JPH0611980B2 - 自然石を用いた護岸の施工方法 - Google Patents

自然石を用いた護岸の施工方法

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JPH0611980B2
JPH0611980B2 JP62237467A JP23746787A JPH0611980B2 JP H0611980 B2 JPH0611980 B2 JP H0611980B2 JP 62237467 A JP62237467 A JP 62237467A JP 23746787 A JP23746787 A JP 23746787A JP H0611980 B2 JPH0611980 B2 JP H0611980B2
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満州美 川瀬
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Obayashi Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、自然石を護岸の法面に敷き並べる護岸の施
工方法の改良に関する。
《従来の技術》 自然石を用いた親水護岸の施工方法としては、従来から
護岸の法面に捨てコンクリートの打設を含む基礎工を施
した後、玉石、砕石、半割玉石などの比較的大形の自然
石を敷き並べ、その後コンクリートを打設して前記自然
石の頂部の一部を露出した状態で法面の築造を完成する
ようにしている。
しかしながら、この工法では以下の問題点があった。
《発明が解決しようとする問題点》 すなわち、この工法では斜面上での自然石の敷き並べ作
業となるので、比較的勾配が急な場所では、クレーンに
よる石の吊込み作業からコンクリート打設作業に至るま
での間に前記自然石の座りが不安定であり、作業員の安
全性確保に問題があった。
また、近年需要が高まりつつある親水護岸では特に視覚
的な見栄え効果を配慮する必要があるが、前記のごとく
自然石は大きさや形状が不揃いであり、これらのことを
配慮せずに不揃いのまま敷き並べたままでは、仕上り状
態の見栄えが低下する。逆に大きさや形状を揃えながら
配列しようとすると、これらの作業全般に亘り現場作業
者の熟練と感に頼り、工期も遅れがちとなっていた。
さらに、河川では雨季や乾季で水位が異なり、水位の低
い時期に集中して工事を行わなければならないが、工期
が長くなると、仮設工事についやされる費用にも大きく
影響を及ぼす結果にもつながり兼ねなかった。
ところで、この種の自然石を敷き並べる工法に替わる工
法としては、適度な大きさのプレキャストコンクリート
製のタイルブロックを敷き並べる工法もある。
この工法では規格化された平板状のタイルブロックを敷
き並べるだけで良いので、作業員の熟練を要することが
なく、工期が短縮でき、仕上りも均一であり、しかも設
置作業時の座りも良好であるため、作業員の安全性確保
の上からも好適である。
しかし、このタイルブロックは単位体積当りの重量が自
然石を用いた場合よりも軽く、法面に対する鎮圧効果が
少なく、重量を自然石並みに確保しようとするとタイル
ブロック一枚当りの体積を極めて大きなものとせざるを
得なくなり、運搬などにも支障をきたすほか、自然石を
用いた場合よりも製作費用などの点で高価となってい
た。
この発明は以上の問題点を解決するもので、その目的
は、自然石の持つ体積当りの重量の大きさというメリッ
トを生かしつつ、欠点であった作業性の低さを改善する
ようにした自然石を用いた護岸の施工方法を提供するも
のである。
《問題点を解決するための手段》 前記目的を達成するため、この発明は、河川などの水際
における法面に自然石を敷き並べた後に前記自然石間を
コンクリートによって固定するようにした護岸の施工方
法において、あらかじめ複数の自然石の下方部分に一次
コンクリートを打設して、前記各自然石の上方が露出し
た状態のコンクリート製ブロックを形成し、該ブロック
を前記法面に敷き並べた後、前記自然石の頂部の一部を
露出した状態で前記ブロック上に二次コンクリートを打
設し、複数のブロックを一体化することを要旨とする。
《作用》 敷き並べ方法は従来のタイルブロックとほぼ同様であ
り、傾斜面であっても安定した状態で敷き並べることが
できる。
また、ブロックの形成時に自然石の大きさを揃えること
によって、配列された各石間に極端な不揃いを生ずるこ
とがない。
《実施例》 以下、この発明の一実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
第1図(a)〜(c)はこの発明にかかる護岸の施工方
法を示している。
図において、所定の勾配に形成された親水護岸壁を構成
する地盤Eの法面E1には捨てコンクリート1が打設さ
れ、この表面に玉石ブロック2が敷き並べられ、その後
二次コンクリート3が打設され、玉石ブロック2の頂部
の一部を露出した状態で前記二次コンクリート3を平坦
化し、工事を完了する。
前記各玉石ブロック2は、予め工場などで製作されたも
のであり、この実施例では大きさが類似する二つの自然
の玉石4の底部を一定の厚みおよび外形寸法の鉄筋コン
クリート製のタイル状ブロック5で一体化したものであ
る。
その製作方法としては、第2図(a),(b)に示すよ
うに一定の型枠6内に複数の鉄筋7を平行に配筋すると
ともに、補強用鉄筋8をX状に交差した状態で配筋し、
鉄筋7の上部に前記一対の玉石4を並列状態に設置し、
次いで、型枠6内に一次コンクリートを流し込み、固化
させた後型枠6から脱型することによって一定寸法のブ
ロック5上に二つの玉石4を並列状態に一体化した玉石
ブロック2が完成する。
なお、前記補強用鉄筋8の両端は上部にコ字形に折曲げ
られ、前記タイルブロック5の左右上部に突出する把手
部8aを形成し、クレーンでの吊込み作業の簡素化を図
っている。
したがって、このようにユニット化された玉石ブロック
2を敷き並べる作業は、従来のコンクリート製のタイル
ブロックの敷設作業と全く同様な作業形態であり、クレ
ーンなどを用いて玉石ブロック2の集積場所から設置場
所に順次移動しつつ設置することで、例えば第3図
(a)に示すごとく列毎に継目をずらして間をあけずに
密集配列したり、格子状に密集配列することで敷き並べ
作業を完了する。そして、この作業は単に平板状のブロ
ック2を配列するだけであるから、設置状態では法面E
1に安定して配列され、また作業者にとっても熟練を必
要とせず、作業時間も極端に短縮できる。
その後、二次コンクリート3を玉石ブロック2の表面に
打設し、タイルブロック5上を平らにならすことで、第
3図(b)に示すように玉石4の頂部の一部を露出した
状態で施工が完了する。
この場合、補強用鉄筋8の把手部8aは、二次コンクリ
ート3中に埋設され、一次,二次コンクリート3間に介
在して両者間の接合強度を補強する。
なお、二次コンクリート3を打設する前に把手部8aに
からませて縦横に配筋を施せばさらに接合強度が増加す
る。
施工完了状態では、従来の玉石を配列した護岸とまった
く同様の外観であり、玉石4の重量に応じた鎮圧効果も
全く同様である。
さらには前記玉石4の露出表面は前記ブロック化のため
の加工時において大きさを揃えているので、ほぼ一定の
形状となり、配列状態における外観も良好となる。
なお、以上の実施例では二つの玉石4をブロック化した
が、一つ或いは三つ以上をまとめてブロック化してもよ
いことは勿論であり、ブロック化するときの成形性や敷
き並べる際の作業性を考慮することで個数が定まること
になる。また、玉石以外の例えば砕石、半割玉石など自
然石一般も適用できることは勿論である。
《効果》 以上実施例によって詳細に説明したように、この発明方
法によれば、敷き並べ方法がコンクリートブロックとほ
ぼ同様であり、傾斜面であっても安定した状態で敷き並
べることができ、しかも施工速度も従来の自然石を敷き
並べる場合に比べて極端に向上し、さらには施工完了状
態では従来の施工方法と全く同一の外観および自然石に
よる法面の鎮圧効果を得られる。
また、この発明方法によれば、ブロックの成形時に自然
石の大きさを揃えることによって、配列された各石間に
極端な不揃いを生ずることがなく、従来のように熟練者
の手によらずとも見栄えが良好となる。
したがって、この発明方法によれば、特に河川の親水護
岸のごとく見栄え上も配慮しなくてはならない場所であ
って、渇水期のみが施工期間である施工場所などに好適
である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b),(c)はこの発明方法の施工順
序を示す断面説明図、第2図(a),(b)は玉石ブロ
ックの施工順序を示す説明図、第3図(a),(b)は
玉石ブロックの敷き並べ状態および二次コンクリート打
設状態の説明図である。 1……捨てコンクリート、2……玉石ブロック 3……二次コンクリート、4……玉石(自然石) 5……タイルブロック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】河川などの水際における法面に自然石を敷
    き並べた後に前記自然石間をコンクリートによって固定
    するようにした護岸の施工方法において、あらかじめ複
    数の自然石の下方部分に一次コンクリートを打設して、
    前記各自然石の上方が露出した状態のコンクリート製ブ
    ロックを形成し、該ブロックを前記法面に敷き並べた
    後、前記自然石の頂部の一部を露出した状態で前記ブロ
    ック上に二次コンクリートを打設し、複数のブロックを
    一体化することを特徴とする自然石を用いた護岸の施工
    方法。
JP62237467A 1987-09-24 1987-09-24 自然石を用いた護岸の施工方法 Expired - Lifetime JPH0611980B2 (ja)

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JPS6480611A JPS6480611A (en) 1989-03-27
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