JPH0611730B2 - 酢酸ビニル反応生成ガスの精製方法 - Google Patents

酢酸ビニル反応生成ガスの精製方法

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JPH0611730B2
JPH0611730B2 JP22755485A JP22755485A JPH0611730B2 JP H0611730 B2 JPH0611730 B2 JP H0611730B2 JP 22755485 A JP22755485 A JP 22755485A JP 22755485 A JP22755485 A JP 22755485A JP H0611730 B2 JPH0611730 B2 JP H0611730B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はエチレン、酢酸及び酸素を反応させて得られる
酢酸ビニル含有反応生成ガスを精製して、不純物のない
酢酸ビニルを得る方法に関する。
[従来の技術] パラジウムあるいはパラジウム塩を主触媒としてエチレ
ン、酢酸及び酸素を気相下で反応させて酢酸ビニルを製
造することは公知である。
上記反応において得られる反応生成ガスには酢酸ビニル
意外に未反応のエチレン、未反応の酸素、未反応の酢
酸、水、炭酸ガス更には不活性ガス等が含まれているの
で、これらの不純物を除去するために反応生成ガスの精
製が行われる。即ち、工業的方法における代表的な精製
方法としては、反応生成ガス混合物を多段階で冷却し、
この際得られる凝縮物を蒸留に付し、一方未凝縮成分は
反応器に再循環する方法である。蒸留操作はまず第1の
蒸留塔で酢酸ビニル/水の混合物を頂部から、一方酢酸
を底部から留去させる。酢酸は反応に再使用される。上
記混合物は有機層と水層とに2層分離したあと、有機層
は第2の蒸留塔へ導入されて頂部からの水/低沸点成分
混合物と底部からの酢酸ビニル/高沸点成分混合物とに
分離される。酢酸ビニル及び高沸点成分よりなる混合物
は蒸留塔3において頂部から留出する純粋な酢酸ビニル
と、底部から取り出される高沸点成分(重合体等も含
む)とに分離され、目的とする不純物の少ない酢酸ビニ
ルが得られるのである。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、かかる周知の精製法においては、蒸留に
膨大なエネルギーが必要で、特に水の分離だけに蒸留に
必要な全エネルギーの約60〜80%ものエネルギーが
消費されるのである。
省資源、省エネルギー時代の到来を迎えている現在、高
価な熱エネルギーを多大に必要とする蒸留法において
は、当然その省力化を再検討する必要があることは言う
までもない。
かかる対策の一つとして例えば特開昭52−11151
1号公報中に提案がなされており、従来法に比して熱エ
ネルギーの節減効果はおよそ20〜35%程度とかなり
大ではあるが、工業的な実施に当っては更に高度の熱エ
ネルギーの節減が要請されるところである。
[問題点を解決するための手段] しかるに本発明者等はかかる問題解決のため鋭意研究を
重ねた結果、従来法に比して熱エネルギーがおよそ40
%以上、、場合によって50%以上も節減可能である
上、不純物である水の含有量も大幅に低下した酢酸ビニ
ルが得られるという産業上極めて有用な効果を発揮し得
る精製方法を見出し、本発明をか製するに到った。
即ち本発明は 「触媒の存在下にエチレンと酢酸及び酸素を気相で反応
させて得られる酢酸ビニルを含む反応生成ガスを精製す
る方法において、反応帯から出てくる前記反応生成ガス
を蒸留塔1に導入し、この塔の頂部から出るガス混合物
を冷却し凝縮物をデカンターに供給して有機層と水層と
に二層分離した後、有機層を蒸留塔1へ循環せしめると
共に、蒸留塔1の底部より取り出される酢酸/水/酢酸
ビニル混合物を蒸留塔4に導入て頂部より酢酸ビニル/
水混合物を、底部より酢酸を留出させ次いで頂部混合物
を蒸留塔2に導入して頂部から低沸点成分を底部から高
沸点成分を含む粗酢酸ビニルを得、更に該粗酢酸ビニル
を蒸留塔3へ導入して精製された酢酸ビニルを取得し、
一方前記凝縮物から分離される未凝縮ガスをスクラバー
に導入し、実質上水を含まない酢酸ビニル、特に蒸留塔
2の底部留出物の一部と向流接触させてガス中の水分を
酢酸ビニルに吸収させ、該水を吸収した酢酸ビニルを蒸
留塔2へ供給することを特徴とする酢酸ビニル反応生成
ガスの精製方法」である。
本発明の基本的な工程は第1図に示す通りである。
本発明の方法を第1図に基づいて説明する。
反応器5を出た反応生成ガス(実質上、酢酸ビニル、未
反応エチレン、未反応酢酸、未反応酸素、二酸化炭素、
水、不活性ガス等を含む)は、蒸留塔1へ導入される。
該ガスは導入される前に、熱交換を行って冷却されるの
が望ましい。
蒸留塔1及び述べる蒸留塔2,3,4は棚段塔、充填
塔、スプレー塔等いずれのものであっても良い。塔1か
ら出たガスは凝縮器6を経て気液分離器7へ導かれ、未
凝縮ガスと凝縮物とに分離される。凝縮物はデカンター
8において有機層9と水層10に二層分離される。その
後、水層10は排出される。有機層9は蒸留塔1に循環
される。蒸留塔1の底部からは酢酸/水/酢酸ビニルを
主成分とする混合物が得られ、該混合物は次いで蒸留塔
4に供給される。底部から取得される分離した酢酸は反
応に再使用される。頂部よりの留出物である酢酸ビニル
/水混合物は蒸留塔2に供給され、頂部より低沸点成分
や水が、底部より少量の高沸点成分やポリマー成分を含
む粗酢酸ビニルが取得される。粗酢酸ビニルは蒸留塔3
に導入されて頂部より純粋な酢酸ビニルが底部より高沸
点成分及びポリマー成分が得られ、精製が終了する。本
発明においてこの蒸留塔2は従来、破棄されていた低温
の熱源、例えば蒸留塔4の塔頂ベーパー(60〜80
℃)等を用いて減圧下塔底200〜760mmHg)の運転
が可能で熱エネルギーの節減効果が得られる。
一方、気液分離器7で凝縮物から分離された未凝縮ガス
はスクラバー11に導かれ、蒸留塔2の底部留出物の一
部である実質上水を含有しない酢酸ビニルと向流接触さ
せられ、ガス中の水分が酢酸ビニルに吸収される。該水
を吸収した酢酸ビニルは蒸留塔2に循環される。
本発明では上記の如く精製工程中にスクラバーを設置し
て無水の酢酸ビニルを循環再使用することが、最も大き
な特徴点であり、スクラバーからの塔底液中にはほとん
ど酢酸が含まれないため、蒸留塔2は低温の熱源での蒸
留が実施可能となるわけで、かかる操作によって従来法
に比してエネルギーの節減になるのである。
スクラバー頂部からでるガスは酢酸で洗浄する等の周知
の手段で精製され、循環ガスとして反応に再利用され
る。又、上記の酢酸洗浄液には酢酸ビニルが吸収される
ので蒸留塔4へ循環される。
[作 用] 本発明では気液分離された未凝縮ガスを蒸留塔2からの
塔底留出物の一部である実質的に無水のビニルと接触さ
せ、水を吸収した酢酸ビニル蒸留塔2に循環させること
により、従来の精製法に比し、エネルギーの節減が可能
となるのである。
[実施例] 次に実施例を挙げて本発明の方法を更に具体的に説明す
る。「%」は特にことわりのない限り、重量基準であ
る。
実施例1(第1図参照) 反応器5内でシリカに担持されたパラジウム主触媒の存
在下、エチレンと酢酸及び酸素を気相で反応させた。得
られる反応生成ガス(ガス組成;酢酸ビニル4.4容量
%、未反応酢酸10容量%、未反応エチレン41容量
%、未反応酸素2.5容量%、水5.7容量%、二酸化
炭素18容量%、不活性ガス18容量%)を凝縮器12
で100℃に冷却して気液分離器13に導入し、酢酸を
主成分とする凝縮物から分離された混合ガスを蒸留塔1
(径100mm、高さ10mの5/8”ポールリング充填
塔)に付込んだ。頂部より出る混合ガスを凝縮器6で3
5℃に冷却し、気液分離器7に導入した。分離器7から
の凝縮物はデカンター8に入れられ、有機層9と水層1
0とに分離された。水層は0.55/Hの割合で廃棄
され、有機層は20.9/Hの割合で蒸留塔1に循環
させた。
一方蒸留塔1の底部から9.6/Hの割合で酢酸/水
/酢酸ビニル混合液(組成;酢酸44%、酢酸ビニル5
0%、水5.7%、酢酸エチル0.053%)が取出さ
れ、続いて該混合液は蒸留塔4に導入された。蒸留塔の
底部(125℃に設定)より2%の水を含む酢酸が2
5.8/Hの割合で得られた。頂部(70℃に設定)
からの留出物は凝縮器で35℃に冷却され、デカンター
に導かれて有機層と水層に二層分離された。水層は1.
4/Hの割合で廃棄され、有機層(主成分の組成;酢
酸ビニル98.5%、水1.5%)は9.4/Hの割
合で蒸留塔2に供給された。蒸留塔2の頂部(45℃に
設定)からは低沸点成分(組成;酢酸ビニル87.8
%、水9.2%、アセトアルデヒド2.7%、酢酸メチ
ル0.3%)が1.7/Hの割合で留去された。蒸留
塔2の底部(56℃に設定)から50ppm、酢酸エチル
120ppmを含有する粗酢酸ビニルが得られた。該粗酢
酸ビニルの一部はクーラーで35℃に冷却され、11.
6/Hの割合でスクラバー11に導入され、残りの粗
酢酸ビニルは6.8/Hの割合で蒸留塔3へ送られ、
頂部(50℃に設定)より純粋な酢酸ビニル取出され、
底部から高沸点成分が分離された。又気液分離器7を出
た未凝縮ガスはスクラバー11(塔径100mm,径10
mmのアルミ製ラシヒリングを1.5m充填)に導入され
て蒸留塔2からの底部留出物(粗酢酸ビニル)と向流接
触させられ、スクラバー11からの底部流出液(組成;
酢酸ビニル98.5%,水1.5%)は11/Hの割
合で蒸留塔2へ循環されたスクラバー11の頂部からの
ガスは酢酸で洗浄されて、循環ガスとして反応に再使用
されると共に洗浄液は蒸留塔4に導入された。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する場合の工程系統図である。 1;蒸留塔1、8;デカンター 2;蒸留塔2、9;有機層 3;蒸留塔3、10;水層 4;蒸留塔4、11;スクラバー 5;反応器、12;凝縮器 6;凝縮器、13;気液分離器 7;気液分離器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】触媒の存在下にエチレンと酢酸及び酸素を
    気相で反応させて得られる酢酸ビニルを含む反応生成ガ
    スを精製する方法において、反応帯から出てくる前記反
    応生成ガスを蒸留塔1に導入し、この塔の頂部から出る
    ガス混合物を冷却し凝縮物をデカンターに供給して有機
    層と水層とに二層分離した後、有機層を蒸留塔1へ循環
    せしめると共に、蒸留塔1の底部より取り出される酢酸
    /水/酢酸ビニル混合物を蒸留塔4に導入して頂部より
    酢酸ビニル/水混合物を、底部より酢酸を留出させ次い
    で頂部混合物を蒸留塔2に導入して頂部から低沸点成分
    を底部から高沸点成分を含む粗酢酸ビニルを得、更に該
    粗酢酸ビニルを蒸留塔3へ導入して精製された酢酸ビニ
    ルを取得し、一方前記凝縮物から分離される未凝縮ガス
    をスクラバーに導入し、実質上水を含まない酢酸ビニル
    と向流接触させてガス中の水分を酢酸ビニルに吸収さ
    せ、該水を吸収した酢酸ビニルを蒸留塔2へ供給するこ
    とを特徴とする酢酸ビニル反応生成ガスの精製方法。
  2. 【請求項2】スクラバーで向流接触させる実質上水を含
    まない酢酸ビニルが蒸留塔2の底部留出物の一部である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】蒸留塔2の蒸留を減圧下に行なうことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法
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