JPH06128221A - メルカプト酸の脱臭方法とその方法により得られる脱臭された生成物 - Google Patents

メルカプト酸の脱臭方法とその方法により得られる脱臭された生成物

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JPH06128221A
JPH06128221A JP5177653A JP17765393A JPH06128221A JP H06128221 A JPH06128221 A JP H06128221A JP 5177653 A JP5177653 A JP 5177653A JP 17765393 A JP17765393 A JP 17765393A JP H06128221 A JPH06128221 A JP H06128221A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メルカプト酸分解生成物から悪臭化合物を抽
出により除去する。 【構成】 臨界温度0〜135℃で、臨界圧力106
107Paである化合物よりなる超臨界流体を用いて抽
出する。その抽出はメルカプト酸のための少くとも1つ
の極性溶剤存在の下で行う。メルカプト酸としては構造
式HS−A−COOH(ここでAは 【化1】 で表わされる2価の基である)で表わされるものを用い
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメルカプト酸の脱臭方法
と、それによって得られる脱臭された生成物とに関す
る。
【0002】メルカプト酸はチオール(−SH)官能基
と酸(−COOH)官能基とを持つ周知の誘導体であ
る。それは多くの応用を持っている。例えば、チオグリ
コール酸(即ちメルカプト酢酸は酸の形で、多くの殺虫
剤および薬学的生成物の合成に、あるいは酸または塩に
された(特にアンモニウム塩、アミン塩、ナトリウム
塩、カリウム塩またはカルシウム塩)形で、金属表面の
酸洗い、硫化鉱の処理および革と獣皮との処理用に用い
られてもよい。化粧品工業においては、毛髪のパーマネ
ント−型直し(カールまたはくせ直し)用の最も広く用
いられている還元剤および脱毛乳液並にクリーム中の主
要な活性物質を構成する。同様にチオ乳酸(2−メルカ
プトプロピオン酸)は毛髪のパーマネント−型直し用還
元剤あるいは脱毛乳液並にクリームの構成要素として用
いられる。
【0003】純粋なメルカプト酸は実際には不快ではな
い僅に刺戟性の匂をもっている。しかし、実際には常に
硫化化合物例えば硫化水素と低分子量メルカプタン、特
に、メタンチオールまたはエタンチオールを含有してい
て、それは特に不快で、はき気を催す臭気を持ってい
る。非常に少量のこれら硫化化合物でも人の嗅覚を用い
て検出される存在には充分であって、この場合、鼻が最
良の検出機器である。
【0004】これら悪臭化合物の存在はメルカプト酸の
分解の種々な過程と関連づけられていて、その過程はま
だ理解が非常に不充分ではあるが、疑いもなく、空気が
ない場合でも起り得るイオン機構と遊離基機構との双方
による。更に、この分解とそれによる悪臭化合物形成と
は種々な分析技術、特にガスクロマトグラフィーにおけ
る所謂ヘッドスペース(headspace)法により
づっと監視できる。
【0005】メルカプト酸の種々な応用において、特に
化粧品的応用において採用した生成物により発散される
臭気が使用者に対して本当に迷惑を構成する。このメル
カプト酸の臭気を香料により遮蔽することが今まで行わ
れて来たが、この臭気は一般に満足すべき遮蔽を受ける
には余りにも強力である。
【0006】第84/027,866号の下に発表され
た日本特許出願第85−136,280号において、C
4−C8非芳香族炭化水素を用いての抽出によって純粋な
または水と混合したチオグリコール酸を脱臭する提案が
なされた。しかし、この抽出法は悪臭化合物の抽出を可
能にし、脱臭された酸を得ることを可能にするが、悪臭
化合物が急速に再形成され、処理によって得られる利益
を相殺する故に得られる脱臭効果は時間経過と共には持
続しなく、ある場合にはその臭気は初めの水準より高い
水準にかえりさえすることが見出された。
【0007】更に、抽出流体として超臨界流体(sup
ercritical fluid)を用いることは知
られている。超臨界流体は問題の化合物の臨界値特性よ
り高い温度と圧力とにある相であり、超臨界領域におい
ては、その化合物が気体であってもよい領域と液体であ
ってもよい領域とを分ける液/気平衡曲線は存在しな
い。超臨界流体を用いる抽出は多くの有利さを提供す
る。特に二酸化炭素を用いる場合にそうである。残留溶
剤による汚染がない。CO2の臨界温度は室温に近接し
ていて、抽出を緩和な条件の下で、非酸化環境中で行う
ことができ、CO2は非引火性で無毒の液体である。そ
のような抽出方法は例えば、P.HubertとO.
G.Vitzhum、Angew.Chem.Int.
Ed.Engl17、710−715(1978)、
F.Temelliら、Food Techn.42
(6)145−150(1988)、D.A.Moyl
er Supercritical fluids f
or extract preparation in
Distilled Beverage Flavo
r−Recent developments、J.
R.PigottとA.Paterson、Chich
ester Editions、England、El
lis Horwood Ltd(1989)、J.
W.King、Cosmetic and Toile
tries、106(8)61−67(1991)の中
に記載されている。これら凡ての方法では所望の物質を
含有する気体エキストラクトと捨てることができる液体
抽出残渣とが得られる。更に、前記のJ.W.King
の論文中に書かれているように、処理された生成物は脂
質に類似のそして非常に疎水性の非極性化合物である。
【0008】本発明は超臨界流体を用いる抽出による、
メルカプト酸の脱臭方法に関し、その方法は持続的に脱
臭された生成物を得ることを可能にする。
【0009】それ故、本発明の主題はメルカプト酸が構
造式
【化5】 [この式で、Aは2価の基、
【化6】 (この式で、nは1〜4の整数である)または2価の基
【化7】 (この式で、Rは直鎖または分枝鎖のC1−C3アルキル
基である)あるいは、2価の基
【化8】 である]で表わされ、抽出流体が臨界温度0〜135℃
と臨界圧力106〜107Paである化合物よりなる超臨
界流体であり、方法が少くとも1つのメルカプト酸用の
極性溶剤存在の下に行われることを特徴とする、前記流
体を用いる、処理に付せられるメルカプト酸中に含有さ
れる悪臭の分解生成物の大部分を分離、抽出することか
らなる、抽出流体を用いるメルカプト酸の脱臭方法であ
る。好ましく用いられる超臨界流体状態にある化合物は
二酸化炭素(CO2)である。
【0010】処理されるメルカプト酸は好ましくはメル
カプト酢酸またはメルカプトプロピオン酸であるが、4
−メルカプトブタン酸と3−メルカプトプロピオン酸と
ジメルカプトスクシン酸もまた挙げてもよい。
【0011】極性溶剤は好ましくは、水と直鎖または分
枝鎖C1−C51価アルコールとC2−C6ジオールとC3
−C6ポリオールとそれらの混合物とよりなる群から選
択する。
【0012】1価アルコールはメタノールとエタノール
と1−プロパノールと2−プロパノールと1−ブタノー
ルと2−ブタノールと2−メチルプロパノールと1−ペ
ンタノールとからなる群から選択してもよい。
【0013】ジオールは有利には、エチレングリコール
と1,2−プロパンジオールと1,3−プロパンジオー
ルと1,3−ブタンジオールと2,3−ブタンジオール
と1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオー
ルとよりなる群から選択する。
【0014】ポリオールは有利にはグリセロールである
ことができる。
【0015】水は処理を受けるメルカプチドの多くの応
用において、処理に引続く除去を必要としないので好ま
れる溶剤である。
【0016】抽出を行うための溶剤の存在は必要であ
る。事実、試験では、構造式化5で表わされるメルカプ
ト酸、特にメルカプト酢酸は超臨界流体、特に超臨界C
2とはあらゆる割合で混合でき、その混合物は不連続
性を示さず、それ故唯単一相形を示し、抽出を行うこと
は不可能である。このことは技術に熟達した人をして、
理論的に、メルカプト酸の脱臭のためには超臨界流体に
よる如何なる処理も不可能にする。本発明に従えば、抽
出媒質に極性溶剤を導入することにより、少くとも2つ
の相の形成で混合の切れ目が生じ、メルカプト酸中の悪
臭化合物が超臨界流体で抽出され、抽出媒質の圧力を低
下すると、抽出流体により除去され、残渣は用いた極性
溶剤中のメルカプト酸溶液よりなることが見出された。
【0017】それ故、本発明の方法は脱臭され、明白な
やや刺戟性な匂をもったメルカプト酸を得ることを可能
にする。それが脱臭されると云うことは必ずしもそれが
純粋であることは意味しない。事実無臭の不純物を含有
するかもしれない。さらに、全く期待されていなかった
ことであるが、室温で、空中酸素から保護されての、メ
ルカプト酸溶液の少くとも2ケ月の貯蔵後でも人の嗅覚
によっては悪臭化合物の存在を検出できないことが見出
された。従って、鼻によって検出されない故に、悪臭化
合物は再形成されないかあるいは非常に少くでしか再形
成されない。
【0018】溶剤はメルカプト酸に対し1〜99wt%
の量で用いられる。それはメルカプト酸あるいは使用さ
れる超臨界流体の何れに加えてもよい。導入できる溶剤
量はメルカプト酸中および抽出流体中へのその溶剤の最
大溶解度により限定される。
【0019】超臨界流体が二酸化炭素である場合、濃度
0.1〜14mol/l、好ましくは1〜10mol/
lのメルカプト酸水性溶液を用いることが好ましい。
【0020】本発明に従えば、使用する超臨界流体量に
対しての抽出効率は不活性ガス例えばヘリウム、窒素ま
たはアルゴン存在の下で抽出を行うことにより改善され
てもよい。この不活性ガスは抽出媒質中に、個別にある
いは超臨界流体との混合物の形で導入してもよい。
【0021】本発明に従えば、抽出は連続、半連続ある
いは不連続様式の何れで行ってもよい。
【0022】操作を不連続様式で行う場合、メルカプト
酸と極性溶剤と、適当な場合には、不活性ガスとを反応
器中に導入し、密閉した反応器中で得られる臨界圧と臨
界温度とのために手配する。生成物を、好ましくは撹拌
し乍ら、5〜30分間続く1サイクル接触させておき、
その間に超臨界流体が悪臭化合物を取り込む。それから
減圧により抽出流体を除去する。1またはそれ以上のサ
イクルを、適当ならば同じ条件で行い、脱臭されたメル
カプト酸溶液を集める。
【0023】操作を半連続様式で行う場合、メルカプト
酸と極性溶剤とを導入し、反応器を抽出流体で満し、反
応器中の圧力と温度とを臨界の圧力と温度以上の値にす
る。超臨界流体を用いる洗浄流れを特定の期間設定す
る。その流れは一定でも変化させてもよく、この流れは
装置に左右される。超臨界CO2の場合、流れは一般的
には0.5〜3kg/hrであるが、この流れは(メル
カプト酸/溶剤)混合物量に関連させるのが好ましい。
水性溶液中のメルカプト酢酸と超臨界CO2との場合、
二酸化炭素流は(メルカプト酢酸/溶剤)混合物1kg
当り1〜30kg/hrである。最後に超臨界流体の流
れを停止させ、メルカプト酸溶液を集める。
【0024】操作を連続様式で行う場合、(メルカプト
酸/溶剤)混合物の抽出は分離塔で並流または向流操作
をとる超臨界流体を用いて行う。抽出される混合物と超
臨界流体との両方の連続流れが設定される。2つの流れ
の比は所望の分離効率に従ってきめる。
【0025】二酸化炭素の分離後集められた脱臭された
液体残渣はメルカプト酸と大部分の溶剤とよりなり、そ
れはことによれば少量の抽出流体、例えばCO2を含有
している。得られた脱臭されたメルカプト酸溶液は、空
中酸素から保護されて、適当ならば残留抽出流体例えば
CO2を除去することなく、メルカプト酸との化学的適
合性で知られている容器中に注意深く包装される。
【0026】しかし、特に溶剤が水以外である場合に
は、溶剤を貯蔵前に、どんな既知の方法ででも除去する
ことができる。
【0027】用いた抽出法に関係なく、抽出流体は既知
の方法例えば活性炭床の通過によつて精製することによ
り抽出された化合物を取り除いた後再循環してもよい。
【0028】本発明の主題はまた、本発明の方法により
得られる脱臭された生成物でもある。
【0029】化5でも表わされる脱臭されたメルカプト
酸溶液はその生成物について既知の凡ての工業的応用に
用いられてもよい。メルカプト酸は一般に、その応用に
従って処方が変る組成物中で他の成分と組合されてい
る。脱臭の効能は、不快な臭気を持っていてはならな
い、そしてその他の成分が不快な臭気を持っていないど
んな組成物中にでも、不快臭をつけることなく用いるこ
とを可能にしている。例として、チオール例えば不快臭
を持っていないシステインまたはシステアミンとの組合
せの可能性を挙げてもよい。
【0030】用いる組成物が悪臭化合物の形成を誘発し
て脱臭の利益の喪失を起させ易い成分を含有している場
合、得られたメルカプト酸溶液を個別に包装し、最終段
階で適用に必要な量の組成物を調製するのが有利であり
得る。
【0031】説明として、そして限定を暗示することな
く以下に与えた実施例は得られた本発明のよりよい理解
を可能にするであろう。
【0032】実施例1〜6は本発明の脱臭方法を説明す
る。
【0033】実施例1〜3の実験は図1において線図で
示されている、連続様式で動く抽出反応器中で行われ
た。装置は耐圧性の鋼鉄製ケーシング1aとふた1bと
からなる反応器1を含んでいる。その反応器1は2で線
図的に示されている撹拌並に加熱システムが設備されて
いる。抽出流体は貯蔵器3中に加圧の下に貯蔵され、液
体状態の抽出流体で反応器を満すように、凝縮器4を通
じて反応器1に急送する。反応器1には安全弁5がつけ
られている。それは弁6を通じて、反応器のゆっくりし
た減圧を実施する絞り弁(図示せず)に接続する。
【0034】
【実施例1】メルカプト酢酸92g/l(1M)を含有
する水性溶液35mlを、容量100mlをもつ反応器
1に導入する。それから反応器を、60bar、20℃
のCO2瓶からなる貯蔵器3から8℃の液状二酸化炭素
で満す。反応器1を分離した後、その内容物を60℃に
する。観測された圧力は145×105Paである。反
応器1の内容物を20分間撹拌しておく。それから、長
さ30cm、内径50μmの管よりなる絞り弁中に流れ
を放出させる弁6を開ける。圧力50barになった時
装置を8℃に冷却し、抽気し、そして今記載したものと
同じの第2回サイクルを行う。
【0035】最早化合物の初めの吐き気を起させる臭気
を持たず、やや、刺戟性臭気をもつ得られたメルカプト
酢酸の水性溶液を抜き出す。
【0036】
【実施例2】メルカプト酢酸368g/l(4M)を含
有する水性溶液50mlを反応器1中に導入する。その
反応器を60bar、15℃の液体CO2で満し、内容
物を圧力が110×105Paに達するまで41℃に加
熱する。接触時間は15分間である。引続き2つのサイ
クルを実施する。
【0037】得られたメルカプト酢酸の溶液は最早吐き
気を催す臭気をもたない。
【0038】
【実施例3】メルカプト酢酸92g/l(1M)を含有
する水性溶液50mlについて、実施例1における如く
抽出サイクルを行う。液体二酸化炭素を60bar、2
0℃で導入し、それから反応器の内容物を35℃にし、
圧力を、気体のヘリウムを用いて130×105Paに
調節する。
【0039】集められたメルカプト酢酸の水性溶液は最
早吐き気を催す臭気を持たない。
【0040】以下の実施例4〜6は図2で線図的に示し
た装置で半連続様式で実施された。この装置は抽出流体
の循環と加圧とのため、ポンプ22により送り込まれる
オートクレーブ21を含んでいる。ポンプ22の上流
に、抽出流体を液化するための凝縮器23が配置されて
いる。ポンプ22の下流には抽出のための温度条件に抽
出流体をするように熱交換器24を具備してある。熱交
換器25はオートクレーブの温度を調節することを可能
にしている。オートクレーブ21からの放出において、
材料の流れは一部はマイクロメーター弁26を通じて抜
き出され、一部はマイクロメーター弁27を通じて再循
環され、これら2つの弁の相対的な調節で抽出圧力の調
節を行う。抽出流体の送入は逆止め弁28を通じ容器2
9から凝縮器23に向って行われる。オートクレーブ2
1の排出は弁30を通じて行う。
【0041】
【実施例4】オートクレーブ21にメルカプト酢酸18
4g/l(2M)を含有する水性溶液100mlを入れ
る。全装置を液体CO2で加圧した後、超臨界CO2の流
れを次の抽出条件: 圧 力 :250×105Pa 温 度 :40℃ 循環流速:2.4kg/h の下に、ポンプ22により設定する。抽出時間は20分
間にきめる。オートクレーブ21の減圧と抜き出しの後
メルカプト酢酸溶液は最早初めの不快臭を持たない。
【0042】
【実施例5】オートクレーブ21にメルカプト酢酸18
4g/l(2M)を含有する水−アルコール性溶液10
0Mlを入れる。その溶剤は水中に10質量(mas
s)%の割合で溶解させた2−プロパノールよりなる。
超臨界CO2の流れを次の抽出条件: 圧 力 :200×105Pa 温 度 :35℃ 循環流速:2.1kg/h 抽出時間は20分間にきめる。減圧と抜き出し後、その
水−アルコール性溶液は初めの不快臭を最早もたない。
【0043】
【実施例6】オートクレーブ21にメルカプト酢酸18
4g/l(2M)を含有する溶液100mlを入れる。
溶剤は水中に3質量(mass)%の割合で溶解したグ
リセロールよりなる。抽出条件: 圧 力 :200×105Pa 温 度 :35℃ 循環流速:2.1kg/h である。抽出時間20分間は非常に明確な嗅覚的結果に
配慮されていて、溶液は最早初めの不快臭を持っていな
い。
【0044】実施例7〜13は本発明に従うメルカプト
酢酸溶液の応用に関する。
【0045】
【実施例7】次のものを調製する。 A 還元組成物 この調製は違った瓶中に貯蔵されている2つの溶液から
行われる。 溶液(a) 活性物質36%含有する脱臭されたメルカプト酢酸の水性溶液 25g 溶液(b) 名称“AROMOX DMMCD/W”の下に“AKZO”社により市販さ れているラウリルアミンオキシド 2g エチレンジアミンテトラ酢酸 0.15g モノエタノールアミン 充分量 pH9.0 脱イオン水 充分量 75g 溶液(a)を溶液(b)と混合した後、pH9.0を持
つ還元組成物が得られる。
【0046】この還元組成物は予めカールクリップに巻
かれてある湿った毛髪に適用され、それから毛髪をプラ
スチックボンネットで蔽い、組成物を室温で15分間作
用させておく。それから毛髪を水で充分にすすぎ、それ
からBで述べる酸化組成物を適用する。
【0047】B 酸化組成物 過酸化水素 2g 錫酸ナトリウム 0.015g ラウリル硫酸アンモニウム 1.4g 蛋白質水解物 0.6g クエン酸 0.5g 香 料 充分量 脱イオン水 充分量 100g
【0048】酸化組成物を5分間作用させておき、それ
から毛髪をほどき、その組成物を更に3分間作用させて
おく。最後に毛髪を水で豊富にすすぐ。
【0049】美容院ドライヤーで乾燥後は、毛髪が良好
な程度のカールを持った美しい巻毛をもつことが認めら
れる。
【0050】操作者の嗅覚では操作中どんな吐き気を催
す臭の出現も検知できなかった。
【0051】
【実施例8】実施例7に記載と同じ手順を用い、次の還
元並に酸化組成物を用いて毛髪のパーマネント−型直し
を行った。 A 還元組成物 溶液(a) 活性物質18%を含有する脱臭されたメルカプト酢酸の水性溶液 50g 溶液(b) 名称“AROMOX DMMCD/W”の下で“AKZO”社により 市販されているラウリルアミンオキシド 0.9g ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム塩 0.15g 香 料 充分量 アンモニア溶液(水中20%) 充分量 pH7.8 脱イオン水 充分量 50g
【0052】混合すると、pH7.8の組成物を得る。
【0053】B 酸化組成物 実施例7に記載と同じ酸化組成物を用いる。
【0054】操作者の嗅覚は操作中どんな吐き気を催す
臭の出現も検知できなかった。
【0055】
【実施例9】実施例7に記載と同じ手順で、次の還元並
に酸化組成物を用いて毛髪のパーマネント−型直しを行
った。 A 還元組成物 溶液(a) 活性物質22%を含有する、脱臭されているメルカプト酢酸の水性溶液 50g 溶液(b) 名称“AROMOX DMMCD/W”の下で“AKZO”社により 市販されているラウリルアミンオキシド 0.9g 香 料 充分量 アンモニア溶液(水中20%) 充分量 pH8.2 脱イオン水 充分量 50g
【0056】混合するとpH8.2の組成物が得られ
る。
【0057】B 酸化組成物 実施例7に記載と同じ酸化組成物を用いた。
【0058】操作者の嗅覚では、操作中にどんな吐き気
を催す臭気の出現も検知できなかった。
【0059】
【実施例10】実施例7に記載と同じ手順で、次の還元
並に酸化組成物を用いて毛髪のパーマネント−型直しを
行った。 A 還元組成物 溶液(a) 活性物質18%を含有する、脱臭されたメルカプト酢酸の水性溶液 50g 溶液(b) システイン 4.5g 名称“MYRJ 45”の下に“ICI”社により市販されているエチレン オキシド8molでポリエチレン化されているステアリン酸エステル 0.85g 防腐剤 0.35g 香 料 充分量 アンモニア溶液 充分量 pH8.8 脱イオン水 充分量 50g
【0060】混合すると、pH8.8の組成物を得る。
【0061】B 酸化組成物 過酸化水素(20容量) 40g クエン酸 充分量 pH3.2 脱イオン水 充分量 100g
【0062】操作者の嗅覚では、操作中どんな吐き気を
催す臭気の出現も検知できなかった。
【0063】
【実施例11】実施例7に記載と同じ手順で、次の還元
並に酸化組成物を用いて、毛髪のパーマネント−型直し
を行った。 A 還元組成物 溶液(a) 活性物質18%を含有する、脱臭されたメルカプト酢酸の水性溶液 40g 溶液(b) システアミン塩酸塩 6.0g 名称“AROMOX DMMCD/W”の下で“AKZO”社により 市販されているラウリルアミンオキシド 2g 防腐剤 0.15g 香 料 充分量 モノエタノールアミン 充分量 pH7.8 脱イオン水 充分量 60g
【0064】混合して、pH7.8の組成物を得る。
【0065】B 酸化組成物 臭酸ナトリウム 8g トリエタノールアミン 充分量 pH8 リン酸1ナトリウム、水和物(12H2O) 0.3g リン酸3ナトリウム、水和物 0.5g 名称“TEGOBETAINE HS”の下に“GOL
DSCHMIDT”社により市販されているコカアミド
プロピルベタイン 1g 香 料 充分量 脱イオン水 充分量 100g
【0066】操作者の嗅覚では操作中どんな吐き気を催
す臭気の出現も検知できなかった。
【0067】
【実施例12】次のものを用いた。 A 還元組成物 単一の瓶に貯蔵され、次の組成を持つもの 活性物質36%を含有する、脱臭されたメルカプト酢酸の水性溶液 25g 名称“AROMOX DMMCD/W”の下に“AKZO”社で 市販されているラウリルアミンオキシド 2g エチレンジアミン四酢酸 0.15g モノエタノールアミン 充分量 pH9 脱イオン水 充分量 100g
【0068】この還元組成物を予めカールクリップに巻
きつけた湿った毛髪に適用し、それからその毛髪をプラ
スチックボンネットで蔽い、その後その組成物を室温で
15分間作用させておく。それからその毛髪を水で豊富
にすすぎ、次の酸化組成物を適用する。 B 酸化組成物 過酸化水素 2g 錫酸ナトリウム 0.015g ラウリル硫酸アンモニウム 1.4g 蛋白質水解物 0.6g クエン酸 0.5g 香 料 充分量 脱イオン水 充分量 100g
【0069】操作者の嗅覚では、操作中どんな吐き気を
催す臭気の出現も検知できなかった。
【0070】
【実施例13】次のものを調製する。 A 異なる瓶中に貯蔵される2つの溶液からの、くせ直し用還元組成物 溶液(a) 活性物質18%を含有する、脱臭されたメルカプト酢酸の水性溶液 50g 溶液(b) 名称“CARBOPOL 934”の下に“GOODRICH”社で 市販されているポリアクリル酸 8g アンモニア溶液(水中20%) 充分量 pH8.2 香 料 充分量 脱イオン水 充分量 50g
【0071】溶液(a)を溶液(b)と混合すると、p
H8.2の、くせ直し用還元組成物を得る。
【0072】この組成物を湿った、初め縮れ毛の毛髪に
適用し、それを真直ぐにするよう櫛でなでつける。さら
し時間10分後、その毛髪を水で豊富にすすぎ、次の酸
化組成物を適用する。 B 酸化組成物 過酸化水素 2g 錫酸ナトリウム 0.015g ラウリル硫酸アンモニウム 1.4g 蛋白質水解物 0.6g クエン酸 0.5g 香 料 充分量 脱イオン水 充分量 100g
【0073】酸化組成物を5分間作用させておき、それ
から毛髪を水で豊富にすすぐ。
【0074】操作者の嗅覚は、操作の間、どんな吐き気
を催すような臭気の出現も検知できなかった。
【0075】
【実施例14】 脱毛組成物 次のものを調製する。 溶液(a) 活性物質18%を含有する、嗅覚されたメルカプト酢酸の水性溶液 20g 溶液(b) 尿 素 5g 炭酸カルシウム 1g セチル/ステアリルアルコールとオキシエチレン化された セチル/ステアリルアルコール(80:20混合物) 10g 香 料 充分量 脱イオン水 充分量 80g
【0076】使用時に溶液(a)を溶液(b)と混合
し、pHを水酸化カルシウムの添加によって11.2に
調節する。
【0077】この組成物を皮膚に適用し、10分間作用
させておき、それから皮膚を水で豊富にすすぐ。
【0078】操作者の嗅覚では、操作の間どんな吐き気
を催すような臭気の出現を検知できなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1〜3の抽出操作を行う装置の線図的説
明図である。
【図2】実施例4〜6の抽出操作を行う装置の線図的説
明図である。
【符号の説明】
1 反応器 2 撹拌並に加熱システム 3 貯蔵器 4 凝縮器 5 安全弁 6 弁 21 オートクレーブ 22 ポンプ 23 凝縮器 24 熱交換器 25 熱交換器 26 マイクロメーター弁 27 マイクロメーター弁 28 逆止め弁 29 容器 30 弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エリク、ラポワリー フランス国ヴィルモンブル93250、リュ ー・ジャンヌ・ダルク 4番ビス (72)発明者 ヴェロニク、ギュルファン フランス国ル・プレシス・ロバンソン 92350、リュー・デ・スールス 18番 (72)発明者 ジェラール、マル フランス国ヴィリエ・シュール・モラン 77580、グランド・リュー 18番

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メルカプト酸が構造式 【化1】 [この式で、Aは2価の基 【化2】 (この式で、nは1〜4の整数である)あるいは2価の
    基 【化3】 (この式で、Rは直鎖または分枝鎖のC1−C3アルキル
    基である)あるいは、2価の基 【化4】 である]で表わされ、抽出流体が、臨界温度0〜135
    ℃で、臨界圧力106〜107Paである化合物より成る
    超臨界流体であり、メルカプト酸のための少くとも1つ
    の極性溶剤存在の下で行われる、メルカプト酸中に含有
    される悪臭の分解生成物の大部分を前記抽出流体を用い
    て分離、抽出することからなる、メルカプト酸の脱臭方
    法。
  2. 【請求項2】 用いられる超臨界流体の状態の化合物が
    二酸化炭素である、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 メルカプト酸がメルカプト酢酸またはメ
    ルカプトプロピオン酸である、請求項1または2に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 極性溶剤を、水と直鎖または分枝鎖のC
    1−C51価アルコールとC2−C6ジオールとC3−C6
    リオールとそれらの混合物とからなる群から選択する、
    請求項1〜4の何れかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 1価アルコールを、メタノールとエタノ
    ールと1−プロパノールと2−プロパノールと1−ブタ
    ノールと2−ブタノールと2−メチルプロパノールと1
    −ペンタノールとよりなる群から選択する、請求項4に
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 ジオールを、エチレングリコールと1,
    2−プロパンジオールと1,3−プロパンジオールと
    1,3−ブタンジオールと2,3−ブタンジオールと
    1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオール
    とからなる群から選択する、請求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】 ポリオールがグリセロールである、請求
    項4に記載の方法。
  8. 【請求項8】 極性溶剤をメルカプト酸に対して1〜9
    9重量%の量で用いる、請求項1〜5の何れかに記載の
    方法。
  9. 【請求項9】 1l当り0.1〜14molの濃度を持
    つメルカプト酸水性溶液を用いる、請求項2に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 抽出を不活性気体化合物存在の中で行
    う、請求項1〜9の何れかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 不活性気体化合物を、ヘリウムと窒素
    とアルゴンとよりなる群から選択する、請求項10に記
    載の方法。
  12. 【請求項12】 メルカプト酸と極性溶剤と抽出流体
    と、適当ならば不活性気体とを反応器中に導入し、密閉
    した反応器中の圧力と温度との条件を超臨界状態にし、
    反応器中の生成物を5〜30分間接触させておき、抽出
    流体を減圧により除去し、そのサイクルを、適当ならば
    同一条件で更に1回またはそれ以上行い、そして脱臭さ
    れたメルカプト酸を集めることを特徴とする、不連続様
    式で行う、請求項1〜11の何れかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 メルカプト酸と極性溶剤とを反応器中
    に導入し、その反応器を抽出流体で満し、反応器中の圧
    力と温度とを臨界圧と臨界温度とを越える値にし、それ
    から超臨界流体を用いる洗浄流を特定期間持続するサイ
    クルで設定し、流れを停止し、反応器の減圧を行い、そ
    して脱臭されたメルカプト酸を集めることを特徴とす
    る、半連続様式で行う、請求項1〜11の何れかに記載
    の方法。
  14. 【請求項14】 抽出流体が二酸化炭素であり、流れが
    0.5〜3kg/hrである、請求項2と13との記載
    に同時に従う方法。
  15. 【請求項15】 メルカプト酸とメルカプト酢酸であ
    り、CO2の流れが(メルカプト酢酸/極性溶剤)混合
    物1kg当り1〜30kg/hrである、請求項14に
    記載の方法。
  16. 【請求項16】 操作を分離塔内で連続様式で行う、請
    求項1〜11の何れかに記載の方法。
  17. 【請求項17】 抽出流体から悪臭不純物を除去し、そ
    の抽出流体を再循環する、請求項12〜15の何れかに
    記載の方法。
  18. 【請求項18】 請求項1〜17の何れかに従って得ら
    れる脱臭された生成物。
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