JPH06121390A - 超音波探触子 - Google Patents

超音波探触子

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JPH06121390A
JPH06121390A JP19901691A JP19901691A JPH06121390A JP H06121390 A JPH06121390 A JP H06121390A JP 19901691 A JP19901691 A JP 19901691A JP 19901691 A JP19901691 A JP 19901691A JP H06121390 A JPH06121390 A JP H06121390A
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JP
Japan
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thickness
vibrator
ultrasonic probe
array
ultrasonic
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JP19901691A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yagami
弘之 矢上
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被検部までの距離に応じて共振周波数を大き
く変化させることができるとともに、歪みのない超音波
波形を得ることができ、近距離から遠距離まで高い指向
性と高分解能を得ることができる広帯域の超音波探触子
を提供する。 【構成】 チタン酸ジルコン酸鉛系(PZT)のセラミ
ック材料等により形成された2種類の振動子11、12
が、スライス方向およびアレイ方向の2次元方向に沿っ
て配列されている。一方の振動子11の開口幅(W1
と厚さ(T)との関係は、W1 /T>3であり、他方の
振動子12の開口幅(W2 )と厚さ(T)との関係は、
2 /T≦0.3となっている。振動子11はスライス
方向の中央部Aに配設され、この振動子11の外側部B
に複数の振動子12が等ピッチで分割して配設されてい
る。また、配列のアレイ方向には、これら振動子11、
12が等ピッチで配設されている。配列の中央部Aでは
厚み振動モードとなり、外側部Bでは縦振動モードとな
り、中央部Aの共振周波数は外側部Bのそれに比べて高
くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波を用いて被検体
内部を計測し断層像を得る超音波診断装置用の超音波探
触子に関する。
【0002】
【従来の技術】生体等の被検体に超音波を放射して、被
検体内部を計測あるいは画像化する超音波診断装置にお
いては、超音波の到達深度は超音波の周波数が高い程浅
く、低い程深くなる。そのため、診断に必要とされる十
分な深度を得るためには、1台の装置に深部用から浅部
用まで複数のプローブを準備し、診断領域に適応したプ
ローブをその都度交換する繁雑な作業が必要であった。
したがって浅部から深部まで1本の探触子で高分解能な
画像を得ることができれば、探触子の交換が不要とな
り、診断上も極めて有効になる。そのため超音波探触子
においては、低周波から高周波まで送信可能になるよう
に広帯域な探触子が望まれている。
【0003】このような広帯域なものとして、従来、図
12に表すように、スライス方向に厚さの異なった複数
の振動子301 、302 、303 を配列した超音波探触
子がある。この探触子では、振動子301 〜303 の背
面側に段差が形成され、それぞれ個別電極31を介して
背面材32が設けられている。一方、振動子301 〜3
3 の音響放射面側は同一平面に形成され、その面上に
共通電極33が設けられている。この超音波探触子は、
共振周波数の振動子の厚さに対する依存性を利用したも
のである。
【0004】また、図13に表すように、アレイ方向に
幅の異なった振動子401 、402、403 群を複数組
配列した超音波探触子も知られている。この探触子で
は、振動子の幅と厚みの比に対する共振周波数の依存性
を利用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来の超音波探触子では、それぞれ次のような問題があっ
た。まず、厚さの異なった複数の振動子301 〜303
を複数配列した超音波探触子では、音響放射面を同一平
面にするため、背面材32側に段差部が形成されてしま
う。そのため背面材32の加工など難しい製造工程が必
要となる。これに対して、幅の異なった振動子401
403 群を複数組配列した超音波探触子では、厚みの均
一な平板状の圧電体を幅が異なるようにダイシングソー
などの方法により分割するだけでよいので、前者に比べ
て製造も容易である。
【0006】しかしながら、このようなアレイ探触子の
場合、アレイ方向のピッチが大きくなり波長以上になる
と、超音波の指向性が劣化する。このため、実用上はこ
のピッチを小さくするために、振動子401 〜403
開口幅をW、厚さTとすると、W/T<3となるように
しなければならない。ところが、W/T=3付近では、
図7に表すように、振動子の厚み方向の基準振動モード
に、不要な幅方向の振動モードが干渉してくるために、
送受信される超音波波形の歪みも大きくなる。このた
め、共振周波数を大きく変化させることが難しいという
問題があった。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、製造が容易であり、しかも被検部ま
での距離に応じて共振周波数を大きく変化させることが
できるとともに、歪みのない超音波波形を得ることがで
き、近距離から遠距離まで高い指向性と高分解能を得る
ことができる広帯域の超音波探触子を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の振動子
を互いに直交する2つの方向に沿って2次元状に配列し
た超音波探触子において、前記2つの方向の少なくとも
1方向の振動子の開口幅Wとその厚さTとの比W/T
を、配列の中央部の振動子ではW/T>3、好ましくは
W/T≧10とし、この振動子の外側部の振動子ではW
/T≦0.3としたものである。
【0009】このような構成とすることにより本発明の
超音波探触子では、配列の中央部での共振周波数が高
く、外側部での共振周波数が低くなるとともに、不要振
動が現われることがなく、歪みのない超音波波形を得る
ことができる。したがって、近距離においては振動子の
中央部、遠距離においては外側部を使用することによ
り、近距離から遠距離まで高い指向性と高分解能を得る
ことができる。
【0010】以下、この超音波探触子の動作原理につい
て説明する。厚み方向の振動を利用した矩形状の振動子
においては、開口幅(W)と厚さ(T)との比が、W/
T>1の場合は厚み振動モード、W/T<1の場合は縦
振動モードで振動し、各々のモードにおける共振周波数
(F)は周波数定数(Nt ,N33)/厚さ(t)によっ
て決定される。周波数定数は縦振動モードの方が低くな
ることは既に知られている。表1に市販されているセラ
ミック振動子(チタン酸ジルコン酸鉛系セラミックス)
の周波数定数の例を示す。
【0011】
【表1】
【0012】
【0013】また、表2は、表1のチタン酸ジルコン酸
鉛系セラミックスを用いた振動子の厚さを0.3mmと
した場合の共振周波数の理論値と実測値とを表すもので
ある。これによれば、実測値と理論値はよく一致してい
ることが判る。さらに、縦振動モードでは、厚み振動モ
ードに比較して周波数定数が約30%小さくなるため、
同じ厚さでは共振周波数が低くなることになる。図6な
いし図8は表1、2の振動子においてW/T=10、W
/T=3、W/T=0.3とした場合の、アドミタンス
−周波数特性を示したものである。前述のようにW/T
=3の場合では、基準振動の他に不要振動が多く現われ
ているため、超音波波形の歪みが大きくなるが、W/T
=10およびW/T=0.3とした場合では基準振動の
み現われており、歪みの少ない超音波波形が得られるこ
とが判る。
【0014】また、超音波診断装置においては、生体の
浅部から深部まで良好な画像を得るために、超音波の指
向性を均一にする必要がある。そのため、周波数が低い
ほど開口幅を広くする、すなわちW/Tを大きくするこ
とが望ましい。
【0015】
【表2】
【0016】
【0017】また、本発明による超音波探触子では、前
記各振動子の両主面をそれぞれ分割するようにしてもよ
く、また前記各振動子の一方の主面を共通とし、他方の
主面のみを分割して2次元状配列とし、前記共通の主面
上に共通電極を形成する態様としてもよい。このような
構成とすることにより、各振動子の一方の主面に共通電
極を形成する工程において、この共通電極を振動子の分
割されていない側の主面に形成することができるため、
製造が容易となる。
【0018】さらに本発明の超音波探触子では、前記振
動子の音響放射面に少なくとも1層の音響整合層を設
け、この音響整合層の前記配列の中央部に対応する部分
の厚さと、前記配列の外側部に対応する部分の厚さを、
各部の共振周波数の違いに応じて異ならせるものであ
る。たとえば、音響整合層の前記配列の外側部に対応す
る部分の厚さを、前記配列の中央部に対応する部分の厚
さに比べて、前記振動子の共振周波数における前記音響
整合層内での波長の1/4だけ厚くなるように設定する
ことにより、音響整合層を有効に利用することができ、
超音波波形の短パルス化と高感度化を図ることができ
る。なお、この音響整合層は1層に限らず、多層構造と
することにより、より特性が向上する。
【0019】また、本発明の超音波探触子では、前記2
つの方向の少なくとも1方向の配列面を曲面状に形成
し、この曲面に沿って前記振動子を配列させる構成とし
てもよい。曲面としては、凸面または凹面があり、凸面
上に振動子を配列した場合には、狭い開口から広い視野
を得ることができるとともに、生体と探触子との密着性
が高まる。一方、凹面上に振動子を配列した場合には、
スライス方向の超音波のフォーカスを行うことができる
という利点がある。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0021】図1および図2は、本発明の一実施例に係
わる超音波探触子の構造を表すものである。この超音波
探触子1は、圧電材料たとえばチタン酸ジルコン酸鉛系
(PZT)のセラミック材料により形成された2種類の
振動子11、12を、スライス方向およびアレイ方向の
2次元方向に沿って複数個配列したものである。振動子
11と振動子12は平板状に形成され、かつ互いに厚さ
が同じで開口幅が異なるように形成されている。
【0022】一方の振動子11の開口幅(W1 )と厚さ
(T)との関係は、たとえばW1 /T=10であり、他
方の振動子12の開口幅(W2 )と厚さ(T)との関係
は、たとえばW2 /T=0.3となっている。振動子1
1はスライス方向の中央部Aに配設され、この振動子1
1の外側部Bに複数の振動子12が等ピッチで分割して
配設されている。また、配列のアレイ方向には、これら
振動子11、12が等ピッチで配設されている。
【0023】2次元状に配設された振動子11、12の
一方の主面側には共通電極13が設けられ、これら振動
子11、12を互いに電気的に接続させている。さらに
この共通電極13の背面には背面材14が設けられてい
る。また、振動子11、12の他方の主面側(音響放射
面側)にはそれぞれ個別電極15が設けられている。。
【0024】このような構成により本実施例の超音波探
触子1においては、中央部Aでは、振動子11の開口幅
(W1 )と厚さ(T)との関係がW1 /T=10である
ため、厚み振動モードとなる。一方、外側部Bでは、振
動子12の開口幅(W2 )と厚さ(T)との関係がW2
/T=0.3であるために縦振動モードとなる。したが
って、共振周波数は中央部Aにおける振動子11が高
く、外側部Bにおける振動子12が低くなる。また、前
述の図6ないし図8の説明からも明らかなように、不要
振動が現われることもないので、歪みのない超音波波形
を得ることができる。
【0025】また、本実施例の超音波探触子1では、W
2 /T=0.3となる振動子12が振動子1の両側に複
数配列されているので、超音波の受信感度が高くなり、
超音波の到達深度をより遠距離にできる。
【0026】上記実施例では、振動子11、12の材料
としてそれぞれチタン酸ジルコン酸鉛系(PZT)のセ
ラミック材料を用いているので、振動子11、12の厚
さをT=0.38mmとすれば、共振周波数は、厚み振
動モードとなるスライス方向の中央部Aでは5MHzと
なり、一方、縦振動モードとなる外側部Bでは3.5M
Hzとなる。一般的に腹部領域の診断に使用している周
波数は3.5MHzから5MHzであるから、この周波
数の組み合わせは極めて有用である。
【0027】図3は本発明の他の実施例に係わる超音波
探触子2の構成を表すものである。ここで、図1および
図2と同一構成部分については、同一符号を付してその
説明を省略する。
【0028】本実施例では、振動子11、12は一方の
主面側(音響放射面側)は一体化され共通化されてお
り、他方の主面側をスライス方向に複数に分割した構成
となっている。アレイ方向には等ピッチに配設されるこ
とは、上記実施例と同様である。振動子11、12の一
方の主面側(音響放射面側)には共通電極16が設けら
れている。また、分割された他方の主面側には個別電極
17a、17bが設けられている。なお、外側部Bにお
ける個別電極17bは、複数の振動子12間では共通に
形成されている。中央部Aの個別電極17aおよび外側
部Bの電極17bはそれぞれ外部の回路とリード電極1
8a、18bを介して電気的に接続されている。なお、
振動子11、12の分割深さは、振動モードに影響のな
い範囲(少なくともT/2以上)で行うことが望まし
い。
【0029】本実施例の超音波探触子2では、振動子1
1、12の一方の主面側が一体化され、図1の実施例の
ように分割されていないため、共通電極16の形成が極
めて容易になる。なお、共通電極16および個別電極1
7a、17bはそれぞれ、たとえばアルミニウム等の金
属を用いた蒸着法、印刷法やめっき法により形成するこ
とができる。
【0030】また、振動子11、12の分割する側の主
面を、図4に表すように音響放射面側とし、背面材14
側の主面を共通面として、この共通面に共通電極16を
形成するようにしてもよい。
【0031】図5は本発明のさらに他の実施例に係わる
超音波探触子3を表すものである。本実施例では、図1
の超音波探触子1の音響放射面側に共通電極18を設
け、この共通電極18上に音速Vなる音響整合層19を
設けたものである。この音響整合層19では、中央部A
の振動子11に対応する部分の共振周波数をfA とすれ
ば、厚さがたとえばV・fA /4であり、一方外側部B
の振動子12に対応する部分の共振周波数をfB とすれ
ば、厚さがたとえばV・fB /4となっている。なお、
音響整合層19は、たとえば樹脂、ガラス系材料により
形成され、振動子11、12と被検体(生体)との間で
音響的なインピーダンス整合がとれるように、その音
速、厚み、音響インピーダンス等のパラメータが調整さ
れている。
【0032】本実施例の超音波探触子3では、中央部A
の振動子11の共振周波数が外側部Bの振動子12に比
べて高くなっているため、それに合わせて音響整合層1
9の厚さを中央部Aは薄く、外側部Bは厚く形成したも
のである。一般に、音響整合層を用いることにより、超
音波波形の短パルス化と高感度化を図ることができるこ
とは知られているが、このように共振周波数の大きさに
応じて厚さに差を設けることにより、音響整合層19の
有効利用を図ることができる。音響整合層は、層の数が
多い程その効果も大きくなる。したがって本実施例にお
いても、音響整合層19を複数の層により形成するよう
にすれば、さらに特性が改善されることになる。
【0033】以上実施例を挙げて本発明を説明したが、
本発明は上記実施例に限定するものではなく、その要旨
を変更しない範囲で種々変更可能である。
【0034】たとえば、上記実施例では、振動子11、
12の圧電材料としてそれぞれチタン酸ジルコン酸鉛系
(PZT)のセラミック材料を用いているが、周波数定
数(Nt ,N33)が異なる圧電材料であれば他の材料を
用いてもよい。このような圧電材料としては、チタン酸
バリウム系、チタン酸鉛系などの圧電材料がある。
【0035】また、上記実施例においては、スライス方
向の振動子の開口幅と厚さとの比を、配列の中央部Aと
その外側部Bにおいて異ならせるようにしたが、スライ
ス方向ではその比を一定とし、アレイ方向の比を異なら
せるようにしてもよい。さらに、スライス方向およびア
レイ方向の2方向に沿って、それぞれ振動子の開口幅と
厚さとの比を、中央部Aとその外側部Bにおいて異なら
せるようにしてもよい。
【0036】このようにアレイ方向の開口幅と厚さとの
比を異ならせた場合、およびアレイ方向とスライス方向
の2方向共に開口幅と厚さとの比を異ならせた場合の周
波数の変化量はスライス方向のみの開口幅と厚さを異な
らせた場合と同じである。ただし、このような構成とし
た場合には、上記実施例の探触子1〜3とは異なり、走
査方向(アレイ方向)のピッチが異なるため、電子リニ
ア型の走査とは異なり別の走査方法によらなければ、超
音波画像は得られない。このような場合には、たとえば
機械的な走査方法を用いることができる。
【0037】図9は、アレイ方向とスライス方向の2方
向共に開口幅と厚さとの比を異ならせた場合の実施例を
表すものである。この探触子4では、中央部の振動子1
1のアレイ方向の幅をw1 、スライス方向の幅をW1
外側部の振動子12のアレイ方向の幅をw2 、スライス
方向の幅をW2 (=w2 )、また各振動子11、12の
厚さをTとして、w1 /T>3、W1 /T>3、w2
T=W1 /T≦0.3の関係に設定する。この探触子4
は、振動子11が高周波部、この振動子11を囲む振動
子12が低周波部となり、機械的に移動させることによ
り超音波画像を得ることができる。
【0038】上記実施例の探触子1〜4においては、各
振動子11、12をそれぞれ背面材14の平面上に配列
するようにしたが、振動子11、12を凸面または凹面
のような曲面上に配列するような構成としてもよい。
【0039】図10は背面材14にアレイ方向に凸面1
4aを形成し、この凸面14aに沿って振動子11、1
2を配列したものである。本実施例の探触子5はいわゆ
るコンベックスプローブであり、狭い開口部から広い視
野を得ることができるとともに、生体と探触子5との密
着性が高まるという利点がある。
【0040】また、図11は背面材14にスライス方向
に凹面14bを形成し、この凹面14bに沿って振動子
11、12を配列したものである。本実施例の探触子6
においては、スライス方向の超音波のフォーカスを行う
ことができるという利点がある。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし5記
載の超音波探触子によれば、2次元方向の少なくとも1
方向の振動子の開口幅Wと厚さTとの比W/Tを、配列
の中央部の振動子ではW/T>3、好ましくはW/T≧
10とし、外側部の振動子ではW/T≦0.3としたの
で、中央部での共振周波数が高く、外側部での共振周波
数が低くなるとともに、不要振動が現われることがな
く、歪みのない超音波波形を得ることができる。したが
って、近距離においては振動子の中央部、遠距離におい
ては外側部を使用することにより、あるいは距離に応じ
て中央部と外側部を使い分けること等により近距離から
遠距離まで高い指向性と高分解能を得ることができ、広
帯域化を図ることができる。
【0042】特に、請求項3記載の超音波探触子によれ
ば、前記各振動子の一方の主面を共通とし、他方の主面
のみを分割して2次元状配列とし、前記共通の主面上に
共通電極を形成するようにしたので、共通電極の形成が
容易になり、製造プロセスが簡略化される。
【0043】さらに請求項4記載の超音波探触子によれ
ば、前記振動子の音響放射面に少なくとも1層の音響整
合層を設け、この音響整合層の前記配列の中央部に対応
する部分の厚さと、前記配列の外側部に対応する部分の
厚さを、各部の共振周波数の違いに応じて異ならせるよ
うにしたので、音響整合層を有効に利用でき、音波波形
の短パルス化と高感度化を図ることが可能となり、特性
がさらに向上する。
【0044】また、請求項5記載の超音波探触子によれ
ば、2つの方向の少なくとも1方向の配列面を曲面状に
形成し、この曲面に沿って前記振動子を配列させる構成
としたので、狭い開口から広い視野を得ることができる
とともに、生体と探触子との密着性が高まる等の利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる超音波探触子の
縦断面図である。
【図2】図1の超音波探触子の平面図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係わる超音波探触子の
構成を表す縦断面図である。
【図4】図3の超音波探触子の変形例を表す縦断面図で
ある。
【図5】本発明の第3の実施例に係わる超音波探触子の
縦断面図である。
【図6】W/T=10の場合の超音波探触子のアドミタ
ンスと周波数との関係を表す図である。
【図7】W/T=3の場合の超音波探触子のアドミタン
スと周波数との関係を表す図である。
【図8】W/T=0.3の場合の超音波探触子のアドミ
タンスと周波数との関係を表す図である。
【図9】本発明の第4の実施例に係わる超音波探触子の
平面図である。
【図10】本発明の第5の実施例に係わる超音波探触子
の斜視図である。
【図11】本発明の第6の実施例に係わる超音波探触子
の斜視図である。
【図12】従来の超音波探触子の縦断面図である。
【図13】従来の他の超音波探触子の斜視図である。
【符号の説明】 1〜6 超音波探触子 11、12 振動子 13 共通電極 14 背面材 15 個別電極 19 音響整合層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の振動子を互いに直交する2つの方
    向に沿って2次元状に配列した超音波探触子において、 前記2つの方向の少なくとも1方向の振動子の開口幅W
    とその厚さTとの比W/Tを、配列の中央部の振動子で
    はW/T>3とし、この振動子の外側部の振動子ではW
    /T≦0.3としたことを特徴とする超音波振動子。
  2. 【請求項2】 前記中央部の振動子の開口幅Wと厚さT
    との比を、W/T≧10としたことを特徴とする請求項
    1記載の超音波探触子。
  3. 【請求項3】 前記各振動子の一方の主面を共通とし、
    他方の主面を分割して2次元状配列とするとともに、前
    記共通の主面上に共通電極を形成したことを特徴とする
    請求項1記載の超音波振動子。
  4. 【請求項4】 前記振動子の音響放射面に少なくとも1
    層の音響整合層を設け、この音響整合層の前記配列の中
    央部に対応する部分の厚さと、前記配列の外側部に対応
    する部分の厚さを、各部の共振周波数の違いに応じて異
    ならせたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    1に記載の超音波探触子。
  5. 【請求項5】 前記2つの方向の少なくとも1方向の配
    列面を曲面状に形成し、この曲面に沿って前記振動子を
    配列したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    1に記載の超音波探触子。
JP19901691A 1991-08-08 1991-08-08 超音波探触子 Pending JPH06121390A (ja)

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