JP3143654B2 - ラムロケット用ノズル - Google Patents

ラムロケット用ノズル

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JP3143654B2
JP3143654B2 JP05088779A JP8877993A JP3143654B2 JP 3143654 B2 JP3143654 B2 JP 3143654B2 JP 05088779 A JP05088779 A JP 05088779A JP 8877993 A JP8877993 A JP 8877993A JP 3143654 B2 JP3143654 B2 JP 3143654B2
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ram
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ram rocket
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浪之介 久保田
一 郎 那賀川
村 彰 博 中
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ラム燃焼器内に装填
した推進薬によるブースタ作動ののち、ラムジェット作
動に移行するラムロケットに用いられるラムロケット用
ノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のラムロケット用ノズルとして
は、例えば図5に示すようなものがあった。
【0003】図示のラムロケット用ノズル100は、ラ
ム燃焼器の尾部に設けられるラムジェットノズル101
の内側に、火工品により作動する分離装置102やその
他の固定用部材103を用いて、ブースタノズル104
を取付けた構成になっている。前記ブースタノズル10
4は、コンバージェント部C、スロート部T、およびダ
イバージェント部D等の各部の強度や耐熱性を考慮し
て、様々な部材を組合わせることにより構成されてい
る。
【0004】上記のラムロケット用ノズル100は、ラ
ム燃料器内に固体推進薬を装填したラムロケットに用い
られ、固体推進薬を燃焼させるブースタ作動時におい
て、その燃焼ガスをブースタノズル104から噴出させ
る。そして、前記固体推進薬の燃焼終了とともにブース
タノズル104を離脱させ、導入した外気とラム燃料と
を混合してラム燃焼器で連続燃焼させるラム作動時にお
いては、その燃焼ガスをラムノズル101から噴出させ
ることとなる。
【0005】上記のようなラムロケット用ノズル101
は、例えば米国特許第4,022,129号明細書に記
載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うな従来のラムロケット用ノズル100にあっては、ブ
ースタ作動後にブースタノズル104を離脱させること
から、例えばラムロケットを空中発射した場合に、空中
に放出されたブロック状態のブースタノズル104が自
機や後続機に衝突する恐れがあり、これを防止するため
に、発射のタイミングやブースタ用推進薬の燃焼時間の
長さ等、ラムロケット自体の運用や設計に数々の制約が
あった。
【0007】また、従来のラムロケット用ノズル100
は、除去されるブースタノズル104においても高い耐
熱性能が要求されており、この様な要求も設計上の制約
を受ける一因となっていた。
【0008】
【発明の目的】この発明は、上記したような従来の状況
に鑑みて成されたもので、空中における自機や後続機に
対する危険性を解消すると共に、ノズルおよびラムロケ
ット全体の運用上や設計上の制約を緩和することができ
るラムロケット用ノズルを提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるラムロ
ケット用ノズルは、ラムジェット作動時の燃焼ガスを噴
出させるラムノズルの内側に、ブースタ作動時の燃焼ガ
スを噴出させるブースタノズルを備えたラムロケット用
ノズルにおいて、燃焼ガスの熱により融解ないしは燃尽
などして消失する高温消失性素材で前記ブースタノズル
を形成すると共に、同ブースタノズルに冷却用流体を流
通させる流路を設け、ブースタ作動開始とともに冷却用
流体を流路に流通させ且つブースタ作動終了に伴って冷
却用流体の供給を停止する供給装置を備えた構成として
おり、上記の構成を課題を解決するための手段としてい
る。
【0010】
【発明の作用】この発明に係わるラムロケット用ノズル
は、高温消失性素材で形成されたブースタノズルに冷却
用流体の流路を設けたことにより、ブースタ作動時にお
いては、供給装置により流路に冷却用流体を流通させて
ブースタノズルを冷却する。したがって、ブースタノズ
ルは、充分な耐熱性を有する素材を用いなくても、燃焼
ガスの熱による焼損が防止される。
【0011】また、上記ラムロケット用ノズルは、ブー
スタ作動の終了とともに供給装置により冷却用流体の流
通を停止させると、燃焼ガスの熱によってブースタノズ
ルが融解ないしは焼尽などして消失することとなり、前
記ブースタノズルをブロック状態で飛散させることがな
い。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1〜図4に基
づいて説明する。
【0013】ラムロケット用ノズル1は、図4に示すラ
ムロケットRの尾部に設けてある。
【0014】ラムロケットRは、外筒2により形成され
るラム燃焼器3の頭部側にガス発生器4を備えると共
に、前記外筒2の側部に外気導入用のディフューザ5を
複数備え、同外筒2の尾部内側に前記ラムロケット用ノ
ズル1を備えている。
【0015】前記ラム燃焼器3の内部には、固体のブー
スタ用推進薬6が装填してある。前記ガス発生器3は、
頭部側に図示しないペイロード搭載部が接続されると共
に、尾部に噴射ノズル7を備えており、その内部には、
燃焼過剰の組成を有する固体のサステーナ推進薬8が装
填してある。なお、前記ラム燃焼器3と噴射ノズル7と
の間には、燃尽性を有する素材で形成された隔壁9が設
けてある。
【0016】前記ディフューザ5は、頭部側に開口した
空気取入口10を有すると共に、前記ラム燃焼器3の頭
部寄りの部分に連通している。なお、ディフューザ5と
ラム燃焼器3との連通部分は、ポートカバー11によっ
て一時的に閉塞してある。また、前記ディフューザ5の
尾部側には、ポートカバー11の解除装置や、後記する
冷却用流体の供給装置などを搭載する収納部12が設け
てある。
【0017】前記ラムロケット用ノズル1は、図1に示
すように、外筒2の尾部内側に固定されたラムノズル2
1と、その内側に設けたブースタノズル22で構成して
ある。前記ラムノズル21は、燃焼ガスに対して充分な
耐熱性を有する複合材料等で形成してある。
【0018】前記ブースタノズル22は、コンバージェ
ント部C、スロート部T、およびダイバージェントDを
形成するノズル本体31と、このノズル本体31とラム
ノズル21の間に嵌合状態となる固定用ブロック32と
で構成してあって、燃焼ガスの熱により融解ないしは燃
尽などして消失する高温消失性素材であるプラスチック
で形成してある。
【0019】前記ノズル本体31には、冷却用流体を流
通させる流路33が形成してある。この流路33は、図
1中に一部を点線で示すように、ノズルの入口側から出
口側にかけて螺旋状に形成してある。
【0020】さらに、前記ノズル本体31のノズル入口
側と出口側の各端部には、流路33に連通するコネクタ
34,35が夫々設けてあり、ノズル入口側のコネクタ
34には冷却用流体の供給用パイプ36が、また、ノズ
ル出口側のコネクタ35には冷却用流体の回収用パイプ
37が接続してある。
【0021】前記各パイプ36,37は、その外側に耐
熱コーティングが施してあって、図2にも示すようにノ
ズル出口部分から外筒2の外側に導かれ、先述した収納
部12内の冷却用流体供給装置に接続してある。
【0022】上記供給装置は、図3に示すように、加圧
用ガスを充填した圧力容器41と、冷却用流体42を充
填したタンク43を備えており、加圧用ガスの圧力で前
記タンク43内のピストン44を押動することにより、
冷却用流体42を供給用パイプ36側に加圧供給する。
なお、加圧用ガスとしては例えば窒素ガスが用いられ、
冷却用流体としては例えば液体窒素が用いられる。ま
た、上記供給装置には、当然バルブ機構等の他の制御装
置が含まれる。
【0023】次に、上記ラムロケット用ノズル1の動作
をラムロケットRの動きとともに説明する。
【0024】ラムロケットRは、ブースタ用推進薬6に
点火することにより発進・加速する。このブースタ作動
時において、ラムロケット用ノズル1は、ブースタ用推
進薬6の燃焼で生じた燃焼ガスをブースタノズル22か
ら噴出させる一方で、供給装置により流路33に冷却用
流体42を流通させてブースタノズル22を冷却し、前
記ブースタノズル22が燃焼ガスにより焼損するのを確
実に防いでいる。
【0025】ここで、前記冷却用流体42の供給装置
は、燃焼ガスの熱によって気化膨脹したガスを回収用パ
イプ37を通して圧力容器41に回収し、そのガスをラ
ムロケットRに用いられるアクチュエータ類(A)の動
力源として利用するようにしてある。
【0026】次いで、ラムロケットRは、ブースタ用推
進薬6の燃焼終了に伴って、ラム燃焼器頭部の隔壁9を
焼尽させるとともにサステーナ推進薬8への点火を行
い、且つポートカバー11を除去する。これにより、ラ
ムロケットRは、ディフューザ5から導入した外気と、
サステーナ推進薬8の燃焼で生じたラム燃料としての可
燃性ガスとを混合させてラム燃焼器3で連続燃焼させ、
ラムジェット作動状態となる。
【0027】このとき、ラムロケット用ノズル1では、
前記ブースタ用推進薬6の燃焼終了に伴って、供給装置
により冷却用流体42の供給が停止される。これによ
り、ラムロケット用ノズル1は、高温消失性素材から成
るブースタノズル22が燃焼ガスの熱によって融解除去
されることとなり、ラムジェット作動時の燃焼ガスをラ
ムノズル21から噴出させることとなる。
【0028】このように、上記実施例のラムロケット用
ノズル1では、プラスチック製のブースタノズル22を
ブースタ作動に充分に対応させることができるようにな
り、しかも、ラムジェット作動に移行する際に前記ブー
スタノズル22を融解除去することから、空中にブロッ
ク状態で飛散させるものがほとんど無く、例えばラムロ
ケットRを発射した自機や後続機に危険を及ぼす恐れも
全く無い。
【0029】なお、この発明によるラムロケット用ノズ
ルは、ブースタノズルの素材や流路の形状等が上記実施
例のみに限定されることはなく、このほか、上記実施例
のように流路を螺旋状に形成する場合には、その流路を
複数条設けて冷却効果をより高めるようにすることなど
も良い。
【0030】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明のラ
ムロケット用ノズルによれば、ブースタ作動からラムジ
ェット作動に移行する際に、ブースタノズルの流路に対
する冷却用流体の供給を停止してブースタノズルを融解
ないし焼尽などによって高温消失させてしまうので、空
中にブロック状態で飛散させるものがほとんど無く、ラ
ムロケットを発射した自機や後続機に対する危険性を解
消することができる。
【0031】また、ブースタノズルに充分な耐熱性を有
する素材を用いなくても、ブースタノズルの流路に冷却
用流体を流通させて同ブースタノズルを冷却することで
ブースタ作動に充分対応することができるので、ブース
タノズルに適用可能な素材の種類を拡大することができ
ると共に、ブロック状態で放出されたブースタノズルに
よる危険性を回避するためにラムロケット自体に講じる
手段(例えば発射タイミングやブースタ用推進薬の燃焼
時間の調整)が不要となるので、ノズルおよびラムロケ
ット全体の運用上や設計上の制約を大幅に緩和すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるラムロケット用ノズ
ルを説明する断面図である。
【図2】ラムロケット用ノズルの出口側の一部分を示す
斜視図である。
【図3】冷却用流体の供給装置を示す概略説明図であ
る。
【図4】図1に示すラムロケット用ノズルを備えたラム
ロケットを説明する断面図である。
【図5】従来におけるラムロケット用ノズルを説明する
断面図である。
【符号の説明】
R ラムロケット 1 ラムロケット用ノズル 21 ラムノズル 22 ブースタノズル 33 流路
フロントページの続き (72)発明者 中 村 彰 博 東京都杉並区桃井3−5−1 株式会社 日産エアロスペースエンジニアリング 内 (56)参考文献 特開 昭63−120841(JP,A) 実開 昭63−168247(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02K 7/18 F02K 9/78

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラムジェット作動時の燃焼ガスを噴出さ
    せるラムノズルの内側に、ブースタ作動時の燃焼ガスを
    噴出させるブースタノズルを備えたラムロケット用ノズ
    ルにおいて、燃焼ガスの熱により融解ないしは燃尽など
    して消失する高温消失性素材で前記ブースタノズルを形
    成すると共に、同ブースタノズルに冷却用流体を流通さ
    せる流路を設け、ブースタ作動開始とともに冷却用流体
    を流路に流通させ且つブースタ作動終了に伴って冷却用
    流体の供給を停止する供給装置を備えたことを特徴とす
    るラムロケット用ノズル。
JP05088779A 1993-04-15 1993-04-15 ラムロケット用ノズル Expired - Lifetime JP3143654B2 (ja)

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CN113864061B (zh) * 2021-09-03 2023-07-25 清华大学 一种固体冲压发动机壁面冷却系统和方法

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