JPH0611054A - ボールバルブ - Google Patents

ボールバルブ

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JPH0611054A
JPH0611054A JP16944692A JP16944692A JPH0611054A JP H0611054 A JPH0611054 A JP H0611054A JP 16944692 A JP16944692 A JP 16944692A JP 16944692 A JP16944692 A JP 16944692A JP H0611054 A JPH0611054 A JP H0611054A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用流体を効率的に加熱・冷却するための熱
交換装置を有し、ボール弁の球状外周面とボデー内面と
の間に液溜まりポケットを生じないようにしたボールバ
ルブを提供する。 【構成】 このボールバルブは、ボデー10内に、フッ
素樹脂製のシール部材12を間に介してボール弁19が
回動自在に収納されたものからなる。ボデー10とシー
ル部材12との間には、温度制御流体を案内するための
相互に連絡するポケット50a,50c,50e,50fが形
成されると共に、ボデー10の下部には、ポケット50
cに直接的に連絡し温度制御流体を案内するための一対
のパイプ32a,32bが取り付けられている。温度制御
流体を各ポケット50a,50c,50e,50f内に流すこ
とにより、シール部材12を介して温度制御流体とボー
ル弁19との間で熱交換が効率的に行なわれ、さらに、
ボール弁19と、これに接する使用流体との間で直接的
に熱交換が行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的に、ボールバル
ブに関し、詳しくは、使用流体の温度制御を行うための
機構を有するボールバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】ボールバルブのボデー内面には、通常、
流体出入り口のボール弁近傍に一対のリング状シール部
材が設けられており、ボール弁は、このシール部材を介
してボデーに支持されている。そして、上記一対のリン
グ状シール部材間におけるボール外周面とボデー内周面
との間には一定の空間が形成されており、両者の接触を
回避している。この空間は、使用流体が溜まり得る液溜
まりポケットとなっている。
【0003】ところが、このような液溜まりポケットが
存在すると、使用流体が例えば水である場合には、錆が
発生し易く、特に、ボール弁を回転させるための軸が錆
により隙間腐食することが大きな問題となる。
【0004】また、流路系に使用される流体が変更され
る場合には、その流路系全体を一旦洗浄する必要がある
が、ボールバルブの上記液溜まりポケットの中は完全に
は洗浄し難いという問題があり、そのため、ボールバル
ブを一旦分解した上で洗浄するという作業が必要になっ
ていた。
【0005】そこで、これらの問題点を解決するため
に、本願出願人等は、ボール弁の球状外周面とボデー内
面との間に液溜まりポケットを生じない構造のボールバ
ルブを既に提案している(特願平2-270962号明細書)。
【0006】一方、たとえば、ボール弁閉鎖時に上記液
溜まりポケット内に残留した流体を殺菌したり、流路系
に使用される流体がラード等、所定の温度以上に保持さ
れていないと固形化する流体の凝固を防止したり、ま
た、逆に、流路系に使用される流体の温度を、必要上、
常に所定の温度以下に保ったり、種々の目的を達成する
ために、バルブのボデーの外周にジャケットを設け、ボ
デーの外周面とジャケットの内面との間に冷温水を通す
タイプのものが、従来より、提供されている。
【0007】しかし、このタイプのボールバルブでは、
上記冷温水と上記流体との間における熱交換はバルブの
ボデーを通して間接的に行なわれるため、その熱交換効
率が悪いという問題点を生じていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の解決
すべき技術的課題は、ボール弁の球状外周面とボデー内
面との間に液溜まりポケットを生じない構造を有し、使
用流体と、該使用流体を冷却・加熱するための冷温水と
の熱交換効率がより高いボールバルブを提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段・作用・効果】上記課題を
解決するため、本発明によれば以下の構成のボールバル
ブが提供される。
【0010】すなわち、このボールバルブは、ボデー内
面とボール弁との間に形成されるボデー内液溜まりに埋
設されかつシールするシール部材を有しており、シール
部材とボデー内面との間全体に温度制御流体を案内する
連続的な溝が形成されると共に、該溝に連絡し上記流体
を案内する一対の流体案内開口がボデーに形成されたも
のからなる。
【0011】上記溝は、上記ボデーの軸心方向沿いに形
成される複数個の軸心方向溝と、その軸心の回りに形成
される複数個の円周溝とが互いに連通したものから構成
されても、螺旋状に形成されたものから構成されても良
い。また、この溝は、ボデー内面側に凹部を設けること
により形成されても、上記シール部材側に凹部を設ける
ことにより形成されても、ボデー内面側及びシール部材
側に凹部を設けることにより形成されても良い。
【0012】上記構成によれば、従来のボールバルブに
おける上記ボデー内液溜まりポケットの部分はシール部
材によって占められており、液溜まりポケットは形成さ
れない。もちろん、このシール部材は本来のシール機能
を有しているため、ボール弁とボデー間のシールはなさ
れる。
【0013】また、上記構成によれば、上記弁によって
流量が制御される使用流体の温度に対して相対的に高温
の、又は低温の、上記温度制御流体が上記一対の流体案
内開口を通して上記溝へ案内されることにより、その温
度制御流体は、全体的に、上記シール部材と直接接す
る。また、シール部材の上記ボール弁本体側の面は、該
ボール弁の球状外周面と全面的に密接するように構成さ
れているため、このシール部材を間に介して上記溝内の
温度制御流体とボール弁との間で熱交換が効率的に行な
われる。さらに、このようにして加熱又は熱吸収された
ボール弁本体と該ボール弁本体に接する使用流体との間
で熱交換が直接的に行なわれる。すなわち、温度制御流
体と使用流体との間において、高効率の熱交換が実現さ
れる。
【0014】上記構成において、上記シール部材はフッ
素樹脂から形成されることが好ましい。このように構成
することにより、シール部材とボール弁間における摩擦
係数を有意に減じることができるのみならず、シール部
材に高耐食性、高耐高温性、高耐低温性を付加すること
ができる。
【0015】
【実施例】以下に、本発明に係る一実施例を図1〜3に
従って詳細に説明する。
【0016】図1,2は、夫々、本実施例に係るボール
バルブの縦断面と右方向から見た半断面とを示してい
る。また、図3は、図1のIII-III線断面を示してい
る。図1において、10はボデー、19はボデー内に収
納されたボール弁、18はボール弁とハンドル20とを
連結する軸である。また、38はボール弁19に形成さ
れた貫通穴、40,42はこの貫通穴38に連絡する通
路である。ボデー10とボール弁19との間には、ボデ
ー10の内面との間に所定の空隙すなわちポケット50
a,50cが形成されるようにシール部材12が介装され
ている。
【0017】このボデー10は2つ割り構造になってい
て、2つの部分10a,10bから構成されている。この
2つの部分10a,10bは、複数の締付ボルト26によ
り一体化されている。なお、部分10a及び部分10bと
の合わせ面には、調整パッキン11が介装されている。
【0018】上記シール部材12も2つ割り構造になっ
ており、2つの部分12a,12bから構成されている。
そして、これらの各部分12a,12bのボール弁19側
の面は、該ボール弁19の球状外周面に密接するように
構成されている。2つの部分12a,12bの間には、リ
ング状パッキン16が介装されている。また、ボデー1
0の内周面とシール部材12との間をさらにシールする
ため、ボデー10の使用流体出入り口にO−リング2
8,30を備えている。上記シール部材12と軸18と
の間、及びボデー10と軸18との間には、夫々、図に
示すようなリング状パッキン16',22a,22bが介装
されている。なお、このリング状パッキン16'と上記
リング状パッキン16とは、一体ものとして構成されて
いる。
【0019】上記構成において、シール部材12はフッ
素樹脂から形成されているので、シール部材12とボー
ル弁19との間における摩擦係数は小さく、従って、ボ
ール弁19は非常に円滑に回動することができる。
【0020】ところで、図2に良く示すように、ボデー
10の内面は複数の凹部48を有しており、上記ポケッ
ト50a,50cは、この凹部48の内面とシール部材1
2面とにより形成されている。図1に示すように、これ
らの一対のポケット50a,50cは、夫々、ボデー10
の軸心方向に略平行に連続的に形成されている。
【0021】また、ポケット50a,50cの間には、図
2に示すように、各ポケット50a,50cから、夫々、
等間隔隔てられた位置に他の一対のポケット50b,50
dが形成されている。各ポケット50b,50dは、ポケッ
ト50a,50cと同様に、ボデー10の軸心方向に略平
行に連続的に形成されている。
【0022】さらに、その軸回りには、図1の破線で示
す如く、軸心方向に隔てられた一対のポケット50e,5
0fが形成されており、これによって、上記4つのポケ
ット50a〜50dが互いに連絡されている。なお、図3
は、ポケット50a〜50dがポケット50eによって連
絡されている状態を良く示している。
【0023】上記ボデー10の下部には、上記一対のポ
ケット50e,50fに略対応する位置に、上記ポケット
50cに直接的に連絡し使用流体を加熱又は冷却するた
めに使用される温度制御流体を案内するための一対の流
体案内開口52,54が形成されている。
【0024】この流体案内開口52,54のいずれか一
方の開口へ温度制御流体を圧入することにより、この温
度制御流体は上記各ポケット50a〜50f内を通って、
他方の開口から流出する。このとき、各ポケット内の温
度制御流体及びボール弁19は、夫々、シール部材12
と直接的に接しているので、先ず、このシール部材12
を介して温度制御流体とボール弁19との間で効率良く
熱交換が行なわれ、ついで、ボール弁19と、該ボール
弁19の貫通穴38内を流れる使用流体との間で直接的
に熱交換が行なわれる。
【0025】上記ボデー10の両端部は、夫々、フラン
ジ状の管継手として構成されており、この各管継手に
は、図1に示すような二重管36(他方は不図示)、すな
わち使用流体を流すための通路44の周囲に温度制御流
体を流すための更なる通路39を設けた二重構造の管、
が、パッキン34を間に介して、ボルト(不図示)により
固定されている。この二重管の外壁には、通路39に連
絡する流体案内開口56が形成されており、この流体案
内開口56と、上記ボデー10に設けられた一対の流体
案内開口52,54のうちの一方54とがパイプ32aに
より連絡されている。同様にして、上記一対の流体案内
開口52,54のうちの他方52と、上記他方の二重管
に設けられた流体案内開口とがパイプ32bにより連絡
されている。
【0026】このように構成することによって、使用流
体流路系と温度制御流体流路系間における熱交換面積を
増すことができ、従って、その熱交換効率を実質的に高
めることができる。
【0027】なお、本実施例では、上記ポケットを構成
するべく、ボデー10の内面側のみに凹部48を形成し
ているが、シール部材12側のみに凹部を形成しても、
ボデー10の内面側及びシール部材12側に、共に、凹
部を形成しても良い。また、ポケットの形成位置は、本
実施例で示したところになんら限定されるものではな
く、たとえば、ボデー10の軸心の回りに螺旋状に形成
しても良い。さらに、また、上記二重管36の代わり
に、一般的に使用されている単壁からなる管をボデー1
0の両端に取り付ける一方、上記一対の流体案内開口5
2,54と温度制御流体供給装置とを上記の如く一対の
パイプを間に介して直結しても良いことは言うまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るボールバルブの縦断
面図である。
【図2】 図1に示したボールバルブを右方向から見た
半断面図である。
【図3】 図1に示したボールバルブのIII-III線断面
図である。
【符号の説明】
10 ボデー 10a,10b 部分 11 調整パッキン 12 シール部材 12a,12b 部分 16,16' リング状パッキン 18 軸 19 ボール弁 20 ハンドル 22a,22b リング状パッキン 26 締付ボルト 28,30 O−リング 32a,32b パイプ 34 パッキン 36 二重管 38 貫通穴 39 通路 40,42,44 通路 48 凹部 50a〜50f ポケット 52,54,56 流体案内開口

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボデー(10)内面とボール弁(19)との
    間に形成されるボデー内液溜まりに埋設されかつシール
    するシール部材(12)を有するボールバルブにして、 シール部材(12)とボデー(10)内面との間全体に温度
    制御流体を案内する連続的な溝(50a〜50f)が形成さ
    れると共に、該溝(50a〜50f)に連絡し上記流体を案
    内する一対の流体案内開口(52,54)がボデー(10)
    に形成されたことを特徴とするボールバルブ。
  2. 【請求項2】 上記溝(50a〜50f)は、上記ボデー
    (10)の軸心方向沿いに形成される複数個の軸心方向溝
    (50a〜50d)と、その軸心の回りに形成される複数個
    の円周溝(50e,50f)とからなり、軸心方向溝(50a
    〜50d)と円周溝(50e,50f)とは、互いに連通する
    ことを特徴とする請求項1記載のボールバルブ。
  3. 【請求項3】 上記溝は、螺旋状に形成されたことを特
    徴とする請求項1記載のボールバルブ。
  4. 【請求項4】 上記溝(50a〜50f)は、上記ボデー
    (10)内面側に凹部を設けることにより形成されたこと
    を特徴とする請求項1又は2又は3記載のボールバル
    ブ。
  5. 【請求項5】 上記溝(50a〜50f)は、上記シール部
    材(12)側に凹部を設けることにより形成されたことを
    特徴とする請求項1又は2又は3記載のボールバルブ。
  6. 【請求項6】 上記溝(50a〜50f)は、上記ボデー
    (10)内面側及び上記シール部材(12)側に凹部を設け
    ることにより形成されたことを特徴とする請求項1又は
    2又は3記載のボールバルブ。
  7. 【請求項7】 上記シール部材(12)は、フッ素樹脂よ
    りなることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載
    のボールバルブ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013037416A1 (de) * 2011-09-16 2013-03-21 Zürcher Technik Ag Absperrarmatur
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CN107830195A (zh) * 2017-11-13 2018-03-23 宁波天祥新华液压有限公司 一种先导泄压式液压球阀
CN119084614A (zh) * 2024-11-01 2024-12-06 四川凯茨阀门制造有限公司 一种防火防静电耐高压球阀及其工作方法

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