JPH0611543B2 - 熱転写記録装置およびカラ−熱転写リボン - Google Patents

熱転写記録装置およびカラ−熱転写リボン

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JPH0611543B2 JP61117700A JP11770086A JPH0611543B2 JP H0611543 B2 JPH0611543 B2 JP H0611543B2 JP 61117700 A JP61117700 A JP 61117700A JP 11770086 A JP11770086 A JP 11770086A JP H0611543 B2 JPH0611543 B2 JP H0611543B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、熱転写記録に関し、特に、熱転写記録装置お
よび記録紙上に濃淡階調すなわちグレースケールを有す
るカラー画像を記録するための特殊構造をもつた多条帯
カラー転写リボンに関する。
[従来の技術] 記録紙、例えば無地の紙、の上にカラー画像を記録する
ために、3種またはそれ以上の異なつた色の熱転写可能
なインクの相次ぐ条帯を有する熱転写リボンを使用する
ことは、本技術分野においては公知である。
通常、このリボンは一方の表面上に相異なるカラーイン
クの平行条帯を有するウエブから成る。これらの条帯
は、通常ウエブの進行方向に垂直に延長し、異なる4
色、例えば黄、マゼンタ、シアン、黒の反復する系列す
なわち組をなして配列される。
リボンは、記録紙と、これに対向して配置された印刷ヘ
ツドとの間に配置されるようになつており、印刷ヘツド
は、個々にアドレス可能な加熱素子の直線的アレイを含
むラインプリント形のものである。
ある組の第1インク条帯が印刷ヘツドと位置整合する、
すなわち重なると、選択された加熱素子が付勢されてイ
ンクを記録紙上へ転写する。転写されたインクは、記録
紙の第1行上に第1色のドツトを形成する。それぞれの
ドツトの大きさは、通常印加された熱量に比例する。す
なわち、ドツトの大きさは、そのドツトを形成するため
に印加された熱量が増すと次第に増大する。次に、リボ
ンは印刷ヘツドに対して次の色条帯が位置整合するよう
に前進せしめられる。記録紙は同じ場所に保持されるの
で、第2色のドツトは同じ行上の第1ドツト上に記録さ
れる。このシーケンスが繰返されて第3および第4色イ
ンクが重複印刷され、4色の石版印刷と類似した様式の
所望色の絵素画定合成ドツトから成る行が形成される。
次に、記録紙は印刷ヘツドに対して1行分だけ前進せし
められ、組内のそれぞれのインク色によつて4段階の順
次的重複印刷が行なわれて、次の行が記録され、以下こ
れが繰返される。
この技術を用いた熱転写カラー記録装置の代表例につい
ては、米国特許第4,250,511号および第4,4
58,253号を参照されたい。また、米国特許第3,
726,212号には、直線的に並進自在なキヤリエツ
ジ上に相異なる色の別個の転写リボンを並べて取付け、
印刷ヘツドとの整合位置へ順次移動せしめる方式が開示
されている。
記録されるべきカラー画像は、小さい絵素領域のマトリ
ツクスアレイによつて画定され、それぞれの絵素領域
は、通常コンピユータまたはビデオ信号源から供給され
る電子画像信号によつて指定される所望の色および濃度
すなわち階調を有する。所望色は、ある絵素領域に所望
色の合成ドツトを生じさせるために、相異なるインク色
のいずれを重複印刷によつて組合わせるべきかを決定す
ることによつて発生せしめられる。一方、ある絵素領域
の全体的階調すなわち濃度は、その絵素領域の全体的大
きさに対する合成記録ドツトの大きさによつて決定され
る。もし合成ドツトが白紙に印刷され、絵素領域の面積
に比して小さければ、目はそれを極めて明るい階調に感
じる。もし合成ドツトがもつと大きく、例えば絵素領域
の半分の大きさを有すれば、目はこれを中間の階調すな
わち濃度の絵素領域と感じる。最も暗い階調すなわち濃
度を生ぜしめるためには、合成ドツトを充分大きくし
て、絵素領域を実質的に満たすようにすればよい。すな
わち、知覚される階調は、中間階調のカラー石版印刷に
類似した様式でドツトの大きさを変えることによつて調
節される。
記録される画像の品質は、従つて、熱転写記録装置がい
かに正確にドツトの大きさを制御しうるかに強く依存し
ている。カラー記録においては、ドツトの大きさ制御の
問題は特に困難である。そのわけは、一定の色の合成ド
ツトを形成するためには、相異なるインク色を3種まで
重複して印刷しなくてはならず、そのそれぞれが正しい
色バランスを実現するためには、わずかに異なつた大き
さを有することになるからである。
前述の従来技術の記録装置は、さまざまな大きさのドツ
トを正確に実現することを課題としたものではない。す
でに述べたように、熱転写ドツトの大きさは、一般にイ
ンク転写のためにインク条帯へ印加された熱量に比例す
る。もし、個々の印刷ヘツド素子の抵抗に差があるか、
またはこれらの素子に印加される加熱電圧に差があれ
ば、発熱量は素子毎に異なり、ドツトの大きさの制御は
困難になる。さらに、リボンの相異なる部分の熱応答に
差があり得、これもドツトの大きさの正確な制御能力を
低下させる。
先願の特願昭61−67401号(特開昭61-67401
号)、61−67402号(特開昭61-227089号)に
は、記録紙上に単色の濃淡階調すなわちグレースケール
画像を記録するための、閉ループ形熱転写記録装置およ
び特殊な構造の熱転写リボンが開示されている。
このリボンの前面には、記録紙に接する熱転写自在のイ
ンク層があり、後面には感熱指示層がある。熱がリボン
に印加されると、記録されるインクドツトの大きさに比
例した指示マークが後面上に形成される。従つて、対応
マークが形成されたリボン領域の濃度は、インクドツト
が形成された絵素領域の濃度を指示することになる。熱
印加の制御は帰還によつて行なわれる。対応マークは光
検出器によつて光学的に監視され、監視によつて得られ
た濃度信号が供給される。実際の濃度のこの指示は、所
望濃度を指定する電子画像信号と比較される。この比較
に基づいて熱の印加が調整され、ドツトは次第に増大せ
しめられて、所定の比較値が達成されると熱の印加は終
了せしめられる。
熱転写記録によつて生じるカラー画像の品質を改良する
ためには、記録されるドツトの大きさを正確に制御しう
る。閉ループモードで動作するように構成された、熱転
写記録装置およびカラーリボンが必要である。
[発明の目的と要約] 従つて、本発明は、記録されるドツトの大きさを正確に
制御する能力を備えていることにより、高品質のカラー
階調画像を記録しうる、熱転写記録装置およびカラー熱
転写リボンを提供することを目的とする。
本発明のもう1つの目的は、記録紙上にさまざまな色お
よび大きさを有するインクドツトを印刷することによ
り、階調すなわちグレースケールカラー画像を記録しう
る、熱転写記録装置およびリボンを提供することであ
る。
さらにもう1つの目的は、閉ループモードで動作し、リ
ボンの後面上の指示マークを光学的に監視することによ
り、リボンの前面上の順次条帯内に配置された相異なる
複数のカラーインクのそれぞれから形成されるドツトの
大きさを制御するようになつている熱転写記録装置を提
供することである。
さらにもう1つの目的は、リボンを印刷ヘツドに対して
効率的に前進させて、組内のインク条帯のそれぞれを順
次印刷ヘツドとの整合位置に置く装置を備えた記録装置
を提供することである。
本発明のその他の諸目的は、一部の自明のものであり、
一部は以下の説明中に現われる。
本発明は、さまざまな色および濃度を有する絵素領域に
よつて表示されるカラー階調画像を記録紙上に記録する
熱転写記録装置と、この記録装置に用いるための特殊な
構造のカラー熱転写リボンと、を提供する。
このリボンは多条帯形のもので、一方の面上に相異なる
カラー熱転写インク条帯を有し、リボンに熱が印加され
るとそれらの条帯から順次インクが記録紙上へ転写さ
れ、所望の絵素の色および濃度を与えるドツトを記録す
るようになつている。リボンの反対側の画上には感熱指
示層があつて、インク転写のために印加された熱に応答
して、組内のそれぞれのインク条帯からの転写インクに
より記録されるドツトに対応し、比例した、光学的に検
出されうるマークを形成する。リボンの構造は、ドツト
および対応マークを形成するためにリボンに印加される
熱量が増すと、ドツトおよびマークの大きさも増すよう
になつている。
記録される画像は、コンピユータまたはビデオ信号源か
ら供給される電子画像信号によつて定められ、従つて、
この記録装置は、所望画像のそれぞれの絵素領域におけ
る所望の色および濃度を指示する、相異なるインク色の
それぞれに対する画像信号を受信する装置を有する。
この記録装置に含まれる他の要素としては、記録紙支持
装置、印刷ヘツド、リボンが印刷ヘツドに対して移動自
在であるように取付けられるリボン支持体、対応指示マ
ークの光学的監視装置、監視濃度と所望濃度との比較装
置、リボン支持体を動作させる装置、および印刷ヘツド
を動作させる装置がある。
印刷ヘツドは、記録紙に対する印刷位置に配置されうる
ようになつており、印刷ヘツドとの整合位置に置かれた
単一インク条帯部分の選択された絵素領域部分に対して
熱を印加する動作を行ないうるようになつている。印刷
ヘツドの構造は、整合位置にあるインク条帯部分に対応
する指示層部分の光学的監視を可能ならしめるようにな
つている。
リボン支持体は、リボンを印刷ヘツドと記録紙との間で
移動しうるように支持し、かつ、組内のそれぞれのイン
ク条帯部分を順次印刷ヘツドとの整合位置に移動配置し
うるようになつている。例えば光検出器である光学的監
視装置は、位置整合指示層部の絵素領域部分の濃度を読
取り、選択されたそれぞれの絵素領域の濃度を指示する
濃度信号を発生する。この濃度信号は画像信号と比較さ
れ、比較器は選択されたそれぞれの絵素領域における濃
度比較値信号を発生する。
リボン支持体動作装置は、記録サイクルの経過中におい
てリボンを印刷ヘツドに対して移動せしめ、組内のそれ
ぞれのインク条帯部分を順次印刷ヘツドとの整合位置に
移動配置する。この記録サイクル中において、印刷ヘツ
ドは、順次整合位置に配置されたそれぞれのインク条帯
部分からインク転写を行なうように動作せしめられる。
印刷ヘツド動作装置は、最初電子画像信号に応答してリ
ボンの整合位置部分の選択された絵素領域に対して最初
の熱印加を行ない、所望濃度を実現するに必要とされる
より小さい初期の大きさを有するドツトおよび対応マー
クを、それぞれの選択された絵素領域に対して形成す
る。その後、印刷ヘツド動作装置は、濃度比較値信号に
応答してそれ以上の熱印加を調整し、選択されたそれぞ
れの絵素領域において所定の濃度比較値が達成されるま
で、次第にドツトおよび対応マークを増大させる。
好ましくは、印刷ヘツドおよびリボン支持体は相互に連
結して、前進および後退位置の間で移動しうるようにす
る。前進位置においては、印刷ヘツドは印刷位置にあ
り、整合位置にあるインク条帯部分はインク転写の準備
のために記録紙と接触している。後退位置においては、
印刷ヘツドおよびリボン支持体は記録紙から後退せしめ
られ、整合位置にあるインク条帯部分は記録紙から離さ
れ、リボンは印刷ヘツドに対して移動しやすくなつて、
組内の次のインク条帯部分が整合位置へ移動せしめられ
る。
本発明の特徴および目的を、添付図面を参照しつつ以下
に詳述する。
[実施例] 本発明は、記録紙上にカラー階調画像を記録する熱転写
記録装置と、この装置に用いられる特殊な構造を有する
カラー転写リボンとを提供するが、まず第1図、第2
図、第3図を参照しつつ、このカラー熱転写リボン10
について説明する。
リボン10は、多条帯熱転写インク層12、電気抵抗加
熱素子層14、および感熱導電指示層16をこの順序で
含む多層構造体すなわち積層体をなす。本明細書におい
ては、単に説明の都合上、インク層12は、リボン10
の前面にあるものとして示されている。従つて、指示層
16は後面にあり、層14は、層12および16の間
の、リボンの中間部分にある。
層12は、リボン10の長さに沿い平行に並んで延長す
ることにより連続的な組すなわち系列を形成する、複数
の相異なる色の熱転写インク条帯17から成る。図示さ
れている実施例においては、この組は、黄、シアン、マ
ゼンタ、および黒の4色のカラーインク条帯17を含
み、それぞれは17y,17C,17M,17bで示さ
れている。インクは好ましくは透明形のもので、所望の
色を選択されたインク色の重複印刷により減色法によつ
て与えうるものとする。
第1図に最も良く示されているように、リボン10は使
用に際しては、インクを受ける記録紙18、例えば無地
の紙と、これに間隔を置いて対向し紙18に対する印刷
すなわち記録位置に置かれた発熱印刷ヘツド19との間
を、単一条帯ずつ前進せしめられるようになつている。
リボンの10のインクを有する前面は紙18に面し、後
面の指示層16は印刷ヘツド19に面する。印刷ヘツド
19は、これと整合位置にあるリボンの単一インク条帯
部分17のみに係合した熱を印加するようになつてい
る。
第1図においては、第1の、すなわち最下部の、黄イン
ク条帯17yが整合位置にある。ヘツド19が動作する
と、インクは条帯17yから紙18へ選択的に転写さ
れ、紙18上の第1行に沿つて存在する選択された絵素
領域部分内に黄ドツトを記録する。次に、紙18は同じ
位置に保持され、ヘツド19は後退、すなわち紙18か
ら離れる向きに移動せしめられて、リボン10は、次の
条帯17Cが印刷位置に整合するように前進、すなわち
下方へ移動せしめられる。次に、ヘツド19は動作位置
へ復帰せしめられ、第2インク条帯部分17C内におい
て選択的に発熱せしめられて、第1行上にシアンドツト
を重複印刷する。このプロセスは、第3および第4条帯
17Mおよび17bに対しても繰返される。相異なるイ
ンク色を選択的に重複印刷することにより、第1行上に
所望色の合成ドツトを形成される。
次に、ヘツド19が後退せしめられ、紙18は次の行位
置へ前進せしめられる。リボン10は縦方向に前進せし
められて、その新しい部分がヘツド19の前に位置せし
められ、さらにリボンは上方に移動せしめられて第1条
帯17yが整合位置に置かれ、次の行上への4つの相異
なるインク色のドツトの記録準備がなされる。
リボン10の構造は、好ましくは、リボン10の整合位
置にある単一インク条帯部分の後面部(指示層16)に
係合するようにされた、間隔を置いた電極の対の直線的
アレイを含む、後述の形式の印刷ヘツド19と共用され
るようになつているものとする。これらの電極が動作す
ると記録信号を整合位置にある条帯部分に印加し、その
選択された絵素領域部分内に熱を発生せしめてインク転
写と、光学的に検出可能な対応マークの形成とを行なう
のであるが、これらのことについては後述する。
第3図には、図をわかりやすくし、リボン10の機能の
説明を簡単化するために、1対の電極20および22の
みが、整合位置にあるリボン条帯17の後面の指示層1
6に係合しているように示されているが、このリボン条
帯17は、4つの相異なるカラーインク条帯のうちの任
意のものを代表している。
第1、または信号印加電極20は、記録装置内の制御装
置24の記録信号出力端子に電気的に接続されている。
この出力端子は、記録信号出力電圧Vを供給する。第
2、または反対電極22は、制御装置24の帰路端子に
対し共通接地電位において接続されている。
間隔を置いた電極構造のために、電極間にある層16の
絵素領域部分は隠されていないので、この絵素領域部分
は光検出器26のような装置によつて、濃度の光学的監
視を受けることができ、この装置は、濃度信号を制御装
置24へ帰還する。
第3図においては、図示の都合上、電極20および22
の間にあるリボン10の絵素領域部分PAの境界が、鉛
直点線28および30によつて示されている。部分PA
内のそれぞれの層の対応部分は、17a,14a,16
aによつて示されている。整合位置にあるインク条帯1
7からのインク転写によつてドツトが形成される、紙1
8の対応絵素領域部分は、18aによつて示されてい
る。
記録信号Vの印加に応答して、リボン構造を通る電流
路が、電極20の接触端32から導電指示層16を経て
下部の抵抗層14へ、さらに層部分14aに沿つて反対
電極22へ、さらに層16を経て再び反対電極22の接
触端32へと、電流の向きを示す矢印を有する電流路指
示線Iによつて示されているように形成される。
リボン10は、抵抗層14が、その両側にある多条帯イ
ンク層12と指示層16との双方に対して、熱伝導を行
ないうるように設計されている。抵抗部分14a内の電
流から発生する熱は、両部分17aおよび16aへ伝達
されて、そこに熱による反応を発生せしめる。
部分14aからの熱入力に応答して、部分17a内のイ
ンク部分34は固体から液体状態へ溶けて変化し、それ
によつて記録紙部分18aへのインク転写が行なわれ
て、整合位置にあるインク条帯の色のドツト36が印刷
される。それと同時に、発生した熱の一部は指示部分1
6aの同位置部分38へ伝達され、層16内の感熱染料
に作用してその色を変化せしめ、絵素領域部分18A内
に記録されるドツト36の大きさに比例した、光学的に
検出しうる対応マーク40を形成する。光検出器26は
指示部分16aから反射された光レベルを測定して濃度
の読みを与えるが、それは絵素領域18aの濃度に比例
している。この濃度の読みは、部分16a上に入射する
光のある量を吸収する暗マーク40の大きさに比例して
変化する。
図示されている3層リボン10においては、抵抗層14
は、外側の層12および16の可撓性支持体として、ま
た加熱素子としての双方の働きを有する。好まくしは、
層14は、重合体または樹脂フイルムに導電性炭素粒を
充填することによつて、このフイルムの本来の高抵抗率
を低抵抗値に減少せしめ、適度に低い信号電圧により、
インク転写および指示層16内の感熱染料の変色に必要
な熱量を発生するようにしたものとする。リボン10内
に用いるのに適した抵抗層材料の例は、米国特許第4,
477,198号および第4,470,714号、およ
びこれらに引用されている他の特許および参照技術文献
に記載されている。
層14内の前記上にコーテイングされた相異なる色のイ
ンク条帯17y,17C,17M,17bの組は、適宜
に着色された熱塑性材またはワツクスを基材とするイン
ク、または本技術分野において公知のマーク用調合材に
より形成される。リボン10に用いるのに適したインク
の処方の代表例は、米国特許第4,477,198号お
よび第4,384,797号、およびこれらに引用され
ている他の特許および参照技術文献に記載されている。
リボン10の後面の指示層16は、2つの特性を要求さ
れる。まず、指示層16は、十分な導電性を有し、層の
厚さを通して必要な電流を生じ、電流路Iを形成しうる
ものでなくてはならない。また、その材料組成は、抵抗
層14内を流れる電流から発生する熱に応答して、リボ
ンの後面に可視的な、すなわち光学的に検出可能なマー
クを発生しうる感熱作用を有するものでなくてはならな
い。
指示層16に用いるのに適した1材料は、重合体の結合
剤内に、指示機能を与えるための感熱指示成分と、層の
抵抗率を減少させて十分な電流の流れうるようにするた
めの導電成分と、の双方を分散させたものである。
代表的な感熱指示成分は、通常感熱記録紙に用いられて
いる、ロイコ形染料の形式のものである。導電成分は、
沃化第一銅などの金属沃化物の形式のものである。指示
層16内に用いられるさまざまな成分のさらに広範な説
明は、米国特許第3,905,876号、第3,95
1,757号、第4,133,933号に記載されてい
る。また、タピー(Tappi )、1976年10月、Vo
l.59,No.10,92〜93頁に所載の技術論文
シモツマ(W.Shimotsuma)外著「感熱性記録シート(El
ectrothermal Sensitive Recording Sheets)」を参照
されたい。
第3図に示されている部分PAは、電流路Iが形成され
た時発生するリボン10の絵素領域部分を代表するもの
であり、部分PAの実際の大きさおよび形状は直線28
および30を境界とする図示部分とはもちろんわずかに
異なつたものとなる。
リボン10を用いる好ましい方法としては、層16の外
表面に接触する、実質的に等しい表面積の端部32をも
つた1対の電極20および22を使用する。このように
するのは、部分14a内に実質的に一定の電流密度を生
ぜしめることにより、発熱を、一方の電極付近に集中さ
せることなく、部分PAの幅にわたつて多少とも一様に
するためである。
条帯17内のインクは、最低活性化温度に達しないと溶
け始めない。同様にして、指示層16内の染料も、最低
活性化温度に達しないと、変色すなわち暗化しない。好
ましくは、インク条帯17および指示層16の組成は、
それぞれの最低活性化温度が一致するか、または少なく
とも極めて近くなるように処方する。
部分17aおよび16a内の反応は共通の熱源によつて
起こされるので、指示マーク40の大きさはインク転写
ドツト36の大きさに比例することになる。ドツト36
とマーク40との比例関係または濃度比は、ドツト36
の実際の大きさ、すなわちドツト36が形成された絵素
領域部分18aの濃度の計算のために、光検出器の読み
に適用すべき校正因子を見出すための実験的試験によつ
て決定される。
相異なる色のインク条帯17および指示層16の熱応答
は、熱転写ドツト36およびそれに対応する指示マーク
40の大きさが、ドツトおよびマークの形成のために印
加された熱量の関数であるようになつている。すなわ
ち、ドツトおよびマークの大きさは、そのドツトおよび
マークの形成のために印加された熱量が増すに従つて増
大する。
部分17a内のインクが初期溶融を行ない、対応する絵
素領域部分16a内の感熱染料がそれに応じて変色する
と、初期の(部分PAの面積に比して)小さいドツト3
6および対応マーク40が形成される。熱の連続入力に
応答して、ドツト36およびマーク40は次第に面積を
増し「成長」する。もし、熱入力が終れば、ドツト36
およびマーク40は、リボン10内の余熱によりわずか
に大きく成長するが、温度が活性化温度より低くなると
成長は止まる。もし熱入力が再開されれば、最低活性化
温度を超えた時、ドツトおよびマークの成長も再開され
る。成長は、部分PAの面積に近い最大の大きさのドツ
トおよびマークが形成されるまで続けられる。部分PA
の境界の外側では温度が最低活性化温度より低くなるの
で、電流が電流路Iをさらに流れ続けても、ドツトおよ
びマークのそれ以上の成長は自動的に禁止される。この
ように、記録ドツト36およびそれに対応するマーク4
0は、小さい状態から出発し、それらの形成のために印
加される熱量が増すのに伴つて次第に大きさを増す。熱
印加が連続的に行なわれる場合には、ドツトおよびマー
クの大きさは、熱入力が終了するまで、またはドツトお
よびマークが最大の大きさに達するまで、中断されるこ
となく次第に増大する。信号電圧パルスを次々に印加し
て対応する熱入力パルスを発生させれば、ドツトおよび
マークの大きさは段階的に増大する。
図示されているリボン10は、3層12,14,16の
みを有するものとして説明したが、本発明の精神および
周囲を逸脱することなく、リボン構造内に追加の層を随
意に加えることもできる。このような随意の層は、抵抗
層14と多条帯インク層12との間および/または抵抗
層14と指示層16との間に配置される。これらの随意
層は、(例えば層12および14の間にインク解放層を
備えた場合は)インク転写を容易にし、かつ/または、
抵抗層14から最外層への熱伝達を増強または集束させ
る機能を有する。
本発明のリボン10は、いくつかの利点を有する。この
リボンは、後面の監視可能な場所にドツト形成を指示す
るマーク40を発生する。これが必要なのは、実際のド
ツト形成が、インク層と記録紙との間の境界面において
行なわれるために、記録紙18の不透明性およびリボン
の層構造により観察できないからである。また、リボン
内に内部加熱素子層を設けてあるために、間隔を置いた
印刷ヘツド電極を用いて発熱させることができ、そのた
め、指示マークの監視が可能になるが、熱転写リボンの
後面に係合する構造の、従来の外部発熱形印刷ヘツドで
は、指示マーク形成領域が隠蔽されてしまう。
おそらく最も重要な利点は、リボン10において、所望
色の合成ドツトを形成するために順次重複印刷される4
つの相異なるインク色のそれぞれによつて形成されるド
ツト36の大きさが別々に監視されうることである。す
なわち、印刷ヘツド19と順次位置整合せしめられる4
つの相異なるインク条帯17のそれぞれに対し、対応マ
ーク40が形成されるのである。
絵素領域18aの濃度は、そこに記録された合成ドツト
の大きさと、絵素領域の大きさとの関係によつて決定さ
れる。合成ドツトが小さければ明るい階調が、また大き
ければ暗い階調が得られる。
合成ドツトの所望色を発生させるために重複印刷すなわ
ち減色法的合成をされるべき、相異なるインク色の種類
は、その所望色によつて決定される。一定の所望色およ
び所望濃度を得るために重複印刷される個々のインクド
ツト36は、条帯17を形成する4つの相異なるインク
の色度特性によつて、同じ大きさになることもあり、ま
た色補正のために異なる大きさになることもある。
色補正は、プロセス(減色性)インクの色吸収欠陥を補
償するために、適宜の絵素領域においてある色のインク
の印刷量を少なくすることによつて行なわれる。例え
ば、マゼンタインクは微量の黄によつて汚染されている
かのように作用するので、もしマゼンタインクと黄イン
クとの組合せが重複印刷される時には、黄の量が少なく
される。同様にして、黄およびマゼンタの双方が、シア
ンと共用される場合には減ぜられるべきである。有利な
点として、個々の相異なる色のインクドツトの大きさ
は、もし必要ならば制御によつて変化せしめられる。そ
のわけは、リボン10が、4つの相異なる色のインク条
帯17のそれぞれにおいて、別々の対応指示マーク40
を与える構造になつているからである。
次に、第4図から第8図までを参照しつつ、記録紙上に
電子画像信号によつて定められるカラー階調画像を記録
するためのリボン10を用いる、本発明の熱転写記録装
置42について説明する。第4図から第7図までには装
置42の概略的構造および諸要素が、また第8図には制
御装置24がブロツク図形式で、示されている。
第4図に最もよく示されているように、例えば無地の紙
である、任意の適宜なインク受け材料の形式の記録紙1
8は、指示された供給ロール46から下方へ延長し、固
定された紙の裏当て支持体すなわちプラテン48と、リ
ボン10を担持する旋回自在リボン支持体50との間を
通過した後、ステツプモータによつて駆動される1対の
紙前進、すなわち行割出しローラ52および54の間を
通る。支持されたロール46、プラテン48、ローラ5
2および54は協働して、紙18を画像記録のための動
作位置に支持する装置として機能する。
リボン支持体50は、実質的に直線的に並進自在である
印刷ヘツドキヤリエツジすなわちフレーム56に旋回自
在に連結され、かつ担持されており、フレーム56は、
ヘツド19と整合位置にあるインク条帯17(この場合
は条帯17y)が選択的インク転写の準備のために紙1
8の表面と係合する第4図の前進印刷動作位置と、フレ
ーム56が紙18から後退せしめられリボンが係合を解
除され、支持体50を旋回せしめて他のインク条帯17
(第2条帯17C)を整合位置に置くための準備状態に
ある第6図の後退非動作位置と、の間で、フレーム56
を紙18に対して前進後退せしめるための4棒リンク仕
掛の一部をなしている。
第4図および第5図に最もよく示されているように、印
刷ヘツドフレーム56はほぼ長方形の構造を有し、前端
部の横方向に延長する印刷ヘツド19と、後方に離れて
横方向に延長し印刷ヘツド19に対向する横棒部材58
と、印刷ヘツド19と後方部材58との横方向外端部を
連結する1対の縦方向に延長する側部レール部材60
と、を含む。
フレーム56は、固定された、または基礎の上に置かれ
た台部材62上に、1対の前部ピボツトリンク64およ
び1対の後部ピボツトリンク66を含む4つの直立ピボ
ツトリンクにより支持されている。それぞれの前部リン
グ64の上端部は、フレーム56の前部付近で、両側部
レール部材60の対応する一方にピボツトピン68によ
り旋回自在に連結される。それぞれのリンク64の下端
部は、台62にピン70により旋回自在に連結される。
同様にして、それぞれの後部リンク66の上端部は、フ
レーム56の後部付近で、対応する側部レール部材60
にピボツトピン70により旋回自在に連結される。ま
た、リンク66の下端部は、台62にピン74により旋
回自在に連結される。
このように連結されることにより、水平台62およびこ
れに対向して配置された印刷ヘツドフレーム56は、直
立する前部および後部リンク対64および66と共に、
印刷ヘツドフレーム56およびこれに取付けられたリボ
ン支持体50を前進位置と後退位置との間で移動させる
働きを有する、平行四辺形すなわち4棒リンク仕掛を形
成する。
図示の実施例においては、この4棒リンク仕掛はソレノ
イド駆動装置76のような基礎に取付けられた直線的駆
動装置によつて駆動される。ソレノイド駆動装置76の
引込み自在プランジヤ78は、後端部をプランジヤ78
にピボツトピン82によつて旋回自在に連結され、前端
部を後部リンク66にピボツトピン84によつて連結さ
れた連結リンク80により、後部リンク66の一方に連
結されている。
ソレノイド76が作動せしめられていない時は、プラン
ジヤ78は前方へバネ付勢されて常態の突出位置をと
り、印刷ヘツドフレーム56を前進した印刷動作位置に
置く。ソレノイド76が作動せしめられると、プランジ
ヤ78は後方へ引込まれて、フレーム指示リンク64お
よび66を、それらの下部ピボツトピン70および74
の回りに反時計回りに旋回させる。この運動により、フ
レーム56は第6図の引込み位置まで後退せしめられ、
整合位置にあるインク条帯部分17の係合は解除され
る。この時、リボン支持体50が移動せしめられ、整合
位置のインク条帯17が変えられるが、これについては
さらに後述する。次に、ソレノイドは消勢され、プラン
ジヤ78はばね付勢の働きで前方に移動し、リンク64
および66を時計回りに旋回させることによつて、フレ
ーム56を前方へ移動させ、第4図の前進印刷位置へ復
帰させる。
第4図および第7図に最もよく示されているように、印
刷ヘツド19はラインプリント形のものであり、電気的
絶縁材料で作られた横方向に延長するボデーすなわち支
持部材86を有する。支持部材86は、記録されるべき
画像の行と同一の延長を有する、細長い横方向に延長す
るみぞ穴すなわち開口88を有する。開口88は「窓」
を画定しており、この窓の中には複数の信号電極90の
自由端部が、対応する複数の間隔を置いた、対置電極9
2と交互に組合わされて突出せしめられている。電極9
0および92は支持部材86に取付けられていて、それ
ぞれが別個の電気的接触部材から成り、その自由端部の
反対側の端部は、マトリツクススイツチング装置94に
接続されている。このマトリツクススイツチング装置9
4は、制御装置24によつて制御される印刷ヘツド信号
プロセツサおよび電力供給装置96によつて動作せしめ
られる。
リボン10は支持体50上に支持され、選択された1イ
ンク条帯17が窓88に対する整合位置に置かれる。そ
のように整合位置に置かれると、電極90および92の
自由端が、リボン10の後面指示層16の対応部分に係
合する。絵素領域A内にドツト36を印刷するために
は、第1の信号電極90aと反対電極92xとの対を用
い、第1の信号電極90aに対し記録信号Vを印加す
る。すなわち、印刷ヘツド信号プロセツサ96がマトリ
ツクススイツチング装置94を動作せしめることによつ
て、電圧Vを電極90aに印加し、反対電極92xを
に対し接地電位まで低下させて、両電極の間に電流
路Iを形成し、抵抗層14の対応絵素領域部分に熱を発
生せしめる。次の絵素領域Bに選択的にドツトを印刷す
るためには、第2の信号電極90bと反対電極92xと
の対を用い、第2信号電極90bに対し信号電圧V
印加する。さらに次の絵素領域C内にドツト36を印刷
するためには、第2の信号電極90bと次の反対電極9
2yとの対を用い、……等とする。みぞ穴88の全長に
沿い、さらに追加の電極対(図示されていない)が備え
られている。適宜のソフトウエアおよびマトリツクスス
イツチング技術を用いれば、行内のそれぞれの絵素領域
に対応する電極対は個々にアドレスされうる。
指示マーク40が形成されるリボン10の位置整合部分
の後面を光学的に監視するために、装置42は、印刷ヘ
ツド支持部材86の後方のフレーム56上に取付けられ
た光検出器すなわちセンサ26を有し、この光検出器の
視野はみぞ穴88に整合している。
好ましくは、光検出器26は、電極対90および92と
数も間隔も等しいホトダイオード(第4図に98で示さ
れている)などの直線的アレイによつて構成されたもの
とする。ホトダイオード98は、窓88を通してリボン
10の後面を監視し、層16の整合位置にある部分の、
対応絵素領域部分から反射された光を受ける。ホトダイ
オードは反射光入力に応答して、インク転写の結果生じ
る紙18上の絵素濃度を示す濃度信号を、制御装置24
へ供給する。
層16から反射される周囲光のレベルを検出することも
可能だが、好ましくは、効率を改善し、確実で信頼性の
ある濃度読取りを行なうために、この領域に対して補助
照明を行なう。すなわち、装置42には好ましくはラン
プ(図示されていない)を備え、その光出力が窓88を
通して、窓88に位置整合しているリボンの後面を良く
照明するようにする。ホトダイオード98、ランプ、お
よび層16の絵素領域部分の像を対応ホトダイオード上
に集束せしめられるために用いられる補正用光学装置に
関する詳細については、本出願人により昭和61年3月
27日付出願された「熱転写記録装置及び記録方法」に
関する前記特願昭61−67402号(特開昭61−2
27089号)を参照されたいい。
可動リボン支持体50は、リボン10を印刷ヘツド19
に対して動作位置に支持することと、4つの相異なる色
のインク条帯17のそれぞれを順次整合位置へ持つて行
くこととの双方の機能を有する。
第4図および第5図に最もよく示されているように、リ
ボン支持体はほぼU字形の要素であり、印刷ヘツド支持
部材86の前方の前端部にある、横方向に延長する、湾
曲したリボン支持体および案内部材100と、印刷ヘツ
ドフレームの側部レール60の外側において部材100
から後方へ延長する、間隔を置いて対向した1対の取付
けアーム102と、を有する。これらの取付けアーム
は、フレームの側部レール60にピボツトピン104に
よつて旋回自在に連結されているので、リボン支持部材
100は、ピン104の回りの支持体50の旋回に応答
して、記録電極が配置されている印刷ヘツド開口88の
前を通過する大半径の円弧状径路に沿つて、上下に移動
しうる。
図示の実施例においては、支持体50を移動すなわち旋
回せしめる装置は、1リンク66に固定された可逆ステ
ツプモータ106と、1端部110をモータ106の駆
動軸に連結され他端部112を対応取付けアーム102
の後端部のピン104によるフレーム56への旋回自在
連結の後方に連結されたレバー108と、を含んでい
る。第4図で見て、モータ106が時計回りの駆動を行
なうと、ベルクランク108は取付けアーム102の端
部を下方へ押すので、支持体50はピン104の回りに
反時計回りに旋回せしめられる。この運動により、リボ
ン支持部材100は、印刷ヘツドのみぞ穴88の前を円
弧状径路に沿つて上方へ移動せしめられる。モータ10
6の回転方向を逆にすれば、支持体50は逆方向に旋回
し、リボン支持部材100は移動径路沿いに下方へ移動
せしめられる。
リボン支持部材100は、ゆるやかに湾曲した円弧状の
断面を有し、その外側凸表面は記録紙18に面し、その
内側凹表面は印刷ヘツド支持部材86に面する。部材1
00は横方向に延長する中央開口114を有し、この開
口の上下の境界部には、1対のL字形のリボン支持およ
び案内みぞ116および118が形成されている。これ
らのみぞは、部材100の外側凸表面上に形成され、開
口114を覆う位置に置かれたある長さのリボン10の
上下の縁を受けるようになつており、そのように置かれ
たリボン10の最も外側のインク層12は記録紙18に
面し、後面の指示層は印刷ヘツド19に面する。
図示の実施例においては、リボン10は、1取付けアー
ム102の部材100に近い前端部に取付けられた操出
リール119から供給される。リボン10は、操出リー
ル119から部材100の幅を越えて横方向に延長し、
反対側の取付けアーム102の前端部に取付けられた巻
取リール120に達する。リール119および120
は、ステツプモータ(図示されていない)などの通常の
リール駆動装置により回転駆動され、それによつてリボ
ンは部材100の前部上を前進せしめられて、記録され
るべきそれぞれの行毎に新しいリボン部分が提供され
る。
開口114上に張り渡されるリボン10の部分は、緊張
状態に保たれ、上下の縁は支持および案内ミゾ116お
よび118内へ後向きに押込まれる。その結果、部材1
00が湾曲しているために、印刷ヘツドフレーム56が
前進した印刷位置にある時、整合位置になりインク条帯
17は、紙18との接触からわずかに後方へ外れた位置
に保持されることになる。このように、装置42は、リ
ボンを長さの方向および印刷ヘツド内の直線的アレイを
なす電極に直角に移動させて4つの相異なるインク条帯
17のそれぞれを順次整合位置に移動配置する装置と、
リボンをその長さの方向、すなわち電極アレイと平行な
方向に移動させて、記録されるべきそれぞれの新しい行
のために新しいリボン部分を印刷ヘツドに対する動作位
置へ配置する装置と、を備えている。
第8図には、制御装置24の諸機能要素がブロツク図形
式で示されている。
カラー階調画像を紙18上に記録するための準備段階に
おいて、画像マトリツクスの絵素毎の色および濃度を定
める電子画像データ入力信号122が、色および濃度基
準信号バツフアメモリ124のような、これらの信号を
受ける装置内へ供給される。画像信号は、リボン10上
に担持されている4つの相異なる色のインクのそれぞれ
における濃度すなわちドツトの大きさを指定する。
好ましくは、画像信号は、画像処理コンピユータあるい
はデイスクまたはテープ駆動装置のようなデイジタルデ
ータ記憶装置から供給されるデイジタル形式のものとす
る。もし、電子画像信号が元来ビデオ信号源からアナロ
グ形式で記録されたものであつた場合は、好ましくは、
公知のようにアナログ−デイジタル変換を行なつた後に
バツフア124へ送る。あるいは、制御装置24内に随
意にアナログ−デイジタル変換装置を備え、直接アナロ
グビデオ信号を受けてこれを制御装置24内においてデ
イジタル形式に変換するようにする。好ましくは、バツ
フア124は画像全体を記憶するためのフルフレーム画
像バツフアとするが、あるいはこれを、画像信号の諸部
分を順次受信する構造のものとすることもでき、このよ
うにする場合には、バツフア124を、画像の1または
2行のみを保持するための小さいメモリ装置によつて構
成しうる。
このように、制御装置24は、電子画像信号を受ける装
置を含んでおり、この装置はその信号を、光学的監視用
のホトダイオード検出器26から供給される観測に基づ
く濃度信号と帰還ループ内において比較するための、所
望絵素色および濃度を定める基準信号として利用する。
制御装置24の動作は、システムクロツク126によつ
て調整され、このクロツクはなかんずく、直線形アレイ
をなすそれぞれのホトダイオード98からの光レベルす
なわち絵素濃度信号の直列読取りのタイミングを整定す
る。検出器26からの光レベルすなわち絵素濃度信号
は、ホトダイオード信号プロセツサ128へ供給され、
このプロセツサは、検出器26から供給されるアナログ
信号をデイジタル形式に変換する。あるいは、このA/
D変換は、検出器26内に組込んだ部分的装置によつて
行なうようにしてもよい。
プロセツサ128からの濃度信号と共に、バツフア12
4からの基準信号が信号比較器130へ供給され、信号
比較器130は比較効果を表わす信号を、印刷決定論理
装置132へ供給する。装置132は、比較値情報に基
づき、その時点における行内のそれぞれの絵素に対する
印刷指令信号または中止信号を供給する。信号指令信号
は熱入力持続時間決定論理装置134供給され、中止信
号は絵素状態論理装置136へ供給される。
装置134は、印刷指令を受けると内部のルツクアツプ
テーブルを利用して、作動せしめられるべきそれぞれの
電極を付勢する時間の長さを整定して、この情報を印刷
ヘツド信号プロセツサおよび電力供給装置96へ供給
し、この装置は、これらの命令に応じて選択された電極
を作動せしめる。
装置136は、入力の中止信号に応答して、行内のいず
れの絵素がその時整合位置にあるインク色により所望濃
度まで記録され、いずれの絵素がまだ完成のための追加
の熱入力を必要としているかを追跡する。その時点にお
ける行内の全絵素についての中止信号を受け終ると、装
置136は、ヘツド位置論理装置138と、その時点の
行上に4つの相異なるインク色を順次記録するのに必要
な4段階をカウントするカウンタ140と、の双方へ出
力信号を供給する。
ヘツド位置論理装置138は、状態論理装置136から
の出力信号を受けると、第1出力信号142を発生して
ソレノイド76を作動せしめることにより、フレーム5
6を後退させ、リボン支持体50および印刷ヘツド19
を紙18から引き離す。次に装置138は、後退を示す
第2出力信号をリボン位置論理装置144へ供給する
が、装置144はカウンタ140からの出力信号をも受
ける。
いま、第4図に示されているように第1インク条帯17
y(黄)が整合位置にある状態から行記録サイクルが開
始されたものと仮定する。黄ドツトが記録された後、カ
ウンタはカウント1の状態になつて、リボン位置論理装
置144に対し、リボン支持体50を時計回りに1条帯
分だけ旋回させて、次の条帯17cを整合位置へ移動せ
しむべきことを指示する。装置144はこれに応答し
て、出力信号146をステツプモータ106に供給し、
これを適正方向に回転させてリボン10を第6図に示さ
れている次の条帯整合位置まで移動させる。次に、装置
144は出力信号をヘツド位置論理装置138へ供給し
て、信号142の供給を停止せしめる。これによつてソ
レノイド76は消勢され、フレーム56は前進位置へ復
帰する。装置144はまた、もう1つの出力信号をリセ
ツトおよび行割出し論理装置148へ供給するが、装置
148はカウンタ140からのカウント信号も受ける。
カウント1の場合は、装置148はリセツト出力信号1
50を発生して、さまざまな論理要素をリセツトし、そ
の時点における行上に次の色のドツトを記録する準備を
する。それぞれの色が記録された後には、カウンタ14
0から供給されるカウントは1だけ増加せしめられる。
カウントが4に達した時は、それは組内の最後の条帯1
7bが記録され終つたことを示しており、リボン位置論
理装置144と、リセツトおよび行割出し論理装置14
8とは、このカウント数入力に対しては異なつた応答を
する。
その時、装置144は出力146をステツプモータ10
6へ供給して、モータの回転方向を逆にし、リボン支持
体50を3段階だけ反時計回りに旋回させ、組内の第1
インク条帯17yを整合位置へ復帰させて、紙18上へ
の次行の記録の準備をする。装置144はまた、もう1
つの出力信号152を供給してリボンの操出および巻取
リール119および120の駆動装置を作動せしめ、リ
ボンを印刷ヘツド支持部材86上において前進させて、
新しいリボン部分を印刷ヘツド19に対する動作位置に
配置する。
装置148は、通常のリセツト信号150を供給するほ
かに、カウント数4に応答して出力信号154を供給す
ることにより、紙ロール52および54の駆動装置を作
動せしめ、記録紙18を次行の位置へ前進せしめる。こ
の例においては、リセツト信号150はまた、カウンタ
140を最初のカウント0状態へリセツトする作用も有
する。
記録装置42の動作に際しては、リボン支持体50は自
動的に初期位置にセツトされ、それによつて組内の最下
部すなわち第1インク条帯17yを整合位置に配置す
る。また、印刷ヘツドフレーム56は前進位置におか
れ、その上の電極対は、紙18の第1画像行位置に圧接
せしめられた条帯17yの反対側位置にある指示層16
の部分に係合せしめられる。
熱転写記録サイクルは、印刷決定論理装置132を起動
せしめることによつて開始される。これを行なうために
は、起動ボタン(図示されていない)を設け、それを操
作者が手動で作動せしめるようにすればよい。
装置132の起動に応答して、バツフア124から装置
132へ、第1行内の全ての絵素の黄成分における所望
濃度を指示する基準信号が送られる。装置132はこの
情報を評価し、黄ドツトが記録されるべきでない絵素領
域に関しては、中止信号を絵素状態論理装置136へ送
る。また、装置132は、黄の印刷が行なわれるべき絵
素領域に関しては、印刷指令信号を装置134へ送る。
装置134は、ルツクアツプテーブルを用いて、紙18
上の絵素領域内に初期黄ドツト36を印刷し、また指示
層16の対応絵素領域部分に対応する指示マーク40を
形成するために、対応するそれぞれの選択された電極対
が付勢されるべき時間を指示する初期熱入力持続時間信
号を供給する。
行記録サイクルの長さを最小化するためには、好ましく
は、初期ドツトは最終ドツトの大きさよりは小さいが、
必要な大きさのドツトを形成するのに要する相次ぐ熱印
加の回数を過度に多くしない程度に大きくなくてはなら
ない。
例えば、装置134は、初期熱入力時間信号を供給し
て、最終すなわち所望ドツトの大きさの約75%−85
%の初期ドツト36および対応指示マーク40を形成す
る。これは、それぞれの初期ドツトが、それの形成され
る絵素領域より小さいことを意味する。たとえ、もし基
準信号が実質的に絵素領域を満たす高濃度ドツトを記録
するように指示した場合でも、ドツトの大きさ、すなわ
ち絵素濃度、の正確な制御を実現するための帰還ループ
を利用できるように、最初は小さいドツトを形成し、光
学的に検出しうる指示マークを発生させる。
初期持続時間信号は、装置134から印刷ヘツド信号プ
ロセツサおよび電力供給装置96へ供給される。この装
置96は、印刷ヘツド19内のそれぞれの電極対をアド
レスし、これに対して指示された初期時間の間信号電圧
を印加することができる。
選択された電極対90および92は、リボン10の後面
の指示層16に電圧Vを印加し、抵抗層14の対応す
る選択部分に熱発生電流を流す。この熱に応答して、選
択された絵素領域に対応するインク条帯17yの部分内
のインクが溶け、紙18へ転写されて、選択された絵素
領域内に初期黄ドツト36を形成し、また、反対側の層
16の対応絵素領域部分内の感熱染料が変色して、ドツ
ト36に比例した対応初期指示マーク40を形成する。
初期指示マーク40は、間隔を置いた電極間に形成され
るので、みぞ穴すなわち窓88を通して見ることができ
る。相隣る電極間にある、層16のそれぞれの対応絵素
領域部分の濃度、すなわち反射光レベルは、光検出器2
6によつて読取られる。紙18上の絵素濃度を示すこれ
らの濃度信号は信号プロセツサ128へ送られ、信号プ
ロセツサ128が発生する絵素濃度表示信号は比較器1
30へ送られて、比較器130は、初期絵素濃度を、基
準信号バツフア124から供給される黄成分濃度信号と
比較する。
ホトダイオードの出力信号と、特定種類のリボン10の
後面層16の反射特性との相関関係は、白リボン10上
において試験読取りを行なつて、グレースケールにおけ
る最低濃度の、すなわち最も明るい絵素を意味する最高
反射率における基準信号レベルを決定することによつて
求められる。好ましい1つの方法としては、印刷ヘツド
を付勢して初期ドツト36および対応指示マーク40を
記録する前に、装置24が自動的に、観察窓88と位置
整合している層16上の対応絵素領域部分の光電池読取
りを行なうようにして、基準レベルを記録サイクル内に
おいて整定する。
前述のように、印刷ヘツド19内の電極対を消勢した後
にも、リボン構造の熱的慣性を原因とする余熱効果によ
り、ドツトおよび指示マークは追加の成長を行なう。従
つて、好ましくは、光検出器による読取りを電極対の消
勢の短時間後まで遅延させ、追加の成長がその読取りに
含まれるようにする。
比較器130は、絵素濃度の読取り値と基準信号とを比
較して、それらの間の差を示す信号を、印刷決定論理装
置132へ供給する。初期ドツトの大きさは最終的大き
さより小であるように計算されているので、多くの場合
差信号は、それぞれのドツトをわずかに大きくするのに
必要な熱入力を指示する。しかし、感熱記録パラメータ
の可変性のために、初期熱入力が所望の大きさの75%
−85%のドツトを作るように意図されていても、少な
くともあるドツトは所望の大きさに達してしまつている
可能性がある。これらの絵素に関しては、装置132
は、絵素状態装置136を経て中止信号を供給し、記録
サイクルの次の部分においてそれらへ、それ以上の熱入
力が与えられないようにする。
まだ目標すなわち所望濃度に達していない絵素に関して
は、装置132は、装置134に対して印刷指令を出
し、装置134はその時追加のドツト成長を生ぜしめる
のに要する時間を指示する信号を提供する。目的は、ド
ツトを初期の大きさよりもわずかだけ大きくすることで
あるから、熱印加の持続時間は、大きい初期ドツトを記
録するのに用いられた時間より短い。
選択された電極対が付勢されて、熱的安定化のための短
い遅延が終ると、ホトダイオード98は再び層16から
の反射光レベルを読取り、その信号を比較器130へ帰
還して、これらの読みを基準レベルと比較する。装置1
32は再びサイクルを繰返して、目標の大きさに達した
ドツトに関しては中止信号を供給し、濃度を目標レベル
に達せしめるのに追加の熱入力を必要とする絵素に関し
ては印刷指令を出す。
行内の全絵素に関して中止信号が供給され終つた時、黄
成分の記録は終了し、装置136は出力信号を、カウン
タ140へ送つてカウント数を1へ進めると共に、印刷
ヘツド論理装置138へも送つて、第1行上にシアンド
ツトを重複印刷すべく次のインク条帯17cへのスイツ
チングプロセスを開始する。
装置138は、信号142をソレノイド76へ送り、ソ
レノイド76をしてフレーム56を後退位置へ移動せし
める。これを行なう目的は、リボン10が支持体50に
よつて移動せしめられる前に多条帯インク層12を紙1
8から離し、インクが塗りつけられてよごれができるの
を防止するためである。リボン位置論理装置144は、
カウント数が4より小であることを確認して信号146
を供給するが、リール駆動信号152は供給しない。こ
れにより、支持体50は時計回りに1段階だけ旋回せし
められる。その結果、第1条帯17yは整合位置から変
位せしめられ、そのあとへ組内の第2条帯17cが配置
される。次に、装置144は1つの出力信号を装置13
8へ供給し、装置138はこれに応答してソレノイドを
消勢することにより、フレーム56を前進した印刷位置
へ復帰せしめる。装置144はまた、もう1つの出力信
号をリセツトおよび行割出し装置148へ供給する。装
置148は、カウント数1を受けているので、リセツト
信号150を供給し、諸要素をリセツトしてシアンイン
クによる重複印刷の準備をするが、紙割出し信号154
は供給しないので紙18はその位置に留まる。
印刷決定論理装置132は、リセツト信号150を受け
ると、自動的に作動せしめられて第1行上にシアンドツ
トの記録を開始する。この装置132は、第1行内の選
択されたそれぞれの絵素領域におけるシアン成分の濃度
を指示する基準信号をバツフア124から受け、出力を
装置134へ供給して、初期シアンドツト36の記録を
開始せしめる。シアンの記録サイクルは、黄ドツト36
の記録に関して上述した所と正確に同様に行なわれる。
この記録サイクルの後には、マゼンタおよび黒ドツト3
6を記録するさらに2つのサイクルが引続いて行なわれ
る。
組内の最後の条帯17bからの黒ドツトの記録が終了す
ると、カウンタ140はカウント数4をリボン位置論理
装置144および行割出し装置148へ供給する。装置
144はこれに応答して信号146を供給することによ
り、ステツプモータ106の回転方向を逆にし、リボン
支持体50を3段階だけ反時計回りに割出し、それによ
つてリボン10をリセツトする。その結果、第1条帯1
7yが再び整合位置に置かれ、次行の黄成分を記録する
準備がなされる。装置144はまた、リール駆動信号1
52を供給してリボン10を支持体50上において前進
させ、印刷ヘツド19の前に新しいリボン部分を配置す
る。装置148はカウント数に応答して、さらに信号1
54を供給し、紙18を次行位置へ前進せしめる。
このようにして、カラー画像は行毎に記録される。それ
ぞれの完全行記録サイクル中において、組内の4つのイ
ンク条帯は順次整合位置へ移動せしめられ、紙18への
ドツト転写が、指示マーク40によつて与えられる帰還
を利用した、4つの相異なるインク色のそれぞれにおけ
る絵素濃度の正確な制御のもとに行なわれる。
上述の記録プロセスにおいては、それぞれの絵素領域内
の所望ドツトは段階的に形成される。まず、初期ドツト
が形成され、層16上の対応絵素領域部分が測定され
て、基準信号と比較される。次に、もし必要ならば、1
つまたはそれ以上の追加熱エネルギの短いパルスがその
絵素領域に印加され、それを目標濃度まで高める。帰還
の利用により、それぞれの選択された絵素領域における
ドツトの大きさと熱エネルギ入力持続時間とが相関せし
められ、この装置が単に開ループ様式で動作せしめられ
た場合よりも、ドツトの大きさは遥かに高度の制御を受
ける。
装置42は、段階的動作モードによらずに、ドツト形成
の監視帰還を利用した連続的電力印加を用いるように構
成することもできる。その場合には、基準信号に従つて
ドツトを記録されるべき絵素領域に対応する電極対は、
全て同時にオン状態にされる。指示マーク40が現われ
て成長する時、絵素濃度は連続的に監視され、基準信号
と比較される。ある絵素領域において所定の比較値が達
成されると、装置は自動的にそれに対応する電極対を消
勢する。その動作モードによれば、段階的なドツト形成
サイクルに比し、記録サイクルがいくらか短縮される
が、帰還ループによつて行なわれる制御において、リボ
ン10の熱的慣性によるドツトおよび指示マークの追加
成長が考慮されないので、ドツトの大きさに対する制御
はそれほど高度のものではなくなる。ある量の追加成長
が予想され、この追加のドツト成長をある程度補償する
ためには、加熱素子をある所定の低い比較値においてオ
フ状態にすることもできる。しかし、記録サイクル時間
を短縮することが強く要求されるのでなければ、段階的
方法によつて高度の正確さを実現する方が望ましい。
実施例の記録装置42は行記録装置として図示され説明
されたが、この装置を改変して、行全体の幅よりも狭い
印刷ヘツド19、関連のリボン支持体50および光検出
器26が紙18の幅を横切つて左右に移動しつつ画像記
録を行なう走査モードの動作をなすようにすることは、
本発明の範囲内に属する。また、装置42は、一時に1
行より多く、または画像全体を記録しうるように構成
し、記録装置の諸要素間の相対移動の必要を最少限にす
るか、または無くすこともできる。
図示の実施例においては、指示マーク40の検出すなわ
ち監視は、可視光帯において動作する電気光学的光検出
器によつて行なわれたが、装置を改変して他の波長にお
いて動作する他の種類の検出器を用いるか、または他の
形式の構造(例えば、フアイバ光学装置)を用いて記録
された絵素濃度を監視することは本発明の範囲内に属す
る。
本発明の精神および範囲を逸脱することなく、上述の熱
転写リボンおよび記録装置に対して、他のある改変また
は変更を施すこともできるので、以上の説明に含まれ、
または添付図面に示されている全ての事項は例示的なも
のと解釈されるべきであつて、限定的な意味のものと解
釈されるべきではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、記録紙および印刷ヘツドに対して動作位置に
あるカラー熱転写インクリボンの側面図、第2図は、第
1図の2−2線におけるリボンの正面図、第3図は、第
1図の3−3線におけるリボンおよび記録紙の部分、お
よび記録インクドツトと対応指示マークとを形成するた
めにリボンの後面に係合せしめられた印刷ヘツドの電極
対を示す図、第4図は、前進した印刷動作位置にある本
発明の熱転写記録装置の諸要素の部分断面側面図、第5
図は、第4図の装置諸要素の平面図、第6図は、第4図
と類似しているが、後退した非動作位置にある装置の諸
要素の部分断面側面図、第7図は、記録装置の印刷ヘツ
ド要素部分の概略図、第8図は、本発明の記録装置に対
する制御装置の機能ブロツク図である。 符号の説明 10……カラー熱転写リボン、 12……多条帯熱転写インク層、 14……電気抵抗加熱素子層、 16……感熱導電指示層、 17……熱転写インク条帯、 18……記録紙、 19……印刷ヘツド 20……信号印加電極、 22……反対電極、 24……制御装置、 36……インクドツト、 40……指示マーク、 42……熱転写記録装置、 46……記録紙供給ロール、 48……プラテン、 50……リボン支持体、 52,54……行割出しローラ、 56……印刷ヘツドキヤリエツジ、 86……印刷ヘツド支持部材、 88……支持部材の開口、 90……信号電極、 92……反対電極、 96……印刷ヘツド信号プロセツサおよび電力供給装
置、 98……ホトダイオード、 106……可逆ステツプモータ、 119……リボン操出リール、 120……リボン巻取リール、 122……画像データ信号、 124……バツフアメモリ、 130……比較器、 132……印刷決定論理装置、 134……絵素状態論理装置、 144……リボン位置論理装置、 148……リセツトおよび行割出し論理装置、 I……電流路、 PA……絵素領域部分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 31/00 D 9012−2C B41M 5/30 B41J 3/20 115 D 115 Z 8305−2H B41M 5/26 J

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱転写リボンを用い記録紙上にさまざまな
    色および濃度の絵素領域によつて表示されるカラー画像
    を記録するための熱転写記録装置であつて、前記熱転写
    リボンが一方の面に1組の相異なる色の熱転写自在イン
    ク条帯を有し、これらのインク条帯からインクが順次転
    写されることによつて所望の絵素領域色および濃度を定
    めるドツトが記録されるようになつており、前記熱転写
    リボンがさらに反対側の面に感熱指示層を有し、この感
    熱指示層が前記組内のそれぞれの前記インク条帯からの
    インク転写によつて記録されたドツトに対応し比例した
    光学的に検出可能なマークを発生するようになつてお
    り、前記ドツトおよび対応マークを形成するために前記
    リボンに印加される熱量が増加するのに伴つて該ドツト
    およびマークの大きさが増大するように前記リボンが構
    成されており、前記記録装置が、所望画像のそれぞれの
    絵素領域における所望色および濃度を指示する、相異な
    るインク色のそれぞれに対する画像信号を受ける装置
    と、記録紙を支持する装置と、記録紙に対する印刷位置
    に置かれうるようになつている印刷ヘツドであつて該印
    刷ヘツドに対し整合位置にあるリボンの単一インク条帯
    部分における選択された絵素領域部分に対し熱印加を行
    ないうるようになつており、該熱印加中に前記整合位置
    にあるインク条帯部分に対応した、整合位置にある前記
    指示層部分を光学的監視可能な位置状態に置くようにな
    つている前記印刷ヘツドと、前記リボンを前記印刷ヘツ
    ドと前記記録紙との間で移動しうるように取付けられて
    前記組内のそれぞれのインク条帯部分を前記整合板へ順
    次移動配置しうるようになつているリボン支持体と、前
    記整合位置にある指示層部分の絵素領域部分の濃度を光
    学的に監視して選択されたそれぞれの絵素領域の濃度を
    示す濃度信号を供給するための装置と、該濃度信号を前
    記画像信号と比較して選択されたそれぞれの絵素領域に
    おける濃度比較値信号を供給する装置と、前記リボン支
    持体を動作せしめて記録サイクルの経過中にそれぞれの
    前記インク条帯部分を前記整合位置に順次移動配置する
    装置と、前記印刷ヘツドを動作せしめて記録サイクルの
    経過中に前記整合位置に順次移動配置されたそれぞれの
    インク条帯部分においてドツトおよびマークの形成を行
    なう印刷ヘツド動作装置であつて、最初は前記画像信号
    に応答して前記リボンの整合位置部分の選択された絵素
    領域部分に対する初期熱印加を調整し、それぞれの選択
    された絵素領域において前記所望濃度を実現するのに必
    要とされるより小さい初期の大きさを有するドツトおよ
    び対応マークを形成し、その後前記濃度比較値信号に応
    答してそれ以上の熱印加を調整し、それぞれの選択され
    た絵素領域において所定の濃度比較値が得られるまでド
    ツトおよび対応マークの大きさを次第に増大させるよう
    になつている前記印刷ヘツド動作装置と、を備えている
    熱転写記録装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、前記印刷
    ヘツドおよび前記リボン支持体を取付けたキヤリエツジ
    をさらに備えており、該キヤリエツジが前記記録紙に対
    して、整合位置にあるインク条帯部分が該記録紙に係合
    し前記印刷ヘツドが該整合位置にあるインク条帯部分に
    対応した前記リボンの反対側の整合位置にある指示部分
    に係合する前進位置と、前記印刷ヘツドおよびリボン支
    持体が前記記録紙から十分離されて前記整合位置にある
    インク条帯部分を該記録紙から係合解除する後退位置
    と、の間で移動しうるようになつている、熱転写記録装
    置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項において、前記印刷
    ヘツドが前記キヤリエツジ上に固定取付けされており、
    前記リボン支持体が前記キヤリエツジ上に、該キヤリエ
    ツジが前記後退位置にある時該印刷ヘツドに対して移動
    しうるように取付けられていることによつて前記組内の
    それぞれのインク条帯部分を順次前記整合位置へ移動配
    置しうるようになつている、熱転写記録装置。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第3項において、前記リボ
    ン支持体が前記印刷ヘツドに対して旋回移動自在である
    ように取付けられている、熱転写記録装置。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第4項において、前記リボ
    ン支持体動作装置が前記リボン支持体を1方向に段階的
    に旋回せしめることによつてそれぞれのインク条帯部分
    を、前記組内の最初のインク条帯部分から開始して順次
    前記整合位置に移動配置し、該組内の最後のインク条帯
    部分からのインク転写後該リボン支持体を前記1方向と
    反対の方向に旋回せしめることによつて前記最初のイン
    ク条帯部分を前記整合位置に再配置しその後の記録に備
    えるようになつている、熱転写記録装置。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第5項において、前記キヤ
    リエツジが前記後退位置にある時に前記リボンを前記リ
    ボン支持体に対して前進せしめ前記印刷ヘツドに対向す
    る位置にある前に使用されたリボン部分を新しいリボン
    部分に置き換えるための装置をさらに備えている、熱転
    写記録装置。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項において、前記記録
    紙を前記印刷位置に対して選択的に前進させる装置をさ
    らに備えており、該前進装置が、行記録サイクル中に前
    記整合位置に配置されたそれぞれのインク条帯からある
    行内の選択された絵素領域へインクが転写されている間
    は前記記録紙を固定位置に保持し、その後次行の記録の
    準備のために該記録紙を1行分だけ前進せしめる動作を
    行なうための装置を備えている、熱転写記録装置。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第1項において、前記リボ
    ンがさらに前記インク条帯の組と前記指示層との間に抵
    抗加熱素子層を含んでおり、前記印刷ヘツドが開口を備
    えた支持部材を有し、該開口内に間隔を置いた電極対の
    アレイが突出していて、これらの電極を経て前記開口と
    位置整合している前記指示層部分の選択された絵素領域
    部分に記録信号が印加されて前記加熱素子層内に熱を発
    生せしめ、それによつて前記記録紙上に前記整合位置に
    あるインク条帯の色のドツトを、また前記指示層内に対
    応する指示マークを形成するようになつている、熱転写
    記録装置。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲第8項において、前記記録
    紙に対する前進位置と後退位置との間で移動しうるよう
    に取付けられたキヤリエツジであつて、該キヤリエツジ
    上に前記印刷ヘツドが固定取付けされ、かつ前記リボン
    支持体が、該キヤリエツジが前記後退位置にある時前記
    印刷ヘツドに対して移動しうるように該キヤリエツジ上
    に取付けられていることによつて、前記組内のそれぞれ
    のインク条帯を順次前記整合位置に移動配置しうるよう
    になつている前記キヤリエツジをさらに備えている、熱
    転写記録装置。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲第9項において、前記光
    学的監視装置が、前記キヤリエツジ上に取付けられ前記
    印刷ヘツド支持部材の前記開口に正対していることによ
    つて、該開口に位置整合した前記指示層部分から反射さ
    れた光レベルを測定して前記濃度信号を発生するように
    なつている光検出器を含んでいる、熱転写記録装置。
  11. 【請求項11】特許請求の範囲第9項において、前記リ
    ボン支持体が前記印刷ヘツドに対し旋回移動しうるよう
    に取付けられている、熱転写記録装置。
  12. 【請求項12】特許請求の範囲第11項において、前記
    インク条帯が前記リボンの長さに沿つた方向に平行に並
    んで配置されており、前記リボン支持体が、前記印刷ヘ
    ツドに対し、該インク条帯の延長する該方向を横切る移
    動径路に沿つて該インク条帯部分を前進せしめる方向に
    旋回しうる構造になつている、熱転写記録装置。
  13. 【請求項13】特許請求の範囲第12項において、前記
    リボンを前記リボン支持体に対して長さの方向に前進せ
    しめることにより前記印刷ヘツドに対向する位置にある
    すでに使用されたリボン部分を新しいリボン部分に置き
    換えるための装置をさらに備えている、熱転写記録装
    置。
  14. 【請求項14】特許請求の範囲第8項において、前記整
    合位置にある指示層部分に存在する絵素領域部分の濃度
    の前記光学的監視装置が、前記印刷ヘツド支持部材の前
    記開口に正対して配置されていることによつて、前記整
    合位置にある前記指示層部分のそれぞれの絵素領域部分
    から反射された光レベルを測定しうるようになつている
    光検出器を含んでいる、熱転写記録装置。
  15. 【請求項15】特許請求の範囲第14項において、前記
    印刷ヘツドが一時に1行分のドツトを記録する構造を有
    しており、前記記録装置が、ある行内の全絵素領域部分
    において前記組内の整合位置にあるインク条帯部分によ
    る所望濃度が達成されたことを示す状態信号を供給する
    装置をさらに備えており、前記リボン支持体動作装置が
    該状態信号に応答して前記リボン支持体を移動せしめる
    ことにより前記組内の次のインク条帯部分を前記整合位
    置に移動配置するようになつている、熱転写記録装置。
  16. 【請求項16】カラー熱転写リボンであつて、複数の相
    異なる色の平行インク条帯を含む多条帯熱転写インク層
    と、感熱指示層と、内部を流れる電流に応答して発熱す
    る抵抗層であつて前記インク層と前記指示層との間にこ
    れらの双方と熱伝導関係にあるように配置され、選択さ
    れた1つの前記インク条帯に対応する前記抵抗層部分内
    に選択的に発生せしめられた熱が該選択されたインク条
    帯と該選択されたインク条帯に対応する該指示層部分と
    の双方へ流れることにより、該選択された条帯内のイン
    クを活性化してインク転写を行ない、また該指示層の前
    記対応部分を活性化して該選択された条帯からのインク
    転写に比例した光学的に検出しうる指示マークを形成す
    るようになつている前記抵抗層と、によつて構成されて
    いる、カラー熱転写リボン。
  17. 【請求項17】特許請求の範囲第16項において、前記
    インク層が少なくとも3つの相異なる色のインク条帯を
    含む、カラー熱転写リボン。
  18. 【請求項18】特許請求の範囲第17項において、前記
    インク層が4つの相異なる色のインク条帯を含む、カラ
    ー熱転写リボン。
  19. 【請求項19】特許請求の範囲第18項において、前記
    4つの相異なる色が、黄、シアン、マゼンタ、黒であ
    る、カラー熱転写リボン。
  20. 【請求項20】特許請求の範囲第16項において、前記
    指示層がそれぞれの相異なる色のインク条帯に対応した
    別個の指示マークを発生するように構成されている、カ
    ラー熱転写リボン。
  21. 【請求項21】特許請求の範囲第16項において、前記
    指示層がまた導電性のものであり、選択された1つの前
    記インク条帯に対応する前記指示層部分に接触している
    間隔を置いた1対の電極間に印加された電気的信号が、
    一方の該電極から該指示層を通つて前記抵抗層の対応部
    分に至り、さらに該抵抗層の該部分に沿つて他方の該電
    極に向かつた後、該指示層を通つて該他方の電極に至る
    電流路を形成するようになつている、カラー熱転写リボ
    ン。
  22. 【請求項22】特許請求の範囲第16項において、それ
    ぞれの前記インク条帯を順次前記記録紙に係合せしめて
    前記抵抗層の対応部分内に選択的に熱を発生させること
    により、それぞれの相異なるインク条帯から順次記録紙
    上へインクを転写して該記録紙上にドツトを形成するよ
    うになつており、インク転写によつて形成されるドツト
    および前記指示層内に形成される対応指示マークの大き
    さが該ドツトおよびマークを形成するために印加される
    熱量の増加に伴つて増大するようになつている、カラー
    熱転写リボン。
  23. 【請求項23】インクを受ける記録紙上にカラー階調画
    像を記録するための熱転写記録装置に用いるカラー熱転
    写リボンであつて、該記録装置が記録されるドツトの大
    きさを制御するための帰還装置の一部として光学的検出
    器を含む形式のものであり、該リボンが、複数の相異な
    る色の平行インク条帯を含む多条帯熱転写インク層と、
    感熱指示層と、内部を流れる電流に応答して発熱する抵
    抗層であつて前記インク層と前記指示層との間にこれら
    の双方と熱伝導関係にあるように配置され、選択された
    1つの前記インク条帯に対応する前記抵抗層部分内に選
    択的に発生せしめられた熱が該選択されたインク条帯と
    該選択されたインク条帯に対応する該指示層部分との双
    方へ流れることにより、該選択された条帯内のインクを
    活性化して前記記録紙に対するインク転写を行なつて該
    記録紙上にドツトを記録し、また前記指示層の前記対応
    部分を活性化して、該記録されたドツトの大きさに比例
    し且つ前記記録装置の光学的検出器によつて検出可能な
    位置にある、光学的に検出しうる指示マークを前記指示
    層対応部分内に形成するようになつている前記抵抗層
    と、によつて構成されている、カラー熱転写リボン。
JP61117700A 1985-05-24 1986-05-23 熱転写記録装置およびカラ−熱転写リボン Expired - Lifetime JPH0611543B2 (ja)

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