JPH0613503B2 - 3‐ヒドロキシ‐2‐チオフェンカルボン酸誘導体の製造方法 - Google Patents
3‐ヒドロキシ‐2‐チオフェンカルボン酸誘導体の製造方法Info
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- JPH0613503B2 JPH0613503B2 JP63326111A JP32611188A JPH0613503B2 JP H0613503 B2 JPH0613503 B2 JP H0613503B2 JP 63326111 A JP63326111 A JP 63326111A JP 32611188 A JP32611188 A JP 32611188A JP H0613503 B2 JPH0613503 B2 JP H0613503B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は3−ヒドロキシ−2−チオフェンカルボン酸誘
導体を選択性よく、且つ高収率で製造する新規な製造方
法に関する。
導体を選択性よく、且つ高収率で製造する新規な製造方
法に関する。
3−ヒドロキシ−2−チオフェンカルボン酸誘導体は、
農薬や医薬の中間体として広範囲に利用し得る有用な化
合物である。
農薬や医薬の中間体として広範囲に利用し得る有用な化
合物である。
特に、上記化合物は、低薬量で、しかも広範囲に雑草を
防除するN−〔2′−(3′−メトキシ)−チエニルメ
チル〕−N−クロロアセト−2,6−ジメチルアニリドの
原料として価値の高いものである。
防除するN−〔2′−(3′−メトキシ)−チエニルメ
チル〕−N−クロロアセト−2,6−ジメチルアニリドの
原料として価値の高いものである。
従来3−ヒドロキシ−2−チオフェンカルボン酸誘導体
の製造方法としては、西独特許1,020,641号に、α−ハ
ロゲノアクリル酸エステルとメルカプト酢酸エステルを
水酸化カリウムのアルコール溶液中で反応せしめた後、
反応液を酸性にすることにより、目的物である3−ヒド
ロキシ−2−チオフェンカルボン酸エステルを得る方法
が知られている。
の製造方法としては、西独特許1,020,641号に、α−ハ
ロゲノアクリル酸エステルとメルカプト酢酸エステルを
水酸化カリウムのアルコール溶液中で反応せしめた後、
反応液を酸性にすることにより、目的物である3−ヒド
ロキシ−2−チオフェンカルボン酸エステルを得る方法
が知られている。
しかし、上記の方法で用いられたα−ハロゲノアクリル
酸エステルは、重合し易い不安定な化合物であり、しか
も、塩基の存在下では加水分解やケン化等の副反応を起
こし易いため、目的物の収率が40〜82%と低く、ま
た、選択性も極めて低いという問題があった。
酸エステルは、重合し易い不安定な化合物であり、しか
も、塩基の存在下では加水分解やケン化等の副反応を起
こし易いため、目的物の収率が40〜82%と低く、ま
た、選択性も極めて低いという問題があった。
本発明者らは、メルカプト酢酸誘導体とα−ハロゲノア
クリル酸誘導体に代えてα,β−ジハロゲノプロピオン
酸誘導体を用いることにより、3−ヒドロキシ−2−チ
オフェンカルボン酸誘導体を高収率で、しかも、選択性
良く製造し得ることを見い出し、本発明を完成するに至
った。
クリル酸誘導体に代えてα,β−ジハロゲノプロピオン
酸誘導体を用いることにより、3−ヒドロキシ−2−チ
オフェンカルボン酸誘導体を高収率で、しかも、選択性
良く製造し得ることを見い出し、本発明を完成するに至
った。
本発明は、 一般式(1) A-S-CH2COR1 (1) (但し、Aは水素原子、アシル基又はアルカリ金属原子
を示し、R1は置換もしくは非置換のアルコキシ基、置
換もしくは非置換のアルキルチオ基、置換もしくは非置
換のフェノキシ基、置換もしくは非置換のアミノ基を示
す。) で表わされるメルカプト酢酸誘導体と 一般式(2) (但し、R2は水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは
非置換のアルキル基、置換もしくは非置換のフェニル
基、ニトロ基、アルコキシカルボニル基を、R3はアル
キル基及びフェニル基を、Xはハロゲン原子を示す) で表わされるα,β−ジハロゲノプロピオン酸誘導体を
塩基存在下反応することを特徴とする 一般式(3) (但し、R1及びR2は、前記の一般式におけるR1及び
R2と同一の基を示す) で表わされる3−ヒドロキシ−2−チオフェンカルボン
酸誘導体の製造方法に関する。
を示し、R1は置換もしくは非置換のアルコキシ基、置
換もしくは非置換のアルキルチオ基、置換もしくは非置
換のフェノキシ基、置換もしくは非置換のアミノ基を示
す。) で表わされるメルカプト酢酸誘導体と 一般式(2) (但し、R2は水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは
非置換のアルキル基、置換もしくは非置換のフェニル
基、ニトロ基、アルコキシカルボニル基を、R3はアル
キル基及びフェニル基を、Xはハロゲン原子を示す) で表わされるα,β−ジハロゲノプロピオン酸誘導体を
塩基存在下反応することを特徴とする 一般式(3) (但し、R1及びR2は、前記の一般式におけるR1及び
R2と同一の基を示す) で表わされる3−ヒドロキシ−2−チオフェンカルボン
酸誘導体の製造方法に関する。
本発明において使用する原料の1つは、前記した一般式
(1)で表わされるメルカプト酢酸誘導体である。上記一
般式(1)中、Aで示されるアシル基は、その炭素数には
特に制限されないが、一般には、炭素数2〜7のものが
好適である。一般に、好適な該アシル基を具体的に例示
すれば、アセチル基、プロピオニル基、iso−プロピオ
ニル基、n−ブチリル基、t−ブチリル基、n−バレリ
ル基、イリバレリル基、ベンゾイル基、シクロヘキシル
カルボニル基等が挙げられる。また、前記一般式(1)
中、Aで示されるアルカリ金属原子としては、ナトリウ
ム、カリウム、リチウム等が挙げられる。
(1)で表わされるメルカプト酢酸誘導体である。上記一
般式(1)中、Aで示されるアシル基は、その炭素数には
特に制限されないが、一般には、炭素数2〜7のものが
好適である。一般に、好適な該アシル基を具体的に例示
すれば、アセチル基、プロピオニル基、iso−プロピオ
ニル基、n−ブチリル基、t−ブチリル基、n−バレリ
ル基、イリバレリル基、ベンゾイル基、シクロヘキシル
カルボニル基等が挙げられる。また、前記一般式(1)
中、Aで示されるアルカリ金属原子としては、ナトリウ
ム、カリウム、リチウム等が挙げられる。
また、前記一般式(1)中、R1で示されるアルコキシ基、
アルキルチオ基中のアルキル残基は、その炭素数及び直
鎖状、分枝状等特に制限されないが、原料の入手の容易
さから、一般には、炭素数1〜6のアルキル基が好適で
ある。そのうち、最も好適なアルコキシ基を具体的に示
すと、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、is
o−プロポキシ基、n−ブトキシ基、iso−ブトキシ基、
t−ブトキシ基、n−ペントキシ基、n−ヘキソキシ基
等が挙げられる。また、上記アルキルチオ基を具体的に
示すと、メチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチ
オ基、iso−プロピルチオ基、n−ブチルチオ基、iso−
ブチルチオ基、t−ブチルチオ基、n−ペンチルチオ
基、n−ヘキシルチオ基等が挙げられる。
アルキルチオ基中のアルキル残基は、その炭素数及び直
鎖状、分枝状等特に制限されないが、原料の入手の容易
さから、一般には、炭素数1〜6のアルキル基が好適で
ある。そのうち、最も好適なアルコキシ基を具体的に示
すと、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、is
o−プロポキシ基、n−ブトキシ基、iso−ブトキシ基、
t−ブトキシ基、n−ペントキシ基、n−ヘキソキシ基
等が挙げられる。また、上記アルキルチオ基を具体的に
示すと、メチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチ
オ基、iso−プロピルチオ基、n−ブチルチオ基、iso−
ブチルチオ基、t−ブチルチオ基、n−ペンチルチオ
基、n−ヘキシルチオ基等が挙げられる。
さらに、置換アルコキシ基及び置換アルキルチオ基の置
換基としては、本発明における反応に関与しない、不活
性な置換基が何ら制限なく使用できる。特に好適な置換
基としては、水酸基、アルコキシ基、アルキルチオ基、
フェニル基等が挙げられる。
換基としては、本発明における反応に関与しない、不活
性な置換基が何ら制限なく使用できる。特に好適な置換
基としては、水酸基、アルコキシ基、アルキルチオ基、
フェニル基等が挙げられる。
また、置換フェノキシ基及び置換アミノ基の置換基とし
ては、反応に不活性な置換基であれば特に制限されるも
のではない。特に好適に使用できる置換基としては、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル
基、n−ブチル基、iso−ブチル基、t−ブチル基等の
アルキル基に加え、ハロゲン原子、水酸基、アルコキシ
基、アルキルチオ基、フェニル基等が挙げられる。
ては、反応に不活性な置換基であれば特に制限されるも
のではない。特に好適に使用できる置換基としては、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル
基、n−ブチル基、iso−ブチル基、t−ブチル基等の
アルキル基に加え、ハロゲン原子、水酸基、アルコキシ
基、アルキルチオ基、フェニル基等が挙げられる。
また、本発明において使用する他の原料は、前記した一
般式(2)で表わされるα,β−ジハロゲノプロピオン酸
誘導体である。
般式(2)で表わされるα,β−ジハロゲノプロピオン酸
誘導体である。
上記一般式(2)中、R1及びR2で示されるアルキル基及
びカルボアルコキシ基中のアルキル残基は、その炭素数
及び直鎖状、分枝状等特に制限されないが、原料の入手
の容易さから一般には炭素数1〜6のアルキル基が好適
である。一般に最も好適に使用される該アルキル基を例
示すると、メチル基、エチル基、n−プロピル基、iso
−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、t−ブ
チル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基等が挙げられ
る。また、前記一般式(2)中、R2及びXで示されるハロ
ゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、または沃素が
挙げられるが、特に塩素、臭素または沃素が好適であ
る。更に、置換アルキル基の置換基としては、反応系で
不活性な置換基であれば特に制限されない。そのうち、
特に好適に使用できる該置換基を具体的に示すと、ハロ
ゲン原子;ヒドロキシ基;メトキシ基、エトキシ基、n
−プロポキシ基、iso−プロポキシ基、n−ブトキシ基
等のアルコキシ基;メチルチオ基、エチルチオ基、n−
プロピルチオ基、n−ブチルチオ基等のアルキルチオ
基;フェニル基;フェノキシ基等が挙げられる。また、
置換フェニル基の置換基としては、特に限定されず、本
発明において、反応に関与しない不活性な置換基が何ら
制限なく使用できる。特に好適な置換基としては、ハロ
ゲン原子;ニトロ基;水酸基;メチル基、エチル基、n
−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−
ブチル基、t−ブチル基等のアルキル基;クロルメチル
基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、トリ
クロロメチル基、トリフルオロエチル基、ペンタフルオ
ロエチル基等のハロゲノアルキル基;フェニル基等が挙
げられる。
びカルボアルコキシ基中のアルキル残基は、その炭素数
及び直鎖状、分枝状等特に制限されないが、原料の入手
の容易さから一般には炭素数1〜6のアルキル基が好適
である。一般に最も好適に使用される該アルキル基を例
示すると、メチル基、エチル基、n−プロピル基、iso
−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、t−ブ
チル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基等が挙げられ
る。また、前記一般式(2)中、R2及びXで示されるハロ
ゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、または沃素が
挙げられるが、特に塩素、臭素または沃素が好適であ
る。更に、置換アルキル基の置換基としては、反応系で
不活性な置換基であれば特に制限されない。そのうち、
特に好適に使用できる該置換基を具体的に示すと、ハロ
ゲン原子;ヒドロキシ基;メトキシ基、エトキシ基、n
−プロポキシ基、iso−プロポキシ基、n−ブトキシ基
等のアルコキシ基;メチルチオ基、エチルチオ基、n−
プロピルチオ基、n−ブチルチオ基等のアルキルチオ
基;フェニル基;フェノキシ基等が挙げられる。また、
置換フェニル基の置換基としては、特に限定されず、本
発明において、反応に関与しない不活性な置換基が何ら
制限なく使用できる。特に好適な置換基としては、ハロ
ゲン原子;ニトロ基;水酸基;メチル基、エチル基、n
−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−
ブチル基、t−ブチル基等のアルキル基;クロルメチル
基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、トリ
クロロメチル基、トリフルオロエチル基、ペンタフルオ
ロエチル基等のハロゲノアルキル基;フェニル基等が挙
げられる。
本発明において使用される塩基は、特に限定されるもの
ではないが、特に好適に使用される塩基を具体的に例示
すると、水酸化カリウム;水酸化ナトリウム等のアルカ
リ金属水酸化物;ナトリウムメチラート、ナトリウムエ
チラート、カリウム−t−ブチラート等のアルカリ金属
アルコラート、ピリジン、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.
0〕ウンデカ−7−エン(DBU)等の有機塩基等が挙げられ
る。
ではないが、特に好適に使用される塩基を具体的に例示
すると、水酸化カリウム;水酸化ナトリウム等のアルカ
リ金属水酸化物;ナトリウムメチラート、ナトリウムエ
チラート、カリウム−t−ブチラート等のアルカリ金属
アルコラート、ピリジン、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.
0〕ウンデカ−7−エン(DBU)等の有機塩基等が挙げられ
る。
本発明の方法は、前記した一般式(1)で示されるメルカ
プト酢酸誘導体と一般式(2)で示されるα,β−ジハロ
ゲノプロピオン酸誘導体を塩基の存在下で反応させるこ
とを特徴とする。
プト酢酸誘導体と一般式(2)で示されるα,β−ジハロ
ゲノプロピオン酸誘導体を塩基の存在下で反応させるこ
とを特徴とする。
上記反応は、一般に不活性有機溶媒中で行うことが好ま
しい。かかる不活性有機溶媒は、特に限定されず公知の
不活性有機溶媒が特に制限なく使用できる。特に好適に
使用される不活性有機溶媒を具体的に例示すれば、メタ
ノール、エタノール、プロパノール等のアルコール系溶
媒;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒;
ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等の飽和脂肪族系溶媒;
ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、ジメトキシエタ
ン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン等のエーテル系溶媒等が挙げられる。
しい。かかる不活性有機溶媒は、特に限定されず公知の
不活性有機溶媒が特に制限なく使用できる。特に好適に
使用される不活性有機溶媒を具体的に例示すれば、メタ
ノール、エタノール、プロパノール等のアルコール系溶
媒;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒;
ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等の飽和脂肪族系溶媒;
ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、ジメトキシエタ
ン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン等のエーテル系溶媒等が挙げられる。
上記不活性有機溶媒の使用量は、特に限定されるもので
はないが、一般に、メルカプト酢酸誘導体と不活性有機
溶媒との体積比が1:1〜1:100、好ましくは1:
1〜1:20の範囲となるように選択するのが好適であ
る。
はないが、一般に、メルカプト酢酸誘導体と不活性有機
溶媒との体積比が1:1〜1:100、好ましくは1:
1〜1:20の範囲となるように選択するのが好適であ
る。
本発明において、前記したメルカプト酢酸及びα,β−
ジハロゲノプロピオン酸誘導体の反応系への添加順序は
特に制限されるものではないが、(A)メルカプト酢酸誘
導体と塩基とを予め混合した後、これとα,β−ジハロ
ゲノプロピオン酸誘導体を混合して反応させる方法、
(B)メルカプト酢酸誘導体とα,β−ジハロゲノプロピ
オン酸誘導体とを予め混合した後、塩基と混合して反応
させる方法が、より選択性よく、且つより高収率で、3
−ヒドロキシ−2−チオフェンカルボン酸誘導体を得る
ために好ましい。
ジハロゲノプロピオン酸誘導体の反応系への添加順序は
特に制限されるものではないが、(A)メルカプト酢酸誘
導体と塩基とを予め混合した後、これとα,β−ジハロ
ゲノプロピオン酸誘導体を混合して反応させる方法、
(B)メルカプト酢酸誘導体とα,β−ジハロゲノプロピ
オン酸誘導体とを予め混合した後、塩基と混合して反応
させる方法が、より選択性よく、且つより高収率で、3
−ヒドロキシ−2−チオフェンカルボン酸誘導体を得る
ために好ましい。
また、上記した原料と塩基との混合において、原料及び
塩基は予め不活性有機溶媒に夫々溶解させた後、混合を
行うことが、本発明の効果をより向上することができ好
ましい。
塩基は予め不活性有機溶媒に夫々溶解させた後、混合を
行うことが、本発明の効果をより向上することができ好
ましい。
本発明において、メルカプト酢酸誘導体とα,β−ジハ
ロゲノプロピオン酸誘導体のモル比は、特に限定される
ものではないが、一般に、1:0.01〜1:100、好ま
しくは1:0.1〜1:10の範囲で使用するのが好適で
ある。
ロゲノプロピオン酸誘導体のモル比は、特に限定される
ものではないが、一般に、1:0.01〜1:100、好ま
しくは1:0.1〜1:10の範囲で使用するのが好適で
ある。
また、本発明で使用する塩基の使用量は、特に限定され
るものではないが、一般には、塩基とメルカプト酢酸誘
導体とのモル比が、1:0.01〜1:10、好ましくは
1:0.1〜1:1の範囲となるように決定することが好
ましい。
るものではないが、一般には、塩基とメルカプト酢酸誘
導体とのモル比が、1:0.01〜1:10、好ましくは
1:0.1〜1:1の範囲となるように決定することが好
ましい。
本発明において、反応温度は特に限定されず、広い温度
範囲で選びうるが、一般には−70℃〜150℃の範
囲、好ましくは−10℃〜80℃の範囲から選ぶことが
好ましい。また、反応時間は反応条件により異なるが、
通常1〜40時間、好ましくは4〜20時間が好適であ
る。
範囲で選びうるが、一般には−70℃〜150℃の範
囲、好ましくは−10℃〜80℃の範囲から選ぶことが
好ましい。また、反応時間は反応条件により異なるが、
通常1〜40時間、好ましくは4〜20時間が好適であ
る。
本発明の方法により得られる3−ヒドロキシ−2−チオ
フェンカルボン酸誘導体の精製方法は、特に限定される
ものではない。一般には塩酸、酢酸、硫酸等の酸性水溶
液により塩基を中和した後、エーテル、ベンゼン、トル
エン、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等の不
活性溶媒で抽出、乾燥し、常圧蒸留、減圧蒸留、再結晶
またはクロマトグラフィーによって精製することができ
る。
フェンカルボン酸誘導体の精製方法は、特に限定される
ものではない。一般には塩酸、酢酸、硫酸等の酸性水溶
液により塩基を中和した後、エーテル、ベンゼン、トル
エン、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等の不
活性溶媒で抽出、乾燥し、常圧蒸留、減圧蒸留、再結晶
またはクロマトグラフィーによって精製することができ
る。
〈効果〉 本発明の方法は、メルカプト酢酸誘導体とα,β−ジハ
ロゲノプロピオン酸誘導体とを塩基の存在下に直接混合
し、反応させることにより、3−ヒドロキシ−2−チオ
フェンカルボン酸誘導体を高収率で、選択性よく製造す
ることができる。
ロゲノプロピオン酸誘導体とを塩基の存在下に直接混合
し、反応させることにより、3−ヒドロキシ−2−チオ
フェンカルボン酸誘導体を高収率で、選択性よく製造す
ることができる。
本発明で得られる3−ヒドロキシ−2−チオフェンカル
ボン酸誘導体は、参考例に示す如く、0−アルキル化、
加水分解、脱炭酸を経て、3−アルコキシチオフェン誘
導体を得ることができる。
ボン酸誘導体は、参考例に示す如く、0−アルキル化、
加水分解、脱炭酸を経て、3−アルコキシチオフェン誘
導体を得ることができる。
本発明を更に具体的に説明するため、以下に実施例を示
すが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
すが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
(実施例1) 攪拌器を備えた1−三つ口フラスコに、チオグルコー
ル酸メチル106g(1.0mole)、2,3−ジクロロプロピオ
ン酸メチル157g(1.0mole)及びメタノール200ml
を加え、10℃に保った恒温槽中に設置した。続いて水
酸化ナトリウム128g(3.2mole)を溶解したメタノー
ル800ml溶液を1時間かけて徐々に滴下した。滴下
後、室温にてさらに2時間攪拌した。溶媒であるメタノ
ールを常圧蒸留で除いた後、希塩酸500mlで中和し、
ベンゼン抽出した。ベンゼン層は500mlの水で水洗し
た後、乾燥した。ベンゼンを除去後、淡黄色固体である
3−ヒドロキシ−2−チオフェンカルボン酸メチルが15
6.4g純度99%で得られた。収率は原料であるチオグ
リコール酸メチルに対して98.1%であった。
ル酸メチル106g(1.0mole)、2,3−ジクロロプロピオ
ン酸メチル157g(1.0mole)及びメタノール200ml
を加え、10℃に保った恒温槽中に設置した。続いて水
酸化ナトリウム128g(3.2mole)を溶解したメタノー
ル800ml溶液を1時間かけて徐々に滴下した。滴下
後、室温にてさらに2時間攪拌した。溶媒であるメタノ
ールを常圧蒸留で除いた後、希塩酸500mlで中和し、
ベンゼン抽出した。ベンゼン層は500mlの水で水洗し
た後、乾燥した。ベンゼンを除去後、淡黄色固体である
3−ヒドロキシ−2−チオフェンカルボン酸メチルが15
6.4g純度99%で得られた。収率は原料であるチオグ
リコール酸メチルに対して98.1%であった。
(実施例2) 攪拌器を備えた1−三つ口フラスコに予め調整したチ
オグルコール酸メチルのカリウム塩72g(0.5mole)と
水酸化カリウム61.6g(1.1mole)を溶解したメタノール
溶液600mlを0℃に保った恒温槽中に設置した。続い
て、2,3−ジブロモプロピオン酸メチル86.4g(0.55mol
e)を約1時間かけて滴下した。滴下後、室温にてさらに
3時間攪拌した。溶媒であるメタノールを減圧下除去し
た後、エーテル400mlを加え、さらに希酢酸水溶液を
用い中和した。エーテル層は、水洗後、乾燥した。エー
テルを除去後、淡黄色固体である3−ヒドロキシ−2−
チオフェンカルボン酸メチルが78.1g得られた。収率は
原料であるチオグリコール酸メチルのカリウム塩に対し
て98.8%であった。
オグルコール酸メチルのカリウム塩72g(0.5mole)と
水酸化カリウム61.6g(1.1mole)を溶解したメタノール
溶液600mlを0℃に保った恒温槽中に設置した。続い
て、2,3−ジブロモプロピオン酸メチル86.4g(0.55mol
e)を約1時間かけて滴下した。滴下後、室温にてさらに
3時間攪拌した。溶媒であるメタノールを減圧下除去し
た後、エーテル400mlを加え、さらに希酢酸水溶液を
用い中和した。エーテル層は、水洗後、乾燥した。エー
テルを除去後、淡黄色固体である3−ヒドロキシ−2−
チオフェンカルボン酸メチルが78.1g得られた。収率は
原料であるチオグリコール酸メチルのカリウム塩に対し
て98.8%であった。
(実施例3) 攪拌器を備えた2−三つ口フラスコに水酸化ナトリウ
ム141g(3.5mole)を溶解したメタノール1溶液を
20℃に保った恒温槽中に設置した。続いて、チオグリ
コール酸メチル95.4g(0.9mole)と2,3−ジブロム酪酸2
34g(0.9mole)の混合液を約1時間かけて滴下した。
ム141g(3.5mole)を溶解したメタノール1溶液を
20℃に保った恒温槽中に設置した。続いて、チオグリ
コール酸メチル95.4g(0.9mole)と2,3−ジブロム酪酸2
34g(0.9mole)の混合液を約1時間かけて滴下した。
滴下後、室温にてさらに1時間攪拌した。溶媒であるメ
タノールを減圧下除去した後、クロロホルムを加え、さ
らに希塩酸水溶液を用い中和した。クロロホルム層は水
洗後、乾燥した。クロロホルムを除去後、減圧蒸留を行
い、沸点101℃/0.5mmHgである5−メチル−3−ヒ
ドロキシ−2−チオフェンカルボン酸メチル151gを
淡黄色固体として得た。収率は原料であるチオグリコー
ル酸メチルに対して97.5%であった。
タノールを減圧下除去した後、クロロホルムを加え、さ
らに希塩酸水溶液を用い中和した。クロロホルム層は水
洗後、乾燥した。クロロホルムを除去後、減圧蒸留を行
い、沸点101℃/0.5mmHgである5−メチル−3−ヒ
ドロキシ−2−チオフェンカルボン酸メチル151gを
淡黄色固体として得た。収率は原料であるチオグリコー
ル酸メチルに対して97.5%であった。
(実施例4) 表1に示した原料、塩基及び溶媒を用いて、表1に示し
た反応手順及び反応条件で反応を行い、後処理方法は実
施例1と同様に行い3−ヒドロキシ−2−チオフェンカ
ルボン酸誘導体を合成した。その結果得られた生成物の
収率も表1に併記した。
た反応手順及び反応条件で反応を行い、後処理方法は実
施例1と同様に行い3−ヒドロキシ−2−チオフェンカ
ルボン酸誘導体を合成した。その結果得られた生成物の
収率も表1に併記した。
なお、表1において、反応手順は、実施例1の如く、メ
ルカプト酢酸誘導体とジハロゲンプロピオン酸誘導体に
塩基を加える方法を記号「a」で表記し、実施例2の如
く、メルカプト酢酸誘導体と塩基にジハロゲノプロピオ
ン酸誘導体を加える方法を記号「b」で表記し、また、
実施例3の如く、塩基中にメルカプト酢酸誘導体とジハ
ロゲノプロピオン酸誘導体を加える方法を記号「c」で
表記した。
ルカプト酢酸誘導体とジハロゲンプロピオン酸誘導体に
塩基を加える方法を記号「a」で表記し、実施例2の如
く、メルカプト酢酸誘導体と塩基にジハロゲノプロピオ
ン酸誘導体を加える方法を記号「b」で表記し、また、
実施例3の如く、塩基中にメルカプト酢酸誘導体とジハ
ロゲノプロピオン酸誘導体を加える方法を記号「c」で
表記した。
〔参考例〕 攪拌器を備えた2−3つ口フラスコ中にチオグルコー
ル酸メチル106g(1mole)、2,3−ジクロロプロピオン
酸メチル157g(1mole)とメタノール400mlを加
え、10℃の恒温槽中に設置した。続いて予め、水酸化
ナトリウム128g(3.2mole)を溶解したメタノール8
00ml溶液を1時間かけて滴下した。滴下後、室温(25
℃)で2時間攪拌して反応を行い、油浴(90℃)上で、
溶媒のメタノールを除いた。
ル酸メチル106g(1mole)、2,3−ジクロロプロピオン
酸メチル157g(1mole)とメタノール400mlを加
え、10℃の恒温槽中に設置した。続いて予め、水酸化
ナトリウム128g(3.2mole)を溶解したメタノール8
00ml溶液を1時間かけて滴下した。滴下後、室温(25
℃)で2時間攪拌して反応を行い、油浴(90℃)上で、
溶媒のメタノールを除いた。
続いて、アセトン1500mlを加えて攪拌し、反応生成
物を懸濁状態とした後、ジメチル硫酸151.3g(1.2mole)
を約30分かけて加えた。反応液温度を60℃に保ち、
約5時間攪拌後、アセトンを除いた。
物を懸濁状態とした後、ジメチル硫酸151.3g(1.2mole)
を約30分かけて加えた。反応液温度を60℃に保ち、
約5時間攪拌後、アセトンを除いた。
続いて水酸化ナトリウム80g(2mole)の水溶液100
0mlを加え、40℃で約3時間攪拌した。
0mlを加え、40℃で約3時間攪拌した。
続いて5N−塩酸水溶液500mlで反応液を中和し、酢
酸エチル600mlを加え抽出した。酢酸エチル層は乾燥
後、留去し、油浴を180℃まで昇温し、沸点160℃
の留分を集め、3−メトキシチオフェン97gを得た。
収率は原料であるチオグリコール酸メチルに対して85
%であった。
酸エチル600mlを加え抽出した。酢酸エチル層は乾燥
後、留去し、油浴を180℃まで昇温し、沸点160℃
の留分を集め、3−メトキシチオフェン97gを得た。
収率は原料であるチオグリコール酸メチルに対して85
%であった。
Claims (1)
- 【請求項1】一般式 A-S-CH2-COR1 (但し、Aは水素原子、アシル基又はアルカリ金属原子
を示し、R1は置換もしくは非置換のアルコキシ基、置
換もしくは非置換のアルキルチオ基、置換もしくは非置
換のフェノキシ基、置換もしくは非置換のアミノ基を示
す。) で表わされるメルカプト酢酸誘導体と 一般式 (但し、R2は水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは
非置換のアルキル基、置換もしくは非置換のフェニル
基、ニトロ基、アルコキシカルボニル基を示し、R3は
アルキル基、フェニル基を、Xはハロゲン原子を示
す。) で表わされるα,β−ジハロゲノプロピオン酸誘導体を
塩基の存在下に反応させることを特徴とする 一般式 (但し、R1及びR2は前記の一般式におけるR1及びR2
と同一の基を示す) で表わされる3−ヒドロキシ−2−チオフェンカルボン
酸誘導体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63326111A JPH0613503B2 (ja) | 1988-12-26 | 1988-12-26 | 3‐ヒドロキシ‐2‐チオフェンカルボン酸誘導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63326111A JPH0613503B2 (ja) | 1988-12-26 | 1988-12-26 | 3‐ヒドロキシ‐2‐チオフェンカルボン酸誘導体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02172986A JPH02172986A (ja) | 1990-07-04 |
| JPH0613503B2 true JPH0613503B2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=18184211
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63326111A Expired - Fee Related JPH0613503B2 (ja) | 1988-12-26 | 1988-12-26 | 3‐ヒドロキシ‐2‐チオフェンカルボン酸誘導体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0613503B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0526732A3 (en) * | 1991-07-11 | 1993-05-05 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Processes for the preparation of heterocyclic thiocarbamates |
| CN107074678B (zh) | 2014-09-08 | 2020-11-06 | 昭和电工株式会社 | 富勒烯衍生物的制造方法 |
-
1988
- 1988-12-26 JP JP63326111A patent/JPH0613503B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02172986A (ja) | 1990-07-04 |
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