JPH06132053A - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
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- JPH06132053A JPH06132053A JP4278602A JP27860292A JPH06132053A JP H06132053 A JPH06132053 A JP H06132053A JP 4278602 A JP4278602 A JP 4278602A JP 27860292 A JP27860292 A JP 27860292A JP H06132053 A JPH06132053 A JP H06132053A
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- ferrite
- holes
- signal line
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Links
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Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Communication Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子回路あるいは電気回路から発生する電磁
妨害波を効果的に低減させるコネクタを得る。 【構成】 コネクタ51は、コネクタ取付用ねじ穴5
2、53をその鍔部54に設けたコネクタ金具55を有
している。コネクタ金具55の金属シェル56からは、
図示しない装置と接続するためのコネクタ・リード57
が2段構成で7本ずつ合計14本突出している。金属シ
ェル56の内部には、多孔フェライト板58がこれらの
コネクタ・リード57と非接触となるように組み込まれ
ている。多孔フェライト板58には、信号線とグランド
線が対となって配置されるような瓢箪型をした孔が複数
組配置されている。これにより、フェライト板は各信号
線対ごとのコモン・モードと全信号線対群のコモン・モ
ードの双方を満足するインダクタと等価になる。
妨害波を効果的に低減させるコネクタを得る。 【構成】 コネクタ51は、コネクタ取付用ねじ穴5
2、53をその鍔部54に設けたコネクタ金具55を有
している。コネクタ金具55の金属シェル56からは、
図示しない装置と接続するためのコネクタ・リード57
が2段構成で7本ずつ合計14本突出している。金属シ
ェル56の内部には、多孔フェライト板58がこれらの
コネクタ・リード57と非接触となるように組み込まれ
ている。多孔フェライト板58には、信号線とグランド
線が対となって配置されるような瓢箪型をした孔が複数
組配置されている。これにより、フェライト板は各信号
線対ごとのコモン・モードと全信号線対群のコモン・モ
ードの双方を満足するインダクタと等価になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子回路あるいは電気回
路から発生する電磁妨害波を低減させるためのコネクタ
に関する。
路から発生する電磁妨害波を低減させるためのコネクタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】電子回路等から発生する電磁妨害波は他
の電子回路等に誤動作を生じさせたり、ラジオやテレビ
ジョンに雑音を発生させる。このため、従来からこのよ
うな電磁妨害波が機器の周辺に与える影響を軽減させる
ための措置が採られている。
の電子回路等に誤動作を生じさせたり、ラジオやテレビ
ジョンに雑音を発生させる。このため、従来からこのよ
うな電磁妨害波が機器の周辺に与える影響を軽減させる
ための措置が採られている。
【0003】このうちの代表的なものとしては、それ自
体がリード線を有するフェライト・コアやフェライト・
ビーズをプリント配線板上に半田付けする手法がある。
このような手法によって各リード線を流れる信号の電流
変化を抑えるようにすれば、発生する電磁妨害波は低減
する。
体がリード線を有するフェライト・コアやフェライト・
ビーズをプリント配線板上に半田付けする手法がある。
このような手法によって各リード線を流れる信号の電流
変化を抑えるようにすれば、発生する電磁妨害波は低減
する。
【0004】ところが、例えばディジタルコンピュータ
とその周辺機器とを結ぶインタフェースのような場合に
は、高周波のディジタル信号の電流変化をある一定量以
上抑えると、これらの信号の電圧波形が崩れてしまう。
これにより、これらの機器の動作が不安定となったり、
誤動作が発生する場合がある。
とその周辺機器とを結ぶインタフェースのような場合に
は、高周波のディジタル信号の電流変化をある一定量以
上抑えると、これらの信号の電圧波形が崩れてしまう。
これにより、これらの機器の動作が不安定となったり、
誤動作が発生する場合がある。
【0005】一方、このようなフェライト・コアやフェ
ライト・ビーズの他に、複数の孔を開けたフェライト板
も電磁妨害波の低減のために使用されている。
ライト・ビーズの他に、複数の孔を開けたフェライト板
も電磁妨害波の低減のために使用されている。
【0006】図18は、従来使用されたこのようなフェ
ライト板の構造を表わしたものである。同図(a)はそ
の平面を、同図(b)は側面を、また同図(c)は正面
をそれぞれ表わしている。この図に示すように、従来の
フェライト板11には、それぞれ信号線を通すための孔
12が所定の間隔を置いて配置されている。この図18
に示した例ではこれらの孔12はフェライト板11に千
鳥状に2段で配置されている。
ライト板の構造を表わしたものである。同図(a)はそ
の平面を、同図(b)は側面を、また同図(c)は正面
をそれぞれ表わしている。この図に示すように、従来の
フェライト板11には、それぞれ信号線を通すための孔
12が所定の間隔を置いて配置されている。この図18
に示した例ではこれらの孔12はフェライト板11に千
鳥状に2段で配置されている。
【0007】図19は、従来使用されたフェライト板の
他の例を示したものである。同図(a)、(b)、
(c)はそれぞれ図18に示したと同様の関係にある。
この図19に示した例では、フェライト板14上に格子
点状に孔15が複数配置されている。
他の例を示したものである。同図(a)、(b)、
(c)はそれぞれ図18に示したと同様の関係にある。
この図19に示した例では、フェライト板14上に格子
点状に孔15が複数配置されている。
【0008】図20は、従来使用されたフェライト板の
更に他の例を示したものである。同図(a)、(b)、
(c)はそれぞれ図18に示したと同様の関係にある。
この図20に示した例では、フェライト板16上に千鳥
状に孔17が4段で配置されている。
更に他の例を示したものである。同図(a)、(b)、
(c)はそれぞれ図18に示したと同様の関係にある。
この図20に示した例では、フェライト板16上に千鳥
状に孔17が4段で配置されている。
【0009】図18ないし図20に示したようなフェラ
イト板11、14、16は、コネクタのケース内部やI
C(集積回路)の取り付けられた基板に配置され、コネ
クタの場合には信号線をこれらの孔12、15、17に
1本ずつ挿通し、ICの場合にはそのリードを1本ずつ
挿通するようになっていた。後者の場合には、ICの差
し込まれるソケットの中にフェライト板11、14、1
6を組み込む場合もあった。
イト板11、14、16は、コネクタのケース内部やI
C(集積回路)の取り付けられた基板に配置され、コネ
クタの場合には信号線をこれらの孔12、15、17に
1本ずつ挿通し、ICの場合にはそのリードを1本ずつ
挿通するようになっていた。後者の場合には、ICの差
し込まれるソケットの中にフェライト板11、14、1
6を組み込む場合もあった。
【0010】しかしながら、このようなフェライト板1
1、14、16を使用した場合には、すべてノーマル・
モードと呼ばれる電流抑止効果しか存在しなかった。す
なわち、グランドに対する電流抑止効果しかなかった。
1、14、16を使用した場合には、すべてノーマル・
モードと呼ばれる電流抑止効果しか存在しなかった。す
なわち、グランドに対する電流抑止効果しかなかった。
【0011】ところで、これらの信号の電流変化をあま
り抑えずに、発生する電磁妨害波を全体として低減させ
る手法が存在する。この手法では、各信号線とこれらを
流れる電流のリターン線すなわちグランド線あるいは電
源線とを対にし、あるいはこれらの対を複数にし、更に
は複数の信号線とそれらに流れる電流のリターン線との
群(以下、信号線群と呼ぶ。)にして、これらをフェラ
イト・コアに取りつけるようにしている。
り抑えずに、発生する電磁妨害波を全体として低減させ
る手法が存在する。この手法では、各信号線とこれらを
流れる電流のリターン線すなわちグランド線あるいは電
源線とを対にし、あるいはこれらの対を複数にし、更に
は複数の信号線とそれらに流れる電流のリターン線との
群(以下、信号線群と呼ぶ。)にして、これらをフェラ
イト・コアに取りつけるようにしている。
【0012】このような手法においても、先に説明した
と同様にフェライト・コア自体にリード線を備えた部品
が市販されている。ところが、実公平1−40230号
公報、実公平1−42396号公報、実公平1−423
97号公報、特公平2−31835号公報ならびに特公
平2−30874号公報に見られるように、これらのリ
ード線の本数は2本(それらの端子数では4個)のもの
が殆どである。リード線の本数が多くなれば、これに伴
ってフェライト・コアの組立作業に要する時間とコスト
が大幅に上昇するためであり、リード線の本数を8本以
上にすることは現実的に極めて困難になる。
と同様にフェライト・コア自体にリード線を備えた部品
が市販されている。ところが、実公平1−40230号
公報、実公平1−42396号公報、実公平1−423
97号公報、特公平2−31835号公報ならびに特公
平2−30874号公報に見られるように、これらのリ
ード線の本数は2本(それらの端子数では4個)のもの
が殆どである。リード線の本数が多くなれば、これに伴
ってフェライト・コアの組立作業に要する時間とコスト
が大幅に上昇するためであり、リード線の本数を8本以
上にすることは現実的に極めて困難になる。
【0013】プリント配線板以外における電磁妨害波の
低減のための技術として、インタフェース・ケーブル自
体にフェライト・コアを取りつけるようにしたものが存
在している(実公昭62−14770号公報、特開昭6
3−160300号公報および特公平2−34875号
公報)。しかしながら、別々の筐体の間をインタフェー
ス・ケーブルによって接続する場合には、外部に放出さ
れる電磁妨害波の低減と外部から入射する電磁妨害波の
低減との2つの目的がある。このような異なった目的に
同時にかなうために、従来では編組シールド線でインタ
フェース・ケーブルを被覆したり、アルミニウムテープ
で巻回して電磁シールドを行うのが通常であった。この
ような手法で電磁シールドを行った場合には、シールド
された内側に更にフェライト・コアを取りつけることは
困難であった。もちろん、編組シールド線等によって電
磁シールドを行ったインタフェース・ケーブルの外側に
フェライト・コアを取りつけることは比較的簡単であ
る。
低減のための技術として、インタフェース・ケーブル自
体にフェライト・コアを取りつけるようにしたものが存
在している(実公昭62−14770号公報、特開昭6
3−160300号公報および特公平2−34875号
公報)。しかしながら、別々の筐体の間をインタフェー
ス・ケーブルによって接続する場合には、外部に放出さ
れる電磁妨害波の低減と外部から入射する電磁妨害波の
低減との2つの目的がある。このような異なった目的に
同時にかなうために、従来では編組シールド線でインタ
フェース・ケーブルを被覆したり、アルミニウムテープ
で巻回して電磁シールドを行うのが通常であった。この
ような手法で電磁シールドを行った場合には、シールド
された内側に更にフェライト・コアを取りつけることは
困難であった。もちろん、編組シールド線等によって電
磁シールドを行ったインタフェース・ケーブルの外側に
フェライト・コアを取りつけることは比較的簡単であ
る。
【0014】図21は、インタフェース・ケーブルの外
側にフェライト・コアを取りつけた従来のケーブル用コ
ネクタを表わしたものである。信号線群21を収容した
ケーブル22の外表面はアルミニウムテープ等のシール
ド部材23でシールドされている。このような構成のイ
ンタフェース・ケーブル24は、金属シェル25を一端
に配置したシールドされたコネクタ・ケース26に取り
つけられている。そして、インタフェース・ケーブル2
4の外周には円筒状のフェライト・コア27がその一部
を覆うように取りつけられている。
側にフェライト・コアを取りつけた従来のケーブル用コ
ネクタを表わしたものである。信号線群21を収容した
ケーブル22の外表面はアルミニウムテープ等のシール
ド部材23でシールドされている。このような構成のイ
ンタフェース・ケーブル24は、金属シェル25を一端
に配置したシールドされたコネクタ・ケース26に取り
つけられている。そして、インタフェース・ケーブル2
4の外周には円筒状のフェライト・コア27がその一部
を覆うように取りつけられている。
【0015】図22は、このようなコネクタの等価回路
を表わしたものである。信号線群21は、フェライト・
コア27の働きによって互いにコモンモードのインダク
タとしての回路特性を有している。すなわち、これらの
信号線群21は相対的に高周波帯域の電位変化が生じな
い回路構成となっている。シールド材23はコネクタ・
ケース26と電気的に接続されている。
を表わしたものである。信号線群21は、フェライト・
コア27の働きによって互いにコモンモードのインダク
タとしての回路特性を有している。すなわち、これらの
信号線群21は相対的に高周波帯域の電位変化が生じな
い回路構成となっている。シールド材23はコネクタ・
ケース26と電気的に接続されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図23は、図21およ
び図22に示した従来のコネクタを使用した場合におけ
る電磁妨害波の発生状況を説明するためのものである。
インタフェース・ケーブル24が完全にシールドされた
装置31とシールドが不完全な装置32とを接続してい
るものとする。両装置31、32に対しては回路33、
34に対するシグナルグランド34とフレーム(筐体)
に対するフレームグランド35が行われている。この例
のように装置32に対する筐体シールドが不完全な場合
には、フレームグランド35を含めた信号線対群の電流
変化しか抑えることができないので、回路34から発生
する電磁妨害波37を十分抑えることができない。
び図22に示した従来のコネクタを使用した場合におけ
る電磁妨害波の発生状況を説明するためのものである。
インタフェース・ケーブル24が完全にシールドされた
装置31とシールドが不完全な装置32とを接続してい
るものとする。両装置31、32に対しては回路33、
34に対するシグナルグランド34とフレーム(筐体)
に対するフレームグランド35が行われている。この例
のように装置32に対する筐体シールドが不完全な場合
には、フレームグランド35を含めた信号線対群の電流
変化しか抑えることができないので、回路34から発生
する電磁妨害波37を十分抑えることができない。
【0017】この点で、フェライトをケーブルの外側に
取りつけるよりも内側に取りつけた方が、発生する電磁
妨害波を低減させる点で効果がある。すなわち、それ自
体の電磁シールドが不完全な機器にインタフェース・ケ
ーブルを接続する場合には、編組シールド線等による電
磁シールドの内側にフェライト・コアを取りつけること
で大きな効果が得られることが確認されている。プリン
タのように開口部を多く有する周辺機器との間をケーブ
ルで接続するような場合には、ケーブルの外側だけシー
ルドすることは効果が少ない。
取りつけるよりも内側に取りつけた方が、発生する電磁
妨害波を低減させる点で効果がある。すなわち、それ自
体の電磁シールドが不完全な機器にインタフェース・ケ
ーブルを接続する場合には、編組シールド線等による電
磁シールドの内側にフェライト・コアを取りつけること
で大きな効果が得られることが確認されている。プリン
タのように開口部を多く有する周辺機器との間をケーブ
ルで接続するような場合には、ケーブルの外側だけシー
ルドすることは効果が少ない。
【0018】しかしながら、すでに説明したように、図
18あるいは図19に示したフェライト板を用いた従来
のコネクタでは、それぞれの孔12、15に信号線やシ
ールド線(シールド材)23を1本ずつ挿通させたもの
となっている。
18あるいは図19に示したフェライト板を用いた従来
のコネクタでは、それぞれの孔12、15に信号線やシ
ールド線(シールド材)23を1本ずつ挿通させたもの
となっている。
【0019】図24は図19に示した従来のコネクタに
使用されたフェライト板を用いてこのような電流変化抑
止効果を説明するためのものである。フェライト板14
にはこの例で14個の孔15が2段に配置されている。
このうちの上段には例えば1本ずつ信号線41が挿通さ
れ、下段にはこれらの信号線41に1本ずつ対応させて
グランド線42が挿通されている。このように1つの信
号線41あるいは42を1つの孔15に対応させるよう
にすると、磁束43は各孔15の回りをまわることにな
る。
使用されたフェライト板を用いてこのような電流変化抑
止効果を説明するためのものである。フェライト板14
にはこの例で14個の孔15が2段に配置されている。
このうちの上段には例えば1本ずつ信号線41が挿通さ
れ、下段にはこれらの信号線41に1本ずつ対応させて
グランド線42が挿通されている。このように1つの信
号線41あるいは42を1つの孔15に対応させるよう
にすると、磁束43は各孔15の回りをまわることにな
る。
【0020】図25は、図24に示したフェライト板を
使用した場合の等価回路を示したものである。磁束は各
孔15の回りをそれぞれまわるので、等価回路は図25
に示したようにノーマル・モードのインダクタ45とな
る。この結果、例えば図26に示したように立ち上がり
や立ち下がりが急峻な信号47が信号の送信素子から出
力されたときには、図27に示したように乱れた波形の
信号となる。このように従来のフェライト板を使用した
コネクタでは、不十分な電流変化抑止効果しか存在せ
ず、高周波のディジタル信号の各信号の電流変化をある
程度以上抑えると、信号の電圧波形が崩れて動作が不安
定になるという問題があった。
使用した場合の等価回路を示したものである。磁束は各
孔15の回りをそれぞれまわるので、等価回路は図25
に示したようにノーマル・モードのインダクタ45とな
る。この結果、例えば図26に示したように立ち上がり
や立ち下がりが急峻な信号47が信号の送信素子から出
力されたときには、図27に示したように乱れた波形の
信号となる。このように従来のフェライト板を使用した
コネクタでは、不十分な電流変化抑止効果しか存在せ
ず、高周波のディジタル信号の各信号の電流変化をある
程度以上抑えると、信号の電圧波形が崩れて動作が不安
定になるという問題があった。
【0021】そこで本発明の目的は、ケーブルから発生
する電磁妨害波を安価で効率的に低減させることのでき
るケーブル用コネクタを提供することにある。
する電磁妨害波を安価で効率的に低減させることのでき
るケーブル用コネクタを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、ほぼ同一直径の2つの孔をこれらの直径よりも短い
幅を有する線状の空隙部で連結してなる孔部を1枚の磁
性体上に複数配置した磁性体板と、この磁性体板を内部
等に配置するコネクタ本体と、磁性体板の孔部のそれぞ
れ一方の孔に1本ずつ挿通される信号線と、これらの信
号線と1本ずつ対応付けられ孔部の他方の孔に1本ずつ
挿通されるグランド線とをコネクタに具備させる。
は、ほぼ同一直径の2つの孔をこれらの直径よりも短い
幅を有する線状の空隙部で連結してなる孔部を1枚の磁
性体上に複数配置した磁性体板と、この磁性体板を内部
等に配置するコネクタ本体と、磁性体板の孔部のそれぞ
れ一方の孔に1本ずつ挿通される信号線と、これらの信
号線と1本ずつ対応付けられ孔部の他方の孔に1本ずつ
挿通されるグランド線とをコネクタに具備させる。
【0023】すなわち請求項1記載の発明では、コネク
タの内部に配置される磁性体板に2つの孔を1対として
複数配置し、これら2つの孔を線状の空隙部で連結す
る。そして、1対の孔の一方に信号線を1本配置し、他
方の孔にその信号線に対するグランド線を配置すること
にして、信号線とグランド線からなる1対の線の周囲に
磁性体を取りつけた状態と、これらの対の全体としての
線を囲って磁性体を取りつけた状態の2種類の状態を同
時に満足することができ、各信号線対ごとのコモン・モ
ードのみならず全信号線対群のコモン・モードに対して
も電流抑制効果を得ることができる。
タの内部に配置される磁性体板に2つの孔を1対として
複数配置し、これら2つの孔を線状の空隙部で連結す
る。そして、1対の孔の一方に信号線を1本配置し、他
方の孔にその信号線に対するグランド線を配置すること
にして、信号線とグランド線からなる1対の線の周囲に
磁性体を取りつけた状態と、これらの対の全体としての
線を囲って磁性体を取りつけた状態の2種類の状態を同
時に満足することができ、各信号線対ごとのコモン・モ
ードのみならず全信号線対群のコモン・モードに対して
も電流抑制効果を得ることができる。
【0024】請求項2記載の発明によれば、ほぼ同一直
径の2つの孔をこれらの直径よりも短い幅を有する線状
の空隙部で連結してなる孔部を1枚の磁性体上に複数配
置した磁性体板と、この磁性体板を内部等に配置するコ
ネクタ本体と、磁性体板の孔部のそれぞれ一方の孔に1
本ずつ挿通される信号線と、これらの信号線と1本ずつ
対応付けられ孔部の他方の孔に1本ずつ挿通される逆相
の信号線とをコネクタに具備させる。
径の2つの孔をこれらの直径よりも短い幅を有する線状
の空隙部で連結してなる孔部を1枚の磁性体上に複数配
置した磁性体板と、この磁性体板を内部等に配置するコ
ネクタ本体と、磁性体板の孔部のそれぞれ一方の孔に1
本ずつ挿通される信号線と、これらの信号線と1本ずつ
対応付けられ孔部の他方の孔に1本ずつ挿通される逆相
の信号線とをコネクタに具備させる。
【0025】すなわち請求項2記載の発明では、コネク
タの内部に配置される磁性体板に2つの孔を1対として
複数配置し、これら2つの孔を線状の空隙部で連結す
る。そして、1対の孔の一方に信号線を1本配置し、他
方の孔にその信号線に対する逆相の信号線を配置するこ
とにして、信号線と逆相の信号線からなる1対の線の周
囲に磁性体を取りつけた状態と、これらの対の全体とし
ての線を囲って磁性体を取りつけた状態の2種類の状態
を同時に満足することができ、各信号線対ごとのコモン
・モードのみならず全信号線対群のコモン・モードに対
しても電流抑制効果を得ることができる。
タの内部に配置される磁性体板に2つの孔を1対として
複数配置し、これら2つの孔を線状の空隙部で連結す
る。そして、1対の孔の一方に信号線を1本配置し、他
方の孔にその信号線に対する逆相の信号線を配置するこ
とにして、信号線と逆相の信号線からなる1対の線の周
囲に磁性体を取りつけた状態と、これらの対の全体とし
ての線を囲って磁性体を取りつけた状態の2種類の状態
を同時に満足することができ、各信号線対ごとのコモン
・モードのみならず全信号線対群のコモン・モードに対
しても電流抑制効果を得ることができる。
【0026】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0027】図1は本発明の一実施例におけるコネクタ
の構成を正面から表わしたものであり、図2はこれを側
面から表わしたものである。このコネクタ51は、コネ
クタ取付用ねじ穴52、53をその鍔部54に設けたコ
ネクタ金具55を有している。コネクタ金具55の金属
シェル56からは、図示しない装置と接続するためのコ
ネクタ・リード57が2段構成で7本ずつ合計14本突
出している。金属シェル56の内部には、多孔フェライ
ト板58がこれらのコネクタ・リード57と非接触とな
るように組み込まれている。
の構成を正面から表わしたものであり、図2はこれを側
面から表わしたものである。このコネクタ51は、コネ
クタ取付用ねじ穴52、53をその鍔部54に設けたコ
ネクタ金具55を有している。コネクタ金具55の金属
シェル56からは、図示しない装置と接続するためのコ
ネクタ・リード57が2段構成で7本ずつ合計14本突
出している。金属シェル56の内部には、多孔フェライ
ト板58がこれらのコネクタ・リード57と非接触とな
るように組み込まれている。
【0028】図3は、本実施例で使用されるフェライト
板の構造を表わしたものである。同図(a)はその平面
を、同図(b)は側面を、また同図(c)は正面をそれ
ぞれ表わしている。この図に示すように、多孔フェライ
ト板58には、それぞれ信号線を通すための孔61が所
定の間隔を置いて7つ並設されている。これらの孔61
は、それぞれ所定の直径の円からなる1対の円形部61
A、61Aと、これらの円形部を最短距離で結ぶ1本の
線状の空隙部61Bから構成されている。1対の円形部
61Aには図1に示したようにコネクタ・リード57が
1本ずつ挿通されることになる。
板の構造を表わしたものである。同図(a)はその平面
を、同図(b)は側面を、また同図(c)は正面をそれ
ぞれ表わしている。この図に示すように、多孔フェライ
ト板58には、それぞれ信号線を通すための孔61が所
定の間隔を置いて7つ並設されている。これらの孔61
は、それぞれ所定の直径の円からなる1対の円形部61
A、61Aと、これらの円形部を最短距離で結ぶ1本の
線状の空隙部61Bから構成されている。1対の円形部
61Aには図1に示したようにコネクタ・リード57が
1本ずつ挿通されることになる。
【0029】孔61の形状については、1対のコネクタ
・リード57を囲むフェライト板58の孔の断面積が小
さいほど電磁妨害波の低減に効果がある。これは、この
ような低減効果がμS/Lに比例するという電磁気学の
原理によって説明することができる。ここで、μとは磁
性体の透磁率を、Sは磁性体の断面積を、Lは磁路長を
それぞれ表わしている。つまり、コネクタ・リード57
の間隔とフェライトの材質とを固定とした場合、効果は
断面積Sに最も依存するので、1対の円形部61Aを連
結する空隙部61Bを狭くする方が電磁妨害波の低減に
効果があることになる。
・リード57を囲むフェライト板58の孔の断面積が小
さいほど電磁妨害波の低減に効果がある。これは、この
ような低減効果がμS/Lに比例するという電磁気学の
原理によって説明することができる。ここで、μとは磁
性体の透磁率を、Sは磁性体の断面積を、Lは磁路長を
それぞれ表わしている。つまり、コネクタ・リード57
の間隔とフェライトの材質とを固定とした場合、効果は
断面積Sに最も依存するので、1対の円形部61Aを連
結する空隙部61Bを狭くする方が電磁妨害波の低減に
効果があることになる。
【0030】図4は、ディジタル信号を送受信するディ
ジタル信号送受信回路を表わしたものである。ディジタ
ル信号送受信回路のコネクタ部にフェライト板を入れる
ことは、このように信号の経路にフィルタを入れること
を意味する。この図で信号送信素子71から出力される
信号線72とグランド線73すなわち電流帰還路とは、
フィルタ74を経て信号受信素子75あるいはそのグラ
ンドに接続される。この図で信号受信素子75の近傍に
示した2つの抵抗76、77は終端抵抗である。
ジタル信号送受信回路を表わしたものである。ディジタ
ル信号送受信回路のコネクタ部にフェライト板を入れる
ことは、このように信号の経路にフィルタを入れること
を意味する。この図で信号送信素子71から出力される
信号線72とグランド線73すなわち電流帰還路とは、
フィルタ74を経て信号受信素子75あるいはそのグラ
ンドに接続される。この図で信号受信素子75の近傍に
示した2つの抵抗76、77は終端抵抗である。
【0031】図5は図24に対応するもので、本実施例
のフェライト板を用いた際の電流変化抑止効果を説明す
るためのものである。多孔フェライト板58に配置され
た7個の孔61のうちの図で上側の合計7つの円形部6
1Aにはそれぞれ信号線が接続されたコネクタ・リード
57Aが挿通している。また、図で下側に配置された合
計7つの円形部61Aにはそれぞれの信号線に対応する
信号グランド線が接続されたコネクタ・リード57Bが
挿通している。したがって、それぞれの孔58ごとに磁
束63がまわることになる。
のフェライト板を用いた際の電流変化抑止効果を説明す
るためのものである。多孔フェライト板58に配置され
た7個の孔61のうちの図で上側の合計7つの円形部6
1Aにはそれぞれ信号線が接続されたコネクタ・リード
57Aが挿通している。また、図で下側に配置された合
計7つの円形部61Aにはそれぞれの信号線に対応する
信号グランド線が接続されたコネクタ・リード57Bが
挿通している。したがって、それぞれの孔58ごとに磁
束63がまわることになる。
【0032】図6は、図25に対応するもので、図5に
示したような信号線の配置状態における等化回路を表わ
したものである。本実施例では図5に示したそれぞれの
孔58ごとに磁束63がまわるので、それぞれの信号線
とこれら信号線と対になった信号グランド線とがコモン
・モードのインダクタ65となる。
示したような信号線の配置状態における等化回路を表わ
したものである。本実施例では図5に示したそれぞれの
孔58ごとに磁束63がまわるので、それぞれの信号線
とこれら信号線と対になった信号グランド線とがコモン
・モードのインダクタ65となる。
【0033】この結果、図26で説明したような立ち上
がりや立ち下がりが急峻な信号47が信号の送信素子か
ら出力されたような場合であっても、図27の従来の場
合と異なり、図7に示した本実施例の場合には波形の乱
れがほとんど生じない。
がりや立ち下がりが急峻な信号47が信号の送信素子か
ら出力されたような場合であっても、図27の従来の場
合と異なり、図7に示した本実施例の場合には波形の乱
れがほとんど生じない。
【0034】なお、“ANSI X3.131−198
6”で規定されている“SCSI”(Small Computer S
ystem Interface )では、コネクタの形状とピンの配置
とが定められている。シングル・エンド回路の場合に
は、信号線と対向する線は、信号グランド線と定められ
ている。このような規定に限らず、一般的な他のインタ
フェースにおいても、耐ノイズ性の向上や電磁妨害波の
低減のために、信号線に対向する線は図5で説明したよ
うに信号グランド線にすることが多い。
6”で規定されている“SCSI”(Small Computer S
ystem Interface )では、コネクタの形状とピンの配置
とが定められている。シングル・エンド回路の場合に
は、信号線と対向する線は、信号グランド線と定められ
ている。このような規定に限らず、一般的な他のインタ
フェースにおいても、耐ノイズ性の向上や電磁妨害波の
低減のために、信号線に対向する線は図5で説明したよ
うに信号グランド線にすることが多い。
【0035】図8は図22に対応するもので、本実施例
の場合のコネクタの等化回路を表わしたものである。本
実施例では、図1に示した多孔フェライト板58が各信
号線対ごとのコモン・モードのインダクタとしての機能
58Cと、全信号線対群のコモン・モードのインダクタ
としての機能58Tを有することになる。なお、図8に
示した例では、信号線81の遮蔽を行うシールド線82
はコネクタ金具55に接続されるようになっている。
の場合のコネクタの等化回路を表わしたものである。本
実施例では、図1に示した多孔フェライト板58が各信
号線対ごとのコモン・モードのインダクタとしての機能
58Cと、全信号線対群のコモン・モードのインダクタ
としての機能58Tを有することになる。なお、図8に
示した例では、信号線81の遮蔽を行うシールド線82
はコネクタ金具55に接続されるようになっている。
【0036】本実施例のコネクタでは、図23で説明し
たフレームグランド35を除いたそれぞれの信号線対の
電流変化も抑えることができるので、回路33、34か
ら発生する電磁妨害波を効果的に抑えることができる。
たフレームグランド35を除いたそれぞれの信号線対の
電流変化も抑えることができるので、回路33、34か
ら発生する電磁妨害波を効果的に抑えることができる。
【0037】変形例
【0038】図9は本発明の第1の変形例を表わしたも
のである。同図(a)、(b)、(c)はそれぞれ図3
に示したと同様の関係にある。この図9に示した変形例
では、フェライト板91上に千鳥状に円形部92Aが配
置されており、上下に配置されたこれらの1対ずつが1
本の線状の空隙部91Bで接続され、孔91を構成して
いる。
のである。同図(a)、(b)、(c)はそれぞれ図3
に示したと同様の関係にある。この図9に示した変形例
では、フェライト板91上に千鳥状に円形部92Aが配
置されており、上下に配置されたこれらの1対ずつが1
本の線状の空隙部91Bで接続され、孔91を構成して
いる。
【0039】図10は本発明の第2の変形例を表わした
ものである。同図(a)、(b)、(c)はそれぞれ図
3に示したと同様の関係にある。この図10に示した変
形例では、フェライト板93上に千鳥状に4段となった
円形部94Aが配置されており、上下に配置されたこれ
らの1対ずつが1本の線状の空隙部94Bで接続され、
孔94を構成している。図9あるいは図10に示したよ
うに円形部92A、94Aを千鳥状に配置することで、
図3の多孔フェライト板58に比べてフェライト板9
1、93上にこれらをより多く配置することが可能にな
る。
ものである。同図(a)、(b)、(c)はそれぞれ図
3に示したと同様の関係にある。この図10に示した変
形例では、フェライト板93上に千鳥状に4段となった
円形部94Aが配置されており、上下に配置されたこれ
らの1対ずつが1本の線状の空隙部94Bで接続され、
孔94を構成している。図9あるいは図10に示したよ
うに円形部92A、94Aを千鳥状に配置することで、
図3の多孔フェライト板58に比べてフェライト板9
1、93上にこれらをより多く配置することが可能にな
る。
【0040】図11は、本発明の第3の変形例における
コネクタの正面を、また図12はこのコネクタの側面を
それぞれ表わしたものである。このコネクタ101は、
プリント配線板に取りつけることを前提とした構造とな
っており、断面がL字状のコネクタ本体102の内側の
屈曲部にはコネクタ・リード103に対応する箇所に孔
61(図3参照)を穿ったフェライト板104が配置さ
れている。このフェライト板104から図で水平方向に
突出したコネクタ・リード103は、90度折れ曲がっ
てコネクタ本体102の一方の平板部分を貫通し、これ
から突き出た部分がプリント配線板上で半田付けされる
ようになっている。コネクタ本体102の他方の平板部
分には断面がL字状のコネクタ取付金具105が配置さ
れ、コネクタ取付ネジ106によってこの平板部分にお
ける他の面にコネクタ金具107を固定するようになっ
ている。
コネクタの正面を、また図12はこのコネクタの側面を
それぞれ表わしたものである。このコネクタ101は、
プリント配線板に取りつけることを前提とした構造とな
っており、断面がL字状のコネクタ本体102の内側の
屈曲部にはコネクタ・リード103に対応する箇所に孔
61(図3参照)を穿ったフェライト板104が配置さ
れている。このフェライト板104から図で水平方向に
突出したコネクタ・リード103は、90度折れ曲がっ
てコネクタ本体102の一方の平板部分を貫通し、これ
から突き出た部分がプリント配線板上で半田付けされる
ようになっている。コネクタ本体102の他方の平板部
分には断面がL字状のコネクタ取付金具105が配置さ
れ、コネクタ取付ネジ106によってこの平板部分にお
ける他の面にコネクタ金具107を固定するようになっ
ている。
【0041】このような構造のコネクタ101では、コ
ネクタ・リード103の折れ曲がった部分を利用して比
較的厚いフェライト板を配置することができる。しか
も、図3で示したような2つの円形部61Aを連結した
孔61に1対の信号を流すことにしたので、電磁妨害波
を効果的に抑えることができる。
ネクタ・リード103の折れ曲がった部分を利用して比
較的厚いフェライト板を配置することができる。しか
も、図3で示したような2つの円形部61Aを連結した
孔61に1対の信号を流すことにしたので、電磁妨害波
を効果的に抑えることができる。
【0042】図13は、本発明の第4の変形例における
コネクタの正面を、また図14はこのコネクタの側面を
それぞれ表わしたものである。このコネクタ111も、
プリント配線板に取りつけることを前提とした構造とな
っている。図11と同一部分には同一の符号を付してお
り、これらの説明を適宜省略する。
コネクタの正面を、また図14はこのコネクタの側面を
それぞれ表わしたものである。このコネクタ111も、
プリント配線板に取りつけることを前提とした構造とな
っている。図11と同一部分には同一の符号を付してお
り、これらの説明を適宜省略する。
【0043】この第4の変形例のコネクタ111では、
フェライト板112の一面がコネクタ・リード103の
突出する側の平板部分に固定されており、それらの他端
はコネクタ・リード103の90度に折れ曲がった部位
の近傍まで延びている。このため図14に示すようにフ
ェライト板112は階段状の段差を有しており、その厚
さが最大限に設定されている。これは、電磁妨害波を最
大限に抑えるために有効である。
フェライト板112の一面がコネクタ・リード103の
突出する側の平板部分に固定されており、それらの他端
はコネクタ・リード103の90度に折れ曲がった部位
の近傍まで延びている。このため図14に示すようにフ
ェライト板112は階段状の段差を有しており、その厚
さが最大限に設定されている。これは、電磁妨害波を最
大限に抑えるために有効である。
【0044】図15は、本発明の第5の変形例における
フェライト板の構成を表わしたものである。同図
(a)、(b)、(c)はそれぞれ図3に示したと同様
の関係にある。この変形例で、フェライト板121には
2段にわたって千鳥状に円形部122Aが形成されてお
り、これらは空隙部122Bによって互いに連結され1
つの孔122を形作っている。このようなフェライト板
121では、複数の信号線とこれらの信号線に対する共
通した1つの信号帰還路を各品122に割り当てること
によって、すでに説明したような効果を得ることができ
る。
フェライト板の構成を表わしたものである。同図
(a)、(b)、(c)はそれぞれ図3に示したと同様
の関係にある。この変形例で、フェライト板121には
2段にわたって千鳥状に円形部122Aが形成されてお
り、これらは空隙部122Bによって互いに連結され1
つの孔122を形作っている。このようなフェライト板
121では、複数の信号線とこれらの信号線に対する共
通した1つの信号帰還路を各品122に割り当てること
によって、すでに説明したような効果を得ることができ
る。
【0045】図16は、本発明の第6の変形例における
フェライト板の構成を表わしたものである。同図
(a)、(b)、(c)はそれぞれ図3に示したと同様
の関係にある。この変形例で、フェライト板123には
2段にわたって格子点位置にそれぞれ円形部124Aが
形成されており、これらは空隙部124Bによって互い
に連結され1つの孔124を形作っている。このような
孔124によっても図15に示したフェライト板121
と同様な効果を得ることができる。
フェライト板の構成を表わしたものである。同図
(a)、(b)、(c)はそれぞれ図3に示したと同様
の関係にある。この変形例で、フェライト板123には
2段にわたって格子点位置にそれぞれ円形部124Aが
形成されており、これらは空隙部124Bによって互い
に連結され1つの孔124を形作っている。このような
孔124によっても図15に示したフェライト板121
と同様な効果を得ることができる。
【0046】図17は、本発明の第7の変形例における
フェライト板の構成を表わしたものである。同図
(a)、(b)、(c)はそれぞれ図3に示したと同様
の関係にある。この変形例で、フェライト板125には
4段にわたって千鳥状に円形部126Aが形成されてお
り、これらは空隙部126Bによって互いに連結され1
つの孔126を形作っている。このような孔126によ
っても図15に示したフェライト板121と同様な効果
を得ることができる。
フェライト板の構成を表わしたものである。同図
(a)、(b)、(c)はそれぞれ図3に示したと同様
の関係にある。この変形例で、フェライト板125には
4段にわたって千鳥状に円形部126Aが形成されてお
り、これらは空隙部126Bによって互いに連結され1
つの孔126を形作っている。このような孔126によ
っても図15に示したフェライト板121と同様な効果
を得ることができる。
【0047】以上、図15〜図17にはそれぞれ連結さ
れた1つの孔122、124、126を配置したフェラ
イト板121、123、125を示したが、フェライト
板にはこれらの形状の孔と図3、図9、図10に示した
形状の孔を組み合わせて配置することも可能である。
れた1つの孔122、124、126を配置したフェラ
イト板121、123、125を示したが、フェライト
板にはこれらの形状の孔と図3、図9、図10に示した
形状の孔を組み合わせて配置することも可能である。
【0048】以上説明した実施例および変形例では、信
号線とグランド線とを対にして同一の孔の異なった位置
に配置する場合を前提として説明したが、信号線とそれ
らに対応する逆相の信号線とを対にして配置するように
してもよいことはもちろんである。
号線とグランド線とを対にして同一の孔の異なった位置
に配置する場合を前提として説明したが、信号線とそれ
らに対応する逆相の信号線とを対にして配置するように
してもよいことはもちろんである。
【0049】
【発明の効果】このように本発明によれば、信号線とグ
ランド線あるいは信号線とこれと逆相の信号線からなる
1対の線の周囲に磁性体を取りつけた状態と、これらの
対の全体としての線を囲って磁性体を取りつけた状態の
2種類の状態を同時に満足することができ、1枚の磁性
体を用いて各信号線対ごとのコモン・モードのみならず
全信号線対群のコモン・モードに対しても電流抑制効果
を得ることができる。したがって、他の方策を採った場
合と比べて部品単価が低くなり、また部品点数が少ない
という利点がある。また、シールドされたインタフェー
ス・ケーブル等に特殊な加工を行う必要がなく、プリン
ト配線板に特別な対策を加えることなく電磁妨害波を有
効に低減させることができるので、電磁妨害波に対する
対策全体についての材料費や組立加工費を含めて考察す
ると、はるかに安価な機器を提供することになる。更
に、これと同時に、電磁妨害波に対する対策を速やかに
採ることができるので、解決に長時間を要する場合と比
べて時間の節約効果も大きい。
ランド線あるいは信号線とこれと逆相の信号線からなる
1対の線の周囲に磁性体を取りつけた状態と、これらの
対の全体としての線を囲って磁性体を取りつけた状態の
2種類の状態を同時に満足することができ、1枚の磁性
体を用いて各信号線対ごとのコモン・モードのみならず
全信号線対群のコモン・モードに対しても電流抑制効果
を得ることができる。したがって、他の方策を採った場
合と比べて部品単価が低くなり、また部品点数が少ない
という利点がある。また、シールドされたインタフェー
ス・ケーブル等に特殊な加工を行う必要がなく、プリン
ト配線板に特別な対策を加えることなく電磁妨害波を有
効に低減させることができるので、電磁妨害波に対する
対策全体についての材料費や組立加工費を含めて考察す
ると、はるかに安価な機器を提供することになる。更
に、これと同時に、電磁妨害波に対する対策を速やかに
採ることができるので、解決に長時間を要する場合と比
べて時間の節約効果も大きい。
【0050】また、本発明によれば、等価回路的に見て
信号波形を乱すことがない。したがって、高調波電流の
減衰効果が大きなフェライト材質を選択して使用するこ
とができ、電磁妨害波対策に有効である。
信号波形を乱すことがない。したがって、高調波電流の
減衰効果が大きなフェライト材質を選択して使用するこ
とができ、電磁妨害波対策に有効である。
【図1】 本発明の一実施例におけるコネクタの構成を
正面から表わした正面図である。
正面から表わした正面図である。
【図2】 本実施例におけるコネクタの側面図である。
【図3】 本実施例で使用されるフェライト板の平面、
側面および正面を表わした図である。
側面および正面を表わした図である。
【図4】 ディジタル信号を送受信するディジタル信号
送受信回路を表わした回路図である。
送受信回路を表わした回路図である。
【図5】 図24に対応するもので、本実施例のフェラ
イト板を用いた際の電流変化抑止効果を示す説明図であ
る。
イト板を用いた際の電流変化抑止効果を示す説明図であ
る。
【図6】 図25に対応するもので、図5に示したよう
な信号線の配置状態における等化回路を示す回路図であ
る。
な信号線の配置状態における等化回路を示す回路図であ
る。
【図7】 本実施例のコネクタを使用した場合の信号波
形を示す特性図である。
形を示す特性図である。
【図8】 図22に対応するもので、本実施例の場合の
コネクタの等化回路を表わした回路図である。
コネクタの等化回路を表わした回路図である。
【図9】 本発明の第1の変形例におけるフェライト板
の平面、側面および正面を表わした図である。
の平面、側面および正面を表わした図である。
【図10】 本発明の第2の変形例におけるフェライト
板の平面、側面および正面を表わした図である。
板の平面、側面および正面を表わした図である。
【図11】 本発明の第3の変形例におけるコネクタの
正面を表わした正面図である。
正面を表わした正面図である。
【図12】 本発明の第3の変形例におけるコネクタの
側面を表わした側面図である。
側面を表わした側面図である。
【図13】 本発明の第4の変形例におけるコネクタの
正面を表わした正面図である。
正面を表わした正面図である。
【図14】 本発明の第4の変形例におけるコネクタの
側面を表わした側面図である。
側面を表わした側面図である。
【図15】 本発明の第5の変形例におけるフェライト
板の平面、側面および正面を表わした図である。
板の平面、側面および正面を表わした図である。
【図16】 本発明の第6の変形例におけるフェライト
板の平面、側面および正面を表わした図である。
板の平面、側面および正面を表わした図である。
【図17】 本発明の第7の変形例におけるフェライト
板の平面、側面および正面を表わした図である。
板の平面、側面および正面を表わした図である。
【図18】 従来使用されたフェライト板の平面、側面
および正面を表わした図である。
および正面を表わした図である。
【図19】 従来使用されたフェライト板の他の例にお
ける平面、側面および正面を表わした図である。
ける平面、側面および正面を表わした図である。
【図20】 従来使用されたフェライト板の更に他の例
における平面、側面および正面を表わした図である。
における平面、側面および正面を表わした図である。
【図21】 インタフェース・ケーブルの外側にフェラ
イト・コアを取りつけた従来のケーブル用コネクタとケ
ーブルを表わした平面図および断面図である。
イト・コアを取りつけた従来のケーブル用コネクタとケ
ーブルを表わした平面図および断面図である。
【図22】 図21に示した従来のケーブル用コネクタ
の等価回路である。
の等価回路である。
【図23】 図21および図22に示した従来のコネク
タを使用した場合における電磁妨害波の発生状況を説明
するための回路図である。
タを使用した場合における電磁妨害波の発生状況を説明
するための回路図である。
【図24】 図19に示した従来のコネクタに使用され
たフェライト板を用いた際の電流変化抑止効果を示す説
明図である。
たフェライト板を用いた際の電流変化抑止効果を示す説
明図である。
【図25】 図24に示したフェライト板を使用した場
合の等価回路である。
合の等価回路である。
【図26】 送信素子から出力される信号波形の一例を
示す波形図である。
示す波形図である。
【図27】 従来のコネクタを用いて図26に示した信
号を受信した場合の信号波形の一例を示す波形図であ
る。
号を受信した場合の信号波形の一例を示す波形図であ
る。
41、57A…(信号線が接続される側の)コネクタ・
リード、42、57B…(信号グランド線側の)コネク
タ・リード、45…ノーマル・モードのインダクタ、5
1、101、111…コネクタ、55…コネクタ金具、
57…コネクタ・リード、58、91、93、104、
112、121、123、125…フェライト板、58
C…各信号線対ごとのコモン・モードのインダクタとし
ての機能、58T…全信号線対群のコモン・モードのイ
ンダクタとしての機能、61、92、94、122、1
24、126…孔、61A、92A、94A、122
A、124A、126A…円形部、61B、92B、9
4B、122B、124B、126B…空隙部、65…
コモン・モードのインダクタ、74…フィルタ、82…
シールド線
リード、42、57B…(信号グランド線側の)コネク
タ・リード、45…ノーマル・モードのインダクタ、5
1、101、111…コネクタ、55…コネクタ金具、
57…コネクタ・リード、58、91、93、104、
112、121、123、125…フェライト板、58
C…各信号線対ごとのコモン・モードのインダクタとし
ての機能、58T…全信号線対群のコモン・モードのイ
ンダクタとしての機能、61、92、94、122、1
24、126…孔、61A、92A、94A、122
A、124A、126A…円形部、61B、92B、9
4B、122B、124B、126B…空隙部、65…
コモン・モードのインダクタ、74…フィルタ、82…
シールド線
Claims (2)
- 【請求項1】 ほぼ同一直径の2つの孔をこれらの直径
よりも短い幅を有する線状の空隙部で連結してなる孔部
を1枚の磁性体上に複数配置した磁性体板と、 この磁性体板を配置するコネクタ本体と、 前記磁性体板の前記孔部のそれぞれ一方の孔に1本ずつ
挿通される信号線と、 これらの信号線と1本ずつ対応付けられ前記孔部の他方
の孔に1本ずつ挿通されるグランド線とを具備すること
を特徴とするコネクタ。 - 【請求項2】 ほぼ同一直径の2つの孔をこれらの直径
よりも短い幅を有する線状の空隙部で連結してなる孔部
を1枚の磁性体上に複数配置した磁性体板と、 この磁性体板を配置するコネクタ本体と、 前記磁性体板の前記孔部のそれぞれ一方の孔に1本ずつ
挿通される信号線と、 これらの信号線と1本ずつ対応付けられ前記孔部の他方
の孔に1本ずつ挿通される逆相の信号線とを具備するこ
とを特徴とするコネクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4278602A JPH06132053A (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4278602A JPH06132053A (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | コネクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06132053A true JPH06132053A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=17599562
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4278602A Pending JPH06132053A (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | コネクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06132053A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1531653A1 (en) * | 1999-11-24 | 2005-05-18 | Teradyne, Inc. | Differential signal electrical connectors |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP4278602A patent/JPH06132053A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1531653A1 (en) * | 1999-11-24 | 2005-05-18 | Teradyne, Inc. | Differential signal electrical connectors |
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