JPH06127004A - サーマルヘッド - Google Patents
サーマルヘッドInfo
- Publication number
- JPH06127004A JPH06127004A JP27716692A JP27716692A JPH06127004A JP H06127004 A JPH06127004 A JP H06127004A JP 27716692 A JP27716692 A JP 27716692A JP 27716692 A JP27716692 A JP 27716692A JP H06127004 A JPH06127004 A JP H06127004A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- protective film
- heating
- thermal conductivity
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 第1の基板1の上にグレーズ層3を介して一
列に配列されている発熱抵抗体2a、2b、2c及び2
dの加熱要部(ABCD切断面付近)は、底面を除く各
面を印画紙に向かう方向への熱の流束θa を大きくし、
隣接する他の発熱抵抗体への熱の流束θb を小さくする
ような保護膜7によって覆われているので、発熱する熱
量を一方向、すなわち印画紙に向かう方向にのみ集中伝
導できる。 【効果】 印画のための発熱熱量の効率を上げられ、省
エネルギーを達成できる。
列に配列されている発熱抵抗体2a、2b、2c及び2
dの加熱要部(ABCD切断面付近)は、底面を除く各
面を印画紙に向かう方向への熱の流束θa を大きくし、
隣接する他の発熱抵抗体への熱の流束θb を小さくする
ような保護膜7によって覆われているので、発熱する熱
量を一方向、すなわち印画紙に向かう方向にのみ集中伝
導できる。 【効果】 印画のための発熱熱量の効率を上げられ、省
エネルギーを達成できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオカメラに
よる撮像画像、テレビジョン画像等の各種画像の静止画
像を印画するために、インクリボンに塗布された昇華性
染料を印画紙に熱転写するサーマルヘッドに関する。
よる撮像画像、テレビジョン画像等の各種画像の静止画
像を印画するために、インクリボンに塗布された昇華性
染料を印画紙に熱転写するサーマルヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばビデオカメラによる撮像画
像、テレビジョン画像等の各種画像の静止画像を印画紙
に印画するには、インクジェット方式、溶融ワックスを
用いた熱転写方式、ブラウン管上に映し出されている画
像をインスタント写真で撮影するCRT方式、昇華性染
料を用いた熱転写方式等が用いられている。
像、テレビジョン画像等の各種画像の静止画像を印画紙
に印画するには、インクジェット方式、溶融ワックスを
用いた熱転写方式、ブラウン管上に映し出されている画
像をインスタント写真で撮影するCRT方式、昇華性染
料を用いた熱転写方式等が用いられている。
【0003】この内、昇華性染料を用いた熱転写方式
は、昇華性染料が塗布されてなる昇華性インクリボンを
印画紙上に重ね合わせ、画像情報に応じた電気エネルギ
ーをサーマルヘッドに印加し、このサーマルヘッドから
発生された熱エネルギーにより、インクリボン上の昇華
性染料を印画紙上に昇華転写させる方式である。
は、昇華性染料が塗布されてなる昇華性インクリボンを
印画紙上に重ね合わせ、画像情報に応じた電気エネルギ
ーをサーマルヘッドに印加し、このサーマルヘッドから
発生された熱エネルギーにより、インクリボン上の昇華
性染料を印画紙上に昇華転写させる方式である。
【0004】上記昇華性インクリボンは、昇華性染料を
アセテート、ポリエステル溶液等で溶かし、これに分散
剤を加えてコロイド状の溶液にしてインク化したものに
バインダーを混ぜ、それをベース紙に塗布して作られて
いる。
アセテート、ポリエステル溶液等で溶かし、これに分散
剤を加えてコロイド状の溶液にしてインク化したものに
バインダーを混ぜ、それをベース紙に塗布して作られて
いる。
【0005】また、上記印画紙は、通常、印画紙ベース
上に熱転写記録用材料よりなる受容層が形成されてな
る。上記熱転写用材料としては、従来より、ポリエステ
ル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等の染料性樹脂に滑
剤等の添加物を添加したものが使用されている。
上に熱転写記録用材料よりなる受容層が形成されてな
る。上記熱転写用材料としては、従来より、ポリエステ
ル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等の染料性樹脂に滑
剤等の添加物を添加したものが使用されている。
【0006】また、上記サーマルヘッドは、電気エネル
ギーを熱エネルギーに変換する素子である。すなわち、
発熱抵抗体に電流を流すことによって発生するジュール
熱によって、上記昇華性インクリボンから染料を昇華さ
せ、印画紙へ転写させる素子である。
ギーを熱エネルギーに変換する素子である。すなわち、
発熱抵抗体に電流を流すことによって発生するジュール
熱によって、上記昇華性インクリボンから染料を昇華さ
せ、印画紙へ転写させる素子である。
【0007】ここで、熱転写方式に用いられるサーマル
ヘッドとしては、例えば発熱抵抗体を形成した基板面上
に印画紙をプラテンによって押しつけて印画を行う、い
わゆる平面型サーマルヘッドが知られている。すなわ
ち、この平面型サーマルヘッドは、基板上に一列に形成
された発熱抵抗体がプラテンに対して圧着するように印
画装置に装着され、上記基板の一主面とプラテンとの間
で印画紙を挟んで印画を行うものである。
ヘッドとしては、例えば発熱抵抗体を形成した基板面上
に印画紙をプラテンによって押しつけて印画を行う、い
わゆる平面型サーマルヘッドが知られている。すなわ
ち、この平面型サーマルヘッドは、基板上に一列に形成
された発熱抵抗体がプラテンに対して圧着するように印
画装置に装着され、上記基板の一主面とプラテンとの間
で印画紙を挟んで印画を行うものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、この
平面型サーマルヘッドの上記発熱抵抗体は、一つの材料
によって形成された保護膜によって覆われている。この
保護膜は、耐磨耗性に優れていることが望まれている。
また、この保護膜は、隣接する発熱抵抗体への熱干渉を
最小源に食い止めると共に、上記印画紙に向かう方向に
対しては、熱の一方向伝導を良くすることが望まれてい
る。
平面型サーマルヘッドの上記発熱抵抗体は、一つの材料
によって形成された保護膜によって覆われている。この
保護膜は、耐磨耗性に優れていることが望まれている。
また、この保護膜は、隣接する発熱抵抗体への熱干渉を
最小源に食い止めると共に、上記印画紙に向かう方向に
対しては、熱の一方向伝導を良くすることが望まれてい
る。
【0009】すなわち、この保護膜は上記印画紙に向か
う方向に対しては熱伝導性を良くすると共に隣接する他
の発熱抵抗体に向かう方向に対しては熱伝導性を悪くす
るという矛盾した効果を発揮しなければならない。
う方向に対しては熱伝導性を良くすると共に隣接する他
の発熱抵抗体に向かう方向に対しては熱伝導性を悪くす
るという矛盾した効果を発揮しなければならない。
【0010】本発明は、上述の実情に鑑みて成されたも
のであり、上記発熱抵抗体の発熱する熱量を印画紙に向
かう方向へのみ集中伝導できるような保護膜を有するサ
ーマルヘッドの提供を目的とする。
のであり、上記発熱抵抗体の発熱する熱量を印画紙に向
かう方向へのみ集中伝導できるような保護膜を有するサ
ーマルヘッドの提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るサーマルヘ
ッドは、発熱素子からの熱をインクリボンと印画紙に与
え、印画紙に昇華性染料を転写させるサーマルヘッドに
おいて、上記発熱素子は熱伝導性に異方性を有する保護
膜で被覆されてなることを特徴として上記課題を解決す
る。
ッドは、発熱素子からの熱をインクリボンと印画紙に与
え、印画紙に昇華性染料を転写させるサーマルヘッドに
おいて、上記発熱素子は熱伝導性に異方性を有する保護
膜で被覆されてなることを特徴として上記課題を解決す
る。
【0012】ここで、上記保護膜は熱導電性の悪い第1
の材料と熱導電性の良い第2の材料とによって形成され
てもよい。すなわち、所望の熱伝導方向に平行に第1の
材料の断面と第2の材料の断面が配列されるようにそれ
ぞれの材料を組合せて保護膜を形成してもよい。この
際、熱伝導方向に垂直な方向でのそれぞれの材料の断面
は特に平行でなくともよい。そして、第1の材料として
はガラスを、第2の材料としては銅を用いると効果的で
ある。
の材料と熱導電性の良い第2の材料とによって形成され
てもよい。すなわち、所望の熱伝導方向に平行に第1の
材料の断面と第2の材料の断面が配列されるようにそれ
ぞれの材料を組合せて保護膜を形成してもよい。この
際、熱伝導方向に垂直な方向でのそれぞれの材料の断面
は特に平行でなくともよい。そして、第1の材料として
はガラスを、第2の材料としては銅を用いると効果的で
ある。
【0013】
【作用】本発明に係るサーマルヘッドは、印画紙に向か
う方向への熱伝導性のみを良くし他の方向への熱伝導性
を悪くする材料で形成された保護膜で発熱抵抗体が保護
されているので、印画のための熱量の効率を向上でき、
総合的に省エネルギーを達成できる。
う方向への熱伝導性のみを良くし他の方向への熱伝導性
を悪くする材料で形成された保護膜で発熱抵抗体が保護
されているので、印画のための熱量の効率を向上でき、
総合的に省エネルギーを達成できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係るサーマルヘッドの実施例
を図面を参照しながら説明する。第1の実施例は、図1
に示すように加熱部17と、駆動部18に大別される。
加熱部17は、昇華性染料が塗布されたインクリボン及
び印画紙を加熱する部分である。特に、印画のために、
インクリボンから昇華性染料を印画紙に熱転写する主要
部である。駆動部18は、上記加熱部17を駆動するた
めの回路等を備えた部分である。
を図面を参照しながら説明する。第1の実施例は、図1
に示すように加熱部17と、駆動部18に大別される。
加熱部17は、昇華性染料が塗布されたインクリボン及
び印画紙を加熱する部分である。特に、印画のために、
インクリボンから昇華性染料を印画紙に熱転写する主要
部である。駆動部18は、上記加熱部17を駆動するた
めの回路等を備えた部分である。
【0015】先ず、上記加熱部17は、第1の基板1上
の一主面1a上に部分的に熱絶縁のためのグレーズ層3
を介し発熱抵抗体層2を有している。この発熱抵抗体層
2は、上部に設けられた電極層5a及び5bから供給さ
れる電流によって発熱する。また、この発熱抵抗体層2
は、部分的に熱絶縁層であるグレーズ層3を介して第1
の基板1上に薄膜形成されている。この第1の基板1
は、放熱基板13と接着層11によって接着されてい
る。この放熱基板13は、放熱フィン14と図示しない
ネジ等により接続されている。ここで、上記発熱抵抗体
層2及び上記電極層5a、5bは、保護膜7によって保
護されている。また、この保護膜7と電極層5bとの間
には、共通電極層6が設けられている。
の一主面1a上に部分的に熱絶縁のためのグレーズ層3
を介し発熱抵抗体層2を有している。この発熱抵抗体層
2は、上部に設けられた電極層5a及び5bから供給さ
れる電流によって発熱する。また、この発熱抵抗体層2
は、部分的に熱絶縁層であるグレーズ層3を介して第1
の基板1上に薄膜形成されている。この第1の基板1
は、放熱基板13と接着層11によって接着されてい
る。この放熱基板13は、放熱フィン14と図示しない
ネジ等により接続されている。ここで、上記発熱抵抗体
層2及び上記電極層5a、5bは、保護膜7によって保
護されている。また、この保護膜7と電極層5bとの間
には、共通電極層6が設けられている。
【0016】次に、上記駆動部18は、第2の基板12
上の一主面12a上に上記加熱部17を駆動する駆動用
IC回路4を有している。この駆動用IC回路4は、上
記第2の基板12上の一主面12aに形成された図示し
ない電極パターンと、上記電極層5aとにボンディング
ワイヤ8によって接続されている。また、この駆動用I
C回路4上には、封止剤9が充填され該封止剤9により
駆動用IC回路4はパッケージされている。さらに、こ
のパッケージされた駆動用IC回路4の上部は、カバー
10により覆われている。上記第2の基板12も、上記
第1の基板1に接着されている放熱基板13に図示しな
い接着テープ等によって接着されている。この駆動部1
8側の放熱基板13も上記加熱部17側と同様に放熱フ
ィン14に接続されている。さらに、この駆動部18に
は、上記駆動用IC回路4等への電源及び駆動用入力信
号が供給されるコネクタ部15が上記第2の基板12に
接続されている。
上の一主面12a上に上記加熱部17を駆動する駆動用
IC回路4を有している。この駆動用IC回路4は、上
記第2の基板12上の一主面12aに形成された図示し
ない電極パターンと、上記電極層5aとにボンディング
ワイヤ8によって接続されている。また、この駆動用I
C回路4上には、封止剤9が充填され該封止剤9により
駆動用IC回路4はパッケージされている。さらに、こ
のパッケージされた駆動用IC回路4の上部は、カバー
10により覆われている。上記第2の基板12も、上記
第1の基板1に接着されている放熱基板13に図示しな
い接着テープ等によって接着されている。この駆動部1
8側の放熱基板13も上記加熱部17側と同様に放熱フ
ィン14に接続されている。さらに、この駆動部18に
は、上記駆動用IC回路4等への電源及び駆動用入力信
号が供給されるコネクタ部15が上記第2の基板12に
接続されている。
【0017】上記加熱部17の上記第1の基板1は、絶
縁性に優れた材料であることが好ましく、例えばアルミ
ナ基板である。また、上記グレーズ層3は、ガラスグレ
ーズ層が適当である。また、上記発熱抵抗体層2は、例
えばPolySiを使用して通常の薄膜形成技術によっ
て形成される。また、上記電極層5a及び5b、上記共
通電極層6には、例えばAl(アルミニウム)が用いら
れる。また、上記保護膜7は、耐磨耗性に優れているこ
とはもちろん上記印画紙に向かう方向(プラテン方向)
には、熱伝導性がよく、隣接する他の発熱抵抗体には、
熱伝導性が悪い材料で形成されている。また、上記接着
層11は、いわゆるチップ接着剤として使用されている
ような例えばシリコン樹脂等が適用される。
縁性に優れた材料であることが好ましく、例えばアルミ
ナ基板である。また、上記グレーズ層3は、ガラスグレ
ーズ層が適当である。また、上記発熱抵抗体層2は、例
えばPolySiを使用して通常の薄膜形成技術によっ
て形成される。また、上記電極層5a及び5b、上記共
通電極層6には、例えばAl(アルミニウム)が用いら
れる。また、上記保護膜7は、耐磨耗性に優れているこ
とはもちろん上記印画紙に向かう方向(プラテン方向)
には、熱伝導性がよく、隣接する他の発熱抵抗体には、
熱伝導性が悪い材料で形成されている。また、上記接着
層11は、いわゆるチップ接着剤として使用されている
ような例えばシリコン樹脂等が適用される。
【0018】上記駆動部18の上記第2の基板12は、
一主面12aに電極パターンが設けられた、例えばCu
付きのガラスエキシボ基板によって形成されている。ま
た、上記ボンディングワイヤ8は、例えばAuによって
形成されている。また、上記封止剤9は、例えばICコ
ーティング樹脂等によって形成されている。また、上記
カバー10は、プラテン16、印画紙及びインクリボン
に上記駆動部18を接触させないようにするためのもの
であり、例えばSUS等によって形成されている。
一主面12aに電極パターンが設けられた、例えばCu
付きのガラスエキシボ基板によって形成されている。ま
た、上記ボンディングワイヤ8は、例えばAuによって
形成されている。また、上記封止剤9は、例えばICコ
ーティング樹脂等によって形成されている。また、上記
カバー10は、プラテン16、印画紙及びインクリボン
に上記駆動部18を接触させないようにするためのもの
であり、例えばSUS等によって形成されている。
【0019】上述のように構成される第1の実施例は、
基板1上に一列に形成された発熱抵抗体層2の上層に形
成された保護膜7がプラテン16に対して圧着するよう
に印画装置本体に装着され、上記保護膜7とプラテン1
6の間で印画紙を挟んで印画を行うものである。
基板1上に一列に形成された発熱抵抗体層2の上層に形
成された保護膜7がプラテン16に対して圧着するよう
に印画装置本体に装着され、上記保護膜7とプラテン1
6の間で印画紙を挟んで印画を行うものである。
【0020】次に、この第1の実施例の要部となる上記
加熱部17について図2及び図3を用いて説明する。先
ず、図2は、上記図1に示した第1の実施例の上記加熱
部17の外観を示す斜視図である。この図2において、
上記発熱抵抗体層2は、第1の基板1の上に部分的に上
記グレーズ層3を介しながら一列に配設されている発熱
抵抗体2a、2b、2c及び2dによって形成されてい
る。
加熱部17について図2及び図3を用いて説明する。先
ず、図2は、上記図1に示した第1の実施例の上記加熱
部17の外観を示す斜視図である。この図2において、
上記発熱抵抗体層2は、第1の基板1の上に部分的に上
記グレーズ層3を介しながら一列に配設されている発熱
抵抗体2a、2b、2c及び2dによって形成されてい
る。
【0021】すなわち、この図2に示した上記加熱部1
7を一点鎖線で囲んだABCD面に沿った断面(発熱抵
抗体で発生された熱が集中する加熱部の要部の断面)で
示すと図3のようになる。この図3において、上記発熱
抵抗体層2の各発熱抵抗体2a、2b、2c及び2d
は、保護膜7によって底部を除く5つの方向が覆われて
いる。
7を一点鎖線で囲んだABCD面に沿った断面(発熱抵
抗体で発生された熱が集中する加熱部の要部の断面)で
示すと図3のようになる。この図3において、上記発熱
抵抗体層2の各発熱抵抗体2a、2b、2c及び2d
は、保護膜7によって底部を除く5つの方向が覆われて
いる。
【0022】ここで、これら発熱抵抗体2a、2b、2
c及び2dの発生する熱の流束(cal/mm2)について、発
熱抵抗体2cを例として説明する。
c及び2dの発生する熱の流束(cal/mm2)について、発
熱抵抗体2cを例として説明する。
【0023】例えば、発熱抵抗体2c付近に示した矢印
θa は、断面上部(印画紙方向)に向かう熱の流束を示
し、矢印θb は、断面斜め方向等、他の発熱抵抗体2b
及び2d方向に向かう熱の流束を示し、矢印θc は、断
面下部(グレーズ層3方向)に向かう熱の流束を示して
いる。
θa は、断面上部(印画紙方向)に向かう熱の流束を示
し、矢印θb は、断面斜め方向等、他の発熱抵抗体2b
及び2d方向に向かう熱の流束を示し、矢印θc は、断
面下部(グレーズ層3方向)に向かう熱の流束を示して
いる。
【0024】このような熱の流束を持つ上記発熱抵抗体
2a、2b、2c及び2dを保護する保護膜7は、例え
ば上記発熱抵抗体2cからの熱をインクリボン及び印画
紙へ効率良く伝達する必要がある一方、その熱を隣接す
る発熱抵抗体2b及び2dには伝達しないようにする必
要がある。すなわち、この保護膜7は、熱伝導性に異方
性を有するような材料で形成されることが望ましい。例
えば、図3の例で言えば、矢印θa で示した熱流束を大
きく、矢印θb で示した熱流束を小さくするような材料
である。
2a、2b、2c及び2dを保護する保護膜7は、例え
ば上記発熱抵抗体2cからの熱をインクリボン及び印画
紙へ効率良く伝達する必要がある一方、その熱を隣接す
る発熱抵抗体2b及び2dには伝達しないようにする必
要がある。すなわち、この保護膜7は、熱伝導性に異方
性を有するような材料で形成されることが望ましい。例
えば、図3の例で言えば、矢印θa で示した熱流束を大
きく、矢印θb で示した熱流束を小さくするような材料
である。
【0025】この保護膜7の具体的な構造を図4及び図
5を用いて説明する。先ず、図4は、熱導電性の悪い第
1の材料22と、熱導電性の良い第2の材料21とを組
み合わせて構成している。すなわち、この図4に示した
保護膜7は、熱伝導性の良い第2の材料21の側方4面
を熱伝導性の悪い第1の材料22で囲むように構成され
ている。したがって、この保護膜7は、側方へ伝達分の
熱も上部方向に集中伝達するので印画のための熱量の効
率が向上される。
5を用いて説明する。先ず、図4は、熱導電性の悪い第
1の材料22と、熱導電性の良い第2の材料21とを組
み合わせて構成している。すなわち、この図4に示した
保護膜7は、熱伝導性の良い第2の材料21の側方4面
を熱伝導性の悪い第1の材料22で囲むように構成され
ている。したがって、この保護膜7は、側方へ伝達分の
熱も上部方向に集中伝達するので印画のための熱量の効
率が向上される。
【0026】次に、図5も、熱導電性の悪い第1の材料
24と、熱導電性の良い第2の材料23とを組み合わせ
て構成している。すなわち、この図5に示した保護膜
は、熱伝導性の良い第2の材料23と熱伝導性の悪い第
1の材料24とをストライプ状に配列して構成されてい
る。
24と、熱導電性の良い第2の材料23とを組み合わせ
て構成している。すなわち、この図5に示した保護膜
は、熱伝導性の良い第2の材料23と熱伝導性の悪い第
1の材料24とをストライプ状に配列して構成されてい
る。
【0027】ここで、上記保護膜7は所望の熱伝導方向
(図4、5では上下方向)に平行に第1の材料22及び
24の断面と第2の材料21及び23の断面が配列され
るようにそれぞれの材料を組合せて形成される。この
際、熱伝導方向に垂直な方向でのそれぞれの材料の断面
は特に平行でなくともよい。
(図4、5では上下方向)に平行に第1の材料22及び
24の断面と第2の材料21及び23の断面が配列され
るようにそれぞれの材料を組合せて形成される。この
際、熱伝導方向に垂直な方向でのそれぞれの材料の断面
は特に平行でなくともよい。
【0028】したがって、この第1の実施例は、保護膜
7によって、側方へ伝達分の熱も上部方向に伝達する
(下部には熱伝導性の悪い基板2が設けられているので
上部方向にのみ伝達する)ので印画のための熱量の効率
が向上される。
7によって、側方へ伝達分の熱も上部方向に伝達する
(下部には熱伝導性の悪い基板2が設けられているので
上部方向にのみ伝達する)ので印画のための熱量の効率
が向上される。
【0029】ここで、上記図4及び図5に示した熱伝導
性の悪い第1の材料としては、例えばガラスが使用でき
る。また、熱伝導性の良い第2の材料としては、例えば
銅が使用できる。
性の悪い第1の材料としては、例えばガラスが使用でき
る。また、熱伝導性の良い第2の材料としては、例えば
銅が使用できる。
【0030】図6は、本発明に係るサーマルヘッドの第
2の実施例の加熱部の構成を示す断面図である。この第
2の実施例は、熱絶縁層であるグレーズ層32が発熱抵
抗体層33の下部前面に渡って設けられている。また、
上記発熱抵抗体層33の上部には、電極層34a及び3
4bが積層されている。また、この電極層34a及び3
4bと上記発熱抵抗体33の一部表面上には、酸化防止
膜35が積層されている。また、この酸化防止膜35の
上部には、保護膜36が積層されている。また、上記グ
レーズ層32の下部には、基板31が設けられている。
2の実施例の加熱部の構成を示す断面図である。この第
2の実施例は、熱絶縁層であるグレーズ層32が発熱抵
抗体層33の下部前面に渡って設けられている。また、
上記発熱抵抗体層33の上部には、電極層34a及び3
4bが積層されている。また、この電極層34a及び3
4bと上記発熱抵抗体33の一部表面上には、酸化防止
膜35が積層されている。また、この酸化防止膜35の
上部には、保護膜36が積層されている。また、上記グ
レーズ層32の下部には、基板31が設けられている。
【0031】この加熱部の上記発熱抵抗体層33は、例
えばTa系、リーメット系の材料により形成される。ま
た、上記電極層34a及び34bは、例えばAl(アル
ミニウム)によって形成される。また、上記酸化防止膜
35は、例えばSiO2 によって形成される。また、上
記基板31は、例えばセラミック基板によって形成され
る。
えばTa系、リーメット系の材料により形成される。ま
た、上記電極層34a及び34bは、例えばAl(アル
ミニウム)によって形成される。また、上記酸化防止膜
35は、例えばSiO2 によって形成される。また、上
記基板31は、例えばセラミック基板によって形成され
る。
【0032】この第2の実施例の保護膜36も、上記第
1の実施例と同様に、耐磨耗膜であると共に異なった方
向への熱伝導性を異ならせるものである。すなわち、上
記図4及び図5に示したような熱伝導性の悪い材料と熱
伝導性の良い材料の組合せによって形成が可能である。
1の実施例と同様に、耐磨耗膜であると共に異なった方
向への熱伝導性を異ならせるものである。すなわち、上
記図4及び図5に示したような熱伝導性の悪い材料と熱
伝導性の良い材料の組合せによって形成が可能である。
【0033】したがって、この第2の実施例も保護膜3
6によって、側方へ伝達分の熱も上部方向に集中伝達で
きるので印画のための熱量の効率が向上できる。
6によって、側方へ伝達分の熱も上部方向に集中伝達で
きるので印画のための熱量の効率が向上できる。
【0034】なお、本発明に係るサーマルヘッドは、上
記実施例にのみ限定されるものではなく、例えば、上記
保護膜には、異方性の熱伝導性を持った結晶を用いても
よい。
記実施例にのみ限定されるものではなく、例えば、上記
保護膜には、異方性の熱伝導性を持った結晶を用いても
よい。
【0035】また、上記各層を形成する材料は、上記実
施例に限定されるものではない。
施例に限定されるものではない。
【0036】さらに、上記保護膜を形成する材料は、熱
伝導性の良い材料として銅、熱伝導性の悪い材料として
ガラスに限定されるものでない。
伝導性の良い材料として銅、熱伝導性の悪い材料として
ガラスに限定されるものでない。
【0037】
【発明の効果】本発明に係るサーマルヘッドは、印画紙
に向かう方向への熱伝導性のみを良くし他の方向への熱
伝導性を悪くする材料で形成された保護膜で発熱抵抗体
が保護されているので、発熱抵抗体の発熱する熱量を一
方向にのみ集中伝導でき、印画のための熱量の効率を向
上できる。そのため、総合的に省エネルギーを達成でき
る。また、放出される無効熱を放熱するための放熱率を
下げることができ、放熱面積や放熱ファンの風量を少な
くできる。
に向かう方向への熱伝導性のみを良くし他の方向への熱
伝導性を悪くする材料で形成された保護膜で発熱抵抗体
が保護されているので、発熱抵抗体の発熱する熱量を一
方向にのみ集中伝導でき、印画のための熱量の効率を向
上できる。そのため、総合的に省エネルギーを達成でき
る。また、放出される無効熱を放熱するための放熱率を
下げることができ、放熱面積や放熱ファンの風量を少な
くできる。
【図1】第1の実施例の構造を示す断面図である。
【図2】第1の実施例の要部(加熱部)の概略を示す斜
視図である。
視図である。
【図3】図2に示した第1の実施例の要部(加熱部)の
断面図である。
断面図である。
【図4】保護膜の具体的な構造例を示す図である。
【図5】保護膜の具体的な他の構造例を示す図である。
【図6】第2の実施例の加熱部の断面図である。
1・・・・・第1の基板 2・・・・・発熱抵抗体層 3・・・・・グレーズ層 4・・・・・駆動用IC回路 5a、5b・電極層 6・・・・・共通電極層 7・・・・・保護膜 8・・・・・ボンディングワイヤー 9・・・・・封止剤 10・・・・カバー 12・・・・第2の基板 13・・・・放熱基板 14・・・・放熱フィン 15・・・・コネクタ部
Claims (3)
- 【請求項1】 発熱素子からの熱をインクリボンと印画
紙に与え、印画紙に昇華性染料を転写させるサーマルヘ
ッドにおいて、 上記発熱素子は熱伝導性に異方性を有する保護膜で被覆
されてなることを特徴とするサーマルヘッド。 - 【請求項2】 上記保護膜は熱伝導性の悪い第1の材料
と熱導電性の良い第2の材料によって形成されることを
特徴とする請求項1記載のサーマルヘッド。 - 【請求項3】 上記第1の材料及び第2の材料は、硝子
及び銅であることを特徴とする請求項1記載のサーマル
ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27716692A JPH06127004A (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | サーマルヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27716692A JPH06127004A (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | サーマルヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06127004A true JPH06127004A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17579726
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27716692A Withdrawn JPH06127004A (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | サーマルヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06127004A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2933806A1 (de) * | 1978-08-24 | 1980-03-06 | Rhone Poulenc Ind | Flammwidrige formmassen auf der basis von halogen-haltigen polymerisaten |
-
1992
- 1992-10-15 JP JP27716692A patent/JPH06127004A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2933806A1 (de) * | 1978-08-24 | 1980-03-06 | Rhone Poulenc Ind | Flammwidrige formmassen auf der basis von halogen-haltigen polymerisaten |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000104 |