JPH06117467A - ブレーキパッドの異常判定方法とその装置 - Google Patents
ブレーキパッドの異常判定方法とその装置Info
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- JPH06117467A JPH06117467A JP28536892A JP28536892A JPH06117467A JP H06117467 A JPH06117467 A JP H06117467A JP 28536892 A JP28536892 A JP 28536892A JP 28536892 A JP28536892 A JP 28536892A JP H06117467 A JPH06117467 A JP H06117467A
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- Japan
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- brake pad
- spectrum data
- impact sound
- electric signal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 効率よく、しかもバラツキが少なく且つ精度
の高い良否判定が可能なブレーキパッドの異常判定方法
とその装置を提供することを目的とする。 【構成】 ブレーキパッドへ衝撃を加えた際に発生する
衝撃音を電気信号に変換するマイクロフォン10と、マ
イクロフォン10の出力である電気信号を基に、各周波
数ごとのスペクトルデータを作成するFFTアナライザ
14と、FFTアナライザ14の出力であるスペクトル
データと予め作成されている正常なブレーキパッドが発
生する音のスペクトルデータを比較し、当該比較結果が
予め定められた基準範囲を外れる場合に当該ブレーキパ
ッドが異常であると判定する判定手段16とを具備する
ことを特徴とするブレーキパッドの異常判定装置。
の高い良否判定が可能なブレーキパッドの異常判定方法
とその装置を提供することを目的とする。 【構成】 ブレーキパッドへ衝撃を加えた際に発生する
衝撃音を電気信号に変換するマイクロフォン10と、マ
イクロフォン10の出力である電気信号を基に、各周波
数ごとのスペクトルデータを作成するFFTアナライザ
14と、FFTアナライザ14の出力であるスペクトル
データと予め作成されている正常なブレーキパッドが発
生する音のスペクトルデータを比較し、当該比較結果が
予め定められた基準範囲を外れる場合に当該ブレーキパ
ッドが異常であると判定する判定手段16とを具備する
ことを特徴とするブレーキパッドの異常判定装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブレーキパッドの異常判
定方法とその装置に関し、より詳細にはブレーキパッド
を構成するライニングおよびパッドプレートのクラック
等の異常を、当該ブレーキパッドの発する音により検出
するブレーキパッドの異常判定方法とその装置に関す
る。
定方法とその装置に関し、より詳細にはブレーキパッド
を構成するライニングおよびパッドプレートのクラック
等の異常を、当該ブレーキパッドの発する音により検出
するブレーキパッドの異常判定方法とその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ブレーキパッドは、走行する車輌を停止
させるため、ブレーキシューやキャリパに取り付けられ
て、車輪と一体に回転しているブレーキドラムやブレー
キディスクに圧接され、その摩擦力により車輪の回転に
制動をかける物であり、極めて高い安全性が要求され
る。従って、制動時に加わる高い圧力や、摩擦熱による
高温に対しても破壊に至らないように、出荷検査の際に
全数クラック等の異常の有無を検査している。従来、こ
のブレーキパッドのクラック等の異常の有無を検査する
方法は、まず作業者がハンマ等でブレーキパッドに何回
も衝撃を加え、ブレーキパッドから衝撃音を発生させ
る。一般に物質が発する衝撃音は、物体固有の周波数を
有するので、ブレーキパッドにクラック等の異常が有る
場合には、その衝撃音の周波数は良品のブレーキパッド
の発する衝撃音の周波数と異なる(周波数は低くな
る)。従って、作業者はブレーキパッドの衝撃音を耳で
聞き、周波数の高低を判断することでブレーキパッドの
良否を検査することができる。
させるため、ブレーキシューやキャリパに取り付けられ
て、車輪と一体に回転しているブレーキドラムやブレー
キディスクに圧接され、その摩擦力により車輪の回転に
制動をかける物であり、極めて高い安全性が要求され
る。従って、制動時に加わる高い圧力や、摩擦熱による
高温に対しても破壊に至らないように、出荷検査の際に
全数クラック等の異常の有無を検査している。従来、こ
のブレーキパッドのクラック等の異常の有無を検査する
方法は、まず作業者がハンマ等でブレーキパッドに何回
も衝撃を加え、ブレーキパッドから衝撃音を発生させ
る。一般に物質が発する衝撃音は、物体固有の周波数を
有するので、ブレーキパッドにクラック等の異常が有る
場合には、その衝撃音の周波数は良品のブレーキパッド
の発する衝撃音の周波数と異なる(周波数は低くな
る)。従って、作業者はブレーキパッドの衝撃音を耳で
聞き、周波数の高低を判断することでブレーキパッドの
良否を検査することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のブレーキパッドの異常判定方法には次のような課
題がある。安全性確保のため、小さなクラック等の微細
な異常の有無まで検査しようとすると、良品との衝撃音
の周波数の高低(音の高低)差は非常に微妙なものとな
り、この周波数の微小な差を聞き分けるためには熟練し
た作業者が必要となると共に、熟練した作業者であって
も、一回の衝撃音で判断できない場合が多く、何回もハ
ンマ等でブレーキパッドを叩く必要があり、作業効率が
悪い。また、作業者の熟練度により良否判定の程度にバ
ラツキが生じ易いという課題がある。従って、本発明は
上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところ
は、効率よく、しかもバラツキが少なく且つ精度の高い
良否判定が可能なブレーキパッドの異常判定方法とその
装置を提供することにある。
従来のブレーキパッドの異常判定方法には次のような課
題がある。安全性確保のため、小さなクラック等の微細
な異常の有無まで検査しようとすると、良品との衝撃音
の周波数の高低(音の高低)差は非常に微妙なものとな
り、この周波数の微小な差を聞き分けるためには熟練し
た作業者が必要となると共に、熟練した作業者であって
も、一回の衝撃音で判断できない場合が多く、何回もハ
ンマ等でブレーキパッドを叩く必要があり、作業効率が
悪い。また、作業者の熟練度により良否判定の程度にバ
ラツキが生じ易いという課題がある。従って、本発明は
上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところ
は、効率よく、しかもバラツキが少なく且つ精度の高い
良否判定が可能なブレーキパッドの異常判定方法とその
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、請求項1記
載のブレーキパッドの異常判定方法は、ブレーキパッド
へ衝撃を加えて該ブレーキパッドから衝撃音を発生さ
せ、該衝撃音を電気信号に変換し、該電気信号を基に、
各周波数ごとのスペクトルデータを作成し、その後該ス
ペクトルデータと、正常なブレーキパッドが発生する衝
撃音のスペクトルデータとを比較し、当該比較結果が予
め定めらた基準範囲を外れる場合に当該ブレーキパッド
が異常であると判定することを特徴とする。
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、請求項1記
載のブレーキパッドの異常判定方法は、ブレーキパッド
へ衝撃を加えて該ブレーキパッドから衝撃音を発生さ
せ、該衝撃音を電気信号に変換し、該電気信号を基に、
各周波数ごとのスペクトルデータを作成し、その後該ス
ペクトルデータと、正常なブレーキパッドが発生する衝
撃音のスペクトルデータとを比較し、当該比較結果が予
め定めらた基準範囲を外れる場合に当該ブレーキパッド
が異常であると判定することを特徴とする。
【0005】また、請求項2記載のブレーキパッドの異
常判定装置は、ブレーキパッドへ衝撃を加えた際に発生
する衝撃音を電気信号に変換するマイクロフォンと、該
マイクロフォンの出力である前記電気信号を基に、各周
波数ごとのスペクトルデータを作成するFFTアナライ
ザと、該FFTアナライザの出力である前記スペクトル
データと予め作成されている正常なブレーキパッドが発
生する音のスペクトルデータを比較し、当該比較結果が
予め定められた基準範囲を外れる場合に当該ブレーキパ
ッドが異常であると判定する判定手段とを具備すること
を特徴とする。
常判定装置は、ブレーキパッドへ衝撃を加えた際に発生
する衝撃音を電気信号に変換するマイクロフォンと、該
マイクロフォンの出力である前記電気信号を基に、各周
波数ごとのスペクトルデータを作成するFFTアナライ
ザと、該FFTアナライザの出力である前記スペクトル
データと予め作成されている正常なブレーキパッドが発
生する音のスペクトルデータを比較し、当該比較結果が
予め定められた基準範囲を外れる場合に当該ブレーキパ
ッドが異常であると判定する判定手段とを具備すること
を特徴とする。
【0006】
【作用】ブレーキパッドが発する衝撃音を電気信号に変
換し、電気信号を基にスペクトルデータを作成し、その
後当該スペクトルデータと、正常なブレーキパッドが発
生する衝撃音のスペクトルデータとを比較し、当該比較
結果が予め定められた基準範囲を外れる場合には、当該
ブレーキパッドが異常であると判定する。
換し、電気信号を基にスペクトルデータを作成し、その
後当該スペクトルデータと、正常なブレーキパッドが発
生する衝撃音のスペクトルデータとを比較し、当該比較
結果が予め定められた基準範囲を外れる場合には、当該
ブレーキパッドが異常であると判定する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面と共に詳述する。まず、図1〜図4と共に構成につい
て説明する。10はマイクロフォンであり、ハンマ等で
衝撃が加えられる被検査物であるブレーキパッド(不図
示)近傍に、当該衝撃による振動の影響を排除するた
め、ブレーキパッドとは非接触に配置されている。な
お、ブレーキパッドに衝撃を加える場合には、作業者が
ハンマ等で行ってもよいが、ロボット等により自動で行
うと、衝撃力をほぼ一定にでき、衝撃音の大きさを揃え
ることができるため、一層精度の良い検査が行える。マ
イクロフォン10はブレーキパッドが発する衝撃音を集
音し、集音した音をアナログの電気信号に変換する。1
2は帯域フィルタであり、マイクロフォン10の出力で
あるアナログの電気信号に含まれる特定周波数帯域の信
号のみを補正信号として出力する。これによりマイクロ
フォン10から集音された他の騒音等の雑音成分を除去
する機能を有する。14はFFTアナライザであり、マ
イクロフォン10が出力する電気信号と、前記補正信号
が入力され、電気信号が入力されてから所定の時間内の
補正信号の、予め決められた範囲内の周波数成分ごとの
パワースペクトルをアナロク信号のスペクトルデータと
して作成する。また、電気信号の入力レベルが一定レベ
ル以上となった場合に、マイクロフォン10により衝撃
音が集音されたことを意味するトリガ信号を出力する。
面と共に詳述する。まず、図1〜図4と共に構成につい
て説明する。10はマイクロフォンであり、ハンマ等で
衝撃が加えられる被検査物であるブレーキパッド(不図
示)近傍に、当該衝撃による振動の影響を排除するた
め、ブレーキパッドとは非接触に配置されている。な
お、ブレーキパッドに衝撃を加える場合には、作業者が
ハンマ等で行ってもよいが、ロボット等により自動で行
うと、衝撃力をほぼ一定にでき、衝撃音の大きさを揃え
ることができるため、一層精度の良い検査が行える。マ
イクロフォン10はブレーキパッドが発する衝撃音を集
音し、集音した音をアナログの電気信号に変換する。1
2は帯域フィルタであり、マイクロフォン10の出力で
あるアナログの電気信号に含まれる特定周波数帯域の信
号のみを補正信号として出力する。これによりマイクロ
フォン10から集音された他の騒音等の雑音成分を除去
する機能を有する。14はFFTアナライザであり、マ
イクロフォン10が出力する電気信号と、前記補正信号
が入力され、電気信号が入力されてから所定の時間内の
補正信号の、予め決められた範囲内の周波数成分ごとの
パワースペクトルをアナロク信号のスペクトルデータと
して作成する。また、電気信号の入力レベルが一定レベ
ル以上となった場合に、マイクロフォン10により衝撃
音が集音されたことを意味するトリガ信号を出力する。
【0008】16は判定手段であり、スペクトルデータ
を表示するためのCRTディスプレイ装置18と、CR
Tディスプレイ装置18の管面表面に取り付けられたC
dsセンサ20と、判定装置22と、判定結果を出力す
る出力手段としての例えば2色のランプ(緑、赤)で構
成された表示器24および例えば2種類の音色(ピンポ
ン、ブー)を出力するブザー26とから構成されてい
る。CRTディスプレイ装置18の管面には、入力され
たスペクトルデータを基に、一例として図3(良品のス
ペクトルデータ波形)および図4(不良品のスペクトル
データ波形)のような所定周波数範囲内の各周波数成分
ごとの電力レベルを示す波形が所定の明るさの輝線で表
示される。また、Cdsセンサ20は、図3および図4
の位置に取り付けられており、取り付けられた位置の一
定範囲A内の輝線の有無を検出し、範囲Aに輝線が有る
場合に検出信号を出力する。さらに、判定装置22は、
トリガ信号が入力された直後の所定時間内の検出信号の
入力の有無により、表示器24とブザー26を駆動し、
検出信号が有りの場合には緑色ランプを点灯させると共
に一方の音色(ピンポン)を発生させ、無しの場合には
赤色ランプを点灯させると共に他方の音色(ブー)を発
させる。また、再度トリガ信号が入力された場合には、
表示手段24と鳴動手段26の駆動をリセットする。
を表示するためのCRTディスプレイ装置18と、CR
Tディスプレイ装置18の管面表面に取り付けられたC
dsセンサ20と、判定装置22と、判定結果を出力す
る出力手段としての例えば2色のランプ(緑、赤)で構
成された表示器24および例えば2種類の音色(ピンポ
ン、ブー)を出力するブザー26とから構成されてい
る。CRTディスプレイ装置18の管面には、入力され
たスペクトルデータを基に、一例として図3(良品のス
ペクトルデータ波形)および図4(不良品のスペクトル
データ波形)のような所定周波数範囲内の各周波数成分
ごとの電力レベルを示す波形が所定の明るさの輝線で表
示される。また、Cdsセンサ20は、図3および図4
の位置に取り付けられており、取り付けられた位置の一
定範囲A内の輝線の有無を検出し、範囲Aに輝線が有る
場合に検出信号を出力する。さらに、判定装置22は、
トリガ信号が入力された直後の所定時間内の検出信号の
入力の有無により、表示器24とブザー26を駆動し、
検出信号が有りの場合には緑色ランプを点灯させると共
に一方の音色(ピンポン)を発生させ、無しの場合には
赤色ランプを点灯させると共に他方の音色(ブー)を発
させる。また、再度トリガ信号が入力された場合には、
表示手段24と鳴動手段26の駆動をリセットする。
【0009】続いて図2のフローチャートをさらに参照
して動作について説明する。まず、各構成部材に電源を
供給し、ブレーキパッドが発する衝撃音を集音し、解析
できる状態とする。なお、Cdsセンサ20はCRTデ
ィスプレイ装置18の管面上へ、予め取得されたブレー
キパッドの良品と不良品のスペクトルデータを基に、図
3および図4に示すように良品の場合にはCdsセンサ
20の検出範囲A内に輝線が表示され、不良品の場合に
は輝線が表示されない位置に取り付けておく(ステップ
100)。従って、Cdsセンサ20から検出信号が出
力されれば許容差範囲内であり、ブレーキパッドは良品
であると判定できる。また、管面に取り付けたCdsセ
ンサ20の外光からの影響を少なくするために、検出位
置のみに開口部を設けたマスキング材で検出位置周辺を
覆うと良いし、Cdsセンサ20の検出範囲Aは、この
マスキング材の開口部の大きさを変えたり、Cdsセン
サ20の数を増減することで可変することができ、良否
判定の基準範囲の増減が可能となる。
して動作について説明する。まず、各構成部材に電源を
供給し、ブレーキパッドが発する衝撃音を集音し、解析
できる状態とする。なお、Cdsセンサ20はCRTデ
ィスプレイ装置18の管面上へ、予め取得されたブレー
キパッドの良品と不良品のスペクトルデータを基に、図
3および図4に示すように良品の場合にはCdsセンサ
20の検出範囲A内に輝線が表示され、不良品の場合に
は輝線が表示されない位置に取り付けておく(ステップ
100)。従って、Cdsセンサ20から検出信号が出
力されれば許容差範囲内であり、ブレーキパッドは良品
であると判定できる。また、管面に取り付けたCdsセ
ンサ20の外光からの影響を少なくするために、検出位
置のみに開口部を設けたマスキング材で検出位置周辺を
覆うと良いし、Cdsセンサ20の検出範囲Aは、この
マスキング材の開口部の大きさを変えたり、Cdsセン
サ20の数を増減することで可変することができ、良否
判定の基準範囲の増減が可能となる。
【0010】準備が完了したらマイクロフォン10の近
傍で、検査するブレーキパッドに衝撃を加え、衝撃音を
発生させてマイクロフォン10から衝撃音を集音し(ス
テップ102)、さらに帯域フィルタ12で騒音等の雑
音成分を除去し(ステップ104)、FFTアナライザ
14で、当該音に対応するスペクトルデータ(良品の場
合は図3に示し、不良品の場合は図4に示す)を作成し
(ステップ106)、そのスペクトルデータをCRTデ
ィスプレイ装置18に表示する(ステップ108)。
傍で、検査するブレーキパッドに衝撃を加え、衝撃音を
発生させてマイクロフォン10から衝撃音を集音し(ス
テップ102)、さらに帯域フィルタ12で騒音等の雑
音成分を除去し(ステップ104)、FFTアナライザ
14で、当該音に対応するスペクトルデータ(良品の場
合は図3に示し、不良品の場合は図4に示す)を作成し
(ステップ106)、そのスペクトルデータをCRTデ
ィスプレイ装置18に表示する(ステップ108)。
【0011】続いて、CRTディスプレイ装置18の管
面上に取り付けられたCdsセンサ20で検出範囲A内
の輝線の有無を検出することで基準スペクトルデータと
比較する(ステップ110)。図3の場合にはCdsセ
ンサ20の検出範囲A内に輝線の有るため、検出信号が
出力され、図4の場合にはCdsセンサ20の検出範囲
A内に輝線が無いため、検出信号は出力されない。ま
た、本実施例では、1つの周波数成分についてのみ輝線
の有無を検査しているが、複数のCdsセンサ20を用
いて複数の周波数成分について基準スペクトルデータと
比較するようにしても良い。次に、判定装置22はトリ
ガ信号の入力直後の所定時間内の検出信号の有無を判断
し(ステップ112)、検出信号が有る場合には表示器
24とブザー26を駆動し、緑色ランプを点灯させると
共に一方の音色(ピンポン)を発生させる(ステップ1
14)。これにより、作業者は、検査されたブレーキパ
ッドが良品であることを確認できる。また、検出信号が
無い場合には表示器24とブザー26を駆動し、赤色ラ
ンプを点灯させると共に他方の音色(ブー)を発生させ
て(ステップ116)、作業者に検査されたブレーキパ
ッドが不良品であることを知らせる。以上、ステップ1
02からステップ114またはステップ116を繰り返
すことで連続してブレーキパッドの検査を行える。
面上に取り付けられたCdsセンサ20で検出範囲A内
の輝線の有無を検出することで基準スペクトルデータと
比較する(ステップ110)。図3の場合にはCdsセ
ンサ20の検出範囲A内に輝線の有るため、検出信号が
出力され、図4の場合にはCdsセンサ20の検出範囲
A内に輝線が無いため、検出信号は出力されない。ま
た、本実施例では、1つの周波数成分についてのみ輝線
の有無を検査しているが、複数のCdsセンサ20を用
いて複数の周波数成分について基準スペクトルデータと
比較するようにしても良い。次に、判定装置22はトリ
ガ信号の入力直後の所定時間内の検出信号の有無を判断
し(ステップ112)、検出信号が有る場合には表示器
24とブザー26を駆動し、緑色ランプを点灯させると
共に一方の音色(ピンポン)を発生させる(ステップ1
14)。これにより、作業者は、検査されたブレーキパ
ッドが良品であることを確認できる。また、検出信号が
無い場合には表示器24とブザー26を駆動し、赤色ラ
ンプを点灯させると共に他方の音色(ブー)を発生させ
て(ステップ116)、作業者に検査されたブレーキパ
ッドが不良品であることを知らせる。以上、ステップ1
02からステップ114またはステップ116を繰り返
すことで連続してブレーキパッドの検査を行える。
【0012】(第2実施例)第2実施例について図5〜
6と共に説明する。まず、図5と共に構成について説明
するが、第1実施例と同一の構成要件については第1実
施例と同一の部材番号を付し、説明は省略する。判定手
段16は、アナログ−デジタル(A/D)変換部28
と、ROM30と、RAM32と、マイクロプロセッサ
(MPU)34と、入力キー36と、表示器24と、ブ
ザー26とから構成されている。さらに詳細に説明する
と、A/D変換部28は、FFTアナライザ14から入
力されたアナロク信号としてのスペクトルデータを、同
じくFFTアナライザ14から入力されたトリガ信号の
入力後所定時間内だけ、ディジタル信号に変換する。ま
た、ROM30には、良品のブレーキパッドの標準的な
衝撃音に相当する周波数成分ごとのパワースペクトル
で、基準スペクトルデータとして予め測定しておいたも
のが記憶されている。本実施例の場合、基準スペクトル
データは予めROM30に記憶されているが、ブレーキ
パッドの検査開始後、一定の時間基準スペクトルデータ
とするデータをサンプリングして書き込み可能な記憶装
置(RAM,フロッピイディスク等)に記憶するように
してもよい。ROM30には基準スペクトルデータの
他、後述するマイクロプロセッサのオペレーティングシ
ステム、制御プログラム、制御データ等が記憶されてい
る。なお、ROM30の記憶内容のうち、基準スペクト
ルデータ、制御プログラム、制御データは外部メモリに
記憶しておいてもよい。また、複数の異なったブレーキ
パッドに対応する複数の基準スペクトルデータをROM
30等に記憶しておいてもよい。
6と共に説明する。まず、図5と共に構成について説明
するが、第1実施例と同一の構成要件については第1実
施例と同一の部材番号を付し、説明は省略する。判定手
段16は、アナログ−デジタル(A/D)変換部28
と、ROM30と、RAM32と、マイクロプロセッサ
(MPU)34と、入力キー36と、表示器24と、ブ
ザー26とから構成されている。さらに詳細に説明する
と、A/D変換部28は、FFTアナライザ14から入
力されたアナロク信号としてのスペクトルデータを、同
じくFFTアナライザ14から入力されたトリガ信号の
入力後所定時間内だけ、ディジタル信号に変換する。ま
た、ROM30には、良品のブレーキパッドの標準的な
衝撃音に相当する周波数成分ごとのパワースペクトル
で、基準スペクトルデータとして予め測定しておいたも
のが記憶されている。本実施例の場合、基準スペクトル
データは予めROM30に記憶されているが、ブレーキ
パッドの検査開始後、一定の時間基準スペクトルデータ
とするデータをサンプリングして書き込み可能な記憶装
置(RAM,フロッピイディスク等)に記憶するように
してもよい。ROM30には基準スペクトルデータの
他、後述するマイクロプロセッサのオペレーティングシ
ステム、制御プログラム、制御データ等が記憶されてい
る。なお、ROM30の記憶内容のうち、基準スペクト
ルデータ、制御プログラム、制御データは外部メモリに
記憶しておいてもよい。また、複数の異なったブレーキ
パッドに対応する複数の基準スペクトルデータをROM
30等に記憶しておいてもよい。
【0013】RAM32は、A/D変換されたスペクト
ルデータを一時記憶する。また、RAM32には入力さ
れたデータや、出力する情報、マイクロプロセッサが演
算した演算結果等も一時記憶される。なお、一時記憶手
段としてはRAM32の代わりにフロッピイディスクや
ICメモリカードを用いてもよい。MPU34はRAM
32に記憶されているスペクトルデータをROM30に
記憶されている基準スペクトルデータと比較演算して、
当該比較結果が、予め制御プログラムで定められている
基準範囲(例えば経験から知り得る周波数毎に予め定め
られた許容差)内であれば当該ブレーキパッドは正常で
あると判定し、一方当該比較結果が、前記基準範囲を外
れる場合には当該ブレーキパッドが異常であると判定す
る。その他、MPU34はブレーキパッド異常判定装置
の各部の制御および演算処理を制御プログラム、制御デ
ータに従ってコントロールする。従って、判定結果を出
力する出力手段の表示器24とブザー26はMPU34
が制御する。36は入力手段の一例である入力キーであ
り、MPU34へ各種コマンド、データを入力する。ま
た、出力手段としてMPU34にプリンタ等を接続し、
判定結果を印字するようにしても良い。
ルデータを一時記憶する。また、RAM32には入力さ
れたデータや、出力する情報、マイクロプロセッサが演
算した演算結果等も一時記憶される。なお、一時記憶手
段としてはRAM32の代わりにフロッピイディスクや
ICメモリカードを用いてもよい。MPU34はRAM
32に記憶されているスペクトルデータをROM30に
記憶されている基準スペクトルデータと比較演算して、
当該比較結果が、予め制御プログラムで定められている
基準範囲(例えば経験から知り得る周波数毎に予め定め
られた許容差)内であれば当該ブレーキパッドは正常で
あると判定し、一方当該比較結果が、前記基準範囲を外
れる場合には当該ブレーキパッドが異常であると判定す
る。その他、MPU34はブレーキパッド異常判定装置
の各部の制御および演算処理を制御プログラム、制御デ
ータに従ってコントロールする。従って、判定結果を出
力する出力手段の表示器24とブザー26はMPU34
が制御する。36は入力手段の一例である入力キーであ
り、MPU34へ各種コマンド、データを入力する。ま
た、出力手段としてMPU34にプリンタ等を接続し、
判定結果を印字するようにしても良い。
【0014】続いて図6のフローチャートをさらに参照
して動作について説明する。本実施例のブレーキパッド
異常判定装置の電源を投入する。これによりMPU34
はROM30から制御プログラムおよび制御データを読
出し、RAM32のクリア等の準備を行う(ステップ2
00)。本実施例では基準スペクトルデータ(図3に示
す)はROM30に予め記憶されているが、もし基準ス
ペクトルデータのサンプリングを行う場合は始動後に行
う。準備が完了したらマイクロフォン10がブレーキパ
ッドの発生する衝撃音を集音し(ステップ202)、帯
域フィルタ12が騒音等の雑音成分を除去し(ステップ
204)、FFTアナライザ14で、当該音に対応する
スペクトルデータを作成する(ステップ206)。そし
てMPU34は、A/D変換部28にてディジタル信号
に変換されたスペクトルデータをRAM32に記憶する
(ステップ208)。
して動作について説明する。本実施例のブレーキパッド
異常判定装置の電源を投入する。これによりMPU34
はROM30から制御プログラムおよび制御データを読
出し、RAM32のクリア等の準備を行う(ステップ2
00)。本実施例では基準スペクトルデータ(図3に示
す)はROM30に予め記憶されているが、もし基準ス
ペクトルデータのサンプリングを行う場合は始動後に行
う。準備が完了したらマイクロフォン10がブレーキパ
ッドの発生する衝撃音を集音し(ステップ202)、帯
域フィルタ12が騒音等の雑音成分を除去し(ステップ
204)、FFTアナライザ14で、当該音に対応する
スペクトルデータを作成する(ステップ206)。そし
てMPU34は、A/D変換部28にてディジタル信号
に変換されたスペクトルデータをRAM32に記憶する
(ステップ208)。
【0015】続いて、MPU34はRAM32に記憶さ
れているスペクトルデータをROM30に記憶されてい
る基準スペクトルデータと比較する(ステップ21
0)。この比較は例えば周波数毎にパワースペクトルの
レベルを比較し、両者の差がプラス及びマイナス方向へ
予め定められている許容差内か否かを判断する(ステッ
プ212)。本実施例では1の周波数について両者の差
が許容差を越えていたら許容差外とする。この判断につ
いてはブレーキパッドの種類等を勘案して適宜判定基準
として設定すればよい。ステップ212において、スペ
クトルデータと基準スペクトルデータとの差が基準差内
と判断された場合は前記第1実施例と同様に表示器24
およびブザー26を駆動して(ステップ214)、作業
者にブレーキパッドが良品であることを知らせてステッ
プ202へ戻り、次回の判定を行う。一方、スペクトル
データと基準スペクトルデータとの差が許容差外と判断
された場合は異常状態なので、前記第1実施例と同様に
表示器24およびブザー26を駆動して(ステップ21
4)、ブレーキパッドの不良を作業者に報知する。そし
て、ステップ202へ戻り、次回の判定を行う。以上、
本発明の好適な実施例について種々述べてきたが本発明
上述の実施例に限定されるのではなく、発明の精神を逸
脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはもちろんであ
る。
れているスペクトルデータをROM30に記憶されてい
る基準スペクトルデータと比較する(ステップ21
0)。この比較は例えば周波数毎にパワースペクトルの
レベルを比較し、両者の差がプラス及びマイナス方向へ
予め定められている許容差内か否かを判断する(ステッ
プ212)。本実施例では1の周波数について両者の差
が許容差を越えていたら許容差外とする。この判断につ
いてはブレーキパッドの種類等を勘案して適宜判定基準
として設定すればよい。ステップ212において、スペ
クトルデータと基準スペクトルデータとの差が基準差内
と判断された場合は前記第1実施例と同様に表示器24
およびブザー26を駆動して(ステップ214)、作業
者にブレーキパッドが良品であることを知らせてステッ
プ202へ戻り、次回の判定を行う。一方、スペクトル
データと基準スペクトルデータとの差が許容差外と判断
された場合は異常状態なので、前記第1実施例と同様に
表示器24およびブザー26を駆動して(ステップ21
4)、ブレーキパッドの不良を作業者に報知する。そし
て、ステップ202へ戻り、次回の判定を行う。以上、
本発明の好適な実施例について種々述べてきたが本発明
上述の実施例に限定されるのではなく、発明の精神を逸
脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはもちろんであ
る。
【0016】
【発明の効果】本発明に係るブレーキパッド異常判定方
法とその装置を用いると、ブレーキパッドが発する衝撃
音を電気信号に変換し、電気信号を基にスペクトルデー
タを作成し、その後当該スペクトルデータと、正常なブ
レーキパッドが発生する衝撃音に相当するスペクトルデ
ータとを比較し、当該比較結果が予め定められている所
定範囲を越えて相違する場合に当該ブレーキパッドが異
常であると自動的に判定するため作業者が耳で聞いて良
否判定する必要がなく、バラツキが少なく且つ精度の高
い検査が効率良く行える等の著効を奏する。
法とその装置を用いると、ブレーキパッドが発する衝撃
音を電気信号に変換し、電気信号を基にスペクトルデー
タを作成し、その後当該スペクトルデータと、正常なブ
レーキパッドが発生する衝撃音に相当するスペクトルデ
ータとを比較し、当該比較結果が予め定められている所
定範囲を越えて相違する場合に当該ブレーキパッドが異
常であると自動的に判定するため作業者が耳で聞いて良
否判定する必要がなく、バラツキが少なく且つ精度の高
い検査が効率良く行える等の著効を奏する。
【図1】本発明に係るブレーキパッド異常判定装置の第
1実施例を示したブロックダイアグラム。
1実施例を示したブロックダイアグラム。
【図2】その動作を示したフローチャート。
【図3】基準スペクトルデータを示したグラフ。
【図4】作成したスペクトルデータを示したグラフ。
【図5】第2実施例を示したブロックダイアグラム。
【図6】その動作を示したフローチャート。
10 マイクロフォン 12 帯域フィルタ 14 FFTアナライザ 16 判定手段
Claims (2)
- 【請求項1】 ブレーキパッドへ衝撃を加えて該ブレー
キパッドから衝撃音を発生させ、 該衝撃音を電気信号に変換し、 該電気信号を基に、各周波数ごとのスペクトルデータを
作成し、 その後該スペクトルデータと、正常なブレーキパッドが
発生する衝撃音のスペクトルデータとを比較し、 当該比較結果が予め定めらた基準範囲を外れる場合に当
該ブレーキパッドが異常であると判定することを特徴と
するブレーキパッドの異常判定方法。 - 【請求項2】 ブレーキパッドへ衝撃を加えた際に発生
する衝撃音を電気信号に変換するマイクロフォンと、 該マイクロフォンの出力である前記電気信号を基に、各
周波数ごとのスペクトルデータを作成するFFTアナラ
イザと、 該FFTアナライザの出力である前記スペクトルデータ
と予め作成されている正常なブレーキパッドが発生する
音のスペクトルデータを比較し、当該比較結果が予め定
められた基準範囲を外れる場合に当該ブレーキパッドが
異常であると判定する判定手段とを具備することを特徴
とするブレーキパッドの異常判定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28536892A JPH06117467A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | ブレーキパッドの異常判定方法とその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28536892A JPH06117467A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | ブレーキパッドの異常判定方法とその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06117467A true JPH06117467A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17690648
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28536892A Pending JPH06117467A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | ブレーキパッドの異常判定方法とその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06117467A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20120085172A1 (en) * | 2010-10-07 | 2012-04-12 | Honeywell Bremsbelag Gmbh | Measuring system for resonant frequency measurements on disc brake pads |
| WO2018159806A1 (ja) * | 2017-03-02 | 2018-09-07 | 日立化成株式会社 | 打音検査装置 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5997018A (ja) * | 1982-11-26 | 1984-06-04 | Mitsubishi Electric Corp | 音又は振動による機器の検査装置 |
| JPS6173063A (ja) * | 1984-09-18 | 1986-04-15 | Ishizuka Glass Ltd | ガラス壜の欠陥検査方法 |
| JPS61207964A (ja) * | 1985-03-12 | 1986-09-16 | Hitachi Electronics Eng Co Ltd | 反射音波による物体検査装置 |
| JPH0483927A (ja) * | 1990-07-26 | 1992-03-17 | Akebono Brake Res & Dev Center Ltd | デイスクパツドの不良品検査方法 |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP28536892A patent/JPH06117467A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN102445334A (zh) * | 2010-10-07 | 2012-05-09 | 霍尼维尔自动衬带有限公司 | 用于盘式刹车片上共振频率测量的测量系统 |
| US8607633B2 (en) * | 2010-10-07 | 2013-12-17 | Honeywell Bremsbelag Gmbh | Measuring system for resonant frequency measurements on disc brake pads |
| WO2018159806A1 (ja) * | 2017-03-02 | 2018-09-07 | 日立化成株式会社 | 打音検査装置 |
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