JPH0612268Y2 - 多段式変速装置 - Google Patents
多段式変速装置Info
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- JPH0612268Y2 JPH0612268Y2 JP10460789U JP10460789U JPH0612268Y2 JP H0612268 Y2 JPH0612268 Y2 JP H0612268Y2 JP 10460789 U JP10460789 U JP 10460789U JP 10460789 U JP10460789 U JP 10460789U JP H0612268 Y2 JPH0612268 Y2 JP H0612268Y2
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- Japan
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- gear
- external gear
- eccentric shaft
- internal gear
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims description 13
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 13
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 10
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 8
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 7
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 7
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
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- Retarders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [考案の目的] <産業上の利用分野> 本考案は遊星歯車を用いた変速装置に関し、特に偏心軸
と互いに内接噛合する複数の外歯歯車と内歯歯車とを組
み合せた多段式変速装置に関する。
と互いに内接噛合する複数の外歯歯車と内歯歯車とを組
み合せた多段式変速装置に関する。
<従来の技術> 車輌のシートを電動モータにより駆動して位置を調節す
るパワーシート装置では、非常に大きな減速比を得る必
要がある。ところが、多数の歯車列を幾段も組み合せた
従来の減速装置では、装置全体が複雑で大型化かつ重量
化し、スペース効率の低下や製造コストの上昇と共に駆
動トルクの機械的損失が大きいという問題があった。そ
こで、例えば特開昭63−285350号公報に開示さ
れるように、遊星歯車を用いて小型で高い減速比が得ら
れる遊星歯車を用いた減速装置が開示されている。
るパワーシート装置では、非常に大きな減速比を得る必
要がある。ところが、多数の歯車列を幾段も組み合せた
従来の減速装置では、装置全体が複雑で大型化かつ重量
化し、スペース効率の低下や製造コストの上昇と共に駆
動トルクの機械的損失が大きいという問題があった。そ
こで、例えば特開昭63−285350号公報に開示さ
れるように、遊星歯車を用いて小型で高い減速比が得ら
れる遊星歯車を用いた減速装置が開示されている。
一方、複数の内歯歯車および外歯歯車を略同一の軸上で
組み合わせる場合、中間に位置する歯車の軸方向位置の
規定手段が問題となる。上記公報に開示された構造によ
ると、軸方向について各歯車が互いに重なり合うように
構成した上で、中心軸に嵌着したストップリングで一括
して各歯車の抜け止めを行うようにしている。
組み合わせる場合、中間に位置する歯車の軸方向位置の
規定手段が問題となる。上記公報に開示された構造によ
ると、軸方向について各歯車が互いに重なり合うように
構成した上で、中心軸に嵌着したストップリングで一括
して各歯車の抜け止めを行うようにしている。
しかるに、この構造によると、外歯歯車部材は、内歯歯
車部材の軸方向端面に重なった上で噛合し、かつ中心軸
にも係合しなければならないので、その歯車部材の全体
形状が複雑化する上、減速機の軸方向寸法も増大せざる
を得なかった。しかも2段目の外歯歯車が、偏心軸を兼
ねる1段目の内歯歯車の外周に単に摺動可能に嵌装され
ているため、それらの間に生じる滑り摩擦によって駆動
力の伝達効率が低下し、円滑な動作を確保し得ない、と
いった不都合があった。
車部材の軸方向端面に重なった上で噛合し、かつ中心軸
にも係合しなければならないので、その歯車部材の全体
形状が複雑化する上、減速機の軸方向寸法も増大せざる
を得なかった。しかも2段目の外歯歯車が、偏心軸を兼
ねる1段目の内歯歯車の外周に単に摺動可能に嵌装され
ているため、それらの間に生じる滑り摩擦によって駆動
力の伝達効率が低下し、円滑な動作を確保し得ない、と
いった不都合があった。
<考案が解決しようとする課題> そこで、本考案の目的は、より小型で高い減速比を達成
することができ、かつ機械的損失を少くして円滑な動作
及びトルク伝達を確保し得る多段式変速装置を提供する
ことにある。
することができ、かつ機械的損失を少くして円滑な動作
及びトルク伝達を確保し得る多段式変速装置を提供する
ことにある。
[考案の構成] 上述の目的は本考案によれば、入力軸の軸心に対して偏
心した偏心軸と、前記偏心軸の軸心と同心円上に形成さ
れた複数の第1ピン孔を有しかつ前記偏心軸に相対回動
自在に支持される第1外歯歯車と、前記第1外歯歯車に
内接噛合しかつ前記偏心軸の軸心に関して偏心された第
1内歯歯車と、前記偏心軸の軸心と同心円上に形成され
た複数の第2ピン孔を有しかつ前記第1内歯歯車の外周
に相対回動自在に装着された第2外歯歯車と、前記偏心
軸の軸心と同心位置に配置されて前記第2外歯歯車に内
接噛合する第2内歯歯車と、前記第1外歯歯車の前記第
1ピン孔にそれぞれ摺接可能に遊嵌される複数の第1ピ
ンと前記第2外歯歯車の前記第2ピン孔にそれぞれ摺接
可能に遊嵌される複数の第2ピンとを有する固定板とを
備える多段式変速装置であって、前記第1外歯歯車と前
記第2外歯歯車とが、それぞれが対応する第1ピンと第
2ピンとの各遊端部に形成されたフランジに係止して抜
け止めされると共に、前記第1内歯歯車の外周部と前記
第2外歯歯車の内周部との間に複数の転動体が介装さ
れ、かつ前記転動体並びに前記第1内歯歯車が、前記内
周部に全周に渡って形成された半径方向内向きの突縁部
によって抜け止めされることを特徴とする多段式変速装
置を提供することにより達成される。
心した偏心軸と、前記偏心軸の軸心と同心円上に形成さ
れた複数の第1ピン孔を有しかつ前記偏心軸に相対回動
自在に支持される第1外歯歯車と、前記第1外歯歯車に
内接噛合しかつ前記偏心軸の軸心に関して偏心された第
1内歯歯車と、前記偏心軸の軸心と同心円上に形成され
た複数の第2ピン孔を有しかつ前記第1内歯歯車の外周
に相対回動自在に装着された第2外歯歯車と、前記偏心
軸の軸心と同心位置に配置されて前記第2外歯歯車に内
接噛合する第2内歯歯車と、前記第1外歯歯車の前記第
1ピン孔にそれぞれ摺接可能に遊嵌される複数の第1ピ
ンと前記第2外歯歯車の前記第2ピン孔にそれぞれ摺接
可能に遊嵌される複数の第2ピンとを有する固定板とを
備える多段式変速装置であって、前記第1外歯歯車と前
記第2外歯歯車とが、それぞれが対応する第1ピンと第
2ピンとの各遊端部に形成されたフランジに係止して抜
け止めされると共に、前記第1内歯歯車の外周部と前記
第2外歯歯車の内周部との間に複数の転動体が介装さ
れ、かつ前記転動体並びに前記第1内歯歯車が、前記内
周部に全周に渡って形成された半径方向内向きの突縁部
によって抜け止めされることを特徴とする多段式変速装
置を提供することにより達成される。
<作用> このようにすれば、装置を大型化することなく転動体を
使用することができ、かつ1段目の内歯歯車と2段目の
外歯歯車との間に生じる滑り摩擦を大幅に低減させるこ
とができる。
使用することができ、かつ1段目の内歯歯車と2段目の
外歯歯車との間に生じる滑り摩擦を大幅に低減させるこ
とができる。
しかも各歯車同士を重ね合わせずにその軸方向位置を規
定できるため、装置を薄型化し得る。
定できるため、装置を薄型化し得る。
<実施例> 以下に添付の図面を参照して本考案を特定の実施例につ
いて詳細に説明する。
いて詳細に説明する。
本考案を適用した減速装置は、入力回転軸1と一体を成
す偏心軸2と、1段目の減速機を構成する第1外歯歯車
3及び第1内歯歯車4と、2段目の減速器を構成する第
2外歯歯車5及び第2内歯歯車6と、固定円板7とを備
える。第1外歯歯車3には、偏心軸2を相対回動自在に
嵌合させる中心孔8とその周囲の同心円上に等間隔で配
置された4個の第1ピン孔9とが形成されている。第1
内歯歯車4の内周には、歯数No1個の正弦波状の歯形1
0が形成され、それに噛合する第1外歯歯車3の外周に
は、第1内歯歯車4より1個少ない歯数Ni1個の正弦波
状の歯形11が形成されている。第1内歯歯車4は、入
力回転軸1に対する偏心軸2と同じ方向にかつ同じ距離
eだけ偏心している。
す偏心軸2と、1段目の減速機を構成する第1外歯歯車
3及び第1内歯歯車4と、2段目の減速器を構成する第
2外歯歯車5及び第2内歯歯車6と、固定円板7とを備
える。第1外歯歯車3には、偏心軸2を相対回動自在に
嵌合させる中心孔8とその周囲の同心円上に等間隔で配
置された4個の第1ピン孔9とが形成されている。第1
内歯歯車4の内周には、歯数No1個の正弦波状の歯形1
0が形成され、それに噛合する第1外歯歯車3の外周に
は、第1内歯歯車4より1個少ない歯数Ni1個の正弦波
状の歯形11が形成されている。第1内歯歯車4は、入
力回転軸1に対する偏心軸2と同じ方向にかつ同じ距離
eだけ偏心している。
第2外歯歯車5には、2段目の偏心軸として機能する第
1内歯歯車4を嵌合させる中心孔12と、その周囲の同
心円上に等間隔で配置された4個の第2ピン孔13とが
形成されている。第2内歯歯車6には、歯数No2個の正
弦波状の歯形14が形成され、かつこれに噛合する第2
外歯歯車5の外周には歯数が第2内歯歯車6よりも1個
少ないNi2個の正弦波状の歯形15が形成されている。
そして、固定円板7には入力回転軸1を貫通させる中心
孔17が穿設され、かつ一方の側面16には中心孔17
の同心円上に第1外歯歯車3の第1ピン孔9に対応する
4個の第1ピン18と、その外側の同心円上に等間隔で
配置された第2外歯歯車5の第2ピン孔13に対応する
4個の第2ピン19とが突設されている。
1内歯歯車4を嵌合させる中心孔12と、その周囲の同
心円上に等間隔で配置された4個の第2ピン孔13とが
形成されている。第2内歯歯車6には、歯数No2個の正
弦波状の歯形14が形成され、かつこれに噛合する第2
外歯歯車5の外周には歯数が第2内歯歯車6よりも1個
少ないNi2個の正弦波状の歯形15が形成されている。
そして、固定円板7には入力回転軸1を貫通させる中心
孔17が穿設され、かつ一方の側面16には中心孔17
の同心円上に第1外歯歯車3の第1ピン孔9に対応する
4個の第1ピン18と、その外側の同心円上に等間隔で
配置された第2外歯歯車5の第2ピン孔13に対応する
4個の第2ピン19とが突設されている。
第2図及び第3図に併せて良く示されるように、固定円
板7の中心孔17に入力軸1を回動自在に貫通させた偏
心軸2には、第1外歯歯車3が、固定円板7の第1ピン
18をそれぞれ対応する第1ピン孔9に摺接可能に遊嵌
させつつ相対回動自在に嵌合支持されている。第2外歯
歯車5は、第1外歯歯車3に噛合する第1内歯歯車4に
中心孔12を嵌合させ、かつ各第2ピン孔13に固定板
7の第2ピン19をそれぞれ摺接可能に遊嵌させて装着
される。そして図示されない出力軸に連結された第2内
歯歯車6が第2外歯歯車5に噛合させて固定円板7上に
回動自在に装着される。また、第1外歯歯車3及び第2
外歯歯車5は、各ピン孔9、13に遊嵌された第1及び
第2ピン18、19の各先端に取り付けられたフランジ
20、21によって抜け止めされている。また、第2内
歯歯車6の外端には、固定板7の外周縁部を外側から覆
うように放射方向内向きに延出する固定板7より小さい
内径の環状板26が固定され、それにより第2内歯歯車
6を固定板7上に適当に保持している。
板7の中心孔17に入力軸1を回動自在に貫通させた偏
心軸2には、第1外歯歯車3が、固定円板7の第1ピン
18をそれぞれ対応する第1ピン孔9に摺接可能に遊嵌
させつつ相対回動自在に嵌合支持されている。第2外歯
歯車5は、第1外歯歯車3に噛合する第1内歯歯車4に
中心孔12を嵌合させ、かつ各第2ピン孔13に固定板
7の第2ピン19をそれぞれ摺接可能に遊嵌させて装着
される。そして図示されない出力軸に連結された第2内
歯歯車6が第2外歯歯車5に噛合させて固定円板7上に
回動自在に装着される。また、第1外歯歯車3及び第2
外歯歯車5は、各ピン孔9、13に遊嵌された第1及び
第2ピン18、19の各先端に取り付けられたフランジ
20、21によって抜け止めされている。また、第2内
歯歯車6の外端には、固定板7の外周縁部を外側から覆
うように放射方向内向きに延出する固定板7より小さい
内径の環状板26が固定され、それにより第2内歯歯車
6を固定板7上に適当に保持している。
互いに相対回動する第1内歯歯車4の外周と第2外歯歯
車5の内周との間には、第4図に示されるような鋼球か
らなる多数の転動体22が介装されている。第2外歯歯
車の中心孔12には、その外側面と同一面上に放射方向
内向きに第1内歯歯車4とオーバラップするように延出
する突縁23が全周に亘って形成されている。そして、
第1内歯歯車4の周辺部分には、突縁23に対応する段
部24が形成されている。従って、第1内歯歯車4及び
第2外歯歯車5の肉厚を薄く維持したまま鋼球22を抜
け止めすることができる。そして、偏心軸2の外周と第
1外歯歯車3の中心孔8との間にも、同様の抜け止め構
造を設けて転動体25が介装されている。このように構
成することによって、減速装置を薄型に保持しつつ、偏
心軸2と第1外歯歯車3及び第1内歯歯車4と第2外歯
歯車5との間の滑り抵抗を少なくし、より円滑な動作及
びトルク伝達を確保することができると共に、第2外歯
歯車5の突縁23によって第1内歯歯車4を抜け止めし
ている。
車5の内周との間には、第4図に示されるような鋼球か
らなる多数の転動体22が介装されている。第2外歯歯
車の中心孔12には、その外側面と同一面上に放射方向
内向きに第1内歯歯車4とオーバラップするように延出
する突縁23が全周に亘って形成されている。そして、
第1内歯歯車4の周辺部分には、突縁23に対応する段
部24が形成されている。従って、第1内歯歯車4及び
第2外歯歯車5の肉厚を薄く維持したまま鋼球22を抜
け止めすることができる。そして、偏心軸2の外周と第
1外歯歯車3の中心孔8との間にも、同様の抜け止め構
造を設けて転動体25が介装されている。このように構
成することによって、減速装置を薄型に保持しつつ、偏
心軸2と第1外歯歯車3及び第1内歯歯車4と第2外歯
歯車5との間の滑り抵抗を少なくし、より円滑な動作及
びトルク伝達を確保することができると共に、第2外歯
歯車5の突縁23によって第1内歯歯車4を抜け止めし
ている。
入力軸に連結された図示されない電動モータを駆動して
偏心軸2を回転させると、第1外歯歯車3は、第1ピン
孔9に摺接する第1ピン18により運動が規制されてい
るので、回転することなく偏心軸2と中心孔8との滑り
摩擦によって入力回転軸1の軸線を中心として揺動す
る。この第1外歯歯車3の揺動によって、第1内歯歯車
4は、偏心軸2の1回転に対して減速されて同じ方向に
1/No1回転する。第1内歯歯車4が偏心軸として回転
すると、同様に第1内歯歯車と中心孔12との滑り摩擦
によって第2外歯歯車5は、第2ピン孔13に摺接する
第2ピン19によって運動が規制されているので、回転
することなく入力回転軸1の軸線を中心として揺動す
る。この第2外歯歯車5の揺動によって、第2内歯歯車
6は、第2外歯歯車5の1回転に対して第1内歯歯車4
即ち偏心軸2と同じ向きに1/No2回転する。従って、
本実施例の減速装置によれば、1/No1・No2の高い減速
比が得られる。
偏心軸2を回転させると、第1外歯歯車3は、第1ピン
孔9に摺接する第1ピン18により運動が規制されてい
るので、回転することなく偏心軸2と中心孔8との滑り
摩擦によって入力回転軸1の軸線を中心として揺動す
る。この第1外歯歯車3の揺動によって、第1内歯歯車
4は、偏心軸2の1回転に対して減速されて同じ方向に
1/No1回転する。第1内歯歯車4が偏心軸として回転
すると、同様に第1内歯歯車と中心孔12との滑り摩擦
によって第2外歯歯車5は、第2ピン孔13に摺接する
第2ピン19によって運動が規制されているので、回転
することなく入力回転軸1の軸線を中心として揺動す
る。この第2外歯歯車5の揺動によって、第2内歯歯車
6は、第2外歯歯車5の1回転に対して第1内歯歯車4
即ち偏心軸2と同じ向きに1/No2回転する。従って、
本実施例の減速装置によれば、1/No1・No2の高い減速
比が得られる。
第5図には、ピン孔とそれに摺接するピンとの摺動抵抗
を低減させるための好適な転動ピン構造が開示されてい
る。このピン構造は、固定円板7に固定されるロックピ
ン31と、外歯歯車のピン孔に挿入される摺動ピン32
と、摺動ピン32に嵌装されるローラ33とからなる。
ロックピン31及び摺動ピン32は、それぞれ一端にフ
ランジ34、35を有する。更に摺動ピン32は、その
他端に開口するロックピン31と同径の軸線方向孔36
と、その外周面に軸線方向に沿って凹設された断面半円
形の4本の溝37とを有する。各溝37内には、後述す
るようにローラ33との間に多数の鋼球38が配置され
る。
を低減させるための好適な転動ピン構造が開示されてい
る。このピン構造は、固定円板7に固定されるロックピ
ン31と、外歯歯車のピン孔に挿入される摺動ピン32
と、摺動ピン32に嵌装されるローラ33とからなる。
ロックピン31及び摺動ピン32は、それぞれ一端にフ
ランジ34、35を有する。更に摺動ピン32は、その
他端に開口するロックピン31と同径の軸線方向孔36
と、その外周面に軸線方向に沿って凹設された断面半円
形の4本の溝37とを有する。各溝37内には、後述す
るようにローラ33との間に多数の鋼球38が配置され
る。
第6図には、このピン構造を第1外歯歯車3のピン孔1
0に使用した状態が示されている。ロックピン31は、
フランジ35が固定円板7の側面に当接する位置まで十
分に固定円板7の孔39に圧入して固定される。第1ピ
ン孔9には、各溝37内に多数の鋼球38を配列してロ
ーラ33を転動自在に嵌装した摺動ピン32が挿入さ
れ、固定円板7から突出する固定ピン31の先端を軸線
方向孔36に嵌合させて一体的に結合される。摺動ピン
32のフランジ35は、その外径がローラ33より大き
いので、ローラ33を抜け止めできると共に、第1外歯
歯車3を固定円板7上の所定位置に保持することができ
る。この小型の転動ピン構造を用いることによって、ピ
ンとピン孔との摺動抵抗を大幅に低減させることができ
るので、駆動トルクの伝達効率を大幅に向上させること
ができる。
0に使用した状態が示されている。ロックピン31は、
フランジ35が固定円板7の側面に当接する位置まで十
分に固定円板7の孔39に圧入して固定される。第1ピ
ン孔9には、各溝37内に多数の鋼球38を配列してロ
ーラ33を転動自在に嵌装した摺動ピン32が挿入さ
れ、固定円板7から突出する固定ピン31の先端を軸線
方向孔36に嵌合させて一体的に結合される。摺動ピン
32のフランジ35は、その外径がローラ33より大き
いので、ローラ33を抜け止めできると共に、第1外歯
歯車3を固定円板7上の所定位置に保持することができ
る。この小型の転動ピン構造を用いることによって、ピ
ンとピン孔との摺動抵抗を大幅に低減させることができ
るので、駆動トルクの伝達効率を大幅に向上させること
ができる。
[考案の効果] 上述したように本考案によれば、第1及び第2の外歯歯
車を、共に固定円板に固設されたピンの遊端部に形成さ
れたフランジに係止して抜け止めを行うと共に、互いに
相対回転する偏心軸と外歯歯車とを転動体を介して嵌合
させ、外歯歯車の内周部及び偏心軸の外周部に半径方向
に延在する突縁部とそれを補完する段部とからなる抜け
止め構造を設けることによって、装置の薄型化を達成し
つつ駆動トルクの伝達効率を向上させることができる。
車を、共に固定円板に固設されたピンの遊端部に形成さ
れたフランジに係止して抜け止めを行うと共に、互いに
相対回転する偏心軸と外歯歯車とを転動体を介して嵌合
させ、外歯歯車の内周部及び偏心軸の外周部に半径方向
に延在する突縁部とそれを補完する段部とからなる抜け
止め構造を設けることによって、装置の薄型化を達成し
つつ駆動トルクの伝達効率を向上させることができる。
第1図は、本考案を適用した減速装置を示す分解斜視図
である。 第2図は、本考案による減速装置の正面図である。 第3図は、第2図のIII−III線に於ける断面図である。 第4図は、第3図の部分拡大図である。 第5図は、転動ピン構造の分解斜視図である。 第6図は、第5図の転動ピン構造の使用状態を示す断面
図である。 1…入力軸、2…偏心軸 3…第1外歯歯車、4…第1内歯歯車 5…第2外歯歯車、6…第2内歯歯車 7…固定円板、8…中心孔 9…第1ピン孔、10、11…歯形 12…中心孔、13…第2ピン孔 14、15…歯形、16…側面 17…中心孔、18…第1ピン 19…第2ピン、20、21…フランジ 22…鋼球、23…突縁 24…段部、25…鋼球 26…環状板、31…固定ピン 32…摺動ピン、33…ローラ 34、35…フランジ、36…軸線方向孔 37…溝、38…鋼球 39…孔
である。 第2図は、本考案による減速装置の正面図である。 第3図は、第2図のIII−III線に於ける断面図である。 第4図は、第3図の部分拡大図である。 第5図は、転動ピン構造の分解斜視図である。 第6図は、第5図の転動ピン構造の使用状態を示す断面
図である。 1…入力軸、2…偏心軸 3…第1外歯歯車、4…第1内歯歯車 5…第2外歯歯車、6…第2内歯歯車 7…固定円板、8…中心孔 9…第1ピン孔、10、11…歯形 12…中心孔、13…第2ピン孔 14、15…歯形、16…側面 17…中心孔、18…第1ピン 19…第2ピン、20、21…フランジ 22…鋼球、23…突縁 24…段部、25…鋼球 26…環状板、31…固定ピン 32…摺動ピン、33…ローラ 34、35…フランジ、36…軸線方向孔 37…溝、38…鋼球 39…孔
Claims (1)
- 【請求項1】入力軸の軸心に対して偏心した偏心軸と、
前記偏心軸の軸心と同心円上に形成された複数の第1ピ
ン孔を有しかつ前記偏心軸に相対回動自在に支持される
第1外歯歯車と、前記第1外歯歯車に内接噛合しかつ前
記偏心軸の軸心に関して偏心された第1内歯歯車と、前
記偏心軸の軸心と同心円上に形成された複数の第2ピン
孔を有しかつ前記第1内歯歯車の外周に相対回動自在に
装着された第2外歯歯車と、前記偏心軸の軸心と同心位
置に配置されて前記第2外歯歯車に内接噛合する第2内
歯歯車と、前記第1外歯歯車の前記第1ピン孔にそれぞ
れ摺接可能に遊嵌される複数の第1ピンと前記第2外歯
歯車の前記第2ピン孔にそれぞれ摺接可能に遊嵌される
複数の第2ピンとを有する固定板とを備える多段式変速
装置であって、 前記第1外歯歯車と前記第2外歯歯車とが、それぞれが
対応する第1ピンと第2ピンとの各遊端部に形成された
フランジに係止して抜け止めされると共に、 前記第1内歯歯車の外周部と前記第2外歯歯車の内周部
との間に複数の転動体が介装され、かつ前記転動体並び
に前記第1内歯歯車が、前記内周部に全周に渡って形成
された半径方向内向きの突縁部によって抜け止めされる
ことを特徴とする多段式変速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10460789U JPH0612268Y2 (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 | 多段式変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10460789U JPH0612268Y2 (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 | 多段式変速装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0343149U JPH0343149U (ja) | 1991-04-23 |
| JPH0612268Y2 true JPH0612268Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=31653397
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10460789U Expired - Lifetime JPH0612268Y2 (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 | 多段式変速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0612268Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5167318B2 (ja) * | 2010-08-18 | 2013-03-21 | 株式会社ミネサービス | 増速機 |
| CN111853203B (zh) * | 2020-08-28 | 2024-11-08 | 许昌学院 | 复合余弦齿形内啮合传动齿轮 |
| CN116104914A (zh) * | 2022-12-08 | 2023-05-12 | 广州灵动方程科技有限公司 | 一种传动装置及机器人 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5755939B2 (ja) | 2011-05-24 | 2015-07-29 | セミコンダクター・コンポーネンツ・インダストリーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー | 半導体装置及びその製造方法 |
-
1989
- 1989-09-06 JP JP10460789U patent/JPH0612268Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5755939B2 (ja) | 2011-05-24 | 2015-07-29 | セミコンダクター・コンポーネンツ・インダストリーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー | 半導体装置及びその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0343149U (ja) | 1991-04-23 |
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