JPH06116232A - アミノベンゾチアゾール系化合物、アニリン系化合物及びそれらの製造方法 - Google Patents

アミノベンゾチアゾール系化合物、アニリン系化合物及びそれらの製造方法

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JPH06116232A
JPH06116232A JP4268857A JP26885792A JPH06116232A JP H06116232 A JPH06116232 A JP H06116232A JP 4268857 A JP4268857 A JP 4268857A JP 26885792 A JP26885792 A JP 26885792A JP H06116232 A JPH06116232 A JP H06116232A
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JP
Japan
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compound
formula
general formula
methyl group
hydrogen atom
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JP4268857A
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English (en)
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Tameichi Ochiai
為一 落合
Yutaka Kurose
裕 黒瀬
Takumi Nagao
卓美 長尾
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Mitsubishi Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 式(1)のアミノベンゾチアゾール系化合
物、式(2)のアニリン系化合物及びそれら式(1)
(2)の化合物の製造方法。 式(2)の化合物は、式(1)の化合物の製造中間体で
ある。〔式中RはC2n−m+1(但し、n=
2,3;m=0〜2nの整数)を;X,XはH,C
l,CHをそれぞれ表す。〕 【効果】 上記化合物は、光学記録媒体用色素の原料と
して極めて有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なアミノベンゾチ
アゾール系化合物、アニリン系化合物及びそれらの製造
方法に関するものである。より詳細には、色素の中間
体、とくに光ディスク等の光学記録媒体用色素の原料と
して極めて有用な化合物及びそれらの製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】レーザーを用いた光学記録は、高密度の
情報記録保存および再生を可能とするため、近年、特に
その開発が取り進められている。光学記録媒体の一例と
しては、光ディスクを挙げることができる。一般に、光
ディスクは、円形の基体に設けられた薄い記録層に、1
μm程度に集束したレーザー光を照射し、高密度の情報
記録を行なうものである。その記録は、照射されたレー
ザー光エネルギーの吸収によって、その個所の記録層
に、分解、蒸発、溶解等の熱的変形が生成することによ
り行なわれる。また、記録された情報の再生は、レーザ
ー光により変形が起きている部分と起きていない部分の
反射率の差を読み取ることにより行なわれる。したがっ
て、光学記録媒体としては、レーザー光のエネルギーを
効率よく吸収する必要がありレーザー吸収色素が用いら
れる。
【0003】この種の光学記録媒体として、種々のもの
が提案されている。例えば、レーザー吸収色素としてシ
アニン系色素、フタロシアニン系色素を用いたものが提
案されているが、これらの色素は感度が低く、分解点が
高く蒸着しにくい等の問題点を有し、さらに有機溶媒に
対する溶解性が著しく低く、塗布によるコーティングに
使用することができないという問題点を有し、また耐光
性に劣るという問題点も有している。
【0004】最近、これらの問題点を改善するものとし
て、アゾ系化合物、特にベンゾチアゾール系化合物と金
属とのアゾ金属キレート化合物をレーザー吸収色素とし
て用いたものが提案されている。しかしながら、これら
のアゾ金属キレート化合物の中にはフッ素置換化合物等
合成が困難なものが含まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
アゾ金属キレート化合物の製造に有益な新規中間体、該
中間体の製造に有用な化合物及びそれらの製造方法を提
供するものである。特に、フルオロチオアルキル基置換
ベンゾチアゾール系化合物、フルオロチオアルキル基置
換アニリン系化合物及びそれらの製造方法を提供するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、先に、光
学記録媒体のレーザー吸収色素として下記一般式(4)
で示される化合物が有用であることを見出した。
【0007】
【化6】
【0008】(一般式(4)中、RはCn 2n2n-m+1
(ここで、nは2又は3、mは0から2nまでの整数で
ある)を表し、X1 及びX2 はそれぞれ独立して水素原
子、塩素原子又はメチル基を表し、Z1 及びZ2 はそれ
ぞれ独立して炭素数2〜6のアルキル基を表し、Z3
水素原子、炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数1〜6
のアルコキシ基を表す。)本発明者は、さらに鋭意検討
した結果、前記一般式(4)で示される化合物は、下記
の反応によって容易に製造できることを見出し、本発明
に到達した。
【0009】即ち、前記一般式(4)で示される化合物
は、下記一般式(3)(式中、X1及びX2 はそれぞれ
独立して水素原子、塩素原子又はメチル基を表す。)で
示されるアミノチオフェノール系化合物を原料として、
下記一般式(2)(式中、RはCn m 2n-m+1(ここ
で、nは2又は3、mは0から2nまでの整数であり、
1 及びX2 はそれぞれ独立して水素原子、塩素原子又
はメチル基を表す。)で示される本発明のアニリン系化
合物と下記一般式(1)(式中、RはCn m2n-m+1
(ここで、nは2又は3、mは0から2nまでの整数で
ある。)を表し、X1 及びX2 はそれぞれ独立して水素
原子、塩素原子又はメチル基を表す。)で示される本発
明のアミノベンゾチアゾール系化合物とを経由し、さら
に下記一般式(5)(式中、RはCn m 2n-m+1(こ
こで、nは2又は3、mは0から2nまでの整数であ
る。)を表し、X1 及びX2 はそれぞれ独立して水素原
子、塩素原子又はメチル基を表し、Z1 及びZ2 はそれ
ぞれ独立して炭素数2〜6のアルキル基を表し、Z3
水素原子、炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数1〜6
のアルコキシ基を表す。)で示されるベンゾチアゾール
系化合物を経由することにより得られる。
【0010】
【化7】
【0011】上記の反応は、下記の合成経路により表現
することができる。
【0012】
【化8】
【0013】次に本発明について詳細に説明する。前記
一般式(2)で示されるアニリン系化合物は、前記一般
式(3)で示されるアミノチオフェノール系化合物にC
n m 2n-m+1Y(式中、nは2又は3、mは0から2
nまでの整数であり、Yは臭素原子又はヨウ素原子を表
す。)で示されるハロゲン化アルキル化合物を反応させ
ることにより得られる。
【0014】上記の反応は、溶媒中で行うのが好まし
く、溶媒としては、特に制限はないが、好ましくは極性
溶媒が用いられ、例えばジメチルホルムアミド、テトラ
ヒドロフラン、アルコール等が用いられる。これらの溶
媒中で前記一般式(3)で示されるアミノチオフェノー
ル系化合物とCn m 2n-m+1Y(式中、n、m及びY
は前記定義と同じである。)で示されるハロゲン化アル
キル化合物とを炭酸カリウム、炭酸ナトリウム水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、トリエチルアミン等の適当
なアルカリの存在下で反応させる。反応は−10℃〜4
0℃で行うことができるが、好ましくは20℃以下、特
に5℃〜10℃で行うことが好ましい。また、反応系に
クラウンエーテル、相間移動触媒等の触媒を添加しても
よい。
【0015】ハロゲン化アルキル化合物を加える前に、
予めアミノチオフェノール系化合物に水素化ナトリウ
ム、金属ナトリウム、ナトリウムアルコラート、ナトリ
ウムアミド等を反応させてチオアルコラートを形成さ
せ、しかる後にハロゲン化アルキル化合物を反応させる
方法は合成収率が高いので好ましい。反応性の点で特に
水素化ナトリウムを用いる方法が好ましい。また、水素
化ナトリウム、金属ナトリウム等の代りに水酸化カリウ
ム、水酸化ナトリウム等のアルカリ化合物を用いること
もできる。
【0016】前記一般式(1)で示されるアミノベンゾ
チアゾール化合物は、前記一般式(2)で示されるアニ
リン系化合物を原料として合成することができる。合成
方法としては、ORGANIC REACTIONS
VOL 3 CHAPTER 6,John Will
ey and Sons,Inc.(1946)New
YorkやOrganic Synthesis C
ollective Volume 2 P76−78
に挙げられている方法等各種のものを用いることができ
るが、酢酸溶媒中でチオシアン酸塩類の存在下、臭素を
反応させる方法は製造方法が簡便でかつ収率が良好な点
で特に好ましい。
【0017】チオシアン酸塩類としては、例えばK,N
a,Li,NH4 の塩等が好適に用いられる。
【0018】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例1 窒素気流下で、60%水素化ナトリウム1.92gをジ
メチルホルムアミド(DMF)40ml中に分散し、下
記構造式(6)で示されるp−アミノチオフェノール
5.0g(0.04モル)をDMF60mlに溶解させ
た溶液を10℃で約20分間かけて滴下した。
【0019】
【化9】
【0020】次いで、反応液を5℃まで冷却した後、C
3 CF2 I(沸点11〜12℃)25g(2.5モル
比)をDMF60ml中に溶解させた溶液を約15分間
かけて滴下した。5℃〜10℃で5時間攪拌した後、一
晩放置し、水400ml中に放出した。
【0021】沈降した油状物をクロロホルム200ml
で抽出し、水洗後、無水硫酸ナトリウムを加えて乾燥し
た。クロロホルムを減圧留去して得られた油状物15.
02gを減圧蒸留し5〜6mmHgで沸点35〜93℃
の初留分2.38gを分離した後、沸点93〜98℃
(5〜6mmHg)の下記構造式(7)のp−アミノフ
ェニルペンタフルオロエチルスルフィド7.51g(収
率77.3%)を得た。得られた化合物のIRスペクト
ルを図1に示す。
【0022】
【化10】
【0023】実施例2 窒素気流下で、60%水素化ナトリウム1.92gをD
MF40ml中に分散し、p−アミノチオフェノール
5.0g(0.04モル)をDMF60mlに溶解させ
た溶液を10℃で約20分間かけて滴下した。次いで、
反応液を5℃まで冷却した後、CF3 CF2 I(沸点3
9℃)17.75g(1.5モル比)をDMF60ml
中に溶解させた溶液を約15分間かけて滴下した。5℃
〜10℃で5時間攪拌した後、一晩放置し、水400m
l中に放出した。
【0024】沈降した油状物をクロロホルム200ml
で抽出し、水洗後、無水硫酸ナトリウムを加えて乾燥し
た。クロロホルムを減圧留去して得られた油状物を減圧
蒸留し3〜4mmHgで沸点35〜95℃の初留分4.
50gを分離した後、沸点95〜98℃(3〜4mmH
g)の下記構造式(8)で示されるp−アミノフェニル
ヘプタフルオロ−n−プロピルスルフィド6.25g
(収率53.3%)を得た。得られた化合物のIRスペ
クトルを図2に示す。
【0025】
【化11】
【0026】実施例3 p−アミノフェニルペンタフルオロエチルスルフィド
7.30g(30ミリモル)、チオシアン酸アンモニウ
ム9.13g(120ミリモル)の酢酸75ml、水
3.8mlの溶液に、10℃で臭素6.0g(37.5
ミリモル)の酢酸15ml溶液をゆっくり滴下した。3
時間攪拌した後、一晩放置し、さらに70〜80℃で3
時間加熱、攪拌した。熱時ろ過して不溶物を除き、ろ液
を熱水300mlにあけ、もう一度熱時ろ過して不溶物
を除いた。氷冷しながら、ろ液に炭酸ナトリウムを57
g加えて、pH5にした。析出した結晶をろ過した後、
水で洗浄し、乾燥すると下記構造式(9)で示される2
−アミノ−6−(ペンタフルオロエチルチオ)ベンゾチ
アゾールが、薄い黄色結晶として6.94g(収率7
7.1%)得られた。MASSスペクトルM+ =30
0、融点111〜113℃であった。IRスペクトルを
図3に示す。
【0027】
【化12】
【0028】実施例4 p−アミノフェニルヘプタフルオロ−n−プロピルスル
フィド5.86g(20ミリモル)、チオシアン酸アン
モニウム6.09g(80ミリモル)の酢酸50ml、
水2.5mlの溶液に、10℃で臭素4.0g(25ミ
リモル)の酢酸10ml溶液をゆっくり滴下した。5時
間攪拌した後、一晩放置し、さらに70〜80℃で4時
間加熱、攪拌した。熱時ろ過して不溶物を除き、ろ液を
熱水200mlにあけ、もう一度熱時ろ過して不溶物を
除いた。氷冷しながら、ろ液に炭酸ナトリウムを44g
加えて、pH6にした。析出した結晶をろ過した後、水
で洗浄し、乾燥すると下記構造式(10)で示される2
−アミノ−6−(ヘプタフルオロ−n−プロピルチオ)
ベンゾイミダゾールが、薄い黄色結晶として5.88g
(収率83.9%)得られた。MASSスペクトルM+
=350、融点152〜154℃であった。IRスペク
トルを図4に示す。
【0029】
【化13】
【0030】
【発明の効果】本発明の化合物は光学記録媒体用の色素
の原料として極めて有用である。また、光学記録媒体の
用途以外に用いる色素、例えば液晶用色素、感熱転写用
色素、繊維用染料の中間体としても極めて有用なもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた化合物のIRスペクトルで
ある。
【図2】実施例2で得られた化合物のIRスペクトルで
ある。
【図3】実施例3で得られた化合物のIRスペクトルで
ある。
【図4】実施例4で得られた化合物のIRスペクトルで
ある。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)(式中、RはCn m
    2n-m+1(ここで、nは2又は3、mは0から2nまで
    の整数である。)を表し、X1 及びX2 はそれぞれ独立
    して水素原子、塩素原子又はメチル基を表す。)で示さ
    れるアミノベンゾチアゾール系化合物。 【化1】
  2. 【請求項2】 下記一般式(2)(式中、RはCn m
    2n-m+1(ここで、nは2又は3、mは0から2nまで
    の整数である。)を表し、X1 及びX2 はそれぞれ独立
    して水素原子、塩素原子又はメチル基を表す。)で示さ
    れる化合物にチオシアン酸塩類を反応させることを特徴
    とする請求項1記載のアミノベンゾチアゾール系化合物
    の製造方法。 【化2】
  3. 【請求項3】 一般式(2)(式中、RはCn m
    2n-m+1(ここで、nは2又は3、mは0から2nまでの
    整数である。)を表し、X1 及びX2 はそれぞれ独立し
    て水素原子、塩素原子又はメチル基を表す。)で示され
    るアニリン系化合物。 【化3】
  4. 【請求項4】 下記一般式(3)(式中、X1 及びX2
    はそれぞれ独立して水素原子、塩素原子又はメチル基を
    表す。)で示されるアミノチオフェノール系化合物にC
    n m 2n-m+1(式中、nは2又は3、mは0から2n
    までの整数であり、Yは臭素原子又はヨウ素原子を表
    す。)で示されるハロゲン化アルキル化合物を反応させ
    ることを特徴とする請求項3記載のアニリン系化合物の
    製造方法。 【化4】
  5. 【請求項5】 一般式(3)(式中、X1 及びX2 はそ
    れぞれ独立して水素原子、塩素原子又はメチル基を表
    す。)で示されるアミノチオフェノール系化合物を出発
    原料として、一般式(2)(式中、RはCn m
    2n-m+1(ここで、nは2又は3、mは0から2nまでの
    整数であり、X1 及びX2 はそれぞれ独立して水素原
    子、塩素原子又はメチル基を表す。)で示される化合物
    を経由することを特徴とする一般式(1)(式中、Rは
    n m 2n-m+1(ここで、nは2又は3、mは0から
    2nまでの整数である。)を示し、X1 及びX2 はそれ
    ぞれ独立して水素原子、塩素原子又はメチル基を表
    す。)で示されるアミノベンゾチアゾール系化合物の製
    造方法。 【化5】
JP4268857A 1992-06-02 1992-10-07 アミノベンゾチアゾール系化合物、アニリン系化合物及びそれらの製造方法 Pending JPH06116232A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010106031A (ja) * 2003-08-29 2010-05-13 Mitsui Chemicals Inc アニリン誘導体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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