JPH06114639A - 貴金属指輪の表面加工方法 - Google Patents
貴金属指輪の表面加工方法Info
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- JPH06114639A JPH06114639A JP29785692A JP29785692A JPH06114639A JP H06114639 A JPH06114639 A JP H06114639A JP 29785692 A JP29785692 A JP 29785692A JP 29785692 A JP29785692 A JP 29785692A JP H06114639 A JPH06114639 A JP H06114639A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 貴金属指輪の表面に緻密にして明確な模様を
描くことのでき、かつ、大がかりな設備を要しないでで
きる光沢性の模様を描く加工方法を提供する。 【構成】 貴金属よりなる指輪の表面に、微細な凹凸面
よりなる梨地加工を施したのち、該梨地部に対し所定の
高硬度にして微小径の丸みをもつ刃先で滑りを伴う押付
け加工をなし、光沢模様を施す。
描くことのでき、かつ、大がかりな設備を要しないでで
きる光沢性の模様を描く加工方法を提供する。 【構成】 貴金属よりなる指輪の表面に、微細な凹凸面
よりなる梨地加工を施したのち、該梨地部に対し所定の
高硬度にして微小径の丸みをもつ刃先で滑りを伴う押付
け加工をなし、光沢模様を施す。
Description
【0001】A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 この発明は、貴金属指輪の表面加工方法に関し、更に詳
しくは、該指輪の表面に所定の光沢性の模様を描く加工
方法に関する。そして、特には指輪の表面が丸みをなす
いわゆる甲丸状の指輪に適用して好適な加工方法に関す
る。
しくは、該指輪の表面に所定の光沢性の模様を描く加工
方法に関する。そして、特には指輪の表面が丸みをなす
いわゆる甲丸状の指輪に適用して好適な加工方法に関す
る。
【0002】(2) 従来の技術 指輪の表面に光沢のある模様を形成する加工方法とし
て、模様部分を研磨工具により研磨する態様、表面
の全体を研磨により光沢面となし、模様部分以外を腐食
性雰囲気により梨地となす態様、等の種々の方法があ
る。しかしながら、の方法によれば、回転する研磨工
具を使用することから、緻密かつ明確な輪郭を描くこと
が困難であり、甲丸状をなす指輪においては特に困難度
を増す、という欠点がある。また、の方法によって
は、腐食性雰囲気の装置が大がかりなものとなり、設備
費用の増大化をもたらし、かつ、模様部分への雰囲気の
浸透により不明確な模様となる、という欠点がある。
て、模様部分を研磨工具により研磨する態様、表面
の全体を研磨により光沢面となし、模様部分以外を腐食
性雰囲気により梨地となす態様、等の種々の方法があ
る。しかしながら、の方法によれば、回転する研磨工
具を使用することから、緻密かつ明確な輪郭を描くこと
が困難であり、甲丸状をなす指輪においては特に困難度
を増す、という欠点がある。また、の方法によって
は、腐食性雰囲気の装置が大がかりなものとなり、設備
費用の増大化をもたらし、かつ、模様部分への雰囲気の
浸透により不明確な模様となる、という欠点がある。
【0003】(3) 発明が解決しようとする問題点 本発明は上記実情に鑑み、従来の方法にとらわれず、甲
丸状をなす指輪の表面に緻密にして明確な模様を描くこ
とのでき、かつ、大がかりな設備を要しないでできる新
規な指輪の表面加工方法を提供することを目的とする。
丸状をなす指輪の表面に緻密にして明確な模様を描くこ
とのでき、かつ、大がかりな設備を要しないでできる新
規な指輪の表面加工方法を提供することを目的とする。
【0004】B. 発明の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本発明の指輪の表面加工方法は、上記目的を達成するた
め、貴金属よりなる指輪の表面に、微細な凹凸面よりな
る梨地加工を施したのち、該梨地部に対し所定の高硬度
にして微小径の丸みをもつ刃先で滑りを伴う押付け加工
をなし、光沢模様を施すことを特徴とする。
め、貴金属よりなる指輪の表面に、微細な凹凸面よりな
る梨地加工を施したのち、該梨地部に対し所定の高硬度
にして微小径の丸みをもつ刃先で滑りを伴う押付け加工
をなし、光沢模様を施すことを特徴とする。
【0005】(2) 作用 丸みをもつ刃先は梨地部の凹凸面を平らに展圧し、光沢
面となす。刃先と梨地部との接触面は極限された面接触
となり、梨地部との境目が鮮明であり、明確な輪郭を描
く。また、刃先は丸みをもつのですべり接触をなし、刃
先は円滑に移動する。
面となす。刃先と梨地部との接触面は極限された面接触
となり、梨地部との境目が鮮明であり、明確な輪郭を描
く。また、刃先は丸みをもつのですべり接触をなし、刃
先は円滑に移動する。
【0006】(3) 実施例 本発明の指輪の表面加工方法の実施例を図面に基づいて
説明する。図1〜図5はその一実施例方法を示す。すな
わち、図1は本実施例方法によって成形された指輪Rの
全体及び断面構造を示し、図2〜図5はその製作過程を
示す。
説明する。図1〜図5はその一実施例方法を示す。すな
わち、図1は本実施例方法によって成形された指輪Rの
全体及び断面構造を示し、図2〜図5はその製作過程を
示す。
【0007】図1に示されるように、この指輪Rの本体
1は断面形状において、外側面1aが実質的に凸球面状
すなわち甲丸状とされており(図1(a),(b),(d) 参
照)、この甲丸面1a上に光沢のある模様2が描かれ
る。換言すれば模様2の部分以外はいぶし部分いわゆる
梨地部3とされる。梨地部3は図1(c) に示されるよう
に細かな凹凸面をなし、模様2の部分は図1(e) に示さ
れるように平滑面をなす。なお、1bは指輪本体1の内
側面である。
1は断面形状において、外側面1aが実質的に凸球面状
すなわち甲丸状とされており(図1(a),(b),(d) 参
照)、この甲丸面1a上に光沢のある模様2が描かれ
る。換言すれば模様2の部分以外はいぶし部分いわゆる
梨地部3とされる。梨地部3は図1(c) に示されるよう
に細かな凹凸面をなし、模様2の部分は図1(e) に示さ
れるように平滑面をなす。なお、1bは指輪本体1の内
側面である。
【0008】以下、その製作手順に基づいて説明する。 (1) 指輪本体1は先ずリング(円環)状に形成されると
ともに、当初の断面形状は図2(a) の二点破線で示すよ
うに、矩形状となっている。1cはその当初の外側面で
ある。指輪Rは、その素材として、金属特に貴金属
(金、銀、プラチナ等)が選ばれる。なお、該指輪本体
1は以後の製作加工のために正確な真円とされる。
ともに、当初の断面形状は図2(a) の二点破線で示すよ
うに、矩形状となっている。1cはその当初の外側面で
ある。指輪Rは、その素材として、金属特に貴金属
(金、銀、プラチナ等)が選ばれる。なお、該指輪本体
1は以後の製作加工のために正確な真円とされる。
【0009】(2) 次いで、図2(b) で示すように、旋盤
において、指輪本体1を拡径可能な割りチャック5によ
り内側から把持し、該指輪本体1と割りチャック5との
軸心を一致させる。しかる後、割りチャック5とともに
指輪本体1を円周方向に回転させ、その外側より切り刃
6aが凹曲面に形成されたバイト6により指輪の外側面
1aを整形加工する。
において、指輪本体1を拡径可能な割りチャック5によ
り内側から把持し、該指輪本体1と割りチャック5との
軸心を一致させる。しかる後、割りチャック5とともに
指輪本体1を円周方向に回転させ、その外側より切り刃
6aが凹曲面に形成されたバイト6により指輪の外側面
1aを整形加工する。
【0010】(3) 次に、この指輪本体1の外側面1aに
本実施例において特有の梨地加工が施される。すなわ
ち、図3に示すように、8は柔軟性を有するフェルト製
の研磨円盤であり、回転が付与される。また、指輪本体
1は回転軸棒9の先端に取り付けられ、回転軸棒1の回
転により指輪本体1に回転を付与するとともに、研磨円
盤8に押し付け、矢印10方向に回転させて、甲丸1a
に沿って研磨する。これにより、指輪本体1の外側面1
aの全面に梨地面3が形成される。本実施例において
は、フェルト製の柔軟な研磨円盤を使用したことによ
り、甲丸1aの曲面に均等になじみ、かつ柔かみをもつ
梨地面が形成される。
本実施例において特有の梨地加工が施される。すなわ
ち、図3に示すように、8は柔軟性を有するフェルト製
の研磨円盤であり、回転が付与される。また、指輪本体
1は回転軸棒9の先端に取り付けられ、回転軸棒1の回
転により指輪本体1に回転を付与するとともに、研磨円
盤8に押し付け、矢印10方向に回転させて、甲丸1a
に沿って研磨する。これにより、指輪本体1の外側面1
aの全面に梨地面3が形成される。本実施例において
は、フェルト製の柔軟な研磨円盤を使用したことによ
り、甲丸1aの曲面に均等になじみ、かつ柔かみをもつ
梨地面が形成される。
【0011】(4) しかる後、この指輪本体1を所定の3
軸彫刻機に装着し、本発明に特有の工具を使用して所定
の模様を形成する。本実施例に使用する3軸彫刻機Tは
図4に示すように、装着軸12と加工棒13とを備える
とともに、それらを駆動するモーター及び歯車列よりな
る装着軸駆動部12A、加工棒駆動部13Aを本体内に
備える。この3軸彫刻機TはいわゆるNC彫刻機とし
て、内部又は外部に数値制御装置100を備え、各駆動
部12A,13Aはこの数値制御装置100からの信号
を受け、駆動される。数値制御装置100は、処理部1
02と、駆動回路部104とからなり、また、処理部1
02は演算部(CPU)106及び記憶部108を含
み、記憶部106には描かれる模様に対応する装着軸1
2・加工棒13の運動の処理手順が記憶されている。
軸彫刻機に装着し、本発明に特有の工具を使用して所定
の模様を形成する。本実施例に使用する3軸彫刻機Tは
図4に示すように、装着軸12と加工棒13とを備える
とともに、それらを駆動するモーター及び歯車列よりな
る装着軸駆動部12A、加工棒駆動部13Aを本体内に
備える。この3軸彫刻機TはいわゆるNC彫刻機とし
て、内部又は外部に数値制御装置100を備え、各駆動
部12A,13Aはこの数値制御装置100からの信号
を受け、駆動される。数値制御装置100は、処理部1
02と、駆動回路部104とからなり、また、処理部1
02は演算部(CPU)106及び記憶部108を含
み、記憶部106には描かれる模様に対応する装着軸1
2・加工棒13の運動の処理手順が記憶されている。
【0012】図5(a) 〜(c) はこの3軸彫刻機Tを用い
て行われる加工状態の詳細を示す。すなわち、(a)(b)図
に示されるように、装着軸12はチャック機能を有し、
指輪本体1はこの装着軸12に把持され、中心軸(O)
回りに回転(X軸)をなす。加工棒13は、その先端の
刃先14は所定の硬度と丸みとをもち、装着軸12の中
心軸Oに沿って前後移動(Y軸)をなすとともに、装着
軸12の軸中心に対して進退動(Z軸)をなす。該刃先
14の曲率半径は極めて小さいものであり、通常では2
mm程度のものが使用される。そして、加工棒13は、
被加工物を所定の圧力をもって押圧する。これにより、
装着軸12に把持される被加工物としての指輪本体1
は、X,Y,Z軸の3軸方向に3次元の加工がなされ
る。なお、Y軸移動は装着軸12によることもできる。
て行われる加工状態の詳細を示す。すなわち、(a)(b)図
に示されるように、装着軸12はチャック機能を有し、
指輪本体1はこの装着軸12に把持され、中心軸(O)
回りに回転(X軸)をなす。加工棒13は、その先端の
刃先14は所定の硬度と丸みとをもち、装着軸12の中
心軸Oに沿って前後移動(Y軸)をなすとともに、装着
軸12の軸中心に対して進退動(Z軸)をなす。該刃先
14の曲率半径は極めて小さいものであり、通常では2
mm程度のものが使用される。そして、加工棒13は、
被加工物を所定の圧力をもって押圧する。これにより、
装着軸12に把持される被加工物としての指輪本体1
は、X,Y,Z軸の3軸方向に3次元の加工がなされ
る。なお、Y軸移動は装着軸12によることもできる。
【0013】この加工において、(c) 図に示されるよう
に、加工棒13はその先端の刃先14で指輪本体1の表
面の梨地面3を押圧し、その微細な凹凸を圧壊し、滑ら
かな表面2とする。3軸彫刻機Tの駆動部12A,13
Aを駆動することにより、指輪本体1の表面にこの滑ら
かな面2による自在の模様が描かれる。この3軸彫刻機
Tにおいては数値制御装置100からの指令により、予
めプログラムされた処理手順に基づいて駆動部12A,
13Aが駆動され、指輪本体1の表面に所定の模様を自
動的に描いてゆく。このとき、面の描写は線の重なりと
して描かれるが、駆動部12Aの送りは、微小送りによ
り精確になされるのでむらのない面模様が描かれる。
に、加工棒13はその先端の刃先14で指輪本体1の表
面の梨地面3を押圧し、その微細な凹凸を圧壊し、滑ら
かな表面2とする。3軸彫刻機Tの駆動部12A,13
Aを駆動することにより、指輪本体1の表面にこの滑ら
かな面2による自在の模様が描かれる。この3軸彫刻機
Tにおいては数値制御装置100からの指令により、予
めプログラムされた処理手順に基づいて駆動部12A,
13Aが駆動され、指輪本体1の表面に所定の模様を自
動的に描いてゆく。このとき、面の描写は線の重なりと
して描かれるが、駆動部12Aの送りは、微小送りによ
り精確になされるのでむらのない面模様が描かれる。
【0014】叙上の実施例の加工方法によれば、甲丸状
の表面1aをもつ指輪Rに対し、光沢のある模様2が線
状にあるいは該線状の集合として面状に、自在に、かつ
精確に描くことができ、従来の加工方法では実現できな
い模様を得ることができる。更に、本実施例に使用され
る加工設備は、旋盤、研磨盤、3軸彫刻機と通常使用さ
れるものであり、大がかりな設備を要さず、設備需要の
低減を図ることができる。
の表面1aをもつ指輪Rに対し、光沢のある模様2が線
状にあるいは該線状の集合として面状に、自在に、かつ
精確に描くことができ、従来の加工方法では実現できな
い模様を得ることができる。更に、本実施例に使用され
る加工設備は、旋盤、研磨盤、3軸彫刻機と通常使用さ
れるものであり、大がかりな設備を要さず、設備需要の
低減を図ることができる。
【0015】本発明は叙上の実施例に限定されるもので
はなく、本発明の基本的技術思想の範囲内で種々設計変
更が可能である。すなわち、以下の態様は本発明の技術
的範囲内に包含されるものである。 実施例では甲丸状の指輪を示したが、平坦表面をなす
指輪への適用は容易である。この場合、彫刻機Tにおい
てはZ軸方向の制御は格別要しない。
はなく、本発明の基本的技術思想の範囲内で種々設計変
更が可能である。すなわち、以下の態様は本発明の技術
的範囲内に包含されるものである。 実施例では甲丸状の指輪を示したが、平坦表面をなす
指輪への適用は容易である。この場合、彫刻機Tにおい
てはZ軸方向の制御は格別要しない。
【0016】C. 発明の効果 本発明の指輪の表面加工方法によれば、以下の特有の効
果を有する。甲丸状の表面をもつ指輪に対し、光沢のあ
る模様が線状にあるいは該線状の集合として面状に、自
在に、かつ精確に描くことができ、従来の加工方法では
実現できない鮮明な模様を得ることができる。更に、本
発明に使用される加工設備は通常使用されるものであ
り、大がかりな設備を要さず、設備需要の低減を図るこ
とができる。
果を有する。甲丸状の表面をもつ指輪に対し、光沢のあ
る模様が線状にあるいは該線状の集合として面状に、自
在に、かつ精確に描くことができ、従来の加工方法では
実現できない鮮明な模様を得ることができる。更に、本
発明に使用される加工設備は通常使用されるものであ
り、大がかりな設備を要さず、設備需要の低減を図るこ
とができる。
【図1】(a) 図は本発明の指輪の表面加工方法によって
形成された指輪の一実施例の全体構造を示す側面図。
(b) 図は(a) 図のI−I線拡大断面図。(c) 図は(b) 図
の III部拡大図。(d) 図は(a) 図のII−II線拡大断面
図。(e) 図は(d) 図のIV部拡大図。
形成された指輪の一実施例の全体構造を示す側面図。
(b) 図は(a) 図のI−I線拡大断面図。(c) 図は(b) 図
の III部拡大図。(d) 図は(a) 図のII−II線拡大断面
図。(e) 図は(d) 図のIV部拡大図。
【図2】(a) 図は本発明方法の第1工程の旋盤工程にお
ける指輪本体の仕上げ断面図。(b) 図は旋盤作業の概要
図。
ける指輪本体の仕上げ断面図。(b) 図は旋盤作業の概要
図。
【図3】本発明方法の第2工程の研磨工程を示す図。
【図4】本発明方法の第3工程の模様加工に使用される
3軸彫刻機の概念図。
3軸彫刻機の概念図。
【図5】(a) 図は本発明方法の第3工程の模様加工工程
の要領を示す横断面図。(b) 図はその縦断面図。(c) 図
は刃先部分の拡大図。
の要領を示す横断面図。(b) 図はその縦断面図。(c) 図
は刃先部分の拡大図。
1…指輪本体、1a…外側面、2…模様部、3…梨地
部、8…研磨円盤、13…加工棒、14…刃先
部、8…研磨円盤、13…加工棒、14…刃先
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】(3) 実施例 本発明の指輪の表面加工方法の実施例を図面に基づいて
説明する。図1〜図8はその一実施例方法を示す。すな
わち、図1及び図2は本実施例方法によって成形された
指輪Rの全体及び断面構造を示し、図3〜図8はその製
作過程を示す。
説明する。図1〜図8はその一実施例方法を示す。すな
わち、図1及び図2は本実施例方法によって成形された
指輪Rの全体及び断面構造を示し、図3〜図8はその製
作過程を示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】図1に示されるように、この指輪Rの本体
1は断面形状において、外側面1aが実質的に凸球面状
すなわち甲丸状とされており、この甲丸面1a上に光沢
のある模様2が描かれる。換言すれば模様2の部分以外
はいぶし部分いわゆる梨地部3とされる。梨地部3は図
1(c) に示されるように細かな凹凸面をなし、模様2の
部分は図2(b) に示されるように平滑面をなす。なお、
1bは指輪本体1の内側面である。
1は断面形状において、外側面1aが実質的に凸球面状
すなわち甲丸状とされており、この甲丸面1a上に光沢
のある模様2が描かれる。換言すれば模様2の部分以外
はいぶし部分いわゆる梨地部3とされる。梨地部3は図
1(c) に示されるように細かな凹凸面をなし、模様2の
部分は図2(b) に示されるように平滑面をなす。なお、
1bは指輪本体1の内側面である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】以下、その製作手順に基づいて説明する。 (1) 指輪本体1は先ずリング(円環)状に形成されると
ともに、当初の断面形状は図3(a) の二点破線で示すよ
うに、矩形状となっている。1cはその当初の外側面で
ある。指輪Rは、その素材として、金属特に貴金属
(金、銀、プラチナ等)が選ばれる。なお、該指輪本体
1は以後の製作加工のために正確な真円とされる。
ともに、当初の断面形状は図3(a) の二点破線で示すよ
うに、矩形状となっている。1cはその当初の外側面で
ある。指輪Rは、その素材として、金属特に貴金属
(金、銀、プラチナ等)が選ばれる。なお、該指輪本体
1は以後の製作加工のために正確な真円とされる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】(2) 次いで、図3(b) で示すように、旋盤
において、指輪本体1を拡径可能な割りチャック5によ
り内側から把持し、該指輪本体1と割りチャック5との
軸心を一致させる。しかる後、割りチャック5とともに
指輪本体1を円周方向に回転させ、その外側より切り刃
6aが凹曲面に形成されたバイト6により指輪の外側面
1aを整形加工する。
において、指輪本体1を拡径可能な割りチャック5によ
り内側から把持し、該指輪本体1と割りチャック5との
軸心を一致させる。しかる後、割りチャック5とともに
指輪本体1を円周方向に回転させ、その外側より切り刃
6aが凹曲面に形成されたバイト6により指輪の外側面
1aを整形加工する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】(3) 次に、この指輪本体1の外側面1aに
本実施例において特有の梨地加工が施される。すなわ
ち、図4に示すように、8は柔軟性を有するフェルト製
の研磨円盤であり、回転が付与される。また、指輪本体
1は回転軸棒9の先端に取り付けられ、回転軸棒1の回
転により指輪本体1に回転を付与するとともに、研磨円
盤8に押し付け、矢印10方向に回転させて、甲丸1a
に沿って研磨する。これにより、指輪本体1の外側面1
aの全面に梨地面3が形成される。本実施例において
は、フェルト製の柔軟な研磨円盤を使用したことによ
り、甲丸1aの曲面に均等になじみ、かつ柔かみをもつ
梨地面が形成される。
本実施例において特有の梨地加工が施される。すなわ
ち、図4に示すように、8は柔軟性を有するフェルト製
の研磨円盤であり、回転が付与される。また、指輪本体
1は回転軸棒9の先端に取り付けられ、回転軸棒1の回
転により指輪本体1に回転を付与するとともに、研磨円
盤8に押し付け、矢印10方向に回転させて、甲丸1a
に沿って研磨する。これにより、指輪本体1の外側面1
aの全面に梨地面3が形成される。本実施例において
は、フェルト製の柔軟な研磨円盤を使用したことによ
り、甲丸1aの曲面に均等になじみ、かつ柔かみをもつ
梨地面が形成される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】(4) しかる後、この指輪本体1を所定の3
軸彫刻機に装着し、本発明に特有の工具を使用して所定
の模様を形成する。本実施例に使用する3軸彫刻機Tは
図5に示すように、装着軸12と加工棒13とを備える
とともに、それらを駆動するモーター及び歯車列よりな
る装着軸駆動部12A、加工棒駆動部13Aを本体内に
備える。この3軸彫刻機TはいわゆるNC彫刻機とし
て、内部又は外部に数値制御装置100を備え、各駆動
部12A,13Aはこの数値制御装置100からの信号
を受け、駆動される。数値制御装置100は、処理部1
02と、駆動回路部104とからなり、また、処理部1
02は演算部(CPU)106及び記憶部108を含
み、記憶部106には描かれる模様に対応する装着軸1
2・加工棒13の運動の処理手順が記憶されている。
軸彫刻機に装着し、本発明に特有の工具を使用して所定
の模様を形成する。本実施例に使用する3軸彫刻機Tは
図5に示すように、装着軸12と加工棒13とを備える
とともに、それらを駆動するモーター及び歯車列よりな
る装着軸駆動部12A、加工棒駆動部13Aを本体内に
備える。この3軸彫刻機TはいわゆるNC彫刻機とし
て、内部又は外部に数値制御装置100を備え、各駆動
部12A,13Aはこの数値制御装置100からの信号
を受け、駆動される。数値制御装置100は、処理部1
02と、駆動回路部104とからなり、また、処理部1
02は演算部(CPU)106及び記憶部108を含
み、記憶部106には描かれる模様に対応する装着軸1
2・加工棒13の運動の処理手順が記憶されている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】図6〜図8はこの3軸彫刻機Tを用いて行
われる加工状態の詳細を示す。すなわち、図6・図7に
示されるように、装着軸12はチャック機能を有し、指
輪本体1はこの装着軸12に把持され、中心軸(O)回
りに回転(X軸)をなす。加工棒13は、その先端の刃
先14は所定の硬度と丸みとをもち、装着軸12の中心
軸Oに沿って前後移動(Y軸)をなすとともに、装着軸
12の軸中心に対して進退動(Z軸)をなす。該刃先1
4の曲率半径は極めて小さいものであり、通常では2m
m程度のものが使用される。そして、加工棒13は、被
加工物を所定の圧力をもって押圧する。これにより、装
着軸12に把持される被加工物としての指輪本体1は、
X,Y,Z軸の3軸方向に3次元の加工がなされる。な
お、Y軸移動は装着軸12によることもできる。
われる加工状態の詳細を示す。すなわち、図6・図7に
示されるように、装着軸12はチャック機能を有し、指
輪本体1はこの装着軸12に把持され、中心軸(O)回
りに回転(X軸)をなす。加工棒13は、その先端の刃
先14は所定の硬度と丸みとをもち、装着軸12の中心
軸Oに沿って前後移動(Y軸)をなすとともに、装着軸
12の軸中心に対して進退動(Z軸)をなす。該刃先1
4の曲率半径は極めて小さいものであり、通常では2m
m程度のものが使用される。そして、加工棒13は、被
加工物を所定の圧力をもって押圧する。これにより、装
着軸12に把持される被加工物としての指輪本体1は、
X,Y,Z軸の3軸方向に3次元の加工がなされる。な
お、Y軸移動は装着軸12によることもできる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】この加工において、図8に示されるよう
に、加工棒13はその先端の刃先14で指輪本体1の表
面の梨地面3を押圧し、その微細な凹凸を圧壊し、滑ら
かな表面2とする。3軸彫刻機Tの駆動部12A,13
Aを駆動することにより、指輪本体1の表面にこの滑ら
かな面2による自在の模様が描かれる。この3軸彫刻機
Tにおいては数値制御装置100からの指令により、予
めプログラムされた処理手順に基づいて駆動部12A,
13Aが駆動され、指輪本体1の表面に所定の模様を自
動的に描いてゆく。このとき、面の描写は線の重なりと
して描かれるが、駆動部12Aの送りは、微小送りによ
り精確になされるのでむらのない面模様が描かれる。
に、加工棒13はその先端の刃先14で指輪本体1の表
面の梨地面3を押圧し、その微細な凹凸を圧壊し、滑ら
かな表面2とする。3軸彫刻機Tの駆動部12A,13
Aを駆動することにより、指輪本体1の表面にこの滑ら
かな面2による自在の模様が描かれる。この3軸彫刻機
Tにおいては数値制御装置100からの指令により、予
めプログラムされた処理手順に基づいて駆動部12A,
13Aが駆動され、指輪本体1の表面に所定の模様を自
動的に描いてゆく。このとき、面の描写は線の重なりと
して描かれるが、駆動部12Aの送りは、微小送りによ
り精確になされるのでむらのない面模様が描かれる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 図は本発明の指輪の表面加工方法によって
形成された指輪の一実施例の全体構造を示す側面図。
(b) 図は(a) 図のI−I線拡大断面図。(c) 図は(b) 図
の III部拡大図。
形成された指輪の一実施例の全体構造を示す側面図。
(b) 図は(a) 図のI−I線拡大断面図。(c) 図は(b) 図
の III部拡大図。
【図2】(a) 図は図1(a) のII−II線拡大断面図。 (b)
図は(a) 図のIV部拡大図。
図は(a) 図のIV部拡大図。
【図3】(a) 図は本発明方法の第1工程の旋盤工程にお
ける指輪本体の仕上げ断面図。(b) 図は旋盤作業の概要
図。
ける指輪本体の仕上げ断面図。(b) 図は旋盤作業の概要
図。
【図4】本発明方法の第2工程の研磨工程を示す図。
【図5】本発明方法の第3工程の模様加工に使用される
3軸彫刻機の概念図。
3軸彫刻機の概念図。
【図6】本発明方法の第3工程の模様加工工程の要領を
示す横断面図。
示す横断面図。
【図7】図6の縦断面図。
【図8】刃先部分の拡大図。
【符号の説明】 1…指輪本体、1a…外側面、2…模様部、3…梨地
部、8…研磨円盤、13…加工棒、14…刃先
部、8…研磨円盤、13…加工棒、14…刃先
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
Claims (3)
- 【請求項1】貴金属よりなる指輪の表面に、微細な凹凸
面よりなる梨地加工を施したのち、該梨地部に対し所定
の高硬度にして微小径の丸みをもつ刃先で滑りを伴う押
付け加工をなし、光沢模様を施す、ことを特徴とする指
輪の表面加工方法。 - 【請求項2】指輪の表面は甲丸状である請求項1に記載
の指輪の表面加工方法。 - 【請求項3】梨地加工はフェルト製の研磨円盤によりな
す請求項1に記載の指輪の表面加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29785692A JPH06114639A (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 貴金属指輪の表面加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29785692A JPH06114639A (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 貴金属指輪の表面加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06114639A true JPH06114639A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17852037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29785692A Pending JPH06114639A (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 貴金属指輪の表面加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06114639A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007105259A1 (ja) * | 2006-03-01 | 2007-09-20 | Nakakura, Sekikazu | 貴金属宝飾品および貴金属宝飾品の製造方法 |
| KR100796957B1 (ko) * | 2006-09-29 | 2008-01-22 | 주식회사 오리엔트 | 반지의 다이아몬드 세팅형 반지 가공방법과 그 반지 |
| JP2015500096A (ja) * | 2011-12-07 | 2015-01-05 | ジョセフ、マルドカJoseph Mardkha | 宝石をセットするための外側のマーキング/セグメントを有する指輪 |
-
1992
- 1992-10-09 JP JP29785692A patent/JPH06114639A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007105259A1 (ja) * | 2006-03-01 | 2007-09-20 | Nakakura, Sekikazu | 貴金属宝飾品および貴金属宝飾品の製造方法 |
| CN101208023B (zh) | 2006-03-01 | 2011-07-20 | 中仓积一 | 贵金属珠宝饰品以及贵金属珠宝饰品的制造方法 |
| KR101185914B1 (ko) * | 2006-03-01 | 2012-09-25 | 카즈키 나카지마 | 귀금속 쥬얼리 및 귀금속 쥬얼리의 제조방법 |
| EP1875827A4 (en) * | 2006-03-01 | 2014-04-09 | Nakakura Sekikazu | PRECIOUS METAL JEWELRY AND METHOD FOR MANUFACTURING THE SAME |
| KR100796957B1 (ko) * | 2006-09-29 | 2008-01-22 | 주식회사 오리엔트 | 반지의 다이아몬드 세팅형 반지 가공방법과 그 반지 |
| JP2015500096A (ja) * | 2011-12-07 | 2015-01-05 | ジョセフ、マルドカJoseph Mardkha | 宝石をセットするための外側のマーキング/セグメントを有する指輪 |
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