JPH06128025A - 高強度および高靭性を有する酸化アルミニウム基セラミックスの製造方法 - Google Patents
高強度および高靭性を有する酸化アルミニウム基セラミックスの製造方法Info
- Publication number
- JPH06128025A JPH06128025A JP4305975A JP30597592A JPH06128025A JP H06128025 A JPH06128025 A JP H06128025A JP 4305975 A JP4305975 A JP 4305975A JP 30597592 A JP30597592 A JP 30597592A JP H06128025 A JPH06128025 A JP H06128025A
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- theoretical density
- toughness
- density ratio
- based ceramics
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高強度および高靭性を有するAl2 O3 基セ
ラミックスを製造する。 【構成】 50〜90%の理論密度比を有するAl2 O
3 を主成分とする焼結体に、鍛造開始温度:1150〜
1450℃、最高付加圧力:100〜5000kg/cm2
の条件で高温高圧鍛造を施して、98%以上の理論密度
比をもったAl2O3 基セラミックスを製造する。
ラミックスを製造する。 【構成】 50〜90%の理論密度比を有するAl2 O
3 を主成分とする焼結体に、鍛造開始温度:1150〜
1450℃、最高付加圧力:100〜5000kg/cm2
の条件で高温高圧鍛造を施して、98%以上の理論密度
比をもったAl2O3 基セラミックスを製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高強度および高靭性
を有する酸化アルミニウム(以下、Al2 O3 で示す)
基セラミックスに関するものである。
を有する酸化アルミニウム(以下、Al2 O3 で示す)
基セラミックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、例えば特開平3−123
56号公報に記載されるように、原料粉末として、いず
れも0.3μm以下の平均粒径を有するAl2 O3 粉
末、酸化ジルコニウム(以下、ZrO2 で示す)粉末、
酸化イットリウム(以下、Y2 O3 で示す)や酸化マグ
ネシウム(以下、MgOで示す)、さらに酸化セリウム
(以下、CeO2 で示す)などの安定化剤を0.1〜2
0モル%の割合で含有してなる安定化ZrO2 粉末、Y
2 O3 粉末、MgO粉末、および希土類元素の酸化物
(以下、ROxで示す)粉末を用い、これら原料粉末
を、重量%で(以下、組成に関する%は重量%を示
す)、ZrO2 および/または安定化ZrO2 :0.5
〜50%、必要に応じて、Y2 O3 ,MgO、およびR
Oxのうちの1種または2種以上:0.01〜1%、A
l2 O3 :残り、からなる配合組成に配合し、通常の条
件で混合した後、45〜65%の理論密度比を有する圧
粉体に成形し、この圧粉体を大気中、1300〜145
0℃の温度で焼結することにより95%以上の理論密度
比をもったAl2 O3 基セラミックスを製造する方法が
知られており、かつこのAl2 O3 基セラミックスが切
削工具やテープスリッターなどの刃物、さらにスライダ
ーなどの耐摩部品などとして用いられていることも良く
知られるところである。
56号公報に記載されるように、原料粉末として、いず
れも0.3μm以下の平均粒径を有するAl2 O3 粉
末、酸化ジルコニウム(以下、ZrO2 で示す)粉末、
酸化イットリウム(以下、Y2 O3 で示す)や酸化マグ
ネシウム(以下、MgOで示す)、さらに酸化セリウム
(以下、CeO2 で示す)などの安定化剤を0.1〜2
0モル%の割合で含有してなる安定化ZrO2 粉末、Y
2 O3 粉末、MgO粉末、および希土類元素の酸化物
(以下、ROxで示す)粉末を用い、これら原料粉末
を、重量%で(以下、組成に関する%は重量%を示
す)、ZrO2 および/または安定化ZrO2 :0.5
〜50%、必要に応じて、Y2 O3 ,MgO、およびR
Oxのうちの1種または2種以上:0.01〜1%、A
l2 O3 :残り、からなる配合組成に配合し、通常の条
件で混合した後、45〜65%の理論密度比を有する圧
粉体に成形し、この圧粉体を大気中、1300〜145
0℃の温度で焼結することにより95%以上の理論密度
比をもったAl2 O3 基セラミックスを製造する方法が
知られており、かつこのAl2 O3 基セラミックスが切
削工具やテープスリッターなどの刃物、さらにスライダ
ーなどの耐摩部品などとして用いられていることも良く
知られるところである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年の各種機械
装置の小型化および軽量化はめざましく、これに伴ない
これらの構造部材にも薄肉化が強く要求される傾向にあ
るが、上記の従来方法で製造されたAl2 O3 基セラミ
ックスは、十分な強度および靭性を具備するものではな
いために、これらの要求に満足に対応することができな
いのが現状である。
装置の小型化および軽量化はめざましく、これに伴ない
これらの構造部材にも薄肉化が強く要求される傾向にあ
るが、上記の従来方法で製造されたAl2 O3 基セラミ
ックスは、十分な強度および靭性を具備するものではな
いために、これらの要求に満足に対応することができな
いのが現状である。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
上述のような観点から、高強度および高靭性を有するA
l2 O3 基セラミックスを製造すべく研究を行なった結
果、従来の95%以上の理論密度比を有するAl2 O3
基セラミックスに比して、相対的に低い50〜90%の
理論密度比をもったAl2 O3 を主成分とする焼結体
(Al2 O3 基セラミックス)を形成し、この焼結体
に、 鍛造開始温度:1150〜1450℃、 最高付加圧力:100〜5000kg/cm2 、 の条件で高温高圧鍛造を施して、その理論密度比を98
%以上にすると、この結果のAl2 O3 基セラミックス
にはきわめて高い残留歪が内蔵されるようになり、これ
によって高強度と高靭性を具備するようになるという研
究結果を得たのである。
上述のような観点から、高強度および高靭性を有するA
l2 O3 基セラミックスを製造すべく研究を行なった結
果、従来の95%以上の理論密度比を有するAl2 O3
基セラミックスに比して、相対的に低い50〜90%の
理論密度比をもったAl2 O3 を主成分とする焼結体
(Al2 O3 基セラミックス)を形成し、この焼結体
に、 鍛造開始温度:1150〜1450℃、 最高付加圧力:100〜5000kg/cm2 、 の条件で高温高圧鍛造を施して、その理論密度比を98
%以上にすると、この結果のAl2 O3 基セラミックス
にはきわめて高い残留歪が内蔵されるようになり、これ
によって高強度と高靭性を具備するようになるという研
究結果を得たのである。
【0005】この発明は、上記の研究結果にもとづいて
なされたものであって、50〜90%の理論密度比を有
するAl2 O3 を主成分とする焼結体に、 鍛造開始温度:1150〜1450℃、 最高付加圧力:100〜5000kg/cm2 、 の条件で高温高圧鍛造を施して、98%以上の理論密度
比とすることにより高強度および高靭性を有するAl2
O3 基セラミックスを製造する方法に特徴を有するもの
である。
なされたものであって、50〜90%の理論密度比を有
するAl2 O3 を主成分とする焼結体に、 鍛造開始温度:1150〜1450℃、 最高付加圧力:100〜5000kg/cm2 、 の条件で高温高圧鍛造を施して、98%以上の理論密度
比とすることにより高強度および高靭性を有するAl2
O3 基セラミックスを製造する方法に特徴を有するもの
である。
【0006】つぎに、この発明の方法において、製造条
件を上記の通りに限定した理由を説明する。 (a) 焼結体の理論密度比 その理論密度比が50%未満では、高温高圧鍛造時に割
れが発生し易く、一方その理論密度比が90%を越える
と、高温高圧鍛造時の加工率が不十分で、所望の残留歪
の蓄積ができず、この結果所望の強度および靭性を確保
することができなくなることから、その理論密度比を5
0〜90%と定めた。
件を上記の通りに限定した理由を説明する。 (a) 焼結体の理論密度比 その理論密度比が50%未満では、高温高圧鍛造時に割
れが発生し易く、一方その理論密度比が90%を越える
と、高温高圧鍛造時の加工率が不十分で、所望の残留歪
の蓄積ができず、この結果所望の強度および靭性を確保
することができなくなることから、その理論密度比を5
0〜90%と定めた。
【0007】(b) 高温高圧鍛造時の鍛造開始温度 その温度が1150℃未満では鍛造時に割れが発生し易
く、一方その温度が1450℃を越えると粒成長が起っ
て、特に強度の低下が著しくなることから、その温度を
1150〜1450℃に定めた。
く、一方その温度が1450℃を越えると粒成長が起っ
て、特に強度の低下が著しくなることから、その温度を
1150〜1450℃に定めた。
【0008】(c) 高温高圧鍛造時の最高付加圧力 その圧力が100kg/cm2 未満では鍛造加工が困難であ
り、一方その圧力が5000kg/cm2 を越えると割れが
発生するようになることから、その圧力を100〜50
00kg/cm2 と定めた。
り、一方その圧力が5000kg/cm2 を越えると割れが
発生するようになることから、その圧力を100〜50
00kg/cm2 と定めた。
【0009】(d) セラミックスの理論密度比 その理論密度比が98%未満では所望の高強度および高
靭性を確保することができないことから、高温高圧鍛造
終了時点でセラミックスが98%以上の理論密度比をも
つようにしなければならない。
靭性を確保することができないことから、高温高圧鍛造
終了時点でセラミックスが98%以上の理論密度比をも
つようにしなければならない。
【0010】
【実施例】つぎに、この発明のAl2 O3 基セラミック
スの製造方法を実施例により具体的に説明する。原料粉
末として、いずれも0.3μm以下の範囲内の所定の平
均粒径を有するAl2 O3 粉末、ZrO2 粉末、Y2 O
3 :3モル%固溶の安定化ZrO2 粉末、MgO:9モ
ル%固溶の安定化ZrO2 粉末、CeO2 :12モル%
固溶の安定化ZrO2 粉末、Y2 O3 粉末、MgO粉
末、およびLa2 O3 粉末を用意し、これら原料粉末を
表1に示される配合組成に配合し、遊星型ボールミルを
用い、メタノール媒体中で5時間の粉砕混合を行ない、
乾燥して混合粉末A〜Jとし、これらの混合粉末からそ
れぞれ0.5〜2ton /cm2 の範囲内の所定の圧力で表
2,3に示される理論密度比をもった圧粉体をプレス成
形し、これらの圧粉体を、大気中、同じく表2,3に示
される温度に2時間保持の条件で焼結して、同じく表
2,3に示される理論密度比をもったAl2 O3 を主成
分とする焼結体とし、この結果得られた95%以上の理
論密度比を有する焼結体が従来法1〜10によって製造
されたAl2 O3 基セラミックスであり、ついで理論密
度比が50〜90%の焼結体に対しては、大気中、同じ
く表2に示される条件で1時間の高温高圧鍛造を施すこ
とにより本発明法1〜10を実施し、表2に示される理
論密度比をもったAl2 O3 基セラミックスをそれぞれ
製造した。
スの製造方法を実施例により具体的に説明する。原料粉
末として、いずれも0.3μm以下の範囲内の所定の平
均粒径を有するAl2 O3 粉末、ZrO2 粉末、Y2 O
3 :3モル%固溶の安定化ZrO2 粉末、MgO:9モ
ル%固溶の安定化ZrO2 粉末、CeO2 :12モル%
固溶の安定化ZrO2 粉末、Y2 O3 粉末、MgO粉
末、およびLa2 O3 粉末を用意し、これら原料粉末を
表1に示される配合組成に配合し、遊星型ボールミルを
用い、メタノール媒体中で5時間の粉砕混合を行ない、
乾燥して混合粉末A〜Jとし、これらの混合粉末からそ
れぞれ0.5〜2ton /cm2 の範囲内の所定の圧力で表
2,3に示される理論密度比をもった圧粉体をプレス成
形し、これらの圧粉体を、大気中、同じく表2,3に示
される温度に2時間保持の条件で焼結して、同じく表
2,3に示される理論密度比をもったAl2 O3 を主成
分とする焼結体とし、この結果得られた95%以上の理
論密度比を有する焼結体が従来法1〜10によって製造
されたAl2 O3 基セラミックスであり、ついで理論密
度比が50〜90%の焼結体に対しては、大気中、同じ
く表2に示される条件で1時間の高温高圧鍛造を施すこ
とにより本発明法1〜10を実施し、表2に示される理
論密度比をもったAl2 O3 基セラミックスをそれぞれ
製造した。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】
【表3】
【0014】この結果得られた各種のAl2 O3 基セラ
ミックスについて、強度および靭性を評価する目的で破
壊靭性値および曲げ強度を測定し、この測定結果を表
2,3に示した。また表2,3にはビッカース硬さ(H
v)も合せて示した。
ミックスについて、強度および靭性を評価する目的で破
壊靭性値および曲げ強度を測定し、この測定結果を表
2,3に示した。また表2,3にはビッカース硬さ(H
v)も合せて示した。
【0015】
【発明の効果】表2,3に示される結果から、本発明法
1〜10によって製造されたAl2 O3 基セラミックス
は、いずれも従来法1〜10によって製造されたAl2
O3 基セラミックスに比して一段とすぐれた強度と靭性
をもつことが明らかである。上述のように、この発明の
方法によれば、高強度と高靭性を有するAl2 O3基セ
ラミックスを製造することができ、したがってこの結果
のAl2 O3 基セラミックスは各種機械装置の小型化お
よび軽量化に寄与するところ大なるものがあるなど工業
上有用な効果がもたらされるのである。
1〜10によって製造されたAl2 O3 基セラミックス
は、いずれも従来法1〜10によって製造されたAl2
O3 基セラミックスに比して一段とすぐれた強度と靭性
をもつことが明らかである。上述のように、この発明の
方法によれば、高強度と高靭性を有するAl2 O3基セ
ラミックスを製造することができ、したがってこの結果
のAl2 O3 基セラミックスは各種機械装置の小型化お
よび軽量化に寄与するところ大なるものがあるなど工業
上有用な効果がもたらされるのである。
Claims (1)
- 【請求項1】 50〜90%の理論密度比を有する酸化
アルミニウムを主成分とする焼結体に、 鍛造開始温度:1150〜1450℃、 最高付加圧力:100〜5000kg/cm2 、 の条件で高温高圧鍛造を施して、98%以上の理論密度
比とすることを特徴とする高強度および高靭性を有する
酸化アルミニウム基セラミックスの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4305975A JPH06128025A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 高強度および高靭性を有する酸化アルミニウム基セラミックスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4305975A JPH06128025A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 高強度および高靭性を有する酸化アルミニウム基セラミックスの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06128025A true JPH06128025A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17951559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4305975A Pending JPH06128025A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 高強度および高靭性を有する酸化アルミニウム基セラミックスの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06128025A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996038278A1 (en) * | 1995-06-02 | 1996-12-05 | A.H. Casting Services Limited | Ceramic material with high density and thermal shock resistance, and method of preparation |
-
1992
- 1992-10-19 JP JP4305975A patent/JPH06128025A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996038278A1 (en) * | 1995-06-02 | 1996-12-05 | A.H. Casting Services Limited | Ceramic material with high density and thermal shock resistance, and method of preparation |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001010 |