JPH06116465A - 新規含フッ素重合体の製造方法、および硬化性組成物 - Google Patents

新規含フッ素重合体の製造方法、および硬化性組成物

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JPH06116465A
JPH06116465A JP20587293A JP20587293A JPH06116465A JP H06116465 A JPH06116465 A JP H06116465A JP 20587293 A JP20587293 A JP 20587293A JP 20587293 A JP20587293 A JP 20587293A JP H06116465 A JPH06116465 A JP H06116465A
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JP
Japan
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group
polymerizable unsaturated
unsaturated group
containing monomer
fluoroolefin
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JP20587293A
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English (en)
Inventor
Jiyunichi Tayanagi
順一 田柳
Takao Doi
孝夫 土居
Hirotsugu Yamamoto
博嗣 山本
Etsuko Sakai
悦子 酒井
Shigeyuki Ozawa
茂幸 小沢
Nobuyuki Miyazaki
信幸 宮崎
Mikio Yokota
幹男 横田
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】新規含フッ素重合体を製造する。 【構成】末端に加水分解性シリル基を有するポリオキシ
プロピレンの存在下においてクロロトリフルオロエチレ
ン、ブチルビニルエーテルなどの重合性不飽和基含有モ
ノマーを重合した。 【効果】耐候性に優れた硬化性組成物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐候性に優れる含フッ素
新規重合体およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シーリング材やコーティング材分
野においては、伸縮性に優れ、かつ耐候性にも優れさら
に常温での硬化が可能な樹脂の開発が必要とされてき
た。近年ではこれに加えて、例えばシリコーン樹脂のご
とく、上述の条件は満足しても、その中に含まれる低分
子量シリコーンオイルや可塑剤等のマイグレートによる
汚染発生の問題や、塗り重ね性の要求も生じてきてい
る。例えばシーリング材を例に取ると伸縮性の無い油性
コーキング材から、弾性系であるウレタン系、ポリサル
ファイド系へと発展し、さらに耐候性のよいシリコーン
系が開発された。が、低分子量シリコーンオイルによる
汚染性が著しいという欠点があった。
【0003】そこで骨格はポリアルキレンオキシドで架
橋部位のみシロキサン結合を持つ変成シリコーン等も開
発され、例えば特公昭45−36319号公報、特公昭
46−17553号公報、特公昭46−30711号公
報、特公昭61−18582号公報、特開昭60−67
47号、特開平3−43449号公報、特開平3−47
825号公報、特開平3−72527号公報、特開平3
−79627号公報、等に提案されている。しかしこれ
らは耐候性が充分とはいいがたいものであった。
【0004】上記変成シリコーンの物性を向上する目的
でアクリル系樹脂を混在させるものが特公昭63−65
086号公報、特開昭60−31556号公報、特開昭
60−228516号公報等、ビニル系重合体を混在さ
せるものが特公平4−56066号公報等に提案されて
いるが、これらもいずれも耐候性の面では充分とはいい
がたいものであった。
【0005】また同様な方法により粘着剤用重合体を提
供する提案が特公平4−15836号公報で提案されて
いるが、これにしてもアクリル系樹脂を複合化するもの
で接着性、特に長期接着保持性が充分とはいえないもの
であった。一方、耐候性が高い樹脂としてフッ素樹脂は
広く産業上利用されている。例えば4フッ化エチレン重
合体や4フッ化エチレン−オレフィン共重合体が知られ
ている。さらには、フルオロオレフィン−ビニルエーテ
ル系共重合体、フルオロオレフィン−ビニルエステル系
共重合体が知られており、これは塗料用組成物等として
利用されている。当該樹脂による被覆組成物は耐候性に
優れ、建築物の耐久性を高める等産業上の有益性が認め
られつつある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述の欠点を
解消しようとするものである。すなわち、伸縮性を有し
ながら、耐候性と耐汚染性の両面に優れた新規重合体を
提供すること、および新規重合体を用いた硬化性組成物
を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は次の発明であ
る。すなわち、平均して分子内に少なくとも1つの加水
分解性シリル基を含有するシリル基含有ポリオキシアル
キレン中においてフルオロオレフィンに基づく重合性不
飽和基含有モノマーおよび必要によりフルオロオレフィ
ンに基づく重合性不飽和基含有モノマーと共重合可能な
重合性不飽和基含有モノマーを重合することを特徴とす
る含フッ素重合体組成物の製造方法および平均して分子
内に少なくとも1つの加水分解性シリル基を含有するポ
リオキシアルキレンの存在下においてフルオロオレフィ
ンに基づく重合性不飽和基含有モノマーおよび必要によ
りフルオロオレフィンに基づく重合性不飽和基含有モノ
マーと共重合可能な重合性不飽和基含有モノマーを重合
して得られる新規含フッ素重合体を含有してなる硬化性
組成物である。
【0008】本発明における平均して分子内に少なくと
も1つの加水分解性シリル基を有するポリオキシアルキ
レンは、例えば上記の文献などに記載されている。平均
して分子内に少なくとも1つの加水分解性シリル基を有
するポリオキシアルキレンとしては、主鎖が実質的に−
R−O−からなる繰り返し単位からなるものがあげられ
る。ここでRは炭素数が1〜10の2価の炭化水素基お
よび/または含ハロゲン系炭化水素基である。
【0009】具体的には-(CH2)nO-(nは1 〜10の整数)
、-CH(CH3)-CH2-O- 、-CH(C2H5)-CH2-O-、-CH(O-CH2-C
H=CH2)CHCH2O-、-CH2-C(CH3)2-CH2-O- 、-CHCl-CH2-O
-、-CH2-C(CH2Cl)2-CH2-O- などがあげられ、これらの繰り返し単位が単独または2
種以上ランダム状あるいはブロック状に混在して含まれ
るものがあげられるがこれらのものに限るものではな
い。
【0010】好ましいポリオキシアルキレンはポリオキ
シアルキレンジオール、ポリオキシアルキレントリオー
ルおよびポリオキシアルキレンテトラオールがあげられ
る。また、アリル基などのオレフィン基を有する開始剤
を用いて製造したアリル末端ポリオキシアルキレンモノ
オールなどのオレフィン末端のポリオキシアルキレンも
使用できる。
【0011】本発明における加水分解性シリル基として
は、例えば式(1)で表されるシリル基がよい。
【0012】
【化3】 (ただし、aは0、1、2、または3の整数、bは0、
1、または2の整数、mは0以上の整数、ただし1≦a
+mbである。R1 、R2 は同種あるいは異種の炭素数
1〜10の炭化水素基あるいはハロゲン化炭化水素基、
Xは加水分解性基。)
【0013】加水分解性シリル基の導入方法としては下
記の(a)〜(c)の方法があげられる。 (a)下記(ア)〜(エ)の方法で得られる不飽和基を
含有するポリオキシアルキレンと下記式(2)なるハイ
ドロシラン化合物とを、反応させる。
【0014】
【化4】 (ここでa、b、m、X、R1 、R2 は前記に同じ。)
【0015】(ア)ポリオキシアルキレン(モノ)ポリ
オールの末端水酸基に、水酸基と反応しうる基と重合性
基を有する化合物を反応させる。このような化合物とし
ては、例えば(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸
クロライド、アリルイソシアネート、アリルアルコール
や2−ヒドロキシエチルビニルエーテル等の水酸基含有
重合性モノマーの末端を多官能イソシアネートあるいは
大過剰のホスゲン等で変成したもの、無水マレイン酸等
があげられる。
【0016】(イ)ポリオキシアルキレン(モノ)ポリ
オールの末端水酸基を変成し、その末端にさらに不飽和
基含有化合物を導入する。例えば、ポリオキシアルキレ
ンの末端水酸基のアルカリ金属アルコキシドとアリルク
ロライド、アリルブロマイド、p−クロロメチルスチレ
ン、p−ブロモメチルスチレン、2−クロロエチルビニ
ルエーテル等のハロゲンおよび不飽和基を含有する化合
物を反応させる。またはポリオキシアルキレンの末端水
酸基に過剰のジイソシアナート、あるいは大過剰のホス
ゲン、あるいはジカルボン酸(および/またはその無水
物)を反応させ、末端を変成した後、アリルアミン、ア
リルアルコール、ヒドロキシブチルビニルエーテル、2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等の活性水素
含有重合性モノマーを反応させる。
【0017】(ウ)ポリオキシアルキレンの重合に際
し、アリルグリシジルエーテル、ビニルグリシジルエー
テル、グリシジルメタクリレートなどの不飽和基含有モ
ノエポキシド化合物をアルキレンオキシドなどのモノエ
ポキシドとともに共重合させる。 (エ)重合性不飽和基と水酸基を有する化合物を開始剤
としてモノエポキシド化合物を反応させる。
【0018】(b)直接下記式(3)にあげるような化
合物を、ポリオキシアルキレン末端の水酸基あるいはあ
らかじめ下記(A)〜(D)にあげたような方法で導入
しておいたアミノ基、エポキシ基、イソシアネート基、
メルカプト基等と反応させ、導入する。
【0019】
【化5】
【0020】(ここでa、b、m、X、R1 、R2 は前
記に同じ、R3 は炭素数1〜10の2価の有機基、Yは
エポキシ基、アミノ基、水酸基、メルカプト基、イソシ
アナート基、カルボキシル基、不飽和基、(メタ)アク
リル基から選ばれる少なくとも1つの官能基を有する有
機基。)
【0021】(A)イソシアネート基 ポリオキシアルキレン(モノ)ポリオールの末端水酸基
と過剰の多官能イソシアナートを反応させる。 (B)エポキシ基 ポリオキシアルキレン(モノ)ポリオールの末端水酸基
をアルカリ金属によりアルコラート化後、エピクロロヒ
ドリンを反応させる。
【0022】(C)アミノ基 ポリオキシアルキレン(モノ)ポリオールの末端水酸基
をアンモニアで直接アミノ化する。または(A)、
(B)で得られるポリオキシアルキレンの末端イソシア
ネート基またはエポキシ基を過剰の多官能アミンと反応
させる。 (D)メルカプト基 ポリオキシアルキレン(モノ)ポリオールの末端に環状
スルフィドを反応させる。または(A)で得られるポリ
オキシアルキレン末端イソシアネート基とメルカプトエ
タノールのようなメルカプト基およびイソシアネート基
と反応しうる基を有する化合物を反応させる。またはポ
リオキシアルキレン末端を塩素化した後、二硫化ナトリ
ウム等と反応させた後、還元し末端メルカプト基を導入
する。
【0023】(c)下記式(4)に示すような加水分解
性シリル基含有エポキシ化合物をポリオキシアルキレン
の重合の際に添加、共重合することで導入する。
【0024】
【化6】 (ここでa、b、m、X、R1 、R2 は前記に同じ。)
【0025】シリル基含有ポリオキシアルキレン中の加
水分解性シリル基数は全末端基中で平均して少なくとも
1個である。
【0026】上記ポリオキシアルキレンの分子量には特
に制限がなく、用途に応じて種々の分子量のものが使用
可能である。分子量1000以下のものを用いた場合、得ら
れる重合体は、比較的硬度は固いが弾性を有し、弾性塗
料、ホットメルト粘着剤等として用いることができる。
分子量1000以上50000 以下のものを用いた場合、得られ
る重合体は常温で流動性を示し、そのままで、感圧性接
着剤、硬化性部位を導入したものはシーラント等の用途
として利用できる。分子量50000 以上のものを用いた場
合、例えば流動性と耐候性、耐熱性に優れる含フッ素ゴ
ムとして利用できる。
【0027】またポリオキシアルキレンの分子量分布
は、特に制限されるものではなく、貯蔵安定性、粘度、
作業性、硬化時の物性等により、任意に使用することが
できる。分子量分布は前記の各項目には影響するが、本
発明の耐候性に優れた硬化性組成物を与える点では分子
量分布は影響を受けない。
【0028】本発明においてフルオロオレフィンに基づ
く重合性不飽和基含有モノマーとしては、テトラフルオ
ロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、トリフルオ
ロエチレン、フツ化ビニリデン、フッ化ビニル、ヘキサ
フルオロプロピレン、ペンタフルオロエチレン、パーフ
ルオロプロピルビニルエーテルなどの炭素数2〜10、
特に炭素数2〜6程度のフルオロオレフィンが好ましく
採用される。なかでも、水素が完全にハロゲンに置換さ
れているパーハロフルオロオレフィンが最も好ましい。
【0029】これらフルオロオレフィンに基づく重合性
不飽和基含有モノマーの重合単位が重合体に含有される
ことにより、驚くべきことに、通常のポリオキシアルキ
レン系重合体以上の基材密着性が発現することがわかっ
た。これはこれらモノマーの重合単位が含有されること
で基材に対する濡れ性が改善されるためと考えられる。
【0030】また、本発明に用いられるフルオロオレフ
ィンに基づく重合単位以外に必要によりフルオロオレフ
ィンに基づく重合性不飽和基含有モノマーと共重合しう
る重合性不飽和基含有モノマーの重合単位が共重合成分
として含まれうる。ここであげられる共重合性不飽和基
含有モノマーとしてはビニル基、アリル基、アクリロイ
ル基、メタクリロイル基などの重合性部位を有する化合
物がある。具体的にはオレフィン類、ビニルエーテル
類、ビニルエステル類、アリルエーテル類、アリルエス
テル類、アクリル酸エステル類、メタクリル酸エステル
類、クロトン酸エステル類などが例示される。
【0031】かかる重合性不飽和基含有モノマーとして
は、炭素に結合した水素の一部ないし全部がフッ素に置
換されたものを採用してもよい。これらの重合単位が適
当量含まれることにより耐候性を損なうことなく、重合
体の温度特性の制御が可能である、コストの低減が図れ
る等の利点が生ずる。
【0032】また必要により添加しうる上記共重合性不
飽和基含有モノマーの中でもビニルエーテル類、ビニル
エステル類、アリルエーテル類、アリルエステル類、α
オレフィン類、クロトン酸エステル類を用いると、フル
オロオレフィンと交互共重合する確率が高く、耐候性の
面で好ましい。特に好ましくはビニルエーテル類であ
る。
【0033】具体的な化合物としてはメチルビニルエー
テル、エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、
イソブチルビニルエーテル、クロロエチルビニルエーテ
ル、パーフルオロアルキルビニルエーテル等のビニルエ
ーテル類、エチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブ
チレン、シクロヘキセン等のオレフィン類、アリルアル
コール、メチルアリルエーテル、エチルアリルエーテ
ル、ブチルアリルエーテル、シクロヘキシルアリルエー
テル、2−ヒドロキシエチルアリルエーテル等のアリル
エーテル類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビ
ニル、イソ酪酸ビニル、吉草酸ビニル、カプロン酸ビニ
ル、カプリル酸ビニル、ベオバ9およびベオバ10(シ
ェル化学社製C9 およびC10からなる分岐脂肪酸のビニ
ルエステルの商品名)、バーサティック酸ビニル等の脂
肪酸ビニルエステル類、エチルアクリレート、メチルメ
タクリレート、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレ
ート、シクロヘキシルメタクリレート等のアクリル酸あ
るいはメタクリル酸エステル類、クロトン酸エチル、ク
ロトン酸ブチル、クロトン酸シクロヘキシル、クロトン
酸−2−ヒドロキシルエチル、クロトン酸−2−ヒドロ
キシルブチル等のクロトン酸エステル類があげられる。
【0034】本発明の重合体はそのままでも例えばシー
ラントや粘着剤として用いることができるが、硬化性部
位を有する重合性不飽和基含有モノマーを含むことも、
本発明の新規含フッ素重合体の物性、接着性を改善する
ためには好ましい。硬化性部位を硬化剤または硬化触媒
により硬化することにより新規含フッ素重合体の物性が
向上する他、特に上記触媒、硬化剤を用いなくても、硬
化性部位の極性により、重合体の接着性を大幅に向上さ
せることができる。このような硬化性部位としては水酸
基、アミノ基、エポキシ基、メルカプト基、イソシアナ
ート基、カルボキシル基、アルデヒド基、N−メチロー
ル基、不飽和基、無水酸基、酸アミド基、加水分解性シ
リル基などが考えられる。
【0035】なかでも加水分解性シリル基を有する重合
性不飽和基含有モノマーを重合の際添加した場合、得ら
れる重合体が、特に硬化剤がなくても、硬化触媒の添加
および水分により架橋し、強度物性、接着性を向上させ
ることができるので、好ましい。このようなモノマーと
しては例えば下式(5)にあげるような化合物が例示で
きる。
【0036】
【化7】
【0037】(Aは重合性不飽和基を含む有機基、a、
b、m、X、R1 、R2 は前記に同じ。)
【0038】具体的な式(5)で表される化合物として
は、例えばジメトキシメチルビニルシラン、トリメトキ
シビニルシラン、ジエトキシメチルビニルシラン、ジメ
トキシメチルアリルシラン、アクリル酸ジメトキシメチ
ルシリルプロピル、メタクリル酸トリメトキシシリルプ
ロピル、ジメトキシメチルシリルプロピルビニルエーテ
ル、ジメトキシメチルシリルプロピルアリルエーテル等
があげられる。
【0039】また、水酸基、エポキシ基含有重合性不飽
和基含有モノマー、(メタ)アクリルアミド、(メタ)
アクリルアミド誘導体、無水マレイン酸等の重合性不飽
和基含有モノマーを重合時に添加することも、得られる
重合体をそのまま用いる場合においても充分な接着性が
発現するので好ましい。
【0040】具体的な化合物としては、2−ヒドロキシ
エチルビニルエーテル、2−ヒドロキシブチルビニルエ
ーテル、アリルアルコール、2−ヒドロキシエチルアリ
ルエーテル、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、クロトン酸2−ヒドロキシエチル等の水酸基含有重
合性不飽和基含有モノマー類、グリシジルアリルエーテ
ル、グリシジルビニルエーテル、グリシジルアクリレー
ト、グリシジルメタクリレート等のエポキシ基含有重合
性不飽和基含有モノマー、アクリルアミド、メタクリル
アミド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロー
ルメタクリルアミド、無水マレイン酸等があげられる。
【0041】上記にあげたフルオロオレフィンに基づく
重合性不飽和基含有モノマーと共重合可能な重合性不飽
和基含有モノマーを使用する場合、全モノマー量に対し
て80モル%以下が好ましい。80モル%を超えると該
重合体が充分な耐熱性、耐候性、耐久接着性等の効果が
得られない。より好ましくは70モル%以下、特に好ま
しくは60モル%以下が好ましい。
【0042】上記重合性不飽和基含有モノマーを重合さ
せるにあたり、硬化性部位を有する連鎖移動剤、硬化性
部位を有する開始剤を用いるのも得られる重合体の物
性、接着性を向上させるためには好ましい。これらの化
合物として具体的には例えば以下のようなものがあげら
れる。
【0043】連鎖移動剤としてはメルカプトエタノー
ル、チオグリセロール等の水酸基含有連鎖移動剤、メル
カプト酢酸等のメルカプト系連鎖移動剤、(H2 N−C
64 −S)2 、(HOOC−C64 −S)2 、(H
OOC−CH2 −S)2 等のジスルフィド系連鎖移動
剤、下式(6)、(7)で表される連鎖移動剤。
【0044】
【化8】
【化9】
【0045】(Zは遊離ラジカルにより活性化される基
重合性不飽和基を含む有機基、R4 は炭素数1〜20の
脂肪族不飽和基を含まない2価の炭化水素基、a、b、
m、X、R1 、R2 は前記に同じ。)
【0046】具体的にはZがメルカプト基、塩素基、臭
素基、アミノ基である化合物が好ましく、例えば3−メ
ルカプトプロピルジメトキシメチルシラン、3−メルカ
プトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロ
ピルトリエトキシシラン等の加水分解性シリル基含有メ
ルカプト系連鎖移動剤、p−ブロモメチルフェニルトリ
メトキシシラン、3−クロロプロピルジメトキシメチル
シラン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−
クロロプロピルトリエトキシシラン、((CH3 O)3
SiC36 S−)2 等があげられる。
【0047】開始剤としては、 HO-C3H6-C(CH3)(CN)-N=N-C(CH3)(CN)-C3H6-OH HO-CH2-C(CH3)(CN)-N=N-C(CH3)(CN)-CH2-OH HOOC-C2H4-C(CH3)(CN)-N=N-C(CH3)(CN)-C2H4-COOH のような水酸基、カルボキシル基含有アゾ系開始剤、下
式(8)のような加水分解性シリル基含有アゾ系開始剤
があり、具体的には(9)、(10)で表される化合物
があげられる。
【0048】
【化10】
【化11】
【化12】
【0049】重合方法は通常のフルオロオレフィン系モ
ノマーを重合する場合と同様の方法で行うことができ
る。すなわち、開始剤としては上記にあげた硬化性部位
含有ラジカル開始剤の他、通常のラジカル開始剤による
方法、電離性放射線による方法等が採用できる。溶剤は
必要に応じて添加してもよいが、本発明のようにポリオ
キシアルキレン中で行う場合、フッ素樹脂の溶液あるい
はフッ素樹脂の分散体を調整する際に必須とされる重合
溶剤が必ずしも必要とされないことがその特徴としてあ
げられる。また重合の際に平均して少なくとも1つの加
水分解性シリル基を有するポリオキシアルキレン以外の
ポリオキシアルキレンを混合してもよい。また重合度調
整剤として上記にあげた硬化性部位含有連鎖移動剤以外
の、一般的な連鎖移動剤を添加してもよい。
【0050】本発明において重合に用いるモノマーは一
度に仕込んでもよいし、内温制御のために連続あるいは
分割してフィードすることも可能である。
【0051】上記のようにして得られる新規含フッ素重
合体は、そのままで粘着剤、接着剤として使用しうる。
または硬化触媒、硬化剤を添加してもよいし、他の硬化
性組成物と混合して用いてもよい。以下に添加剤につい
て説明する。
【0052】硬化触媒としては、加水分解性シリル基の
硬化反応を促進する硬化促進触媒を用いてもよい。この
ような硬化触媒としては、アルキルチタン酸塩、有機珪
素チタン酸塩、ビスマストリス−2−エチルヘキソエー
ト、オクチル酸錫およびジブチル錫ジラウレートの如き
カルボン酸の金属塩:ジブチルアミン−2−エチルヘキ
ソエート等の如きアミン塩:並びに他の酸性触媒および
塩基性触媒を使用しうる。また、上記触媒を混合したも
の、加熱処理などの化学変性を加えたものを用いてもよ
【0053】また例えば水酸基、アミノ基、メルカプト
基等が硬化性部位として導入された場合、これらに硬化
剤として、多官能の末端がイソシアネート基、エポキシ
基、カルボキシル基、無水酸基等の官能基を有する化合
物、および必要によりこれらの官能基の反応を促進する
触媒を添加し、硬化性組成物としてもよい。
【0054】また、かかる組成物は、上記3種の成分の
他に、充填剤、溶剤、光安定剤、紫外線吸収剤、熱安定
剤、レベリング剤、接着性付与剤、可塑剤、物性調整
剤、空気酸化硬化性化合物、光重合開始剤、該開始剤に
より重合する重合性単量体、光重合性単量体、などが添
加配合されていてもよい。
【0055】充填材としては、フュームシリカ、沈降性
シリカ、無水ケイ酸、含水ケイ酸およびカーボンブラッ
クの如き補強性充填材;炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、ケイソウ土、焼成クレー、クレー、タルク、酸化
チタン、ベントナイト、有機ベントナイト、酸化第二
鉄、酸化亜鉛、活性亜鉛華、水添ヒマシ油およびシラス
バルーン、などの如き充填材;石綿、ガラス繊維および
フィラメントの如き繊維状充填材が使用できる。
【0056】これら充填材で強度の高い硬化組成物を得
たい場合には、主にフュームシリカ、沈降性シリカ、無
水ケイ酸、含水ケイ酸、カーボンブラック、表面処理微
細炭酸カルシウム、焼成クレー、クレー、および活性亜
鉛華などから選ばれる充填材を本発明硬化性組成物10
0重量部に対し、1〜1000重量部の範囲で使用すれ
ば、好ましい結果が得られる。また、低強度で伸びが大
である硬化組成物を得たい場合には、主に酸化チタン、
炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、表面を処理した
炭酸カルシウム、膠質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、タルク、酸化第二鉄、酸化亜鉛、およびシラスバル
ーンなどから選ばれる充填材を本発明硬化性組成物10
0重量部に対し、0.1〜1000重量部の範囲で使用
すれば好ましい結果が得られる。もちろんこれら充填材
は、1種類のみで使用してもよいし、2種類以上混合使
用してもよい。
【0057】溶剤としては、メタノール、エタノール、
イソプロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール等
のアルコール類、メチルエチルケトン等のケトン類、キ
シレン、トルエン等の芳香族系溶剤等があげられる。光
安定剤、紫外線吸収剤、熱安定剤としては一般に用いら
れている、ヒンダードアミン系、ベンゾトリアゾール
系、ベンゾフェノン系、ベンゾエート系、シアノアクリ
レート系、フェノール系、アクリレート系、ヒンダード
フェノール系、イオウ系、リン系等の各化合物が適宜用
いることができる。
【0058】接着性付与剤としては以下のような化合物
があげられる。 1.シランカップリング剤 例えば前記式(3)あるいは下式(11)で表される化
合物である。
【0059】
【化13】
【0060】(ここでR5 はR1 、R2 と同種または異
種の炭素数1〜10の炭化水素基またはハロゲン化炭化
水素基、a、b、m、X、R1 、R2 は前記に同じ。)
【0061】具体的な化合物としては、例えばテトラメ
トキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラフェノキ
シシラン等のテトラアルコキシシラン類、γ−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン、γ−アミノプロピルジメトキシメチルシ
ラン、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)トリメ
トキシシラン、3−(2−アミノエチルアミノプロピ
ル)ジメトキシメチルシラン等のアミノシラン類、γ−
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリジ
ドプロピルジメトキシメチルシラン、β−(3,4−エ
ポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等の
エポキシシラン類、γ−メタクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルジメトキシ
メチルシラン等のメタクリルシラン類、ビニルトリメト
キシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルジメト
キシメチルシラン、ビニルトリクロロシラン等のビニル
シラン類等があげられる。これらの化合物を(本発明組
成物に対し、0.01以上、好ましくは0.1〜20重
量部程度)添加することにより、優れた接着性を得るこ
とができる
【0062】2.エポキシ化合物 本発明の組成物に添加しうるエポキシ化合物としては、
一般のエポキシ樹脂があげられる。エポキシ樹脂として
は、エピクロロヒドリン−ビスフェノールA型エポキシ
樹脂、エピクロロヒドリン−ビスフェノールF型エポキ
シ樹脂、テトラブロモビスフェノールAのグリシジルエ
ーテルなどの難燃型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキ
シ樹脂、水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフ
ェノールAプロピレンオキシド付加物のグリシジルエー
テル型エポキシ樹脂、ジグリシジル−p−オキシ安息香
酸、フタル酸ジグリシジルエステル、テトラヒドロフタ
ル酸ジグリシジルエステル、ヘキサヒドロフタル酸ジグ
リシジルエステルなどのジグリシジルエステル系エポキ
シ樹脂、m−アミノフェノール系エポキシ樹脂、ジアミ
ノジフェニルメタン系エポキシ樹脂、ウレタン変性エポ
キシ樹脂、各種脂環式エポキシ樹脂、N,N−ジグリシ
ジルアニリン、N,N−ジグリシジル−o−トルイジ
ン、トリグリシジルイソシアヌレート、ポリアルキレン
グリコールジグリシジルエーテル、グリセリンなどの多
価アルコールのグリシジルエーテル、ヒダントイン型エ
ポキシ樹脂、石油樹脂などのごとき不飽和重合体のエポ
キシ化物、等の一般に使用されているエポキシ樹脂、や
エポキシ基を含有するビニル系重合体等が例示される
が、これらに限定されるものではない。
【0063】これらのエポキシ樹脂のうちでは、エポキ
シ基を分子内に少なくとも2個含有するものが、硬化の
際に反応性が高く、また硬化物が3次元的網目を形成し
やすい等の点から好ましく、また、さらに好ましいもの
としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、フタル酸
エステル系ジグリシジルエステル類、ノボラック型エポ
キシ樹脂類、分子内に少なくとも2個エポキシ基を含有
するビニル系重合体があげられる。
【0064】また本発明組成物に上記エポキシ樹脂の硬
化剤あるいは硬化触媒を併用してもよい。このような硬
化剤としては一般に用いられるエポキシ樹脂用硬化剤が
あげられる。具体的には、例えば、トリエチレンテトラ
ミン、テトラエチレンペンタミン、ジエチルアミノプロ
ピルアミン、N−アミノエチルピペラジン、m−キシリ
レンジアミン、m−フェニレンジアミン、ジアミノジフ
ェニルメタン、ジアミノジフェニルスルフォン、イソホ
ロンジアミン、2,4,6−トリス(ジメチルアミノメ
チル)フェノール、等のアミン類、3級アミン塩類、ポ
リアミド樹脂、イミダゾール類、ジシアンジアミド類、
三フッ化ホウ素錯化合物類、無水フタル酸、ヘキサヒド
ロ無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、エンドメ
チレンテトラヒドロ無水フタル酸、ドデシニル無水コハ
ク酸、無水ピロメリット酸等の無水カルボン酸、フェノ
キシ樹脂、カルボン酸類、アルコール類等、エポキシ基
と反応しうる基を平均して分子内に少なくとも1個有す
るポリアルキレンオキシド系重合体(末端アミノ化ポリ
オキシプロピレングリコール、末端カルボキシル化ポリ
オキシプロピレングリコール等) 、末端がアミノ基、カ
ルボキシル基、水酸基等で修飾されたポリブタジエン、
水添ポリブタジエン、アクリルニトリル−ブタジエン共
重合体、アクリル系重合体等の液状ビニル系重合体、等
が例示されるがこれらに限られるものではない。これら
の硬化剤は上記エポキシ化合物100重量部に対して
0.1〜300重量部程度の範囲で目的によって適宜量
使用すればよい。
【0065】また本発明の組成物に作業性を向上させる
ために可塑剤を添加するのも好ましい。可塑剤として
は、一般に用いられる可塑剤、例えば、ジオクチルフタ
レート、ジブチルフタレート、ジアリルフタレート、ブ
チルベンジルフタレートのようなフタル酸エステル類、
アジピン酸ジオクチル、コハク酸イソデシル等の脂肪族
2塩基酸エステル類、ジエチレングリコールジベンゾエ
ート、ペンタエリスリトールエステル等のグリコールエ
ステル類、オレイン酸ブチル、アセチルシリノール酸メ
チル等の脂肪族エステル類、リン酸トリクレジル、リン
酸トリオクチル、リン酸オクチルジフェニル等のリン酸
エステル類、エポキシ化大豆油、エポキシステアリン酸
ベンジル等のエポキシ系可塑剤、塩素化パラフィン、等
の一般的可塑剤があげられるが、これ以外に高分子可塑
剤を用いるのも、可塑剤のマイグレーションによる周辺
汚染の防止等のために好ましい。
【0066】このような高分子可塑剤の具体例として
は、2塩基酸と2価アルコールとのポリエステル類など
のポリエステル系可塑剤、ポリオキシプロピレングリコ
ールやその誘導体等のポリエーテル類、ポリ−α−メチ
ルスチレン、ポリスチレン等のポリスチレンのオリゴマ
ー類、ポリブタジエン、ブタジエン−アクリロニトリル
共重合体、ポリクロロプレン、ポリイソプレン、ポリブ
テン、水添ポリブテン等のオリゴマー類があげられるが
これらに限定されるものではない。これらのうちでは可
塑剤としての効果から、分子量が300〜20000程
度のものが好ましく、さらに好ましくは本発明組成物と
の相溶性がよいポリアルキレンオキシド重合体が好まし
い。特に好ましくは数平均分子量が1000以上の水酸
基を有するポリアルキレンオキシド、あるいは末端に水
酸基を有しないポリアルキレンオキシドである。
【0067】さらに本発明組成物の物性調製剤として分
子内に1個のシラノール基を有する化合物、あるいは該
化合物を加水分解により生成させうる化合物を添加して
もよい。このような化合物としては、トリメチルシラノ
ール、トリメチルメトキシシラン、トリメチルエトキシ
シラン、トリメチルフェノキシシラン、トリメチルクロ
ロシラン、ヘキサメチルジシラザン、ジメチルビニルフ
ェノキシシラン、N,O−ビストリメチルシリルアセト
アミド等のシラン化合物、等があげられる。これらの化
合物は本発明組成物の末端加水分解性シリル基に結合し
た全加水分解性基に対し、0.01〜1.5当量の範囲
で、所望の物性になるように適宜添加することができ
る。
【0068】また空気酸化硬化性化合物としては、桐
油、あまに油等に代表される乾性油や、該化合物を変性
して得られる各種アルキッド樹脂、乾性油により変性さ
れたアクリル系重合体、シリコーン樹脂、1,2−ポリ
ブタジエン、1,4−ポリブタジエン、C5 〜C8 ジエ
ンの重合体や共重合体などのジエン系重合体、さらには
該重合体や共重合体の各種変性物(マレイン化変性、ボ
イル油変性等)などがあげられるが、これらのうちでは
桐油、ジエン系重合体のうちの液状物(液状ジエン系重
合体)、水添ヒマシ油やその変性物が特に好ましい。こ
れらの空気酸化硬化性化合物は単独でも、2種以上用い
てもよい。
【0069】光重合開始剤としては一般に用いられるア
セトフェノン系などの化合物があげられる。また光重合
性単量体としては、一般に用いられる電子線あるいは紫
外線硬化性樹脂用に用いられている多官能の変成アクリ
レート等のアクリル系特殊モノマー等があげられる。
【0070】以上にあげられたような添加剤を添加した
場合、本発明で得られる高い耐候性を損なうことなく接
着性、作業性、貯蔵安定性、硬化性等を所望の物性に制
御することができ、場合によってはさらに耐候性を向上
することもできる。本発明の新規含フッ素重合体は、粘
着剤シーリング剤、防水剤、コーティング剤などに、そ
のまま、あるいは原料として他の添加物と混合され、使
用しうるが、特に硬化物の耐久性、耐候性が要求される
用途に好適である。
【0071】
【実施例】以下実施例をあげるが、本発明は下記実施例
に限定されるものではない。
【0072】合成例1 グリセリンを開始剤として亜鉛ヘキサシアノコバルテー
ト触媒を用いてプロピレンオキシドの重合を行い、平均
分子量が20000のポリオキシプロピレントリオール
を得た。得られたポリオキシプロピレントリオールの末
端を水酸化ナトリウムによりアルコラート化した後、ア
リルクロライドを反応させた。このものをヘキサン−水
系に溶解し、副生塩を水層に除去し、ヘキサン層よりヘ
キサンを除去することにより、末端がアリル基のポリオ
キシプロピレントリオールを得た。さらにこのものを白
金触媒の存在下、メチルジメトキシシランと反応させ
て、末端の90%にシリル基を含有する平均分子量20
000のポリオキシプロピレントリオールを得た。
【0073】合成例2 プロピレングリコールを開始剤として水酸化カリウム触
媒を用いてプロピレンオキシドの重合を行い、平均分子
量3000の2官能PPGを合成した。このPPGの末
端を金属ナトリウムによりアルコラート化した後、末端
基の2/3当量のジクロロメタンを反応させた後、1/
3当量のアリルクロライドを反応させた後、ヘキサンー
水系に溶解し、副生塩を水層に除去し、ヘキサン層より
ヘキサンを除去することにより、平均分子量が8000
の末端アリル基含有ポリオキシプロピレンジオールを得
た。さらにこのものを白金触媒の存在下、メチルジメト
キシシランと反応させて、末端の70%にシリル基を含
有する平均分子量8000のポリオキシプロピレンジオ
ールを得た。
【0074】合成例3 プロピレングリコールを開始剤として、アルミニウムポ
ルフィリンを触媒としてプロピレンオキシドの重合を行
い、平均分子量8000の、ゲル浸透クロマトグラフに
より測定したMw/Mnが1.10のポリオキシプロピ
レンジオールを得た。このポリオキシプロピレンジオー
ルの末端を金属ナトリウムによりアルコラート化した
後、アリルクロライドと反応させ、末端をアリル化し、
ヘキサン−水系に溶解し、副生塩を水層に除去し、ヘキ
サン層よりヘキサンを除去することにより、末端をアリ
ル基に変成した。さらにこのものを白金触媒の存在下、
メチルジメトキシシランと反応させて、末端の70%に
シリル基を含有する平均分子量8000、Mw/Mnが
1.10のポリオキシプロピレンジオールを得た。
【0075】合成例4 プロピレングリコールを開始剤として、水酸化カリウム
を触媒としてプロピレンオキシドの重合を行い、平均分
子量が3000のポリオキシプロピレンジオールを得
た。このポリオキシプロピレンジオールを金属ナトリウ
ムによりアルコラート化した後、アリルクロライドと反
応させ、ヘキサン−水系に溶解し、副生塩を水層に除去
し、ヘキサン層よりヘキサンを除去することにより、末
端アリル化し、さらにこのものを白金触媒の存在下、メ
チルジメトキシシランと反応させて、末端の60%にシ
リル基を含有する平均分子量3000のポリオキシプロ
ピレンジオールを得た。
【0076】合成例5 グリセリンを開始剤として亜鉛ヘキサシアノコバルテー
ト触媒を用いてプロピレンオキシドの重合を行い、平均
分子量10000のポリオキシプロピレントリオールを
得た。このものを水酸化ナトリウムを用いてアルコラー
ト化した後、アリルクロライドを加えて反応させ、ヘキ
サンー水系に溶解し、副生塩を水層に除去し、ヘキサン
層よりヘキサンを除去することにより、末端をアリル基
に変換した。ついで得られた末端アリル基含有ポリオキ
シプロピレントリオールに、塩化白金酸触媒存在下、メ
チルジメトキシシランを反応させて、末端の80%にシ
リル基を導入したシリル基含有ポリオキシプロピレント
リオールを得た。
【0077】合成例6 プロピレングリコールを開始剤として亜鉛ヘキサシアノ
コバルテート触媒を用いてプロピレンオキシドの重合を
行い、平均分子量8000のポリオキシアルキレントリ
オールを得た。このものを水酸化ナトリウムを用いてア
ルコラート化した後、アリルクロライドを加えて反応さ
せ、ヘキサン−水系に溶解し、副生塩を水層に除去し、
ヘキサン層よりヘキサンを除去することにより、末端を
アリル基に変換した。ついで得られた末端アリル基含有
ポリオキシプロピレントリオールに、塩化白金酸触媒存
在下、メチルジメトキシシランを反応させて、末端の8
0%にシリル基を導入したシリル基含有ポリオキシプロ
ピレンジオールを得た。
【0078】合成例7 ペンタエリスリトールを開始剤として亜鉛ヘキサシアノ
コバルテート触媒を用いてプロピレンオキシドの重合を
行い、平均分子量16000のポリオキシプロピレンテ
トラオールを得た。このものにγ−イソシアナートプロ
ピルジメトキシメチルシランを反応させて、末端が95
%シリル化されたポリオキシプロピレンテトラオールを
得た。
【0079】合成例8 平均分子量が4000のポリオキシテトラメチレングリ
コール(PTG−4000保土ヶ谷化学工業社製)の末
端を水酸化ナトリウムを用いてアルコラート化した後、
アリルクロライドを加えて末端をアリル基に変換した。
ついで得られた末端アリル基含有ポリオキシテトラメチ
レングリコールに、塩化白金酸触媒存在下、メチルジメ
トキシシランを反応させて、末端の65%にシリル基を
導入したシリル基含有ポリオキシテトラメチレングリコ
ールを得た。
【0080】実施例1〜8 表1に示す組成の各化合物をオートクレーブに仕込み、
65℃、20hr重合した後、添加物の除去が必要なも
のはろ過後、得られた重合体より溶媒を除去し、含フッ
素重合体を得た。この重合体100gに対し、重質炭酸
カルシウム75g、膠質炭酸カルシウム75g、ジオク
チルフタレート50g、スチレン化フェノール1.5
g、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤1g、ヒンダー
ドアミン系老化防止剤1gを3本ペイントロールで充分
に混練した後、オクチル酸錫3gおよびラウリルアミン
1gを混合したものを加えてさらに混練したものを、J
IS−A−5758に準拠し、H型試験片を作成し、所
定の養生を行った後、引っ張り試験を行った。その結果
を表1に併せて示す。また、同時に2mm厚シートを作
成し、サンシャインウエザオメータにて表面耐候性試験
を実施した。
【0081】比較例1〜3 合成例1、2および5で得られたポリオキシプロピレン
について実施例1〜8と同様に試験を行った結果を表2
に示す。
【0082】表1、表2よりわかるように、本発明の含
フッ素重合体は引っ張り特性(伸び、強度とも)に優れ
ることがわかる。また含フッ素重合体合成に用いる重合
性単量体として硬化性部位を含有するものを用いると、
さらに引っ張り強度、接着強度が向上することがわか
る。またサンシャインウエザオメータの結果、比較例1
〜3のものは500hr〜800hrで表面にクラック
が発生するが、実施例1〜8のものは3000hr経過
後も初期状態を保持し全く異常はなかった。
【0083】比較例4 合成例2で得られた重合体100gをオートクレーブに
仕込み、減圧脱揮後、系内を窒素置換し、90℃まで昇
温し、加温撹拌しておく。そこにn−ブチルアクリレー
ト48.5g、2−エチルヘキシルアクリレート48.
5g、γ−メタクリルオキシプロピルジメトキシメチル
シラン2g、AIBN5gの混合溶液を90℃でオート
クレーブ内を撹拌しつつ2hrかけて徐々に仕込んだ。
滴下終了後、15分後と30分後にさらに各々AIBN
0.25gを追加した。追加終了後さらに30分間撹拌
をし、重合反応を終了し、重合体を得た。
【0084】得られた重合体100gを実施例4で得ら
れた重合体100gの代わりに用いて実施例4と同様に
して2mm厚シートを作成し、サンシャインウエザオメ
ータで耐候性試験を行ったが、3000hr経過する以
前に表面にクラックが発生していた。以上の実施例、比
較例より、本発明含フッ素重合体を用いた組成物は耐候
性に非常に優れていることがわかる。
【0085】実施例9〜10 表3に示す組成で各ポリエーテル、クロロトリフルオロ
エチレン、溶媒をオートクレーブに仕込み、撹拌しつつ
60℃の昇温し、ここにクロロトリフルオロエチレン以
外のモノマーおよび開始剤の混合液を5時間かけて徐々
に仕込みつつ重合を進行させた。この仕込み終了後さら
に60℃で5時間反応を継続させた後、脱溶媒により各
含フッ素重合体を得た。
【0086】実施例11〜17 表3に示す組成で各単量体、ポリエーテル、溶媒、添加
剤、開始剤をオートクレーブに仕込み、60℃、20h
r重合した後、添加剤の濾過、脱溶媒により各含フッ素
重合体を得た。
【0087】実施例18〜28 比較例5〜15 実施例1および8〜17にて得られた重合体について、
後述するような組成で硬化し、表面耐候性試験を行った
が、実施例18〜28のものについては3000hr経
過後も全く以上がなかったが、比較例5〜15のものに
ついては500〜1000hrの間で表面が分解溶融し
てしまった。以上のことから本発明含フッ素重合体に前
期にあげた各添加剤を所定量添加した場合でも、得られ
る組成物が耐候性を損なうことなく非常に優れることが
わかる。以下に各実施例、比較例の詳細を記載する。
【0088】実施例18 実施例9で得られた重合体100g、重質炭酸カルシウ
ム75g、膠質炭酸カルシウム75g、酸化チタン20
g、ジオクチルフタレート50g、3−(2−アミノエ
チルアミノプロピル)トリメトキシシラン1g、γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン1g、ノクラッ
クNS−6(大内新興化学社製)1g、チヌビン327
(チバガイギー社製)1g、サノールLS−770(チ
バガイギー社製)1g、#918(三共有機合成社製の
有機錫系化合物)2gを添加し、3本ペイントロールで
充分に混練した後、2mm厚シートにし、20℃、60
%RHで14日間養生、硬化させた。
【0089】実施例19 実施例9で得られた重合体の代わりに、実施例10で得
られた重合体100gを用いた他は実施例18と全く同
様にして2mm厚シートを作成した。
【0090】比較例5 実施例9で得られた重合体の代わりに、合成例2で得ら
れた重合体100gを用いた他は実施例18と全く同様
にして2mm厚シートを作成した。
【0091】比較例6 実施例10で得られた重合体の代わりに、合成例3で得
られた重合体100gを用いた他は実施例19と全く同
様にして2mm厚シートを作成した。
【0092】実施例20 実施例11で得られた重合体100g、重質炭酸カルシ
ウム25g、膠質炭酸カルシウム25g、酸化チタン5
g、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)トリメト
キシシラン2g、2,2’−メチレン−ビス−(4−メ
チル−6−t−ブチルフェノール)1g、メチルトリメ
トキシシラン2g、分子量5000のポリオキシプロピ
レントリオールの末端が一級アミノ化されたアミノ化ポ
リオール20g、2,4,6−トリス(ジメチルアミノ
メチル)フェノール6g、を添加し、3本ペイントロー
ルで充分混練しておいた(A液)。別に、エポキシ樹脂
としてエピコート828(油化シェルエポキシ社製ビス
フェノールA型エポキシ樹脂)を60g、ジブチル錫ジ
ラウレート2g、重質炭酸カルシウム30gを3本ペイ
ントロールで充分混練しておき、これに前記A液を加え
混合したものを2mm厚シートにし、20℃、60%R
Hで14日間養生、硬化させた。
【0093】比較例7 実施例11で得られた重合体の代わりに、合成例5の重
合体のみ100gを使用した他は実施例20と全く同様
の方法で検討を行った。
【0094】実施例21 実施例12で得られた重合体100g、重質炭酸カルシ
ウム50g、膠質炭酸カルシウム50g、酸化チタン2
0g、数平均分子量6000のゲルパーミエーションク
ロマトグラフによる分子量分布(Mw/Mn)が1.1
0のポリオキシプロピレンジオール50g、3−(2−
アミノエチルアミノプロピル)トリメトキシシラン2
g、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン2
g、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン1g、
ノクラックNS−6(大内新興化学社製)1g、ベンゾ
トリアゾール系紫外線吸収剤1g、ヒンダードアミン系
安定剤1g、メタノール2g、を添加し3本ペイントロ
ールで充分に混練した後、ジブチル錫オキシド1gおよ
びジオクチルフタレート1gをあらかじめ加熱撹拌した
ものを添加し、さらに3本ペイントロールで充分に混練
したものを2mm厚シートにし、20℃、60%RHで
14日間養生、硬化させた。
【0095】比較例8 実施例12で得られた重合体の代わりに、合成例4の重
合体のみ100gを使用した他は実施例21と全く同様
の方法で検討を行った。
【0096】実施例22 実施例13で得られた重合体100g、重質炭酸カルシ
ウム75g、膠質炭酸カルシウム75g、酸化チタン2
0g、数平均分子量2000の末端がアリルエーテル化
されたポリオキシアルキレンジオール50g、3−(2
−アミノエチルアミノプロピル)トリメトキシシラン1
g、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1
g、ノクラックNS−6 1g、ベンゾトリアゾール系
紫外線吸収剤1g、ヒンダードアミン系安定剤1g、メ
タノール2gを添加し3本ペイントロールで充分に混練
した後、ジブチル錫ジアセチルアセトナート2gを添加
し、さらに3本ペイントロールで充分に混練したものを
2mm厚シートにし、20℃、60%RHで14日間養
生、硬化させた。
【0097】比較例9 実施例13で得られた重合体の代わりに、合成例2の重
合体のみ100gを使用した他は実施例22と全く同様
の方法で検討を行った。
【0098】実施例23 実施例14で得られた重合体100g、重質炭酸カルシ
ウム30g、膠質炭酸カルシウム20g、酸化チタン1
0g、ジオクチルフタレート50g、3−(2ーアミノ
エチルアミノプロピル)ジメトキシメチルシラン2g、
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1g、γ
−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン1g、エ
ピコート828を50g、分子量5000のポリオキシ
プロピレントリオールの末端が一級アミノ化されたアミ
ノ化ポリオール20g、トリエチレンテトラミン10
g、スチレン化フェノール1g、ベンゾトリアゾール系
紫外線吸収剤0.3g、ヒンダードアミン系老化防止剤
0.3gを添加し、3本ペイントロールで充分混練した
後、#918を2g添加しさらに3本ペイントロールで
充分に混練したものを2mm厚シートにし、20℃、6
0%RHで14日間養生、硬化させた。
【0099】比較例10 実施例14で得られた重合体の代わりに、合成例6の重
合体100gを使用した他は実施例23と全く同様の方
法で検討を行った。
【0100】実施例24 実施例15で得られた重合体100g、重質炭酸カルシ
ウム75g、膠質炭酸カルシウム75g、酸化チタン2
0g、ジオクチルフタレート50g、トリメチルフェノ
キシシラン3g、桐油10g、ペンタエリスリト−ルテ
トラアクリレート5g、スチレン化フェノール1g、ベ
ンゾトリアゾール系紫外線吸収剤1g、ヒンダードアミ
ン系老化防止剤1g、水0.1gを3本ペイントロール
で充分に混練し、さらにオクチル酸錫3gおよびラウリ
ルアミン1gを添加し、3本ペイントロールで混練した
ものを2mm厚シートにし、20℃、60%RHで14
日間養生、硬化させた。
【0101】比較例11 実施例15で得られた重合体の代わりに、合成例1の重
合体のみ100gを使用した他は実施例24と全く同様
の方法で検討を行った。
【0102】実施例25 実施例16で得られた重合体100g、重質炭酸カルシ
ウム75g、膠質炭酸カルシウム75g、酸化チタン2
0g、ジオクチルフタレート50g、3−(2−アミノ
エチルアミノプロピル)トリメトキシシラン1g、γ−
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン2g、γ−メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシラン1g、スチレ
ン化フェノール1g、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収
剤1g、ヒンダードアミン系老化防止剤1g、ジブチル
錫ジラウレート2g、ラウリルアミン1gを添加し、3
本ペイントロールで充分に混練した後、2mm厚シート
にし、20℃、60%RHで14日間養生、硬化させ
た。
【0103】比較例12 実施例16で得られた重合体の代わりに、合成例7の重
合体のみ100gを使用した他は実施例25と全く同様
の方法で検討を行った。
【0104】実施例26 実施例17で得られた重合体100g、エピコート82
8を50g、ポリアミド樹脂(東京化成社製、G−62
4)25g、ノクラックNS−6(大内新興化学社製)
1g、チヌビン327(チバガイギー社製)1g、サノ
ールLS−770(チバガイギー社製)1g、オクチル
酸錫3g、ラウリルアミン0.75gを添加しよく混合
した後、気泡が入らぬよう注意しながら2mm厚シート
にし、20℃で4日間、50℃で2日間、さらに130
℃で1日硬化させた。
【0105】比較例13 実施例17で得られた重合体の代わりに、合成例8の重
合体100gを使用した他は実施例26と全く同様の方
法で検討を行った。
【0106】実施例27 実施例8で得られた重合体100g、重質炭酸カルシウ
ム75g、膠質炭酸カルシウム75g、酸化チタン20
g、ジオクチルフタレート50g、3−(2−アミノエ
チルアミノプロピル)トリメトキシシラン1g、γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン1g、ノクラッ
クNS−6(大内新興化学社製)1g、チヌビン327
(チバガイギー社製)1g、サノールLS−770(チ
バガイギー社製)1g、ジブチル錫ビスアセチルアセト
ナート2gを添加し、3本ペイントロールで充分に混練
した後、2mm厚シートにし、20℃、60%RHで1
4日間養生、硬化させた。
【0107】比較例14 実施例8で得られた重合体の代わりに、合成例5で得ら
れた重合体100gを使用した他は実施例27と全く同
様の方法で検討を行った。
【0108】実施例28 実施例1で得られた重合体100g、重質炭酸カルシウ
ム75g、膠質炭酸カルシウム75g、酸化チタン20
g、ジオクチルフタレート50g、3−(2−アミノエ
チルアミノプロピル)トリメトキシシラン1g、γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン1g、ノクラッ
クNS−6(大内新興化学社製)1g、チヌビン327
(チバガイギー社製)1g、サノールLS−770(チ
バガイギー社製)1g、ペンタエリスリトールテトラア
クリレート2g、#918(三共有機合成社製の有機錫
系化合物)2gを添加し、3本ペイントロールで充分に
混練した後、2mm厚シートにし、20℃、60%RH
で14日間養生、硬化させた。
【0109】比較例15 実施例1で得られた重合体の代わりに、合成例1で得ら
れた重合体100gを使用した他は実施例28と全く同
様の方法で検討を行った。
【0110】表1〜表3を以下に示す。表中の略号は下
記の通りである。 CTFE;クロロトリフルオロエチレン、TFE;テト
ラフルオロエチレン、EVE;エチルビニルエーテル、
2−HEA;2−ヒドロキシエチルアリルエーテル、P
Vac;ピバリン酸ビニル、Vac;酢酸ビニル、P
P;プロピレン、GVE;グリシジルビニルエーテル、
AGE;アリルグリシジルエーテル、VEPSi;γ−
ジメトキシメチルシリルプロピルビニルエーテル、AI
BN;アゾビスイソブチロニトリル、PBIB;t−ブ
チルパーイソブチレート、HSDMSi;γ−メルカプ
トプロピルジメトキシメチルシラン、HFP;ヘキサフ
ルオロプロピレン、PPVE;パーフルオロプロピルビ
ニルエーテル、BVE;ブチルビニルエーテル、HBV
E;4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、V−9;ベ
オバ9(シェル化学社製C9の分岐脂肪酸のビニルエス
テルの商品名)、ET;エチレン、PP;プロピレン、
1−BT;1−ブテン、PFO;炭素数8〜9のパーフ
ルオロ基を有するα−オレフィン(代表的構造;C6
13−CH=CH2)、MAA;メタクリルアミド 添加剤1;Mg0.7Al0.3O1.15 なる組成の化合物、 添加
剤2;2MgO・6SiO2・xH2Oなる組成の化合物、添加剤3;M
gO これらの使用量はgで示した。また、CF;凝集破壊を
示す。
【0111】
【表1】
【0112】
【表2】
【0113】
【表3】
【0114】
【発明の効果】以上示したように本発明は含フッ素重合
体組成物を容易に合成する方法である。本発明の含フッ
素重合体組成物を含有する硬化性組成物は、従来問題と
なっていた耐候性が大幅に改良されるものであり、加え
て強固なフッ素樹脂骨格が混在することにより、伸び特
性も改善されることが明らかとなった。また、フルオロ
オレフィンに基づく重合性不飽和基含有モノマーの重合
単位が重合体に含有されることにより、驚く程の基材密
着性が発現することがわかった。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 71/02 LQE 9167−4J (72)発明者 酒井 悦子 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内 (72)発明者 小沢 茂幸 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内 (72)発明者 宮崎 信幸 神奈川県川崎市幸区塚越3丁目474番地2 旭硝子株式会社玉川分室内 (72)発明者 横田 幹男 神奈川県川崎市幸区塚越3丁目474番地2 旭硝子株式会社玉川分室内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平均して分子内に少なくとも1つの加水分
    解性シリル基を含有するシリル基含有ポリオキシアルキ
    レン中においてフルオロオレフィンに基づく重合性不飽
    和基含有モノマーおよび必要によりフルオロオレフィン
    に基づく重合性不飽和基含有モノマーと共重合可能な重
    合性不飽和基含有モノマーを重合することを特徴とする
    新規含フッ素重合体組成物の製造方法。
  2. 【請求項2】加水分解性シリル基が下記式(1)で示さ
    れる、請求項1の製造方法。 【化1】 (ただし、aは0、1、2、または3の整数、bは0、
    1、または2の整数、mは0以上の整数、ただし1≦a
    +mbである。R1 、R2 は同種あるいは異種の炭素数
    1〜10の炭化水素基あるいはハロゲン化炭化水素基、
    Xは加水分解性基。)
  3. 【請求項3】フルオロオレフィンに基づく重合性不飽和
    基含有モノマーと共重合可能な重合性不飽和基含有モノ
    マーが、ビニルエーテル類、ビニルエステル類、アリル
    エーテル類、アリルエステル類、オレフィン類およびク
    ロトン酸エステル類から選ばれる少なくとも1種の重合
    性不飽和基含有モノマーを含む、請求項1の製造方法。
  4. 【請求項4】フルオロオレフィンに基づく重合性不飽和
    基含有モノマーと共重合可能な重合性不飽和基含有モノ
    マーの少なくとも1種が、硬化性部位を有する重合性不
    飽和基含有モノマーである、請求項1の製造方法。
  5. 【請求項5】硬化性部位が下記式(1)で示される加水
    分解性シリル基である、請求項4の製造方法。 【化2】 (ただし、aは0、1、2、または3の整数、bは0、
    1、または2の整数、mは0以上の整数、ただし1≦a
    +mbである。R1 、R2 は同種あるいは異種の炭素数
    1〜10の炭化水素基あるいはハロゲン化炭化水素基、
    Xは加水分解性基。)
  6. 【請求項6】硬化性部位が、エポキシ基および水酸基か
    ら選ばれる有機基である、請求項4の製造方法。
  7. 【請求項7】平均して分子内に少なくとも1つの加水分
    解性シリル基を含有するポリオキシアルキレンの存在下
    においてフルオロオレフィンに基づく重合性不飽和基含
    有モノマーおよび必要によりフルオロオレフィンに基づ
    く重合性不飽和基含有モノマーと共重合可能な重合性不
    飽和基含有モノマーを重合して得られる新規含フッ素重
    合体を含有してなる硬化性組成物。
JP20587293A 1992-07-29 1993-07-28 新規含フッ素重合体の製造方法、および硬化性組成物 Pending JPH06116465A (ja)

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JP22205192 1992-07-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011032341A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Asahi Glass Co Ltd 新規な含フッ素共重合体および膜

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JP2011032341A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Asahi Glass Co Ltd 新規な含フッ素共重合体および膜

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