JPH0611689A - パネルヒータ内蔵型電子機器 - Google Patents
パネルヒータ内蔵型電子機器Info
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- JPH0611689A JPH0611689A JP28951491A JP28951491A JPH0611689A JP H0611689 A JPH0611689 A JP H0611689A JP 28951491 A JP28951491 A JP 28951491A JP 28951491 A JP28951491 A JP 28951491A JP H0611689 A JPH0611689 A JP H0611689A
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- Japan
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- panel heater
- electronic device
- thermal fuse
- temperature
- lug plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パネルヒータ内蔵型の電子機器における安全
装置としての温度ヒューズの誤動作を防止する。 【構成】 パネルヒータ1と、それを駆動する電気回路
と、安全装置としてパネルヒータの電極2と電気回路と
の間に接続された温度ヒューズ5とを備えたパネルヒー
タ内蔵型電子機器において、該温度ヒューズをパネルヒ
ータの面上に実装する。
装置としての温度ヒューズの誤動作を防止する。 【構成】 パネルヒータ1と、それを駆動する電気回路
と、安全装置としてパネルヒータの電極2と電気回路と
の間に接続された温度ヒューズ5とを備えたパネルヒー
タ内蔵型電子機器において、該温度ヒューズをパネルヒ
ータの面上に実装する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、安全装置として温度ヒ
ューズを実装したヒータ内蔵型の電子機器に関し、特に
その温度ヒューズの実装構造に関するものである。
ューズを実装したヒータ内蔵型の電子機器に関し、特に
その温度ヒューズの実装構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機、プリンターおよび車載用
液晶ディスプレー等の電子機器には、その機能原理上も
しくは性能保障上、ヒータを内蔵したものが数多く製品
化されている。これらは産業分野のみならず、家庭用と
しても市場を広げつつある。
液晶ディスプレー等の電子機器には、その機能原理上も
しくは性能保障上、ヒータを内蔵したものが数多く製品
化されている。これらは産業分野のみならず、家庭用と
しても市場を広げつつある。
【0003】これらの電子機器は、ユーザとしては便利
な装置であるが、ヒータという発熱源を内蔵しているた
め、発煙事故や発火事故が発生する場合もしばしば見受
けられる。原因としては電子回路の故障、部品の破損お
よびユーザの取扱い誤り等多岐に渡っている。
な装置であるが、ヒータという発熱源を内蔵しているた
め、発煙事故や発火事故が発生する場合もしばしば見受
けられる。原因としては電子回路の故障、部品の破損お
よびユーザの取扱い誤り等多岐に渡っている。
【0004】一方、これら電子機器の製造メーカは、様
々な使用形態を考慮して回路設計や構造設計を行ない、
品質検査にも力を入れている。特に回路設計上は、部品
不良や製造ミスがあってもヒータが加熱しないようにロ
ジックを組み、さらに二重の安全を図るため温度ヒュー
ズを取り入れることが多い。
々な使用形態を考慮して回路設計や構造設計を行ない、
品質検査にも力を入れている。特に回路設計上は、部品
不良や製造ミスがあってもヒータが加熱しないようにロ
ジックを組み、さらに二重の安全を図るため温度ヒュー
ズを取り入れることが多い。
【0005】しかしながら、温度ヒューズは、原理上そ
のリード部分からの熱伝導により熱を検知するものであ
るため、取り付け位置、周囲の構造、環境温度によって
熱伝達効率が変化し、ヒータ暴走時に設定温度で確実に
ヒューズが切れるようにするためには、熱伝導の綿密な
設計と充分な評価が必要となる。
のリード部分からの熱伝導により熱を検知するものであ
るため、取り付け位置、周囲の構造、環境温度によって
熱伝達効率が変化し、ヒータ暴走時に設定温度で確実に
ヒューズが切れるようにするためには、熱伝導の綿密な
設計と充分な評価が必要となる。
【0006】図4は従来の温度ヒューズ実装構造の一例
を示す。図4において、40は加熱対象物、41は加熱
対象物40の或る平面部に貼り付けられたパネルヒータ
(面状ヒータ)、42はパネルヒータの一方の電極、4
3は電極42に一端を半田付けされたリード線である。
44はそのリード線43の他端にカシメされた圧着端子
で、ネジ止め用の穴明き形状をしている。45は温度ヒ
ューズ47のリード部をカシメする圧着端子で、ネジ止
め用の穴明き形状をしている。46は圧着端子44およ
び45を共締め固定するためのネジ、47はあらかじめ
必要溶断温度を設定した温度ヒューズ、48は温度ヒュ
ーズ47のもう一方のリードをカシメする圧着端子、4
9はヒータ駆動回路(図示せず)からの電気を供給する
ためのリード線、50はリード線49にカシメされた圧
着端子、51は圧着端子48および50を共締め固定す
るネジである。
を示す。図4において、40は加熱対象物、41は加熱
対象物40の或る平面部に貼り付けられたパネルヒータ
(面状ヒータ)、42はパネルヒータの一方の電極、4
3は電極42に一端を半田付けされたリード線である。
44はそのリード線43の他端にカシメされた圧着端子
で、ネジ止め用の穴明き形状をしている。45は温度ヒ
ューズ47のリード部をカシメする圧着端子で、ネジ止
め用の穴明き形状をしている。46は圧着端子44およ
び45を共締め固定するためのネジ、47はあらかじめ
必要溶断温度を設定した温度ヒューズ、48は温度ヒュ
ーズ47のもう一方のリードをカシメする圧着端子、4
9はヒータ駆動回路(図示せず)からの電気を供給する
ためのリード線、50はリード線49にカシメされた圧
着端子、51は圧着端子48および50を共締め固定す
るネジである。
【0007】図4に示すように、従来の電子機器におけ
る温度ヒューズは、パネルヒータの面上以外の場所に、
通常、パネルヒータから離して配置されていた。
る温度ヒューズは、パネルヒータの面上以外の場所に、
通常、パネルヒータから離して配置されていた。
【0008】ここで、図4において温度ヒューズ47が
溶断に至る熱の伝達経路について説明する。この伝達経
路のひとつ目はパネルヒータ41の電極42からリード
線43ならびに圧着端子44および45を通って温度ヒ
ューズ47のリード部を伝わっていく経路、ふたつ目は
パネルヒータ41の熱が温度ヒューズ47との間の空気
層を通って温度ヒューズ47の両リード線および本体部
に伝わっていく経路が考えられる。したがって、パネル
ヒータ41が暴走した場合にあらかじめ設定した溶断温
度で確実に温度ヒューズ47を切れさせるためには、リ
ード線43の長さを一定にし、さらに止めネジ46およ
び51を入れるための加熱対象物40の穴位置を一定に
することが必要である。
溶断に至る熱の伝達経路について説明する。この伝達経
路のひとつ目はパネルヒータ41の電極42からリード
線43ならびに圧着端子44および45を通って温度ヒ
ューズ47のリード部を伝わっていく経路、ふたつ目は
パネルヒータ41の熱が温度ヒューズ47との間の空気
層を通って温度ヒューズ47の両リード線および本体部
に伝わっていく経路が考えられる。したがって、パネル
ヒータ41が暴走した場合にあらかじめ設定した溶断温
度で確実に温度ヒューズ47を切れさせるためには、リ
ード線43の長さを一定にし、さらに止めネジ46およ
び51を入れるための加熱対象物40の穴位置を一定に
することが必要である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では上述のリード線の長さやネジ穴位置を一定にし
たとしても、温度ヒューズ47の検知精度に依然として
問題が残っている。原因には大きく分けて2つあり、ひ
とつは環境温度の変化で、もうひとつは空気の対流であ
る。
来例では上述のリード線の長さやネジ穴位置を一定にし
たとしても、温度ヒューズ47の検知精度に依然として
問題が残っている。原因には大きく分けて2つあり、ひ
とつは環境温度の変化で、もうひとつは空気の対流であ
る。
【0010】まず前者について説明する。仮に常温環境
下でパネルヒータ41の通常動作温度をTmin とし、さ
らにパネルヒータ41暴走時に、周囲部材の発煙を考え
てパネルヒータ41上の温度がTmax で温度ヒューズ4
7が溶断するよう考えた場合、温度ヒューズ47の溶断
温度をTS 設定にしたとすると、低温環境下ではリード
線43、圧着端子44,45および止めネジ46から周
囲の空気へ逃げる熱が常温環境時より多くなる(熱損失
が大きくなる)ため、パネルヒータ41の温度がTmax
に到達した時に、温度ヒューズ47の温度はTS には到
達できず、結果として温度ヒューズ47が溶断する前に
パネルヒータ41の温度がTmax を充分越え、発煙や発
火というトラブルが発生する危険が生じる。高温環境下
においては、先に述べた熱損失が小さくなるため、パネ
ルヒータ41の温度がTmax に到達するよりも充分早
く、温度ヒューズ47の温度がTS に到達し、Tmin 付
近で温度ヒューズ47が溶断してしまうことが考えられ
る。したがって、Tmax とTmin の差が小さい場合には
環境温度の高低によって電極42から温度ヒューズ47
までの間の熱損失が増減し、最悪の場合にパネルヒータ
41が通常動作中に温度ヒューズ47が溶断して加熱不
良が発生したり、または周囲部材が発煙や発火を始めて
も温度ヒューズ47が溶断せずにパネルヒータ41へ電
流が流れ続ける場合が考えられる。
下でパネルヒータ41の通常動作温度をTmin とし、さ
らにパネルヒータ41暴走時に、周囲部材の発煙を考え
てパネルヒータ41上の温度がTmax で温度ヒューズ4
7が溶断するよう考えた場合、温度ヒューズ47の溶断
温度をTS 設定にしたとすると、低温環境下ではリード
線43、圧着端子44,45および止めネジ46から周
囲の空気へ逃げる熱が常温環境時より多くなる(熱損失
が大きくなる)ため、パネルヒータ41の温度がTmax
に到達した時に、温度ヒューズ47の温度はTS には到
達できず、結果として温度ヒューズ47が溶断する前に
パネルヒータ41の温度がTmax を充分越え、発煙や発
火というトラブルが発生する危険が生じる。高温環境下
においては、先に述べた熱損失が小さくなるため、パネ
ルヒータ41の温度がTmax に到達するよりも充分早
く、温度ヒューズ47の温度がTS に到達し、Tmin 付
近で温度ヒューズ47が溶断してしまうことが考えられ
る。したがって、Tmax とTmin の差が小さい場合には
環境温度の高低によって電極42から温度ヒューズ47
までの間の熱損失が増減し、最悪の場合にパネルヒータ
41が通常動作中に温度ヒューズ47が溶断して加熱不
良が発生したり、または周囲部材が発煙や発火を始めて
も温度ヒューズ47が溶断せずにパネルヒータ41へ電
流が流れ続ける場合が考えられる。
【0011】次に後者について、パネルヒータ41の許
容温度(上限温度)Tmax 、パネルヒータ41の通常動
作時の常温環境下での温度Tmin およびヒューズ47の
溶断温度TS は前者と同一条件に設定したと仮定した場
合で説明を加える。図5は温度ヒューズ47とパネルヒ
ータ41の断面と熱の移動を示したものである。図中、
パネルヒータ41の熱は空気中をQ1 によって移動し、
温度ヒューズ47を温める。ところが空気は対流する性
質があるため、パネルヒータ41の加熱中は温度ヒュー
ズ47付近の熱の流れQF やパネルヒータ41上の熱の
流れQp が生じる。これらの流れQF ,QP は、周囲の
隙間、該電子機器の姿勢や他の内蔵部品の温度や形状に
よっても空気の流れ方や方向が変化するため、その熱量
移動を一定にすることが難しく再現性も乏しい。そのた
めにTmax に対する温度ヒューズ47の温度はばらつき
が大きく、もし製品設計上、発煙や発火を考慮すればマ
ージンをみて温度ヒューズ47の溶断温度TS は低い設
定となり、最悪の場合はパネルヒータ41の通常動作時
に温度ヒューズ47が溶断して加熱不良となるか、もし
くは加熱不良の回避を重視して溶断温度TS を高く設定
すれば、最悪の場合にTmax を越えても温度ヒューズ4
7が電流を流し続けて発煙、発火の危険がある。
容温度(上限温度)Tmax 、パネルヒータ41の通常動
作時の常温環境下での温度Tmin およびヒューズ47の
溶断温度TS は前者と同一条件に設定したと仮定した場
合で説明を加える。図5は温度ヒューズ47とパネルヒ
ータ41の断面と熱の移動を示したものである。図中、
パネルヒータ41の熱は空気中をQ1 によって移動し、
温度ヒューズ47を温める。ところが空気は対流する性
質があるため、パネルヒータ41の加熱中は温度ヒュー
ズ47付近の熱の流れQF やパネルヒータ41上の熱の
流れQp が生じる。これらの流れQF ,QP は、周囲の
隙間、該電子機器の姿勢や他の内蔵部品の温度や形状に
よっても空気の流れ方や方向が変化するため、その熱量
移動を一定にすることが難しく再現性も乏しい。そのた
めにTmax に対する温度ヒューズ47の温度はばらつき
が大きく、もし製品設計上、発煙や発火を考慮すればマ
ージンをみて温度ヒューズ47の溶断温度TS は低い設
定となり、最悪の場合はパネルヒータ41の通常動作時
に温度ヒューズ47が溶断して加熱不良となるか、もし
くは加熱不良の回避を重視して溶断温度TS を高く設定
すれば、最悪の場合にTmax を越えても温度ヒューズ4
7が電流を流し続けて発煙、発火の危険がある。
【0012】以上説明したように、従来例ではパネルヒ
ータ41暴走時に通電を止めなければならない時のパネ
ルヒータ41の上限温度Tmax と、通常動作時のパネル
ヒータ41の温度Tmin との差が小さい場合(たとえば
後の実施例で述べるところの液晶装置保温用ヒータの場
合)には、温度ヒューズ47の検知温度が周囲の環境温
度や電子機器の姿勢、他の内蔵部品の温度や形状によっ
てバラツキが大きくなり温度ヒューズ47をある値TS
に設定しても加熱不良やパネルヒータ暴走による発煙や
発火の危険があった。
ータ41暴走時に通電を止めなければならない時のパネ
ルヒータ41の上限温度Tmax と、通常動作時のパネル
ヒータ41の温度Tmin との差が小さい場合(たとえば
後の実施例で述べるところの液晶装置保温用ヒータの場
合)には、温度ヒューズ47の検知温度が周囲の環境温
度や電子機器の姿勢、他の内蔵部品の温度や形状によっ
てバラツキが大きくなり温度ヒューズ47をある値TS
に設定しても加熱不良やパネルヒータ暴走による発煙や
発火の危険があった。
【0013】本発明は、上述の従来例における問題点に
鑑みてなされたもので、安全装置として温度ヒューズを
実装したパネルヒータ内蔵型の電子機器において、温度
ヒューズの誤動作、すなわちパネルヒータの通常動作時
の溶断や、パネルヒータの過熱時の不溶断を防止するこ
とを目的とする。
鑑みてなされたもので、安全装置として温度ヒューズを
実装したパネルヒータ内蔵型の電子機器において、温度
ヒューズの誤動作、すなわちパネルヒータの通常動作時
の溶断や、パネルヒータの過熱時の不溶断を防止するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では、パネルヒータと、それを駆動する電気
回路と、安全装置としてパネルヒータの電極と電気回路
との間に接続された温度ヒューズとを備えたパネルヒー
タ内蔵型電子機器において、該温度ヒューズをパネルヒ
ータの面上に実装したことを特徴とする。
め、本発明では、パネルヒータと、それを駆動する電気
回路と、安全装置としてパネルヒータの電極と電気回路
との間に接続された温度ヒューズとを備えたパネルヒー
タ内蔵型電子機器において、該温度ヒューズをパネルヒ
ータの面上に実装したことを特徴とする。
【0015】本発明の好ましい実施例においては、前記
温度ヒューズを固定および位置決めするために金属製の
ラグ板を使用する。この際、前記パネルヒータはガラス
板上にその発熱体としてITO膜またはSnO2 膜パタ
ーンを、かつその発熱体パターンが前記温度ヒューズお
よびそのリード部およびラグ板部を回避するように、か
つ必要な安全規格上の絶縁距離を確保可能な位置に形成
する。温度ヒューズは、該温度ヒューズの一方のリード
を前記パネルヒータの電極に半田付けし、他方のリード
を前記電気回路にケーブルを介して電気的に接続された
ラグ板へカシメまたは半田付けすることにより、パネル
ヒータおよび電気回路と電気的に接続する。ラグ板には
前記パネルヒータの外形部に突き当てて位置を決めるた
めの折り曲げ部を設ける。ラグ板は前記ケーブルの先端
の被覆部および芯線部をカシメして固定する形状を有し
この固定部分は前記パネルヒータのガラス基板端より突
き出ている。前記ラグ板とパネルヒータのガラス板との
固定は、熱伝性を有する接着剤(例えば導電粒子を含有
したシリコン系接着剤)、Agペーストまたは超音波半
田を使用して行なう。さらに前記温度ヒューズのリード
長さは、温度ヒューズ本体の引き出し部から半田付け部
まで10〜15mmとする。
温度ヒューズを固定および位置決めするために金属製の
ラグ板を使用する。この際、前記パネルヒータはガラス
板上にその発熱体としてITO膜またはSnO2 膜パタ
ーンを、かつその発熱体パターンが前記温度ヒューズお
よびそのリード部およびラグ板部を回避するように、か
つ必要な安全規格上の絶縁距離を確保可能な位置に形成
する。温度ヒューズは、該温度ヒューズの一方のリード
を前記パネルヒータの電極に半田付けし、他方のリード
を前記電気回路にケーブルを介して電気的に接続された
ラグ板へカシメまたは半田付けすることにより、パネル
ヒータおよび電気回路と電気的に接続する。ラグ板には
前記パネルヒータの外形部に突き当てて位置を決めるた
めの折り曲げ部を設ける。ラグ板は前記ケーブルの先端
の被覆部および芯線部をカシメして固定する形状を有し
この固定部分は前記パネルヒータのガラス基板端より突
き出ている。前記ラグ板とパネルヒータのガラス板との
固定は、熱伝性を有する接着剤(例えば導電粒子を含有
したシリコン系接着剤)、Agペーストまたは超音波半
田を使用して行なう。さらに前記温度ヒューズのリード
長さは、温度ヒューズ本体の引き出し部から半田付け部
まで10〜15mmとする。
【0016】
【作用】本発明によれば、先の従来例に対し、温度ヒュ
ーズをパネルヒータ上に実装したことにより、その従来
例で検知精度悪下の原因となっていた熱損失の影響や空
気の対流の問題を回避できるため、パネルヒータの通常
動作温度と発火発煙防止の上限温度との差が小さい電子
機器においても、最適な温度ヒューズの設定が可能とな
り、パネルヒータの通常動作時の加熱不良と、暴走時の
発煙や発火に対しても信頼性ある電子機器を提供するこ
とができる。
ーズをパネルヒータ上に実装したことにより、その従来
例で検知精度悪下の原因となっていた熱損失の影響や空
気の対流の問題を回避できるため、パネルヒータの通常
動作温度と発火発煙防止の上限温度との差が小さい電子
機器においても、最適な温度ヒューズの設定が可能とな
り、パネルヒータの通常動作時の加熱不良と、暴走時の
発煙や発火に対しても信頼性ある電子機器を提供するこ
とができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
る。
【0018】図1〜3は本発明の第1の実施例に係る電
子機器の温度ヒューズ実装構造を示す。図1は鳥瞰図、
図2は断面図、図3は電気回路のブロック図である。図
中、同一部品には同一符号を示してこれらの構造と機能
を説明する。
子機器の温度ヒューズ実装構造を示す。図1は鳥瞰図、
図2は断面図、図3は電気回路のブロック図である。図
中、同一部品には同一符号を示してこれらの構造と機能
を説明する。
【0019】図1において、1はガラス基板に発熱体と
してITO膜またはSnO2 をパターニングしたパネル
ヒータで、温度ヒューズ5およびラグ板8を実装する部
分はパターンを無くしている。2はCu箔または超音波
半田によりなるパネルヒータ1の一方の電極部、3はパ
ネルヒータ1の発熱範囲(パターニング範囲)、4は温
度ヒューズの一方のリード部6aと電極部2の電気的接
続および温度ヒューズ5の固定のための半田付け部であ
る。温度ヒューズ5は、パネルヒータ1の暴走時に温度
を検知して溶断しヒータ駆動回路19からパネルヒータ
1への通電を切るためのものである。温度ヒューズ5の
一方のリード6aはパネルヒータ1の電極部2へ接続さ
れている。6bは温度ヒューズ5のもう一方のリード部
でラグ板8に固定されている。7aはそのリード部6b
のカシメ部の一方で、7bはリード部6bを約90°に
曲げた先端をカシメするもう一方の部分、7cはラグ板
8をパネルヒータ1の外形に位置決めするための折り曲
げ部である。ラグ板8は、温度ヒューズ5のリード部6
bおよびヒータ駆動回路の接続ケーブル10とをカシメ
する部分を有し、かつパネルヒータ1上の発熱範囲3外
に折り曲げ部7cによって位置決めされ、シリコン系の
熱伝導性接着剤11によって接着固定されている。9a
はヒータ駆動回路19(図3)からの電気をパネルヒー
タ1へ供給する接続ケーブル10の芯線をカシメする部
分、9bは接続ケーブル10の被覆をカシメする部分で
ある。12はパネルヒータ1の発熱により、ある設定温
度に加熱され、本発明の装置の画像表示を行なうところ
の液晶セル(例えば、強誘電性液晶セル)で、透明電極
をパターニングした2枚のガラス基板を貼り合わせて液
晶を封入したものである。13は液晶セル12とパネル
ヒータ1を最適隙間に保ち、相互を固定するところのシ
リコン系の接着剤である。
してITO膜またはSnO2 をパターニングしたパネル
ヒータで、温度ヒューズ5およびラグ板8を実装する部
分はパターンを無くしている。2はCu箔または超音波
半田によりなるパネルヒータ1の一方の電極部、3はパ
ネルヒータ1の発熱範囲(パターニング範囲)、4は温
度ヒューズの一方のリード部6aと電極部2の電気的接
続および温度ヒューズ5の固定のための半田付け部であ
る。温度ヒューズ5は、パネルヒータ1の暴走時に温度
を検知して溶断しヒータ駆動回路19からパネルヒータ
1への通電を切るためのものである。温度ヒューズ5の
一方のリード6aはパネルヒータ1の電極部2へ接続さ
れている。6bは温度ヒューズ5のもう一方のリード部
でラグ板8に固定されている。7aはそのリード部6b
のカシメ部の一方で、7bはリード部6bを約90°に
曲げた先端をカシメするもう一方の部分、7cはラグ板
8をパネルヒータ1の外形に位置決めするための折り曲
げ部である。ラグ板8は、温度ヒューズ5のリード部6
bおよびヒータ駆動回路の接続ケーブル10とをカシメ
する部分を有し、かつパネルヒータ1上の発熱範囲3外
に折り曲げ部7cによって位置決めされ、シリコン系の
熱伝導性接着剤11によって接着固定されている。9a
はヒータ駆動回路19(図3)からの電気をパネルヒー
タ1へ供給する接続ケーブル10の芯線をカシメする部
分、9bは接続ケーブル10の被覆をカシメする部分で
ある。12はパネルヒータ1の発熱により、ある設定温
度に加熱され、本発明の装置の画像表示を行なうところ
の液晶セル(例えば、強誘電性液晶セル)で、透明電極
をパターニングした2枚のガラス基板を貼り合わせて液
晶を封入したものである。13は液晶セル12とパネル
ヒータ1を最適隙間に保ち、相互を固定するところのシ
リコン系の接着剤である。
【0020】次に図2において、14は燃焼性を有する
PVAフィルム材料からなる下偏光板、15は液晶セル
の画像を明るくして見易くするためのバックライトユニ
ット16は液晶セル12を固定するためのセル固定板、
17はセル固定板16を支持するところの枠部、18は
液晶セル12とセル固定板16およびセル固定板16と
枠部17を固定する弾性のあるシリコン系接着剤であ
る。下偏光板14は、バックライト15からの拡散光を
偏光するためのもので、図には示さないが、ガラス板に
貼られている。バックライトユニット15は図示しない
ランプ、拡散板およびインバータ等を具備し、かつ下偏
光板14および枠部17を支持する構造を成している。
PVAフィルム材料からなる下偏光板、15は液晶セル
の画像を明るくして見易くするためのバックライトユニ
ット16は液晶セル12を固定するためのセル固定板、
17はセル固定板16を支持するところの枠部、18は
液晶セル12とセル固定板16およびセル固定板16と
枠部17を固定する弾性のあるシリコン系接着剤であ
る。下偏光板14は、バックライト15からの拡散光を
偏光するためのもので、図には示さないが、ガラス板に
貼られている。バックライトユニット15は図示しない
ランプ、拡散板およびインバータ等を具備し、かつ下偏
光板14および枠部17を支持する構造を成している。
【0021】次に図3において、19はヒータ駆動回路
(電気回路)、20はヒータ用電源である。電源20
は、ACコンセントからの電気をヒータ駆動回路19へ
供給する。ヒータ駆動回路19は、電源20から供給さ
れた電流を、液晶セル12の近傍に備えられたサーミス
タ(図示せず)の情報を基に、パネルヒータ1へ適正量
の電流に変換し、また或る種の故障モード時に、ヒータ
通電を止める機能を有する。
(電気回路)、20はヒータ用電源である。電源20
は、ACコンセントからの電気をヒータ駆動回路19へ
供給する。ヒータ駆動回路19は、電源20から供給さ
れた電流を、液晶セル12の近傍に備えられたサーミス
タ(図示せず)の情報を基に、パネルヒータ1へ適正量
の電流に変換し、また或る種の故障モード時に、ヒータ
通電を止める機能を有する。
【0022】さて、ここで本発明の第1の実施例の特徴
について述べる。図6はパネルヒータ1,41から温度
ヒューズ5,47への熱の伝達経路を従来例と比較した
図であり、図6(a)は本発明の第1の実施例を示し、
図6(b)は従来例を示す。図中矢印の向きは熱の移動
方向を示している。図6(a)において、パネルヒータ
1で発生した熱は、熱伝導により、電極部2から半田付
部4と温度ヒューズ5のリード6aを伝達される。この
際の熱損失はリード6aのみによって発生するのがほと
んどであるが、本発明者等が実験した形態ではリード6
aはパネルヒータ1のガラス基板上1.5mmの所に位
置するため、ガラス基板からの熱の副射効果で相殺さ
れ、その熱損失は微かである。温度ヒューズ5のもう一
方のリード6bについて、パネルヒータ1で発生した熱
は、熱伝導により、シリコン接着剤11およびラグ板8
を経てリード6bに熱伝導により伝達されるがいずれの
部品もパネルヒータ1のガラス基板上に配置されている
ため、熱損失は微かである。
について述べる。図6はパネルヒータ1,41から温度
ヒューズ5,47への熱の伝達経路を従来例と比較した
図であり、図6(a)は本発明の第1の実施例を示し、
図6(b)は従来例を示す。図中矢印の向きは熱の移動
方向を示している。図6(a)において、パネルヒータ
1で発生した熱は、熱伝導により、電極部2から半田付
部4と温度ヒューズ5のリード6aを伝達される。この
際の熱損失はリード6aのみによって発生するのがほと
んどであるが、本発明者等が実験した形態ではリード6
aはパネルヒータ1のガラス基板上1.5mmの所に位
置するため、ガラス基板からの熱の副射効果で相殺さ
れ、その熱損失は微かである。温度ヒューズ5のもう一
方のリード6bについて、パネルヒータ1で発生した熱
は、熱伝導により、シリコン接着剤11およびラグ板8
を経てリード6bに熱伝導により伝達されるがいずれの
部品もパネルヒータ1のガラス基板上に配置されている
ため、熱損失は微かである。
【0023】以上の結果を時間と温度上昇の関数でグラ
フ化した図を図7に示す。グラフ中の(a)は本発明の
第1の実施例における温度ヒューズ5本体部の温度変化
を示し、グラフ中の(b)は従来例における温度ヒュー
ズ47本体部の温度変化を示す。なお、温度変化(b)
は従来例のところで説明した通り、空気の対流やリード
線部の熱損失割合が大きいので、温度上昇にばらつきが
多い。したがって、図7において温度変化(b)は、そ
の実線が中心値を、破線(b)max 、(b)min がばら
つきの巾を示している。
フ化した図を図7に示す。グラフ中の(a)は本発明の
第1の実施例における温度ヒューズ5本体部の温度変化
を示し、グラフ中の(b)は従来例における温度ヒュー
ズ47本体部の温度変化を示す。なお、温度変化(b)
は従来例のところで説明した通り、空気の対流やリード
線部の熱損失割合が大きいので、温度上昇にばらつきが
多い。したがって、図7において温度変化(b)は、そ
の実線が中心値を、破線(b)max 、(b)min がばら
つきの巾を示している。
【0024】本発明者等の実験において、発火および発
煙防止のためのパネルヒータ1の温度限界Tmax を25
0℃、Tmin (通常加熱時のパネルヒータ1の温度T
min を130℃とすると、本発明の第1の実施例(a)
の場合、温度ヒューズ5の溶断温度を135℃に設定す
ればパネルヒータ1が200℃まで暴走したところで、
パネルヒータ1への通電を確実に止めることができる。
パネルヒータ1の通常加熱時は、温度ヒューズ5の温度
が約90℃であり、誤って通電を止めることはない。
煙防止のためのパネルヒータ1の温度限界Tmax を25
0℃、Tmin (通常加熱時のパネルヒータ1の温度T
min を130℃とすると、本発明の第1の実施例(a)
の場合、温度ヒューズ5の溶断温度を135℃に設定す
ればパネルヒータ1が200℃まで暴走したところで、
パネルヒータ1への通電を確実に止めることができる。
パネルヒータ1の通常加熱時は、温度ヒューズ5の温度
が約90℃であり、誤って通電を止めることはない。
【0025】ところが、従来例(b)の場合、その中心
値で考えて温度ヒューズ47の溶断温度を65℃に設定
すると、ばらつき巾で(b)min の場合、パネルヒータ
1暴走時には約350℃まで上昇し、発火や発煙が発生
する可能性がある。また、逆にばらつき巾の(b)max
の場合、パネルヒータ1の通常加熱時に温度ヒューズ4
7は65℃になっており、つまり温度ヒューズ47の溶
断温度65℃と一致し、電気回路19からの通電が断た
れてしまう。すなわち、故障する。先の従来例で述べた
ように、環境温度によって更に温度ヒューズ47の検知
温度にばらつきを生じるため、ユーザの使用環境によっ
ては故障が多発することになる。
値で考えて温度ヒューズ47の溶断温度を65℃に設定
すると、ばらつき巾で(b)min の場合、パネルヒータ
1暴走時には約350℃まで上昇し、発火や発煙が発生
する可能性がある。また、逆にばらつき巾の(b)max
の場合、パネルヒータ1の通常加熱時に温度ヒューズ4
7は65℃になっており、つまり温度ヒューズ47の溶
断温度65℃と一致し、電気回路19からの通電が断た
れてしまう。すなわち、故障する。先の従来例で述べた
ように、環境温度によって更に温度ヒューズ47の検知
温度にばらつきを生じるため、ユーザの使用環境によっ
ては故障が多発することになる。
【0026】以上述べたように、本発明者等の製作した
液晶セル12とパネルヒータ1、バックライト15で構
成された電子機器においては、本発明の第1の実施例と
同じTmax =250℃、Tmin =130℃の状態で、温
度ヒューズ5の溶断温度を135℃に設定すれば、パネ
ルヒータ1の通常動作時の故障は起こらず、さらにパネ
ルヒータ1の暴走時には温度ヒューズ47が溶断して確
実に発火や発煙を防止できる。
液晶セル12とパネルヒータ1、バックライト15で構
成された電子機器においては、本発明の第1の実施例と
同じTmax =250℃、Tmin =130℃の状態で、温
度ヒューズ5の溶断温度を135℃に設定すれば、パネ
ルヒータ1の通常動作時の故障は起こらず、さらにパネ
ルヒータ1の暴走時には温度ヒューズ47が溶断して確
実に発火や発煙を防止できる。
【0027】さらに本発明の第1の実施例では、温度ヒ
ューズ5への熱伝導効率を上げるため、ラグ板8は真鍮
やアルミニウムの金属板を用いてリード部6bを確実に
カシメし、パネルヒータ1のガラス基板に対して伝熱性
のあるシリコン系接着剤11でラグ板8を固定してい
る。また、図1〜3に示したように、温度ヒューズ5の
位置精度を上げるため、製品安全規格上の絶縁距離2m
m(電圧110V仕様)以上を確保するために、ラグ板
8は折り曲げ部7cを設けてパネルヒータ1の外形突き
当てとし、確実な位置決めを行なっている。
ューズ5への熱伝導効率を上げるため、ラグ板8は真鍮
やアルミニウムの金属板を用いてリード部6bを確実に
カシメし、パネルヒータ1のガラス基板に対して伝熱性
のあるシリコン系接着剤11でラグ板8を固定してい
る。また、図1〜3に示したように、温度ヒューズ5の
位置精度を上げるため、製品安全規格上の絶縁距離2m
m(電圧110V仕様)以上を確保するために、ラグ板
8は折り曲げ部7cを設けてパネルヒータ1の外形突き
当てとし、確実な位置決めを行なっている。
【0028】また,温度ヒューズ5と電極部2との半田
付けによる結線工程で、誤って半田付けの熱で温度ヒュ
ーズ5を溶断させてしまうことが考えられるが、リード
6aを10mm以上の長さにすることで回避している。
リード長を長くすると熱損失に心配があるが、本発明の
第1の実施例の特徴で説明した通り、リード6aがパネ
ルヒータ1の面上に位置しているため、本発明者等の実
験では、7mm〜15mmの範囲であれば、温度ヒュー
ズ5の検知精度に誤差は生じなかった。
付けによる結線工程で、誤って半田付けの熱で温度ヒュ
ーズ5を溶断させてしまうことが考えられるが、リード
6aを10mm以上の長さにすることで回避している。
リード長を長くすると熱損失に心配があるが、本発明の
第1の実施例の特徴で説明した通り、リード6aがパネ
ルヒータ1の面上に位置しているため、本発明者等の実
験では、7mm〜15mmの範囲であれば、温度ヒュー
ズ5の検知精度に誤差は生じなかった。
【0029】また、製品安全上の絶縁距離に関しては、
パネルヒータ1の発熱パターンをラグ板8や温度ヒュー
ズ5の実装部直下には設けず、電気的ショートの危険も
生じない。
パネルヒータ1の発熱パターンをラグ板8や温度ヒュー
ズ5の実装部直下には設けず、電気的ショートの危険も
生じない。
【0030】さらに、ラグ板8のヒータ駆動用電気回路
19への接続ケーブル10のカシメ部9aはパネルヒー
タ1のガラス基板端部より外方へ突き出ているため、接
続ケーブル10の被覆がガラス端部にこすれて断線に至
る危険も回避している。
19への接続ケーブル10のカシメ部9aはパネルヒー
タ1のガラス基板端部より外方へ突き出ているため、接
続ケーブル10の被覆がガラス端部にこすれて断線に至
る危険も回避している。
【0031】
【他の実施例】図8は本発明の第2の実施例を示す。図
8中、図1と同一の符号を付した部材は図1と共通の部
材である。図8において、21は金属製、例えばしんち
ゅうまたはアルミニウム製等のラグ板で、ヒータ駆動用
回路への接続ケーブル10をカシメするためのカシメ部
21aならびにパネルヒータ1の角部に突き当てて該ラ
グ板を位置決めするための位置決め部21bおよび21
cを有する。このラグ板21は、パネルヒータ1のガラ
ス基板上に伝熱性のある接着剤、Agペーストまたは超
音波半田等で固定されている。22は角型の温度ヒュー
ズで、そのリード24aおよび24bは同一方向に平行
に引き出され、その先端は図示のように直角に曲げたあ
と、電極2およびラグ板21にそれぞれ半田付け部4お
よび23で電気的および機械的に接続されている。電気
回路的には本発明の第1の実施例と同一であり省略す
る。
8中、図1と同一の符号を付した部材は図1と共通の部
材である。図8において、21は金属製、例えばしんち
ゅうまたはアルミニウム製等のラグ板で、ヒータ駆動用
回路への接続ケーブル10をカシメするためのカシメ部
21aならびにパネルヒータ1の角部に突き当てて該ラ
グ板を位置決めするための位置決め部21bおよび21
cを有する。このラグ板21は、パネルヒータ1のガラ
ス基板上に伝熱性のある接着剤、Agペーストまたは超
音波半田等で固定されている。22は角型の温度ヒュー
ズで、そのリード24aおよび24bは同一方向に平行
に引き出され、その先端は図示のように直角に曲げたあ
と、電極2およびラグ板21にそれぞれ半田付け部4お
よび23で電気的および機械的に接続されている。電気
回路的には本発明の第1の実施例と同一であり省略す
る。
【0032】本発明の第2の実施例の特徴は温度ヒュー
ズとして角型でリード引出し方向が同一方向の場合の実
装形態にある。温度ヒューズ22の温度検知精度を考え
た場合、温度ヒューズ22およびそのリード部24a,
24bはパネルヒータ1のガラス基板上に実装されてい
るため、熱損失は微かであり、また、周囲の空気の対流
の影響も無い。パネルヒータ1の熱が伝熱によって一方
は電極2からリード24aへ、もう一方はガラス基板か
らラグ板21を経てリード24bへ移動する原理は本発
明の第1の実施例と同じであり、パネルヒータ1の温度
上昇に対する温度ヒューズ22の温度変化は図7のグラ
フaと同様に推移する。
ズとして角型でリード引出し方向が同一方向の場合の実
装形態にある。温度ヒューズ22の温度検知精度を考え
た場合、温度ヒューズ22およびそのリード部24a,
24bはパネルヒータ1のガラス基板上に実装されてい
るため、熱損失は微かであり、また、周囲の空気の対流
の影響も無い。パネルヒータ1の熱が伝熱によって一方
は電極2からリード24aへ、もう一方はガラス基板か
らラグ板21を経てリード24bへ移動する原理は本発
明の第1の実施例と同じであり、パネルヒータ1の温度
上昇に対する温度ヒューズ22の温度変化は図7のグラ
フaと同様に推移する。
【0033】ここではリード24bとラグ板21の結線
は半田付けを用いたが、本発明の第1の実施例と同様に
カシメを固定手段として用いても構わない。また、製品
安全上必要な絶縁距離は、電圧110V仕様の場合、リ
ード24bより2mm以上離した位置にパネルヒータ1
の発熱パターン3を設け、さらにラグ板21には位置決
め用の折り曲げ部21bおよび21cを設けることで、
ラグ板21および温度ヒューズ22の位置ズレを防止
し、絶縁距離を確保している。ラグ板21および温度ヒ
ューズ22の位置が安定することが、温度検知の観点で
も精度向上に功献していることは先の実施例1で述べた
通りである。
は半田付けを用いたが、本発明の第1の実施例と同様に
カシメを固定手段として用いても構わない。また、製品
安全上必要な絶縁距離は、電圧110V仕様の場合、リ
ード24bより2mm以上離した位置にパネルヒータ1
の発熱パターン3を設け、さらにラグ板21には位置決
め用の折り曲げ部21bおよび21cを設けることで、
ラグ板21および温度ヒューズ22の位置ズレを防止
し、絶縁距離を確保している。ラグ板21および温度ヒ
ューズ22の位置が安定することが、温度検知の観点で
も精度向上に功献していることは先の実施例1で述べた
通りである。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、 (1)パネルヒータ上に温度ヒューズおよびそのリード
部を実装したため、空気の対流や環境温度による熱損失
の増減といった不安定要素を排除してパネルヒータ暴走
時に確実に設定温度で温度ヒューズを溶断可能となり、
製品の発火、発煙事故に対する信頼性が向上した。
部を実装したため、空気の対流や環境温度による熱損失
の増減といった不安定要素を排除してパネルヒータ暴走
時に確実に設定温度で温度ヒューズを溶断可能となり、
製品の発火、発煙事故に対する信頼性が向上した。
【0035】(2)パネルヒータ上に温度ヒューズおよ
びそのリード部が実装され、さらにラグ板折り曲げ部に
よってそれらの位置が安定しているため、パネルヒータ
温度を温度ヒューズが正確に検知できるため、通常加熱
中に誤って温度ヒューズが溶断して通電が止まるという
故障もなくなり、製品使用上の信頼性も向上した。
びそのリード部が実装され、さらにラグ板折り曲げ部に
よってそれらの位置が安定しているため、パネルヒータ
温度を温度ヒューズが正確に検知できるため、通常加熱
中に誤って温度ヒューズが溶断して通電が止まるという
故障もなくなり、製品使用上の信頼性も向上した。
【0036】(3)パネルヒータ上の発熱体を温度ヒュ
ーズ、そのリード部およびラグ板から製品安全上必要な
絶縁距離が確保できるようにパターニングし、かつラグ
板の折り曲げの位置決め突起によってこれら温度ヒュー
ズ、そのリード部およびラグ板の位置が安定化したこと
で、温度ヒューズ溶断後にこれらがショートしてヒータ
パネルに再通電される危険も生じないので、製品安全
上、充分な信頼を得ることができる。
ーズ、そのリード部およびラグ板から製品安全上必要な
絶縁距離が確保できるようにパターニングし、かつラグ
板の折り曲げの位置決め突起によってこれら温度ヒュー
ズ、そのリード部およびラグ板の位置が安定化したこと
で、温度ヒューズ溶断後にこれらがショートしてヒータ
パネルに再通電される危険も生じないので、製品安全
上、充分な信頼を得ることができる。
【0037】(4)ラグ板の固定に伝熱性を有する接着
剤、Agペーストまたは超音波半田用等を使用すること
で、上記(1)項、(2)項の信頼性をさらに向上可能
となった。
剤、Agペーストまたは超音波半田用等を使用すること
で、上記(1)項、(2)項の信頼性をさらに向上可能
となった。
【0038】(5)ヒータ駆動回路への接続ケーブル
は、先端部をラグ板でカシメ固定し、そのラグ板はパネ
ルヒータガラス基板より突き出しているため、ケーブル
固定が確実であるのみならず、ガラスエッジによるケー
ブル断線も防止でき、製造工程での品質向上、製品の信
頼性向上に役立っている。
は、先端部をラグ板でカシメ固定し、そのラグ板はパネ
ルヒータガラス基板より突き出しているため、ケーブル
固定が確実であるのみならず、ガラスエッジによるケー
ブル断線も防止でき、製造工程での品質向上、製品の信
頼性向上に役立っている。
【0039】(6)温度ヒューズの厚さ分の隙間があれ
ば実装可能であるため、製品がコンパクト化され、例え
ば本発明の第1の実施例で説明したような液晶セル(強
誘電性液晶セル)の保温用ヒータにも応用可能である。
ば実装可能であるため、製品がコンパクト化され、例え
ば本発明の第1の実施例で説明したような液晶セル(強
誘電性液晶セル)の保温用ヒータにも応用可能である。
【0040】(7)ヒータ加熱暴走時に設定値で温度ヒ
ューズを確実に溶断可能となり、液晶装置に必須の偏光
板等可燃性物の近くにもヒータが組み込み可能となり、
強誘電性液晶表示の画質向上にも功献できる。
ューズを確実に溶断可能となり、液晶装置に必須の偏光
板等可燃性物の近くにもヒータが組み込み可能となり、
強誘電性液晶表示の画質向上にも功献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る温度ヒューズ実
装構造を内蔵した液晶装置の鳥瞰図である。
装構造を内蔵した液晶装置の鳥瞰図である。
【図2】 図1の装置の断面図である。
【図3】 図1の装置の電気回路ブロック図である。
【図4】 従来の温度ヒューズ実装方法を示す鳥瞰図で
ある。
ある。
【図5】 従来の温度ヒューズ実装方法における対流に
よる熱伝達を示す断面図である。
よる熱伝達を示す断面図である。
【図6a】 本発明の温度ヒューズ実装の熱伝達経路を
示す図である。
示す図である。
【図6b】 従来の温度ヒューズ実装の熱伝達経路を示
す図である。
す図である。
【図7】 パネルヒータの温度上昇と本発明の実装形態
における温度ヒューズおよび従来例の形態における温度
ヒューズの温度変化を比較するグラフである。
における温度ヒューズおよび従来例の形態における温度
ヒューズの温度変化を比較するグラフである。
【図8】 本発明の第2の実施例を示す鳥瞰図である。
1:パネルヒータ、2:パネルヒータ電極部、3:パネ
ルヒータのITOパターン部、4:電極取出しの半田付
け部、5:温度ヒューズ、6a,6b:温度ヒューズの
リード、7a,7b:ラグ板のリードカシメ部、8:ラ
グ板、9a:ラグ板のケーブル芯線カシメ部、9b:ラ
グ板のケーブル被覆カシメ部、10:接続ケーブル、1
1:ラグ板固定用接着剤、12:液晶セル、13:シリ
コン接着剤、14:下偏光板、15:バックライトユニ
ット、16:セル固定板、17:セル固定枠、18:セ
ル固定およびセル固定板固定用接着剤、19:ヒータ駆
動回路、20:電源、40:加熱対象物、41:パネル
ヒータ、42:電極部、43:リード線、44:リード
線圧着端子、45:温度ヒューズのリード圧着端子、4
6:圧着端子止めネジ、47:温度ヒューズ、48:温
度ヒューズのリード圧着端子、50:リード線圧着端
子、51:圧着端子の止めネジ、49:ヒータ駆動回路
へのリード線。
ルヒータのITOパターン部、4:電極取出しの半田付
け部、5:温度ヒューズ、6a,6b:温度ヒューズの
リード、7a,7b:ラグ板のリードカシメ部、8:ラ
グ板、9a:ラグ板のケーブル芯線カシメ部、9b:ラ
グ板のケーブル被覆カシメ部、10:接続ケーブル、1
1:ラグ板固定用接着剤、12:液晶セル、13:シリ
コン接着剤、14:下偏光板、15:バックライトユニ
ット、16:セル固定板、17:セル固定枠、18:セ
ル固定およびセル固定板固定用接着剤、19:ヒータ駆
動回路、20:電源、40:加熱対象物、41:パネル
ヒータ、42:電極部、43:リード線、44:リード
線圧着端子、45:温度ヒューズのリード圧着端子、4
6:圧着端子止めネジ、47:温度ヒューズ、48:温
度ヒューズのリード圧着端子、50:リード線圧着端
子、51:圧着端子の止めネジ、49:ヒータ駆動回路
へのリード線。
Claims (9)
- 【請求項1】 パネルヒータと、それを駆動する電気回
路と、安全装置としてパネルヒータの電極と電気回路と
の間に接続された温度ヒューズとを備えたパネルヒータ
内蔵型電子機器において、該温度ヒューズをパネルヒー
タの面上に実装したことを特徴とするパネルヒータ内蔵
型電子機器。 - 【請求項2】 前記温度ヒューズを固定および位置決め
するために金属製のラグ板を使用したことを特徴とする
請求項1記載の電子機器。 - 【請求項3】 前記温度ヒューズは、一方のリードを前
記パネルヒータの電極に半田付けされ、他方のリードを
前記電気回路に電気的に接続されたラグ板へカシメまた
は半田付けされることによって電気的に接続されたこと
を特徴とする請求項2記載の電子機器。 - 【請求項4】 前記パネルヒータがガラス板上にその発
熱体としてITO膜またはSnO2 膜パターンを形成し
たものであり、かつその発熱体のパターンが前記温度ヒ
ューズおよびそのリード部およびラグ板部を回避すると
ともに必要な安全規格上の絶縁距離を確保可能な位置に
形成されていることを特徴とする請求項2記載の電子機
器。 - 【請求項5】 前記ラグ板が、前記パネルヒータの外形
部に突き当てて位置を決めるための折り曲げ部を有する
ことを特徴とする請求項4記載の電子機器。 - 【請求項6】 前記ラグ板が、ケーブルを介して前記電
気回路と接続されており、かつ該ケーブルの先端の被覆
部および芯線部をカシメして固定する形状を有すること
を特徴とする請求項2記載の電子機器。 - 【請求項7】 前記ラグ板の前記ケーブルとの固定部分
が、前記パネルヒータのガラス基板端より突き出ている
ことを特徴とする請求項6記載の電子機器。 - 【請求項8】 前記ラグ板とパネルヒータのガラス板と
を、熱伝性を有する接着剤、Agペースト、または超音
波半田を使用して固定したことを特徴とする請求項2記
載の電子機器。 - 【請求項9】 前記温度ヒューズのリード長さを、温度
ヒューズ本体の引き出し部から半田付け部まで10〜1
5mmとしたことを特徴とする請求項1記載の電子機
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28951491A JPH0611689A (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | パネルヒータ内蔵型電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28951491A JPH0611689A (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | パネルヒータ内蔵型電子機器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0611689A true JPH0611689A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=17744257
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28951491A Pending JPH0611689A (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | パネルヒータ内蔵型電子機器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0611689A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004191974A (ja) * | 2002-12-11 | 2004-07-08 | Denso Internatl America Inc | Lcd装置 |
| JP2010039386A (ja) * | 2008-08-07 | 2010-02-18 | Denso Corp | 液晶表示装置 |
| KR101012493B1 (ko) * | 2003-12-30 | 2011-02-08 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시장치 |
| CN108966375A (zh) * | 2018-07-09 | 2018-12-07 | 广州市金迷利电子产品有限公司 | 一种电子产品加热取暖装置 |
-
1991
- 1991-10-09 JP JP28951491A patent/JPH0611689A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004191974A (ja) * | 2002-12-11 | 2004-07-08 | Denso Internatl America Inc | Lcd装置 |
| US6891129B2 (en) | 2002-12-11 | 2005-05-10 | Denso International America, Inc. | High temperature shut-off for an LCD heater |
| US6891135B2 (en) | 2002-12-11 | 2005-05-10 | Denso International America, Inc. | High temperature shut-off for an LCD heater |
| KR101012493B1 (ko) * | 2003-12-30 | 2011-02-08 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시장치 |
| JP2010039386A (ja) * | 2008-08-07 | 2010-02-18 | Denso Corp | 液晶表示装置 |
| US8488096B2 (en) | 2008-08-07 | 2013-07-16 | Denso Corporation | Liquid crystal display device with heater |
| CN108966375A (zh) * | 2018-07-09 | 2018-12-07 | 广州市金迷利电子产品有限公司 | 一种电子产品加热取暖装置 |
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