JPH06113503A - 回転電機の密封油供給装置 - Google Patents
回転電機の密封油供給装置Info
- Publication number
- JPH06113503A JPH06113503A JP25998192A JP25998192A JPH06113503A JP H06113503 A JPH06113503 A JP H06113503A JP 25998192 A JP25998192 A JP 25998192A JP 25998192 A JP25998192 A JP 25998192A JP H06113503 A JPH06113503 A JP H06113503A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- pressure
- sealing oil
- oil pump
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】非常用電源設備を大形化することなく回転電機
内の冷却気体の漏洩を防止し、信頼性の向上を図った回
転電機の密封油供給装置を提供する。 【構成】常用密封油ポンプ6および非常用密封油ポンプ
8のそれぞれの吐出側の帰還ループに、常用密封油ポン
プ6,非常用密封油ポンプ8の吐出圧力を上昇させるた
めの第2圧力調整弁20,22と、常用密封油ポンプ6側の
圧力調整弁7の排出管路を遮断する遮断弁21,非常用密
封油ポンプ8側の圧力調整弁9の排出管路を遮断する遮
断弁23を設ける。また、差圧調整弁10の下流の密封油圧
を検出して常用密封油ポンプ6および非常用密封油ポン
プ8を並列運転させるための圧力スイッチ25を設ける。
内の冷却気体の漏洩を防止し、信頼性の向上を図った回
転電機の密封油供給装置を提供する。 【構成】常用密封油ポンプ6および非常用密封油ポンプ
8のそれぞれの吐出側の帰還ループに、常用密封油ポン
プ6,非常用密封油ポンプ8の吐出圧力を上昇させるた
めの第2圧力調整弁20,22と、常用密封油ポンプ6側の
圧力調整弁7の排出管路を遮断する遮断弁21,非常用密
封油ポンプ8側の圧力調整弁9の排出管路を遮断する遮
断弁23を設ける。また、差圧調整弁10の下流の密封油圧
を検出して常用密封油ポンプ6および非常用密封油ポン
プ8を並列運転させるための圧力スイッチ25を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば水素ガスで冷却
を行う回転電機の軸貫通部からの水素ガスの漏洩を防止
するために用いられる回転電機の密封油供給装置の改良
に関するものである。
を行う回転電機の軸貫通部からの水素ガスの漏洩を防止
するために用いられる回転電機の密封油供給装置の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に回転電機における密封油供給装置
は、回転電機が水素ガスによって強制冷却されている場
合において、回転軸の軸貫通部分から水素ガスが大気中
に漏洩するのを防止するために、上記回転電機に軸シー
ル部を設けて圧油を供給し、これにより水素ガスのシー
ル(密封)を行うために用いる装置である。
は、回転電機が水素ガスによって強制冷却されている場
合において、回転軸の軸貫通部分から水素ガスが大気中
に漏洩するのを防止するために、上記回転電機に軸シー
ル部を設けて圧油を供給し、これにより水素ガスのシー
ル(密封)を行うために用いる装置である。
【0003】図9は、この装置の系統図を示す。同図に
おいて、1は、回転電機であるタービン発電機、2は、
タービン発電機1内の水素ガスを封止する軸シール部、
3は、軸シール部2へ密封油を供給する供給油管、4
は、軸受給油装置12からの潤滑油を回転電機1の水素ガ
スを封止するための密封油を脱気,脱水処理をする真空
油槽、5は、真空油槽4内の密封油量を一定油面に制御
するフロート弁、6は、真空油槽4内の密封油を軸シー
ル部2へ供給するための交流電源で駆動される常用密封
油ポンプ、7は、常用密封油ポンプ6の吐出圧力を所望
値に調整するための圧力調整弁で、吐出圧力が設定圧力
以上になると帰還ループへ排出されるようになってい
る。
おいて、1は、回転電機であるタービン発電機、2は、
タービン発電機1内の水素ガスを封止する軸シール部、
3は、軸シール部2へ密封油を供給する供給油管、4
は、軸受給油装置12からの潤滑油を回転電機1の水素ガ
スを封止するための密封油を脱気,脱水処理をする真空
油槽、5は、真空油槽4内の密封油量を一定油面に制御
するフロート弁、6は、真空油槽4内の密封油を軸シー
ル部2へ供給するための交流電源で駆動される常用密封
油ポンプ、7は、常用密封油ポンプ6の吐出圧力を所望
値に調整するための圧力調整弁で、吐出圧力が設定圧力
以上になると帰還ループへ排出されるようになってい
る。
【0004】また、8は、常用密封油ポンプ6が故障し
た場合にバックアップとして運転されるための直流電源
で駆動される非常用密封油ポンプ、9は、非常用密封油
ポンプ8の吐出圧力を所定値に調整するための圧力調整
弁で、吐出圧力が設定値以上になると帰還ループへ排出
されるようになっている。10は、タービン発電機1の回
転速度や機内水素ガス圧力等の条件によって弁開度を自
動的に調節し、軸シール部2に供給する密封油の供給油
圧が機内水素ガスの圧力により常に所定の値だけ高くな
るように供給圧と機内水素ガス圧の差圧を一定に保持し
ている差圧調整弁である。
た場合にバックアップとして運転されるための直流電源
で駆動される非常用密封油ポンプ、9は、非常用密封油
ポンプ8の吐出圧力を所定値に調整するための圧力調整
弁で、吐出圧力が設定値以上になると帰還ループへ排出
されるようになっている。10は、タービン発電機1の回
転速度や機内水素ガス圧力等の条件によって弁開度を自
動的に調節し、軸シール部2に供給する密封油の供給油
圧が機内水素ガスの圧力により常に所定の値だけ高くな
るように供給圧と機内水素ガス圧の差圧を一定に保持し
ている差圧調整弁である。
【0005】さらに、12は、軸シール部2に供給された
密封油が戻り管11を通って戻り、蒸気タービンや発電機
の各軸受に供給された潤滑油が戻って一緒に貯溜される
油槽13、この油槽13の潤滑油を各軸受部に供給する軸受
給油ポンプ14、各軸受部,軸シール部での摩擦熱等で温
度上昇した潤滑油の油温を所定の温度に冷却するための
油冷却器15等を含む軸受給油装置である。17,18は、常
用密封油ポンプ6,非常用密封油ポンプ8からそれぞれ
吐出される密封油の逆止弁である。なお、真空油槽4に
は、図示しない真空ポンプが接続され、真空油槽4内の
密封油の脱気,脱水を行うようになっている。
密封油が戻り管11を通って戻り、蒸気タービンや発電機
の各軸受に供給された潤滑油が戻って一緒に貯溜される
油槽13、この油槽13の潤滑油を各軸受部に供給する軸受
給油ポンプ14、各軸受部,軸シール部での摩擦熱等で温
度上昇した潤滑油の油温を所定の温度に冷却するための
油冷却器15等を含む軸受給油装置である。17,18は、常
用密封油ポンプ6,非常用密封油ポンプ8からそれぞれ
吐出される密封油の逆止弁である。なお、真空油槽4に
は、図示しない真空ポンプが接続され、真空油槽4内の
密封油の脱気,脱水を行うようになっている。
【0006】以上の構成において、通常運転時には、軸
受給油装置12で所定の温度になっている潤滑油の一部
が、分岐管16を経て、真空油槽タンク4内のフロート弁
5を通り真空油槽4に密封油として一定量貯蔵される。
真空油槽4内の密封油は、常用密封油ポンプ6により圧
力調整弁7で所望の密封油圧力に調整された後、差圧調
整弁10を経て供給油管3を通り、タービン発電機1の軸
シール部2へ供給され、油膜により機内水素ガスが外部
へ漏洩するのを防止している。軸シール部2へ供給され
た密封油は、戻り管11を経て油槽13へ戻り、再び軸受給
油ポンプ14により油冷却器15で所定の温度に冷却された
潤滑油が循環するようになっている。
受給油装置12で所定の温度になっている潤滑油の一部
が、分岐管16を経て、真空油槽タンク4内のフロート弁
5を通り真空油槽4に密封油として一定量貯蔵される。
真空油槽4内の密封油は、常用密封油ポンプ6により圧
力調整弁7で所望の密封油圧力に調整された後、差圧調
整弁10を経て供給油管3を通り、タービン発電機1の軸
シール部2へ供給され、油膜により機内水素ガスが外部
へ漏洩するのを防止している。軸シール部2へ供給され
た密封油は、戻り管11を経て油槽13へ戻り、再び軸受給
油ポンプ14により油冷却器15で所定の温度に冷却された
潤滑油が循環するようになっている。
【0007】また、常用密封油ポンプ6が停止した時や
交流電源が喪失した時等の非常時には、自動的に非常用
密封油ポンプ8が起動し、タービン発電機1の軸シール
部2へ密封油が供給され、機内水素ガスは外部へ漏洩す
ることなくタービン発電機1は運転を継続できるような
システムとなっている。
交流電源が喪失した時等の非常時には、自動的に非常用
密封油ポンプ8が起動し、タービン発電機1の軸シール
部2へ密封油が供給され、機内水素ガスは外部へ漏洩す
ることなくタービン発電機1は運転を継続できるような
システムとなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た従来の密封油系統では発電所内の各機器に供給してい
る所内電源が喪失するような送電系統の重大な事故が発
生した場合、プラント停止に至るがタービン発電機を安
全に停止させるため、直流電源により駆動する非常用密
封油ポンプ8が起動し、また、数分後には非常用ディー
ゼル発電系が起動し常用密封油ポンプ等重要な機器に電
源の供給を行い必要な密封油を供給するようになってい
る。
た従来の密封油系統では発電所内の各機器に供給してい
る所内電源が喪失するような送電系統の重大な事故が発
生した場合、プラント停止に至るがタービン発電機を安
全に停止させるため、直流電源により駆動する非常用密
封油ポンプ8が起動し、また、数分後には非常用ディー
ゼル発電系が起動し常用密封油ポンプ等重要な機器に電
源の供給を行い必要な密封油を供給するようになってい
る。
【0009】しかしながら、原子力発電所等のような大
容量発電プラントにおいては、蒸気タービンや蒸気ター
ビン発電機が大形のため、その慣性力が大きく停止する
までに1時間以上を要する。そして、この間蒸気タービ
ンやタービン発電機の軸受および軸シール部2に潤滑油
や密封油を供給しつづけなければならないが、油冷却器
15の冷却水が停止しているため、潤滑油の温度が軸受部
の摩擦熱等により上昇し、それに伴って密封油の温度も
上昇し、密封油の粘性の変化により油温の上昇と共に軸
シール部での必要密封油量が増大することになる。その
時の必要油量は、通常運転の3〜 3.5倍に達する。ま
た、シールリング部の大きな損傷によっても同様にシー
ル油量は増大する。このような重大事故の場合次のよう
な不具合があった。
容量発電プラントにおいては、蒸気タービンや蒸気ター
ビン発電機が大形のため、その慣性力が大きく停止する
までに1時間以上を要する。そして、この間蒸気タービ
ンやタービン発電機の軸受および軸シール部2に潤滑油
や密封油を供給しつづけなければならないが、油冷却器
15の冷却水が停止しているため、潤滑油の温度が軸受部
の摩擦熱等により上昇し、それに伴って密封油の温度も
上昇し、密封油の粘性の変化により油温の上昇と共に軸
シール部での必要密封油量が増大することになる。その
時の必要油量は、通常運転の3〜 3.5倍に達する。ま
た、シールリング部の大きな損傷によっても同様にシー
ル油量は増大する。このような重大事故の場合次のよう
な不具合があった。
【0010】(1)一般に常用密封油ポンプ6や非常用
密封油ポンプ8の吐出圧力を調整する圧力調整弁7,9
での設定値は、軸シール部の小規模な傷等に起因して密
封油量が増加しても充分に供給出来るよう通常の密封油
量の2〜 2.5倍の流量が確保出来るよう圧力を設定して
いるので、それ以上の油量になった場合においては、配
管抵抗が増大し、圧力調整弁での設定圧力と等しくなる
と、それ以上供給できなくなり機内水素ガスが漏洩して
しまう。 (2)常用密封油ポンプ6や非常用密封油ポンプ8の容
量を大きくし吐出圧力を高くすると、通常運転時に圧力
調整弁7,9でのリーク量が増大するため、騒音,振動
の発生、撹拌熱による油温の上昇等の不具合が発生する
他、駆動モーターが大形化し消費電力が増大する。 (3)所内電源喪失の場合、潤滑油や密封油の温度を一
定に保つため、油冷却器に供給している冷却水の動力を
非常用ディーゼル発電系に組込んだ場合、冷却水は所内
の熱交換器全てに冷却水を供給しており、その動力は非
常に大きいものとなっている関係上非常用電源設備が大
形化してしまう。また、冷却水の大部分はタービン発電
機で発生する熱を冷却するための熱交換器に使用されて
いるが、プラント停止の場合には発電機は、無負荷運転
状態となるため熱の発生はなく、油冷却器のためにのみ
冷却水系統を非常用電源系に組込むのは不経済である。 一方、真空油槽へは通常軸受給油装置12から軸シール部
2へ供給された密封油量とほぼ同量の潤滑油が供給され
ており、真空油槽4内を図示しない真空ポンプで真空状
態に維持することで真空油槽4内の密封油は脱気,脱水
され良質な密封油として密封油ポンプ6により軸シール
部2へ供給することにより回転電機1の機内水素ガスが
密封油と接するとき水分を吸湿したり、空気等が混入し
て水素ガス純度の低下が起らないようにしている。
密封油ポンプ8の吐出圧力を調整する圧力調整弁7,9
での設定値は、軸シール部の小規模な傷等に起因して密
封油量が増加しても充分に供給出来るよう通常の密封油
量の2〜 2.5倍の流量が確保出来るよう圧力を設定して
いるので、それ以上の油量になった場合においては、配
管抵抗が増大し、圧力調整弁での設定圧力と等しくなる
と、それ以上供給できなくなり機内水素ガスが漏洩して
しまう。 (2)常用密封油ポンプ6や非常用密封油ポンプ8の容
量を大きくし吐出圧力を高くすると、通常運転時に圧力
調整弁7,9でのリーク量が増大するため、騒音,振動
の発生、撹拌熱による油温の上昇等の不具合が発生する
他、駆動モーターが大形化し消費電力が増大する。 (3)所内電源喪失の場合、潤滑油や密封油の温度を一
定に保つため、油冷却器に供給している冷却水の動力を
非常用ディーゼル発電系に組込んだ場合、冷却水は所内
の熱交換器全てに冷却水を供給しており、その動力は非
常に大きいものとなっている関係上非常用電源設備が大
形化してしまう。また、冷却水の大部分はタービン発電
機で発生する熱を冷却するための熱交換器に使用されて
いるが、プラント停止の場合には発電機は、無負荷運転
状態となるため熱の発生はなく、油冷却器のためにのみ
冷却水系統を非常用電源系に組込むのは不経済である。 一方、真空油槽へは通常軸受給油装置12から軸シール部
2へ供給された密封油量とほぼ同量の潤滑油が供給され
ており、真空油槽4内を図示しない真空ポンプで真空状
態に維持することで真空油槽4内の密封油は脱気,脱水
され良質な密封油として密封油ポンプ6により軸シール
部2へ供給することにより回転電機1の機内水素ガスが
密封油と接するとき水分を吸湿したり、空気等が混入し
て水素ガス純度の低下が起らないようにしている。
【0011】この密封油の脱気,脱水効果を十分に得る
ためには、常用密封油ポンプ6の出口管に接続したバイ
パス管により真空油槽内へ密封油を再循環スプレーを行
い脱気,脱水させる必要があり、再循環油量は通常ター
ビン発電機の軸シール部2へ供給する密封油量の約2〜
3倍を必要としている。したがって、常用密封油ポンプ
6の設計吐出量は上記した脱気,脱水用再循環油量とタ
ービン発電機へ供給する密封油量を考慮して供給密封油
量の3〜4倍の吐出量が必要となる。
ためには、常用密封油ポンプ6の出口管に接続したバイ
パス管により真空油槽内へ密封油を再循環スプレーを行
い脱気,脱水させる必要があり、再循環油量は通常ター
ビン発電機の軸シール部2へ供給する密封油量の約2〜
3倍を必要としている。したがって、常用密封油ポンプ
6の設計吐出量は上記した脱気,脱水用再循環油量とタ
ービン発電機へ供給する密封油量を考慮して供給密封油
量の3〜4倍の吐出量が必要となる。
【0012】また、近年、タービン発電機の大容量化に
伴い、密封油量も増加して密封油ポンプが大形化しつつ
ある。油の容量の増大に密封油ポンプとは別に脱気,脱
水に必要な再循環油量を得るための再循環油ポンプを必
要としていた。これらは消費動力が過大となるのみでな
く、密封油供給装置が過剰に大形化して建設費をコスト
アップし、さらには動的機器の運転の保守および信頼性
の維持に多大の費用を必要としていた。
伴い、密封油量も増加して密封油ポンプが大形化しつつ
ある。油の容量の増大に密封油ポンプとは別に脱気,脱
水に必要な再循環油量を得るための再循環油ポンプを必
要としていた。これらは消費動力が過大となるのみでな
く、密封油供給装置が過剰に大形化して建設費をコスト
アップし、さらには動的機器の運転の保守および信頼性
の維持に多大の費用を必要としていた。
【0013】本発明の第1の目的は、非常用電源設備を
大形化することなく回転電機内の冷却気体の漏洩を防止
し、信頼性の向上を図った回転電機の密封油供給装置を
提供することにある。また、本発明の第2の目的は、回
転電機が大容量化しても、再循環ポンプの設置または常
用密封油ポンプ等の容量増大を行うことなく、密封油の
脱気,脱水のための再循環油量を確保することが可能な
回転電機の密封油供給装置を提供することにある。
大形化することなく回転電機内の冷却気体の漏洩を防止
し、信頼性の向上を図った回転電機の密封油供給装置を
提供することにある。また、本発明の第2の目的は、回
転電機が大容量化しても、再循環ポンプの設置または常
用密封油ポンプ等の容量増大を行うことなく、密封油の
脱気,脱水のための再循環油量を確保することが可能な
回転電機の密封油供給装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した第1
の目的を達成するため、内部に冷却気体を封入した回転
電機の軸シール部へ脱気,脱水処理した密封油を供給す
るための真空油槽,常用密封油ポンプおよび非常用密封
油ポンプ,第1の圧力調整弁,差圧調整弁を具備した回
転電機の密封油供給装置において、第1の圧力調整弁の
排出側の帰還ループにバイパス管路を設け、このバイパ
ス管路に第1の圧力調整弁とは設定圧力の異なる第2の
圧力調整弁および差圧調整弁の下流の密封油圧力に応じ
て第1の圧力調整弁の排出側を遮断弁を設け、かつ差圧
調整弁の下流の密封油圧力を検出して常用密封油ポンプ
および非常用密封油ポンプを並列運転させる信号を発信
する圧力検出器を設けた構成としたものである。
の目的を達成するため、内部に冷却気体を封入した回転
電機の軸シール部へ脱気,脱水処理した密封油を供給す
るための真空油槽,常用密封油ポンプおよび非常用密封
油ポンプ,第1の圧力調整弁,差圧調整弁を具備した回
転電機の密封油供給装置において、第1の圧力調整弁の
排出側の帰還ループにバイパス管路を設け、このバイパ
ス管路に第1の圧力調整弁とは設定圧力の異なる第2の
圧力調整弁および差圧調整弁の下流の密封油圧力に応じ
て第1の圧力調整弁の排出側を遮断弁を設け、かつ差圧
調整弁の下流の密封油圧力を検出して常用密封油ポンプ
および非常用密封油ポンプを並列運転させる信号を発信
する圧力検出器を設けた構成としたものである。
【0015】また、本発明は上記した第2の目的を達成
するため、内部に冷却気体を封入した回転電機の軸シー
ル部へ脱気,脱水処理した密封油を供給するための真空
油槽,常用密封油ポンプおよび非常用密封油ポンプ,圧
力調整弁,差圧調整弁を具備した回転電機の密封油供給
装置において、圧力調整弁の排出側の帰還ループに、真
空油槽の密封油を吸引するエゼクタを設けた構成とした
ものである。
するため、内部に冷却気体を封入した回転電機の軸シー
ル部へ脱気,脱水処理した密封油を供給するための真空
油槽,常用密封油ポンプおよび非常用密封油ポンプ,圧
力調整弁,差圧調整弁を具備した回転電機の密封油供給
装置において、圧力調整弁の排出側の帰還ループに、真
空油槽の密封油を吸引するエゼクタを設けた構成とした
ものである。
【0016】
【作用】第1の手段によれば、密封油量に対応した差圧
調整弁下流の密封油圧力に応じて、常用密封油ポンプと
非常用密封油ポンプを並列運転し、かつ第1の圧力調整
弁から第2の圧力調整弁へ切替ることにより供給する密
封油量および圧力を増大させることが可能になるため、
回転電機の冷却気体の漏洩を防止し、安全に停止させる
ことができる。
調整弁下流の密封油圧力に応じて、常用密封油ポンプと
非常用密封油ポンプを並列運転し、かつ第1の圧力調整
弁から第2の圧力調整弁へ切替ることにより供給する密
封油量および圧力を増大させることが可能になるため、
回転電機の冷却気体の漏洩を防止し、安全に停止させる
ことができる。
【0017】また、第2の手段によれば、圧力調整弁の
排出側の帰還ループを介して真空槽へ戻される密封油
は、エゼクタを通過することによって高速流となり、エ
ゼクタ外周の真空油槽内の密封油を吸引,混合し、エゼ
クタへ供給する油量の約2〜3倍に増加してスプレーさ
れ、真空油槽内の密封油の再循環を行うことができ、常
用密封油ポンプの容量増大や再循環ポンプの設置等を不
要にでき、装置のコンパクト化や運転コストの軽減を図
ることができる。
排出側の帰還ループを介して真空槽へ戻される密封油
は、エゼクタを通過することによって高速流となり、エ
ゼクタ外周の真空油槽内の密封油を吸引,混合し、エゼ
クタへ供給する油量の約2〜3倍に増加してスプレーさ
れ、真空油槽内の密封油の再循環を行うことができ、常
用密封油ポンプの容量増大や再循環ポンプの設置等を不
要にでき、装置のコンパクト化や運転コストの軽減を図
ることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例を示す系統図である。
なお、上述した図9と同一部分には同符号を付し、重複
した説明を省略する。図1において、20は、常用密封油
ポンプ6の吐出圧力を上昇させるための第2圧力調整
弁、21は、常用密封油ポンプ6側の圧力調整弁7の排出
管路を遮断するための遮断弁、22は、非常用密封油ポン
プ8の吐出圧力を上昇させるための第2圧力調整弁、23
は、非常用密封油ポンプ8側の圧力調整弁9の排出管路
を遮断するための遮断弁、24は、遮断弁21,23を切替え
るための導圧管、25は、差圧調整弁10の下流の圧力を検
出する圧力スイッチ、26は、圧力スイッチ25の信号によ
り常用密封油ポンプ6および非常用密封油ポンプ8を起
動させるための信号を発信するリレー回路である。な
お、遮断弁21,23には、それぞれ二方ボール弁を用い
る。
する。図1は、本発明の一実施例を示す系統図である。
なお、上述した図9と同一部分には同符号を付し、重複
した説明を省略する。図1において、20は、常用密封油
ポンプ6の吐出圧力を上昇させるための第2圧力調整
弁、21は、常用密封油ポンプ6側の圧力調整弁7の排出
管路を遮断するための遮断弁、22は、非常用密封油ポン
プ8の吐出圧力を上昇させるための第2圧力調整弁、23
は、非常用密封油ポンプ8側の圧力調整弁9の排出管路
を遮断するための遮断弁、24は、遮断弁21,23を切替え
るための導圧管、25は、差圧調整弁10の下流の圧力を検
出する圧力スイッチ、26は、圧力スイッチ25の信号によ
り常用密封油ポンプ6および非常用密封油ポンプ8を起
動させるための信号を発信するリレー回路である。な
お、遮断弁21,23には、それぞれ二方ボール弁を用い
る。
【0019】図2は、ポンプ1台運転と2台並列運転に
おける圧力と流量の関係を示す線図であり、ポンプ1台
運転での最大流量はQで、2台並列運転の場合には2台
分の流量となり全流量はQ′となるが、実際は圧力調整
弁で吐出圧力をP1 に調整されており、流量はQ1 とな
る。
おける圧力と流量の関係を示す線図であり、ポンプ1台
運転での最大流量はQで、2台並列運転の場合には2台
分の流量となり全流量はQ′となるが、実際は圧力調整
弁で吐出圧力をP1 に調整されており、流量はQ1 とな
る。
【0020】次に、この実施例の作用について説明す
る。所内電源が喪失するような事故が発生した場合、常
用密封油ポンプ6を駆動する交流電源が切れると同時に
直流電源で駆動される非常用密封油ポンプ8が起動し、
タービン発電機1の軸シール部2へ密封油を供給する
が、油冷却器15の冷却水が停止しているため、蒸気ター
ビンやタービン発電機の軸受の摩擦熱により潤滑油は、
温度が上昇する。それに伴って、潤滑油の一部を使用し
て、軸シール部2へ供給する密封油の温度も高くなり、
粘性が変化するために、必要密封油量も増大し、10分前
後で定格の2〜 2.5倍に達する。その時点で差圧調整弁
10は全開となり差圧調整弁10の下流の圧力は、圧力調整
弁7,9で設定された圧力と等しくなるが、圧力スイッ
チ25の設定値を圧力調整弁10の設定値より少し低くく設
定し、圧力が等しくなる前に圧力スイッチ25を作動さ
せ、リレー回路26を介して非常用ディーゼル発電系より
交流電源を供給されて起動可能状態にある常用密封油ポ
ンプ6を再起動させ、非常用密封油ポンプ8と並列運転
にし供給密封油量を増加させる。
る。所内電源が喪失するような事故が発生した場合、常
用密封油ポンプ6を駆動する交流電源が切れると同時に
直流電源で駆動される非常用密封油ポンプ8が起動し、
タービン発電機1の軸シール部2へ密封油を供給する
が、油冷却器15の冷却水が停止しているため、蒸気ター
ビンやタービン発電機の軸受の摩擦熱により潤滑油は、
温度が上昇する。それに伴って、潤滑油の一部を使用し
て、軸シール部2へ供給する密封油の温度も高くなり、
粘性が変化するために、必要密封油量も増大し、10分前
後で定格の2〜 2.5倍に達する。その時点で差圧調整弁
10は全開となり差圧調整弁10の下流の圧力は、圧力調整
弁7,9で設定された圧力と等しくなるが、圧力スイッ
チ25の設定値を圧力調整弁10の設定値より少し低くく設
定し、圧力が等しくなる前に圧力スイッチ25を作動さ
せ、リレー回路26を介して非常用ディーゼル発電系より
交流電源を供給されて起動可能状態にある常用密封油ポ
ンプ6を再起動させ、非常用密封油ポンプ8と並列運転
にし供給密封油量を増加させる。
【0021】一方、常用の圧力調整弁7,9の排出管路
に配設した遮断弁21,23は、二方ボール弁で、常時は駆
動シリンダー内のスプリングにより開の状態にあるが、
差圧調整弁10の下流の圧力を導圧管24を通して駆動シリ
ンダーに導びき、所定の圧力になると駆動シリンダー内
のピストンを押してボール弁を閉にし、常用の圧力調整
弁7,9の排出管路を遮断する。
に配設した遮断弁21,23は、二方ボール弁で、常時は駆
動シリンダー内のスプリングにより開の状態にあるが、
差圧調整弁10の下流の圧力を導圧管24を通して駆動シリ
ンダーに導びき、所定の圧力になると駆動シリンダー内
のピストンを押してボール弁を閉にし、常用の圧力調整
弁7,9の排出管路を遮断する。
【0022】この遮断により、常用密封油ポンプ6およ
び非常用密封油ポンプ8の吐出圧力は、それぞれ第2圧
力調整弁20,22によって調整されることになる。ところ
で、第2圧力調整弁20,22は、常用の圧力調整弁7,9
の設定圧力P1 より高くP2に設定されているから、2
台並列運転に於ける有効な密封油量がQ1 からQ2 に増
大し、配管抵抗が増大してもそれに抗して軸シール部2
に密封油を供給することが可能になる。
び非常用密封油ポンプ8の吐出圧力は、それぞれ第2圧
力調整弁20,22によって調整されることになる。ところ
で、第2圧力調整弁20,22は、常用の圧力調整弁7,9
の設定圧力P1 より高くP2に設定されているから、2
台並列運転に於ける有効な密封油量がQ1 からQ2 に増
大し、配管抵抗が増大してもそれに抗して軸シール部2
に密封油を供給することが可能になる。
【0023】なお、本発明は、上述した実施例(以下、
第1実施例という)に限定されるものではなく、種々変
形実施できる。図3は、本発明の他の実施例(以下、第
2実施例という)の要部を示す系統図である。この第2
実施例は、従来の圧力調整弁7,9の代りに圧力制御弁
28,29を用い、圧力検出器30により差圧調整弁10の下流
の圧力を検出し、調節計31で前記圧力より所定の値だけ
高くなるように演算し、制御信号を圧力制御弁28,29に
送り制御弁の開度を調整することにより常用密封油ポン
プ6および非常用密封油ポンプ8の吐出圧力を制御する
ように構成したものである。また、上述した第1実施例
と同様に圧力スイッチ25で差圧調整弁10の下流の圧力を
検出し、予め設定された圧力になるとリレー回路26を介
して常用密封油ポンプ6および非常用密封油ポンプ8を
並列運転させる信号を送る。
第1実施例という)に限定されるものではなく、種々変
形実施できる。図3は、本発明の他の実施例(以下、第
2実施例という)の要部を示す系統図である。この第2
実施例は、従来の圧力調整弁7,9の代りに圧力制御弁
28,29を用い、圧力検出器30により差圧調整弁10の下流
の圧力を検出し、調節計31で前記圧力より所定の値だけ
高くなるように演算し、制御信号を圧力制御弁28,29に
送り制御弁の開度を調整することにより常用密封油ポン
プ6および非常用密封油ポンプ8の吐出圧力を制御する
ように構成したものである。また、上述した第1実施例
と同様に圧力スイッチ25で差圧調整弁10の下流の圧力を
検出し、予め設定された圧力になるとリレー回路26を介
して常用密封油ポンプ6および非常用密封油ポンプ8を
並列運転させる信号を送る。
【0024】図4は、本発明のさらに異なる他の実施例
(以下、第3実施例という)の要部を示す系統図であ
る。この第3実施例は、上述した第2実施例における手
動調整する圧力調整弁28,29の代りに直流電動機を具備
した圧力調整弁32,33を用い、差圧調整弁10の下流の圧
力を圧力スイッチ25で検出し予め設定された圧力になる
とリレー回路26を介して常用密封油ポンプ6および非常
用密封油ポンプ8を並列運転すると同時に、圧力調整弁
32,33の直流電動機に所定の時間電力を供給し、圧力調
整弁32,33の設定値を所定の圧力に調整するように構成
したものである。
(以下、第3実施例という)の要部を示す系統図であ
る。この第3実施例は、上述した第2実施例における手
動調整する圧力調整弁28,29の代りに直流電動機を具備
した圧力調整弁32,33を用い、差圧調整弁10の下流の圧
力を圧力スイッチ25で検出し予め設定された圧力になる
とリレー回路26を介して常用密封油ポンプ6および非常
用密封油ポンプ8を並列運転すると同時に、圧力調整弁
32,33の直流電動機に所定の時間電力を供給し、圧力調
整弁32,33の設定値を所定の圧力に調整するように構成
したものである。
【0025】図5は、本発明のさらに異なる他の実施例
(以下、第4実施例という)を示す系統図である。図5
において、19は、真空油槽4内の油中に含まれている気
体,水分を排出するための真空ポンプであり、35は、真
空油槽戻り管である。また、36は、真空油槽4の油中に
設けられたエゼクタで、真空油槽戻り管35に流された密
封油により真空油槽4内の油をエゼクタ効果により吸い
込んでスプレーノズル37から放出するものである。な
お、非常用密封油ポンプ系は図示していない。
(以下、第4実施例という)を示す系統図である。図5
において、19は、真空油槽4内の油中に含まれている気
体,水分を排出するための真空ポンプであり、35は、真
空油槽戻り管である。また、36は、真空油槽4の油中に
設けられたエゼクタで、真空油槽戻り管35に流された密
封油により真空油槽4内の油をエゼクタ効果により吸い
込んでスプレーノズル37から放出するものである。な
お、非常用密封油ポンプ系は図示していない。
【0026】このような構成において、回転電機の通常
運転時には真空油槽4内の油は、常用密封油ポンプ6に
より密封油供給回路に送り出され、差圧調整弁10で回転
電機1の機内水素ガス圧力より所定の値(通常約 0.5kg
/cm2 )高い圧力に調節され、供給油管3を介して回転
電機1の軸シール部2へ密封油として供給される。機内
貫通部のシールリング部で形成される油膜により回転電
機1の機内水素ガスと外気との遮断が行われ、水素ガス
が回転電機1の機外へ漏出することを防止する。
運転時には真空油槽4内の油は、常用密封油ポンプ6に
より密封油供給回路に送り出され、差圧調整弁10で回転
電機1の機内水素ガス圧力より所定の値(通常約 0.5kg
/cm2 )高い圧力に調節され、供給油管3を介して回転
電機1の軸シール部2へ密封油として供給される。機内
貫通部のシールリング部で形成される油膜により回転電
機1の機内水素ガスと外気との遮断が行われ、水素ガス
が回転電機1の機外へ漏出することを防止する。
【0027】しかして、軸シール部2へ供給された密封
油は、軸受戻り管11を介して図示しない軸受給油装置の
油槽へ戻される。また、真空油槽4には、フロート弁5
で常時所定の油面を維持することにより軸シール部2へ
供給された密封油量と同量の軸受潤滑油が軸受給油管16
を介して軸受給油装置より供給される。常時は、以上の
ような密封油供給系統の循環を繰り返している。
油は、軸受戻り管11を介して図示しない軸受給油装置の
油槽へ戻される。また、真空油槽4には、フロート弁5
で常時所定の油面を維持することにより軸シール部2へ
供給された密封油量と同量の軸受潤滑油が軸受給油管16
を介して軸受給油装置より供給される。常時は、以上の
ような密封油供給系統の循環を繰り返している。
【0028】一方、軸シール部2においては、密封油と
回転電機1の機内水素ガスが直接に接触するため、軸シ
ール部2に供給された密封油に含まれている水分や大気
ガス等により機内水素ガスの純度が低下する。したがっ
て、回転電機の運転性能に支障が起らないようにするた
め、密封油は予め真空油槽4内脱気,脱水処理がされて
いる。
回転電機1の機内水素ガスが直接に接触するため、軸シ
ール部2に供給された密封油に含まれている水分や大気
ガス等により機内水素ガスの純度が低下する。したがっ
て、回転電機の運転性能に支障が起らないようにするた
め、密封油は予め真空油槽4内脱気,脱水処理がされて
いる。
【0029】すなわち、常用密封油ポンプ6の吐出油量
の一部は、油圧調整弁10を介して真空油槽戻り管35によ
り真空油槽4へ戻され、真空油槽4内のエゼクタ36に送
り込まれる。このエゼクタ36を戻り油が高速流となって
通過することにより、エゼクタ36の外周の真空油槽4内
の油を吸い込み混合して油量を増加させ、スプレイノズ
ル37より真空油槽4内に放出される。ここで油中に混入
する大気ガスや水分は分離され、真空ポンプ19によって
外部へ排出される。以上のようにして真空油槽4内の油
は、再循環を繰り返し、十分なる脱気,脱水状態を維持
している。
の一部は、油圧調整弁10を介して真空油槽戻り管35によ
り真空油槽4へ戻され、真空油槽4内のエゼクタ36に送
り込まれる。このエゼクタ36を戻り油が高速流となって
通過することにより、エゼクタ36の外周の真空油槽4内
の油を吸い込み混合して油量を増加させ、スプレイノズ
ル37より真空油槽4内に放出される。ここで油中に混入
する大気ガスや水分は分離され、真空ポンプ19によって
外部へ排出される。以上のようにして真空油槽4内の油
は、再循環を繰り返し、十分なる脱気,脱水状態を維持
している。
【0030】したがって、以上のように構成された第5
実施例によれば、常用密封油ポンプ6の吐出管路より真
空油槽4へ戻す油量よりはるかに多い真空油槽4内の油
をスプレイノズル37へ送り込み、脱気,脱水することが
可能となり、常用密封油ポンプ6の小形化を実現でき
る。
実施例によれば、常用密封油ポンプ6の吐出管路より真
空油槽4へ戻す油量よりはるかに多い真空油槽4内の油
をスプレイノズル37へ送り込み、脱気,脱水することが
可能となり、常用密封油ポンプ6の小形化を実現でき
る。
【0031】図6は、本発明のさらに異なる他の実施例
(以下、第5実施例という)を示す系統図である。この
第5実施例は、同図に示すように油圧調整弁7の出口側
の真空油槽戻り管35から第2油圧調整弁38を介して真空
油槽4へ連通する真空油槽戻り管39を設けた構成が、上
述した第4実施例と相違する。
(以下、第5実施例という)を示す系統図である。この
第5実施例は、同図に示すように油圧調整弁7の出口側
の真空油槽戻り管35から第2油圧調整弁38を介して真空
油槽4へ連通する真空油槽戻り管39を設けた構成が、上
述した第4実施例と相違する。
【0032】この第5実施例は、回転電機1の軸シール
部2へ供給される密封油量が変動した場合でも、密封油
の効率的な脱気,脱水を維持できるように構成したもの
である。
部2へ供給される密封油量が変動した場合でも、密封油
の効率的な脱気,脱水を維持できるように構成したもの
である。
【0033】回転電機1の通常運転時と停止時では、回
転電機1の軸シール部2で油膜を形成するシールリング
の挙動の変化等により、密封油量は変動する。したがっ
て、真空油槽戻り管35内の常用密封油ポンプ6の吐出側
から真空油槽4への戻り油量が変動する。そこで、油圧
調整弁7の二次圧が変動する。つまり、エゼクタ36の入
口圧力が変動するため、エゼクタ36における真空油槽4
内の油の吸い込み性能が変動する。特に、密封油量の変
動量が大きい場合には、真空油槽4内における密封油の
脱気,脱水効果が大きく低下することになる。
転電機1の軸シール部2で油膜を形成するシールリング
の挙動の変化等により、密封油量は変動する。したがっ
て、真空油槽戻り管35内の常用密封油ポンプ6の吐出側
から真空油槽4への戻り油量が変動する。そこで、油圧
調整弁7の二次圧が変動する。つまり、エゼクタ36の入
口圧力が変動するため、エゼクタ36における真空油槽4
内の油の吸い込み性能が変動する。特に、密封油量の変
動量が大きい場合には、真空油槽4内における密封油の
脱気,脱水効果が大きく低下することになる。
【0034】そこで、第5実施例は、第2油圧調整弁38
により真空油槽戻り管35内の圧力、すなわち、エゼクタ
36の入口圧力を常に所定の値に保持することにより、エ
ゼクタ36の性能を最適状態に維持することができるよう
に構成したものである。
により真空油槽戻り管35内の圧力、すなわち、エゼクタ
36の入口圧力を常に所定の値に保持することにより、エ
ゼクタ36の性能を最適状態に維持することができるよう
に構成したものである。
【0035】図7は、本発明のさらに異なる他の実施例
(以下、第6実施例という)を示す系統図である。この
第6実施例は、同図に示すようにエゼクタ40を真空油槽
4の外部に配設し、吸込管41により真空油槽4の油をエ
ゼクタ40に吸引するよう構成したものである。
(以下、第6実施例という)を示す系統図である。この
第6実施例は、同図に示すようにエゼクタ40を真空油槽
4の外部に配設し、吸込管41により真空油槽4の油をエ
ゼクタ40に吸引するよう構成したものである。
【0036】図8は、本発明のさらに異る他の実施例
(以下、第7実施例という)の系統図である。この第7
実施例は、同図に示すようにエゼクタ36へ常用密封油ポ
ンプ6の吐出側から絞り機構42を介して真空油槽戻り管
35により戻り油量を供給するよう構成したものである。
これにより、エゼクタ36に供給する再循環油量は、絞り
機構42により任意に調整できる。
(以下、第7実施例という)の系統図である。この第7
実施例は、同図に示すようにエゼクタ36へ常用密封油ポ
ンプ6の吐出側から絞り機構42を介して真空油槽戻り管
35により戻り油量を供給するよう構成したものである。
これにより、エゼクタ36に供給する再循環油量は、絞り
機構42により任意に調整できる。
【0037】エゼクタ36の入口圧力は、常用密封油ポン
プ6の吐出圧力と同一で、かつ油圧調整弁7により所定
の値を保持されている。したがって、回転電機の運転条
件によって密封油量が変動した場合でも、エゼクタ36へ
の供給油量を所定の値に維持でき、エゼクタ36の最適運
転を可能とすることができる。
プ6の吐出圧力と同一で、かつ油圧調整弁7により所定
の値を保持されている。したがって、回転電機の運転条
件によって密封油量が変動した場合でも、エゼクタ36へ
の供給油量を所定の値に維持でき、エゼクタ36の最適運
転を可能とすることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、圧
力調整弁の設定圧力を変えることによって常用密封油ポ
ンプおよび非常用密封油ポンプの吐出圧力を変化させる
と共に、差圧調整弁下流の密封油圧力を検出して常用密
封油ポンプおよび非常用密封油ポンプを並列運転させる
ことによって、極めて希れな送電系統等の重大な事故の
みでなく、軸シール部の損傷が著しく所定以上の密封油
量が要求されるような場合においても確実に安定して密
封油を供給することができ、また、重大事故のための非
常電源設備を大形化することなく現状のポンプ容量で対
応することが可能となるから、非常に経済的で、かつ信
頼性を向上した回転電機の密封油供給装置を提供でき
る。
力調整弁の設定圧力を変えることによって常用密封油ポ
ンプおよび非常用密封油ポンプの吐出圧力を変化させる
と共に、差圧調整弁下流の密封油圧力を検出して常用密
封油ポンプおよび非常用密封油ポンプを並列運転させる
ことによって、極めて希れな送電系統等の重大な事故の
みでなく、軸シール部の損傷が著しく所定以上の密封油
量が要求されるような場合においても確実に安定して密
封油を供給することができ、また、重大事故のための非
常電源設備を大形化することなく現状のポンプ容量で対
応することが可能となるから、非常に経済的で、かつ信
頼性を向上した回転電機の密封油供給装置を提供でき
る。
【0039】また、本発明によれば、常用密封油ポンプ
の戻り管路にエゼクタを設けているので、常用密封油ポ
ンプの吐出側から真空油槽へ戻す脱気,脱水処理するた
めの再循環油量は、従来の1/2〜1/3程度で十分で
あり、大容量回転電機においても再循環ポンプの設置や
常用密封油ポンプの容量増大を不要とし、電力量の削減
による運転コストの軽減および装置のコンパクト化が可
能となり、さらに、動的機器の削減による信頼性の向上
を図った回転電機の密封油供給装置を提供できる。
の戻り管路にエゼクタを設けているので、常用密封油ポ
ンプの吐出側から真空油槽へ戻す脱気,脱水処理するた
めの再循環油量は、従来の1/2〜1/3程度で十分で
あり、大容量回転電機においても再循環ポンプの設置や
常用密封油ポンプの容量増大を不要とし、電力量の削減
による運転コストの軽減および装置のコンパクト化が可
能となり、さらに、動的機器の削減による信頼性の向上
を図った回転電機の密封油供給装置を提供できる。
【図1】本発明の一実施例を示す系統図。
【図2】本発明に関連する密封油ポンプの運転台数,圧
力および流量の関係を示す線図。
力および流量の関係を示す線図。
【図3】本発明の他の実施例(第2実施例)の要部を示
す系統図。
す系統図。
【図4】本発明のさらに異なる他の実施例(第3実施
例)の要部を示す系統図。
例)の要部を示す系統図。
【図5】本発明のさらに異なる他の実施例(第4実施
例)の要部を示す系統図。
例)の要部を示す系統図。
【図6】本発明のさらに異なる他の実施例(第5実施
例)の要部を示す系統図。
例)の要部を示す系統図。
【図7】本発明のさらに異なる他の実施例(第6実施
例)の要部を示す系統図。
例)の要部を示す系統図。
【図8】本発明のさらに異なる他の実施例(第7実施
例)の要部を示す系統図。
例)の要部を示す系統図。
【図9】従来の回転電機の密封油供給装置を示す系統
図。
図。
1…回転電機、2…軸シール部、3…供給油管、4…真
空油槽、5…フロート弁、6…常用密封油ポンプ、7,
9…圧力調整弁、8…非常用密封油ポンプ、10…差圧調
整弁、11,35…戻り管、12…軸受給油装置、13…油槽、
16…分岐管、19…真空ポンプ、20,22…第2圧力調整
弁、21,23…遮断弁、24…導圧管、25…圧力スイッチ、
26…リレー回路、28,29…圧力制御弁、31…調節計、3
2,33…電動式圧力調整弁、36,40…エゼクタ、38…第
2油圧調整弁、42…絞り機構。
空油槽、5…フロート弁、6…常用密封油ポンプ、7,
9…圧力調整弁、8…非常用密封油ポンプ、10…差圧調
整弁、11,35…戻り管、12…軸受給油装置、13…油槽、
16…分岐管、19…真空ポンプ、20,22…第2圧力調整
弁、21,23…遮断弁、24…導圧管、25…圧力スイッチ、
26…リレー回路、28,29…圧力制御弁、31…調節計、3
2,33…電動式圧力調整弁、36,40…エゼクタ、38…第
2油圧調整弁、42…絞り機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 納本 淳司 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内
Claims (2)
- 【請求項1】 内部に冷却気体を封入した回転電機の軸
シール部へ脱気,脱水処理した密封油を供給するための
真空油槽,常用密封油ポンプおよび非常用密封油ポン
プ,第1の圧力調整弁,差圧調整弁を具備した回転電機
の密封油供給装置において、前記第1の圧力調整弁の排
出側の帰還ループにバイパス管路を設け、このバイパス
管路に前記第1の圧力調整弁と設定圧力の異なる第2の
圧力調整弁および前記差圧調整弁の下流の密封油圧力に
応じて前記第1の圧力調整弁の排出側を遮断する遮断弁
を設け、かつ前記差圧調整弁の下流の密封油圧力を検出
して前記常用密封油ポンプおよび非常用密封油ポンプを
並列運転させる信号を発信する圧力検出器を設けたこと
を特徴とする回転電機の密封油供給装置。 - 【請求項2】 内部に冷却気体を封入した回転電機の軸
シール部へ脱気,脱水処理した密封油を供給するための
真空油槽,常用密封油ポンプおよび非常用密封油ポン
プ,圧力調整弁,差圧調整弁を具備した回転電機の密封
油供給装置において、前記圧力調整弁の排出側の帰還ル
ープに、前記真空油槽の密封油を吸引するエゼクタを設
けたことを特徴とする回転電機の密封油供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25998192A JPH06113503A (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 回転電機の密封油供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25998192A JPH06113503A (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 回転電機の密封油供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06113503A true JPH06113503A (ja) | 1994-04-22 |
Family
ID=17341625
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25998192A Pending JPH06113503A (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 回転電機の密封油供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06113503A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2381838A (en) * | 2001-10-31 | 2003-05-14 | Aes Eng Ltd | A seal support system for a mechanical seal |
| JP2015006048A (ja) * | 2013-06-20 | 2015-01-08 | 三菱電機株式会社 | 回転電機の密封油供給装置 |
| JP2015177610A (ja) * | 2014-03-14 | 2015-10-05 | 三菱電機株式会社 | 密封油処理装置及びそれを備えた回転電機システム |
-
1992
- 1992-09-29 JP JP25998192A patent/JPH06113503A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2381838A (en) * | 2001-10-31 | 2003-05-14 | Aes Eng Ltd | A seal support system for a mechanical seal |
| GB2381838B (en) * | 2001-10-31 | 2005-04-13 | Aes Eng Ltd | Seal support system-automatic re-fill device |
| US7082962B2 (en) | 2001-10-31 | 2006-08-01 | Aes Engineering Limited | Seal support system for maintaining barrier fluid pressure within a mechanical seal |
| JP2015006048A (ja) * | 2013-06-20 | 2015-01-08 | 三菱電機株式会社 | 回転電機の密封油供給装置 |
| JP2015177610A (ja) * | 2014-03-14 | 2015-10-05 | 三菱電機株式会社 | 密封油処理装置及びそれを備えた回転電機システム |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN101571055B (zh) | 气体涡轮发电设备的运转方法 | |
| US6672088B2 (en) | Self-contained regulating valve, and compression type refrigerating machine having the same | |
| US4431372A (en) | Method and apparatus for lubricating turbine bearings | |
| CN111911415B (zh) | 一种核电厂用一回路应急补水柴油机泵组及系统 | |
| WO2022014600A1 (ja) | 給油機器及びその異常検出方法 | |
| JPH02142907A (ja) | 油圧装置 | |
| US4472105A (en) | Rotary type pumping machine | |
| CN217761553U (zh) | 一种集尘马达液压冷却润滑系统 | |
| JP3752348B2 (ja) | 多段遠心圧縮機装置およびその運転方法 | |
| US3276218A (en) | Refrigeration system and method of operating the same | |
| JP7667554B2 (ja) | 潤滑システム及び潤滑方法 | |
| JPH0118244B2 (ja) | ||
| JPS6138166A (ja) | バルブ式チユ−ブラ水車発電機 | |
| JPH08261393A (ja) | 回転電機の密封油供給装置 | |
| CN223594610U (zh) | 一种液压马达监测控制系统 | |
| JP4641089B2 (ja) | 排水ポンプ装置 | |
| US3304997A (en) | Steam-operated refrigeration system | |
| US3310945A (en) | Refrigeration system | |
| JP2001012487A (ja) | 軸受冷却装置 | |
| JPS603655Y2 (ja) | 回転電機の複流形密封油処理装置 | |
| JPS6237415Y2 (ja) | ||
| CN119778349A (zh) | 一种液压马达闭式监测控制系统 | |
| CN120200416A (zh) | 一种用于工程机械的动态调节冷却系统及采煤装备 | |
| JPS589494Y2 (ja) | 回転電機の密封油処理装置 | |
| JPS5832470Y2 (ja) | タ−ビン発電機の密封油供給装置 |