JPH06128108A - 除草剤組成物 - Google Patents
除草剤組成物Info
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- JPH06128108A JPH06128108A JP30435392A JP30435392A JPH06128108A JP H06128108 A JPH06128108 A JP H06128108A JP 30435392 A JP30435392 A JP 30435392A JP 30435392 A JP30435392 A JP 30435392A JP H06128108 A JPH06128108 A JP H06128108A
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Abstract
特に強害雑草であるノビエに対して優れた効果を発現す
る併用系の除草剤組成物を提供する。 【構成】 2−クロロ−N−(3−メトキシ−2−テニ
ル)−2',6'−ジメチルアニリド及びO−3−t−ブチ
ルフェニル−6−メトキシ−2−ピリジル(メチル)チ
オカ−バメートを有効成分とすることを特徴とする除草
剤組成物。
Description
更に詳しくは、本発明は除草活性や施用適期幅などの特
性に優れた2−クロロ−N−(3−メトキシ−2−テニ
ル)−2',6'−ジメチルアセトアニリドとO−3−t−
ブチルフェニル−6−メトキシ−2−ピリジル(メチ
ル)チオカルバメートとを有効として含有する除草剤組
成物に関するものである。
物に安全であること、(2) 作物生育地域に生育する多種
類の雑草を枯死せしめる除草活性を有すること、(3) 除
草剤の除草活性が長期間持続すること、(4) 雑草の生育
期間において除草剤が有効に作用する期間の幅、いわゆ
る、「施用適期幅」が広いことなどが挙げられる。従
来、これらの要求を満足する水田用除草剤を目指して数
多くの研究が成され提案されてきた。
草剤は、除草活性において未だ改良の余地がある。即
ち、これら実用化されている除草剤は、コナギ、アゼナ
等の一年生雑草に対しては、除草活性が優れているが、
一年生雑草の中で強害雑草であるノビエに対しては雑草
活性が乏しいという問題点を有している。そこで、ノビ
エに対して高い除草活性を有する化合物として、特定の
N−置換クロロアセトアニリド(特開昭61−1639
5号)が提案されている。
の除草剤は、施用適期幅が比較的狭いという問題点を有
している。即ち、該除草剤は、ノビエに対して、2葉期
までの施用においては優れた除草活性を示すが、2葉期
を過ぎた時期、特に2.5〜3葉期に適用した場合は、
除草活性が著しく低いという問題を有する。そのため、
田植えに長期間を有する大規模農家や、休日を中心に農
作業を行う兼業農家においては、ともすれば除草剤の有
効な施用時期を過ぎてしまい、十分な除草活性が得られ
ないことがある。
ノビエに対する施用適期幅に問題があり、改良がなされ
ているが未だ十分なものではない。本発明は、前記した
除草剤に要求される該特性に優れた水田用除草剤を提供
しようとするものである。
を解決すべく鋭意研究を重ねた。その結果、前記したN
−置換クロロアセトアニリドの中の特定の化合物と、特
定のカーバメート誘導体とを組み合わせて使用すること
により、それぞれの有する除草活性を低下させることな
く、水田の強害雑草であるノビエに対する除草活性が相
乗的に作用し、2葉期までの除草活性は勿論のこと、2
葉期を過ぎ、特に2.5〜3葉期のノビエに対して、著
しく高い除草活性を発揮し得ることを見い出し、本発明
を完成するに至った。
ロ−N−(3−メトキシ−2−テニル)−2',6'−ジメ
チルアセトアニリド(以下、化合物(1) という。)及び
O−3−t−ブチルフェニル−6−メトキシ−2−ピリ
ジル(メチル)チオカルバメート(以下、化合物(2) と
いう。)を有効成分とする除草剤組成物に関するもので
ある。
る。本発明の除草剤組成物の有効成分として用いられる
化合物は、それぞれが公知の除草剤である。即ち、化合
物(1) は特公昭61−16395号公報に開示されてい
るクロロアセトアニリド系除草剤であり、その除草効果
は、ノビエ、一年生カヤツリグサ科雑草及び一年生広葉
雑草に対して優れた効果を示す。特に、生育期のノビエ
に対しては、2葉期まで優れた効果を示す。また、化合
物(2) は特公昭62−54424号公報に開示されてい
るカルバメート誘導体の除草剤であり、その除草効果は
ノビエ、タマガヤツリ、コナギ、キカシグサ等の雑草に
対して優れた除草効果を示す。特に、生育期のノビエに
対しては2葉期まで優れた効果を示す。しかしながら、
前記したいずれの化合物も、2葉期を過ぎた生育期のノ
ビエに対しては、その除草活性が低下するものである。
化合物を併用することにより、2葉期を過ぎたノビエに
対して、それぞれの化合物からは予期することができな
い極めて優れた除草活性を発現させることである。しか
も、本発明の除草剤は、それぞれの化合物の有する除草
活性が維持されるため、施用適期幅の広い水田用除草剤
として有用なものである。
(1) 及び化合物(2) は広い配合比率で使用することがで
きる。前記した配合比率としては、化合物(1) の1重量
部に対して、化合物(2) が0.1〜10重量部、好まし
くは1〜3重量部の範囲が好適である。また、化合物
(1) は、一般には水田10アール当り0.1〜50g ,
好ましくは5〜30g の有効成分量、化合物(2) は、一
般には5〜1000g ,好ましくは10〜100g の有
効成分量となるように使用すればよい。
る草種の幅を広げ、一回の施用で多種類の雑草を処理す
る、いわゆる一発処理剤として使用する目的で、他の除
草剤成分を添加混合することができる。前記した本発明
の除草剤組成物に添加し得る他の除草剤成分として好適
なものは、ベンスルフロンメチル、ピラゾスルフロンエ
チル、イマゾスルフロン等のスルホニル尿素誘導体、ピ
ラゾレート、ピラゾキシフェン等のピラゾール誘導体等
が挙げられる。
ンスルフロンメチル、即ち、(化学名)メチル−α−
(4,6-ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルス
ルファモイル)−O−トルアート(以下化合物(3) とい
う。)は、本発明の除草剤組成物に混合した場合、一年
生雑草(ノビエ、カヤツリグサ科、その他の広葉雑草)
及び多年生雑草(マツバイ、ホタルイ、ヘラオモダカ、
ウリカワ、ミズガヤツリ、オモダカ、ヒルムシロ、コウ
キヤガラ、セリ、クサネムなど)の幅広い草種に対して
高い除草活性を示し、かつ水稲に対する安全性に優れた
水田用除草剤が得られるため、極めて有用なものであ
る。前記ベンスルフロンメチル(化合物(3) )の混合割
合は、化合物(1) の1重量部に対してベンスルフロンメ
チルが0.1〜0.5重量部である。また、ベンスルフ
ロンメチルは、一般には水田10アール当り3〜10g
の有効成分量となるように使用すればよい。
ある前記化合物(1) 及び化合物(2)、更には好適な配合
成分である前記化合物(3) は、以下の化学構造式で示さ
れる。 化合物(1)
散布しても良く、担体や必要に応じては他の補助剤を混
合して調製した製剤として散布しても良い。製剤形態は
特に制限されず、従来公知の製剤形態が使用される。た
とえば粉剤、粗粉剤、微粒剤、粒剤、水和剤、乳剤、水
性懸濁製剤、顆粒状水和剤、油懸濁剤等に調製して使用
することが出来る。また、水田除草の省力化に貢献する
ために、投込み用の錠剤、袋剤、カプセルなどに調製し
て使用することができることはいうまでもないことであ
る。
際し、使用する適当な固体担体としては、従来公知のも
のが何ら制限なく使用し得る。本発明において好適に使
用される固体担体を例示すると次のとおりである。例え
ばカオリナイト群、モンモリロナイト群、アタパルジャ
ィト群あるいはジークライト等で代表されるクレー類;
タルク、雲母、葉ロウ石、軽石、バーミキュライト、石
こう、炭酸カルシウム、ドロマイト、けいそう土、炭酸
マグネシウム、石灰、リン灰石、ゼオライト、無水ケイ
酸、合成ケイ酸カルシウム等の無機物質;大豆粉、タバ
コ粉、クルミ粉、小麦粉、木粉、でんぷん、結晶セルロ
ース等の植物性有機物質;クマロン樹脂、石油樹脂、ア
ルキド樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリアルキレングリコー
ル、ケトン樹脂、エステルガム、コーパルガム、ダンマ
ルガム等の合成または天然の高分子化合物;カルナバロ
ウ、蜜ロウ等のワックス類;尿素、硫酸アンモニウム、
硝酸アンモニウム、塩化アンモニウム、塩化カリウム、
重炭酸アンモニウム、硫酸ナトリウム、硼砂、炭酸ナト
リウムあるいは砂糖類等が挙げられる。
散、湿潤、拡展、結合、崩壊性調節、有効成分安定化、
流動性改良、防錆等の目的で従来公知の界面活性剤が何
ら制限なく使用し得る。前記した界面活性剤としては、
非イオン性、陽イオン性、陰イオン性及び両イオン性の
ものが使用されるが、通常は非イオン性および(また
は)陰イオン性のものが好適に使用される。
ては、たとえば、ラウリルアルコール、ステアリルアル
コール、オレイルアルコール等の高級アルコールにエチ
レンオキシドを重合付加させたもの;イソオクチルフェ
ノール、ノニルフェノール等のアルキルフェノールにエ
チレンオキシドを重合付加させたもの;ブチルナフトー
ル、オクチルナフトール等のアルキルナフトールにエチ
レンオキシドを重合付加させたもの;パルミチン酸、ス
テアリン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸にエチレンオキ
シドを重合付加させたもの;ステアリルりん酸、ジラウ
リルりん酸、モノもしくはジアルキルりん酸にエチレン
オキシドを重合付加させたもの;ドデシルアミン、ステ
アリン酸アミド等のアミンにエチレンオキシドを重合付
加させたもの;ソルビタン等の多価アルコールの高級樹
脂酸エステルおよびそれにエチレンオキシドを重合付加
させたもの;エチレンオキシドとプロピレンオキシドを
重合付加させたもの;ジオクチルサクシネート等の多価
樹脂酸とアルコールとのエステル等があげられる。
ては、たとえば、ラウリル硫酸ナトリウム、オレイルア
ルコール硫酸エステルアミン塩等のアルキル硫酸エステ
ル塩;スルホこはく酸ジオクチルエステルナトリウム、
2−エチルヘキサンスルホン酸ナトリウム等のアルキル
スルホン酸塩;イソプロピルナフタレンスルホン酸ナト
リウム、メチレンビスナフタレンスルホン酸ナトリウ
ム、リグニンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム等のアリールスルホン酸塩;トリ
ポリリン酸ソーダ等のリン酸塩等があげられる。
来公知の補助剤が何ら制限なく使用される。前記した補
助剤は、種々の目的で用いられるが、例えば粒剤の崩壊
性等の性状を改善することにより除草効果を高めようと
する場合にも用いられる。前記した本発明において好適
に使用される補助剤を例示すると次のとおりである。カ
ゼイン、ゼラチン、アルブミン、ニカワ、アルギン酸ソ
ーダ、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコー
ル等の高分子化合物等があげられる。また、水田除草の
省力化に貢献するために投込み用の錠剤、袋剤等には発
泡性のものも好適に用いられる。該発泡性投込み剤に使
用する補助剤としては、乾燥した炭酸水素ナトリウム、
炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸水素カリウム、炭酸アンモニウム等と乾燥した
クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、マロン酸、コハク酸、フ
マル酸、リン酸、クエン酸ナトリウム、コハク酸ナトリ
ウム、フマル酸ナトリウム、リン酸ナトリウム等を同時
に用いることが挙げられる。前記した担体、界面活性剤
および補助剤は、製剤の剤型、適用場面等を考慮して、
目的に応じてそれぞれ単独にあるいは組合わせて適宜使
用される。
定されるものではなく、従来公知の方法が使用される。
例えば、水和剤の具体的な一調製方法として、各有効成
分を有機溶剤に溶かし、該溶液に界面活性剤及び担体を
加えよく粉砕混合した後、有機溶剤を除去することによ
り水和剤を得る方法がある。また、たとえば粒剤の具体
的な一調製方法として、各有効成分、界面活性剤及び水
をよく混練し、続いて、担体及び必要な場合には別種の
界面活性剤を加え、よくかきまぜた後、所定の粒径に押
し出し、乾燥することにより粒剤を得る方法がある。
例により更に詳しく説明する。なお、本発明は、実施例
のものに限定されないことはいうまでもないことであ
る。本発明は、化合物(1) と化合物(2) を併用して顕著
な相乗効果を達成する点に大きな特徴を有する。そこ
で、以下の実施例においては、定量化された相乗効果が
示されるが、ここで本発明の相乗効果の評価基準につい
て説明する。
合物は、その除草活性にそれぞれ欠点を示す場合が多く
あるが、その場合、2種の活性化合物を組合せた場合の
除草活性が、その2種の化合物の各々の活性の単純な合
計(期待される活性)、即ち期待値よりも大きくなる場
合にこれを相乗作用という。2種の除草剤の特定組合せ
による期待値は、下式により計算することができる。 [期待値]=100−[(X+Y)−(X・Y)/10
0] X:化合物(1) の残草率(%) Y:化合物(2) の残草率(%) 即ち、実際の雑草の残草率(%)が、前記した計算式に
よる期待値より小さい値を示すとき、併用による活性は
相乗効果を示すものである。なお、前記残草率とは次の
ことを意味する。まず、対象となる雑草に対して、除草
剤を施用する区分と施用しない区分とに分け、除草剤を
施用する区分において施用した時点から、一定期間(実
施例においては、20日間)雑草を成長させる。次い
で、除草剤を施用した区分、及び施用しない区分から雑
草を刈り取り、その茎葉風乾重の比(茎葉風乾重の無処
理区比%)を求めて、残草率とした。
チルスルホサクシネート3重量部、トリポリリン酸ソー
ダ3重量部、ベントナイト30重量部およびタルク6
1.1重量部をよく混合粉砕し、水を加えて混練した後
造粒乾燥し、14〜32メッシュに整粒して粒剤を得
た。 配合例2 化合物(1) 0.9重量部、化合物(2) 1.33重量部、
化合物(3) (ベンスルフロンメチル)0.17重量部、
ジオクチルスルホサクシネート3重量部、トリポリリン
酸ソーダ3重量部、ベントナイト30重量部およびタル
ク61.6重量部をよく混合粉砕し、水を加えて混練し
た後造粒乾燥し、14〜32メッシュに整粒して粒剤を
得た。 配合例3 化合物(I)5重量部、化合物(II)8重量部、化合物
(3) (ベンスルフロンメチル)1重量部、キサンタンガ
ム0.2%水溶液80重量部、ソルポール9838P
(東邦化学工業株式会社製)4重量部、サンエキスP2
01(山陽国策パルプ株式会社製)2重量部をサンドグ
ラインダーを用いて湿式粉砕し、水性懸濁製剤を得た。 配合例4 化合物(1) 2.7重量部、化合物(2) 6重量部、化合物
(3) (ベンスルフロンメチル)0.5重量部、クレー3
0重量部、ホワイトカーボン15重量部、ノイゲンEA
137(第一工業製薬株式会社製)5重量部、ソルポー
ル9047K(東邦化学工業株式会社製)7重量部、セ
ロゲン7A(第一工業製薬株式会社製)3重量部を粉砕
混合した後、水12部を加えて流動層造粒機で造粒し、
乾燥後篩別により16〜50メッシュの顆粒状水和剤を
得る。次いで、前記水和剤の50g を水溶性のフィルム
にヒートシールにより密封包着し、投込み用袋剤とし
た。 配合例5 化合物(1) 2.7重量部、化合物(2) 4重量部、化合物
(3) (ベンスルフロンメチル)0.5重量部、炭酸水素
ナトリウム40重量部、クエン酸35重量部、ケイ酸カ
ルシウム(フローライトR.徳山曹達株式会社製)7重
量部、カルボキシルメチルセルロース2重量部、及び二
酸化ケイ素(トクシールP.徳山曹達株式会社製)1
4.8重量部を充分粉砕混合した後、打錠機で200Kg
/cm2 、10分間加圧し、直径5cm、重量50g の投込
み用錠剤とした。
器に代かき状態の水田土壌(埴壌土)を充填した後、タ
イヌビエを一定量ずつ土壌表層に播種した。次いで、4
cmの深さの湛水下で育成し、2.5葉期に除草剤を施用
した。供試した化合物(1) と化合物(2) の剤型はそれぞ
れ10%水和剤であり、いずれの除草剤も水に一旦希釈
させ、施用し、20日後にタイヌビエの茎葉部風乾重を
測定した。実験は2連制で行った。結果を下記(表1)
に示す。
5000aのワグネルポットに水田土壌および化成肥料
を入れ、適量の水を加えて充分にかきまぜて水田の状態
とした。これに予め温室内で成育させた3葉期の稲苗
(品種名:アキニシキ)を2cmの深さに2本1株として
ポット当たり2株移植して、ノビエ、コナギ、アゼナ、
ホタルイの種子およびウリカワ、ミズガヤツリの塊茎を
それぞれ一定量ずつ播種した。移植5日後に配合例2
(実施例2)および3(実施例3)に示した方法に従っ
て、調整した粒剤、及び水性懸濁剤の所定量をそれぞれ
施用した。薬剤処理30日後に殺草効果および水稲薬害
程度を調査した。試験結果と各有効成分(化合物(1) 〜
(3) )の10a当たりの薬量を、下記表2に示す。ま
た、比較例1〜2として、有効成分が化合物(1) 0.9
重量部と化合物(3)0.17重量部(比較例1)、及び
化合物(2) 1.33重量部と化合物(3) 0.17重量部
(比較例2)から成るものを配合例2の方法で製剤した
粒剤0.06g を前記と同様の方法で施用した。結果を
下記表2に併記する。なお、表中の各草種に対する殺草
効果および水稲薬害程度は、下記の殺草効果および水稲
薬害程度の表の通りそれぞれ「0」から「5」までの6
段階の評点、および「−」から「++」までの4段階の符
号で表した。 <除草効果> <水稲薬害> 抑草率(%) −:正常 5:100(完全枯死) ±:僅小害 4:75〜99 +:小害 3:50〜74 ++:中害 2:25〜49 1: 1〜24 0: 0(全く効果が認められない)
4cm2 のバットに、3葉期の稲苗(品種名:コシヒカ
リ)を移植し、ノビエ、コナギ、アゼナ、ホタルイの種
子およびウリカワ、ミズガヤツリの塊茎をそれぞれ一定
量づつ播種した。移植後、ノビエが3葉期になった時点
で、配合例3(実施例4)、配合例4(実施例5)、配
合例5(実施例6)に示した方法に従って調製した水性
懸濁製剤,袋剤,錠剤の所定量をそれぞれ施用した。な
お、袋剤については所定量を水溶性フィルムに密封包着
し、錠剤については所定量を打錠機で製造した。薬剤処
理30日後に殺草効果および水稲葉害程度を調査した。
試験結果を各有効成分(化合物(1) 〜(3) )の10a当
たりの薬量を、下記表3に示す。また、比較例3〜4と
して、有効成分が化合物(1) 0.9重量部と化合物(3)
0.17重量部(比較例3)、及び化合物(2) 1.33
重量部と化合物(3) 0.17重量部(比較例4)から成
るものを配合例2の方法で製剤した粒剤1.2gを前記
と同様の方法で施用した。結果を下記表3に示す。な
お、表中の各草種に対する殺草効果および水稲薬害の評
価方法は、前記実施例2〜3と同様である。
シ−2−テニル)−2',6'−ジメチルアセトアニリド及
び0−3−t−ブチルフェニル−6−メトキシ−2−ピ
リジル(メチル)チオカルバメートの2成分を有効成分
として含有する除草剤組成物は、水田の強害雑草である
ノビエに対して極めて高い除草活性、長い残効性、広い
施用適期幅という優れた効果を発現する。本発明の前記
した実施例が示すように、各成分を単独で施用した場合
に比較して、本発明の併用系の除草剤組成物は、特に2
葉期を過ぎたノビエに対する除草活性において相乗的な
効果が発揮され、施用適期幅も広がり、かつ残効性も長
くなる。即ち、本発明の前記2成分を併用する除草剤組
成物には、夫々の有効成分の間に強力な相乗効果が存在
するものであり、この点は夫々単独の除草特性からは全
く予測されないものである。また、本発明の前記二成分
からなる除草剤組成物にベンスルフロンメチルを配合し
た組成物においては、更に効果が助長されて一年生雑草
および多年生雑草の幅広い草種に対して高い効果を示
し、かつ水稲に対して極めて安全性に優れた水田用除草
剤となる。
更に詳しくは、本発明は除草活性や施用適期幅などの特
性に優れた2−クロロ−N−(3−メトキシ−2−テニ
ル)−2',6'−ジメチルアセトアニリドとO−3−t−
ブチルフェニル−6−メトキシ−2−ピリジル(メチ
ル)チオカ−バメートとを有効成分として含有する除草
剤組成物に関するものである。
草剤は、除草活性において未だ改良の余地がある。即
ち、これら実用化されている除草剤は、コナギ、アゼナ
等の一年生雑草に対しては、除草活性が優れているが、
一年生雑草の中で強害雑草であるノビエに対しては雑草
活性が乏しいという問題点を有している。そこで、ノビ
エに対して高い除草活性を有する化合物として、特定の
N−置換クロロアセトアニリド(特公昭61−1639
5号)が提案されている。
ロ−N−(3−メトキシ−2−テニル)−2',6'−ジメ
チルアセトアニリド(以下、化合物(1) という。)及び
O−3−t−ブチルフェニル−6−メトキシ−2−ピリ
ジル(メチル)チオカ−バメート(以下、化合物(2) と
いう。)を有効成分とする除草剤組成物に関するもので
ある。
る草種の幅を広げ、一回の施用で多種類の雑草を処理す
る、いわゆる一発処理剤として使用する目的で、他の除
草剤成分を添加混合することができる。前記した本発明
の除草剤組成物に添加し得る他の除草剤成分として好適
なものは、ベンスルフロンメチル、ピラゾスルフロンエ
チル、イマゾスルフロン等のスルホニル尿素誘導体、ピ
ラゾレート、ピラゾキシフェン等のピラゾール誘導体、
ダイムロン、1−(2−クロロベンジル)−3−(α,
α−ジメチルベンジル)尿素(JC-940)等の尿素誘導体等
が挙げられる。
ンスルフロンメチル、即ち、(化学名)メチル−α−
(4,6-ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルス
ルファモイル)−O−トルエート(以下化合物(3) とい
う。)は、本発明の除草剤組成物に混合した場合、一年
生雑草(ノビエ、カヤツリグサ科、その他の広葉雑草)
及び多年生雑草(マツバイ、ホタルイ、ヘラオモダカ、
ウリカワ、ミズガヤツリ、オモダカ、ヒルムシロ、コウ
キヤガラ、セリ、クサネムなど)の幅広い草種に対して
高い除草活性を示し、かつ水稲に対する安全性に優れた
水田用除草剤が得られるため、極めて有用なものであ
る。前記ベンスルフロンメチル(化合物(3) )の混合割
合は、化合物(1) の1重量部に対してベンスルフロンメ
チルが0.1〜0.5重量部である。また、ベンスルフ
ロンメチルは、一般には水田10アール当り3〜10g
の有効成分量となるように使用すればよい。
5000aのワグネルポットに水田土壌および化成肥料
を入れ、適量の水を加えて充分にかきまぜて水田の状態
とした。これに予め温室内で成育させた3葉期の稲苗
(品種名:アキニシキ)を2cmの深さに2本1株として
ポット当たり2株移植して、ノビエ、コナギ、アゼナ、
ホタルイの種子およびウリカワ、ミズガヤツリの塊茎を
それぞれ一定量ずつ播種した。移植後、ノビエが3葉期
になった時点で配合例2(実施例2)および3(実施例
3)に示した方法に従って調製した粒剤、及び水性懸濁
剤の所定量をそれぞれ施用した。薬剤処理30日後に殺
草効果および水稲薬害程度を調査した。試験結果と各有
効成分(化合物(1) 〜(3) )の10a当たりの薬量を、
下記表2に示す。また、比較例1〜2として、有効成分
が化合物(1) 0.9重量部と化合物(3)0.17重量部
(比較例1)、及び化合物(2) 1.33重量部と化合物
(3) 0.17重量部(比較例2)から成るものを配合例
2の方法で製剤した粒剤0.06g を前記と同様の方法
で施用した。結果を下記表2に併記する。なお、表中の
各草種に対する殺草効果および水稲薬害程度は、下記の
殺草効果および水稲薬害程度の表の通りそれぞれ「0」
から「5」までの6段階の評点、および「−」から「+
+」までの4段階の符号で表した。 <除草効果> <水稲薬害> 抑草率(%) −:正常 5:100(完全枯死) ±:僅小害 4:75〜99 +:小害 3:50〜74 ++:中害 2:25〜49 1: 1〜24 0: 0(全く効果が認められない)
4m2 のバットに、3葉期の稲苗(品種名:コシヒカ
リ)を移植し、ノビエ、コナギ、アゼナ、ホタルイの種
子およびウリカワ、ミズガヤツリの塊茎をそれぞれ一定
量づつ播種した。移植後、ノビエが3葉期になった時点
で、配合例3(実施例4)、配合例4(実施例5)、配
合例5(実施例6)に示した方法に従って調製した水性
懸濁製剤,袋剤,錠剤の所定量をそれぞれ施用した。な
お、袋剤については所定量を水溶性フィルムに密封包着
し、錠剤については所定量を打錠機で製造した。薬剤処
理30日後に殺草効果および水稲葉害程度を調査した。
試験結果を各有効成分(化合物(1) 〜(3) )の10a当
たりの薬量を、下記表3に示す。また、比較例3〜4と
して、有効成分が化合物(1) 0.9重量部と化合物(3)
0.17重量部(比較例3)、及び化合物(2) 1.33
重量部と化合物(3) 0.17重量部(比較例4)から成
るものを配合例2の方法で製剤した粒剤1.2gを前記
と同様の方法で施用した。結果を下記表3に示す。な
お、表中の各草種に対する殺草効果および水稲薬害の評
価方法は、前記実施例2〜3と同様である。
シ−2−テニル)−2',6'−ジメチルアセトアニリド及
びO−3−t−ブチルフェニル−6−メトキシ−2−ピ
リジル(メチル)チオカ−バメートの2成分を有効成分
として含有する除草剤組成物は、水田の強害雑草である
ノビエに対して極めて高い除草活性、長い残効性、広い
施用適期幅という優れた効果を発現する。本発明の前記
した実施例が示すように、各成分を単独で施用した場合
に比較して、本発明の併用系の除草剤組成物は、特に2
葉期を過ぎたノビエに対する除草活性において相乗的な
効果が発揮され、施用適期幅も広がり、かつ残効性も長
くなる。即ち、本発明の前記2成分を併用する除草剤組
成物には、夫々の有効成分の間に強力な相乗効果が存在
するものであり、この点は夫々単独の除草特性からは全
く予測されないものである。また、本発明の前記二成分
からなる除草剤組成物にベンスルフロンメチルを配合し
た組成物においては、更に効果が助長されて一年生雑草
および多年生雑草の幅広い草種に対して高い効果を示
し、かつ水稲に対して極めて安全性に優れた水田用除草
剤となる。
Claims (1)
- 【請求項1】 2−クロロ−N−(3−メトキシ−2−
テニル)−2',6'−ジメチルアセトアニリド及びO−3
−t−ブチルフェニル−6−メトキシ−2−ピリジル
(メチル)チオカルバメートを有効成分とすることを特
徴とする除草剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30435392A JP3072197B2 (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 除草剤組成物 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30435392A JP3072197B2 (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 除草剤組成物 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10046379A Division JP3110012B2 (ja) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | 除草剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06128108A true JPH06128108A (ja) | 1994-05-10 |
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013180982A (ja) * | 2012-03-01 | 2013-09-12 | Mitsui Chemicals Agro Inc | 安定化された粒状農薬組成物 |
-
1992
- 1992-10-19 JP JP30435392A patent/JP3072197B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| JP2013180982A (ja) * | 2012-03-01 | 2013-09-12 | Mitsui Chemicals Agro Inc | 安定化された粒状農薬組成物 |
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