JPH06129301A - 空冷エンジンの冷却フィン - Google Patents
空冷エンジンの冷却フィンInfo
- Publication number
- JPH06129301A JPH06129301A JP27877792A JP27877792A JPH06129301A JP H06129301 A JPH06129301 A JP H06129301A JP 27877792 A JP27877792 A JP 27877792A JP 27877792 A JP27877792 A JP 27877792A JP H06129301 A JPH06129301 A JP H06129301A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling
- air
- engine
- cooling fins
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】型割り部における冷却風の通路を充分に確保し
ながら冷却フィンの容量を大きくでき、冷却効率の向上
を図ることができる冷却フィンを提供する。 【構成】この空冷エンジンの冷却フィンは、シリンダ1
1の型抜き方向がシリンダ冷却風の流れ方向と一致する
冷却フィン57を有する空冷エンジンにおいて、冷却風
の流れの向きに対向するシリンダ締付ボス63間の範囲
の冷却フィン57aを他のフィン部分の冷却フィン57
より肉厚に形成したものである。
ながら冷却フィンの容量を大きくでき、冷却効率の向上
を図ることができる冷却フィンを提供する。 【構成】この空冷エンジンの冷却フィンは、シリンダ1
1の型抜き方向がシリンダ冷却風の流れ方向と一致する
冷却フィン57を有する空冷エンジンにおいて、冷却風
の流れの向きに対向するシリンダ締付ボス63間の範囲
の冷却フィン57aを他のフィン部分の冷却フィン57
より肉厚に形成したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小型車両に用いられ
る空冷エンジンの冷却フィンに関する。
る空冷エンジンの冷却フィンに関する。
【0002】
【従来の技術】空冷エンジンでは、シリンダの外周に多
数枚の冷却フィンが突設され、冷却ファンのファン駆動
により冷却風がシリンダの冷却フィンに強制的に案内さ
れ、この冷却風でシリンダの熱を奪ってシリンダの冷却
を図るようにしている。
数枚の冷却フィンが突設され、冷却ファンのファン駆動
により冷却風がシリンダの冷却フィンに強制的に案内さ
れ、この冷却風でシリンダの熱を奪ってシリンダの冷却
を図るようにしている。
【0003】従来の冷却フィンは、シリンダの鋳造時に
おける軸線方向の型割り位置に向って抜勾配が設けられ
るので、できあがった冷却フィンはその先端部と型割り
位置とでは抜勾配分だけ型割り位置側のフィン肉厚が先
端部側より厚くなり、テーパ付きの冷却フィン形状とな
らざるを得ない。
おける軸線方向の型割り位置に向って抜勾配が設けられ
るので、できあがった冷却フィンはその先端部と型割り
位置とでは抜勾配分だけ型割り位置側のフィン肉厚が先
端部側より厚くなり、テーパ付きの冷却フィン形状とな
らざるを得ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】強制空冷エンジンで
は、エンジンに当たる冷却風を風上側から風下側へ極力
抵抗を少なくして通さないと通過風量が少なくなるので
冷却効率が減少する。また2サイクルエンジンのシリン
ダでは、冷却風の流れ方向がシリンダの型抜き方向と一
致する場合、前述の冷却フィンの抜勾配の影響により型
割り部のフィン肉厚が厚くなっていることから、冷却効
率をアップさせるために、冷却フィンを大型(肉厚)化
した場合や冷却フィンのピッチを細かくした場合には型
割り部側での冷却フィン間の間隔を確保することが難し
くなる。
は、エンジンに当たる冷却風を風上側から風下側へ極力
抵抗を少なくして通さないと通過風量が少なくなるので
冷却効率が減少する。また2サイクルエンジンのシリン
ダでは、冷却風の流れ方向がシリンダの型抜き方向と一
致する場合、前述の冷却フィンの抜勾配の影響により型
割り部のフィン肉厚が厚くなっていることから、冷却効
率をアップさせるために、冷却フィンを大型(肉厚)化
した場合や冷却フィンのピッチを細かくした場合には型
割り部側での冷却フィン間の間隔を確保することが難し
くなる。
【0005】一方、特に2サイクルエンジンのシリンダ
の場合、エキゾースト通路の上部に冷却風を通すことが
エンジン冷却上重要となるが、このエキゾースト通路の
上部に型割り部が位置してしまうと抜勾配を充分に考慮
した冷却フィンを得ることが困難になる。
の場合、エキゾースト通路の上部に冷却風を通すことが
エンジン冷却上重要となるが、このエキゾースト通路の
上部に型割り部が位置してしまうと抜勾配を充分に考慮
した冷却フィンを得ることが困難になる。
【0006】さらに冷却フィンを薄くして間隔を大きく
とると同時に冷却フィンの枚数を多くするようにする
と、エンジンの熱を冷却フィンの先端まで伝えて効率よ
く放熱することができず、また冷却フィンを薄肉化する
と鋳造時に湯回りが悪く、不良品の発生率が高くなり、
バリ取り作業も容易でなく、特にエキゾースト通路上部
と冷却フィンとで囲まれた部分は手作業でもバリを取る
ことが容易でない。
とると同時に冷却フィンの枚数を多くするようにする
と、エンジンの熱を冷却フィンの先端まで伝えて効率よ
く放熱することができず、また冷却フィンを薄肉化する
と鋳造時に湯回りが悪く、不良品の発生率が高くなり、
バリ取り作業も容易でなく、特にエキゾースト通路上部
と冷却フィンとで囲まれた部分は手作業でもバリを取る
ことが容易でない。
【0007】この発明は、上述した事情を考慮してなさ
れたもので、型割り部における冷却風の通路を充分に確
保しながら冷却フィンの容量を大きくでき、冷却効率の
向上を図ることができる空冷エンジンの冷却フィンを提
供することを目的とする。
れたもので、型割り部における冷却風の通路を充分に確
保しながら冷却フィンの容量を大きくでき、冷却効率の
向上を図ることができる空冷エンジンの冷却フィンを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明に係る空冷エンジンの冷却フィンは、シリ
ンダの型抜き方向がシリンダ冷却風の流れ方向と一致す
る冷却フィンを有する空冷エンジンにおいて、冷却風の
流れの向きに対向するシリンダ締付ボス間の範囲を他の
フィン部分より肉厚に形成したものである。
め、この発明に係る空冷エンジンの冷却フィンは、シリ
ンダの型抜き方向がシリンダ冷却風の流れ方向と一致す
る冷却フィンを有する空冷エンジンにおいて、冷却風の
流れの向きに対向するシリンダ締付ボス間の範囲を他の
フィン部分より肉厚に形成したものである。
【0009】
【作用】上記の構成により、冷却風が通り抜けない部分
の冷却フィンは肉厚となっているので冷却効率が高ま
り、冷却風が通り抜ける部分の冷却フィンは薄くなって
いるので冷却フィンの間隔が大きく、風の通りがよくな
って熱を効率よく持ち去る。これらによりシリンダの冷
却効率が高められる。
の冷却フィンは肉厚となっているので冷却効率が高ま
り、冷却風が通り抜ける部分の冷却フィンは薄くなって
いるので冷却フィンの間隔が大きく、風の通りがよくな
って熱を効率よく持ち去る。これらによりシリンダの冷
却効率が高められる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0011】図1はこの発明を適用したスクータ型車両
の概略図を示すものである。このスクータ型車両にはダ
ウンフレームを採用した車体フレーム1の中央下部にパ
ワーユニットを構成するエンジンユニット2が揺動自在
に設けられる。エンジンユニット2は2サイクルエンジ
ン等のエンジン3とこのエンジン3からの駆動力を後輪
4に伝達する動力伝達装置5とを有する。エンジン3は
エンジンカバー6で覆われている。
の概略図を示すものである。このスクータ型車両にはダ
ウンフレームを採用した車体フレーム1の中央下部にパ
ワーユニットを構成するエンジンユニット2が揺動自在
に設けられる。エンジンユニット2は2サイクルエンジ
ン等のエンジン3とこのエンジン3からの駆動力を後輪
4に伝達する動力伝達装置5とを有する。エンジン3は
エンジンカバー6で覆われている。
【0012】動力伝達装置5は図2に示すようにVベル
ト変速機構7、遠心クラッチ機構8および減速機構とし
てのミッション機構9を順次動力的に連結して構成され
る。
ト変速機構7、遠心クラッチ機構8および減速機構とし
てのミッション機構9を順次動力的に連結して構成され
る。
【0013】一方、エンジン4は、2つ割り構造のクラ
ンクケース10とシリンダ11およびシリンダヘッド1
2を一体的に組み合せて構成され、シリンダ11内のシ
リンダ室13内にピストン14が摺動自在に収容され、
このピストン14の摺動による駆動力はコンロッド15
を介してドライブシャフトであるクランクシャフト16
に伝達され、このクランクシャフト16を回転駆動させ
るようになっている。
ンクケース10とシリンダ11およびシリンダヘッド1
2を一体的に組み合せて構成され、シリンダ11内のシ
リンダ室13内にピストン14が摺動自在に収容され、
このピストン14の摺動による駆動力はコンロッド15
を介してドライブシャフトであるクランクシャフト16
に伝達され、このクランクシャフト16を回転駆動させ
るようになっている。
【0014】クランクシャフト16は軸受18,18に
回転自在に支持される一方、クランクケース10を貫い
て両側方に突出しており、一方のクランクシャフト16
にはVベルト変速機構7のドライブプーリ20が軸装さ
れる。Vベルト変速機構7のドリブンプーリ21はミッ
ション機構9のドライブシャフト22に回転フリーに装
着され、両プーリ20,21間にVベルト23が掛け渡
される。ドリブンプーリ21は遠心クラッチ機構8を介
してドライブシャフト22に連結される。
回転自在に支持される一方、クランクケース10を貫い
て両側方に突出しており、一方のクランクシャフト16
にはVベルト変速機構7のドライブプーリ20が軸装さ
れる。Vベルト変速機構7のドリブンプーリ21はミッ
ション機構9のドライブシャフト22に回転フリーに装
着され、両プーリ20,21間にVベルト23が掛け渡
される。ドリブンプーリ21は遠心クラッチ機構8を介
してドライブシャフト22に連結される。
【0015】ミッション機構9のドライブシャフト22
は軸受24,24を介して左側クランクケース10aの
ケース半体から後方に延びるケース延長部26とミッシ
ョンケース27に回転自在に支持され、ミッション機構
9を介して後輪4の車軸28に連結される。ミッション
機構9はクランクケース10aのケース延長部26とミ
ッションケース27で囲まれたウェットチャンバのミッ
ション室29内に収容される。
は軸受24,24を介して左側クランクケース10aの
ケース半体から後方に延びるケース延長部26とミッシ
ョンケース27に回転自在に支持され、ミッション機構
9を介して後輪4の車軸28に連結される。ミッション
機構9はクランクケース10aのケース延長部26とミ
ッションケース27で囲まれたウェットチャンバのミッ
ション室29内に収容される。
【0016】また、Vベルト変速機構7はクランクケー
ス10aのケース半体とケースカバー30で覆われるド
ライチャンバのベルト室31内に収容される。このベル
ト室31にはキックシャフト32も支持されており、キ
ックシャフト32の近傍のクランクケース10aのケー
ス延長部26やケースカバー30にボス33,34が立
てられ、両ボス33,34は突き合せされて締付ボルト
等の固定具35で締結され、キックシャフト32近傍部
分の機械的・物理的強度の向上が図られている。
ス10aのケース半体とケースカバー30で覆われるド
ライチャンバのベルト室31内に収容される。このベル
ト室31にはキックシャフト32も支持されており、キ
ックシャフト32の近傍のクランクケース10aのケー
ス延長部26やケースカバー30にボス33,34が立
てられ、両ボス33,34は突き合せされて締付ボルト
等の固定具35で締結され、キックシャフト32近傍部
分の機械的・物理的強度の向上が図られている。
【0017】また、他方のクランクシャフト16には、
図2に示すようにスタータクラッチ機構37が設けら
れ、この先端側にフライホイールマグネット38が装着
され、クランクシャフト先端に冷却ファン39が設けら
れる。スタータクラッチ機構37は右側のクランクケー
ス10bとクラッチカバー40とで画成されるクラッチ
室41内に収容される。このクラッチ室41は液密構造
のウェットチャンバとされる。
図2に示すようにスタータクラッチ機構37が設けら
れ、この先端側にフライホイールマグネット38が装着
され、クランクシャフト先端に冷却ファン39が設けら
れる。スタータクラッチ機構37は右側のクランクケー
ス10bとクラッチカバー40とで画成されるクラッチ
室41内に収容される。このクラッチ室41は液密構造
のウェットチャンバとされる。
【0018】クラッチ室41と軸受18側のクランク室
42とのシールは、図3および図4に示すように、オイ
ルリング4、スペーサ45およびシールリング46で行
なわれる。シールリング46はほぼ円形断面のトーラス
状をなして、クランクシャフト16に装着され、軸受1
8のインナケース18aの内径より小径に形成される。
軸受18のインナケース18aにはその根元側両側にR
が施され、このR部分がシールリング46と当接可能と
され、シールリング46を軸受18のインナケース18
aの隅部にaだけくい込ませてシールさせることができ
る。
42とのシールは、図3および図4に示すように、オイ
ルリング4、スペーサ45およびシールリング46で行
なわれる。シールリング46はほぼ円形断面のトーラス
状をなして、クランクシャフト16に装着され、軸受1
8のインナケース18aの内径より小径に形成される。
軸受18のインナケース18aにはその根元側両側にR
が施され、このR部分がシールリング46と当接可能と
され、シールリング46を軸受18のインナケース18
aの隅部にaだけくい込ませてシールさせることができ
る。
【0019】シールリング46をクランク室42側にシ
フトさせることにより、クランクシャフト16に形成さ
れるスプライン、例えば角形スプライン48の形成始端
(あるいは終端)である切上り部48aをクランク室4
2側(エンジン中心側)に追い込むように形成でき、こ
の切上り部48aをエンジン中心側に追い込むことによ
り、クランクシャフト16の軸方向長さを追込み分だけ
短かくでき、その分、エンジン幅を狭くしてエンジンプ
ロフィルの小型化・重量軽減を図ることができる。
フトさせることにより、クランクシャフト16に形成さ
れるスプライン、例えば角形スプライン48の形成始端
(あるいは終端)である切上り部48aをクランク室4
2側(エンジン中心側)に追い込むように形成でき、こ
の切上り部48aをエンジン中心側に追い込むことによ
り、クランクシャフト16の軸方向長さを追込み分だけ
短かくでき、その分、エンジン幅を狭くしてエンジンプ
ロフィルの小型化・重量軽減を図ることができる。
【0020】クランクシャフト16の軸方向長さを、数
mm例えば1〜3mm程度短かくすることにより、クランク
シャフト16上に設けられるスタータクラッチ機構37
やマグネトフライホイール38、冷却ファン39をその
分だけエンジン中心側にシフトさせることができるので
振動面で有利になり、エンジン振動の低下が図れ、この
振動軽減により、この付近に配置させるセンタスタンド
取付部やエンジン懸架部に悪影響を与えることが少な
い。
mm例えば1〜3mm程度短かくすることにより、クランク
シャフト16上に設けられるスタータクラッチ機構37
やマグネトフライホイール38、冷却ファン39をその
分だけエンジン中心側にシフトさせることができるので
振動面で有利になり、エンジン振動の低下が図れ、この
振動軽減により、この付近に配置させるセンタスタンド
取付部やエンジン懸架部に悪影響を与えることが少な
い。
【0021】また、スタータクラッチ機構37は、図3
に示すように、セルモータ50からの回転を受けるスタ
ータギヤ51を有し、このスタータギヤ51がスタータ
クラッチ52を介してクランクシャフト16にスプライ
ン結合させ、セルモータ50の駆動力をクランクシャフ
ト16に伝達するようになっている。
に示すように、セルモータ50からの回転を受けるスタ
ータギヤ51を有し、このスタータギヤ51がスタータ
クラッチ52を介してクランクシャフト16にスプライ
ン結合させ、セルモータ50の駆動力をクランクシャフ
ト16に伝達するようになっている。
【0022】ところで、エンジンユニット2のエンジン
3を覆うエンジンカバー6は、クランクケース10に装
着され、カバー内部にエンジン3を強制冷却する冷却風
の流路54が形成される。エンジンカバー6の一側に冷
却風の吸込口55が、他側に図示しない排出口が形成さ
れ、エンジン3に連動する冷却ファン39の駆動によ
り、吸込口55から流入した冷却風が冷却流路54内を
図2に矢印Wで示すように強制的に案内され、エンジン
3の周りを通ってエンジン3を冷却した後、排出口から
外部に排出される。
3を覆うエンジンカバー6は、クランクケース10に装
着され、カバー内部にエンジン3を強制冷却する冷却風
の流路54が形成される。エンジンカバー6の一側に冷
却風の吸込口55が、他側に図示しない排出口が形成さ
れ、エンジン3に連動する冷却ファン39の駆動によ
り、吸込口55から流入した冷却風が冷却流路54内を
図2に矢印Wで示すように強制的に案内され、エンジン
3の周りを通ってエンジン3を冷却した後、排出口から
外部に排出される。
【0023】その際、エンジン3の冷却効率を高めるた
めに、シリンダ11およびシリンダヘッド12に冷却フ
ィン57,58がそれぞれ設けられている。図4はエン
ジン3のシリンダ11をクランク室42側から見た底面
図であり、図5において、A−A線は型割れ部60を示
し、このA−A線に沿って2分割された部分61,62
が別々に鋳造にて成形され、ボルト結合等で結合され、
一体化される。
めに、シリンダ11およびシリンダヘッド12に冷却フ
ィン57,58がそれぞれ設けられている。図4はエン
ジン3のシリンダ11をクランク室42側から見た底面
図であり、図5において、A−A線は型割れ部60を示
し、このA−A線に沿って2分割された部分61,62
が別々に鋳造にて成形され、ボルト結合等で結合され、
一体化される。
【0024】図5〜図7において57はシリンダ11に
形成される冷却フィン全体を示し、シリンダ11の締付
ボス63間の部分Cである冷却風Wの通り抜けない範囲
(走行風の流れ方向に対向する側(上流側)の斜線図示
部分の範囲)の冷却フィン57aは、図6の右側実線図
示のように他の部分の冷却フィン57より肉厚に形成さ
れ、他の部分の冷却フィン57は図6の左側に示すよう
に薄肉に形成されており、いずれも抜勾配が与えられて
いる。この場合、冷却風が抜ける側の前記斜線図示部分
Cと直径方向に対応する範囲の冷却フィン57dも肉厚
としてもよい。また、排気ポート65の上方側およびそ
の対向側の冷却フィン57b,57cも従来より薄肉に
形成される。
形成される冷却フィン全体を示し、シリンダ11の締付
ボス63間の部分Cである冷却風Wの通り抜けない範囲
(走行風の流れ方向に対向する側(上流側)の斜線図示
部分の範囲)の冷却フィン57aは、図6の右側実線図
示のように他の部分の冷却フィン57より肉厚に形成さ
れ、他の部分の冷却フィン57は図6の左側に示すよう
に薄肉に形成されており、いずれも抜勾配が与えられて
いる。この場合、冷却風が抜ける側の前記斜線図示部分
Cと直径方向に対応する範囲の冷却フィン57dも肉厚
としてもよい。また、排気ポート65の上方側およびそ
の対向側の冷却フィン57b,57cも従来より薄肉に
形成される。
【0025】したがって、冷却風が通り抜けない部分
(締付ボス63間部分)cの冷却フィン57aは肉厚と
なっているので熱容量が大きく、冷却効率が高まる。冷
却風が通り抜ける部分の冷却フィン57b,57c,5
7dは従来より薄くなっているので冷却フィン57のフ
ィン間隔が大きくなっており、通過風量が多くなって冷
却性能が高い。これは2サイクルエンジンに限らず4サ
イクルエンジンの場合も同じである。なお、符号66は
掃気ポートである。
(締付ボス63間部分)cの冷却フィン57aは肉厚と
なっているので熱容量が大きく、冷却効率が高まる。冷
却風が通り抜ける部分の冷却フィン57b,57c,5
7dは従来より薄くなっているので冷却フィン57のフ
ィン間隔が大きくなっており、通過風量が多くなって冷
却性能が高い。これは2サイクルエンジンに限らず4サ
イクルエンジンの場合も同じである。なお、符号66は
掃気ポートである。
【0026】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれは、冷却風
の通路を確保しながら冷却フィンの容量を大きくできる
ので冷却効率をアップすることができ、また冷却フィン
のピッチが狭くかつ大型の冷却フィンの場合であっても
型割り部での冷却風通路が確保され、冷却効率を低下さ
せることがない。さらに冷却フィンの肉厚を一律に厚く
する場合より不要な鋳造バリが発生しにくくなり、バリ
取り作業もし易くなる。そして型の製造も従来と大差な
くでき、鋳造上の問題も生じることがない。
の通路を確保しながら冷却フィンの容量を大きくできる
ので冷却効率をアップすることができ、また冷却フィン
のピッチが狭くかつ大型の冷却フィンの場合であっても
型割り部での冷却風通路が確保され、冷却効率を低下さ
せることがない。さらに冷却フィンの肉厚を一律に厚く
する場合より不要な鋳造バリが発生しにくくなり、バリ
取り作業もし易くなる。そして型の製造も従来と大差な
くでき、鋳造上の問題も生じることがない。
【図1】この発明の冷却フィンを備えたスクータ型車両
の全体側面図。
の全体側面図。
【図2】この発明を実施するエンジンの一例を示す断面
図。
図。
【図3】図2に示すエンジンに備えられるスタータクラ
ッチ機構の詳細図。
ッチ機構の詳細図。
【図4】図3の一部の拡大図。
【図5】この発明の実施例を適用したシリンダの平面
図。
図。
【図6】図5のB−B線に沿う断面図。
【図7】図5のA−A線に沿う断面図。
1 車体フレーム 2 エンジンユニット 3 エンジン 4 後輪 6 エンジンカバー 7 Vベルト変速機構 9 ミッション機構 10 クランクケース 11 シリンダ 12 シリンダヘッド 14 ピストン 16 クランクシャフト 22 ドライブシャフト 24 シリンダ 25 型割り部 26 左側クランクケースのケース延長部 27 ミッションケース 28 後輪軸 30 ケースカバー 37 スタータクラッチ機構 39 冷却フィン 40 クラッチカバー 41 クラッチ室 42 クランク室 46 シールリング 48 スプライン 48a スプラインの切上り部 50 セルモータ 51 スタータギヤ 52 スタータクラッチ 57 冷却フィン 57a 肉厚の冷却フィン 60 型割り部 63 締付ボス
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダの型抜き方向がシリンダ冷却風
の流れ方向と一致する冷却フィンを有する空冷エンジン
において、冷却風の流れの向きに対向するシリンダ締付
ボス間の範囲を他のフィン部分より肉厚に形成したこと
を特徴とする空冷エンジンの冷却フィン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27877792A JP3306927B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 空冷エンジンの冷却フィン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27877792A JP3306927B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 空冷エンジンの冷却フィン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06129301A true JPH06129301A (ja) | 1994-05-10 |
| JP3306927B2 JP3306927B2 (ja) | 2002-07-24 |
Family
ID=17602037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27877792A Expired - Fee Related JP3306927B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 空冷エンジンの冷却フィン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3306927B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015086717A (ja) * | 2013-10-28 | 2015-05-07 | 株式会社マキタ | シリンダブロック、このシリンダブロックを用いたエンジン及びシリンダブロックの形成方法 |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP27877792A patent/JP3306927B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015086717A (ja) * | 2013-10-28 | 2015-05-07 | 株式会社マキタ | シリンダブロック、このシリンダブロックを用いたエンジン及びシリンダブロックの形成方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3306927B2 (ja) | 2002-07-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4293796B2 (ja) | Vベルト式無段変速機の冷却構造 | |
| JP3439824B2 (ja) | 空冷式内燃機関 | |
| JPS6140864B2 (ja) | ||
| CN1044024C (zh) | 强制空冷式内燃机 | |
| JPH06129301A (ja) | 空冷エンジンの冷却フィン | |
| JP4638469B2 (ja) | スクータ型自動二輪車 | |
| JPH03222813A (ja) | 自動二輪車の空冷エンジン | |
| JP4280358B2 (ja) | ルーバー付きカバーおよびカバー成形用金型装置並びにエンジン | |
| JP2002129960A (ja) | 車両用ラジエータ装置 | |
| JP4208341B2 (ja) | 車両に搭載された強制空冷式内燃機関のシュラウド | |
| JP2001241325A (ja) | 強制空冷式4サイクルエンジンの冷却構造 | |
| JP2923352B2 (ja) | 自動二輪車 | |
| JPS59164226A (ja) | 内燃機関の冷却装置 | |
| JPH0321728B2 (ja) | ||
| JP2582275Y2 (ja) | 自動二輪車用エンジンのスタータ支持装置 | |
| JPS6332899Y2 (ja) | ||
| JPS6332900Y2 (ja) | ||
| JPH0696975B2 (ja) | 車両におけるエンジンの冷却装置 | |
| JP7498213B2 (ja) | 送風装置 | |
| JPH0210253Y2 (ja) | ||
| JPS6332898Y2 (ja) | ||
| JPH03222812A (ja) | 強制空冷エンジン | |
| JP2001241326A (ja) | 強制空冷式4サイクルエンジンの冷却構造 | |
| JP7339293B2 (ja) | 内燃機関 | |
| JPH0512527B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |