JPH0611362U - 整流素子 - Google Patents
整流素子Info
- Publication number
- JPH0611362U JPH0611362U JP5547592U JP5547592U JPH0611362U JP H0611362 U JPH0611362 U JP H0611362U JP 5547592 U JP5547592 U JP 5547592U JP 5547592 U JP5547592 U JP 5547592U JP H0611362 U JPH0611362 U JP H0611362U
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- silicon
- polycrystalline silicon
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 逆方向電流の減衰時間を非常に短くする。
【構成】 p型領域13とn型領域14を多結晶シリコ
ン層12で形成する。このようにすると、順方向電圧印
加中にn型領域14に蓄積された正孔は、印加電圧が順
方向電圧から逆方向電圧に切換った際、n型領域14か
らp型領域13への拡散に加えて、多結晶シリコンの結
晶粒界トラップ準位を介した再結合で速やかに消滅す
る。これにより逆方向電流の減衰時間が非常に短くな
り、より高周波の交流電圧においても整流素子として使
用することができる。
ン層12で形成する。このようにすると、順方向電圧印
加中にn型領域14に蓄積された正孔は、印加電圧が順
方向電圧から逆方向電圧に切換った際、n型領域14か
らp型領域13への拡散に加えて、多結晶シリコンの結
晶粒界トラップ準位を介した再結合で速やかに消滅す
る。これにより逆方向電流の減衰時間が非常に短くな
り、より高周波の交流電圧においても整流素子として使
用することができる。
Description
【0001】
この考案は整流素子に関する。
【0002】
従来の整流素子としては、例えば図3に示すような単結晶シリコンのpn接合 ダイオードが知られている。このpn接合ダイオードは、p型単結晶シリコン1 とn型単結晶シリコン2とを接合させて構成されている。
【0003】 このpn接合ダイオードに図4に示す方形波の交流電圧を印加すると、ダイオ ードが完全に抵抗性のものであれば、順方向と逆方向の抵抗値の違いだけによっ て、流れる電流は図5に示すような理想的な波形、すなわち、入力電圧と同じ立 ち上り、同じ立ち下り位置を持つ非対称な波形になることが予想される。しかし ながら、実際には図6に示すような波形となり、過度的に大きな逆方向電流iが 流れる。これは、次の理由による。
【0004】 pn接合ダイオードに順方向電圧を印加して順方向バイアスの状態にすると、 n型単結晶シリコン2に多数の正孔が注入されて、図7に示す密度勾配でn型単 結晶シリコン2中に正孔が蓄積され、順方向電流が流れている間は、この分布が 保持される。ただし、図7中、xは図3に示すようにpn接合面からのn型単結 晶シリコン2の長さ方向の距離を表わし、wはn型単結晶シリコン2の端面であ る。また、Pnは熱平衡時のn型単結晶シリコン2の正孔密度を表わす。次に、 pn接合ダイオードに印加する電圧を逆方向電圧に切換えて逆方向バイアスの状 態にすると、キャリア分布も逆方向バイアスの状態にならなければならず、これ は図7の斜線部分の面積に相当する全蓄積キャリア(正孔)がn型単結晶シリコ ン2から一掃されることを意味する。しかるに、順方向電圧から逆方向電圧に切 換えても、この正孔の消滅は瞬時には起らず、正孔は、n型単結晶シリコン2か らp型単結晶シリコン1に拡散していく。このため、しばらくは、大きな逆方向 電流が流れることになる。
【0005】
このように従来の整流素子、すなわち単結晶シリコンのpn接合ダイオードで は、順方向電圧印加中にn型単結晶シリコン2に蓄積された正孔の消滅遅れによ り、印加電圧を順方向電圧から逆方向電圧に切換えた際にしばらくは大きな逆方 向電流が流れることになり、したがって、この逆方向電流の減衰時間(図6に示 すように逆方向電流が低下して規定の電流値となるまでの時間)をtrとすると 、周期が2trより短い高周波の交流電圧に対しては、電圧に対する順方向およ び逆方向のインピーダンスが等しくなるから整流効率が落ち、このような高周波 の電圧では使用できない問題点があった。
【0006】 この考案の目的は、逆方向電流の減衰時間を非常に短くして、より高周波の交 流電圧でも使用可能な整流素子を提供することにある。
【0007】
請求項1記載の考案は、p型の多結晶シリコンとn型の多結晶シリコンとを接 合させて構成したものである。 請求項2記載の考案は、p型の単結晶シリコンとn型の単結晶シリコンと間に 真性多結晶シリコンを挾んで接合させて構成したものである。
【0008】
請求項1記載の考案によれば、p型シリコンとn型シリコンとを多結晶シリコ ンで形成したので、順方向電圧印加中にn型シリコンに蓄積された正孔は、印加 電圧が順方向電圧から逆方向電圧に切換った際、n型シリコンからp型シリコン への正孔の拡散に加えて、多結晶シリコンの結晶粒界トラップ準位による再結合 で速やかに消滅するようになる。請求項2記載の考案によれば、p型シリコンと n型シリコンは単結晶シリコンで形成されるが、間に真性多結晶シリコンが設け られているので、この場合も上記と同様にしてn型シリコン中の正孔が速やかに 消滅する。そして、このようにしてn型シリコン中の正孔が速やかに消滅するの で、この考案によれば逆方向電流の減衰時間が非常に短くなり、より高周波の交 流電圧においても整流素子として使用することができるようになる。
【0009】
図1はこの考案の第1の実施例の整流素子を示すものである。この整流素子で は、絶縁基板11上に多結晶シリコン層12がパターン形成されている。この多 結晶シリコン層12の一部には、アクセプタ不純物が拡散されたp型領域13と 、ドナー不純物が拡散されたn型領域14とがpn接合面を形成するように左右 に隣接して形成されている。そして、p型領域13にはアノード電極15が接続 されており、このアノード電極15は、p型領域13およびn型領域19以外の 多結晶シリコン層12上を経て図示しないが絶縁基板11上に引出されている。 一方、n型領域14にはカソード電極16が接続されており、このカソード電極 16は直接絶縁基板11上に引出されている。
【0010】 このように構成された整流素子においては、アノード電極15がプラス、カソ ード電極16がマイナスの順方向電圧が印加されると、アノード電極15とカソ ード電極16間にp型領域13とn型領域14を通して電流が流れ、逆にアノー ド電極15がマイナス、カソード電極16がプラスの逆方向電圧が印加されると 電流が流れず、整流作用を示す。また、p型領域13とn型領域14が多結晶シ リコンで形成されているので、印加電圧が順方向電圧から逆方向電圧に切換った 際に過度的に流れる逆方向電流は極く短時間で減衰するようになる。以下この点 を詳述する。
【0011】 この整流素子に順方向に電圧が印加されたとき、p型領域13とn型領域14 を単結晶シリコンで形成した場合と同様にn型領域14に多数の正孔が注入され 、図7に示す密度勾配で正孔が蓄積される。この分布は、順方向電流が流れてい る間、保持される。次に、印加電圧が逆方向電圧に切換わり逆方向バイアスの状 態になると、キャリア分布も逆方向バイアスの状態にならなければならず、図7 の斜線部分の面積に相当する蓄積キャリア(正孔)が消滅しなければならない。 この消滅の過程は、p型領域13とn型領域14を単結晶シリコンで形成した場 合は、n型領域14からp型領域13への正孔の拡散であるが、この素子のよう にn型領域14とp型領域13を多結晶シリコンで形成した場合は、上記の拡散 に加えて、多結晶シリコンの結晶粒界に多数存在するトラップ準位を再結合中心 とする電子と正孔の消滅も起る。したがって、蓄積キャリア(正孔)は、p型領 域13とn型領域14を単結晶シリコンで形成した場合に比較して非常に速く消 滅し、その結果として逆方向電流の減衰時間trが非常に短くなる。そして、こ れによりこの整流素子は、より高い周波数の交流電圧においても使用することが できるようになる。例えば、多結晶シリコンの再結合寿命τは数式(1)と見積 られる。したがって、数式(2)より減衰時間はtr〜10〜100psecと なり、この整流素子は数GHz程度の高周波まで使用できる。
【数1】
【数2】
【0012】 図2はこの考案の第2の実施例を示す。この第2の実施例では、p型単結晶シ リコン21とn型単結晶シリコン22を間に真性多結晶シリコン23を挾んで接 合させて整流素子を構成する。この第2の実施例では、p型のシリコン21とn 型のシリコン22は単結晶であるが、間に真性多結晶シリコン23が介在されて いるから、第1の実施例と同様な蓄積キャリア(正孔)の消滅現象が起り、過度 的逆方向電流の減衰時間を第1の実施例と同様に短くすることができる。したが って、この素子も、より高周波の交流電圧において使用することができる。なお 、真性多結晶シリコン23の幅は1000Å程度以下とすることが望ましい。
【0013】
以上説明したように、この考案によれば、p型シリコンとn型シリコンを多結 晶シリコンで形成したので、あるいはp型単結晶シリコンとn型単結晶シリコン 間に真性多結晶シリコンを介在させたので、印加電圧が順方向電圧から逆方向電 圧に切換った際に過度的に流れる逆方向電流の減衰時間を非常に短くすることが でき、より高周波の交流電圧においても整流素子として使用することができる。
【図1】この考案の整流素子の第1の実施例を示す断面
図。
図。
【図2】この考案の整流素子の第2の実施例を示す概略
構成図。
構成図。
【図3】従来のpn接合ダイオードの概略構成図。
【図4】方形波の交流電圧を示す波形図。
【図5】方形波の交流電圧を従来のpn接合ダイオード
に印加した場合の理想的状態での出力電流波形図。
に印加した場合の理想的状態での出力電流波形図。
【図6】方形波の交流電圧を従来のpn接合ダイオード
に印加した場合の実際における出力電流波形図。
に印加した場合の実際における出力電流波形図。
【図7】n型シリコン領域における正孔の分布状態を示
す特性図。
す特性図。
12 多結晶シリコン 13 p型領域 14 n型領域 21 p型単結晶シリコン 22 n型単結晶シリコン 23 真性多結晶シリコン
Claims (3)
- 【請求項1】 p型の多結晶シリコンとn型の多結晶シ
リコンとを接合させて構成されることを特徴とする整流
素子。 - 【請求項2】 p型の単結晶シリコンとn型の単結晶シ
リコンとを間に真性多結晶シリコンを挾んで接合させて
構成されることを特徴とする整流素子。 - 【請求項3】 前記真性多結晶シリコンの幅は1000
Å程度以下であることを特徴とする請求項2記載の整流
素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5547592U JPH0611362U (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 整流素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5547592U JPH0611362U (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 整流素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0611362U true JPH0611362U (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=12999639
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5547592U Pending JPH0611362U (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 整流素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0611362U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010106707A1 (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-23 | シャープ株式会社 | 半導体装置、その製造方法及び表示装置 |
-
1992
- 1992-07-16 JP JP5547592U patent/JPH0611362U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010106707A1 (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-23 | シャープ株式会社 | 半導体装置、その製造方法及び表示装置 |
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