JPH06129302A - 液体ロケットエンジン - Google Patents

液体ロケットエンジン

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JPH06129302A
JPH06129302A JP30485992A JP30485992A JPH06129302A JP H06129302 A JPH06129302 A JP H06129302A JP 30485992 A JP30485992 A JP 30485992A JP 30485992 A JP30485992 A JP 30485992A JP H06129302 A JPH06129302 A JP H06129302A
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JP
Japan
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fuel
turbine
rocket engine
oxidizer
exhaust gas
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JP30485992A
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English (en)
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Jiro Ueno
次郎 上野
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IHI Corp
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Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 燃料タービン5と酸化剤タービン8の排気ガ
ス通路9に切換弁10を設けてメインライン13とバイ
パスライン11とに分岐し、メインライン13に複数の
ガスジェットスラスタ21を接続し、バイパスライン1
1をメインノズル2へ延設した構成としている。 【効果】 排気ガスをガスジェットスラスタ21へ供給
するようにしているのでエンジンの重量を増加させるこ
となく、ロケットの飛翔姿勢制御を容易に行うことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体ロケットエンジン
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の一液式ガス発生器サイクル
液体ロケットエンジンの一例の概略を示すもので、該一
液式ガス発生器サイクル液体ロケットエンジンは、燃料
(例えばヒドラジン)を貯留する燃料タンク1と、メイ
ンノズル2と、触媒(例えばアルミナを担体としてイリ
ジウムを担持したペレットまたはグラニュール)の作用
により燃料からガスを生成させるガス発生器3と、燃料
を前記燃料タンク1からメインノズル2へ送給すると共
に、燃料の一部をガス発生器3へ供給する燃料ポンプ4
と、前記ガス発生器3において発生するガスの圧力によ
り燃料ポンプ4を駆動する燃料タービン5と、酸化剤を
貯留する酸化剤タンク6と、酸化剤を前記酸化剤タンク
6からメインノズル2へ送給する酸化剤ポンプ7と、前
記ガス発生器3において発生するガスの圧力により酸化
剤ポンプ7を駆動する酸化剤タービン8とを有してい
る。
【0003】9は上流側端が前記燃料タービン5の出口
部と酸化剤タービン8の出口部とにそれぞれ連通し且つ
下流側端が切換弁10を介してバイパスライン11及び
メインライン13の一方に連通可能な排気ガス通路であ
り、前記バイパスライン11の下流側端はメインノズル
2の出口付近へ連通するように、また、メインライン1
3の下流側端は排気ガスを利用してロケットの飛翔姿勢
を制御するジンバル付タービン排気ノズル12へ連通す
るようになっている。
【0004】上述した構成を有する一液式ガス発生器サ
イクル液体ロケットエンジンでは、燃料タービン5に図
示しない起動用装置から起動供給管33を介して起動用
の圧力流体を供給して燃料タービン5を駆動すると、燃
料ポンプ4により燃料タンク1からガス発生器3に燃料
が供給されて該燃料が反応し、燃料タービン5と酸化剤
タービン8とにガス発生器3において生成されたガスが
供給され、燃料タービン5により燃料ポンプ4が、ま
た、酸化剤タービン8により酸化剤ポンプ7が駆動され
る。
【0005】従って、燃料ポンプ4により燃料タンク1
からメインノズル2と前記のガス発生器3とに燃料が連
続的に供給されるとともに、酸化剤ポンプ7により酸化
剤タンク6からメインノズル2に酸化剤が連続的に供給
され、メインノズル2において燃料と酸化剤とが混合燃
焼する際に発生する高温高圧の燃焼ガスがメインノズル
2から後方へ噴出してロケットエンジンに推力が生じ
る。
【0006】一方、燃料タービン5と酸化剤タービン8
とを作動させ役割を果たした排気ガスは、排気ガス通路
9を通り切換弁10を経てバイパスライン11へ導か
れ、メインノズル2の出口からそのまま外部へ放出され
る。
【0007】また、ロケットエンジンの飛翔姿勢を制御
する場合には、前記の切換弁10のポートを切換えるこ
とにより排気ガスを切換弁10を介してメインライン1
3へ導き、ジンバル付タービン排気ノズル12から放出
する。
【0008】図8は従来の二液式ガス発生器サイクル液
体ロケットエンジンの一例の概略を示すもので、図中、
図7と同一の符号を付した部分は同一物を表わしてい
る。
【0009】図8に示す二液式ガス発生器サイクル液体
ロケットエンジンでは、図7に示す一液式ガス発生器サ
イクル液体ロケットエンジンにおけるガス発生器3に代
えて、二液式のガス発生器14を有している。
【0010】このガス発生器14には、燃料ポンプ4が
吐出する燃料の一部と酸化剤ポンプ7が吐出する酸化剤
の一部とが供給されるようになっており、また、燃料タ
ービン5と酸化剤タービン8とを作動させ役割を果たし
た排気ガスは、排気ガス通路9へ流入するようになって
いる。
【0011】上述した構成を有する二液式ガス発生器サ
イクル液体ロケットエンジンでは、燃料タービン5と酸
化剤タービン8とに図示しない起動用装置から起動供給
管33,34を介して起動用の圧力流体を供給して燃料
タービン5と酸化剤タービン8とを駆動すると、燃料ポ
ンプ4により燃料タンク1からガス発生器14に燃料が
供給されるとともに、酸化剤ポンプ7により酸化剤タン
ク6からガス発生器14に酸化剤が供給されて前記の燃
料が燃焼し、燃料タービン5と酸化剤タービン8とにガ
ス発生器14において生成されたガスが供給され、燃料
タービン5により燃料ポンプ4が、また、酸化剤タービ
ン8により酸化剤ポンプ7が駆動される。
【0012】従って、燃料ポンプ4により燃料タンク1
からメインノズル2と前記のガス発生器14とに燃料が
連続的に供給されるとともに、酸化剤ポンプ7により酸
化剤タンク6からメインノズル2と前記のガス発生器1
4とに酸化剤が連続的に供給され、メインノズル2にお
いて燃料と酸化剤とが混合燃焼する際に発生する高温高
圧の燃焼ガスがメインノズル2から後方へ噴出してロケ
ットエンジンに推力が生じる。
【0013】一方、燃料タービン5と酸化剤タービン8
とを作動させ役割を果たした排気ガスは、排気ガス通路
9を通り切換弁10を経てバイパスライン11へ導か
れ、メインノズル2の出口からそのまま外部へ放出され
る。
【0014】また、ロケットエンジンの飛翔姿勢を制御
する場合には、前記の切換弁10のポートを切換えるこ
とにより排気ガスを切換弁10を介してメインライン1
3へ導き、ジンバル付タービン排気ノズル12から放出
する。
【0015】図9は従来のエキスパンダサイクル液体ロ
ケットエンジンの一例を示すもので、図中、図7並びに
図8と同一の符号を付した部分は同一物を表わしてい
る。
【0016】図9に示すエキスパンダサイクル液体ロケ
ットエンジンでは、図7並びに図8に示す各ガス発生器
サイクル液体ロケットエンジンにおけるメインノズル2
に代えて、冷却媒体流路を有するメインノズル15を有
している。
【0017】メインノズル15の冷却媒体流路には、燃
料ポンプ4が吐出する燃料の全てが供給されるようにな
っており、冷却媒体流路に流入した燃料は該冷却媒体流
路を流通する際に気化膨張し、このガスが燃料タービン
5と酸化剤タービン8とを駆動し、また、燃料タービン
5と酸化剤タービン8とを作動させ役割を果たした排気
ガスは、メインノズル15へ流入するようになってい
る。
【0018】更に、図9に示すエキスパンダサイクル液
体ロケットエンジンでは、飛翔姿勢を制御するため、不
活性ガスを貯留する高圧気蓄器16と、該高圧気蓄器1
6に接続した複数のガスジェット燃料タンク17と、該
各ガスジェット燃料タンク17に連通する多数のガスジ
ェットスラスタ18とにより構成した推力方向制御装置
19を別途に備えている。
【0019】上述した構成を有するエキスパンダサイク
ル液体ロケットエンジンでは、燃料タービン5と酸化剤
タービン8とに図示しない起動用装置から起動供給管3
3,34を介して起動用の圧力流体を供給して燃料ター
ビン5を駆動すると、燃料ポンプ4により燃料タンク1
からメインノズル15の冷却媒体流路に燃料が供給され
て起動後高温となったメインノズルにより、気化膨張
し、このガスが燃料タービン5と酸化剤タービン8とを
駆動する。
【0020】従って、酸化剤ポンプ7により酸化剤タン
ク6からメインノズル15に酸化剤が連続的に供給され
るとともに、燃料タービン5と酸化剤タービン8とを作
動させ役割を果たしたガスがメインノズル15に連続的
に供給され、メインノズル15において燃料と酸化剤と
が混合燃焼する際に発生する高温高圧の燃焼ガスがメイ
ンノズル15から後方へ噴出してロケットエンジンに推
力が生じる。
【0021】また、エンジンの飛翔姿勢を制御する場合
は、推力方向制御装置19の高圧気蓄器16に貯留され
ている不活性ガスの圧力を受けて加圧されているガスジ
ェット燃料タンク17内の燃料を逐次所要のガスジェッ
トスラスタ18へ供給し、燃焼噴射させる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
図7に示す一液式ガス発生器サイクル液体ロケットエン
ジン、及び図8に示す二液式ガス発生器サイクル液体ロ
ケットエンジンでは、それぞれ、燃料タービン5と酸化
剤タービン8とを作動させたあとの排気ガスの一部をジ
ンバル付タービン排気ノズル12を介して放出しロケッ
トエンジンの飛翔姿勢制御に利用しているが、ロケット
の飛翔姿勢制御方向は、ジンバル付タービン排気ノズル
12の首振り角度により制限されるため、飛翔姿勢制御
が容易に行えない。
【0023】一方、図9に示すエキスパンダサイクル液
体ロケットエンジンでは、前述の各ガス発生器サイクル
ロケットエンジンに比べて、ガスジェットスラスタ18
を備えているので、飛翔姿勢制御を容易に行うことがで
きるが、ロケット推進用の燃料タンク1と酸化剤タンク
6とに加えて、ガスジェットスラスタ18に使うガスジ
ェット燃料及び該ガスジェット燃料を貯留するガスジェ
ット燃料タンク17を備える必要があるため、エンジン
の艤装が複雑化して重量が増加するなどの問題があっ
た。
【0024】本発明は、前述の実情に鑑み、飛翔姿勢制
御が容易で且つエンジンの軽量化を図ることが可能な液
体ロケットエンジンを提供することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の液体ロケットエンジンにおいては、燃料タ
ンクと、酸化剤タンクと、燃料をメインノズルに送る燃
料ポンプと、酸化剤をメインノズルに送る酸化剤ポンプ
と、前記のポンプを駆動する燃料タービン及び酸化剤タ
ービンを備えた液体ロケットエンジンにおいて、燃料タ
ービンと酸化剤タービンの排気ガス通路に切換弁を設け
てメインラインとバイパスラインとに分岐し、前記メイ
ンラインに複数のガスジェットスラスタを接続し、また
バイパスラインをメインノズルの出口付近へ延設してい
る。
【0026】また、同様に、本発明の液体ロケットエン
ジンにおいては、燃料タンクと、酸化剤タンクと、燃料
をメインノズルに送る燃料ポンプと、酸化剤をメインノ
ズルに送る酸化剤ポンプと、前記のポンプを駆動する燃
料タービン及び酸化剤タービンを備えた液体ロケットエ
ンジンにおいて、燃料タービンと酸化剤タービンの排気
ガス通路に切換弁を設けてメインラインとバイパスライ
ンとに分岐し、前記メインラインに二次タンクを接続す
ると共に該二次タンクに複数のガスジェットスラスタを
接続し、またバイパスラインをメインノズルの出口付近
へ延設している。
【0027】
【作用】本発明の液体ロケットエンジンにおいては、排
気ガス通路に設けた切換弁を必要に応じて切換えること
により、燃料タービンと酸化剤タービンを作動させたあ
との排気ガスをバイパスラインへ導いて、メインノズル
の出口付近から外部へ放出し、あるいは、前記の排気ガ
スをガスジェットスラスタへ導いてロケットの飛翔姿勢
を制御する。
【0028】また、本発明の液体ロケットエンジンにお
いては、排気ガス通路に設けた切換弁を必要に応じて切
換えることにより、燃料タービンと酸化剤タービンを作
動させたあとの排気ガスをバイパスラインへ導いて、メ
インノズルの出口付近から外部へ放出し、あるいは二次
タンクへ導いて該二次タンク内へ貯留し、二次タンク内
に貯留した排気ガスをガスジェットスラスタへ供給する
ことによってロケットの飛翔姿勢を制御する。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0030】なお、図1から図6において図7から図9
と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0031】図1は本発明の液体ロケットエンジンの第
1の実施例を示すもので、該液体ロケットエンジンの基
本的な構造は、図7に示す一液式ガス発生器サイクル液
体ロケットエンジンに準じている。
【0032】20はメインライン13の下流側端に接続
された逆止弁、21は前記逆止弁20の出口部に調圧弁
22を介して接続された複数のガスジェットスラスタ、
23は前記の逆止弁20と調圧弁22との間に開閉弁2
4を介して接続されコースト飛行(慣性飛行)時にガス
ジェットスラスタ21へ高圧ガスを供給する気蓄器、2
5は逆止弁20と調圧弁22との間に接続されたリリー
フ弁であり、これらの各部材によって飛翔姿勢制御装置
26を構成している。
【0033】以下、本実施例の作動を説明する。
【0034】本実施例の液体ロケットエンジンを起動さ
せる際には、図7に示す従来の一液式ガス発生器サイク
ル液体ロケットエンジンと同様な手順で行う。
【0035】このとき、排気ガス通路9とバイパスライ
ン11とが連通するように切換弁10のポートを位置設
定しておくと、燃料タービン5と酸化剤タービン8とを
作動させ役割を果たしたあとの排気ガスは、排気ガス通
路9とバイパスライン11とを経てメインノズル2へ排
出される。
【0036】一方、ロケットの飛翔姿勢制御を行う際に
は、排気ガス通路9とメインライン13とが連通するよ
うに切換弁10のポートを位置設定し、燃料タービン5
と酸化剤タービン8とを作動させ役割を果たしたあとの
排気ガスを排気ガス通路9を介してメインライン13へ
送給するとともに、所定のガスジェットスラスタ21を
開放して該ガスジェットスラスタ21から外部へ排気ガ
スを放出することによって飛翔姿勢制御を行う。
【0037】また、宇宙空間において、コースト飛行時
に飛翔姿勢制御が必要な場合には、開閉弁24を開放し
て気蓄器23から高圧ガスを放出するとともに、所定の
ガスジェットスラスタ21から外部へ排気ガスを放出す
ることによって飛翔姿勢制御を行う。
【0038】このように、本実施例においては、複数の
ガスジェットスラスタ21を設けているので、ロケット
の飛翔姿勢制御を容易に行うことができ、また、各ガス
ジェットスラスタ21の駆動源に、燃料タービン5と酸
化剤タービン8とを作動させ役割を果たしたあとの排気
ガスを使用しているので、エネルギの有効利用を図るこ
とができるとともに、エンジンの重量も増加しない。
【0039】更に、気蓄器23を設けているので、宇宙
空間において、コースト飛行中にもガスジェットスラス
タ21によって飛翔姿勢制御を行うことができる。
【0040】図2は本発明の液体ロケットエンジンの第
2の実施例を示すもので、該液体ロケットエンジンの基
本的な構造は、図8に示す二液式ガス発生器サイクル液
体ロケットエンジンに準じている。
【0041】27は飛翔姿勢制御装置であり、該飛翔姿
勢制御装置27は、図1に示す飛翔姿勢制御装置26の
逆止弁20と調圧弁22との間に水蒸気分離装置28を
設けた構造となっている。
【0042】本実施例は、この飛翔姿勢制御装置27
を、図8に示す二液式ガス発生器サイクル液体ロケット
エンジンのメインライン13に接続した構成を有してい
る。
【0043】以下、本実施例の作動を説明する。
【0044】本実施例の液体ロケットエンジンを起動さ
せる際には、図8に示す従来の二液式ガス発生器サイク
ル液体ロケットエンジンと同様な手順で行う。
【0045】また、ロケットの飛翔姿勢制御を行う際に
は、前述した本発明の第1の実施例と同様な操作を行え
ばよい。
【0046】よって、本実施例においても、前述した本
発明の第1の実施例と同様な作用効果を奏し得る。
【0047】図3は本発明の液体ロケットエンジンの第
3の実施例を示すもので、該液体ロケットエンジンの基
本的な構造は、図9に示すエキスパンダサイクル液体ロ
ケットエンジンに準じている。
【0048】本実施例は、酸化剤タービン8から排出さ
れる排気ガスの一部を導く排気ガス通路9を設け、該排
気ガス通路9に切換弁10を介してメインライン13と
メインノズル15の出口付近へ連通するバイパスライン
11とを接続し、更に、図2に示す飛翔姿勢制御装置2
7を前記のメインライン13に接続した構成を有してい
る。
【0049】以下、本実施例の作動を説明する。
【0050】本実施例の液体ロケットエンジンを起動さ
せる際には、図9に示す従来のエキスパンダサイクル液
体ロケットエンジンと同様な手順で行う。
【0051】このとき、排気ガス通路9とバイパスライ
ン11とが連通するように切換弁10のポートを位置設
定しておくと、酸化剤タービン8とを作動させ役割を果
たしたあとの排気ガスは、排気ガス通路9とバイパスラ
イン11とを経てメインノズル15へ排出される。
【0052】また、ロケットの飛翔姿勢制御を行う際に
は、前述した本発明の第1の実施例と同様な操作を行え
ばよい。
【0053】よって、本実施例においても、前述した本
発明の第1の実施例及び第2の実施例と同様な作用効果
を奏し得る。
【0054】図4は本発明の液体ロケットエンジンの第
4の実施例を示すもので、該液体ロケットエンジンの基
本的な構造は、図1に示すものに準じている。
【0055】29は飛翔姿勢制御装置であり、該飛翔姿
勢制御装置29は、図1に示す飛翔姿勢制御装置26の
逆止弁20と調圧弁22との間に、開閉弁30と二次タ
ンク31とを流体流通方向に順に設けた構造となってい
る。
【0056】以下、本実施例の作動を説明する。
【0057】本実施例の液体ロケットエンジンを起動さ
せる際には、図7に示す従来の一液式ガス発生器サイク
ル液体ロケットエンジンと同様な手順で行う。
【0058】このとき、排気ガス通路9とメインライン
13とが連通するように切換弁10のポートを位置設定
し、また開閉弁24と調圧弁22を閉止し且つ開閉弁3
0を開放しておくと、燃料タービン5と酸化剤タービン
8とを作動させ役割を果たしたあとの排気ガスは、排気
ガス通路9とメインライン13とを経て二次タンク31
に蓄圧される。
【0059】ロケットの飛翔姿勢制御を行う際には、調
圧弁22を開放するとともに、所定のガスジェットスラ
スタ21から外部へ二次タンク31に蓄圧されている排
気ガスを放出することによって飛翔姿勢制御を行う。
【0060】また、宇宙空間において、コースト飛行中
に飛翔姿勢制御が必要な場合には、開閉弁24,30と
調圧弁22とを開放するとともに、所定のガスジェット
スラスタ21から外部へ排気ガスを放出することによっ
て飛翔姿勢制御を行う。
【0061】一方、ロケットの飛翔姿勢制御を行う必要
がなく、二次タンク31に排気ガスが充分に蓄圧された
ときには、排気ガス通路9とバイパスライン11とが連
通するように切換弁10のポートを位置設定し、排気ガ
スをバイパスライン11からメインノズル2へ排出する
ようにする。
【0062】更に、二次タンク31に排気ガスが充分に
蓄圧されていないときには、開閉弁24を開放して気蓄
器23から高圧ガスを放出するとともに、所定のガスジ
ェットスラスタ21から外部へ排気ガスを放出すること
によって飛翔姿勢制御を行う。
【0063】このように、本実施例においては、複数の
ガスジェットスラスタ21を設けているので、ロケット
の飛翔姿勢制御を容易に行うことができ、また、各ガス
ジェットスラスタ21の駆動源に、燃料タービン5と酸
化剤タービン8とを作動させ役割を果たしたあとの排気
ガスを使用しているので、エンジンの重量が増加しな
い。
【0064】また、燃料タービン5と酸化剤タービン8
とを作動させ役割を果たしたあとの排気ガスを、二次タ
ンク31に蓄圧するので、エネルギの有効利用を図るこ
とができる。
【0065】更に、気蓄器23を設けているので、二次
タンク31に排気ガスが充分に蓄圧されていない場合で
も、ガスジェットスラスタ21によって飛翔姿勢制御を
行うことができる。
【0066】図5は本発明の液体ロケットエンジンの第
5の実施例を示すもので、該液体ロケットエンジンの基
本的な構造は、図2に示すものに準じている。
【0067】32は飛翔姿勢制御装置であり、該飛翔姿
勢制御装置32は、図2に示す飛翔姿勢制御装置27の
水蒸気分離装置28と調圧弁22との間に、開閉弁30
と二次タンク31とを流体流通方向に順に設けた構造と
なっている。
【0068】以下、本実施例の作動を説明する。
【0069】本実施例の液体ロケットエンジンを起動さ
せる際には、図8に示す従来の二液式ガス発生器サイク
ル液体ロケットエンジンと同様な手順で行う。
【0070】また、二次タンク31に排気ガスを蓄圧す
るとき、ロケットの飛翔姿勢制御を行う際には、前述し
た本発明の第4の実施例と同様な操作を行えばよい。
【0071】よって、本実施例においても、前述した本
発明の第4の実施例と同様な作用効果を奏し得る。
【0072】図6は本発明の液体ロケットエンジンの第
6の実施例を示すもので、該液体ロケットエンジンの基
本的な構造は、図3に示すものに準じており、本実施例
は、図3に示す液体ロケットエンジンの飛翔姿勢制御装
置27を、図5に示す飛翔姿勢制御装置32に置換した
構造を有している。
【0073】本実施例の液体ロケットエンジンを起動さ
せる際には、図9に示す従来のエキスパンダサイクル液
体ロケットエンジンと同様な手順で行う。
【0074】また、二次タンク31に排気ガスを蓄圧す
るとき、ロケットの飛翔姿勢制御を行う際には、前述し
た本発明の第5の実施例と同様な操作を行えばよい。
【0075】よって、本実施例においても、前述した本
発明の第4の実施例及び第5の実施例と同様な作用効果
を奏し得る。
【0076】なお、本発明は前述した各実施例にのみ限
定されるものではなく、ロケットエンジンの飛翔姿勢制
御用に設けたガスジェットスラスタに代えて、電熱式ヒ
ドラジンスラスタ(EHT)、マグネトプラズマダイナ
ミックスラスタ(MPD)またはDCアークスラスタと
してもよいこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範
囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0077】
【発明の効果】本発明の液体ロケットエンジンによれ
ば、下記のごとき種々の優れた効果を奏し得る。
【0078】(1)本発明の請求項1並びに請求項2に
記載したいずれの液体ロケットエンジンにおいても、複
数のガスジェットスラスタを有しているので、ロケット
の飛翔姿勢制御を容易に行うことができる。
【0079】(2)本発明の請求項1並びに請求項2に
記載したいずれの液体ロケットエンジンにおいても、排
気ガスをガスジェットスラスタへ供給するようにしてい
るのでエンジンの重量が増加しない。
【0080】(3)本発明の請求項2に記載した液体ロ
ケットエンジンでは、排気ガスを二次タンク内に貯留す
るようにし、該二次タンクに蓄圧された排気ガスをガス
ジェットスラスタの駆動源としているので、コースト飛
行中も蓄圧された排気ガスで姿勢制御を行うことがで
き、更にエネルギの有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体ロケットエンジンの第1の実施例
を示す概念図である。
【図2】本発明の液体ロケットエンジンの第2の実施例
を示す概念図である。
【図3】本発明の液体ロケットエンジンの第3の実施例
を示す概念図である。
【図4】本発明の液体ロケットエンジンの第4の実施例
を示す概念図である。
【図5】本発明の液体ロケットエンジンの第5の実施例
を示す概念図である。
【図6】本発明の液体ロケットエンジンの第6の実施例
を示す概念図である。
【図7】従来の一液式ガス発生器サイクル液体ロケット
エンジンの一例を示す概念図である。
【図8】従来の二液式ガス発生器サイクル液体ロケット
エンジンの一例を示す概念図である。
【図9】従来のエキスパンダサイクル液体ロケットエン
ジンの一例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 燃料タンク 2,15 メインノズル 4 燃料ポンプ 5 燃料タービン 6 酸化剤タンク 7 酸化剤ポンプ 8 酸化剤タービン 9 排気ガス通路 10 切換弁 11 バイパスライン 13 メインライン 21 ガスジェットスラスタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクと、酸化剤タンクと、燃料を
    メインノズルに送る燃料ポンプと、酸化剤をメインノズ
    ルに送る酸化剤ポンプと、前記のポンプを駆動する燃料
    タービン及び酸化剤タービンを備えた液体ロケットエン
    ジンにおいて、燃料タービンと酸化剤タービンの排気ガ
    ス通路に切換弁を設けてメインラインとバイパスライン
    とに分岐し、前記メインラインに複数のガスジェットス
    ラスタを接続し、またバイパスラインをメインノズルの
    出口付近へ延設したことを特徴とする液体ロケットエン
    ジン。
  2. 【請求項2】 燃料タンクと、酸化剤タンクと、燃料を
    メインノズルに送る燃料ポンプと、酸化剤をメインノズ
    ルに送る酸化剤ポンプと、前記のポンプを駆動する燃料
    タービン及び酸化剤タービンを備えた液体ロケットエン
    ジンにおいて、燃料タービンと酸化剤タービンの排気ガ
    ス通路に切換弁を設けてメインラインとバイパスライン
    とに分岐し、前記メインラインに二次タンクを接続する
    と共に該二次タンクに複数のガスジェットスラスタを接
    続し、またバイパスラインをメインノズルの出口付近へ
    延設したことを特徴とする液体ロケットエンジン。
JP30485992A 1992-10-16 1992-10-16 液体ロケットエンジン Pending JPH06129302A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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