JPH06126467A - 抵抗溶接機の溶接制御装置 - Google Patents
抵抗溶接機の溶接制御装置Info
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- JPH06126467A JPH06126467A JP28157892A JP28157892A JPH06126467A JP H06126467 A JPH06126467 A JP H06126467A JP 28157892 A JP28157892 A JP 28157892A JP 28157892 A JP28157892 A JP 28157892A JP H06126467 A JPH06126467 A JP H06126467A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 単一の起動スイッチのスポット溶接機で厚さ
の異なる2種以上の溶接部を溶接すると、同一溶接条件
の1回又は複数回の組合せでしか溶接できず、品質が安
定しない。これを解決する。 【構成】 第1回目の起動スイッチのONによる第1回
目の溶接の実行から第2回目の溶接実行の通電前に上記
ONされた起動スイッチをOFFにすると1度打ちの通
電制御となるようにし、他方上記第1回目の起動スイッ
チのON状態を例えば上記第1回目の通電サイクル終了
後も所定時間以上保持すると、第2回目の第1回目とは
異なる第2溶接条件での通電制御が実行されるようにし
た。
の異なる2種以上の溶接部を溶接すると、同一溶接条件
の1回又は複数回の組合せでしか溶接できず、品質が安
定しない。これを解決する。 【構成】 第1回目の起動スイッチのONによる第1回
目の溶接の実行から第2回目の溶接実行の通電前に上記
ONされた起動スイッチをOFFにすると1度打ちの通
電制御となるようにし、他方上記第1回目の起動スイッ
チのON状態を例えば上記第1回目の通電サイクル終了
後も所定時間以上保持すると、第2回目の第1回目とは
異なる第2溶接条件での通電制御が実行されるようにし
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、抵抗溶接機の溶接制
御装置に関するものである。
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平3−174983号公報に
示されているように、一般に抵抗溶接機の溶接制御装置
では、予じめ設定された1サイクル毎に定電流での通電
制御を行って溶接して行く溶接制御方法が採用されてい
る。
示されているように、一般に抵抗溶接機の溶接制御装置
では、予じめ設定された1サイクル毎に定電流での通電
制御を行って溶接して行く溶接制御方法が採用されてい
る。
【0003】そして、該溶接制御装置では、例えば図1
に示されるようにシステム構成されており、例えば溶接
ガンPG側の起動スイッチSWのON操作に応じキーボ
ード6で入力された制御プログラムに従がい、電源Eか
らの入力商用交流電源電圧Eoを第1、第2の一対のサ
イリスタSCR1,SCR2よりなるコンタクト10を介
して溶接トランスTRの一次側コイルC1に供給し、さ
らに、それにより二次側コイルC2から得られる溶接電
流I2を溶接ガンPGのスポット電極D1,D2を介して溶
接ワークWに流し、それによって生じる抵抗発熱によっ
て対象とする溶接ワークWの溶接部を瞬間的に溶融して
接合するようにしている。
に示されるようにシステム構成されており、例えば溶接
ガンPG側の起動スイッチSWのON操作に応じキーボ
ード6で入力された制御プログラムに従がい、電源Eか
らの入力商用交流電源電圧Eoを第1、第2の一対のサ
イリスタSCR1,SCR2よりなるコンタクト10を介
して溶接トランスTRの一次側コイルC1に供給し、さ
らに、それにより二次側コイルC2から得られる溶接電
流I2を溶接ガンPGのスポット電極D1,D2を介して溶
接ワークWに流し、それによって生じる抵抗発熱によっ
て対象とする溶接ワークWの溶接部を瞬間的に溶融して
接合するようにしている。
【0004】そして、該場合において上記溶接電流I2
の大きさ(溶接電流の実効値)は、コンタクト10の第
1、第2のサイリスタSCR1,SCR2の点弧角を溶接
制御ユニット3により可変制御することによってなされ
るようになっている。したがって、上記定電流制御を行
う場合には、実際に流れる溶接電流I2が溶接ワークW
の溶接部の厚さ等溶接条件に対応した設定電流値に等し
くなるように上記第1、第2のサイリスタSCR1,SC
R2の点弧角を制御すればよい。
の大きさ(溶接電流の実効値)は、コンタクト10の第
1、第2のサイリスタSCR1,SCR2の点弧角を溶接
制御ユニット3により可変制御することによってなされ
るようになっている。したがって、上記定電流制御を行
う場合には、実際に流れる溶接電流I2が溶接ワークW
の溶接部の厚さ等溶接条件に対応した設定電流値に等し
くなるように上記第1、第2のサイリスタSCR1,SC
R2の点弧角を制御すればよい。
【0005】ところで、上記従来の溶接制御装置の場
合、上記溶接ガンPGが単一の起動スイッチSWしか有
しない溶接機、例えばポータブルタイプのスポット溶接
ガンであり、しかも対象とする溶接ワークWが、例えば
図6に示す自動車用ドア30のように板厚の異なる2種
以上の溶接部T1,T2を有して形成されている場合、該
板厚の異なる2種の溶接部T1,T2を順次溶接して行く
のには、例えば図7のフローチャートおよび図8のタイ
ムチャートに示すような1度打ちの場合と同一溶接条件
(同一溶接電流)での溶接作業を同一打点個所に2度繰り
返す2度打ち溶接制御システムが採用されていた。
合、上記溶接ガンPGが単一の起動スイッチSWしか有
しない溶接機、例えばポータブルタイプのスポット溶接
ガンであり、しかも対象とする溶接ワークWが、例えば
図6に示す自動車用ドア30のように板厚の異なる2種
以上の溶接部T1,T2を有して形成されている場合、該
板厚の異なる2種の溶接部T1,T2を順次溶接して行く
のには、例えば図7のフローチャートおよび図8のタイ
ムチャートに示すような1度打ちの場合と同一溶接条件
(同一溶接電流)での溶接作業を同一打点個所に2度繰り
返す2度打ち溶接制御システムが採用されていた。
【0006】すなわち、先ず図7に示すように、ステッ
プS1で上記溶接ワークWの厚さの薄い第1の溶接部T1
を溶接するために起動スイッチSWがON操作された否
かを判定する(図8の(a)参照)。
プS1で上記溶接ワークWの厚さの薄い第1の溶接部T1
を溶接するために起動スイッチSWがON操作された否
かを判定する(図8の(a)参照)。
【0007】その結果、YESと判定されると、続いて
ステップS2に進み、予じめ設定された上記1度打ちを
前提とする所定の溶接条件(設定電流値)での第1の溶接
部T1の溶接を実行する(図8の(b)参照)。
ステップS2に進み、予じめ設定された上記1度打ちを
前提とする所定の溶接条件(設定電流値)での第1の溶接
部T1の溶接を実行する(図8の(b)参照)。
【0008】次に上記1度打ちの第1の溶接部T1の溶
接が完了すると、さらにステップS3に進み、厚さの厚
い第2の溶接部T2の溶接を行うことを目的として新た
に上記起動スイッチSWがONされた否かを判定する
(図8の(c)参照)。その結果、YESと判定されると、
再びステップS2にリターンして上記前回の1度打ちの
時と同様の溶接条件での第2の溶接部T2の溶接を繰り
返して実行する(図8の(c),(d)参照)。この結果、板厚
の厚い第2の溶接部T2の2度打ち溶接が実行される。
接が完了すると、さらにステップS3に進み、厚さの厚
い第2の溶接部T2の溶接を行うことを目的として新た
に上記起動スイッチSWがONされた否かを判定する
(図8の(c)参照)。その結果、YESと判定されると、
再びステップS2にリターンして上記前回の1度打ちの
時と同様の溶接条件での第2の溶接部T2の溶接を繰り
返して実行する(図8の(c),(d)参照)。この結果、板厚
の厚い第2の溶接部T2の2度打ち溶接が実行される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにポータブ
ルタイプの抵抗溶接機では、起動スイッチが1個であ
り、該単一の起動スイッチのON操作により溶接を行う
ようになっているために、複数の溶接部の板厚等溶接条
件が異なっても、それに対応した任意の溶接条件(溶接
電流値および通電時間)の切換えを行うことができな
い。
ルタイプの抵抗溶接機では、起動スイッチが1個であ
り、該単一の起動スイッチのON操作により溶接を行う
ようになっているために、複数の溶接部の板厚等溶接条
件が異なっても、それに対応した任意の溶接条件(溶接
電流値および通電時間)の切換えを行うことができな
い。
【0010】したがって、上述のように板厚等溶接条件
を異にする複数の溶接部の溶接を行う場合には、全く同
一条件の溶接を2回連続して行う2度打ちの方法を採用
することになる訳であるが、同一条件の溶接を単純に2
度行ったのでは板厚の差によって過溶融になったり、溶
融不足になったりして溶接品質が一定しなくなる問題を
生じる。また、そのため各溶接工程間のタクト時間も不
必要に長くなるケースを生じ、作業能率も悪い。又、そ
の結果、消費電力も増大するなどの欠点がある。
を異にする複数の溶接部の溶接を行う場合には、全く同
一条件の溶接を2回連続して行う2度打ちの方法を採用
することになる訳であるが、同一条件の溶接を単純に2
度行ったのでは板厚の差によって過溶融になったり、溶
融不足になったりして溶接品質が一定しなくなる問題を
生じる。また、そのため各溶接工程間のタクト時間も不
必要に長くなるケースを生じ、作業能率も悪い。又、そ
の結果、消費電力も増大するなどの欠点がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記の問題
を解決することを目的としてなされたものであって、単
一の起動スイッチの抵抗溶接機を備え、該抵抗溶接機に
よって板厚等溶接条件を異にする複数のワークの溶接を
行う抵抗溶接機の溶接制御装置であって、上記各ワーク
に対応して予じめ設定された複数の溶接条件を所定の順
序でメモリしているメモリ部と、上記起動スイッチのO
N操作に対応して上記メモリ部から対象とするワークに
対応した所定の溶接条件を読み出して通電を行うととも
に当該溶接サイクル完了時に上記起動スイッチがON操
作されている時は更に他の溶接条件を読み出して新な通
電を行う通電制御手段とを設けたことを特徴とするもの
である。
を解決することを目的としてなされたものであって、単
一の起動スイッチの抵抗溶接機を備え、該抵抗溶接機に
よって板厚等溶接条件を異にする複数のワークの溶接を
行う抵抗溶接機の溶接制御装置であって、上記各ワーク
に対応して予じめ設定された複数の溶接条件を所定の順
序でメモリしているメモリ部と、上記起動スイッチのO
N操作に対応して上記メモリ部から対象とするワークに
対応した所定の溶接条件を読み出して通電を行うととも
に当該溶接サイクル完了時に上記起動スイッチがON操
作されている時は更に他の溶接条件を読み出して新な通
電を行う通電制御手段とを設けたことを特徴とするもの
である。
【0012】
【作用】本願発明の抵抗溶接機の溶接制御装置では、上
記のように構成されており、例えば第1回目の起動スイ
ッチのONにより第1回目の溶接を第1の溶接条件で実
行し、その後第2回目の溶接の通電実行前に上記ONに
された起動スイッチをOFFにすると1度打ちの通電制
御となり、板厚が薄いワークへの1度打ちの溶接が実現
される。
記のように構成されており、例えば第1回目の起動スイ
ッチのONにより第1回目の溶接を第1の溶接条件で実
行し、その後第2回目の溶接の通電実行前に上記ONに
された起動スイッチをOFFにすると1度打ちの通電制
御となり、板厚が薄いワークへの1度打ちの溶接が実現
される。
【0013】他方、上記第1回目の起動スイッチのON
による上記第1回目の溶接制御における溶接サイクルの
完了時に、再度起動スイッチをON操作するか又は同起
動スイッチを引き続きON状態に所定時間以上保持する
と、今度は第2回目の第1回目とは異なる第2の溶接条
件での通電制御が実行されるようになり、板厚の厚さに
応じた適切な溶接電流、通電時間での2度打ち溶接が実
現される。
による上記第1回目の溶接制御における溶接サイクルの
完了時に、再度起動スイッチをON操作するか又は同起
動スイッチを引き続きON状態に所定時間以上保持する
と、今度は第2回目の第1回目とは異なる第2の溶接条
件での通電制御が実行されるようになり、板厚の厚さに
応じた適切な溶接電流、通電時間での2度打ち溶接が実
現される。
【0014】
【発明の効果】したがって、上記本願発明の抵抗溶接機
の溶接制御装置によると、1度打ちの場合、2度打ちの
場合共に溶接ワークに対する溶接電流並びに通電時間を
適正に設定することができるようになり、溶接品質が向
上するとともに安定する。また、第1回目の溶接パター
ンの繰り返しとは異なって電極部の初期加圧時間や通電
後の保持時間を短くした第2回目パターンの連続溶接に
より2度打ち時のタクト時間が短くなる。その結果、作
業能率が向上し、消費電力も低減される。さらに、また
電極チップの摩耗量も小さくなる。
の溶接制御装置によると、1度打ちの場合、2度打ちの
場合共に溶接ワークに対する溶接電流並びに通電時間を
適正に設定することができるようになり、溶接品質が向
上するとともに安定する。また、第1回目の溶接パター
ンの繰り返しとは異なって電極部の初期加圧時間や通電
後の保持時間を短くした第2回目パターンの連続溶接に
より2度打ち時のタクト時間が短くなる。その結果、作
業能率が向上し、消費電力も低減される。さらに、また
電極チップの摩耗量も小さくなる。
【0015】
【実施例】図1〜図6は、本願発明の実施例に係る抵抗
溶接機の溶接制御装置の構成および作用を示している。
溶接機の溶接制御装置の構成および作用を示している。
【0016】先ず図1は、同装置の制御システム部の構
成を表しており、図中符号PSWは単相交流電源E、溶
接トランスTR、単一の起動スイッチSWを有するスポ
ット溶接ガンPG等を備えてなるポータブルタイプの抵
抗溶接式スポット溶接機である。
成を表しており、図中符号PSWは単相交流電源E、溶
接トランスTR、単一の起動スイッチSWを有するスポ
ット溶接ガンPG等を備えてなるポータブルタイプの抵
抗溶接式スポット溶接機である。
【0017】該スポット溶接機PSWの一次側電源供給
ラインL1の途中には第1、第2のサイリスタSCR1,
SCR2よりなるコンタクト10が介設されている。ま
た、上記溶接ガンPGには、スポット電極D1,D2が設
けられており、該スポット電極D1,D2により溶接ワー
クWの接合部を所定の加圧力で加圧してスポット溶接を
行うようになっている。さらに、上記一次側電源供給ラ
インL1には、一次側電流I1を検出する電流変成器CT
が設けられている。
ラインL1の途中には第1、第2のサイリスタSCR1,
SCR2よりなるコンタクト10が介設されている。ま
た、上記溶接ガンPGには、スポット電極D1,D2が設
けられており、該スポット電極D1,D2により溶接ワー
クWの接合部を所定の加圧力で加圧してスポット溶接を
行うようになっている。さらに、上記一次側電源供給ラ
インL1には、一次側電流I1を検出する電流変成器CT
が設けられている。
【0018】上記電流変成器CTは、電流検出回路8に
接続されており、上記溶接トランスTRの一次側電流I
1に対応した微分波形信号出力を電流検出回路18に入
力する。電流検出回路8は、該入力信号をA/D変換し
た上で溶接制御ユニット3に入力する。
接続されており、上記溶接トランスTRの一次側電流I
1に対応した微分波形信号出力を電流検出回路18に入
力する。電流検出回路8は、該入力信号をA/D変換し
た上で溶接制御ユニット3に入力する。
【0019】溶接制御ユニット3は、本実施例の溶接制
御装置の中心となるもので、電源周波数の1サイクル毎
に溶接電流の実効値を演算するプログラムや定電流制御
を行うためのプログラム等を格納したROM、溶接電流
設定値や溶接電流測定データなどを格納するRAM、お
よび該プログラムを実行するCPUを内蔵している。ま
た、4は電源同期回路であり、この電源同期回路4は、
電源電圧Eoをもとに、その商用交流電源周波数(60/
50サイクル)に同期したタイミング信号を生成して、
それを上記溶接制御ユニットその他の各部に供給する。
なお、溶接時において通電制御を開始させるために上記
溶接制御ユニット3には、入出力インタフェース(I/
O)回路5を介して外部より起動スイッチSWのONに
よる溶接開始信号STが与えられる。さらに、又このI
/O回路5を介してキーボード6およびディスプレイ7
が各々接続されている。
御装置の中心となるもので、電源周波数の1サイクル毎
に溶接電流の実効値を演算するプログラムや定電流制御
を行うためのプログラム等を格納したROM、溶接電流
設定値や溶接電流測定データなどを格納するRAM、お
よび該プログラムを実行するCPUを内蔵している。ま
た、4は電源同期回路であり、この電源同期回路4は、
電源電圧Eoをもとに、その商用交流電源周波数(60/
50サイクル)に同期したタイミング信号を生成して、
それを上記溶接制御ユニットその他の各部に供給する。
なお、溶接時において通電制御を開始させるために上記
溶接制御ユニット3には、入出力インタフェース(I/
O)回路5を介して外部より起動スイッチSWのONに
よる溶接開始信号STが与えられる。さらに、又このI
/O回路5を介してキーボード6およびディスプレイ7
が各々接続されている。
【0020】そして、該溶接制御装置では、上記キーボ
ード6で入力された制御プログラムに従がい、上記電源
Eからの入力商用交流電源電圧Eoを第1、第2の一対
のサイリスタSCR1,SCR2よりなるコンタクト10
を介して溶接トランスTRの一次側コイルC1に供給
し、さらに、それにより二次側コイルC2から得られる
溶接電流をスポット電極D1を介して溶接ワークWに流
し、それによって生じる抵抗発熱によって溶接部を瞬間
的に溶融して接合するようになっている。
ード6で入力された制御プログラムに従がい、上記電源
Eからの入力商用交流電源電圧Eoを第1、第2の一対
のサイリスタSCR1,SCR2よりなるコンタクト10
を介して溶接トランスTRの一次側コイルC1に供給
し、さらに、それにより二次側コイルC2から得られる
溶接電流をスポット電極D1を介して溶接ワークWに流
し、それによって生じる抵抗発熱によって溶接部を瞬間
的に溶融して接合するようになっている。
【0021】そして、上記の場合において上記溶接電流
I2の大きさ(同電流の実効値)は、コンタクト10の第
1、第2のサイリスタSCR1,SCR2の点弧角を溶接
制御ユニット3により可変制御することによってなされ
る。したがって、上記溶接時の定電流制御を行う場合に
は、実際に流れる溶接電流I2が上記キーボード6を介
して設定された設定電流値に等しくなるように上記制御
プログラムに従って上記サイリスタSCR1,SCR2の
点弧角を制御すればよい。
I2の大きさ(同電流の実効値)は、コンタクト10の第
1、第2のサイリスタSCR1,SCR2の点弧角を溶接
制御ユニット3により可変制御することによってなされ
る。したがって、上記溶接時の定電流制御を行う場合に
は、実際に流れる溶接電流I2が上記キーボード6を介
して設定された設定電流値に等しくなるように上記制御
プログラムに従って上記サイリスタSCR1,SCR2の
点弧角を制御すればよい。
【0022】ところで、本願発明実施例が対象とする溶
接ワークWは、例えば図6に示すような自動車のドア3
0により形成されており、該溶接ワークWでは各々板厚
Tの異なる少なくとも2種の溶接部T1,T2を有してい
る。そして、本実施例の上記溶接制御ユニット3は、該
板厚の異なる2種の溶接部T1,T2の溶接を溶接条件の
変更操作を伴うことなく上記溶接ガンPGの単一の起動
スイッチSWの起動により実行するようになっている。
接ワークWは、例えば図6に示すような自動車のドア3
0により形成されており、該溶接ワークWでは各々板厚
Tの異なる少なくとも2種の溶接部T1,T2を有してい
る。そして、本実施例の上記溶接制御ユニット3は、該
板厚の異なる2種の溶接部T1,T2の溶接を溶接条件の
変更操作を伴うことなく上記溶接ガンPGの単一の起動
スイッチSWの起動により実行するようになっている。
【0023】そこで、該板厚の異なる2種の溶接部T1,
T2の単一の起動スイッチSWによる起動溶接制御動作
について図2のフローチャートおよび図3〜図5のタイ
ムチャートを参照して説明する。
T2の単一の起動スイッチSWによる起動溶接制御動作
について図2のフローチャートおよび図3〜図5のタイ
ムチャートを参照して説明する。
【0024】すなわち、先ずステップS1で上記溶接ワ
ークWの厚さの薄い第1の溶接部T1又は厚さの厚い第
2の溶接部T2の何れかを溶接するために上記溶接ガン
PGの起動スイッチSWが作業者によりON操作された
か否かを判定する。
ークWの厚さの薄い第1の溶接部T1又は厚さの厚い第
2の溶接部T2の何れかを溶接するために上記溶接ガン
PGの起動スイッチSWが作業者によりON操作された
か否かを判定する。
【0025】その結果、YESと判定されると、続いて
ステップS2に進み、先ず第1の溶接モード(No1モー
ド)の溶接条件での対象とするワークWの溶接部(T1又
はT2)の溶接を実行する(図3の(a)〜(b)参照)。
ステップS2に進み、先ず第1の溶接モード(No1モー
ド)の溶接条件での対象とするワークWの溶接部(T1又
はT2)の溶接を実行する(図3の(a)〜(b)参照)。
【0026】一般に1サイクルの溶接モード(溶接パタ
ーン)は、例えば図4に示すように次の〜の工程サ
イクルにより構成されている。
ーン)は、例えば図4に示すように次の〜の工程サ
イクルにより構成されている。
【0027】 初期加圧サイクル(起動スイッチON
後ワークWをスポット電極D1,D2で加圧挾着する時間) 第1通電サイクル(ワークWの溶接部の隙間に付着
したゴミなどを焼払する時間) 冷却時間(上記第1通電サイクル後に保持される所
定の冷却時間) 第2通電サイクル(ワーク溶接部の加熱溶融を行う
主たる通電時間) 保持サイクル(上記加熱溶融後に良好なナゲット形
成までの所定時間内上記スポット電極D1,D2のワーク
加圧状態を保持する時間) 連続溶接時の次の溶接モードまでの繰り返しサイク
ル(同繰り返し時間) 上記第1通電サイクル時の溶接電流値 上記第2通電サイクル時の溶接電流値 従って、本実施例の場合の上記第1の溶接モード(No1
モード)の溶接条件は、該パターンで設定されており、
上記ステップS2では該パターンで厚さの薄い第1の溶
接部T1の溶接に適した図示データ値の組合せによる溶
接制御が実行される。
後ワークWをスポット電極D1,D2で加圧挾着する時間) 第1通電サイクル(ワークWの溶接部の隙間に付着
したゴミなどを焼払する時間) 冷却時間(上記第1通電サイクル後に保持される所
定の冷却時間) 第2通電サイクル(ワーク溶接部の加熱溶融を行う
主たる通電時間) 保持サイクル(上記加熱溶融後に良好なナゲット形
成までの所定時間内上記スポット電極D1,D2のワーク
加圧状態を保持する時間) 連続溶接時の次の溶接モードまでの繰り返しサイク
ル(同繰り返し時間) 上記第1通電サイクル時の溶接電流値 上記第2通電サイクル時の溶接電流値 従って、本実施例の場合の上記第1の溶接モード(No1
モード)の溶接条件は、該パターンで設定されており、
上記ステップS2では該パターンで厚さの薄い第1の溶
接部T1の溶接に適した図示データ値の組合せによる溶
接制御が実行される。
【0028】次にステップS3に進み、上記第1の溶接
モードでの溶接が完了したにも拘わらず、さらに厚さの
厚い上記第2の溶接部T2の溶接を目的として上記起動
スイッチSWがONされたままの状態にあるか否かを判
定する。その結果、NOの時は、それで溶接を完了し、
厚さの薄い第1の溶接部T1に対応した溶接が実現され
る。他方、YESと判定されると、さらにステップS4
に進んで上記第1の溶接モードに連続して図5に示すよ
うに第2の溶接モード(No2モード)の溶接条件で上記
第2の溶接部T2に対応した2度打ち溶接を実行する(図
3の(c),(d)参照)。該第1の溶接モードに連続して行な
われる第2の溶接モードは、図5から明らかなように、
既にスポット電極D1,D2がワークWを加圧しているた
めに上記第1の溶接モードの場合のような初期加圧サイ
クルは極めて短く設定されており、また第1通電サイ
クルは第1の溶接モードの第2通電サイクルに続く
主加熱溶融工程として同第1の溶接モードの第2通電サ
イクルの溶接電流値(8000A)よりも高い電流値
(10,000A)の短い通電時間(8サイクル)に設定さ
れ、さらに第2の通電サイクルは溶融完了後の焼き戻
し作用による良好なナゲットの実現を図るために上記第
1の溶接モードの第2の通電サイクルよりも小電流値
(5000A)で短い通電時間(5サイクル)に設定されて
いる。この結果、上記第2の溶接部T2が、その厚さに
応じ上記第1の溶接部T1とは異なる溶接条件で適切に
溶接される。
モードでの溶接が完了したにも拘わらず、さらに厚さの
厚い上記第2の溶接部T2の溶接を目的として上記起動
スイッチSWがONされたままの状態にあるか否かを判
定する。その結果、NOの時は、それで溶接を完了し、
厚さの薄い第1の溶接部T1に対応した溶接が実現され
る。他方、YESと判定されると、さらにステップS4
に進んで上記第1の溶接モードに連続して図5に示すよ
うに第2の溶接モード(No2モード)の溶接条件で上記
第2の溶接部T2に対応した2度打ち溶接を実行する(図
3の(c),(d)参照)。該第1の溶接モードに連続して行な
われる第2の溶接モードは、図5から明らかなように、
既にスポット電極D1,D2がワークWを加圧しているた
めに上記第1の溶接モードの場合のような初期加圧サイ
クルは極めて短く設定されており、また第1通電サイ
クルは第1の溶接モードの第2通電サイクルに続く
主加熱溶融工程として同第1の溶接モードの第2通電サ
イクルの溶接電流値(8000A)よりも高い電流値
(10,000A)の短い通電時間(8サイクル)に設定さ
れ、さらに第2の通電サイクルは溶融完了後の焼き戻
し作用による良好なナゲットの実現を図るために上記第
1の溶接モードの第2の通電サイクルよりも小電流値
(5000A)で短い通電時間(5サイクル)に設定されて
いる。この結果、上記第2の溶接部T2が、その厚さに
応じ上記第1の溶接部T1とは異なる溶接条件で適切に
溶接される。
【0029】このように、本実施例では第1回目のNo
1モードの溶接の実行から第2回目のNo2モードの溶
接通電前に起動スイッチSWがOFFされると、1回の
みの通電制御となり、板厚の薄い第1の溶接部T1に対
応した1度打ちの溶接を適切に実行させることができ
る。一方、上記起動スイッチSWがONの状態で1サイ
クルの溶接が完了した後、なお起動スイッチSWがON
に保持されていると、No1モードおよびNo2モードの
2回連続の通電制御となり、板厚の厚い第2の溶接部T
2に対応した2度打ちの溶接を適切に実行させることが
できる。
1モードの溶接の実行から第2回目のNo2モードの溶
接通電前に起動スイッチSWがOFFされると、1回の
みの通電制御となり、板厚の薄い第1の溶接部T1に対
応した1度打ちの溶接を適切に実行させることができ
る。一方、上記起動スイッチSWがONの状態で1サイ
クルの溶接が完了した後、なお起動スイッチSWがON
に保持されていると、No1モードおよびNo2モードの
2回連続の通電制御となり、板厚の厚い第2の溶接部T
2に対応した2度打ちの溶接を適切に実行させることが
できる。
【0030】したがって、上記本願発明実施例の抵抗溶
接機の溶接制御装置によると、1度打ちの場合、2度打
ちの場合共に溶接ワークに対する溶接電流、通電時間を
適正に設定することができるようになり、溶接品質が安
定する。またNo1モードは保持時間が不要となりNo2
モードは初期加圧時間が不要となるので、それらの連続
溶接により結局2度打ち時のタクト時間も従来より短く
なる。その結果、作業能率が向上する。さらに、消費電
力の節減も可能となる。
接機の溶接制御装置によると、1度打ちの場合、2度打
ちの場合共に溶接ワークに対する溶接電流、通電時間を
適正に設定することができるようになり、溶接品質が安
定する。またNo1モードは保持時間が不要となりNo2
モードは初期加圧時間が不要となるので、それらの連続
溶接により結局2度打ち時のタクト時間も従来より短く
なる。その結果、作業能率が向上する。さらに、消費電
力の節減も可能となる。
【図1】図1は、本願発明の実施例に係る抵抗溶接機の
溶接制御装置の制御システム図である。
溶接制御装置の制御システム図である。
【図2】図2は、同装置の溶接制御ユニットの溶接制御
動作を示すフローチャートである。
動作を示すフローチャートである。
【図3】図3は、同図2の制御動作に対応するタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図4】図4は、上記図2の制御で使用される第1の溶
接モードの1サイクルの通電制御信号を示す波形図であ
る。
接モードの1サイクルの通電制御信号を示す波形図であ
る。
【図5】図5は、上記図2の溶接制御におけるNo1、
No2の溶接モードの溶接スケージュールの組合せを示
すタイムチャートである。
No2の溶接モードの溶接スケージュールの組合せを示
すタイムチャートである。
【図6】図6は、同装置の溶接対象である溶接ワークの
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図7】図7は、従来の抵抗溶接機の溶接制御装置の溶
接制御動作を示すフローチャートである。
接制御動作を示すフローチャートである。
【図8】図8は、図7の制御動作に対応したタイムチャ
ートである。
ートである。
1はサイリスタドライブ回路、3は溶接制御ユニット、
6はキーボード、7はディスプレイ、10はコンタク
ト、Eは電源、SCR1は第1のサイリスタ、SCR2は
第2のサイリスタ、TRは溶接トランス、PGは溶接ガ
ン、Wは溶接ワークである。
6はキーボード、7はディスプレイ、10はコンタク
ト、Eは電源、SCR1は第1のサイリスタ、SCR2は
第2のサイリスタ、TRは溶接トランス、PGは溶接ガ
ン、Wは溶接ワークである。
Claims (1)
- 【請求項1】 単一の起動スイッチの抵抗溶接機を備
え、該抵抗溶接機によって板厚等溶接条件を異にする複
数のワークの溶接を行う抵抗溶接機の溶接制御装置であ
って、上記各ワークに対応して予じめ設定された複数の
溶接条件を所定の順序でメモリしているメモリ部と、上
記起動スイッチのON操作に対応して上記メモリ部から
対象とするワークに対応した所定の溶接条件を読み出し
て通電を行うとともに当該溶接サイクル完了時に上記起
動スイッチがON操作されている時は更に他の溶接条件
を読み出して新な通電を行う通電制御手段とを設けたこ
とを特徴とする抵抗溶接機の溶接制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28157892A JPH06126467A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 抵抗溶接機の溶接制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28157892A JPH06126467A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 抵抗溶接機の溶接制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06126467A true JPH06126467A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17641123
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28157892A Pending JPH06126467A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 抵抗溶接機の溶接制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06126467A (ja) |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP28157892A patent/JPH06126467A/ja active Pending
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