JPH0612103A - 学習制御装置 - Google Patents
学習制御装置Info
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- JPH0612103A JPH0612103A JP4168006A JP16800692A JPH0612103A JP H0612103 A JPH0612103 A JP H0612103A JP 4168006 A JP4168006 A JP 4168006A JP 16800692 A JP16800692 A JP 16800692A JP H0612103 A JPH0612103 A JP H0612103A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 入出力関係をあらかじめ正確に把握すること
が困難な制御対象に対し、その入出力関係を予測した定
性モデルを用いて制御を行うと共に、従来の定性制御で
は制御することが不可能であった特性を持つ制御対象に
対しても、その制御を可能とし、さらに制御対象の出力
値を目標値に収束させるまでの制御回数を少なくするこ
とを可能とする学習制御装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 制御対象100に対し、その出力を検出する
出力検出手段102と、出力の目標値を出力する目標値
出力手段104と、目標値と出力の誤差を演算し、出力
する誤差出力手段106と、制御対象100の特性に応
じ、ゲインを設定する変化幅決定手段107と、設定さ
れたゲインを用いて入力増加分を演算し出力する入力変
化決定手段108と、得られた入力増加分と前回の入力
を用いて新たな入力を求める入力更新手段110とを備
えることにより、前記制御対象100の出力をその目標
値に一致させるように制御することを特徴とする学習制
御装置。
が困難な制御対象に対し、その入出力関係を予測した定
性モデルを用いて制御を行うと共に、従来の定性制御で
は制御することが不可能であった特性を持つ制御対象に
対しても、その制御を可能とし、さらに制御対象の出力
値を目標値に収束させるまでの制御回数を少なくするこ
とを可能とする学習制御装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 制御対象100に対し、その出力を検出する
出力検出手段102と、出力の目標値を出力する目標値
出力手段104と、目標値と出力の誤差を演算し、出力
する誤差出力手段106と、制御対象100の特性に応
じ、ゲインを設定する変化幅決定手段107と、設定さ
れたゲインを用いて入力増加分を演算し出力する入力変
化決定手段108と、得られた入力増加分と前回の入力
を用いて新たな入力を求める入力更新手段110とを備
えることにより、前記制御対象100の出力をその目標
値に一致させるように制御することを特徴とする学習制
御装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば複写機や化学プ
ラントなどのように、入出力関係をあらかじめ正確に把
握することが困難な制御対象の制御を行う学習制御装置
に関する。
ラントなどのように、入出力関係をあらかじめ正確に把
握することが困難な制御対象の制御を行う学習制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、従来例として、特願平2−202
180の学習制御装置について簡単に説明する。図8は
基本となる学習制御装置の説明をするために、その制御
対象の一例としてとりあげるアナログ方式の電子写真プ
ロセスを持った複写機の要部を示す斜視図である。図8
において、801は感光体、802は帯電器、803は
露光ランプ、804は現像器、806は複写原稿、80
7は第1の基準濃度板(濃度=DIN・ H )、808は第
2の基準濃度板(濃度=DIN・ L 、ただしDIN・H >DI
N・ L とする。)、809は感光体801上の第1の基
準濃度板807に対する第1のトナー像(画像濃度=D
OUT ・ H )、810は感光体801上の第2の基準濃度
板808に対する第2のトナー像(画像濃度=DOUT ・
L )、811は上述したそれぞれの要素から構成される
電子写真プロセスを持つ複写機、812は濃度センサで
ある。
180の学習制御装置について簡単に説明する。図8は
基本となる学習制御装置の説明をするために、その制御
対象の一例としてとりあげるアナログ方式の電子写真プ
ロセスを持った複写機の要部を示す斜視図である。図8
において、801は感光体、802は帯電器、803は
露光ランプ、804は現像器、806は複写原稿、80
7は第1の基準濃度板(濃度=DIN・ H )、808は第
2の基準濃度板(濃度=DIN・ L 、ただしDIN・H >DI
N・ L とする。)、809は感光体801上の第1の基
準濃度板807に対する第1のトナー像(画像濃度=D
OUT ・ H )、810は感光体801上の第2の基準濃度
板808に対する第2のトナー像(画像濃度=DOUT ・
L )、811は上述したそれぞれの要素から構成される
電子写真プロセスを持つ複写機、812は濃度センサで
ある。
【0003】次に、このように構成された電子写真プロ
セスの動作について説明する。まず帯電器802に帯電
器電圧u2を入力することによって、感光体801の表
面はu2に応じた初期電位に帯電される。次に露光ラン
プ803は、露光ランプ電圧u1に応じた光を、複写原
稿806および第1の基準濃度板807、第2の基準濃
度板808に照射する。この光は感光体801上に結像
され、露光前に一様であった感光体801の表面電位
は、それぞれの濃度に対応した光エネルギを受けて減衰
し、感光体上801上に電位分布による静電潜像を形成
する。さらに、現像バイアス電圧u3に設定された現像
器804によって、感光体801の表面電位に応じたト
ナー量が感光体801の表面に付着し、第1のトナー像
809および第2のトナー像810を形成する。
セスの動作について説明する。まず帯電器802に帯電
器電圧u2を入力することによって、感光体801の表
面はu2に応じた初期電位に帯電される。次に露光ラン
プ803は、露光ランプ電圧u1に応じた光を、複写原
稿806および第1の基準濃度板807、第2の基準濃
度板808に照射する。この光は感光体801上に結像
され、露光前に一様であった感光体801の表面電位
は、それぞれの濃度に対応した光エネルギを受けて減衰
し、感光体上801上に電位分布による静電潜像を形成
する。さらに、現像バイアス電圧u3に設定された現像
器804によって、感光体801の表面電位に応じたト
ナー量が感光体801の表面に付着し、第1のトナー像
809および第2のトナー像810を形成する。
【0004】以上の動作説明における定量的な関係は、
次式によって表される。
次式によって表される。
【0005】
【数10】
【0006】ここで、DINは入力画像濃度(DIN・ H ま
たはDIN・ L )、DOUT は感光体801上への出力画像
濃度(DOUT ・ H またはDOUT ・ L )、Eは入力画像濃
度DINに対応する光エネルギー、Vは光エネルギーEに
よって減衰した感光体801上の表面電位、p1は露光
ランプ803の特性によって定まる正のパラメータ、p
2は感光体801の自然放電特性によって定まる正のパ
ラメータ、p3は感光体801の感度および光学系の透
過率によって定まる正のパラメータ、p4は現像器80
5のトナー濃度や感光体801の誘電率などによって定
まる正のパラメータである。
たはDIN・ L )、DOUT は感光体801上への出力画像
濃度(DOUT ・ H またはDOUT ・ L )、Eは入力画像濃
度DINに対応する光エネルギー、Vは光エネルギーEに
よって減衰した感光体801上の表面電位、p1は露光
ランプ803の特性によって定まる正のパラメータ、p
2は感光体801の自然放電特性によって定まる正のパ
ラメータ、p3は感光体801の感度および光学系の透
過率によって定まる正のパラメータ、p4は現像器80
5のトナー濃度や感光体801の誘電率などによって定
まる正のパラメータである。
【0007】また、[数10]によって決定される入力
濃度DINと出力濃度DOUT の関係は、一般に図9に示す
ような特性曲線となる。即ち、図9は、図8に示す複写
機における入力画像濃度と出力画像濃度の関係を示すグ
ラフである。いま、この特性曲線を簡単に表現するため
に、次式で表わす2つの出力y1、y2を考える。
濃度DINと出力濃度DOUT の関係は、一般に図9に示す
ような特性曲線となる。即ち、図9は、図8に示す複写
機における入力画像濃度と出力画像濃度の関係を示すグ
ラフである。いま、この特性曲線を簡単に表現するため
に、次式で表わす2つの出力y1、y2を考える。
【0008】
【数11】
【0009】ここで、y1は図9の特性曲線の直線部分
における中点を、またy2は直線部分の傾きを表わして
いる。パラメータp1〜p4は、既に述べたように複写
機811の様々な特性に依存し、かつ環境の温度・湿度
によっても変動するものなので、これらを正確に求める
ことは実際上きわめて困難である。従って、制御の目的
としては、出力y1を目標中間濃度yd1に、出力y2
を目標濃度勾配yd2に一致させることになる。そし
て、yd1およびyd2はそれぞれ、次の[数12]で
示すように、第1の基準濃度板807の濃度DIN・ H に
対する目標濃度DT・ H と第2の基準濃度板808の濃
度DIN・ L に対する目標濃度DT ・ L から求めることが
できる。
における中点を、またy2は直線部分の傾きを表わして
いる。パラメータp1〜p4は、既に述べたように複写
機811の様々な特性に依存し、かつ環境の温度・湿度
によっても変動するものなので、これらを正確に求める
ことは実際上きわめて困難である。従って、制御の目的
としては、出力y1を目標中間濃度yd1に、出力y2
を目標濃度勾配yd2に一致させることになる。そし
て、yd1およびyd2はそれぞれ、次の[数12]で
示すように、第1の基準濃度板807の濃度DIN・ H に
対する目標濃度DT・ H と第2の基準濃度板808の濃
度DIN・ L に対する目標濃度DT ・ L から求めることが
できる。
【0010】
【数12】
【0011】図7は基本となる学習制御装置の構成を示
すブロック図である。図7において、700は制御対象
(即ち、図8で示す複写機811のこと)、702は出
力検出手段、704は目標値出力手段、706は誤差出
力手段、708は入力変化決定手段、710は入力更新
手段、712は定性モデル修正手段、714は入力印加
手段、716は出力符号検出回路、718は誤差符号検
出回路である。
すブロック図である。図7において、700は制御対象
(即ち、図8で示す複写機811のこと)、702は出
力検出手段、704は目標値出力手段、706は誤差出
力手段、708は入力変化決定手段、710は入力更新
手段、712は定性モデル修正手段、714は入力印加
手段、716は出力符号検出回路、718は誤差符号検
出回路である。
【0012】この学習制御装置の動作は次のとおりであ
る。まず、制御対象700からの出力Y=(y1,y
2)は出力検出手段702によって検出される。そして
出力検出手段702で検出された出力Y=(y1,y
2)と目標値出力手段704から出力される目標値Yd
=(yd1,yd2)とを用いて、誤差出力手段706
は、誤差e=Yd−Yを出力する。そして、出力された
誤差eは誤差符号検出回路718において、その符号
[e]が検出される。ここで符号[e]としては
“+”、“−”、“0”のいずれか1つを表すデータを
有する。すなわち符号[e]は、出力Yを目標値Ydに
近づけるために出力Yを増加又は減少させるか、あるい
は現在の値を保持すべきかの情報を有する。また、出力
符号検出回路716は出力検出手段702から出力され
る出力Yを用いて出力の変化方向の符号[△Y](ただ
し、出力の変化方向とは、制御した結果、実際に生じた
出力変化の定性値のことであり、その符号については、
一定の方向を正又は負と定めておく)を検出して出力す
る。
る。まず、制御対象700からの出力Y=(y1,y
2)は出力検出手段702によって検出される。そして
出力検出手段702で検出された出力Y=(y1,y
2)と目標値出力手段704から出力される目標値Yd
=(yd1,yd2)とを用いて、誤差出力手段706
は、誤差e=Yd−Yを出力する。そして、出力された
誤差eは誤差符号検出回路718において、その符号
[e]が検出される。ここで符号[e]としては
“+”、“−”、“0”のいずれか1つを表すデータを
有する。すなわち符号[e]は、出力Yを目標値Ydに
近づけるために出力Yを増加又は減少させるか、あるい
は現在の値を保持すべきかの情報を有する。また、出力
符号検出回路716は出力検出手段702から出力され
る出力Yを用いて出力の変化方向の符号[△Y](ただ
し、出力の変化方向とは、制御した結果、実際に生じた
出力変化の定性値のことであり、その符号については、
一定の方向を正又は負と定めておく)を検出して出力す
る。
【0013】次に入力変化決定手段708について説明
する。入力変化決定手段708は、まず、すべての入力
変化△Ui(具体的には、[△U1]=(+,0,−)
と[△U2]=(+,0,−)の全ての組合せパターン
のこと)に対し、予測出力の定性値として、
する。入力変化決定手段708は、まず、すべての入力
変化△Ui(具体的には、[△U1]=(+,0,−)
と[△U2]=(+,0,−)の全ての組合せパターン
のこと)に対し、予測出力の定性値として、
【0014】
【数13】
【0015】を出力する(なお、文字の上のハット
“^”はその文字が表すデータの予測データを表す)。
そして、予測出力が[数13]=(+,−)のように
“+”、“−”、“0”、“?”の符号を用いてベクト
ル表現される。そして、増加予測については“+”、減
少予測については“−”、変化なしは“0”、予測不可
能は“?”というように、各符号でもって出力の変化方
向を表している。
“^”はその文字が表すデータの予測データを表す)。
そして、予測出力が[数13]=(+,−)のように
“+”、“−”、“0”、“?”の符号を用いてベクト
ル表現される。そして、増加予測については“+”、減
少予測については“−”、変化なしは“0”、予測不可
能は“?”というように、各符号でもって出力の変化方
向を表している。
【0016】次に、入力変化決定手段708は、予測出
力の中からその符号が誤差符号検出回路718から出力
される誤差の値の符号[e]と一致するそれぞれ1個の
予測出力を選択する。さらに入力変化決定手段708
は、選択された予測出力に対応する入力変化△Uiを出
力する。そこで、入力更新手段710は、入力変化決定
手段708から出力される入力変化△Uiと現在の入力
Uとを加算演算し、更新された新しい入力Uを出力す
る。
力の中からその符号が誤差符号検出回路718から出力
される誤差の値の符号[e]と一致するそれぞれ1個の
予測出力を選択する。さらに入力変化決定手段708
は、選択された予測出力に対応する入力変化△Uiを出
力する。そこで、入力更新手段710は、入力変化決定
手段708から出力される入力変化△Uiと現在の入力
Uとを加算演算し、更新された新しい入力Uを出力す
る。
【0017】また、定性モデル修正手段712には、入
力変化決定手段708から出力される予測出力[数1
3]、入力印加手段714からの出力である露光ランプ
電圧u1、出力符号検出回路716から出力の変化方向
を表す符号変化[△Y]が入力される。ここでは、出力
符号検出回路716から出力される符号変化[△Y]と
入力変化決定手段708から出力される予測出力[数1
3]が比較され、両者が等しくない場合には、後述する
ように修正出力Q(後述する境界パラメータのこと)が
入力変化決定手段708に入力される。
力変化決定手段708から出力される予測出力[数1
3]、入力印加手段714からの出力である露光ランプ
電圧u1、出力符号検出回路716から出力の変化方向
を表す符号変化[△Y]が入力される。ここでは、出力
符号検出回路716から出力される符号変化[△Y]と
入力変化決定手段708から出力される予測出力[数1
3]が比較され、両者が等しくない場合には、後述する
ように修正出力Q(後述する境界パラメータのこと)が
入力変化決定手段708に入力される。
【0018】このように、定性モデル修正手段712が
定性モデル(予測出力を得るために用いるモデルであっ
て、その詳細については後述する)を修正し、入力変化
決定手段708が修正した定性モデルによって誤差符号
検出回路718から出力される符号[e]と一致する予
測出力を出力するための入力変化△Uiを選定する。そ
して、入力更新手段710は選定された入力変化△Ui
を用いて新たな入力Uを求める。そこで、高圧電源回路
等で構成される入力印加手段714により、制御対象7
00に対して実際に求めた入力Uが印加される。以上の
動作は、出力Yが目標値Ydに一致するまで繰り返され
る。
定性モデル(予測出力を得るために用いるモデルであっ
て、その詳細については後述する)を修正し、入力変化
決定手段708が修正した定性モデルによって誤差符号
検出回路718から出力される符号[e]と一致する予
測出力を出力するための入力変化△Uiを選定する。そ
して、入力更新手段710は選定された入力変化△Ui
を用いて新たな入力Uを求める。そこで、高圧電源回路
等で構成される入力印加手段714により、制御対象7
00に対して実際に求めた入力Uが印加される。以上の
動作は、出力Yが目標値Ydに一致するまで繰り返され
る。
【0019】次に、すべての入力変化△Uiに対する予
測出力[数13]を得るために用いる入力変化決定手段
708内におけるの定性モデル、並びにこの定性モデル
を修正する定性モデル修正手段712について更に詳し
く説明する。一般に、アナログ方式の電子写真プロセス
を持った複写機の制御としては、定性推論に基づく制御
が行われる。即ち、操作パラメータを動かしたときに、
出力がどの方向へ動くかという定性的な因果関係を抽出
して制御が行われる。いま、操作パラメータUをu
1 (露光ランプ電圧)、u2 (帯電器電圧)、出力パラ
メータYをy1 、y2 ([数11]参照のこと)とすれ
ば、[数10]より次式が得られる。
測出力[数13]を得るために用いる入力変化決定手段
708内におけるの定性モデル、並びにこの定性モデル
を修正する定性モデル修正手段712について更に詳し
く説明する。一般に、アナログ方式の電子写真プロセス
を持った複写機の制御としては、定性推論に基づく制御
が行われる。即ち、操作パラメータを動かしたときに、
出力がどの方向へ動くかという定性的な因果関係を抽出
して制御が行われる。いま、操作パラメータUをu
1 (露光ランプ電圧)、u2 (帯電器電圧)、出力パラ
メータYをy1 、y2 ([数11]参照のこと)とすれ
ば、[数10]より次式が得られる。
【0020】
【数14】
【0021】ここで操作パラメータUと出力パラメータ
Yの定性的な因果関係を抽出するために、上式をu1 、
u2 で偏微分すると、
Yの定性的な因果関係を抽出するために、上式をu1 、
u2 で偏微分すると、
【0022】
【数15】
【0023】上式において、アンダーラインを付した部
分は、感光体特性により、零以上であるので、∂y1 /
∂u1 ≦0、即ち、u1 が増加すればy1 が減少するこ
とになる。また、
分は、感光体特性により、零以上であるので、∂y1 /
∂u1 ≦0、即ち、u1 が増加すればy1 が減少するこ
とになる。また、
【0024】
【数16】
【0025】ここでDIN・L <DIN・H であるから、1
0-DIN・ L −10 -DIN ・ H >0となり、∂y1 /∂u
2 ≧0、即ち、u2 が増加すればy1 が増加することに
なる。この関係は、次式でもって表現することができ
る。
0-DIN・ L −10 -DIN ・ H >0となり、∂y1 /∂u
2 ≧0、即ち、u2 が増加すればy1 が増加することに
なる。この関係は、次式でもって表現することができ
る。
【0026】
【数17】
【0027】一方、
【0028】
【数18】
【0029】また、
【0030】
【数19】
【0031】ここで、10-DIN・ L +10 -DIN ・ H ≧
0であるので、∂y2 /∂u2 ≧0となり、u2 増加す
れば、y2 が増加することになる。また、[数18]に
おいて、{ }>0の場合は、∂y2 /∂u1 >0とな
り、u1 が増加すれば、y2 が増加することになる。従
って、これらの関係は、次式でもって表現することがで
きる。
0であるので、∂y2 /∂u2 ≧0となり、u2 増加す
れば、y2 が増加することになる。また、[数18]に
おいて、{ }>0の場合は、∂y2 /∂u1 >0とな
り、u1 が増加すれば、y2 が増加することになる。従
って、これらの関係は、次式でもって表現することがで
きる。
【0032】
【数20】
【0033】また、{ }=0の場合は、∂y2 /∂u
1 =0となり、u1 が増加してもy2は全く変化しな
い。従って、これらの関係は、次式でもって表現するこ
とができる。
1 =0となり、u1 が増加してもy2は全く変化しな
い。従って、これらの関係は、次式でもって表現するこ
とができる。
【0034】
【数21】
【0035】また、{ }<0の場合は、∂y2 /∂u
1 <0となり、u1 が増加すればy2が減少することに
なる。従って、これらの関係は次式でもって表現するこ
とができる。
1 <0となり、u1 が増加すればy2が減少することに
なる。従って、これらの関係は次式でもって表現するこ
とができる。
【0036】
【数22】
【0037】以上の結果をまとめると、予測出力
【0038】
【数23】
【0039】と、入力[△U]=([△u1],[△u
2])の関係が次式によって得られることになる。
2])の関係が次式によって得られることになる。
【0040】
【数24】
【0041】ここで、Qは次式で示される境界パラメー
タとなっている。
タとなっている。
【0042】
【数25】
【0043】即ち、Qは∂y2 /∂u1 を求める式にお
ける{ }=0としてu1 について解いたものである。
また、[数24]の内容を表にまとめたものが表1であ
り、アナログ方式の電子写真プロセスを持った複写機を
制御する場合における定性モデルとなっている。即ち、
このモデルは入力と出力との定性的な関係を示してい
る。
ける{ }=0としてu1 について解いたものである。
また、[数24]の内容を表にまとめたものが表1であ
り、アナログ方式の電子写真プロセスを持った複写機を
制御する場合における定性モデルとなっている。即ち、
このモデルは入力と出力との定性的な関係を示してい
る。
【0044】
【表1】
【0045】次に、[表1]に従って、定性モデルを使
っての制御動作について説明する。[表1]に示すよう
に、複写機に与えた入力値u1と境界パラメータQの差
の値の 3つの領域(1)〜(3)に分けられる。[u1−Q]
=[+]となる領域(1 になっている。
っての制御動作について説明する。[表1]に示すよう
に、複写機に与えた入力値u1と境界パラメータQの差
の値の 3つの領域(1)〜(3)に分けられる。[u1−Q]
=[+]となる領域(1 になっている。
【0046】
【数26】
【0047】同様に、領域(2)、(3)についても、
上記演算則を使って出力の増減を特定できる。 2]=−とすることについては、[△u1]=−,[△
u2]=0とすることで 制御することで可能となる。
上記演算則を使って出力の増減を特定できる。 2]=−とすることについては、[△u1]=−,[△
u2]=0とすることで 制御することで可能となる。
【0048】ところが、先述したように、パラメータp
1、p2、p3は測定の困難なデータであって予測でき
ないため、それらを含んでいる境界パラメータQについ
ても正確に予測することができず、[表1]の予測が正
しいものであるとは限らない。従って、この予測が正し
くなかった場合には、出力符号検出回路716により検
出された実際の出力符号[△Y]と予測出力[数13]
が一致しなくなってしまう。このような場合には定性モ
デルが適正でないとして、定性モデル修正手段712は
定性モデルの境界パラメータQを変更する。そして入力
変化決定手段708における定性モデルの領域を変え
る。
1、p2、p3は測定の困難なデータであって予測でき
ないため、それらを含んでいる境界パラメータQについ
ても正確に予測することができず、[表1]の予測が正
しいものであるとは限らない。従って、この予測が正し
くなかった場合には、出力符号検出回路716により検
出された実際の出力符号[△Y]と予測出力[数13]
が一致しなくなってしまう。このような場合には定性モ
デルが適正でないとして、定性モデル修正手段712は
定性モデルの境界パラメータQを変更する。そして入力
変化決定手段708における定性モデルの領域を変え
る。
【0049】例えば、実際の複写機への入力がUi=
(u1,u2)=(75v,700v)であり、境界パ
ラメータQの値がQ=70vであるとすると、
(u1,u2)=(75v,700v)であり、境界パ
ラメータQの値がQ=70vであるとすると、
【0050】
【数27】
【0051】となるから、[表1]における領域(1)
が選択される。このとき、入力変化△Uiとして、例え
ば次のデータを入力するとする。
が選択される。このとき、入力変化△Uiとして、例え
ば次のデータを入力するとする。
【0052】
【数28】
【0053】この場合、予測出力[数13]は(+,
+)となる。次に、上記の入力変化△Uiが与えられた
複写機が、プロセス動作終了後の出力符号[△Y]が
(+,−)になった場合には、領域の選択が間違ってい
ると予想される。そこで[表1]において、予測出力
[数13]が(+,−)になる領域をさがす。その結
果、適合する領域は(3)であることがわかる。そこ
で、領域(3)の境界関数に適合するような境界パラメ
ータQを求める。即ち、
+)となる。次に、上記の入力変化△Uiが与えられた
複写機が、プロセス動作終了後の出力符号[△Y]が
(+,−)になった場合には、領域の選択が間違ってい
ると予想される。そこで[表1]において、予測出力
[数13]が(+,−)になる領域をさがす。その結
果、適合する領域は(3)であることがわかる。そこ
で、領域(3)の境界関数に適合するような境界パラメ
ータQを求める。即ち、
【0054】
【数29】
【0055】上式が成立するためにはQ’の値を次のよ
うにすればよい。
うにすればよい。
【0056】
【数30】
【0057】ただし、“ε”は正の実数である。ここ
で、予測出力[数13]と出力符号[△Y]が一致する
場合には、境界パラメータQの修正はしない。
で、予測出力[数13]と出力符号[△Y]が一致する
場合には、境界パラメータQの修正はしない。
【0058】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の学習
制御装置では、制御対象700の定性モデルが、上記し
た領域(3)においては次式のようになる。
制御装置では、制御対象700の定性モデルが、上記し
た領域(3)においては次式のようになる。
【0059】
【数31】
【0060】この場合は先述したように、出力y1とy
2の定性モデルが異なるため、y1とy2とを独立に制
御することが可能である。しかしながら、領域(1)に
おいては、定性モデルが次式のようになる。
2の定性モデルが異なるため、y1とy2とを独立に制
御することが可能である。しかしながら、領域(1)に
おいては、定性モデルが次式のようになる。
【0061】
【数32】
【0062】この場合は、出力y1とy2の定性モデル
が同じであるため、定性的な制御則(即ち、定性モデル
に誤差検出が加わり、誤差を0にしていくという手順の
こと)を用いるときに、例えばy1を増やしy2を減ら
すというようにy1、y2を独立に制御することは不可
能である。ここに、従来例のようなアナログ複写機で
は、かかる定性モデルとしては、ほとんど領域(3)を
取ることが確認されているので、領域(1)における定
性モデルを考慮する必要はなかったが、領域(1)のみ
を取る制御対象に対しては従来の制御則では対処できな
くなってしまうという問題が起きてくる。
が同じであるため、定性的な制御則(即ち、定性モデル
に誤差検出が加わり、誤差を0にしていくという手順の
こと)を用いるときに、例えばy1を増やしy2を減ら
すというようにy1、y2を独立に制御することは不可
能である。ここに、従来例のようなアナログ複写機で
は、かかる定性モデルとしては、ほとんど領域(3)を
取ることが確認されているので、領域(1)における定
性モデルを考慮する必要はなかったが、領域(1)のみ
を取る制御対象に対しては従来の制御則では対処できな
くなってしまうという問題が起きてくる。
【0063】更に、従来例では入力△Uiの変化幅の具
体的な設定基準がなく、発振を防ぐためにはかかる入力
変化幅を微少に取る必要があった。このため、出力Yが
目標値Ydに収束するまでの回数が多くなってしまうと
いう問題もあった。即ち、従来の定性的な制御則によれ
ば、[△u1]=+,[△u2]=0などの結果を得る
ことはできるものの、具体的にu1をどの程度上昇させ
れば良いかについての指示を得ることはできない。この
ため、入力変化幅が小さい場合には、1回あたりの出力
の変化が小さくなり、目標値に到達するまでに何回もの
制御動作を繰り返さねばならなくなり、逆に入力変化幅
が大き過ぎた場合には、目標値を大きく行き過ぎてしま
い、発散・振動させてしまうことになる。
体的な設定基準がなく、発振を防ぐためにはかかる入力
変化幅を微少に取る必要があった。このため、出力Yが
目標値Ydに収束するまでの回数が多くなってしまうと
いう問題もあった。即ち、従来の定性的な制御則によれ
ば、[△u1]=+,[△u2]=0などの結果を得る
ことはできるものの、具体的にu1をどの程度上昇させ
れば良いかについての指示を得ることはできない。この
ため、入力変化幅が小さい場合には、1回あたりの出力
の変化が小さくなり、目標値に到達するまでに何回もの
制御動作を繰り返さねばならなくなり、逆に入力変化幅
が大き過ぎた場合には、目標値を大きく行き過ぎてしま
い、発散・振動させてしまうことになる。
【0064】本発明は上記問題を解決するためになされ
たものであり、入出力関係をあらかじめ正確に把握する
ことが困難な制御対象に対し、その入出力関係を予測し
た定性モデルを用いて制御を行うと共に、従来の定性制
御では制御することが不可能であった特性を持つ制御対
象に対しても、その制御を可能とし、さらに制御対象の
出力値を目標値に収束させるまでの制御回数を少なくす
ることを可能とする学習制御装置を提供することを目的
としている。
たものであり、入出力関係をあらかじめ正確に把握する
ことが困難な制御対象に対し、その入出力関係を予測し
た定性モデルを用いて制御を行うと共に、従来の定性制
御では制御することが不可能であった特性を持つ制御対
象に対しても、その制御を可能とし、さらに制御対象の
出力値を目標値に収束させるまでの制御回数を少なくす
ることを可能とする学習制御装置を提供することを目的
としている。
【0065】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明にかかる学習制御装置は、入力をu1、u
2、出力をy1、y2で表し、静的な特性が次式
めに、本発明にかかる学習制御装置は、入力をu1、u
2、出力をy1、y2で表し、静的な特性が次式
【0066】
【数33】
【0067】によって表される制御対象に対し、その出
力を検出し、検出値y1、y2を得る出力検出手段と、
出力の目標値yd1、yd2を出力する目標値出力手段
と、目標値yd1、yd2と検出値y1、y2との誤差
を次式
力を検出し、検出値y1、y2を得る出力検出手段と、
出力の目標値yd1、yd2を出力する目標値出力手段
と、目標値yd1、yd2と検出値y1、y2との誤差
を次式
【0068】
【数34】
【0069】によって演算し出力する誤差出力手段と、
k1、k2、k3、k4をゲインを与える定数とし、前
記制御対象の特性が常にa・d−b・c>0である場合
に、次式
k1、k2、k3、k4をゲインを与える定数とし、前
記制御対象の特性が常にa・d−b・c>0である場合
に、次式
【0070】
【数35】
【0071】の条件を満足するk1、k4を設定し、前
記制御対象の特性が常にa・d−b・cc<0である場
合に、次式
記制御対象の特性が常にa・d−b・cc<0である場
合に、次式
【0072】
【数36】
【0073】の条件を満足するk2、k3を設定する変
化幅決定手段と、前記制御対象の特性が常にa・d−b
・c>0である場合に、前記誤差出力手段から出力され
る誤差と前記変化幅決定手段から出力されるゲインを用
いて、入力増加分を次式
化幅決定手段と、前記制御対象の特性が常にa・d−b
・c>0である場合に、前記誤差出力手段から出力され
る誤差と前記変化幅決定手段から出力されるゲインを用
いて、入力増加分を次式
【0074】
【数37】
【0075】によって演算し、前記制御対象の特性が常
にa・d−b・c<0である場合に前記誤差出力手段か
ら出力される誤差と前記変化幅決定手段から出力される
ゲインを用いて、入力増加分を次式
にa・d−b・c<0である場合に前記誤差出力手段か
ら出力される誤差と前記変化幅決定手段から出力される
ゲインを用いて、入力増加分を次式
【0076】
【数38】
【0077】によって演算し求める入力変化決定手段
と、前記入力変化決定手段から得られる入力増加分と前
回の入力を用いて、
と、前記入力変化決定手段から得られる入力増加分と前
回の入力を用いて、
【0078】
【数39】
【0079】によって新たな入力を求める入力更新手段
と、前記入力更新手段から出力される新たな入力を前記
制御対象に印加する入力印加手段とを備え、前記制御対
象の出力y1、y2を目標値yd1、yd2に一致させ
るように制御することを特徴としている。また、本発明
にかかる学習制御装置は、同じく入力をu1、u2、出
力をy1、y2で表わす時、静的な特性が、前記[数3
3]によって表される制御対象に対し、前記制御対象の
出力を検出する出力検出手段と、前記出力の目標値を出
力する目標値出力手段と、前記出力検出手段の検出値y
1、y2と前記目標値出力手段から出力される目標値y
d1、yd2との誤差を前記[数34]によって演算し
出力する誤差出力手段を備える一方、前記制御対象の特
性としてのa・d−b・cの符号を、前記出力検出手段
から出力された出力やその履歴値と、入力やその履歴値
のうち少なくとも一つを用いて判断する特性判断手段
と、k1、k2、k3、k4をゲインを与える定数とす
るとき、前記特性判断手段の出力が正の場合に、前記
[数35]の条件を満足するk1、k4を設定すると共
に、前記特性判断手段の出力が負の場合に、前記[数3
6]の条件を満足するk2、k3を設定する変化幅決定
手段と、前記特性判断手段の出力が正の場合に、前記誤
差出力手段から出力される誤差と前記変化幅決定手段か
ら出力されるゲインを用いて、入力増加分を前記[数3
7]によって演算すると共に、前記特性判断手段の出力
が負の場合に前記誤差出力手段から出力される誤差と前
記変化幅決定手段から出力されるゲインを用いて、入力
増加分を前記[数38]によって演算し求める入力変化
決定手段と、前記入力変化決定手段から得られる入力増
加分と前回の入力を用いて、前記[数39]によって新
たな入力を求める入力更新手段と、前記入力更新手段か
ら出力される新たな入力を前記制御対象に印加する入力
印加手段とを備え、前記制御対象の出力y1、y2を目
標値yd1、yd2に一致させるように制御することを
特徴としている。
と、前記入力更新手段から出力される新たな入力を前記
制御対象に印加する入力印加手段とを備え、前記制御対
象の出力y1、y2を目標値yd1、yd2に一致させ
るように制御することを特徴としている。また、本発明
にかかる学習制御装置は、同じく入力をu1、u2、出
力をy1、y2で表わす時、静的な特性が、前記[数3
3]によって表される制御対象に対し、前記制御対象の
出力を検出する出力検出手段と、前記出力の目標値を出
力する目標値出力手段と、前記出力検出手段の検出値y
1、y2と前記目標値出力手段から出力される目標値y
d1、yd2との誤差を前記[数34]によって演算し
出力する誤差出力手段を備える一方、前記制御対象の特
性としてのa・d−b・cの符号を、前記出力検出手段
から出力された出力やその履歴値と、入力やその履歴値
のうち少なくとも一つを用いて判断する特性判断手段
と、k1、k2、k3、k4をゲインを与える定数とす
るとき、前記特性判断手段の出力が正の場合に、前記
[数35]の条件を満足するk1、k4を設定すると共
に、前記特性判断手段の出力が負の場合に、前記[数3
6]の条件を満足するk2、k3を設定する変化幅決定
手段と、前記特性判断手段の出力が正の場合に、前記誤
差出力手段から出力される誤差と前記変化幅決定手段か
ら出力されるゲインを用いて、入力増加分を前記[数3
7]によって演算すると共に、前記特性判断手段の出力
が負の場合に前記誤差出力手段から出力される誤差と前
記変化幅決定手段から出力されるゲインを用いて、入力
増加分を前記[数38]によって演算し求める入力変化
決定手段と、前記入力変化決定手段から得られる入力増
加分と前回の入力を用いて、前記[数39]によって新
たな入力を求める入力更新手段と、前記入力更新手段か
ら出力される新たな入力を前記制御対象に印加する入力
印加手段とを備え、前記制御対象の出力y1、y2を目
標値yd1、yd2に一致させるように制御することを
特徴としている。
【0080】また、本発明にかかる学習制御装置は、k
1、k2、k3、k4をゲインを与える定数とすると
き、前記変化幅決定手段が、次式
1、k2、k3、k4をゲインを与える定数とすると
き、前記変化幅決定手段が、次式
【0081】
【数40】
【0082】の条件を満足するk1、k2、k3、k4
を設定し、前記入力変化決定手段が、前記誤差出力手段
から出力される誤差と前記変化幅決定手段から出力され
るゲインを用いて、入力増加分を次式
を設定し、前記入力変化決定手段が、前記誤差出力手段
から出力される誤差と前記変化幅決定手段から出力され
るゲインを用いて、入力増加分を次式
【0083】
【数41】
【0084】によって演算し求めることを特徴としてい
る。また、本発明にかかる学習制御装置は、k1、k
2、k3、k4をゲインを与える定数とするとき、前記
変化幅決定手段が、前記[数40]の条件を満足するk
1、k2、k3、k4を、a・d−b・cの符号が正負
の夫々の場合についてそれぞれ少なくとも1つ以上設定
し、前記特性判断手段の出力値よりゲインk1〜k4の
値を与えると共に、前記入力変化決定手段が、前記誤差
出力手段から出力される誤差と前記変化幅決定手段から
出力されるゲインを用いて、入力増加分を前記[数4
1]によって演算し求めることを特徴としている。
る。また、本発明にかかる学習制御装置は、k1、k
2、k3、k4をゲインを与える定数とするとき、前記
変化幅決定手段が、前記[数40]の条件を満足するk
1、k2、k3、k4を、a・d−b・cの符号が正負
の夫々の場合についてそれぞれ少なくとも1つ以上設定
し、前記特性判断手段の出力値よりゲインk1〜k4の
値を与えると共に、前記入力変化決定手段が、前記誤差
出力手段から出力される誤差と前記変化幅決定手段から
出力されるゲインを用いて、入力増加分を前記[数4
1]によって演算し求めることを特徴としている。
【0085】
【作用】上記構成によれば、入力をu1、u2、出力を
y1、y2で表し、静的な特性が次式
y1、y2で表し、静的な特性が次式
【0086】
【数42】
【0087】によって表される制御対象の出力y1、y
2を、出力検出手段が検出する。また、目標値出力手段
が、出力の目標値yd1、yd2を出力する。更に、誤
差出力手段が、次式
2を、出力検出手段が検出する。また、目標値出力手段
が、出力の目標値yd1、yd2を出力する。更に、誤
差出力手段が、次式
【0088】
【数43】
【0089】によって誤差を演算し出力する。次に、k
1、k2、k3、k4をゲインを与える定数とすると
き、制御対象の特性が常にa・d−b・c>0である場
合に、変化幅決定手段が、
1、k2、k3、k4をゲインを与える定数とすると
き、制御対象の特性が常にa・d−b・c>0である場
合に、変化幅決定手段が、
【0090】
【数44】
【0091】の条件を満足するk1, k4を設定する。
また、制御対象の特性が常にa・d−b・c<0である
場合に
また、制御対象の特性が常にa・d−b・c<0である
場合に
【0092】
【数45】
【0093】の条件を満足するk2、k3を設定する。
また、制御対象の特性が常にa・d−b・c>0である
場合に、誤差出力手段から出力される誤差と、変化幅決
定手段から出力されるゲインを用いて、入力変化決定手
段が、入力増加分を
また、制御対象の特性が常にa・d−b・c>0である
場合に、誤差出力手段から出力される誤差と、変化幅決
定手段から出力されるゲインを用いて、入力変化決定手
段が、入力増加分を
【0094】
【数46】
【0095】によって演算する。また、同じく入力変化
決定手段が制御対象の特性が常にa・d−b・c<0で
ある場合に、誤差出力手段から出力される誤差と、変化
幅決定手段から出力されるゲインを用いて、入力増加分
を
決定手段が制御対象の特性が常にa・d−b・c<0で
ある場合に、誤差出力手段から出力される誤差と、変化
幅決定手段から出力されるゲインを用いて、入力増加分
を
【0096】
【数47】
【0097】によって演算し求める。そこで、入力更新
手段は、入力変化手段から得た入力増加分と、前回の入
力を用いて新たな入力を求める。続いて、入力印加手段
は、得られた新たな入力を制御対象に対して印加する。
また、本発明では、特性判断手段が、制御対象の特性と
してのa・d−b・cの符号を、出力検出手段から出力
された出力やその履歴値と、入力やその履歴値のうち少
なくとも一つを用いて判断する。
手段は、入力変化手段から得た入力増加分と、前回の入
力を用いて新たな入力を求める。続いて、入力印加手段
は、得られた新たな入力を制御対象に対して印加する。
また、本発明では、特性判断手段が、制御対象の特性と
してのa・d−b・cの符号を、出力検出手段から出力
された出力やその履歴値と、入力やその履歴値のうち少
なくとも一つを用いて判断する。
【0098】また本発明では、k1、k2、k3、k4
をゲインを与える定数とするとき、変化幅決定手段が、
次式
をゲインを与える定数とするとき、変化幅決定手段が、
次式
【0099】
【数48】
【0100】の条件を満足するk1、k2、k3、k4
を設定する。また、誤差出力手段から出力される誤差と
変化幅決定手段から出力されるゲインを用いて、入力変
化決定手段が、入力増加分を
を設定する。また、誤差出力手段から出力される誤差と
変化幅決定手段から出力されるゲインを用いて、入力変
化決定手段が、入力増加分を
【0101】
【数49】
【0102】によって演算し求める。また本発明では、
変化幅決定手段が、k1、k2、k3、k4をゲインを
与える定数とするとき、[数48]の条件を満足するk
1、k2、k3、k4をa・d−b・cの符号が正負の
場合についてそれぞれ少なくとも1つ以上設定し、特性
判断手段の出力値よりゲインk1〜k4の値を与える。
そして、入力変化決定手段が[数49]によって誤差出
力手段から出力される誤差と変化幅決定手段から出力さ
れるゲインを用いて、入力増加分を演算し求める。
変化幅決定手段が、k1、k2、k3、k4をゲインを
与える定数とするとき、[数48]の条件を満足するk
1、k2、k3、k4をa・d−b・cの符号が正負の
場合についてそれぞれ少なくとも1つ以上設定し、特性
判断手段の出力値よりゲインk1〜k4の値を与える。
そして、入力変化決定手段が[数49]によって誤差出
力手段から出力される誤差と変化幅決定手段から出力さ
れるゲインを用いて、入力増加分を演算し求める。
【0103】以上の結果、出力y1とy2の定性モデル
が同じである場合において、制御対象の特性がa・d−
b・c>0である場合には、従来の定性制御では制御が
不可能であったが、[数46]の様に各々の入力と各々
の誤差を結び付ける入力変化決定手段を設けることによ
り、各出力を独立に制御することが可能となる。さら
に、安定条件を満足するゲインk1、k4もしくはk
2、k3の組を設定する変化幅決定手段を設けることに
より、制御対象に最適なゲインを用いることができ、出
力を目標値に収束させる回数を少なくすることができ
る。
が同じである場合において、制御対象の特性がa・d−
b・c>0である場合には、従来の定性制御では制御が
不可能であったが、[数46]の様に各々の入力と各々
の誤差を結び付ける入力変化決定手段を設けることによ
り、各出力を独立に制御することが可能となる。さら
に、安定条件を満足するゲインk1、k4もしくはk
2、k3の組を設定する変化幅決定手段を設けることに
より、制御対象に最適なゲインを用いることができ、出
力を目標値に収束させる回数を少なくすることができ
る。
【0104】また、制御対象の特性を判断する特性判断
手段を設けることにより、a・d−b・cの符号が一定
でないような特性が大きく変動する場合に、適宜適切な
ゲインを選択することが可能となる。また、用いるゲイ
ンの数を増やし、安定条件を満足するゲインk1、k
2、k3、k4を少なくとも1つ以上設定する変化幅決
定手段を設けることにより、より制御対象の状態に即し
た制御が可能となる。更に、2つの出力誤差とそれに対
応するそれぞれ2つのゲインを用いて入力増加分を求め
る入力変化決定手段を設けることにより、入力増加分を
より適切に求めることができるようになり、より一層収
束回数を少なくすることができる。
手段を設けることにより、a・d−b・cの符号が一定
でないような特性が大きく変動する場合に、適宜適切な
ゲインを選択することが可能となる。また、用いるゲイ
ンの数を増やし、安定条件を満足するゲインk1、k
2、k3、k4を少なくとも1つ以上設定する変化幅決
定手段を設けることにより、より制御対象の状態に即し
た制御が可能となる。更に、2つの出力誤差とそれに対
応するそれぞれ2つのゲインを用いて入力増加分を求め
る入力変化決定手段を設けることにより、入力増加分を
より適切に求めることができるようになり、より一層収
束回数を少なくすることができる。
【0105】また、用いるゲインの数を増やした変化幅
決定手段、およびそのゲインを用いる入力変化決定手段
と、制御対象の特性を判断する特性判断手段を組み合わ
せることにより、特性が大きく変動する制御対象に対し
ても、適切なゲインを選択して、より制御対象の状態に
即した制御を行うことが可能となり、さらに収束回数を
少なくすることができる。
決定手段、およびそのゲインを用いる入力変化決定手段
と、制御対象の特性を判断する特性判断手段を組み合わ
せることにより、特性が大きく変動する制御対象に対し
ても、適切なゲインを選択して、より制御対象の状態に
即した制御を行うことが可能となり、さらに収束回数を
少なくすることができる。
【0106】
【実施例】まず、本実施例の構成が理解しやすいように
その考え方を述べる。即ち、次のように表される従来例
の領域(1)における定性モデルを考える。
その考え方を述べる。即ち、次のように表される従来例
の領域(1)における定性モデルを考える。
【0107】
【数50】
【0108】上式において、u1→−u1と置き、各入
力の各出力に対する影響をa、b、c、d>0と置く
と、制御対象の静的な関係は次式で表現される。
力の各出力に対する影響をa、b、c、d>0と置く
と、制御対象の静的な関係は次式で表現される。
【0109】
【数51】
【0110】上式は行列を用いて表現すると次式のよう
になる。
になる。
【0111】
【数52】
【0112】ここで、Aは次の行列を表す。
【0113】
【数53】
【0114】また、U=[u1,u2]T は入力、Y=
[y1,y2]T は出力、a、b、c、dは変動する制
御対象の特性とする。さらに、Yd=[yd1,yd
2]T を出力の一定目標値とすると、出力誤差e=[e
1,e2]T は次式で与えられる。
[y1,y2]T は出力、a、b、c、dは変動する制
御対象の特性とする。さらに、Yd=[yd1,yd
2]T を出力の一定目標値とすると、出力誤差e=[e
1,e2]T は次式で与えられる。
【0115】
【数54】
【0116】次に、制御則を次式の様に表す。
【0117】
【数55】
【0118】ここで、Φは次の行列を表す。
【0119】
【数56】
【0120】なお、(i)、(i−1)は各々現在と前
回の値を表わす。そして、それぞれの関係についてはシ
フトオペレータzを用いて次のように表現できる。
回の値を表わす。そして、それぞれの関係についてはシ
フトオペレータzを用いて次のように表現できる。
【0121】
【数57】
【0122】なお、シフトオペレータZは、ディジタル
回路において出力を1回遅らせる。即ち、次式A=y
(i)+y(i−1)で表されるAは、シフトオペレー
タZを使って書式上、A=(1+Z-1)y(i)と表す
ことができる。また、Z-1については、遅延素子でもっ
て構成することができる。[数52]、[数55]、
[数57]を整理すると、次式
回路において出力を1回遅らせる。即ち、次式A=y
(i)+y(i−1)で表されるAは、シフトオペレー
タZを使って書式上、A=(1+Z-1)y(i)と表す
ことができる。また、Z-1については、遅延素子でもっ
て構成することができる。[数52]、[数55]、
[数57]を整理すると、次式
【0123】
【数58】
【0124】となる。上式に対して離散系の制御系にお
ける安定判別条件であるJuryの安定判別法(制御す
る出力を、ある目標値に収束させようとする場合に、安
定に収束させるべき条件を数式として導いたものであ
る)を用いると、[数48]の条件が得られる。ここ
で、[数48]において、a・d−b・c>0の場合に
k1=k4=0と置き、式が簡単になるように十分条件
を用いて変形すると[数44]が得られる。同様に、a
・d−b・c>0の場合にk2=k3=0と置き、式が
簡単になるように十分条件を用いて変形すると[数4
5]が得られる。このように、制御対象の特性に対応し
て以上のような条件を満足するゲインを設定することに
より、制御系を安定に動作させることができるようにな
る。
ける安定判別条件であるJuryの安定判別法(制御す
る出力を、ある目標値に収束させようとする場合に、安
定に収束させるべき条件を数式として導いたものであ
る)を用いると、[数48]の条件が得られる。ここ
で、[数48]において、a・d−b・c>0の場合に
k1=k4=0と置き、式が簡単になるように十分条件
を用いて変形すると[数44]が得られる。同様に、a
・d−b・c>0の場合にk2=k3=0と置き、式が
簡単になるように十分条件を用いて変形すると[数4
5]が得られる。このように、制御対象の特性に対応し
て以上のような条件を満足するゲインを設定することに
より、制御系を安定に動作させることができるようにな
る。
【0125】以下、図面を用いて、本発明にかかる学習
制御装置の実施例を具体的に説明する。図2は、本発明
にかかる学習制御装置の制御対象の一例としてとりあげ
る、ディジタル露光方式の電子写真プロセスを持った複
写機の要部を示す斜視図である。図2において、201
は感光体、202は帯電器、203は露光手段、204
は現像器、205は画像信号入力手段、209は第1の
入力基準濃度に対する感光体201上の第1のトナー像
(画像濃度=DOUT ・ M )、210は第2の入力基準濃
度に対する感光体201上の第2のトナー像(画像濃度
=DOUT ・ L )、211は上述したそれぞれの要素から
構成される電子写真プロセスを持つ複写機、212は濃
度センサである。ただし、第1の入力基準濃度をDIN・
M 、第2の入力基準濃度をDIN・ L とし、DIN・ M >D
IN・ L であるとする。
制御装置の実施例を具体的に説明する。図2は、本発明
にかかる学習制御装置の制御対象の一例としてとりあげ
る、ディジタル露光方式の電子写真プロセスを持った複
写機の要部を示す斜視図である。図2において、201
は感光体、202は帯電器、203は露光手段、204
は現像器、205は画像信号入力手段、209は第1の
入力基準濃度に対する感光体201上の第1のトナー像
(画像濃度=DOUT ・ M )、210は第2の入力基準濃
度に対する感光体201上の第2のトナー像(画像濃度
=DOUT ・ L )、211は上述したそれぞれの要素から
構成される電子写真プロセスを持つ複写機、212は濃
度センサである。ただし、第1の入力基準濃度をDIN・
M 、第2の入力基準濃度をDIN・ L とし、DIN・ M >D
IN・ L であるとする。
【0126】次に、このように構成された電子写真プロ
セスの動作について説明する。まず帯電器202に帯電
器電圧u2 を入力することによって、感光体201の表
面はu2に応じた初期電位に帯電される。次に露光手段
203は、画像信号入力手段205から入力されたそれ
ぞれの基準濃度の画像信号に基づき、露光手段203の
入力電圧u1に応じた光を感光体201上に照射し、露
光を行う。露光前に一様であった感光体201の表面電
位は、それぞれの濃度に対応した光エネルギを受けて減
衰し、感光体上201上に電位分布による静電潜像を形
成する。さらに、現像バイアス電圧u3に設定された現
像器204によって、感光体201の表面電位に応じた
トナー量が感光体201の表面に付着し、第1のトナー
像209および第2のトナー像210を形成する。
セスの動作について説明する。まず帯電器202に帯電
器電圧u2 を入力することによって、感光体201の表
面はu2に応じた初期電位に帯電される。次に露光手段
203は、画像信号入力手段205から入力されたそれ
ぞれの基準濃度の画像信号に基づき、露光手段203の
入力電圧u1に応じた光を感光体201上に照射し、露
光を行う。露光前に一様であった感光体201の表面電
位は、それぞれの濃度に対応した光エネルギを受けて減
衰し、感光体上201上に電位分布による静電潜像を形
成する。さらに、現像バイアス電圧u3に設定された現
像器204によって、感光体201の表面電位に応じた
トナー量が感光体201の表面に付着し、第1のトナー
像209および第2のトナー像210を形成する。
【0127】ところで、電子写真プロセスを用いたアナ
ログ複写機とディジタルプリンタのプロセス上の違いは
露光のプロセスにある。即ち、一定濃度の濃度パッチの
露光分布を考えたとき、アナログ複写機では原稿の濃度
に対応して一様均一な露光強度分布が得られるのに対
し、ディジタルプリンタではパルス幅変調やディザパタ
ーン等の階調方式によって濃度が表現されるため、一様
均一な露光強度分布にはならない。また、アナログ複写
機におけるサブプロセスの式[数10]にあたるディジ
タルプリンタにおける該当の式は
ログ複写機とディジタルプリンタのプロセス上の違いは
露光のプロセスにある。即ち、一定濃度の濃度パッチの
露光分布を考えたとき、アナログ複写機では原稿の濃度
に対応して一様均一な露光強度分布が得られるのに対
し、ディジタルプリンタではパルス幅変調やディザパタ
ーン等の階調方式によって濃度が表現されるため、一様
均一な露光強度分布にはならない。また、アナログ複写
機におけるサブプロセスの式[数10]にあたるディジ
タルプリンタにおける該当の式は
【0128】
【数59】
【0129】
【数60】
【0130】
【数61】
【0131】で表される。[数59]は露光エネルギー
の式で、Eは1画素あたりの総露光エネルギー、u1は
入力であるレーザー光強度、xは主走査方向の座標、y
は副走査方向の座標、WX は感光体201上で得られる
レーザースポットの主走査方向の半径、WY はレーザー
スポットの副走査方向の半径、Δtは入力濃度(DIN・H
またはDIN・ L )に比例してレーザーが点灯する時間
つまりパルス幅、vは走査速度である。この式は、ポリ
ゴンミラーを用いたディジタルプリンタ独自のものであ
る。[数60]はセレン系感光体の静電潜像形成の式で
アナログ複写機の場合と同じである。[数61]におい
て、DOUT は感光体201上の濃度、Vは光エネルギー
Eによって減衰した感光体201上の表面電位である。
なお、[数61]は反転現像を示す式であり、アナログ
複写機における式とは符号が反転している。
の式で、Eは1画素あたりの総露光エネルギー、u1は
入力であるレーザー光強度、xは主走査方向の座標、y
は副走査方向の座標、WX は感光体201上で得られる
レーザースポットの主走査方向の半径、WY はレーザー
スポットの副走査方向の半径、Δtは入力濃度(DIN・H
またはDIN・ L )に比例してレーザーが点灯する時間
つまりパルス幅、vは走査速度である。この式は、ポリ
ゴンミラーを用いたディジタルプリンタ独自のものであ
る。[数60]はセレン系感光体の静電潜像形成の式で
アナログ複写機の場合と同じである。[数61]におい
て、DOUT は感光体201上の濃度、Vは光エネルギー
Eによって減衰した感光体201上の表面電位である。
なお、[数61]は反転現像を示す式であり、アナログ
複写機における式とは符号が反転している。
【0132】ここで、p1は露光手段203の入出力特
性によって定まる正のパラメータ、p2は感光体201
の自然放電特性によって定まる正のパラメータ、p3は
感光体201の感度および光学系の透過率によって定ま
る正のパラメータ、p4は現像器205のトナー濃度や
感光体201の誘電率などによって定まる正のパラメー
タである。
性によって定まる正のパラメータ、p2は感光体201
の自然放電特性によって定まる正のパラメータ、p3は
感光体201の感度および光学系の透過率によって定ま
る正のパラメータ、p4は現像器205のトナー濃度や
感光体201の誘電率などによって定まる正のパラメー
タである。
【0133】この時、[数59]〜[数61]によって
決定される、入力濃度DINと出力濃度DOUT の関係は、
一般に図3に示すような特性曲線となる。即ち、図3
は、図2に示す複写機における入力画像濃度と出力画像
濃度の関係を示したグラフである。この特性曲線におい
て、図3に示すように出力y1を低濃度(DOUT ・ L
)、出力y2を中濃度(DOUT ・M )にとる。ここ
で、パラメータp1〜p4は、従来例の場合と同様に複
写機211の様々な特性パラメータに依存し、かつ環境
の温度・湿度によっても大きく変動するものであるか
ら、制御の目的としては、y1を目標低濃度yd1(D
T ・L )に、y2を目標中濃度yd2(DT ・M )に一
致させることになる。ここで、yd1およびyd2はそ
れぞれ第1の入力基準濃度DIN・M に対する目標濃度D
T ・M と、第2の入力基準濃度DIN・ L に対する目標濃
度DT ・ L となる。
決定される、入力濃度DINと出力濃度DOUT の関係は、
一般に図3に示すような特性曲線となる。即ち、図3
は、図2に示す複写機における入力画像濃度と出力画像
濃度の関係を示したグラフである。この特性曲線におい
て、図3に示すように出力y1を低濃度(DOUT ・ L
)、出力y2を中濃度(DOUT ・M )にとる。ここ
で、パラメータp1〜p4は、従来例の場合と同様に複
写機211の様々な特性パラメータに依存し、かつ環境
の温度・湿度によっても大きく変動するものであるか
ら、制御の目的としては、y1を目標低濃度yd1(D
T ・L )に、y2を目標中濃度yd2(DT ・M )に一
致させることになる。ここで、yd1およびyd2はそ
れぞれ第1の入力基準濃度DIN・M に対する目標濃度D
T ・M と、第2の入力基準濃度DIN・ L に対する目標濃
度DT ・ L となる。
【0134】上記のディジタルプリンタに対する、定性
モデルは以下のようにして導かれる。まず、[数59]
〜[数61]から、出力y1を低濃度、出力y2を中濃
度とするときに容易に導き出せる知識として、 1.レーザー光強度u1(即ち、露光電圧に対応する)
を上げれば出力画像濃度y1、y2が共に上がる。
モデルは以下のようにして導かれる。まず、[数59]
〜[数61]から、出力y1を低濃度、出力y2を中濃
度とするときに容易に導き出せる知識として、 1.レーザー光強度u1(即ち、露光電圧に対応する)
を上げれば出力画像濃度y1、y2が共に上がる。
【0135】2.帯電器電圧u2を上げれば出力画像濃
度y1、y2が共に下がる。が得られる。そして、この
知識を基に、ディジタルプリンタの定性モデルは次式で
得られる。
度y1、y2が共に下がる。が得られる。そして、この
知識を基に、ディジタルプリンタの定性モデルは次式で
得られる。
【0136】
【数62】
【0137】即ち、u1を増加すれば、y1が増加し、
u2を増加すればy1が減少するようになっている。こ
こで、この定性モデルにおいては、アナログ複写機の場
合のような境界パラメータQが存在しないことに注意す
る([数24]参照)。そして、上式において、u2→
−u2と置き、各入力の各出力に対する影響をa、b、
c、d>0と置くと、制御対象は[数52]で静的に表
現される。ここで、a〜dは変動するパラメータであ
り、また、パラメータa〜dはディジタルプリンタの特
性変動が生じても次式の関係を満足する。
u2を増加すればy1が減少するようになっている。こ
こで、この定性モデルにおいては、アナログ複写機の場
合のような境界パラメータQが存在しないことに注意す
る([数24]参照)。そして、上式において、u2→
−u2と置き、各入力の各出力に対する影響をa、b、
c、d>0と置くと、制御対象は[数52]で静的に表
現される。ここで、a〜dは変動するパラメータであ
り、また、パラメータa〜dはディジタルプリンタの特
性変動が生じても次式の関係を満足する。
【0138】
【数63】
【0139】即ち、[数59]〜[数61]において、
ΔtをΔt1(低濃度)<Δt2(中濃度)<Δt3
(高濃度)と置き、露光ランプ電圧u1と帯電器電圧u
2を微小変化させて、数値シミュレーションすると、a
・d−b・c<0が保たれる。また、現象的に濃度が飽
和しない場合には、同じく[数59]〜[数61]より
数値シミュレーションすると、a・d−b・c<0が保
たれる。なお、濃度が飽和する場合には、a・d−b・
cの符号を特定することはできない。
ΔtをΔt1(低濃度)<Δt2(中濃度)<Δt3
(高濃度)と置き、露光ランプ電圧u1と帯電器電圧u
2を微小変化させて、数値シミュレーションすると、a
・d−b・c<0が保たれる。また、現象的に濃度が飽
和しない場合には、同じく[数59]〜[数61]より
数値シミュレーションすると、a・d−b・c<0が保
たれる。なお、濃度が飽和する場合には、a・d−b・
cの符号を特定することはできない。
【0140】図1は、以上の複写機を制御する本発明に
かかる学習制御装置の第1の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。図1において、100は制御対象(即ち、
図2で示す複写機211のこと)、102は出力検出手
段、104は目標値出力手段、106は誤差出力手段、
107は変化幅決定手段、108は入力変化決定手段、
110は入力更新手段、114は入力印加手段である。
かかる学習制御装置の第1の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。図1において、100は制御対象(即ち、
図2で示す複写機211のこと)、102は出力検出手
段、104は目標値出力手段、106は誤差出力手段、
107は変化幅決定手段、108は入力変化決定手段、
110は入力更新手段、114は入力印加手段である。
【0141】この学習制御装置の動作は次のとおりであ
る。まず、制御対象100からの出力Y=(y1,y
2)が出力検出手段102によって検出される。次に、
出力検出手段102で検出された出力Y=(y1,y
2)と目標値出力手段104から出力される目標値Yd
=(yd1,yd2)とを用いて、誤差出力手段106
が誤差e1=yd1−y1、e2=yd2−y2を演算
し出力する。変化幅決定手段107は、制御対象100
の特性が常にa・d−b・c<0であるので、[数4
5]の条件を満足するk2、k3を設定する。即ち、制
御対象100の特性に合わせてk2、k3を出力する。
なお、k2、k3はゲインを与える定数である。次に、
入力変化決定手段108は、誤差出力手段106から出
力される誤差e1、e2と、変化幅決定手段107から
出力されるゲインk2、k3を用いて、入力増加分を
[数47]によって演算し出力する。そこで、入力更新
手段110は、入力変化決定手段108から出力された
入力増加分と前回制御時の入力を用いて、
る。まず、制御対象100からの出力Y=(y1,y
2)が出力検出手段102によって検出される。次に、
出力検出手段102で検出された出力Y=(y1,y
2)と目標値出力手段104から出力される目標値Yd
=(yd1,yd2)とを用いて、誤差出力手段106
が誤差e1=yd1−y1、e2=yd2−y2を演算
し出力する。変化幅決定手段107は、制御対象100
の特性が常にa・d−b・c<0であるので、[数4
5]の条件を満足するk2、k3を設定する。即ち、制
御対象100の特性に合わせてk2、k3を出力する。
なお、k2、k3はゲインを与える定数である。次に、
入力変化決定手段108は、誤差出力手段106から出
力される誤差e1、e2と、変化幅決定手段107から
出力されるゲインk2、k3を用いて、入力増加分を
[数47]によって演算し出力する。そこで、入力更新
手段110は、入力変化決定手段108から出力された
入力増加分と前回制御時の入力を用いて、
【0142】
【数64】
【0143】によって新たな入力を求め出力する。最後
に、高圧電源回路等で構成される入力印加手段114に
よって制御対象100に対して実際に入力が印加され
る。以上の一連の動作を繰り返すことにより、前記制御
対象100の出力y1、y2を目標値yd1、yd2に
一致させることができる。次に、本発明にかかる学習制
御装置の第2の実施例について説明する。この学習制御
装置は、制御対象の特性が大きく変化する場合(即ち、
a・d−b・cの符号が変化する場合)においても、そ
の特性の変化に応じて適切なゲインを選択することによ
り制御が可能となっている。ここでは、第1の実施例と
同様の制御対象に対し、同様に[数59]〜[数60]
が成立する。そこで、図3に示すように出力y1を低濃
度(DOUT ・L )、出力y3を高濃度(DOUT ・H )に
とると、第1の実施例の場合と同様に以下の知識が得ら
れる。
に、高圧電源回路等で構成される入力印加手段114に
よって制御対象100に対して実際に入力が印加され
る。以上の一連の動作を繰り返すことにより、前記制御
対象100の出力y1、y2を目標値yd1、yd2に
一致させることができる。次に、本発明にかかる学習制
御装置の第2の実施例について説明する。この学習制御
装置は、制御対象の特性が大きく変化する場合(即ち、
a・d−b・cの符号が変化する場合)においても、そ
の特性の変化に応じて適切なゲインを選択することによ
り制御が可能となっている。ここでは、第1の実施例と
同様の制御対象に対し、同様に[数59]〜[数60]
が成立する。そこで、図3に示すように出力y1を低濃
度(DOUT ・L )、出力y3を高濃度(DOUT ・H )に
とると、第1の実施例の場合と同様に以下の知識が得ら
れる。
【0144】1.レーザー光強度u1を上げれば出力画
像濃度y1、y3が共に上がる。 2.帯電器電圧u2を上げれば出力画像濃度y1、y3
が共に下がる。 この知識を基にして、ディジタルプリンタの定性モデル
は、第1の実施例と同様に
像濃度y1、y3が共に上がる。 2.帯電器電圧u2を上げれば出力画像濃度y1、y3
が共に下がる。 この知識を基にして、ディジタルプリンタの定性モデル
は、第1の実施例と同様に
【0145】
【数65】
【0146】となる。[数65]において、u2→−u
2と置き、各入力の各出力に対する影響をa、b、c、
d>0と置くと、制御対象は次式で静的に表現される。
2と置き、各入力の各出力に対する影響をa、b、c、
d>0と置くと、制御対象は次式で静的に表現される。
【0147】
【数66】
【0148】ここで、a〜dは変動するパラメータであ
り、また、第1の実施例と異なり、a・d−b・cの符
号はレーザ光濃度u1(即ち、露光電圧に対応する)の
値により次の正負の二つの場合を取る。
り、また、第1の実施例と異なり、a・d−b・cの符
号はレーザ光濃度u1(即ち、露光電圧に対応する)の
値により次の正負の二つの場合を取る。
【0149】
【数67】
【0150】なお、Lは境界パラメータであり、任意の
値をとり得る。図4は、上記ディジタルプリンタを制御
する本発明にかかる学習制御装置の第2の実施例の構成
を示すブロック図である。図4において、100は制御
対象(即ち、図2で示す複写機211に相当する)、1
02は出力検出手段、104は目標値出力手段、106
は誤差出力手段、407は変化幅決定手段、408は入
力変化決定手段、110は入力更新手段、412は特性
判断手段、114は入力印加手段である。なお、第1の
実施例と同様の動作を行う手段については、第1の実施
例の場合と同じ番号を付けている。
値をとり得る。図4は、上記ディジタルプリンタを制御
する本発明にかかる学習制御装置の第2の実施例の構成
を示すブロック図である。図4において、100は制御
対象(即ち、図2で示す複写機211に相当する)、1
02は出力検出手段、104は目標値出力手段、106
は誤差出力手段、407は変化幅決定手段、408は入
力変化決定手段、110は入力更新手段、412は特性
判断手段、114は入力印加手段である。なお、第1の
実施例と同様の動作を行う手段については、第1の実施
例の場合と同じ番号を付けている。
【0151】以下、主に、第1の実施例と異なる点につ
いて説明する。まず、制御対象100からの出力Y=
(y1,y3)が出力検出手段102によって検出され
る。そして、出力検出手段102で検出された出力Y=
(y1,y3)と目標値出力手段104から出力される
目標値Yd=(yd1,yd3)とを用いて、誤差出力
手段106が誤差e1=yd1−y1、e3=yd3−
y3を演算し出力する。
いて説明する。まず、制御対象100からの出力Y=
(y1,y3)が出力検出手段102によって検出され
る。そして、出力検出手段102で検出された出力Y=
(y1,y3)と目標値出力手段104から出力される
目標値Yd=(yd1,yd3)とを用いて、誤差出力
手段106が誤差e1=yd1−y1、e3=yd3−
y3を演算し出力する。
【0152】ここで、まず特性判断手段412により、
現在の入力を用いて制御対象100の特性としてのa・
d−b・cの符号を判断する。もし現在の入力がu1≧
Lを満足するのであれば、制御対象100の特性は常に
a・d−b・c>0であると見なせる。そこで、変化幅
決定手段407は、a・d−b・c>0である場合の条
件式[数44]を満足するk1、k4を設定する。即
ち、制御対象100の特性に合わせてゲインを出力す
る。なお、k1、k4はゲインを与える定数である。ま
た、入力変化決定手段408は、誤差出力手段106か
ら出力される誤差と変化幅決定手段407から出力され
るゲインを用いて、入力増加分を[数46]によって演
算し出力する。
現在の入力を用いて制御対象100の特性としてのa・
d−b・cの符号を判断する。もし現在の入力がu1≧
Lを満足するのであれば、制御対象100の特性は常に
a・d−b・c>0であると見なせる。そこで、変化幅
決定手段407は、a・d−b・c>0である場合の条
件式[数44]を満足するk1、k4を設定する。即
ち、制御対象100の特性に合わせてゲインを出力す
る。なお、k1、k4はゲインを与える定数である。ま
た、入力変化決定手段408は、誤差出力手段106か
ら出力される誤差と変化幅決定手段407から出力され
るゲインを用いて、入力増加分を[数46]によって演
算し出力する。
【0153】逆に、特性判断手段412においてu1<
Lの条件を満足する場合には、変化幅決定手段407は
条件式[数45]の条件を満足するk2、k3を設定す
る。即ち、制御対象100の特性に合わせてk2、k3
を出力する。なお、同じくk2、k3はゲインを与える
定数である。また、入力変化決定手段408は、誤差出
力手段106から出力される誤差と変化幅決定手段40
7から出力されるゲインを用いて、入力増加分を[数4
7]によって演算し出力する。
Lの条件を満足する場合には、変化幅決定手段407は
条件式[数45]の条件を満足するk2、k3を設定す
る。即ち、制御対象100の特性に合わせてk2、k3
を出力する。なお、同じくk2、k3はゲインを与える
定数である。また、入力変化決定手段408は、誤差出
力手段106から出力される誤差と変化幅決定手段40
7から出力されるゲインを用いて、入力増加分を[数4
7]によって演算し出力する。
【0154】また、特性判断手段412は、今回入力u
1(i)と前回の入力u1(i−1)を用いてa・d−
b・cの符号を判断する。そして、u1(i)≦Lであ
り、u1(i−1)≦Lである場合にa・d−b・c<
0であると判断する。更に、特性判断手段412は、今
回出力y1(i)と前回出力y1(i−1)を用いてa
・d−b・cの符号を判断する。そしてy1(i)≦m
であ、y1(i−1)≦m(ただし、mは任意の値)で
ある場合に、a・d−b・c<0であると判断する。こ
のように、a・d−b・cの符号を判断するにあたって
は、制御対象に応じた様々な判断方法が使用される。
1(i)と前回の入力u1(i−1)を用いてa・d−
b・cの符号を判断する。そして、u1(i)≦Lであ
り、u1(i−1)≦Lである場合にa・d−b・c<
0であると判断する。更に、特性判断手段412は、今
回出力y1(i)と前回出力y1(i−1)を用いてa
・d−b・cの符号を判断する。そしてy1(i)≦m
であ、y1(i−1)≦m(ただし、mは任意の値)で
ある場合に、a・d−b・c<0であると判断する。こ
のように、a・d−b・cの符号を判断するにあたって
は、制御対象に応じた様々な判断方法が使用される。
【0155】そこで、入力更新手段110は、入力変化
決定手段408から出力される入力増加分と前回の入力
を用いて、[数64]によって新たな入力を求め出力す
る。最後に、高圧電源回路等で構成される入力印加手段
114によって、制御対象100に対して実際に入力が
印加される。以上の一連の動作を繰り返すことにより、
前記制御対象100の出力y1、y3を目標値yd1、
yd3に一致させることができる。
決定手段408から出力される入力増加分と前回の入力
を用いて、[数64]によって新たな入力を求め出力す
る。最後に、高圧電源回路等で構成される入力印加手段
114によって、制御対象100に対して実際に入力が
印加される。以上の一連の動作を繰り返すことにより、
前記制御対象100の出力y1、y3を目標値yd1、
yd3に一致させることができる。
【0156】次に、本発明にかかる学習制御装置の第3
の実施例について説明する。この学習制御装置は、制御
対象の特性がある範囲にある場合(即ち、a・d−b・
cの符号が一定である場合)においても、用いる制御ゲ
インの数を増やすことにより、安定でかつ第1の実施例
に比べて収束回数をさらに少なくすることができる。こ
こで、第1の実施例と同様の制御対象に対し、同様の出
力y1(低濃度)、y2(中濃度)を選択すると、定性
モデルも同様に[数62]となる。また、同様に制御対
象の静的表現は[数52]、制御対象の特性は[数6
3]となる。
の実施例について説明する。この学習制御装置は、制御
対象の特性がある範囲にある場合(即ち、a・d−b・
cの符号が一定である場合)においても、用いる制御ゲ
インの数を増やすことにより、安定でかつ第1の実施例
に比べて収束回数をさらに少なくすることができる。こ
こで、第1の実施例と同様の制御対象に対し、同様の出
力y1(低濃度)、y2(中濃度)を選択すると、定性
モデルも同様に[数62]となる。また、同様に制御対
象の静的表現は[数52]、制御対象の特性は[数6
3]となる。
【0157】なお、ある出力y1、y2が夫々2つの入
力u1、u2の影響を受ける場合において、出力y1、
y2は互いに干渉し合っているので、夫々の入力u1、
u2を求めるには、出力y1の誤差と出力y2の誤差を
用いることにより、収束性がよくなる。図5は、本発明
にかかる学習制御装置の第3の実施例の構成を示すブロ
ック図である。図5において、100は制御対象(即
ち、図2で示す複写機211に相当する)、102は出
力検出手段、104は目標値出力手段、106は誤差出
力手段、507は変化幅決定手段、508は入力変化決
定手段、110は入力更新手段、114は入力印加手段
である。なお、第1の実施例と同様の動作を行う手段に
ついては、第1の実施例と同じ番号を付けている。
力u1、u2の影響を受ける場合において、出力y1、
y2は互いに干渉し合っているので、夫々の入力u1、
u2を求めるには、出力y1の誤差と出力y2の誤差を
用いることにより、収束性がよくなる。図5は、本発明
にかかる学習制御装置の第3の実施例の構成を示すブロ
ック図である。図5において、100は制御対象(即
ち、図2で示す複写機211に相当する)、102は出
力検出手段、104は目標値出力手段、106は誤差出
力手段、507は変化幅決定手段、508は入力変化決
定手段、110は入力更新手段、114は入力印加手段
である。なお、第1の実施例と同様の動作を行う手段に
ついては、第1の実施例と同じ番号を付けている。
【0158】以下、主に、第1の実施例と異なる点につ
いて説明する。まず、制御対象100からの出力Y=
(y1,y2)が出力検出手段102によって検出され
る。そして、出力検出手段102で検出された出力Y=
(y1,y2)と目標値出力手段104から出力される
目標値Yd=(yd1,yd2)とを用いて、誤差出力
手段106が誤差e1=yd1−y1、e2=yd2−
y2を演算し出力する。
いて説明する。まず、制御対象100からの出力Y=
(y1,y2)が出力検出手段102によって検出され
る。そして、出力検出手段102で検出された出力Y=
(y1,y2)と目標値出力手段104から出力される
目標値Yd=(yd1,yd2)とを用いて、誤差出力
手段106が誤差e1=yd1−y1、e2=yd2−
y2を演算し出力する。
【0159】先述したように、[数52]、[数55]
で表される離散系の制御系に対してJuryの安定判別
法を適用すると、[数48]の条件式が得られる。変化
幅決定手段507は、この条件を満足するゲインk1、
k2、k3、k4を全て設定する。即ち、制御対象10
0の特性に合わせてk1、k2、k3、k4を出力す
る。ここでは、ゲイン行列Φ([数56]参照)の全て
の要素を用いていることに注意する。
で表される離散系の制御系に対してJuryの安定判別
法を適用すると、[数48]の条件式が得られる。変化
幅決定手段507は、この条件を満足するゲインk1、
k2、k3、k4を全て設定する。即ち、制御対象10
0の特性に合わせてk1、k2、k3、k4を出力す
る。ここでは、ゲイン行列Φ([数56]参照)の全て
の要素を用いていることに注意する。
【0160】また、入力変化決定手段508は、誤差出
力手段106から出力される誤差と変化幅決定手段50
7から出力されるゲインを用いて、入力増加分を[数4
9]によって演算し出力する。そして、入力更新手段1
10は、入力変化決定手段508から出力される入力増
加分と前回の入力を用いて、[数64]によって新たな
入力を求め出力する。最後に、高圧電源回路等で構成さ
れる入力印加手段114によって、制御対象100に対
して実際に入力が印加される。以上の一連の動作を繰り
返すことにより、前記制御対象100の出力y1、y2
を目標値yd1、yd2に一致させることができる。
力手段106から出力される誤差と変化幅決定手段50
7から出力されるゲインを用いて、入力増加分を[数4
9]によって演算し出力する。そして、入力更新手段1
10は、入力変化決定手段508から出力される入力増
加分と前回の入力を用いて、[数64]によって新たな
入力を求め出力する。最後に、高圧電源回路等で構成さ
れる入力印加手段114によって、制御対象100に対
して実際に入力が印加される。以上の一連の動作を繰り
返すことにより、前記制御対象100の出力y1、y2
を目標値yd1、yd2に一致させることができる。
【0161】次に、本発明にかかる学習制御装置の第4
の実施例について説明する。この学習制御装置は、制御
対象の特性が大きく変化する場合(即ち、a・d−b・
cの符号が変化する場合)においても、特性の変化に応
じて適切に制御ゲインを選択することにより制御可能と
し、さらに制御ゲインの種類を増やすことにより、安定
で、かつ、第2の実施例に比べて収束回数をさらに少な
くすることができる。ここで、第2の実施例と同様の制
御対象に対し、同様の出力y1(低濃度)、y3(高濃
度)を選択すると、定性モデルも同様に[数65]とな
る。また、同様に制御対象の静的表現は[数66]とな
る。制御対象の特性も、同様に、露光電圧u1の値に応
じて[数67]の正負の2つの場合を取る。
の実施例について説明する。この学習制御装置は、制御
対象の特性が大きく変化する場合(即ち、a・d−b・
cの符号が変化する場合)においても、特性の変化に応
じて適切に制御ゲインを選択することにより制御可能と
し、さらに制御ゲインの種類を増やすことにより、安定
で、かつ、第2の実施例に比べて収束回数をさらに少な
くすることができる。ここで、第2の実施例と同様の制
御対象に対し、同様の出力y1(低濃度)、y3(高濃
度)を選択すると、定性モデルも同様に[数65]とな
る。また、同様に制御対象の静的表現は[数66]とな
る。制御対象の特性も、同様に、露光電圧u1の値に応
じて[数67]の正負の2つの場合を取る。
【0162】図6は、本発明にかかる学習制御装置の第
4の実施例の構成を示すブロック図である。図6におい
て、100は制御対象(即ち、図2で示す複写機211
に相当する)、102は出力検出手段、104は目標値
出力手段、106は誤差出力手段、607は変化幅決定
手段、608は入力変化決定手段、110は入力変更手
段、412は特性判断手段、114は入力印加手段であ
る。なお、第2の実施例と同様の動作を行う手段につい
ては、第2の実施例と同じ番号を付けている。
4の実施例の構成を示すブロック図である。図6におい
て、100は制御対象(即ち、図2で示す複写機211
に相当する)、102は出力検出手段、104は目標値
出力手段、106は誤差出力手段、607は変化幅決定
手段、608は入力変化決定手段、110は入力変更手
段、412は特性判断手段、114は入力印加手段であ
る。なお、第2の実施例と同様の動作を行う手段につい
ては、第2の実施例と同じ番号を付けている。
【0163】以下、主に、第2の実施例と異なる点につ
いて説明する。まず、制御対象100からの出力Y=
(y1,y3)が出力検出手段102によって検出され
る。そして、出力検出手段102で検出された出力Y=
(y1,y3)と目標値出力手段104から出力される
目標値Yd=(yd1,yd3)とを用いて、誤差出力
手段106が誤差e1=yd1−y1、e3=yd3−
y3を演算し出力する。次に、特性判断手段412によ
り、現在の入力を用いて制御対象100の特性としての
a・d−b・cの符号を判断する([数67]参照)。
変化幅決定手段607は、a・d−b・cの符号に応じ
て[数48]の条件を満足するゲインk1、k2、k
3、k4を一組だけ設定する。即ち、制御対象100の
特性に合わせてk1、k2、k3、k4を出力する。こ
こでは、ゲイン行列Φの全ての要素を用いていることに
注意する。
いて説明する。まず、制御対象100からの出力Y=
(y1,y3)が出力検出手段102によって検出され
る。そして、出力検出手段102で検出された出力Y=
(y1,y3)と目標値出力手段104から出力される
目標値Yd=(yd1,yd3)とを用いて、誤差出力
手段106が誤差e1=yd1−y1、e3=yd3−
y3を演算し出力する。次に、特性判断手段412によ
り、現在の入力を用いて制御対象100の特性としての
a・d−b・cの符号を判断する([数67]参照)。
変化幅決定手段607は、a・d−b・cの符号に応じ
て[数48]の条件を満足するゲインk1、k2、k
3、k4を一組だけ設定する。即ち、制御対象100の
特性に合わせてk1、k2、k3、k4を出力する。こ
こでは、ゲイン行列Φの全ての要素を用いていることに
注意する。
【0164】また、入力変化決定手段608は、誤差出
力手段106から出力される誤差と変化幅決定手段60
7から出力されるゲインを用いて、入力増加分を[数4
1]によって演算し出力する。そして、入力更新手段1
10は、入力変化決定手段608から出力される入力増
加分と前回の入力を用いて、[数64]によって新たな
入力を求め出力する。最後に、高圧電源回路等で構成さ
れる入力印加手段114によって、制御対象100に対
して実際に入力が印加される。以上の一連の動作を繰り
返すことにより、前記制御対象100の出力y1、y3
を目標値yd1、yd3に一致させることができる。
力手段106から出力される誤差と変化幅決定手段60
7から出力されるゲインを用いて、入力増加分を[数4
1]によって演算し出力する。そして、入力更新手段1
10は、入力変化決定手段608から出力される入力増
加分と前回の入力を用いて、[数64]によって新たな
入力を求め出力する。最後に、高圧電源回路等で構成さ
れる入力印加手段114によって、制御対象100に対
して実際に入力が印加される。以上の一連の動作を繰り
返すことにより、前記制御対象100の出力y1、y3
を目標値yd1、yd3に一致させることができる。
【0165】
【発明の効果】以上の本発明によれば、制御対象に対す
る各入力と、制御対象からの出力とその目標値との誤差
の関係を結び付ける入力変化決定手段を設けることによ
り、従来の定性制御では制御が不可能であった各出力に
対する定性モデルが等しい制御対象に対しても、各出力
を独立に制御することが可能となる。また、安定条件を
満足するゲインの組を設定する変化幅決定手段を設ける
ことにより、制御対象の出力を目標値に収束させる制御
回数を少なくすることができるようになる。
る各入力と、制御対象からの出力とその目標値との誤差
の関係を結び付ける入力変化決定手段を設けることによ
り、従来の定性制御では制御が不可能であった各出力に
対する定性モデルが等しい制御対象に対しても、各出力
を独立に制御することが可能となる。また、安定条件を
満足するゲインの組を設定する変化幅決定手段を設ける
ことにより、制御対象の出力を目標値に収束させる制御
回数を少なくすることができるようになる。
【0166】更に、制御対象の特性を判断する特性判断
手段を設けることにより、制御対象を限定しない学習制
御装置を提供することができる。加えて、用いるゲイン
の数を増やした変化幅決定手段と、前記入力変化決定手
段を設けることにより、制御対象の状態に即した制御を
行うことが可能となり、より一層、収束回数を少なくす
ることができるようになる。
手段を設けることにより、制御対象を限定しない学習制
御装置を提供することができる。加えて、用いるゲイン
の数を増やした変化幅決定手段と、前記入力変化決定手
段を設けることにより、制御対象の状態に即した制御を
行うことが可能となり、より一層、収束回数を少なくす
ることができるようになる。
【0167】また、4種類のゲインを用いる変化幅決定
手段と前記入力変化決定手段、並びに制御対象の特性を
判断する特性判断手段を組み合わせることにより、制御
対象を限定することなく、更に一層、収束回数の少ない
学習制御装置を提供することができる。
手段と前記入力変化決定手段、並びに制御対象の特性を
判断する特性判断手段を組み合わせることにより、制御
対象を限定することなく、更に一層、収束回数の少ない
学習制御装置を提供することができる。
【図1】本発明にかかる学習制御装置の第1の実施例の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明にかかる学習制御装置の制御対象の一例
としてとりあげるディジタル露光方式の電子写真プロセ
スを持った複写機の要部を示す斜視図である。
としてとりあげるディジタル露光方式の電子写真プロセ
スを持った複写機の要部を示す斜視図である。
【図3】図2に示す複写機における入力画像濃度と出力
画像濃度の関係を示したグラフである。
画像濃度の関係を示したグラフである。
【図4】本発明にかかる学習制御装置の第2の実施例の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図5】本発明にかかる学習制御装置の第3の実施例の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図6】本発明にかかる学習制御装置の第4の実施例の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図7】基本となる学習制御装置の構成を示すブロック
図である。
図である。
【図8】基本となる学習制御装置の説明をするために、
その制御対象の一例としてとりあげるアナログ方式の電
子写真プロセスを持った複写機の要部を示す斜視図であ
る。
その制御対象の一例としてとりあげるアナログ方式の電
子写真プロセスを持った複写機の要部を示す斜視図であ
る。
【図9】図8に示す複写機における入力画像濃度と出力
画像濃度の関係を示すグラフである。
画像濃度の関係を示すグラフである。
100 制御対象 102 出力検出手段 104 目標値出力手段 106 誤差出力手段 107 変化幅決定手段 108 入力変化決定手段 110 入力更新手段 114 入力印加手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 修 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 入力をu1、u2、出力をy1、y2で
表し、静的な特性が次式 【数1】 によって表される制御対象に対し、その出力を検出し、
検出値y1、y2を得る出力検出手段と、出力の目標値
yd1、yd2を出力する目標値出力手段と、目標値y
d1、yd2と検出値y1、y2との誤差を次式 【数2】 によって演算し出力する誤差出力手段と、 k1、k2、k3、k4をゲインを与える定数とし、前
記制御対象の特性が常にa・d−b・c>0である場合
に、次式 【数3】 の条件を満足するk1、k4を設定し、前記制御対象の
特性が常にa・d−b・c<0である場合に、次式 【数4】 の条件を満足するk2、k3を設定する変化幅決定手段
と、前記制御対象の特性が常にa・d−b・c>0であ
る場合に、前記誤差出力手段から出力される誤差と前記
変化幅決定手段から出力されるゲインを用いて、入力増
加分を次式 【数5】 によって演算し、前記制御対象の特性が常にa・d−b
・c<0である場合に前記誤差出力手段から出力される
誤差と前記変化幅決定手段から出力されるゲインを用い
て、入力増加分を次式 【数6】 によって演算し求める入力変化決定手段と、 前記入力変化決定手段から得られる入力増加分と前回の
入力を用いて、 【数7】 によって新たな入力を求める入力更新手段と、前記入力
更新手段から出力される新たな入力を前記制御対象に印
加する入力印加手段とを備え、前記制御対象の出力y
1、y2を目標値yd1、yd2に一致させるように制
御することを特徴とする学習制御装置。 - 【請求項2】 入力をu1、u2、出力をy1、y2で
表わす時、静的な特性が、前記[数1]によって表され
る制御対象に対し、前記制御対象の出力を検出する出力
検出手段と、前記出力の目標値を出力する目標値出力手
段と、前記出力検出手段の検出値y1、y2と前記目標
値出力手段から出力される目標値yd1、yd2との誤
差を前記[数2]によって演算し出力する誤差出力手段
を備える一方、 前記制御対象の特性としてのa・d−b・cの符号を、
前記出力検出手段から出力された出力やその履歴値と、
入力やその履歴値のうち少なくとも一つを用いて判断す
る特性判断手段と、 k1、k2、k3、k4をゲインを与える定数とすると
き、前記特性判断手段の出力が正の場合に、前記[数
3]の条件を満足するk1、k4を設定すると共に、前
記特性判断手段の出力が負の場合に、前記[数4]の条
件を満足するk2、k3を設定する変化幅決定手段と、 前記特性判断手段の出力が正の場合に、前記誤差出力手
段から出力される誤差と前記変化幅決定手段から出力さ
れるゲインを用いて、入力増加分を前記[数5]によっ
て演算すると共に、前記特性判断手段の出力が負の場合
に、前記誤差出力手段から出力される誤差と前記変化幅
決定手段から出力されるゲインを用いて、入力増加分を
前記[数6]によって演算し求める入力変化決定手段
と、 前記入力変化決定手段から得られる入力増加分と前回の
入力を用いて、前記[数7]によって新たな入力を求め
る入力更新手段と、 前記入力更新手段から出力される新たな入力を前記制御
対象に印加する入力印加手段とを備え、前記制御対象の
出力y1、y2を目標値yd1、yd2に一致させるよ
うに制御することを特徴とする学習制御装置。 - 【請求項3】 k1、k2、k3、k4をゲインを与え
る定数とするとき、前記変化幅決定手段が、次式 【数8】 の条件を満足するk1、k2、k3、k4を設定すると
共に、前記入力変化決定手段が、前記誤差出力手段から
出力される誤差と前記変化幅決定手段から出力されるゲ
インを用いて、入力増加分を次式 【数9】 によって演算し求めることを特徴とする請求項1記載の
学習制御装置。 - 【請求項4】 k1、k2、k3、k4をゲインを与え
る定数とするとき、前記変化幅決定手段が、前記[数
8]の条件を満足するk1、k2、k3、k4を、a・
d−b・cの符号が正負の夫々の場合についてそれぞれ
少なくとも1つ以上設定し、前記特性判断手段の出力値
よりゲインk1〜k4の値を与えると共に、前記入力変
化決定手段が、前記誤差出力手段から出力される誤差と
前記変化幅決定手段から出力されるゲインを用いて、入
力増加分を前記[数9]によって演算し求めることを特
徴とする請求項2記載の学習制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4168006A JPH0612103A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 学習制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4168006A JPH0612103A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 学習制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0612103A true JPH0612103A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=15860060
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4168006A Pending JPH0612103A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 学習制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0612103A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1987002046A1 (fr) * | 1985-10-07 | 1987-04-09 | Sagami Chemical Research Center | Copolymere greffe de poly(acetylene)bi-substitue)/polyorganosiloxane et membrane de separation de gaz |
| JP2011021635A (ja) * | 2009-07-13 | 2011-02-03 | Toto Ltd | 湯水混合装置 |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP4168006A patent/JPH0612103A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1987002046A1 (fr) * | 1985-10-07 | 1987-04-09 | Sagami Chemical Research Center | Copolymere greffe de poly(acetylene)bi-substitue)/polyorganosiloxane et membrane de separation de gaz |
| JP2011021635A (ja) * | 2009-07-13 | 2011-02-03 | Toto Ltd | 湯水混合装置 |
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