JPH06118055A - Sf6分解ガス検出用センサー - Google Patents
Sf6分解ガス検出用センサーInfo
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- JPH06118055A JPH06118055A JP4270029A JP27002992A JPH06118055A JP H06118055 A JPH06118055 A JP H06118055A JP 4270029 A JP4270029 A JP 4270029A JP 27002992 A JP27002992 A JP 27002992A JP H06118055 A JPH06118055 A JP H06118055A
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- gas
- weight
- detecting
- sensor
- ceramic
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- Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 SF6 ガス絶縁電気機器の内部異常を簡易な
方法で、早期に検出できるSF6 分解ガス検出用センサ
ーを得る。 【構成】 セラミック板1がSF4 、HFなどの活性な
SF6 分解ガスを吸着すると異種金属の電極2,3間に
自発電流が流れ、しかもこの値はセラミック材料によっ
て大きく影響を受けるので、気孔率5〜40%と気孔径
5〜50μmを限定するか、その組成を限定した。
方法で、早期に検出できるSF6 分解ガス検出用センサ
ーを得る。 【構成】 セラミック板1がSF4 、HFなどの活性な
SF6 分解ガスを吸着すると異種金属の電極2,3間に
自発電流が流れ、しかもこの値はセラミック材料によっ
て大きく影響を受けるので、気孔率5〜40%と気孔径
5〜50μmを限定するか、その組成を限定した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はSF6 (六ふっ化硫
黄)ガスの劣化を検出することにより、SF6ガス絶縁
電気機器等の内部異常検出が可能なセンサーの改良に関
するものである。
黄)ガスの劣化を検出することにより、SF6ガス絶縁
電気機器等の内部異常検出が可能なセンサーの改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】SF6 ガスが封入されたSF6 ガス絶縁
電気機器では、機器本体内で異常が発生すると異常時の
エネルギーで、SF6 ガスが熱分解してSF4 、HFな
どのガスが生成するので、これらのSF6 分解ガスを検
知すればSF6 ガス絶縁電気機器の異常を確認すること
ができる。
電気機器では、機器本体内で異常が発生すると異常時の
エネルギーで、SF6 ガスが熱分解してSF4 、HFな
どのガスが生成するので、これらのSF6 分解ガスを検
知すればSF6 ガス絶縁電気機器の異常を確認すること
ができる。
【0003】SF6 ガスの分解を検知する方法として、
一般的にはSF6 ガス絶縁電気機器内部のSF6 ガスを
捕集し、ガスクロマトグラフィー、イオンクロマトグラ
フィーなどで分析し、異常を確認する方法が広く実用化
されている。
一般的にはSF6 ガス絶縁電気機器内部のSF6 ガスを
捕集し、ガスクロマトグラフィー、イオンクロマトグラ
フィーなどで分析し、異常を確認する方法が広く実用化
されている。
【0004】機器にオンラインまたはそれに近い方法で
異常を検出する方法もいくつか提案されている。例えば
特公昭60−14152号公報や特公昭63−4087
5号公報では、機器内のガスと連通する位置に吸着材を
配置する方法が開示されている。また、例えば特公昭6
0−14152号公報では、SF6 分解ガスが吸着され
た場合の吸着材の誘電特性から、特公昭63−4087
5号公報では色の変化から、ガス絶縁電気機器の異常を
検出する方法が開示されている。
異常を検出する方法もいくつか提案されている。例えば
特公昭60−14152号公報や特公昭63−4087
5号公報では、機器内のガスと連通する位置に吸着材を
配置する方法が開示されている。また、例えば特公昭6
0−14152号公報では、SF6 分解ガスが吸着され
た場合の吸着材の誘電特性から、特公昭63−4087
5号公報では色の変化から、ガス絶縁電気機器の異常を
検出する方法が開示されている。
【0005】また、例えば特公平1−100444号公
報あるいは特公昭64−12807号公報では、絶縁膜
上に配設された金属薄膜の導電性が低下することにより
SF6 ガス絶縁電気機器の異常を検出する方法が開示さ
れている。
報あるいは特公昭64−12807号公報では、絶縁膜
上に配設された金属薄膜の導電性が低下することにより
SF6 ガス絶縁電気機器の異常を検出する方法が開示さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般的に行われている
ガス分析による方法では、ガスの採取から分析結果のア
ウトプットまで多くの人手と時間を要するという問題点
があった。さらに、SF6 分解ガスは活性で化学的に反
応し易いので、ガスの採取から分析までの時間が長い場
合には、そのガスの一部が化学的に反応してしまうので
正確な分析ができないなどの問題点があった。
ガス分析による方法では、ガスの採取から分析結果のア
ウトプットまで多くの人手と時間を要するという問題点
があった。さらに、SF6 分解ガスは活性で化学的に反
応し易いので、ガスの採取から分析までの時間が長い場
合には、そのガスの一部が化学的に反応してしまうので
正確な分析ができないなどの問題点があった。
【0007】また、前述の特許公報に開示されている方
法には次に述べるような問題点がある。特公昭60−1
4152号公報に開示された方法では、吸着材に配設し
た電極に一定電圧を印加するための手段が必要になり、
装置が複雑になる。また、特公昭63−40875号公
報に開示された方法では、オンラインで監視するには吸
着材の変色度合いを検出することが必要であるが、これ
にはよい方法が見あたらない。
法には次に述べるような問題点がある。特公昭60−1
4152号公報に開示された方法では、吸着材に配設し
た電極に一定電圧を印加するための手段が必要になり、
装置が複雑になる。また、特公昭63−40875号公
報に開示された方法では、オンラインで監視するには吸
着材の変色度合いを検出することが必要であるが、これ
にはよい方法が見あたらない。
【0008】特公平1−100444号公報あるいは特
公昭64−12807号公報に開示された方法では、基
板上に絶縁膜及び金属薄膜を積層する必要があり、この
素子の製作が難しく、また、特公昭60−14152号
公報に開示された方法では定電圧装置が必要である。
公昭64−12807号公報に開示された方法では、基
板上に絶縁膜及び金属薄膜を積層する必要があり、この
素子の製作が難しく、また、特公昭60−14152号
公報に開示された方法では定電圧装置が必要である。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、SF6 ガス絶縁電気機器等の内
部異常を簡易な方法で、早期に検出することのできるS
F6分解ガス検出用センサーを得ることを目的とする。
ためになされたもので、SF6 ガス絶縁電気機器等の内
部異常を簡易な方法で、早期に検出することのできるS
F6分解ガス検出用センサーを得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によるS
F6 分解ガス検出用センサーは、セラミックの気孔率が
5〜40%、気孔径が5〜50μmに限定したものであ
る。
F6 分解ガス検出用センサーは、セラミックの気孔率が
5〜40%、気孔径が5〜50μmに限定したものであ
る。
【0011】請求項2の発明によるSF6 分解ガス検出
用センサーは、セラミックの組成を酸化亜鉛15〜40
重量%、シリカ10〜20重量%、ホウ酸8〜25重量
%、コージライト12〜15重量%、合成マイカ20〜
50重量%で構成したものである。
用センサーは、セラミックの組成を酸化亜鉛15〜40
重量%、シリカ10〜20重量%、ホウ酸8〜25重量
%、コージライト12〜15重量%、合成マイカ20〜
50重量%で構成したものである。
【0012】請求項3の発明によるSF6 分解ガス検出
用センサーは、SF6 分解ガスを吸着するセラミック板
の面上の2種類の金属膜電極の形状が櫛型状に対面させ
たものである。
用センサーは、SF6 分解ガスを吸着するセラミック板
の面上の2種類の金属膜電極の形状が櫛型状に対面させ
たものである。
【0013】請求項4の発明によるSF6 分解ガス検出
用センサーは、厚さ方向の小径の貫通孔を多数個有し且
つSF6 分解ガスを吸着するセラミック板の平面の上下
に2種類の異種金属を電極として固着したものである。
用センサーは、厚さ方向の小径の貫通孔を多数個有し且
つSF6 分解ガスを吸着するセラミック板の平面の上下
に2種類の異種金属を電極として固着したものである。
【0014】請求項5の発明によるSF6 分解ガス検出
用センサーは、セラミック棒に2条のスパイラル溝を平
行に設け、その溝に異種金属電極線を相対して巻き付け
たものである。
用センサーは、セラミック棒に2条のスパイラル溝を平
行に設け、その溝に異種金属電極線を相対して巻き付け
たものである。
【0015】
【作用】請求項1の発明によれば、セラミック材料がS
F4 、HFなどの活性なSF6分解ガスを吸着するとこ
の面上の異種金属の電極間に自発電流が流れ、しかもこ
の自発電流の値は、セラミックの材料によって大きく影
響を受け、気孔率5〜40%で、気孔径5〜50μmの
場合についてのみ吸着面積の増大で大きくなる。
F4 、HFなどの活性なSF6分解ガスを吸着するとこ
の面上の異種金属の電極間に自発電流が流れ、しかもこ
の自発電流の値は、セラミックの材料によって大きく影
響を受け、気孔率5〜40%で、気孔径5〜50μmの
場合についてのみ吸着面積の増大で大きくなる。
【0016】請求項2の発明によれば、自発電流の値
は、上記と同じくセラミックの材料によって大きく影響
を受け、SF6 分解ガスの吸着効率の良い上記組成範囲
が有用で、その範囲を超えると緻密な焼結品が得られな
かったり、機械加工性に劣る。また、セラミックを構成
する酸化亜鉛とホウ酸の化合物及び酸化亜鉛とシリカの
化合物等も活性なSF6 分解ガスを吸着すると一部反応
して電気抵抗が低下するため電極間に生じる自発電流値
が増大する。
は、上記と同じくセラミックの材料によって大きく影響
を受け、SF6 分解ガスの吸着効率の良い上記組成範囲
が有用で、その範囲を超えると緻密な焼結品が得られな
かったり、機械加工性に劣る。また、セラミックを構成
する酸化亜鉛とホウ酸の化合物及び酸化亜鉛とシリカの
化合物等も活性なSF6 分解ガスを吸着すると一部反応
して電気抵抗が低下するため電極間に生じる自発電流値
が増大する。
【0017】請求項3乃至5の発明によれば、セラミッ
ク材料がSF4 、HFなどの活性なSF6 分解ガスを吸
着すると異種金属の電極間に自発電流が流れ、しかもこ
の自発電流の値はセラミック面上に形成された電極の形
状によって大きく影響を受け、電極間のギャップを一定
とすると、対面する電極部分の電極長に比例して大きく
なることから電極長を大きくとって感度を向上させる。
ク材料がSF4 、HFなどの活性なSF6 分解ガスを吸
着すると異種金属の電極間に自発電流が流れ、しかもこ
の自発電流の値はセラミック面上に形成された電極の形
状によって大きく影響を受け、電極間のギャップを一定
とすると、対面する電極部分の電極長に比例して大きく
なることから電極長を大きくとって感度を向上させる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の実施例1〜実施例8に係るSF6
分解ガス検出用センサーの基本的構成とその試験装置の
構成を示す図である。図1において、1は電気絶縁性の
セラミック板、2は例えば金の電極、3は例えばアルミ
ニウムの電極であり、電極2,3はセラミック板1の板
面上にある間隔(電極ギャップ)を有するように配設さ
れた金属膜である。4は電極2,3にそれぞれ接続され
たリード線、5は符号1〜3で構成されるSF6 分解ガ
ス検出用センサーが収納されている容器、6は容器5に
SF6 ガスを封入するためのガスポンプ、7はガスポン
プ6より容器5内に接続する接続管、8はリード線4に
接続された電圧計である。
る。図1はこの発明の実施例1〜実施例8に係るSF6
分解ガス検出用センサーの基本的構成とその試験装置の
構成を示す図である。図1において、1は電気絶縁性の
セラミック板、2は例えば金の電極、3は例えばアルミ
ニウムの電極であり、電極2,3はセラミック板1の板
面上にある間隔(電極ギャップ)を有するように配設さ
れた金属膜である。4は電極2,3にそれぞれ接続され
たリード線、5は符号1〜3で構成されるSF6 分解ガ
ス検出用センサーが収納されている容器、6は容器5に
SF6 ガスを封入するためのガスポンプ、7はガスポン
プ6より容器5内に接続する接続管、8はリード線4に
接続された電圧計である。
【0019】上記構成のSF6 分解ガス検出用センサー
の動作について述べる。ガスポンプ6により接続管7を
通ってSF6 ガスが容器5内に封入される。このSF6
ガス中に分解ガス成分が存在すると、その分解ガス成分
がセラミック板1に吸着されて電極2,3間に生じる電
位差によって電流が自発的に発生し、リード線4を流
れ、電圧計8によって電圧が計測される。SF6 ガス中
に分解ガスが存在しなければ、電極2,3間に発生する
電圧はほとんど零であり、電圧計8によって計測される
電圧はほとんど零である。
の動作について述べる。ガスポンプ6により接続管7を
通ってSF6 ガスが容器5内に封入される。このSF6
ガス中に分解ガス成分が存在すると、その分解ガス成分
がセラミック板1に吸着されて電極2,3間に生じる電
位差によって電流が自発的に発生し、リード線4を流
れ、電圧計8によって電圧が計測される。SF6 ガス中
に分解ガスが存在しなければ、電極2,3間に発生する
電圧はほとんど零であり、電圧計8によって計測される
電圧はほとんど零である。
【0020】実施例1.セラミック板1として気孔率が
10%、気孔径が20〜30μmのムライトを使用し
た。
10%、気孔径が20〜30μmのムライトを使用し
た。
【0021】実施例2.セラミック板1として気孔率が
30%、気孔径が5〜20μmのアルミナ焼結品を使用
した。
30%、気孔径が5〜20μmのアルミナ焼結品を使用
した。
【0022】実施例3.セラミック板1として気孔率が
30%、気孔径が20〜50μmのコージライト焼結品
を使用した。
30%、気孔径が20〜50μmのコージライト焼結品
を使用した。
【0023】比較例1−1として気孔率が50%、気孔
径が20〜50μmのムライト焼結品、比較例1−2と
して気孔率が20%、気孔径が50〜100μmのアル
ミナ焼結品、比較例1−3として気孔率が10%、気孔
径が3μmのアルミナ焼結品、比較例1−4として気孔
率が3%、気孔径が10〜20μmのアルミナ焼結品を
図1に示すと同様な装置でSF6 分解ガス検出用センサ
ーのセラミック板としてそれぞれ用いた。
径が20〜50μmのムライト焼結品、比較例1−2と
して気孔率が20%、気孔径が50〜100μmのアル
ミナ焼結品、比較例1−3として気孔率が10%、気孔
径が3μmのアルミナ焼結品、比較例1−4として気孔
率が3%、気孔径が10〜20μmのアルミナ焼結品を
図1に示すと同様な装置でSF6 分解ガス検出用センサ
ーのセラミック板としてそれぞれ用いた。
【0024】電極作製時の電極ギャップ間距離を三次元
測定機で測定した。ギャップ間距離としては実施例1〜
3や比較例1−1〜1−4では、0.5mmとなるように
作製した。また、電極ギャップ間精度の良好(±0.1
mm)なものについて、新SF6 ガス中、及びSF6 分解
ガス30分曝露後、また、分解ガス曝露後容器5内を真
空引きし、分解ガスを除去した後についての各自発電流
を図1に示す装置で求めた。なお、自発電流は電圧計8
で得られた電圧を電圧計8のインピーダンス(1×10
6 Ω)で除算して求めた。下記表1に電極ギャップ間距
離及び自発電流の測定値を示す。
測定機で測定した。ギャップ間距離としては実施例1〜
3や比較例1−1〜1−4では、0.5mmとなるように
作製した。また、電極ギャップ間精度の良好(±0.1
mm)なものについて、新SF6 ガス中、及びSF6 分解
ガス30分曝露後、また、分解ガス曝露後容器5内を真
空引きし、分解ガスを除去した後についての各自発電流
を図1に示す装置で求めた。なお、自発電流は電圧計8
で得られた電圧を電圧計8のインピーダンス(1×10
6 Ω)で除算して求めた。下記表1に電極ギャップ間距
離及び自発電流の測定値を示す。
【0025】
【表1】
【0026】自発電流は、SF6 分解ガスがセラミック
板1に接触した場合にのみ発生し、比較例1−1は、電
極ギャップ間精度が低下し、金属電極同士の短絡が生じ
ている。比較例1−2も電極ギャップ間精度が低下し、
比較例1−1と同様の問題が生じる可能性が十分にあ
る。また、比較例1−3、1−4は電極ギャップ間精度
は向上するが、自発電流の発生量が実施例1〜3(10
-7A台)に比較して非常に小さい。
板1に接触した場合にのみ発生し、比較例1−1は、電
極ギャップ間精度が低下し、金属電極同士の短絡が生じ
ている。比較例1−2も電極ギャップ間精度が低下し、
比較例1−1と同様の問題が生じる可能性が十分にあ
る。また、比較例1−3、1−4は電極ギャップ間精度
は向上するが、自発電流の発生量が実施例1〜3(10
-7A台)に比較して非常に小さい。
【0027】表1の結果から、SF6 分解ガス検出用セ
ンサーに用いられているセラミック板1がSF4 、HF
などの活性なSF6 分解ガスを吸着すると異種金属の電
極2,3間に自発電流が流れ、しかもこの自発電流の値
はセラミック板1の材料によって大きく影響を受けるこ
とが分かった。
ンサーに用いられているセラミック板1がSF4 、HF
などの活性なSF6 分解ガスを吸着すると異種金属の電
極2,3間に自発電流が流れ、しかもこの自発電流の値
はセラミック板1の材料によって大きく影響を受けるこ
とが分かった。
【0028】すなわち、セラミック板1の材料が気孔率
5〜40%で、気孔径5〜30μmの場合についてのみ
自発電流が比較的に大きく認められることが分かった。
セラミック板1は電気絶縁性セラミックで、アルミナ、
コージライト、ムライト、ホルステライトなど常態での
絶縁抵抗が1010Ω以上のものであればよい。
5〜40%で、気孔径5〜30μmの場合についてのみ
自発電流が比較的に大きく認められることが分かった。
セラミック板1は電気絶縁性セラミックで、アルミナ、
コージライト、ムライト、ホルステライトなど常態での
絶縁抵抗が1010Ω以上のものであればよい。
【0029】また、セラミック材の気孔径5μm以下の
場合には、自発電流の値が小さくてSF6 分解ガスを検
出することはできない。気孔径が50μm以上の場合、
金属電極との密着性や電極の寸法精度が低下し、センサ
ーの小型化において好ましくない。セラミック材の気孔
率が5%以下であると、吸着されるSF6 分解ガス量が
少なく自発電流の値が小さくてSF6 分解ガスを検出す
ることができない。また、気孔率が40%以上の場合
も、電極との密着性や電極の寸法精度が低下し、センサ
ーの小型化において好ましくない。
場合には、自発電流の値が小さくてSF6 分解ガスを検
出することはできない。気孔径が50μm以上の場合、
金属電極との密着性や電極の寸法精度が低下し、センサ
ーの小型化において好ましくない。セラミック材の気孔
率が5%以下であると、吸着されるSF6 分解ガス量が
少なく自発電流の値が小さくてSF6 分解ガスを検出す
ることができない。また、気孔率が40%以上の場合
も、電極との密着性や電極の寸法精度が低下し、センサ
ーの小型化において好ましくない。
【0030】すなわち、図1に示すセラミック板1の気
孔率が5〜40%、気孔径が5〜50μmを有すること
を特徴とする電気絶縁性セラミック材料がSF6 分解ガ
スを自発電流で検出するセンサー材料として有用である
ことを見いだした。
孔率が5〜40%、気孔径が5〜50μmを有すること
を特徴とする電気絶縁性セラミック材料がSF6 分解ガ
スを自発電流で検出するセンサー材料として有用である
ことを見いだした。
【0031】自発電流の発生機構については明らかにす
ることができていないが、セラミック上の電極部分で金
属のイオン化が起こり、金属のイオン化傾向の差によっ
て電位差を生じ、電極間に自発電流が流れ、この自発電
流の値はセラミック板へのSF6 分解ガスの吸着量と正
の相関関係があるものと推定される。
ることができていないが、セラミック上の電極部分で金
属のイオン化が起こり、金属のイオン化傾向の差によっ
て電位差を生じ、電極間に自発電流が流れ、この自発電
流の値はセラミック板へのSF6 分解ガスの吸着量と正
の相関関係があるものと推定される。
【0032】実施例4.図1に示すセラミック板1とし
て酸化亜鉛36.6重量%、シリカ8.4重量%、ホウ
酸11.3重量%、コージライト5.7重量%、合成マ
イカ38.0重量%の配合比で混合後、焼成したセラミ
ック板を使用した。
て酸化亜鉛36.6重量%、シリカ8.4重量%、ホウ
酸11.3重量%、コージライト5.7重量%、合成マ
イカ38.0重量%の配合比で混合後、焼成したセラミ
ック板を使用した。
【0033】実施例5.同じくセラミック板1として、
酸化亜鉛40.0重量%、シリカ10.0重量%、ホウ
酸16.0重量%、コージライト14.0重量%、合成
マイカ20.0重量%の配合比で混合後、焼成したセラ
ミック板を使用した。
酸化亜鉛40.0重量%、シリカ10.0重量%、ホウ
酸16.0重量%、コージライト14.0重量%、合成
マイカ20.0重量%の配合比で混合後、焼成したセラ
ミック板を使用した。
【0034】実施例6.同じくセラミック板1として、
酸化亜鉛20.0重量%、シリカ10.0重量%、ホウ
酸14.0重量%、コージライト6.0重量%、合成マ
イカ50.0重量%の配合比で混合後、焼成したセラミ
ック板を使用した。
酸化亜鉛20.0重量%、シリカ10.0重量%、ホウ
酸14.0重量%、コージライト6.0重量%、合成マ
イカ50.0重量%の配合比で混合後、焼成したセラミ
ック板を使用した。
【0035】実施例7.同じくセラミック板1として、
酸化亜鉛15.0重量%、シリカ10.0重量%、ホウ
酸25.0重量%、コージライト10.0重量%、合成
マイカ40.0重量%の配合比で混合後、焼成したセラ
ミック板を使用した。
酸化亜鉛15.0重量%、シリカ10.0重量%、ホウ
酸25.0重量%、コージライト10.0重量%、合成
マイカ40.0重量%の配合比で混合後、焼成したセラ
ミック板を使用した。
【0036】実施例8.同じくセラミック板1として、
酸化亜鉛30.0重量%、シリカ20.0重量%、ホウ
酸10.0重量%、コージライト10.0重量%、合成
マイカ30.0重量%の配合比で混合後、焼成したセラ
ミック板を使用した。
酸化亜鉛30.0重量%、シリカ20.0重量%、ホウ
酸10.0重量%、コージライト10.0重量%、合成
マイカ30.0重量%の配合比で混合後、焼成したセラ
ミック板を使用した。
【0037】比較例2−1として酸化亜鉛10.0重量
%、シリカ20.0重量%、ホウ酸20.0重量%、コ
ージライト10.0重量%、合成マイカ40.0重量%
で混合後、焼成したセラミック板を使用した。比較例2
−2として酸化亜鉛50.0重量%、シリカ10.0重
量%、ホウ酸10.0重量%、コージライト5.0重量
%、合成マイカ25.0重量%で混合後、焼成したセラ
ミック板を使用した。比較例2−3として酸化亜鉛3
0.0重量%、シリカ30.0重量%、ホウ酸10.0
重量%、コージライト5.0重量%、合成マイカ25.
0重量%で混合後、焼成したセラミック板を使用した。
%、シリカ20.0重量%、ホウ酸20.0重量%、コ
ージライト10.0重量%、合成マイカ40.0重量%
で混合後、焼成したセラミック板を使用した。比較例2
−2として酸化亜鉛50.0重量%、シリカ10.0重
量%、ホウ酸10.0重量%、コージライト5.0重量
%、合成マイカ25.0重量%で混合後、焼成したセラ
ミック板を使用した。比較例2−3として酸化亜鉛3
0.0重量%、シリカ30.0重量%、ホウ酸10.0
重量%、コージライト5.0重量%、合成マイカ25.
0重量%で混合後、焼成したセラミック板を使用した。
【0038】比較例2−4として酸化亜鉛40.0重量
%、シリカ5.0重量%、ホウ酸15.0重量%、コー
ジライト10.0重量%、合成マイカ30.0重量%で
混合後、焼成したセラミック板を使用した。比較例2−
5として酸化亜鉛35.0重量%、シリカ15.0重量
%、ホウ酸5.0重量%、コージライト5.0重量%、
合成マイカ40.0重量%で混合後、焼成したセラミッ
ク板を使用した。比較例2−6として酸化亜鉛25.0
重量%、シリカ10.0重量%、ホウ酸30.0重量
%、コージライト5.0重量%、合成マイカ30.0重
量%で混合後、焼成したセラミック板を使用した。
%、シリカ5.0重量%、ホウ酸15.0重量%、コー
ジライト10.0重量%、合成マイカ30.0重量%で
混合後、焼成したセラミック板を使用した。比較例2−
5として酸化亜鉛35.0重量%、シリカ15.0重量
%、ホウ酸5.0重量%、コージライト5.0重量%、
合成マイカ40.0重量%で混合後、焼成したセラミッ
ク板を使用した。比較例2−6として酸化亜鉛25.0
重量%、シリカ10.0重量%、ホウ酸30.0重量
%、コージライト5.0重量%、合成マイカ30.0重
量%で混合後、焼成したセラミック板を使用した。
【0039】比較例2−7として酸化亜鉛25.0重量
%、シリカ10.0重量%、ホウ酸15.0重量%、コ
ージライト20.0重量%、合成マイカ30.0重量%
で混合後、焼成したセラミック板を使用した。比較例2
−8として酸化亜鉛35.0重量%、シリカ15.0重
量%、ホウ酸15.0重量%、コージライト0.0重量
%、合成マイカ35.0重量%で混合後、焼成したセラ
ミック板を使用した。比較例2−9として酸化亜鉛2
0.0重量%、シリカ10.0重量%、ホウ酸8.0重
量%、コージライト2.0重量%、合成マイカ60.0
重量%で混合後、焼成したセラミック板を使用した。
%、シリカ10.0重量%、ホウ酸15.0重量%、コ
ージライト20.0重量%、合成マイカ30.0重量%
で混合後、焼成したセラミック板を使用した。比較例2
−8として酸化亜鉛35.0重量%、シリカ15.0重
量%、ホウ酸15.0重量%、コージライト0.0重量
%、合成マイカ35.0重量%で混合後、焼成したセラ
ミック板を使用した。比較例2−9として酸化亜鉛2
0.0重量%、シリカ10.0重量%、ホウ酸8.0重
量%、コージライト2.0重量%、合成マイカ60.0
重量%で混合後、焼成したセラミック板を使用した。
【0040】比較例2−10として、酸化亜鉛40.0
重量%、シリカ20.0重量%、ホウ酸20.0重量
%、コージライト10.0重量%、合成マイカ10.0
重量%で混合後、焼成したセラミック板を使用した。比
較例2−11として、一般に市販されているアルミナ
(96%)のセラミック板を使用した。
重量%、シリカ20.0重量%、ホウ酸20.0重量
%、コージライト10.0重量%、合成マイカ10.0
重量%で混合後、焼成したセラミック板を使用した。比
較例2−11として、一般に市販されているアルミナ
(96%)のセラミック板を使用した。
【0041】上記のセラミック板1上の電極2,3間の
電極ギャップ間距離を0.5mmで配設した時の電極ギャ
ップ間精度を表2に示すように三次元測定機で測定を行
った。比較例2−1〜2−9では、電極のギャップ精度
が低く、電極間の短絡が生じている場合もある。
電極ギャップ間距離を0.5mmで配設した時の電極ギャ
ップ間精度を表2に示すように三次元測定機で測定を行
った。比較例2−1〜2−9では、電極のギャップ精度
が低く、電極間の短絡が生じている場合もある。
【0042】
【表2】
【0043】また、上記電極ギャップ間精度の良好(±
0.1mm)なものについて新SF6ガス中、及びSF6
分解ガス30分曝露後、また、分解ガス曝露後容器5内
を真空引きし、SF6 分解ガスを除去した後についての
自発電流をそれぞれ求めた。なお、自発電流は電圧計で
得られた電圧を電圧計のインピーダンス(1×10Ω)
で除いて求めた。表3に測定値を示したが、本発明のセ
ラミックセンサーは分解ガスがセラミック板と接触した
場合のみ発生し、また、比較例2−11から理解される
ように本発明の定めた範囲の材料のみ自発電流が大きく
発生する。
0.1mm)なものについて新SF6ガス中、及びSF6
分解ガス30分曝露後、また、分解ガス曝露後容器5内
を真空引きし、SF6 分解ガスを除去した後についての
自発電流をそれぞれ求めた。なお、自発電流は電圧計で
得られた電圧を電圧計のインピーダンス(1×10Ω)
で除いて求めた。表3に測定値を示したが、本発明のセ
ラミックセンサーは分解ガスがセラミック板と接触した
場合のみ発生し、また、比較例2−11から理解される
ように本発明の定めた範囲の材料のみ自発電流が大きく
発生する。
【0044】
【表3】
【0045】表2及び表3の結果から理解できるよう
に、セラミック板材料が酸化亜鉛、シリカ、ホウ酸、コ
ージライト、合成マイカを構成材料とし、前記材料を混
合後焼成して得られる組成のセラミックの場合について
SF6 分解ガス検出用センサーの自発電流の値が著しく
大きくみとめられることが分かった。このセラミック板
は電気絶縁性セラミックであり、常態での絶縁抵抗が1
010以上のものである。
に、セラミック板材料が酸化亜鉛、シリカ、ホウ酸、コ
ージライト、合成マイカを構成材料とし、前記材料を混
合後焼成して得られる組成のセラミックの場合について
SF6 分解ガス検出用センサーの自発電流の値が著しく
大きくみとめられることが分かった。このセラミック板
は電気絶縁性セラミックであり、常態での絶縁抵抗が1
010以上のものである。
【0046】酸化亜鉛の組成比率は15〜40重量%で
あることが好ましい。これ以上でも、以下でも緻密な焼
結品が得られず、電極の密着性や電極の寸法精度が低下
してセンサーの小型化において好ましくない。ホウ酸の
組成比率も8〜25重量%であることが好ましく、シリ
カの組成比率も10〜20重量%であることが好まし
い。シリカ、ホウ酸とも上記の組成比率より大きくて
も、小さくても酸化亜鉛と同様に緻密な焼結品が得られ
ず好ましくない。
あることが好ましい。これ以上でも、以下でも緻密な焼
結品が得られず、電極の密着性や電極の寸法精度が低下
してセンサーの小型化において好ましくない。ホウ酸の
組成比率も8〜25重量%であることが好ましく、シリ
カの組成比率も10〜20重量%であることが好まし
い。シリカ、ホウ酸とも上記の組成比率より大きくて
も、小さくても酸化亜鉛と同様に緻密な焼結品が得られ
ず好ましくない。
【0047】また、コージライトは2〜15重量%であ
ることが好ましい。これ以下でも、以上であると緻密な
焼結品が得られず好ましくない。合成マイカは20〜5
0重量%であることが好ましい。これ以上であると緻密
な焼結品が得られず、またこれ以下では機械加工性に劣
り、所定の形状化が困難になり好ましくない。
ることが好ましい。これ以下でも、以上であると緻密な
焼結品が得られず好ましくない。合成マイカは20〜5
0重量%であることが好ましい。これ以上であると緻密
な焼結品が得られず、またこれ以下では機械加工性に劣
り、所定の形状化が困難になり好ましくない。
【0048】すなわち、酸化亜鉛15〜40重量%、シ
リカ10〜20重量%、ホウ酸8〜25重量%、コージ
ライト2〜15重量%、合成マイカ20〜50重量%で
構成された組成を有する電気絶縁性セラミック材料がS
F6 分解ガスを自発電流で検出するセンサー素子材料と
して有用であることを見い出した。
リカ10〜20重量%、ホウ酸8〜25重量%、コージ
ライト2〜15重量%、合成マイカ20〜50重量%で
構成された組成を有する電気絶縁性セラミック材料がS
F6 分解ガスを自発電流で検出するセンサー素子材料と
して有用であることを見い出した。
【0049】SF4 、HFなど活性なSF6 分解ガス吸
着による異種金属電極間の自発電流の発生機構について
明らかにすることができていないが、上記組成のセラミ
ック板はSF4 、HFなど加水分解性のSF6 分解ガス
を吸着すると固体電解質媒体として作用する。このため
電極部分で金属のイオン化が起こり、金属のイオン化傾
向の差によって電位差を生じ電極間に自発電流が流れる
ものと推定される。
着による異種金属電極間の自発電流の発生機構について
明らかにすることができていないが、上記組成のセラミ
ック板はSF4 、HFなど加水分解性のSF6 分解ガス
を吸着すると固体電解質媒体として作用する。このため
電極部分で金属のイオン化が起こり、金属のイオン化傾
向の差によって電位差を生じ電極間に自発電流が流れる
ものと推定される。
【0050】また、本発明のセラミックを構成する酸化
亜鉛とホウ酸の化合物及び酸化亜鉛とシリカの化合物等
も活性なSF6 分解ガスを吸着すると一部反応して電気
抵抗が低下するため電極間に生じる自発電流値が増大す
ることも推定される。また、合成マイカ、コージライト
もSF6 分解ガスと反応して電気抵抗が低下していると
考えられるが、これらの反応形態の詳細な現状では不明
である。
亜鉛とホウ酸の化合物及び酸化亜鉛とシリカの化合物等
も活性なSF6 分解ガスを吸着すると一部反応して電気
抵抗が低下するため電極間に生じる自発電流値が増大す
ることも推定される。また、合成マイカ、コージライト
もSF6 分解ガスと反応して電気抵抗が低下していると
考えられるが、これらの反応形態の詳細な現状では不明
である。
【0051】実施例9.図2は本実施例によるSF6 分
解ガス検出用センサーの平面図(図2(a))と側面図
(図2(b))であり、図2において、1Aは縦横が例
えば各40mmの平板状のセラミック板であり、このセラ
ミック板1Aの上面上に異種金属膜から成る電極2A,
3Aの形状が櫛型状に対面させ、両電極2A,3A間の
距離(電極ギャップ間距離)を0.5mmにして設けたも
のである。
解ガス検出用センサーの平面図(図2(a))と側面図
(図2(b))であり、図2において、1Aは縦横が例
えば各40mmの平板状のセラミック板であり、このセラ
ミック板1Aの上面上に異種金属膜から成る電極2A,
3Aの形状が櫛型状に対面させ、両電極2A,3A間の
距離(電極ギャップ間距離)を0.5mmにして設けたも
のである。
【0052】実施例10.図3は本実施例によるSF6
分解ガス検出用センサーの平面図(図3(a))と側面
図(図3(b))であり、図3において、1Bは縦横が
例えば40mmの平板で、径が0.1〜1.0mmの、厚さ
方向の貫通孔9をマトリックス状に多数個有しているセ
ラミック板、2Bはセラミック板1Bの上面全面に固着
された例えば金の金属膜の電極、3Bはセラミック板1
Bの下面全面に固着された例えばアルミニウムの金属膜
の電極である。
分解ガス検出用センサーの平面図(図3(a))と側面
図(図3(b))であり、図3において、1Bは縦横が
例えば40mmの平板で、径が0.1〜1.0mmの、厚さ
方向の貫通孔9をマトリックス状に多数個有しているセ
ラミック板、2Bはセラミック板1Bの上面全面に固着
された例えば金の金属膜の電極、3Bはセラミック板1
Bの下面全面に固着された例えばアルミニウムの金属膜
の電極である。
【0053】実施例11.図4は本実施例によるSF6
分解ガス検出用センサーの正面図(図4(a))と部分
拡大図(図4(b))であり、図4において、1Cは丸
棒状のセラミック棒、1C1 ,1C2 はセラミック棒1
C表面に平行に2条にしてスパイラル状に設けられたス
パイラル溝、2C,3Cはスパイラル溝1C1 ,1C2
に相対して巻付けられた例えば金とアルミニウムの異種
金属電極線である。
分解ガス検出用センサーの正面図(図4(a))と部分
拡大図(図4(b))であり、図4において、1Cは丸
棒状のセラミック棒、1C1 ,1C2 はセラミック棒1
C表面に平行に2条にしてスパイラル状に設けられたス
パイラル溝、2C,3Cはスパイラル溝1C1 ,1C2
に相対して巻付けられた例えば金とアルミニウムの異種
金属電極線である。
【0054】上記実施例9〜11において挙げたセラミ
ック板1A,1Bやセラミック棒1Cの材料は、実施例
1〜3と同様な気孔率が5〜40%、気孔径が5〜50
μmの第1の条件、実施例4〜8と同様な酸化亜鉛15
〜40重量%、シリカ10〜20重量%、ホウ酸8〜2
5重量%、コージライト2〜15重量%、合成マイカ2
0〜50重量%で構成された組成の第2の条件の少なく
とも一方を満たしていることがより好ましく、実施例9
〜11では第1の条件を満たしている。
ック板1A,1Bやセラミック棒1Cの材料は、実施例
1〜3と同様な気孔率が5〜40%、気孔径が5〜50
μmの第1の条件、実施例4〜8と同様な酸化亜鉛15
〜40重量%、シリカ10〜20重量%、ホウ酸8〜2
5重量%、コージライト2〜15重量%、合成マイカ2
0〜50重量%で構成された組成の第2の条件の少なく
とも一方を満たしていることがより好ましく、実施例9
〜11では第1の条件を満たしている。
【0055】図5は実施例9〜11に対する比較例3−
1のSF6 分解ガス検出用センサーの正面図(図5
(a))と側面図(図5(b))であり、1Dは縦横が
各40mmの平板状のセラミック板、2D,3Dはセラミ
ック板1Dの上面にギャップ間隔0.5mmをもたせて相
対向した例えば金とアルミニウムの異種金属膜から成る
電極である。なお、セラミック板1Dの材料としては実
施例9〜11で用いたセラミックと同部材のものを用い
た。
1のSF6 分解ガス検出用センサーの正面図(図5
(a))と側面図(図5(b))であり、1Dは縦横が
各40mmの平板状のセラミック板、2D,3Dはセラミ
ック板1Dの上面にギャップ間隔0.5mmをもたせて相
対向した例えば金とアルミニウムの異種金属膜から成る
電極である。なお、セラミック板1Dの材料としては実
施例9〜11で用いたセラミックと同部材のものを用い
た。
【0056】実施例9〜11に示すSF6 分解ガス検出
用センサーや比較例3−1に示すSF6 分解ガス検出用
センサーを図1と同様に構成して、新SF6 ガス中、及
び放電分解させたSF6 分解ガス30分曝露後の各自発
電流を測定した。なお、自発電流は電圧計で得られた電
圧を電圧計のインピーダンス(1×106 Ω)で除算し
て求めた。
用センサーや比較例3−1に示すSF6 分解ガス検出用
センサーを図1と同様に構成して、新SF6 ガス中、及
び放電分解させたSF6 分解ガス30分曝露後の各自発
電流を測定した。なお、自発電流は電圧計で得られた電
圧を電圧計のインピーダンス(1×106 Ω)で除算し
て求めた。
【0057】
【表4】
【0058】上記表4にその測定値を示したが、このS
F6 分解ガス検出用センサーはSF6 分解ガスがセラミ
ックと接触した場合のみ自発電流を発生する。図2、図
3に示すSF6 分解ガス検出用センサーの形状では図5
に示すセンサーの比較例と比べると同寸法、同材質のセ
ラミック材料から得られる自発電流値が約1桁程度増加
し、また、図4に示すSF6 分解ガス検出用センサーの
形状も大型化せずに比較例3−1のセンサーに比べて大
きな自発電流が得られる。
F6 分解ガス検出用センサーはSF6 分解ガスがセラミ
ックと接触した場合のみ自発電流を発生する。図2、図
3に示すSF6 分解ガス検出用センサーの形状では図5
に示すセンサーの比較例と比べると同寸法、同材質のセ
ラミック材料から得られる自発電流値が約1桁程度増加
し、また、図4に示すSF6 分解ガス検出用センサーの
形状も大型化せずに比較例3−1のセンサーに比べて大
きな自発電流が得られる。
【0059】この自発電流の値は、電極間ギャップを一
定とすると、対面する電極部分の電極長に比例して大き
くなることから、電極長を大きくとるとセンサーの感度
を向上させることができる。
定とすると、対面する電極部分の電極長に比例して大き
くなることから、電極長を大きくとるとセンサーの感度
を向上させることができる。
【0060】上記各実施例では電極材料に金及びアルミ
ニウムを用いたが、異種金属であれば他の金属の組み合
わせも同様の効果を奏することは勿論言うまでもない。
ニウムを用いたが、異種金属であれば他の金属の組み合
わせも同様の効果を奏することは勿論言うまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上のように、この発明によればセラミ
ックの気孔率が5〜40%、気孔径が5〜50μmとな
るように構成するか、もしくはセラミックの組成を酸化
亜鉛15〜40重量%、シリカ10〜20重量%、ホウ
酸8〜25重量%、コージライト12〜15重量%、合
成マイカ20〜50重量%となるように構成するか、も
しくはセラミック面上の対面する電極部分の電極長を大
きくなるようにSF6 分解ガス検出用センサーを構成し
たので、SF6 分解ガス発生時に測定される自発電流量
を大きくして感度を向上させることができ、SF6 ガス
絶縁電気機器の異常を検出する装置に使用することによ
り、SF6 ガス絶縁電気機器の異常を容易で且つ正確に
検出することができる。
ックの気孔率が5〜40%、気孔径が5〜50μmとな
るように構成するか、もしくはセラミックの組成を酸化
亜鉛15〜40重量%、シリカ10〜20重量%、ホウ
酸8〜25重量%、コージライト12〜15重量%、合
成マイカ20〜50重量%となるように構成するか、も
しくはセラミック面上の対面する電極部分の電極長を大
きくなるようにSF6 分解ガス検出用センサーを構成し
たので、SF6 分解ガス発生時に測定される自発電流量
を大きくして感度を向上させることができ、SF6 ガス
絶縁電気機器の異常を検出する装置に使用することによ
り、SF6 ガス絶縁電気機器の異常を容易で且つ正確に
検出することができる。
【図1】この発明の実施例1〜8によるSF6 分解ガス
検出用センサーとその試験装置との構成を示す図であ
る。
検出用センサーとその試験装置との構成を示す図であ
る。
【図2】この発明の実施例9によるSF6 分解ガス検出
用センサーの構成を示す図である。
用センサーの構成を示す図である。
【図3】この発明の実施例10によるSF6 分解ガス検
出用センサーの構成を示す図である。
出用センサーの構成を示す図である。
【図4】この発明の実施例11によるSF6 分解ガス検
出用センサーの構成を示す図である。
出用センサーの構成を示す図である。
【図5】比較例のSF6 分解ガス検出用センサーの構成
を示す図である。
を示す図である。
1,1A,1B セラミック板 2,3,2A,3A,2B,3B 電極 9 貫通孔 1C セラミック棒 1C1 ,1C2 スパイラル溝 2C,3C 異種金属電極線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 忠禧 兵庫県尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三 菱電機株式会社生産技術研究所内 (72)発明者 牧野 芳弘 兵庫県赤穂市天和651番地 三菱電機株式 会社赤穂製作所内 (72)発明者 篠原 秀雄 兵庫県赤穂市天和651番地 三菱電機株式 会社赤穂製作所内
Claims (5)
- 【請求項1】 SF6 分解ガスを吸着し且つ気孔率が5
〜40%、気孔径が5〜50μmのセラミックの面上
に、2種類の金属電極をある間隔を有するように配設し
た構造を有し、SF6 ガスの劣化を自発電流で検出する
ことを特徴とするSF6 分解ガス検出用センサー。 - 【請求項2】 酸化亜鉛15〜40重量%、シリカ10
〜20重量%、ホウ酸8〜25重量%、コージライト1
2〜15重量%、合成マイカ20〜50重量%で構成さ
れた組成を有するセラミックの面上に2種類の金属電極
をある間隔を有するように配設した構造を有し、SF6
ガスの劣化を自発電流で検出することを特徴とするSF
6 分解ガス検出用センサー。 - 【請求項3】 SF6 分解ガスを吸着するセラミック板
の面上に2種類の金属膜電極をある間隔を有するように
配設した構造を有し、その電極形状が櫛型状に対面さ
せ、SF6 ガスの劣化を自発電流で検出することを特徴
とするSF6 分解ガス検出用センサー。 - 【請求項4】 厚さ方向の小径の貫通孔を多数個有し且
つSF6 分解ガスを吸着するセラミック板の平面の上下
に2種類の異種金属を固着して電極となし、SF6 ガス
の劣化を自発電流で検出することを特徴とするSF6 分
解ガス検出用センサー。 - 【請求項5】 SF6 分解ガスを吸着するセラミック棒
に2条のスパイラル溝を平行に設け、その溝に異種金属
電極線を相対して巻き付け、SF6 ガスの劣化を自発電
流で検出することを特徴とするSF6 分解ガス検出用セ
ンサー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4270029A JPH06118055A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | Sf6分解ガス検出用センサー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4270029A JPH06118055A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | Sf6分解ガス検出用センサー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06118055A true JPH06118055A (ja) | 1994-04-28 |
Family
ID=17480545
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4270029A Pending JPH06118055A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | Sf6分解ガス検出用センサー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06118055A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103412014A (zh) * | 2013-06-28 | 2013-11-27 | 广东电网公司电力科学研究院 | 一种氟化氢气体在线检测仪及方法 |
| WO2020075917A1 (ko) * | 2018-10-10 | 2020-04-16 | 한국전력공사 | 가스절연기기 진단용 가스센서 모듈 |
-
1992
- 1992-10-08 JP JP4270029A patent/JPH06118055A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103412014A (zh) * | 2013-06-28 | 2013-11-27 | 广东电网公司电力科学研究院 | 一种氟化氢气体在线检测仪及方法 |
| WO2020075917A1 (ko) * | 2018-10-10 | 2020-04-16 | 한국전력공사 | 가스절연기기 진단용 가스센서 모듈 |
| KR20200040477A (ko) * | 2018-10-10 | 2020-04-20 | 한국전력공사 | 가스절연기기 진단용 가스센서 모듈 |
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