0,a0nを
比較し、減衰率x=a0n/a0を算出して、当初のゲイ
ン値をn枚目の処理時におけるゲイン値Gn(Gn=G
/x)に補正し、見掛け上バイアス印加前の発光強度が
設定値、すなわち、初期設定時に補正した補正波形V2
と同じになるようにオフセット値V1n(V1n=((a0n
+b0n)/2)−((a1+b1)/2・Gn))を補正(実際に
は時間t4までは前回の補正値のままとなり、時間t4
ら新たな補正値となる)するようにしても良い。
さらに、本一実施例は処理室1部に直接プラズマが発生
するマイクロ波プラズマ処理装置について述べたが、プ
ラズマは別室で発生させ処理室に移送するものであって
も良いし、また、マイクロ波によるプラズマ発生でな
く、光励起等のバイアスが同時に発生しないものであれ
ば適用可能なことはいうまでもない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、プラズマ発生手段とバイアス印加手段
とが別手段となっているものにおいて、安価で再現性の
良い終点判定を行なうことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるエッチング終点判定方
法を実行するための装置を示す構成図、第2図は光電変
換器を介して取り入れた波光強度の時間的変化を示す波
形図、第3図は第1図の作用を示すフローチャート図で
ある。 1……処理室、4……高周波電源、8……マグネトロ
ン、9……コイル、10……光電変換器、13……オフセッ
ト加算器、14……ゲインアンプ、17……制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加治 哲徳 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 西海 正治 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 師井 達夫 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 濱崎 良二 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 多田 啓司 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 佐藤 仁昭 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 伊藤 温司 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 幾原 祥二 山口県下松市大字東豊井794番地 日立テ クノエンジニアリング株式会社笠戸事業所 内 (72)発明者 吉田 剛 山口県下松市大字東豊井794番地 日立テ クノエンジニアリング株式会社笠戸事業所 内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料のエッチングに用いる処理ガスをプラ
    ズマ化し、処理室内での該プラズマの発光強度を測定す
    る工程と、 前記試料を配置した試料台にバイアスを印加し、該バイ
    アスを印加したときの前記プラズマの発光強度を測定す
    る工程とを有し、 前記測定した2点の発光強度を用いて補正値を求め、前
    記エッチング中に測定するプラズマの発光強度を補正
    し、該補正した発光強度によってエッチング終点を判定
    するようにしたことを特徴とするエッチング終点判定方
    法。
  2. 【請求項2】前記測定した2点の発光強度が設定したそ
    れぞれの値となるように補正値を算出する特許請求の範
    囲第1項記載のエッチング終点判定方法。
JP12381087A 1987-05-22 1987-05-22 エッチング終点判定方法 Expired - Lifetime JPH0611037B2 (ja)

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