JPH0612690Y2 - 車両用シート - Google Patents
車両用シートInfo
- Publication number
- JPH0612690Y2 JPH0612690Y2 JP1989042227U JP4222789U JPH0612690Y2 JP H0612690 Y2 JPH0612690 Y2 JP H0612690Y2 JP 1989042227 U JP1989042227 U JP 1989042227U JP 4222789 U JP4222789 U JP 4222789U JP H0612690 Y2 JPH0612690 Y2 JP H0612690Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- cushion
- pressure
- pressure distribution
- surface shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、車両用シートに係り、詳しくは軟硬2層構
造のシートに関するものである。
造のシートに関するものである。
[従来の技術] 従来より、車両用シートは人間工学の立場から研究が進
められ、快適なシートについて種々の方向から検討がな
されてきた。この結果、静的特性(シートの寸法、最終
安定姿勢、体圧分布等)や走行時の振動・加速度に対す
る動的特性を考慮する必要があることが明らかとなって
きた。従来のシートはこうしたファクターを総合的に勘
案して製造されてきた。
められ、快適なシートについて種々の方向から検討がな
されてきた。この結果、静的特性(シートの寸法、最終
安定姿勢、体圧分布等)や走行時の振動・加速度に対す
る動的特性を考慮する必要があることが明らかとなって
きた。従来のシートはこうしたファクターを総合的に勘
案して製造されてきた。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記した静的特性のうちの体圧分布というの
は、人体とシートとの接触面の圧力分布をいうが、理想
的なシートであるためには、理想的に分布した場合の体
圧を、その分布に適合して荷重を受けうるようになって
いることが必要である。しかし、従来のシートは理想体
圧分布にこまやかに対応して形成されているとは言い難
く、こうした観点からは未だ充分なものを開発するに至
っていない。
は、人体とシートとの接触面の圧力分布をいうが、理想
的なシートであるためには、理想的に分布した場合の体
圧を、その分布に適合して荷重を受けうるようになって
いることが必要である。しかし、従来のシートは理想体
圧分布にこまやかに対応して形成されているとは言い難
く、こうした観点からは未だ充分なものを開発するに至
っていない。
また、シートは着座した状態において、最終安定姿勢
(正しく座ったときの最終的に安定する姿勢)が得られ
るようなシート面形状にしておく必要がある。しかし、
上記の体圧分布に比例してシート面はその沈み込みの量
が異なり、例えば座骨結節部等では沈み込みの量が大き
く、逆に大腿側面等では沈み込み量は小さい。したがっ
て、無負荷状態(非着座状態)のシート面形状を決定す
る場合には、こうした沈み込みの変化の分布を考慮して
設計しなければならず、著しい困難を伴う。
(正しく座ったときの最終的に安定する姿勢)が得られ
るようなシート面形状にしておく必要がある。しかし、
上記の体圧分布に比例してシート面はその沈み込みの量
が異なり、例えば座骨結節部等では沈み込みの量が大き
く、逆に大腿側面等では沈み込み量は小さい。したがっ
て、無負荷状態(非着座状態)のシート面形状を決定す
る場合には、こうした沈み込みの変化の分布を考慮して
設計しなければならず、著しい困難を伴う。
本考案はこうした従来の問題点に鑑み、座圧分布に細か
く対応することで、快適な座り心地を実現し、かつシー
ト面形状の設定が容易な車両用シートを提供することを
目的とする。
く対応することで、快適な座り心地を実現し、かつシー
ト面形状の設定が容易な車両用シートを提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本考案はシートクッショ
ンあるいはシートバックにおけるクッションパッドが、
表面側の軟質層と内部側の硬質層との二層構造とされた
車両用シートにおいて、前記クッションパッドにおける
硬質層の占める肉厚の比率を前記シートクッションある
いはシートバックに対する理想的な体圧分布の等圧線に
比例して増減させる構成としたのである。
ンあるいはシートバックにおけるクッションパッドが、
表面側の軟質層と内部側の硬質層との二層構造とされた
車両用シートにおいて、前記クッションパッドにおける
硬質層の占める肉厚の比率を前記シートクッションある
いはシートバックに対する理想的な体圧分布の等圧線に
比例して増減させる構成としたのである。
[作用] 本考案によれば、座骨結節部等のように体圧が高い場所
に対応した部位では、硬質層が厚く形成され、逆に大腿
側面のように体圧が低い場所に対応した部位では薄く形
成される等、硬質層は体圧分布の等圧線に比例した表面
形状となっている。したがって、シートはここに加わる
体圧分布に対応して理想的な受圧が可能となる。
に対応した部位では、硬質層が厚く形成され、逆に大腿
側面のように体圧が低い場所に対応した部位では薄く形
成される等、硬質層は体圧分布の等圧線に比例した表面
形状となっている。したがって、シートはここに加わる
体圧分布に対応して理想的な受圧が可能となる。
[実施例] 以下、本考案を具体化した実施例を図面にしたがって詳
細に説明する。
細に説明する。
各図に示されている例は、本考案を自動車用シートにお
けるシートクッション1に適用した例である。
けるシートクッション1に適用した例である。
このシートクッション1は第3図および第4図に示すよ
うに、クッションパッド2が硬質の二層構造となってお
り、表面側に軟層2aを、図示しないシートフレーム側
に硬層2bを配したものとなっている。これら両層2
a,2bは通常に使用されるウレタンフォームにより一
体成形され、それぞれ別途所定形状に成形された後、接
着剤を介して貼り合わせることによって接合されてい
る。
うに、クッションパッド2が硬質の二層構造となってお
り、表面側に軟層2aを、図示しないシートフレーム側
に硬層2bを配したものとなっている。これら両層2
a,2bは通常に使用されるウレタンフォームにより一
体成形され、それぞれ別途所定形状に成形された後、接
着剤を介して貼り合わせることによって接合されてい
る。
なお、クッションパッド2については、ウレタン以外の
他の樹脂フォームあるいは天然・合成繊維を樹脂にてバ
インドしたマット状クッション体あるいはこれらの組み
合わせたものを使用することも可能である。また、硬軟
両層2a,2bの積層方法は一方を先に成形し、これを
成形型にセットしておき、そのまま他を成形するように
してもよい。
他の樹脂フォームあるいは天然・合成繊維を樹脂にてバ
インドしたマット状クッション体あるいはこれらの組み
合わせたものを使用することも可能である。また、硬軟
両層2a,2bの積層方法は一方を先に成形し、これを
成形型にセットしておき、そのまま他を成形するように
してもよい。
さて、第1図はシートクッション1における理想的な座
圧分布による等圧線を示したものである。これによる
と、図中矢印Aで示すように、強い圧力に耐えられる座
骨結節部に対応した部位にシートクッション1の圧力中
心がある。すなわち、着座主部1aにおける中央部の左
右位置が当該圧力中心となっている。そして、座圧はこ
の2箇所を頂点として両サイドホルダー1b側へかけて
低くなってゆくとともに、図中矢印Bで示すように着座
主部1aの前部にかけて低くなってゆく。ここは、強い
圧力に耐えられない大腿側面に対応する部位である。
圧分布による等圧線を示したものである。これによる
と、図中矢印Aで示すように、強い圧力に耐えられる座
骨結節部に対応した部位にシートクッション1の圧力中
心がある。すなわち、着座主部1aにおける中央部の左
右位置が当該圧力中心となっている。そして、座圧はこ
の2箇所を頂点として両サイドホルダー1b側へかけて
低くなってゆくとともに、図中矢印Bで示すように着座
主部1aの前部にかけて低くなってゆく。ここは、強い
圧力に耐えられない大腿側面に対応する部位である。
本例ではクッションパッド2における硬層2bが第1図
に示す座圧等圧線と比例した突出量となるように、その
表面形状が形成されている。すなわち、第2図および第
3図に示すように、座骨結節部に対応する上記二箇所は
硬層2bが最も突出して形成され、ここを頂点に連続的
に高さを減じ、着座主部1aにおける大腿側面に対応し
た部分では、前上りに傾斜しかつ前方へゆくにしたがっ
て薄肉となっている。
に示す座圧等圧線と比例した突出量となるように、その
表面形状が形成されている。すなわち、第2図および第
3図に示すように、座骨結節部に対応する上記二箇所は
硬層2bが最も突出して形成され、ここを頂点に連続的
に高さを減じ、着座主部1aにおける大腿側面に対応し
た部分では、前上りに傾斜しかつ前方へゆくにしたがっ
て薄肉となっている。
一方、軟層2aは硬層2bと逆の肉厚分布となってお
り、これによって着座主部1aにおける沈み込み量が全
域に亘って均一化されるようにしてある。そして、着座
によって沈み込んだ状態において、シートクッションの
表面形状が前記した最終安定姿勢の曲線が得られるよう
に設定されている。このように設定しておけば、非着座
時のシート表面形状はこれに所定の沈み込み量を全域に
亘って加えたものとして容易に設定できることになる。
り、これによって着座主部1aにおける沈み込み量が全
域に亘って均一化されるようにしてある。そして、着座
によって沈み込んだ状態において、シートクッションの
表面形状が前記した最終安定姿勢の曲線が得られるよう
に設定されている。このように設定しておけば、非着座
時のシート表面形状はこれに所定の沈み込み量を全域に
亘って加えたものとして容易に設定できることになる。
本例シートクッション1は上記のように構成されたもの
であり、理想の座圧分布の等圧線に比例して硬層2bの
肉厚を変化させているため、座骨結節部のように大きな
座圧が加わる箇所では、シート側の受承圧力が高く、逆
に大腿側面のように小さな座圧しか作用しない箇所では
受承圧が低くなっている。このため、シートクッション
1全体に亘って理想の圧力分布が得られる。
であり、理想の座圧分布の等圧線に比例して硬層2bの
肉厚を変化させているため、座骨結節部のように大きな
座圧が加わる箇所では、シート側の受承圧力が高く、逆
に大腿側面のように小さな座圧しか作用しない箇所では
受承圧が低くなっている。このため、シートクッション
1全体に亘って理想の圧力分布が得られる。
また、軟硬両層2a,2bの肉厚比をも座圧分布に比例
して増減させたため、着座時の沈み込み量をほぼ均一の
ものとすることができる。したがって、着座前後でのシ
ート面形状の変化が小さく、このため着座前のシート面
形状は着座状態での最終安定姿勢曲線に合わせて設定す
ればよく、設計容易である。
して増減させたため、着座時の沈み込み量をほぼ均一の
ものとすることができる。したがって、着座前後でのシ
ート面形状の変化が小さく、このため着座前のシート面
形状は着座状態での最終安定姿勢曲線に合わせて設定す
ればよく、設計容易である。
さらに、座圧が高い部位でも硬層2bによって沈み込み
が規制され、全体の沈み込み量としては小さなものとな
るため、クッションストロークに余裕が生じ、走行時の
振動等に対する動的特性の向上によって乗り心地が向上
する。
が規制され、全体の沈み込み量としては小さなものとな
るため、クッションストロークに余裕が生じ、走行時の
振動等に対する動的特性の向上によって乗り心地が向上
する。
なお、本例ではシートクッションについて図示し説明し
たが、シートバックに適用しても良い。
たが、シートバックに適用しても良い。
[考案の効果] 本考案の効果は次のようである。
体圧分布を理想に近い状態に調整することができるた
め、シートの座り心地が格段に向上する。
め、シートの座り心地が格段に向上する。
着座前後でのシートの表面形状が全域に亘って均一化
されているため、自由状態でのシート面形上の設計が容
易となる。
されているため、自由状態でのシート面形上の設計が容
易となる。
クッションストロークに余裕があるため、動的特性に
も優れ、この面からも乗り心地の向上が期待できる。
も優れ、この面からも乗り心地の向上が期待できる。
第1図は座圧分布曲線を示す説明図、第2図はシートク
ッションを示す斜視図、第3図は第1図におけるIII−I
II線断面図、第4図は同IV−IV線断面図である。 1……シートクッション 2a……軟層 2b……硬層
ッションを示す斜視図、第3図は第1図におけるIII−I
II線断面図、第4図は同IV−IV線断面図である。 1……シートクッション 2a……軟層 2b……硬層
Claims (1)
- 【請求項1】シートクッションあるいはシートバックに
おけるクッションパッドが、表面側の軟質層と内部側の
硬質層との二層構造とされた車両用シートにおいて、 前記クッションパッドにおける硬質層の占める肉厚の比
率を前記シートクッションあるいはシートバックに対す
る理想的な体圧分布の等圧線に比例して増減させたこと
を特徴とする車両用シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989042227U JPH0612690Y2 (ja) | 1989-04-11 | 1989-04-11 | 車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989042227U JPH0612690Y2 (ja) | 1989-04-11 | 1989-04-11 | 車両用シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02132459U JPH02132459U (ja) | 1990-11-02 |
| JPH0612690Y2 true JPH0612690Y2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=31553585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989042227U Expired - Lifetime JPH0612690Y2 (ja) | 1989-04-11 | 1989-04-11 | 車両用シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0612690Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6338126B2 (ja) * | 2016-11-14 | 2018-06-06 | 国立大学法人富山大学 | 椅子の支持構造 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57351U (ja) * | 1980-05-30 | 1982-01-05 |
-
1989
- 1989-04-11 JP JP1989042227U patent/JPH0612690Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02132459U (ja) | 1990-11-02 |
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