JPH0613404A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH0613404A
JPH0613404A JP16784492A JP16784492A JPH0613404A JP H0613404 A JPH0613404 A JP H0613404A JP 16784492 A JP16784492 A JP 16784492A JP 16784492 A JP16784492 A JP 16784492A JP H0613404 A JPH0613404 A JP H0613404A
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thin film
semiconductor device
forming
gate electrode
manufacturing
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JP16784492A
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Hideaki Oka
秀明 岡
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】低温プロセスで高性能なpoly−SiTFT
を作製するための素子構造及び製造プロセスを提供す
る。 【構成】絶縁ゲート型半導体装置において、シリコンを
主体としボロン等の不純物をドーピングしたチャンネル
領域を含む多結晶半導体層102、ゲート絶縁膜10
3、サイドウォール105を有するゲート電極104、
ゲート電極及び該多結晶半導体層上に選択的に形成され
た不純物をドープした半導体薄膜106、該薄膜上に選
択的に形成された金属薄膜108を少なくとも有する。 【効果】オフセット構造を有するセルフアライン型TF
Tを低温形成でき、更に、ゲート電極及びソースドレイ
ン領域の低抵抗化も同時に実現できる。その結果、高性
能なCMOS型のpoly−SiTFTを安価なガラス
基板上に形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置及びその製
造方法に係わり、特に、絶縁性非晶質材料上の半導体装
置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】低融点ガラス基板上に、多結晶シリコン
を素子材とした高性能なTFT(薄膜トランジスタ)を
低温形成する試みが活発化している。特に、基板とし
て、コーニング社の7059等の低融点ガラスを用い、
プロセスの最高温度450℃程度以下で、高移動度でオ
ンオフ比の高いCMOS型のpoly−SiTFTを作
製する低温プロセスの実用化が待望されている。
【0003】高性能なpoly−SiTFTを形成する
従来の方法としては、固相成長法でpoly−Si膜を
形成し、イオンインプラ法でソースドレイン領域を形成
する方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な従来のTFT構造及び製造方法では、以下に述べる問
題があった。(1)550℃〜650℃程度のアニール
を数時間〜数十時間行う必要があるため、基板としてコ
ーニング社の7059等の安価な基板を用いることがで
きない。(2)550℃〜650℃程度の固相成長アニ
ールを行っただけでは、多結晶シリコンの結晶化率等の
結晶性を十分に向上させることができず、TFTの電界
効果移動度が100cm2/V・s(Nch)近くの高
性能なTFTを形成することが困難である。(3)セル
フアライン法でゲート電極をマスクとしてソースドレイ
ン領域を形成するため、ドレイン端での電子・正孔対の
生成電流等を原因としたオフリーク電流が発生し、充分
なオンオフ比が得られない等の問題があった。そこで、
本発明はより簡便かつ実用的なTFT構造及びその製造
方法で、結晶性の高い多結晶シリコンを低温で再現性良
く形成し、高移動度でオンオフ比が大きいCMOS型の
poly−SiTFTを450℃程度以下の低温で形成
する素子構造及びその製造方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、 1)絶縁ゲート型半導体装置のチャンネル領域がシリコ
ンを主体とする多結晶半導体で形成された半導体装置に
おいて、チャンネル領域をその一部として含むシリコン
を主体とする多結晶半導体層、ゲート絶縁膜、サイドウ
ォールを有するゲート電極、該シリコンを主体とする多
結晶半導体層の少なくとも一部の領域上に形成されたソ
ース・ドレイン領域を成す薄膜及び該薄膜と同一材で形
成されたゲート電極上の薄膜を少なくとも有し、前記ソ
ース・ドレイン領域を成す薄膜及び該薄膜と同一材で形
成されたゲート電極上の薄膜が、不純物をドープした多
結晶シリコンと金属薄膜の積層された構造から成ること
を特徴とする。
【0006】2)前記金属薄膜がAl、W、Cuの内の
少なくとも1つから成ることを特徴とする。
【0007】3)前記ソース・ドレイン領域を成す薄膜
及び該薄膜と同一材で形成されたゲート電極上の薄膜の
シート抵抗が1Ω/□以下であることを特徴とする。
【0008】4)前記チャンネル領域をその一部として
含むシリコンを主体とする多結晶半導体層にボロン等の
不純物が含まれていることを特徴とする。
【0009】5)半導体装置の基板が歪点600℃以下
のガラス基板であることを特徴とする。
【0010】6)前記チャンネル領域をその一部として
含むシリコンを主体とする多結晶半導体層の膜厚が50
Å〜250Åであることを特徴とする。
【0011】7)前記多結晶半導体層の結晶化率が9
9.5%以上であることを特徴とする。 8)前記ソース・ドレイン領域を成す薄膜及び該薄膜と
同一材で形成されたゲート電極上の薄膜が、不純物をド
ープした多結晶シリコンより成ることを特徴とする。
【0012】9)前記不純物をドープした多結晶シリコ
ン層の抵抗率が5×10-4Ω・cm以下であることを特
徴とする。
【0013】10)絶縁ゲート型半導体装置のチャンネ
ル領域がシリコンを主体とする多結晶半導体で形成され
た半導体装置の製造方法において、チャンネル領域を含
むシリコンを主体とし、ボロン等の不純物をドーピング
した多結晶半導体層を形成する工程、ゲート絶縁膜を形
成する工程、ゲート電極及び該ゲート電極側壁のサイド
ウォールを形成する工程、該チャンネル領域を含むシリ
コンを主体とする多結晶半導体層の少なくとも一部の領
域上に選択的にソース・ドレイン領域を成す薄膜を形成
する工程、ソースドレイン領域を成す該薄膜上に金属薄
膜を選択的に形成する工程を少なくとも有することを特
徴とする。
【0014】11)前記ソース・ドレイン領域を成す薄
膜を形成する工程において、前記薄膜が少なくともサイ
ドウォール上には成膜しない条件で選択的に成膜するこ
とを特徴とする 12)前記半導体装置を歪点600℃以下のガラス基板
上に形成したことを特徴とする。
【0015】13)チャンネル領域を含むシリコンを主
体とする多結晶半導体層を、弗素、塩素の内の少なくと
も一方の元素を含むガスを少なくとも用い、更にジボラ
ン等のドーピングガスを添加し、前記ガスをプラズマ状
に励起分解し、成膜する工程を少なくとも有することを
特徴とする。
【0016】14)前記工程の基板温度が300℃〜4
50℃であることを特徴とする。
【0017】15)ソース・ドレイン領域を成す不純物
をドープしたシリコンを主体とする多結晶半導体層を、
弗素、塩素の内の少なくとも一方の元素を含むガスを少
なくとも用い、前記ガスをプラズマ状に励起分解し、成
膜する工程を少なくとも有することを特徴とする。
【0018】16)前記工程の基板温度が300℃〜4
50℃であることを特徴とする。
【0019】17)ソースドレイン領域を成す薄膜上及
びゲート電極上に金属薄膜を選択的に形成する工程にお
いて、該金属薄膜が少なくともサイドウォール上には成
膜しない条件で選択的に成膜することを特徴とする。
【0020】18)前記金属薄膜を選択的に形成する工
程のプロセス温度が450℃以下であることを特徴とす
る。
【0021】
【実施例】図1は、本発明の実施例における半導体装置
の断面図の一例である。
【0022】図1において、101はガラス、石英等の絶
縁性非晶質基板、もしくはSiO2等の絶縁性非晶質材
料層等の絶縁性非晶質材料、102は多結晶シリコン層、1
03はゲート絶縁膜、104はゲート電極、105はサイドウォ
ール、106はp型若しくはn型不純物をドープした多結
晶シリコン等で形成されたソースドレイン領域を成す半
導体薄膜、107はゲート電極上に形成されたソース・ド
レイン領域と同一材の半導体薄膜、108,109は半導体薄
膜106,107上に形成された金属薄膜、110は層間絶縁膜、
111はコンタクト穴、112は配線である。本発明のpol
y−SiTFTは、サイドウォールを用いたセルフアラ
イン型の構造を有することを特徴とし、ソース・ドレイ
ン領域を選択的に成膜した構造を有することを特徴とす
る。本発明では、ソース・ドレイン領域とゲート電極の
短絡をサイドウォールで防ぐことができ、同時にサイド
ウォールにより、オフセット構造を形成できるため、ド
レイン端での電子・正孔対の生成電流等を原因としたオ
フリーク電流の発生を抑制し、充分なオンオフ比が得ら
れる。また、金属薄膜108,109を選択成長させること
で、ゲート電極及びソースドレイン領域の低抵抗化を実
現でき、大面積で高精細な液晶表示パネルを容易に形成
することが出来る。
【0023】図2は、本発明の実施例におけるCMOS
型poly−SiTFTの製造工程図の一例である。
【0024】図2において、(a)は、ガラス、石英等
の絶縁性非晶質基板、もしくはSiO2等の絶縁性非晶
質材料層等の絶縁性非晶質材料201上に多結晶シリコン
層202,202'を形成し、ゲート絶縁膜203を形成する工程
である。本発明ではプロセスの最高温度を450℃程度
以下にできるため、コーニング社の7059等の低融点
ガラスを用いることができる。多結晶シリコン層の形成
方法としては、プラズマCVD法(PCVD法)で基板
温度300℃〜450℃程度の低温で多結晶シリコンを
膜厚50Å〜1500Å程度成膜する方法が有効であ
る。PCVD法では、通常、反応ガスとして、モノシラ
ン(SiH4)やジシラン(Si26)等を用いるが、
この様な反応ガスを用いた場合、300℃〜450℃程
度の基板温度では、非晶質シリコンかせいぜい微結晶シ
リコンが成膜されるだけであり、高品質な多結晶シリコ
ンを成膜することは困難である。しかし、反応ガスとし
て、上述のSiH4、Si26等に加えて、弗素
(F)、塩素(Cl)等の元素を含む反応ガスを適量混
合することで、高品質な多結晶シリコン膜を低温形成で
きる。成膜条件の一例を以下に示す。反応ガスとして、
モノシラン(SiH4)、ジクロルシラン(SiH2Cl
2)、H2を用い、混合比を例えば、SiH4:SiH2
2=1:20〜1:200程度、SiH4:H2=1:
100〜1:1000程度に設定し、基板温度を300
℃〜450℃程度に保持し、rfパワーを印加し、反応
ガスを分解し多結晶シリコンを成膜する。膜厚に関して
は、多結晶シリコン層を薄膜化すると、オフ電流が減少
し、Vth(しきい値電圧)が減少する現象が知られて
いる。従って、多結晶シリコン層の膜厚は500Å以下
が望ましく、50Å〜250Å程度が特に望ましい。従
って、この様な薄膜でかつ高品質な多結晶シリコンを形
成することが特に重要となる。基板温度が300℃以下
の場合は、上述の様な薄膜では、結晶化率が低く、<2
20>配向性も見られないが、基板温度を400℃〜4
50℃程度にすると50Å〜250Å程度の薄膜でも、
結晶化率98%以上で<220>に配向した高品質な多
結晶シリコンを成膜することができる。この様に、本発
明によれば、基板温度が450℃程度以下の低温で高品
質の多結晶シリコン膜を形成できるため、コーニング社
の7059(歪点593℃)等の安価なガラス基板上に
高性能なpoly−SiTFTを形成することができ
る。尚、本実施例では反応ガスとして、SiH2Cl2
用いる場合を示したが、これに限定されるものではな
い。例えばSiCl4、SiH2Cl2、SiHCl3、C
2、SiF4、SiHF3、SiH22、SiH3F、S
26、F2、HCl等のF(弗素)もしくはCl(塩
素)のうちの少なくとも一方の元素を含むエッチング性
を有する反応ガスとSiH4、Si26、Si38等の
反応ガスを適量混合し、水素ガス等で十分希釈すること
で、高品質な多結晶シリコンを低温で成膜することがで
きる。
【0025】又、チャンネル領域に不純物をドーピング
して、Vth(しきい値電圧)を制御する手段も極めて
有効である。固相成長法で形成した多結晶シリコンTF
Tでは、Nチャンネルトランジスタがデプレッション方
向にVthがシフトし、Pチャンネルトランジスタがエ
ンハンスメント方向にシフトする傾向がある。又、上記
TFTを水素化した場合、その傾向がより顕著になる。
そこで、チャンネル領域に1015〜1019/cm3程度
の不純物をドープすると、Vthのシフトを抑えること
ができる。そこで、SiH4及びSiH2Cl2等の塩素
もしくは弗素を含むガスに加えて、B26等のドーピン
グガスを混入することで、イオンインプラを用いずにチ
ャンネルドーピングを行なうことができる。成膜条件の
一例としては、SiH4+SiH2Cl2:B26=1:
0.1ppm〜0.1%程度混入することで、Vth制
御が可能となる。特に、ドープ量を最適化することで、
Pチャンネルトランジスタ、Nチャンネルトランジスタ
共オフ電流が最小になるように、Vthを制御すること
ができる。従って、CMOS型のTFT素子を形成する
場合においてもPch、Nchを選択的にチャンネルド
ープせずに、チャンネル部をなす多結晶シリコンの成膜
工程のみで、Pch、Nch共、Vthの制御が可能で
ある。続いて、ゲート絶縁膜の形成方法の一例を説明す
る。ゲート絶縁膜の形成方法としては、熱酸化法で80
0℃〜1200℃程度の高温で形成する方法(高温プロ
セス)と、CVD法、プラズマCVD法、ECR−PC
VD法、光CVD法、スパッタ法等で450℃〜650
℃程度以下の低温で形成する方法(低温プロセス)があ
る。例えば、基板としてコーニング社の7059等の低
融点ガラスを用いた場合は、プロセスの最高温度を45
0℃程度以下にしなければならず、スパッタ法、ECR
−PCVD法が特に適している。
【0026】(b)は、ゲート電極204,204'を形成後、
全面に絶縁膜205を形成し、例えばNchの領域のみを
レジストで覆い、異方性エッチングでPch領域の絶縁
膜をエッチングし、Pchのゲート電極にサイドウォー
ル206を形成する工程である。まず、ゲート電極204,20
4'を不純物をドープした多結晶シリコンで形成し、所定
の形状にパターン形成する。多結晶シリコン層の形成方
法としては、プラズマCVD法(PCVD法)で基板温
度300℃〜450℃程度の低温で多結晶シリコンを膜
厚500Å〜4000Å程度成膜する方法が有効であ
る。以下に、成膜条件の一例を示す。反応ガスとして、
モノシラン(SiH4)、ジクロルシラン(SiH2Cl
2)、H2を用い、混合比を例えば、SiH4:SiH2
2=1:20〜1:200程度、SiH4:H2=1:
100〜1:1000程度に設定し、ドーピングガスと
して、ジボラン(B26)またはホスフィン(P
3)、アルシン(AsH3)等を用い、例えば、SiH
4:PH3=1:0.002〜1:0.04程度の混合比
で混合する。基板温度を300℃〜450℃程度に保持
し、rfパワーを印加し反応ガスを分解し、不純物をド
ープした低抵抗多結晶シリコンを成膜する。この様にし
て形成された多結晶シリコンのシート抵抗は2000Å
の膜厚で30〜50Ω/□であり、低抵抗な多結晶シリ
コンを低温で成膜することができる。また、ゲート電極
を成す該多結晶シリコン上に金属薄膜もしくはシリサイ
ド膜を形成しておくことで、後工程でゲート電極上に選
択的に形成される不純物をドープした多結晶シリコン層
との良好なオーミック性を確保する方法も有効である。
尚、多結晶シリコンの形成方法はこれに限定されるもの
ではない。続いて、サイドウォール206を形成する。常
圧CVD法、スパッタ法、プラズマCVD法、ECR−
PCVD法等で450℃程度以下の低温で、SiOX、
SiNX、SiOXNY等の絶縁膜205を500Å〜300
0Å程度形成し、Nch領域のみをレジストで覆い、異
方性エッチングで該絶縁膜をエッチングし、サイドウォ
ール206を形成する。
【0027】(c)は、Pchの多結晶シリコン202上
とゲート電極204上に不純物をドープした多結晶シリコ
ン膜207を選択的に成膜する工程である。多結晶シリコ
ン層の形成方法としては、プラズマCVD法(PCVD
法)で基板温度300℃〜450℃程度の低温で多結晶
シリコンを膜厚500Å〜3500Å程度選択成長する
方法が有効である。即ち、多結晶シリコン202、204上の
み不純物をドープした多結晶シリコンを選択的に成長さ
せ、それ以外の領域(絶縁性非晶質材料201、サイドウ
ォール205、Nch上の絶縁膜204)には多結晶シリコン
を成膜させない方法を用いることで、オフセットゲート
構造のセルフアライン型のTFTを低温形成することが
できる。特に本発明では、サイドウォールを設け、選択
成長させることで、ゲート電極とソース・ドレイン領域
の短絡を完全に防ぐことができる。以下に、成膜条件の
一例を示す。反応ガスとして、モノシラン(Si
4)、ジクロルシラン(SiH2Cl2)、H2を用い、
混合比を例えば、SiH4:SiH2Cl2=1:20〜
1:200程度、SiH4:H2=1:100〜1:10
00程度に設定し、ドーピングガスとして、ジボラン
(B26)等を用い、例えば、SiH4:B26=1:
0.002〜1:0.04程度の混合比で混合する。基
板温度を300℃〜450℃程度に保持し、rfパワー
を印加し反応ガスを分解し、不純物をドープした低抵抗
多結晶シリコンを選択成長させる。SiH4とSiH2
2の混合比等を最適化することで、多結晶シリコン
(ゲート電極204、多結晶シリコン層202)上のみ成長さ
せ、それ以外の領域(絶縁性非晶質材料201、サイドウ
ォール205、Nch上の絶縁膜204)には成長させない選
択成長が可能である。この様にして形成した多結晶シリ
コンのシート抵抗は2000Åの膜厚で30〜50Ω/
□であり、低抵抗な多結晶シリコンを低温で選択的に成
膜することができる。尚、多結晶シリコンの形成方法は
これに限定されるものではない。続いて、ソース・ドレ
イン領域及びゲート電極を更に低抵抗化するために、不
純物をドープした多結晶シリコン207上にW(タングス
テン)、Al、Cu等を選択CVD法等で形成する。本
実施例では一例として、WをCVD法で選択成長させる
場合を示す。成膜条件の一例としては、コールドウォー
ルタイプのCVD装置を用い、基板を350℃〜450
℃程度に保持し、反応ガスとして、六弗化タングステン
(WF6)、モノシラン(SiH4)をSiH4/WF6
0.3〜1.0程度に混合し、W膜208を多結晶シリコ
ン上のみに選択成長させる。この場合、ゲート電極及び
ソース・ドレイン領域のシート抵抗を1Ω/□程度以下
にすることは容易である。例えば、W膜2000Å程度
で、0.6Ω/□程度に低減でき、大画面の液晶表示パ
ネルの実現に対して、極めて有効な手段となる。
【0028】(d)は、全面に絶縁膜209を形成後、P
chの領域のみをレジストで覆い、等方性エッチングと
異方性エッチングを組み合わせたエッチングで、Nch
領域の絶縁膜をエッチングし、Nchのゲート電極にサ
イドウォール210を形成する工程である。まず、絶縁膜2
09を、常圧CVD法、スパッタ法、プラズマCVD法、
ECR−PCVD法等で450℃程度以下の低温で、5
00Å〜2000Å程度形成し、Pchの領域のみをレ
ジストで覆い、前記絶縁膜209の膜厚分程度を、等方性
エッチングで除去し、続いて、残りの絶縁膜を異方性エ
ッチングし、サイドウォール210を形成する。
【0029】(e)は、Nchの多結晶シリコン202'上
とゲート電極204'上に不純物をドープした多結晶シリコ
ン膜211を選択的に成膜する工程である。多結晶シリコ
ン層の形成方法としては、プラズマCVD法(PCVD
法)で基板温度300℃〜450℃程度の低温で多結晶
シリコンを膜厚500Å〜3500Å程度選択成長する
方法が有効である。即ち、多結晶シリコン202'、204'上
のみ不純物をドープした多結晶シリコンを選択的に成長
させ、それ以外の領域(絶縁性非晶質材料201、サイド
ウォール210、Pch上の絶縁膜209上)には多結晶シリ
コンを成膜させない方法を用いることで、オフセットゲ
ート構造のセルフアライン型のTFTを低温形成するこ
とができる。特に本発明では、サイドウォールを設け、
選択成長させることで、ゲート電極とソース・ドレイン
領域の短絡を完全に防ぐことができる。以下に、成膜条
件の一例を示す。反応ガスとして、モノシラン(SiH
4)、ジクロルシラン(SiH2Cl2)、H2を用い、混
合比を例えば、SiH4:SiH2Cl2=1:20〜
1:200程度、SiH4:H2=1:100〜1:10
00程度に設定し、ドーピングガスとして、ホスフィン
(PH3)、アルシン(AsH3)等を用い、例えば、S
iH4:PH3=1:0.002〜1:0.04程度の混
合比で混合する。基板温度を300℃〜450℃程度に
保持し、rfパワーを印加し反応ガスを分解し、不純物
をドープした低抵抗多結晶シリコンを選択成長させる。
SiH4とSiH2Cl2の混合比等を最適化すること
で、多結晶シリコン(ゲート電極204'、多結晶シリコン
層202')上のみ成長させ、それ以外の領域(絶縁性非晶
質材料201、サイドウォール210、Pch上の絶縁膜209
上)には成長させない選択成長が可能である。この様に
して形成した多結晶シリコンのシート抵抗は2000Å
の膜厚で30〜50Ω/□であり、低抵抗な多結晶シリ
コンを低温で選択的に成膜することができる。尚、多結
晶シリコンの形成方法はこれに限定されるものではな
い。続いて、ソース・ドレイン領域及びゲート電極を更
に低抵抗化するために、不純物をドープした多結晶シリ
コン211上にW(タングステン)、Al、Cu等を選択
CVD法等で形成する。本実施例では一例として、Wを
CVD法で選択成長させる場合を示す。成膜条件の一例
としては、コールドウォールタイプのCVD装置を用
い、基板を350℃〜450℃程度に保持し、反応ガス
として、六弗化タングステン(WF6)、モノシラン
(SiH4)をSiH4/WF6=0.3〜1.0程度に
混合し、W膜212を多結晶シリコン上のみに選択成長さ
せる。この場合、ゲート電極及びソース・ドレイン領域
のシート抵抗を1Ω/□程度以下にすることは容易であ
る。例えば、W膜2000Å程度で、0.6Ω/□程度
に低減できる。
【0030】(f)は、層間絶縁膜213をCVD法、ス
パッタ法、プラズマCVD法等で形成し、続いて、結晶
粒界に存在する欠陥を低減する目的で、水素ガスもしく
はアンモニアガス等を少なくとも含む気体のプラズマ雰
囲気にさらし、該層間絶縁膜213にコンタクト穴214を開
け、配線215を形成する工程である。
【0031】本発明に基づく半導体装置の製造方法で形
成したPチャンネルTFTの電界効果移動度は、20〜
40cm2/V・sec程度であり、オフ電流は0.05
〜0.1pA(ドレイン電圧:5V、ゲート長:4μ
m、ゲート幅:10μm)程度が得られ、オンオフ比約
9桁を達成した。また、NチャンネルTFTの電界効果
移動度は、60〜100cm2/V・sec程度であり、
オフ電流は0.01〜0.03pA(ドレイン電圧:5
V、ゲート長:5μm、ゲート幅:10μm)程度が得
られ、オンオフ比約10桁を達成した。また、本発明に
よればオフセットゲート構造を実現できるため、上述の
オフ電流の低減に有効であるほか、ドレイン耐圧の向上
に対しても有効であり、ドレイン電圧20V〜30V程
度でも電流のオンオフを制御することができる。その結
果、本発明によれば、高耐圧スイッチング素子を容易に
実現することもできる。以上述べたように、本発明によ
れば、高性能なCMOS型poly−SiTFTを低温
で形成することができる。
【0032】尚、本発明は、図2の実施例に示したTF
T以外にも、絶縁ゲート型半導体素子全般に応用でき
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればよ
り簡便な製造プロセスで結晶化率の高い多結晶シリコン
膜を低温形成できる。また、本発明のTFT構造及びそ
の製造方法によれば、オフセット構造を有するセルフア
ライン型TFTを低温形成できるため、高移動度でオン
オフ比の高い高性能なCMOS型のTFTをコーニング
社の7059等の安価なガラス基板上に形成することが
できる。また、W、Al等を選択的に形成することで、
ゲート電極のシート抵抗を0.6Ω/□程度以下に低減
できる。その結果、大型で高解像度の液晶表示パネルや
大型で高速高解像度の密着型イメージセンサや三次元I
C等を低コストで製造できるようになった。
【0034】また、本発明は、図2の実施例に示したT
FT以外にも、絶縁ゲート型半導体素子全般に応用でき
るほか、バイポーラトランジスタ、静電誘導型トランジ
スタ、太陽電池・光センサをはじめとする光電変換素子
等の半導体素子を多結晶半導体を素子材として形成する
場合にきわめて有効な製造方法となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における半導体装置の断面図で
ある。
【図2】本発明の実施例における半導体装置の製造工程
図である。
【符号の説明】
101,201 絶縁性非晶質材料 102,202,202' 多結晶シリコン層 103,203 ゲート絶縁膜 104,204,204' ゲート電極 105,206,210 サイドウォール 106,107 不純物をドープした半導体薄膜 108,109 金属薄膜 207,211 不純物をドープした多結晶シリコン膜 208,212 タングステン膜 110,213 層間絶縁膜 111,214 コンタクト穴 112,215 配線

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ゲート型半導体装置のチャンネル領
    域がシリコンを主体とする多結晶半導体で形成された半
    導体装置において、チャンネル領域をその一部として含
    むシリコンを主体とする多結晶半導体層、ゲート絶縁
    膜、サイドウォールを有するゲート電極、該シリコンを
    主体とする多結晶半導体層の少なくとも一部の領域上に
    形成されたソース・ドレイン領域を成す薄膜及び該薄膜
    と同一材で形成されたゲート電極上の薄膜を少なくとも
    有し、前記ソース・ドレイン領域を成す薄膜及び該薄膜
    と同一材で形成されたゲート電極上の薄膜が、不純物を
    ドープした多結晶シリコンと金属薄膜の積層された構造
    から成ることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記金属薄膜がAl、W、Cuの内の少
    なくとも1つから成ることを特徴とする請求項1記載の
    半導体装置。
  3. 【請求項3】前記ソース・ドレイン領域を成す薄膜及び
    該薄膜と同一材で形成されたゲート電極上の薄膜のシー
    ト抵抗が1Ω/□以下であることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記チャンネル領域をその一部として含
    むシリコンを主体とする多結晶半導体層にボロン等の不
    純物が含まれていることを特徴とする請求項1ないし請
    求項3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 半導体装置の基板が歪点600℃以下の
    ガラス基板であることを特徴とする請求項1ないし請求
    項4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記チャンネル領域をその一部として含
    むシリコンを主体とする多結晶半導体層の膜厚が50Å
    〜250Åであることを特徴とする請求項1ないし請求
    項5記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記多結晶半導体層の結晶化率が99.
    5%以上であることを特徴とする請求項1ないし請求項
    6記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記ソース・ドレイン領域を成す薄膜及
    び該薄膜と同一材で形成されたゲート電極上の薄膜が、
    不純物をドープした多結晶シリコンより成ることを特徴
    とする請求項1ないし請求項7記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記不純物をドープした多結晶シリコン
    層の抵抗率が5×10-4Ω・cm以下であることを特徴
    とする請求項8記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】絶縁ゲート型半導体装置のチャンネル領
    域がシリコンを主体とする多結晶半導体で形成された半
    導体装置の製造方法において、チャンネル領域を含むシ
    リコンを主体とし、ボロン等の不純物をドーピングした
    多結晶半導体層を形成する工程、ゲート絶縁膜を形成す
    る工程、ゲート電極及び該ゲート電極側壁のサイドウォ
    ールを形成する工程、該チャンネル領域を含むシリコン
    を主体とする多結晶半導体層の少なくとも一部の領域上
    に選択的にソース・ドレイン領域を成す薄膜を形成する
    工程、ソースドレイン領域を成す該薄膜上に金属薄膜を
    選択的に形成する工程を少なくとも有することを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】前記ソース・ドレイン領域を成す薄膜を
    形成する工程において、前記薄膜が少なくともサイドウ
    ォール上には成膜しない条件で選択的に成膜することを
    特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】前記半導体装置を歪点600℃以下のガ
    ラス基板上に形成したことを特徴とする請求項11の半
    導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】チャンネル領域を含むシリコンを主体と
    する多結晶半導体層を、弗素、塩素の内の少なくとも一
    方の元素を含むガスを少なくとも用い、更にジボラン等
    のドーピングガスを添加し、前記ガスをプラズマ状に励
    起分解し、成膜する工程を少なくとも有することを特徴
    とする請求項11ないし請求項12記載の半導体装置の
    製造方法。
  14. 【請求項14】前記工程の基板温度が300℃〜450
    ℃であることを特徴とする請求項11ないし請求項13
    記載の半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】ソース・ドレイン領域を成す不純物をド
    ープしたシリコンを主体とする多結晶半導体層を、弗
    素、塩素の内の少なくとも一方の元素を含むガスを少な
    くとも用い、前記ガスをプラズマ状に励起分解し、成膜
    する工程を少なくとも有することを特徴とする請求項1
    1ないし請求項14記載の半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】前記工程のプロセス温度が300℃〜4
    50℃であることを特徴とする請求項15記載の半導体
    装置の製造方法。
  17. 【請求項17】ソースドレイン領域を成す薄膜上及びゲ
    ート電極上に金属薄膜を選択的に形成する工程におい
    て、該金属薄膜が少なくともサイドウォール上には成膜
    しない条件で選択的に成膜することを特徴とする請求項
    11記載の半導体装置の製造方法。
  18. 【請求項18】前記金属薄膜を選択的に形成する工程の
    プロセス温度が450℃以下であることを特徴とする請
    求項17記載の半導体装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5744822A (en) * 1993-03-22 1998-04-28 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device/circuit having at least partially crystallized semiconductor layer
KR100482462B1 (ko) * 1998-12-23 2005-09-02 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 액정표시장치의 폴리실리콘-박막트랜지스터의 제조방법
US8008718B2 (en) 2004-12-14 2011-08-30 Sharp Kabushiki Kaisha Semiconductor device and production method thereof

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