JPH0611701B2 - 静脈拡張症及び静脈神経痛の処置用の薬剤組成物及びその製造方法 - Google Patents

静脈拡張症及び静脈神経痛の処置用の薬剤組成物及びその製造方法

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JPH0611701B2
JPH0611701B2 JP63306888A JP30688888A JPH0611701B2 JP H0611701 B2 JPH0611701 B2 JP H0611701B2 JP 63306888 A JP63306888 A JP 63306888A JP 30688888 A JP30688888 A JP 30688888A JP H0611701 B2 JPH0611701 B2 JP H0611701B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、硫酸アルミニウムカリウム及び/或いは一つ
以上のその水和物と、一つ以上の製薬的に使用しうる担
体、補助剤並びに任意に使用の化粧品及び薬剤の製造に
通常使用される着香剤とを混合されて、含有することを
特徴とする静脈拡張症及び静脈神経痛の処置用の薬剤組
成物を提供する。そして、硫酸アルミニウムカリウム1
2水和物を、10〜90重量%、有効成分として含有す
る薬剤組成物が好適である。また、その担体は、親水性
軟膏ベースが好適である。更に、活性成分として、硫酸
アルミニウムカリウム及び/或いは一つ以上のその水和
物と、一つ以上の製薬的に使用しうる担体、補助剤並び
に任意に使用の化粧品及び薬剤の製造に通常使用される
着香剤とを混合して、そして、得られた混合物を、液体
或いは固体の組成物にすることにより、静脈拡張症及び
静脈神経痛の処置用の薬剤組成物を製造する方法であ
る。
本発明は、静脈拡張症、特に痔とか、主として下肢に現
われ、場合によっては静脈炎を伴なう静脈拡張症の治療
と、静脈炎によって引き起こされる静脈神経痛を治すた
めの、天然の無機物質を含む薬剤、並びに前記新規薬剤
の製造方法に関する。
以後、この明細書において、「痔」なる用語は、直腸
(「痔結節」)最下部における無弁静脈管系の拡張を意
味する。
〔従来の技術〕
痔の治療に際し、外科手術による治療は、入院によって
のみ可能で、しかも働けない期間を長びかせ、かつ、結
腸および直腸の手術では、約10%の感染率があたりまえ
であるといわれているため、手術を行なわないで痔を治
療しようと、関係者により、長年の努力が、払われてき
ている(Pharm.Intern.7,142ページ(1986年)参照)。
また、高齢者とか、別の病気を持っている場合に外科手
術を行なうと、別の問題が派生してくる。
主として下肢に現われる静脈拡張症の治療は、面倒であ
り、また、外科手術は、感染の危険が少ないとはいえ、
上で述べたような問題がある。
痔疾および静脈拡張症の組織は、成人人口のあらゆる年
齢層に多く見られる。そのため、長期にわたって局所的
に使え、静脈神経痛を軽減させ、かつ、確実に仕事がで
きることを保証するとともに、上で述べた病理学的変質
を副作用なしに治癒させるのに好適な薬剤が切望されて
いる。
文献によれば、痔による症状の訴えをやわらげるため、
金属塩を局所的に使用する方法が報告されている。この
ために使用される好適な塩類には、例えば、塩基性次没
食子酸蒼鉛、塩基性硝酸蒼鉛、および塩基性次没食子酸
ヨード蒼鉛がある。
今日まで、金属塩は、ことごとく、植物抽出物、オイ
ル、コルチコイド、または他の薬剤と一緒に使われてき
た(ローテ・リステ(Rote Liste)1983,主分類46、コ
ントル・アウレンドルフ(Contor Aulendorf)発行(西
ドイツ国ヴュルテンベルク))。
上記文献によれば、ミョウバン、即ち一般式MeIMeIII(S
O4)2・12H2O(式中、MeIは、カリウム、ナトリウム、ア
ンモニウム、タリウム、ルビジウムまたはセシウムのイ
オンを表わし、MeIIIは、アルミニウム、鉄、クロム、
コバルトまたはマンガンのイオンを表わす。)で示され
る複塩、とりわけ、硫酸アルミニウムカリウムを、静脈
拡張症を治療する薬剤の一有効成分として使用したとい
う事実は全くない。
経口薬剤は、通常、短期間使用しても、多くの悪い副作
用を引き起こす。ところが、痔とか、そのほかの静脈拡
張症の治療には、長い時間をかけなければならない。
例えば、ヴェノルトン(Venoruton、商品名)(化学的
には、0−(β−ヒドロキシエチル)ルトシド)は、投
与日数の僅か6日乃至8日後に、皮膚紅潮(紅斑)や、
顔の水腫を引き起こすことがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、簡単かつ安い費用で製造しうるととも
に、単一の有効成分しか含まれていない薬剤を提供し、
それにより、従来の薬剤の欠点を解消することである。
〔課題を解決するための手段〕
静脈拡張症、特に痔、および主として下肢に現われ、場
合によっては、静脈炎を伴なう静脈拡張症、並びに静脈
炎によって引き起こされる静脈神経痛は、有効成分とし
て、殆んど硫酸アルミニウムカリウムもしくはその水和
物(ミョウバン)からなっている薬剤を局所的に使用す
ることにより、相当に軽減・治癒される。
本発明の好適実施例によれば、硫酸アルミニウムカリウ
ム・12水和化合物を、親水性軟膏ベース(キャリヤー)
(メチルセルロースヒドロゲル(Hydrogelum methylcel
lulosi)、グリセリン軟膏ベース(Unguentum glycerin
i)、ステアリン軟膏ベース(Unguentum stearini)、
陰イオン親水軟膏ベース(Unguentum hydrophilici ani
onicum))と混合する。この親水軟膏ベースは、化粧品
や薬剤を調製するのに好適である。
本発明による薬剤には、化粧品や薬剤の製造に通常使用
されている他の担体(キャリヤー)、補助剤、および着
香剤も含有させることができる。
好適なキャリヤー、補助剤および着香剤は、ハンガリー
・ファーマコポエア(Hungarian Pharmacopoea)VII、
フォーミュラエ・ノルマレス版VIと、西ドイツ国アウレ
ンドルフに所在のコントル・カーゲー(Contor KG.)発
行(1971年)のハー・フィードラー(H.Fiedler)によ
る「レキシコン・デル・ヒルフシュトッフェ・フュール
・ファーマツィー・コスメティーク(Lexikon der Hil
fstoffefr Pharmazie,Kosmetik)」,490〜494ペ
ージと、西ドイツ国シュトゥットガルトに所在のヴィセ
ンシャフトリッヘ・フェルラーゲス発行(1973年)の
「アンゲヴァンテ・ビオファーマツィー(Angewandte B
iopharmazie)」、第26章および第28章とに掲載されて
いる。
本発明による薬剤組成物は、90重量%の割合で、硫酸ア
ルミニウムカリウム・12水和化合物を含むのが好まし
い。特に、40〜70重量%の範囲が好ましい。
観察結果によれば、処置されるべき静脈瘤に対し、本発
明による軟膏、即ち70重量%の硫酸アルミニウムカリウ
ムを含有する軟膏を用い、1日3回塗布を行なった際、
痛み(静脈神経痛)、掻痒感および炎症は、激しくひ
き、それから、1乃至3回の処置後には大変楽になっ
た。3乃至20日の処理を続けた後、全く痛みを感ぜず、
仕事をすることができるようになった。また、静脈拡張
症(静脈瘤様腫脹)は解消され、かつふくれていた静脈
は、更に処置を続けた後、元の状態に戻った。
以上の観察は、年齢が20乃至70才の範囲の患者18名に対
して行なった。
本発明によれば、静脈拡張症、特に痔とか、主として下
肢に現われる静脈拡張症、および静脈神経痛を治療する
ため、治療的に有効な量の本発明による薬剤組成物を使
用する方法が提供される。
〔実施例〕
以下、好適実施例に基づき、本発明を詳細に説明する。
ただし、これらの実施例は、本発明を制約するものでは
ない。
実施例1 硫酸アルミニウムカリウム・12水和化合物の結晶1400g
を粉末とし、それを、グリセロール軟膏ベース600gと
混合する。攪拌を続けて、均質なものにした後、その50
gをチューブに詰める。
実施例2 実施例1に記載の要領で、硫酸アルミニウムカリウム・
12水和化合物1400gと、グリセロール軟膏ベース600g
とを混ぜ合わせた後、それに、カモミレ油60mを加え
て混ぜる。そのようにして得られた軟膏を、ガラス製ジ
ャーに詰める。
実施例3 硫酸アルミニウムカリウム・12水和化合物210gを、グ
リセロール軟膏ベース90gおよびメントール2gと共
に、均質になるまで攪拌したものを、チューブに詰め
る。
実施例4 硫酸アルミニウムカリウム・12水和化合物100gを、乳
化水性軟膏ベース(Unguentum emulsificans aquosum)
900gおよびメントール7gと共に、均質になるまで攪
拌したものから、50gをとって、チューブに詰める。
このようにして得られた軟膏は、主に静脈拡張症を治療
するのに好適である。
実施例5 ココア乳脂500gと、硫酸アルミニウムカリウム・12水
和化合物500gとを一緒にして、均質クリームをつく
り、その50gをとって、チューブに詰める。
このようにして得られたクリームは、主に痔の治療に有
用である。
実施例6 親水軟膏USP900gを軟膏ベースとして用いた以外、実施
例4に記載の要領で操作を行なった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硫酸アルミニウムカリウム及び/或いは一
    つ以上のその水和物と、一つ以上の製薬的に使用しうる
    担体、補助剤並びに任意に使用の化粧品及び薬剤の製造
    に通常使用される着香剤とを混合されて、含有すること
    を特徴とする静脈拡張症及び静脈神経痛の処置用の薬剤
    組成物。
  2. 【請求項2】硫酸アルミニウムカリウム12水和物を、
    10〜90重量%、有効成分として含有する請求項1記
    載の薬剤組成物。
  3. 【請求項3】該担体は、親水性軟膏ベースである請求項
    1記載の薬剤組成物。
  4. 【請求項4】活性成分として、硫酸アルミニウムカリウ
    ム及び/或いは一つ以上のその水和物と、一つ以上の製
    薬的に使用しうる担体、補助剤並びに任意に使用の化粧
    品及び薬剤の製造に通常使用される着香剤とを混合し
    て、そして、得られた混合物を、液体或いは固体の組成
    物にすることを特徴とする請求項1記載の薬剤組成物の
    製造方法。
JP63306888A 1988-12-06 1988-12-06 静脈拡張症及び静脈神経痛の処置用の薬剤組成物及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH0611701B2 (ja)

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JPH09227383A (ja) * 1996-02-23 1997-09-02 Chiyuuyakuken:Kk 直腸病変組織治療用座薬

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
THEMERCKINDEX,NINTHEDITION,(1976)P.49ステッドマン医学大辞典(昭56−9−1)メジカルビュー社P.137薬学用語辞典(昭48−7−25)廣川書店P.247

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