JPH061345Y2 - マニプレ−タハンド - Google Patents

マニプレ−タハンド

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JPH061345Y2
JPH061345Y2 JP1987091677U JP9167787U JPH061345Y2 JP H061345 Y2 JPH061345 Y2 JP H061345Y2 JP 1987091677 U JP1987091677 U JP 1987091677U JP 9167787 U JP9167787 U JP 9167787U JP H061345 Y2 JPH061345 Y2 JP H061345Y2
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良成 石川
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Meidensha Corp
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【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、対象物の形状の如何を問わず確実に掴むこと
のできるマニプレータハンドに関する。
B.考案の概要 本考案は、定トルク伝達機構を介してフインガーを駆動
する把持手段を少なくとも3つ以上具え、第一駆動手段
に連続された単一の出力歯車にこれらの把持手段の入力
歯車を噛み合せたマニプレータハンドにおいて、 把持手段のひとつを取り付けた支持体を少なくともひと
つ設けるとともに入力歯車の軸心と平行な支持軸を中心
として回動自在に支持体をハンド本体に取り付け、支持
体に第二駆動手段を接続することにより、 対向的に配置された複数の把持手段の少なくともひとつ
を独立的に配置させ、球体や複雑な形状の対象物でも少
なくとも3方向から確実に掴めるようにしたものであ
る。
C.従来の技術 一般に物を掴む場合には、人の手のように複数の関節を
有する指を5本も有していればいかなる形状の対象物で
も容易に掴むことができるため、マニプレータハンドと
して第5図〜第7図に示すように5本のフインガーを有
するものが提案されている(特願昭60−168338
参照)。
図示しないマニプレータのアームの先端にハンド本体6
が取り付けられており、ハンド本体6の中央部には第一
駆動手段としての図示しないモータ等に接続された出力
軸7が回転自在に具えられている。そして、出力軸7の
先端には出力歯車8が形成され、出力歯車8の周囲に対
向的に5つの把持手段1〜5が配置されている。対向的
とは、必ずしも対向している必要はなく、少なくとも2
以上の把持手段により対向する二方向から対象物を把持
できるような状態をいう。これらの把持手段1〜5は第
7図に示す位置に配置され、夫々の把持手段の有する入
力歯車が出力歯車8とその外周で噛み合つている。
把持手段1〜5は同一構造なので、把持手段2のみにつ
いて説明する。フインガーは第一フインガー2aと第二
フインガー2bと補助フインガー2cとから構成されて
いる。即ち、第6図中の紙面と直角なピン2dを介して
第一フインガー2aの基端部が回動自在にハンド本体6
の外側に結合され、第二フインガー2bの中央部がピン
2eを介して回動自在に第一フインガー2aの先端部に
結合され、ハンド本体6の内側に取り付けられた蓋9に
ピン2fを介して基端部が回動自在に結合された補助フ
インガー2cの先端部がピン2gを介して第二フインガ
ー2bの基端部に回動自在に結合されている。そして、
出力歯車8に噛み合う入力歯車2hと第一フインガー2
aの基端部とがウオーム・ウオームホイール機構及び定
トルク伝達機構を介して接続されている。
次に、ウォーム・ウォームホィール機構及び定トルク伝
達機構について説明する。出力軸7と平行に配置される
とともにウオーム2iを有する伝達軸2jが軸受2k,
2lによって回転自在に支持されており、ウォーム2i
は第一フインガー2aの基端部に形成されたウオームホ
イール2mと噛み合つている。この伝達軸2jには前述
した入力歯車2hが回動自在に挿通されており、入力歯
車2hは出力歯車8と噛み合つている。入力歯車2hの
内周面には円周方向へ順次凹凸を設けた凹凸面2nが形
成されており、凹凸面2nに鋼球2pが押圧されてい
る。つまり、伝達軸2jの軸心と直交する貫通孔2rが
形成され、スプリング2qを挾んだ状態で二個の鋼球2
pが貫通孔2r内へ押し込まれてボールクラツチ(定ト
ルク伝達機構)を構成している。
以上、把持手段2について説明したが、他の把持手段も
同一構造である。
次に、斯かるマニプレータハンドの作用について説明す
る。
図示しない第一駆動手段により出力軸7が正の方向へ回
転すると、出力歯車8を介して入力歯車1h〜5hが同
時に回転する。すると、ピン1d〜5dを中心として第
一フインガー1a〜5aが夫々内側へ曲がり、それとと
もに第二フインガー1b〜5bが第一フインガー1a〜
5aに対して内側へ屈曲して部材を掴む。把持手段1〜
5のうち第二フインガーが掴もうとする対象物へ早く到
着するものと遅く到着するものとがあるにも拘らず一本
の出力軸7にて動力を伝達しているが、夫々の把持手段
にはボールクラツチを介して動力が伝わるので、第二フ
インガーが部材へ早く到着した方の把持手段では所定ト
ルク以上の抵抗力が加わつて第一フインガーの回動が停
止し、その他のフインガーは部材へ到着するまで回動し
続ける。
把持手段は前述のようにその構造が同一であり同一作用
を行なうので、ここでは前記把持手段2の作用のみを説
明する。出力歯車8の回転力は入力歯車2hを介して伝
達軸2jと伝わり、伝達軸2jと一体のウオーム2i及
びウオームホイール2mを介して第一フインガー2aへ
伝わる。第6図中、実線で示すように、フインガーが開
いているときはピン2gが第一フインガー2aの外側近
傍に位置するため第一フインガー2aに対して第二フイ
ンガー2bが少しだけ内側へ屈曲した状態となるが、二
点鎖線で示すように第一フインガー2aが第6図中、右
方向へ回動してフインガーが閉じるとピン2gが前記の
状態よりも更に第一フインガー2aの外側へ移動し、第
一フインガー2aに対する第二フインガー2bの屈曲度
が大きくなる。つまり、補助フインガー2cが存在する
ことにより、人の手が対象物を掴む場合のように第一フ
インガー2aを閉じるにつれて第二フインガー2bが内
側へ屈曲し、対象物が掴み易くなる。第二フインガー2
bが対象物に当接すると第一フインガー2aはそれ以上
回動できなくなり、第一フインガー2aへ加わるトルク
抵抗が一定値以上になるとボールクラツチの働きによつ
て入力歯車2hから伝達軸2jへ動力が伝わらなくな
り、入力歯車2hは空転することになる。これは、伝達
軸2jのトルク抵抗が小さいときにはスプリング2qの
付勢力で入力歯車2hに形成された凹凸面2nの凹部へ
鋼球2pが押圧されて入力歯車2hから伝達軸2jへ動
力が伝わるが、伝達軸2jの回転が拘束されてトルク抵
抗が大きくなるとスプリング2qの付勢力よりも大きい
力で鋼球2pが押し戻され、凹凸面2nへ鋼球2pが付
勢されているにも拘らず入力歯車2hのみが回転するこ
とになるからである。
前述のようにして5本の第二フインガー1b〜5bが対
象物を掴んだら出力軸7の回転を止めるが、掴んだ対象
物の重さ等によつて各フインガーが開いて対象物を落と
してしまうようなことはない。これは、ウオーム2iと
ウオームホイール2mの働きにより、ウオームホイール
2mの回転力でウオーム2iを回転させることができな
いからである。出力軸7を前記とは反対の方向へ回転さ
せることによつてすべてのフインガーを開くことができ
る。この場合も先に開き終わるものと遅れるものとがあ
るが、先に開き終えた把持手段では第一フインガーがハ
ンド本体6の外周部に当ると前記と同様にボールクラツ
チが機能を発揮し、入力歯車が空転する。すべてのフイ
ンガーが開き終えたら出力軸7の回転を止めればよい。
このように、夫々のフインガーが同時に開閉動作を行な
いはじめ、夫々のフインガーへ個別に駆動手段が接続さ
れているかのように、夫々のフインガーに一定のトルク
抵抗が加わるとその回動が止まり、人の手と類似した動
作をする。
D.考案が解決しようとする問題点 ところが、対向的に配置した把持手段だけの場合は球体
や複雑な形状の対象物が確実かつ安定して掴めず、3方
向や4方向から把持するように把持手段を配置すると長
尺の対象物が掴めないという欠点がある。
そこで本考案は、斯かる欠点を解消したマニプレータハ
ンドを提供することを目的とする。
E.問題点を解決するための手段 斯かる目的を達成するための本考案の構成は、マニプレ
ータのアームの先端に取り付けられるハンド本体に回転
自在に出力歯車を具えると共に相互に対向的に配置され
た少なくとも3以上の把持手段の夫々の入力歯車を出力
歯車に噛み合わせる一方、出力歯車に第一駆動手段を連
動連結し、把持手段は、基端部がハンド本体に回動自在
に結合されたフィンガーと、入力歯車とフィンガーとの
間に介在するウォーム・ウォームホィール機構と、入力
歯車とウォーム・ウォームホィール機構におけるウォー
ムとの間に介在する定トルク伝達機構とから構成したマ
ニプレータハンドにおいて、前記把持手段のうちのひと
つを取り付けた支持体を少なくともひとつ設けると共に
当該支持体を入力歯車または出力歯車の軸心を中心とし
て回転自在にハンド本体に取り付け、支持体を回転させ
る第二駆動手段を支持体に連動連結したことを特徴とす
る。
F.作用 対象物が長尺材である場合は把持手段を対向的に配置し
た状態で、前述したように対象物を把持する。
一方、対象物が球体のような塊である場合は、第二駆動
手段により支持軸を中心に支持体を回動させ、対象物に
対して例えば3方向に把持手段が位置するようにする。
このあと、第一駆動手段を逆方向へ回転させてすべての
フインガーを最大開度にまで一旦開き、その後に第一駆
動手段を正方向へ回転させる。すると、3方向から夫々
のフインガーが対象物を掴むことになる。球体のような
対象物を2方向から対向的に掴む場合と異なり、対象物
の逃げる方向が独立的に配置されたフインガーによつて
塞がれるので、確実に掴むことができる。
G.実施例 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。なお、本実施例は従来のマニプレータハンドの一
部を改良したものなので、同一部分には同一符号を付し
て説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
まず、本考案の第1実施例を第1図,第2図に基づいて
説明する。
本実施例は第2図中の把持手段1が入力歯車1hの軸心
のまわりに回動するように構成したものである。第1図
に示すように、把持手段1が支持体11に取り付けられて
いる。即ち、ウオームホイール1mを回転自在に支持す
るピン1dと、ウオーム1iを有する伝達軸1jと、伝
達軸1jに取り付けられた入力歯車1hとが支持体11に
取り付けられている。支持体11は第1図中に略コの字形
断面で示されている部材であり、支持体11には伝達軸1
jと同心の支持軸14,15が結合されるとともに支持軸1
4,15は軸受12,13を介してハンド本体6及びハンド本
体6にボルト16を介して取り付けた軸受部材17に回動自
在に設けられている。この支持軸14は図示しない第二駆
動手段に接続されている。
ハンド本体6に対し、支持軸14,15を中心として把持手
段1を回動させるには、図示しない第二駆動手段により
支持軸14を介して支持体11を回動させることになる。支
持体11を支持軸14,15のまわりに回動させることで、把
持手段1を第2図中のα≒180°の範囲で回動させる
ことができ、把持手段1を図中の上又は下の把持手段と
共働して対向的に配置させたり図示のように独立的に配
置させたりすることができる。支持体11を回動させて把
持手段1を回動させたのちの固定は、第二駆動手段の回
転軸を固定することによつて行なう。把持手段1を回動
させることにより、静止したウオーム1iの回りをウオ
ームホイル1mが公転することとなつてウオームホイル
1mが回転するため、他のフインガーが静止しているに
も拘らず把持手段1のフインガーのみが多少開閉する。
従つて、すべての把持手段のフインガーを最大開度まで
一旦開いたのちに対象物を掴むようにしなければならな
い場合が生じうる。
次に、第2実施例を第3図,第4図に基づいて説明す
る。
本実施例は第4図中の把持手段1が出力歯車8の軸心ま
わりに回動するように構成したものである。第3図に示
すように把持手段1が支持体18に取り付けられている。
本実施例では支持体18の図中の左側が下方へ伸びるとと
もに出力軸7を囲繞する軸受19を介して回動自在にハン
ド本体6に支持され、右側も下方へ伸びるとともにハン
ド本体6に螺合したねじ20と軸受21とを介して回動自在
に支持されている。支持体18の左側には出力軸7のまわ
りを回動する歯車21が形成されており、第二駆動手段に
接続された出力軸22と一体の歯車23が歯車21と噛み合つ
ている。
ハンド本体6に対し、支持体18の支持軸を兼用する出力
軸7を中心として把持手段1を回動させるには、図示し
ない第二駆動手段により出力軸22を回転させる。する
と、その回転力は歯車23,歯車21を介して支持体18へ伝
わり、支持体18は出力軸7を中心として第4図中のβの
範囲内で回動する。つまり、入力歯車1hが入力歯車2
h又は入力歯車3hと干渉しない範囲で回動できること
となる。本実施例の場合は把持手段1は出力軸7を中心
として回動するので、把持手段1のフインガーが他の把
持手段のフインガーと平行な配置となることはない。本
実施例の場合も把持手段1のその他の作用は、出力軸7
を中心として回動することを除いて実施例1と略同じな
ので説明を省略する。
なお、ここで示した実施例においては、把持手段を5組
設けた場合を示したが、3組以上あればよい。また、回
動自在な把持手段は1組に限らず2組以上あつてもよ
い。
H.考案の効果 以上説明したように本考案によるマニプレータハンドに
よれば、把持手段のひとつを取り付けた支持体を少なく
ともひとつ設けるとともに入力歯車の軸心と平行な支持
軸を中心として回動自在に支持体をハンド本体に取り付
け、支持体に第二駆動手段を接続したので、把持手段の
少なくともひとつを独立的に配置することにより球体や
複雑な形状の対象物(例えばスパナやインパクトレンチ
のハンドル)でも3方向あるいは4方向から確実にかつ
安定して保持できる。また長尺の対象物を掴む場合は、
把持手段を対向的に配置することで安定して掴むことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図は本考案によるマニプレータハンドの第
1実施例に係り、第1図は一部破断して示す正面図、第
2図は右側面図、第3図,第4図は本考案によるマニプ
レータハンドの第2実施例に係り、第3図は一部破断し
て示す正面図、第4図は右側面図、第5図〜第7図は従
来のマニプレータハンドに係り、第5図は外観図、第6
図は正面断面図、第7図は側面断面図である。 1〜5…把持手段、1a〜5a…第一フインガー、1b
〜5b…第二フインガー、1c〜5c…補助フインガ
ー、1h〜5h…入力歯車、1i〜5i…ウオーム、1
m〜5m…ウオームホイール、1n〜5n…凹凸面、1
p〜5p…鋼球、1q〜5q…スプリング、1r〜5r
…貫通孔、2p…鋼球、2q…スプリング、6…ハンド
本体、7…出力軸、8…出力歯車、11,18…支持体、1
4,15…支持軸、21,23…歯車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マニプレータのアームの先端に取り付けら
    れるハンド本体に回転自在に出力歯車を具えると共に相
    互に対向的に配置された少なくとも3以上の把持手段の
    夫々の入力歯車を出力歯車に噛み合わせる一方、出力歯
    車に第一駆動手段を連動連結し、 把持手段は、基端部がハンド本体に回動自在に結合され
    たフィンガーと、入力歯車とフィンガーとの間に介在す
    るウォーム・ウォームホィール機構と、入力歯車とウォ
    ーム・ウォームホィール機構におけるウォームとの間に
    介在する定トルク伝達機構とから構成したマニプレータ
    ハンドにおいて、 前記把持手段のうちのひとつを取り付けた支持体を少な
    くともひとつ設けると共に当該支持体を入力歯車または
    出力歯車の軸心を中心として回転自在にハンド本体に取
    り付け、支持体を回転させる第二駆動手段を支持体に連
    動連結したことを特徴とするマニプレータハンド。
JP1987091677U 1987-06-15 1987-06-15 マニプレ−タハンド Expired - Lifetime JPH061345Y2 (ja)

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JP1987091677U JPH061345Y2 (ja) 1987-06-15 1987-06-15 マニプレ−タハンド

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JP1987091677U JPH061345Y2 (ja) 1987-06-15 1987-06-15 マニプレ−タハンド

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Publication Number Publication Date
JPS63201086U JPS63201086U (ja) 1988-12-26
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ID=30952681

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06104310B2 (ja) * 1989-04-19 1994-12-21 工業技術院長 3指ハンド装置における作動方法
US8747486B2 (en) 2010-09-24 2014-06-10 Gifu University Humanoid electric hand

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS622956A (ja) * 1985-06-29 1987-01-08 菊地 眞 加温療法用アプリケ−タ
JPH0716902B2 (ja) * 1985-07-30 1995-03-01 株式会社明電舍 マニプレ−タ用ハンド

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JPS63201086U (ja) 1988-12-26

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