JPH06135958A - ベンゾシクロヘプテン誘導体及びその製法 - Google Patents
ベンゾシクロヘプテン誘導体及びその製法Info
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- JPH06135958A JPH06135958A JP28920292A JP28920292A JPH06135958A JP H06135958 A JPH06135958 A JP H06135958A JP 28920292 A JP28920292 A JP 28920292A JP 28920292 A JP28920292 A JP 28920292A JP H06135958 A JPH06135958 A JP H06135958A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 一般式
【化13】
(但し、R1 は水素原子、ハロゲン原子又は低級アルコ
キシ基、R2 及びR3 は同一又は異なって水素原子、低
級アルキル基又は低級アルケニル基を表す。)で示され
るベンゾシクロヘプテン誘導体またはその薬理的に許容
し得る塩。 【効果】 この化合物は優れた膀胱収縮力抑制効果を示
すため、頻尿予防・治療剤として有用である。
キシ基、R2 及びR3 は同一又は異なって水素原子、低
級アルキル基又は低級アルケニル基を表す。)で示され
るベンゾシクロヘプテン誘導体またはその薬理的に許容
し得る塩。 【効果】 この化合物は優れた膀胱収縮力抑制効果を示
すため、頻尿予防・治療剤として有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規ベンゾシクロヘプテ
ン誘導体及びその製法に関する。
ン誘導体及びその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】一昼夜の排尿回数が健康人のそれよりも
多い頻尿患者の治療には、膀胱の反射性収縮を抑制する
ことが有用である。
多い頻尿患者の治療には、膀胱の反射性収縮を抑制する
ことが有用である。
【0003】従来、反射性膀胱収縮抑制作用を有する頻
尿治療剤としては、例えばフラボキセート〔化学名:3
−メチル−4−オキソ−2−フェニル−4H−1−ベン
ゾピラン−8−カルボン酸 2−ピペリジノエチルエス
テル・塩酸塩〕や、塩酸オキシブチニン〔化学名:α−
シクロヘキシル−α−ヒドロキシフェニル酢酸 4−
(ジエチルアミノ)−2−ブチニルエステル・塩酸塩〕
が知られている(メルク・インデックス、第10版、第
587頁、第997頁)。
尿治療剤としては、例えばフラボキセート〔化学名:3
−メチル−4−オキソ−2−フェニル−4H−1−ベン
ゾピラン−8−カルボン酸 2−ピペリジノエチルエス
テル・塩酸塩〕や、塩酸オキシブチニン〔化学名:α−
シクロヘキシル−α−ヒドロキシフェニル酢酸 4−
(ジエチルアミノ)−2−ブチニルエステル・塩酸塩〕
が知られている(メルク・インデックス、第10版、第
587頁、第997頁)。
【0004】一方、抗うつ剤の合成中間体として6,
7,8,9−テトラヒドロ−5−フェニル−7−メチル
アミノ(又はジメチルアミノ)−5H−ベンゾシクロヘ
プテン−5−オールが知られている(特開昭52−17
455号及び米国特許4,091,115)。
7,8,9−テトラヒドロ−5−フェニル−7−メチル
アミノ(又はジメチルアミノ)−5H−ベンゾシクロヘ
プテン−5−オールが知られている(特開昭52−17
455号及び米国特許4,091,115)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、膀胱収縮力
抑制効果を奏し、頻尿予防・治療剤として有用な新規ベ
ンゾシクロヘプテン誘導体を提供するものである。
抑制効果を奏し、頻尿予防・治療剤として有用な新規ベ
ンゾシクロヘプテン誘導体を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式〔I〕
【0007】
【化7】
【0008】(但し、R1 は水素原子、ハロゲン原子又
は低級アルコキシ基、R2 及びR3 は同一又は異なって
水素原子、低級アルキル基又は低級アルケニル基を表
す。)で示されるベンゾシクロヘプテン誘導体またはそ
の薬理的に許容しうる塩に関する。
は低級アルコキシ基、R2 及びR3 は同一又は異なって
水素原子、低級アルキル基又は低級アルケニル基を表
す。)で示されるベンゾシクロヘプテン誘導体またはそ
の薬理的に許容しうる塩に関する。
【0009】本発明の目的物〔I〕の好ましい化合物と
しては、ベンゾシクロヘプテン環の5位チエニル基が2
−チエニル基であり、R2 及びR3 の一方が水素原子又
は低級アルキル基であり、他方が低級アルキル基又は低
級アルケニル基である化合物があげられる。より好まし
い目的物〔I〕は、R1 がベンゾシクロヘプテン環の3
位に置換している化合物である。更に好ましい目的物
〔I〕は、R1 が水素原子であり、R2 及びR3 の一方
が水素原子又は低級アルキル基であり、他方が低級アル
キル基である化合物であり、とりわけシス体の化合物が
好ましい。
しては、ベンゾシクロヘプテン環の5位チエニル基が2
−チエニル基であり、R2 及びR3 の一方が水素原子又
は低級アルキル基であり、他方が低級アルキル基又は低
級アルケニル基である化合物があげられる。より好まし
い目的物〔I〕は、R1 がベンゾシクロヘプテン環の3
位に置換している化合物である。更に好ましい目的物
〔I〕は、R1 が水素原子であり、R2 及びR3 の一方
が水素原子又は低級アルキル基であり、他方が低級アル
キル基である化合物であり、とりわけシス体の化合物が
好ましい。
【0010】本発明の目的物〔I〕において、低級アル
キル基及び低級アルコキシ基としては、炭素数1〜6、
とりわけ、炭素数1〜4のアルキル基及びアルコキシ基
が、低級アルケニル基としては、炭素数2〜6、とりわ
け、炭素数2〜4のアルケニル基があげられる。又、ハ
ロゲン原子としては、クロロ原子、ブロモ原子、フッ素
原子等があげられる。
キル基及び低級アルコキシ基としては、炭素数1〜6、
とりわけ、炭素数1〜4のアルキル基及びアルコキシ基
が、低級アルケニル基としては、炭素数2〜6、とりわ
け、炭素数2〜4のアルケニル基があげられる。又、ハ
ロゲン原子としては、クロロ原子、ブロモ原子、フッ素
原子等があげられる。
【0011】本発明の目的物〔I〕は、不斉炭素原子に
基づく、2種の立体異性体もしくは4種の光学異性体及
びそれらの混合物をいずれも含むものである。
基づく、2種の立体異性体もしくは4種の光学異性体及
びそれらの混合物をいずれも含むものである。
【0012】本発明によれば、目的物〔I〕は、一般式
〔II〕
〔II〕
【0013】
【化8】
【0014】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示されるカルボニル化合物またはその塩と一般
式〔III〕
る。)で示されるカルボニル化合物またはその塩と一般
式〔III〕
【0015】
【化9】
【0016】(但し、Mはアルカリ金属または−MgX
を表し、Xはハロゲン原子を示す。)で示される化合物
とを反応させることにより製造することができる。
を表し、Xはハロゲン原子を示す。)で示される化合物
とを反応させることにより製造することができる。
【0017】又、本発明の化合物〔I〕の内、一般式
〔I−a〕
〔I−a〕
【0018】
【化10】
【0019】(但し、R22は水素原子、低級アルキル基
又は低級アルケニル基を表し、R31は低級アルキル基又
は低級アルケニル基を表し、他の記号は前記と同一意味
を有する。)で示される化合物は、一般式〔I−b〕
又は低級アルケニル基を表し、R31は低級アルキル基又
は低級アルケニル基を表し、他の記号は前記と同一意味
を有する。)で示される化合物は、一般式〔I−b〕
【0020】
【化11】
【0021】(但し、R21は水素原子、低級アルキル基
又は低級アルケニル基を表し、他の記号は前記と同一意
味を有する。)で示される化合物をアルキル化又はアル
ケニル化することによっても製造することができる。
又は低級アルケニル基を表し、他の記号は前記と同一意
味を有する。)で示される化合物をアルキル化又はアル
ケニル化することによっても製造することができる。
【0022】化合物〔II〕と化合物〔III〕との反
応は、ルイス酸の存在もしくは非存在下、溶媒中で実施
することができる。本反応で用いる化合物〔III〕に
おいて、Mで示されるアルカリ金属としては、リチウム
等が、−MgXとしては、−MgBr、−MgI等があ
げられる。又、原料化合物〔II〕は、そのまま、また
はその塩のいずれの形でも使用することができ、塩とし
ては例えば有機酸付加塩、無機酸付加塩のいずれも用い
ることができる。ルイス酸としては、塩化第二スズ、ト
リメチルアルミニウム、t−ブトキシジメチルアルミニ
ウム等があげられる。溶媒としては、反応に悪影響を及
ぼさないものであればよく、例えばエーテル、テトラヒ
ドロフラン等のエーテル系溶媒、トルエン又はこれら溶
媒の混液等があげられる。本反応は、冷却下〜室温、例
えば−78℃〜25℃で好適に進行する。また上記反応
において、ルイス酸の存在下ではシス体が、ルイス酸の
非存在下ではトランス体が、それぞれ優先的に得られ
る。
応は、ルイス酸の存在もしくは非存在下、溶媒中で実施
することができる。本反応で用いる化合物〔III〕に
おいて、Mで示されるアルカリ金属としては、リチウム
等が、−MgXとしては、−MgBr、−MgI等があ
げられる。又、原料化合物〔II〕は、そのまま、また
はその塩のいずれの形でも使用することができ、塩とし
ては例えば有機酸付加塩、無機酸付加塩のいずれも用い
ることができる。ルイス酸としては、塩化第二スズ、ト
リメチルアルミニウム、t−ブトキシジメチルアルミニ
ウム等があげられる。溶媒としては、反応に悪影響を及
ぼさないものであればよく、例えばエーテル、テトラヒ
ドロフラン等のエーテル系溶媒、トルエン又はこれら溶
媒の混液等があげられる。本反応は、冷却下〜室温、例
えば−78℃〜25℃で好適に進行する。また上記反応
において、ルイス酸の存在下ではシス体が、ルイス酸の
非存在下ではトランス体が、それぞれ優先的に得られ
る。
【0023】又、化合物〔I−b〕のアルキル化又はア
ルケニル化は、常法に従い、脱酸剤の存在又は非存在下
で、適当な溶媒中又は無溶媒中、化合物〔I−b〕とア
ルキル化剤又はアルケニル化剤とを反応させることによ
り実施することができる。アルキル化剤としては、低級
アルキルハライド、低級アルキルメタンスルホネート、
低級アルキルトルエンスルホネート、低級アルキル硫酸
エステル等があげられ、アルケニル化剤としては、低級
アルケニルハライド等があげられる。脱酸剤としては、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ
金属、水素化ナトリウム等の水素化アルカリ金属、ナト
リウムメチラート、ナトリウムエチラート、第三級ブト
キシカリウム等のアルカリ金属アルコラート、炭酸ナト
リウム等の炭酸アルカリ金属、炭酸水素ナトリウム等の
炭酸水素アルカリ金属、トリエチルアミン、ジイソプロ
ピルエチルアミン、ピリジン、N,N−ジメチルアミノ
ピリジン等の有機アミン、ナトリウム等のアルカリ金
属、リチウムジイソプロピルアミド等の低級アルキル置
換アルカリ金属アミド等があげられる。溶媒としては、
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキ
シエタン等のエーテル系溶媒、アセトン、2−ブタノン
等のケトン系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド、クロロホルム、塩化メチレン等が
あげられる。本反応は、冷却下〜加熱下、例えば0℃〜
70℃で好適に進行する。
ルケニル化は、常法に従い、脱酸剤の存在又は非存在下
で、適当な溶媒中又は無溶媒中、化合物〔I−b〕とア
ルキル化剤又はアルケニル化剤とを反応させることによ
り実施することができる。アルキル化剤としては、低級
アルキルハライド、低級アルキルメタンスルホネート、
低級アルキルトルエンスルホネート、低級アルキル硫酸
エステル等があげられ、アルケニル化剤としては、低級
アルケニルハライド等があげられる。脱酸剤としては、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ
金属、水素化ナトリウム等の水素化アルカリ金属、ナト
リウムメチラート、ナトリウムエチラート、第三級ブト
キシカリウム等のアルカリ金属アルコラート、炭酸ナト
リウム等の炭酸アルカリ金属、炭酸水素ナトリウム等の
炭酸水素アルカリ金属、トリエチルアミン、ジイソプロ
ピルエチルアミン、ピリジン、N,N−ジメチルアミノ
ピリジン等の有機アミン、ナトリウム等のアルカリ金
属、リチウムジイソプロピルアミド等の低級アルキル置
換アルカリ金属アミド等があげられる。溶媒としては、
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキ
シエタン等のエーテル系溶媒、アセトン、2−ブタノン
等のケトン系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド、クロロホルム、塩化メチレン等が
あげられる。本反応は、冷却下〜加熱下、例えば0℃〜
70℃で好適に進行する。
【0024】なお、上記反応において、原料化合物〔I
−b〕として、7−アミノ体(R21=H)を用いる場
合、アルキル化剤又はアルケニル化剤の使用量を適宜選
択することにより、当該アミノ基をモノアルキル(又は
アルケニル)アミノ基又はジアルキル(又はアルケニ
ル)アミノ基とすることができる。
−b〕として、7−アミノ体(R21=H)を用いる場
合、アルキル化剤又はアルケニル化剤の使用量を適宜選
択することにより、当該アミノ基をモノアルキル(又は
アルケニル)アミノ基又はジアルキル(又はアルケニ
ル)アミノ基とすることができる。
【0025】又、化合物〔I−b〕のアルキル化は、還
元的アルキル化によっても実施できる。この還元的アル
キル化は、常法に従い、化合物〔I−b〕と式:R4 −
CHO(但し、R4 は水素原子又はR31より炭素数が1
つ少ない低級アルキル基を表す。)で示されるアルデヒ
ドもしくはそのアセタールとを適当な溶媒中で反応さ
せ、次いで還元剤で還元することにより実施することが
できる。
元的アルキル化によっても実施できる。この還元的アル
キル化は、常法に従い、化合物〔I−b〕と式:R4 −
CHO(但し、R4 は水素原子又はR31より炭素数が1
つ少ない低級アルキル基を表す。)で示されるアルデヒ
ドもしくはそのアセタールとを適当な溶媒中で反応さ
せ、次いで還元剤で還元することにより実施することが
できる。
【0026】アルデヒドとしては、ホルムアルデヒド、
アセトアルデヒド等の低級アルキルアルデヒド等があげ
られる。還元剤としては、水素化ホウ素ナトリウム、水
素化ホウ素リチウム等の水素化ホウ素アルカリ金属、シ
アノ水素化ホウ素ナトリウム等があげられる。溶媒とし
ては、メタノール、エタノール、tert−ブタノール
等があげられる。本反応は、冷却下〜室温、例えば−1
0℃〜25℃で好適に進行する。
アセトアルデヒド等の低級アルキルアルデヒド等があげ
られる。還元剤としては、水素化ホウ素ナトリウム、水
素化ホウ素リチウム等の水素化ホウ素アルカリ金属、シ
アノ水素化ホウ素ナトリウム等があげられる。溶媒とし
ては、メタノール、エタノール、tert−ブタノール
等があげられる。本反応は、冷却下〜室温、例えば−1
0℃〜25℃で好適に進行する。
【0027】また、目的物〔I〕は、所望により、光学
分割して各々の光学活性体に分割することができる。分
割剤としては、それ自体公知のもの、例えば光学活性マ
ンデル酸、光学活性ジベンゾイル酒石酸、光学活性N−
アセチルフェニルアラニン等の光学分割剤を使用でき
る。例えば、(±)−トランス−3−フルオロ−5−
(2−チエニル)−7−ジエチルアミノ−6,7,8,
9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−
オールの光学分割は、該化合物と(S)−(+)−マン
デル酸とを反応させ、析出物をろ取することにより
(+)−体を、一方、析出物をろ取後の母液からは、
(R)−(−)−マンデル酸で同様に処理して(−)−
体を、それぞれ得ることができる。
分割して各々の光学活性体に分割することができる。分
割剤としては、それ自体公知のもの、例えば光学活性マ
ンデル酸、光学活性ジベンゾイル酒石酸、光学活性N−
アセチルフェニルアラニン等の光学分割剤を使用でき
る。例えば、(±)−トランス−3−フルオロ−5−
(2−チエニル)−7−ジエチルアミノ−6,7,8,
9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−
オールの光学分割は、該化合物と(S)−(+)−マン
デル酸とを反応させ、析出物をろ取することにより
(+)−体を、一方、析出物をろ取後の母液からは、
(R)−(−)−マンデル酸で同様に処理して(−)−
体を、それぞれ得ることができる。
【0028】本発明の目的物〔I〕は、遊離の形でもま
たその薬理的に許容しうる塩の形でも医薬用途に用いる
ことができる。薬理的に許容しうる塩としては、例え
ば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩等の無機酸付加塩及
び酢酸塩、シュウ酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、ベ
ンゼンスルホン酸塩等の有機酸付加塩があげられる。
たその薬理的に許容しうる塩の形でも医薬用途に用いる
ことができる。薬理的に許容しうる塩としては、例え
ば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩等の無機酸付加塩及
び酢酸塩、シュウ酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、ベ
ンゼンスルホン酸塩等の有機酸付加塩があげられる。
【0029】本発明の目的物〔I〕及びその薬理的に許
容しうる塩は、経口的にも非経口的にも投与することが
でき、例えば、錠剤、カプセル剤、散剤、注射剤の如き
医薬製剤として、適宜使用することができる。
容しうる塩は、経口的にも非経口的にも投与することが
でき、例えば、錠剤、カプセル剤、散剤、注射剤の如き
医薬製剤として、適宜使用することができる。
【0030】本発明の目的物〔I〕またはその薬理的に
許容しうる塩の投与量は、患者の年齢・体重・状態ある
いは疾患の程度により異なるが、通常1日当たりの投与
量は、経口投与の場合には、0.01〜10mg/k
g、非経口投与の場合には、0.001〜1mg/kg
であるのが好ましい。
許容しうる塩の投与量は、患者の年齢・体重・状態ある
いは疾患の程度により異なるが、通常1日当たりの投与
量は、経口投与の場合には、0.01〜10mg/k
g、非経口投与の場合には、0.001〜1mg/kg
であるのが好ましい。
【0031】なお、原料化合物〔II〕は、例えば一般
式〔IV〕
式〔IV〕
【0032】
【化12】
【0033】(但し、R1 は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物から特開昭52−17455号
記載の方法に準じて製造することができる。
る。)で示される化合物から特開昭52−17455号
記載の方法に準じて製造することができる。
【0034】
実験例 (摘出ラット膀胱におけるカルバコール収縮の抑制作
用)雌雄ラット(250〜450g)から膀胱を無傷の
まま周囲の組織から分離、摘出し、Tyrode液中
(37℃、95%O2 −5%CO2 混合ガスを通気)に
懸吊した。膀胱内には0.8mlの生理食塩水を負荷
し、尿道から挿入したガラス細管の他端を圧トランスデ
ューサーに接続して膀胱内圧の変化を測定し、レコーダ
ーで記録した。カルバコール(1×10-5M)を約30
分間隔で添加して安定した反応が得られることを確認し
た後、カルバコールを適用する5分前に検体を添加し、
収縮抑制作用を調べた。検体投与直前の対照の反応を1
00%として検体処置時の反応を表し、濃度作用曲線を
描いて50%抑制濃度(IC50)を求めた。結果は下記
第1表記載の通りである。
用)雌雄ラット(250〜450g)から膀胱を無傷の
まま周囲の組織から分離、摘出し、Tyrode液中
(37℃、95%O2 −5%CO2 混合ガスを通気)に
懸吊した。膀胱内には0.8mlの生理食塩水を負荷
し、尿道から挿入したガラス細管の他端を圧トランスデ
ューサーに接続して膀胱内圧の変化を測定し、レコーダ
ーで記録した。カルバコール(1×10-5M)を約30
分間隔で添加して安定した反応が得られることを確認し
た後、カルバコールを適用する5分前に検体を添加し、
収縮抑制作用を調べた。検体投与直前の対照の反応を1
00%として検体処置時の反応を表し、濃度作用曲線を
描いて50%抑制濃度(IC50)を求めた。結果は下記
第1表記載の通りである。
【0035】
【表1】
【0036】
実施例1 0.714Mの2−チエニルリチウム溶液(溶媒;n−
ヘキサン:エーテル=1:1)27mlを、氷冷下、7
−ジエチルアミノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5
H−ベンゾシクロヘプテン−5−オン1.46gのエー
テル15ml溶液に15分間かけて滴下後、同温で20
分間攪拌する。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を洗浄、乾
燥後、溶媒を留去する。残査をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶媒;クロロホルム:メタノール=3
0:1、濃アンモニア水を少量添加)に付し、先に溶出
する分画から溶媒を留去し、残査をn−ヘキサンより再
結晶することにより、シス−5−(2−チエニル)−7
−ジエチルアミノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5
H−ベンゾシクロヘプテン−5−オール0.29gを結
晶として得る。収率:14.4% m.p.85.5−88℃ 1/2フマル酸塩: m.p.168−170℃(エタノールから再結晶) 後に溶出する分画を濃縮し、トランス−5−(2−チエ
ニル)−7−ジエチルアミノ−6,7,8,9−テトラ
ヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オール1.
27gを油状物として得る。収率:63.8% 1/2フマル酸塩: m.p.196.5−198.5℃(分解)(エタノー
ルから再結晶)。
ヘキサン:エーテル=1:1)27mlを、氷冷下、7
−ジエチルアミノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5
H−ベンゾシクロヘプテン−5−オン1.46gのエー
テル15ml溶液に15分間かけて滴下後、同温で20
分間攪拌する。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を洗浄、乾
燥後、溶媒を留去する。残査をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶媒;クロロホルム:メタノール=3
0:1、濃アンモニア水を少量添加)に付し、先に溶出
する分画から溶媒を留去し、残査をn−ヘキサンより再
結晶することにより、シス−5−(2−チエニル)−7
−ジエチルアミノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5
H−ベンゾシクロヘプテン−5−オール0.29gを結
晶として得る。収率:14.4% m.p.85.5−88℃ 1/2フマル酸塩: m.p.168−170℃(エタノールから再結晶) 後に溶出する分画を濃縮し、トランス−5−(2−チエ
ニル)−7−ジエチルアミノ−6,7,8,9−テトラ
ヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オール1.
27gを油状物として得る。収率:63.8% 1/2フマル酸塩: m.p.196.5−198.5℃(分解)(エタノー
ルから再結晶)。
【0037】実施例2〜4 対応原料化合物を実施例1と同様に処理して下記第2表
記載化合物を得る。
記載化合物を得る。
【0038】
【表2】
【0039】実施例5 四塩化スズ0.414mlのトルエン10ml溶液を−
65℃に冷却し、アルゴン雰囲気下、7−tert−ブ
チルアミノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベ
ンゾシクロヘプテン−5−オン0.802gのトルエン
10ml溶液を40分間かけて滴下後、同温で1.3時
間攪拌する。次いで、同温で、反応液に1.07Mの2
−チエニルリチウム溶液(溶媒;トルエン:エーテル=
10:3)13mlを20分間かけて滴下し、同温で3
0分間攪拌した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加
える。メタノールを加え室温で攪拌した後、不溶物をろ
去し、酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル層を洗浄、乾
燥後、溶媒を留去し、残査をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶媒;クロロホルム:メタノール=15:
1、濃アンモニア水を少量添加)に付すことにより、シ
ス−5−(2−チエニル)−7−tert−ブチルアミ
ノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシク
ロヘプテン−5−オール0.824gを油状物として得
る。収率:75% フマル酸塩: m.p.177−178.5℃(分解)(エタノール−
エーテル混液から再結晶)。
65℃に冷却し、アルゴン雰囲気下、7−tert−ブ
チルアミノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベ
ンゾシクロヘプテン−5−オン0.802gのトルエン
10ml溶液を40分間かけて滴下後、同温で1.3時
間攪拌する。次いで、同温で、反応液に1.07Mの2
−チエニルリチウム溶液(溶媒;トルエン:エーテル=
10:3)13mlを20分間かけて滴下し、同温で3
0分間攪拌した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加
える。メタノールを加え室温で攪拌した後、不溶物をろ
去し、酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル層を洗浄、乾
燥後、溶媒を留去し、残査をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶媒;クロロホルム:メタノール=15:
1、濃アンモニア水を少量添加)に付すことにより、シ
ス−5−(2−チエニル)−7−tert−ブチルアミ
ノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシク
ロヘプテン−5−オール0.824gを油状物として得
る。収率:75% フマル酸塩: m.p.177−178.5℃(分解)(エタノール−
エーテル混液から再結晶)。
【0040】実施例6〜8 対応原料化合物を実施例5と同様に処理して下記第3表
記載化合物を得る。
記載化合物を得る。
【0041】
【表3】
【0042】実施例9 2.0Mのトリメチルアルミニウム溶液(溶媒;n−ヘ
キサン)6.90mlのトルエン20ml溶液に、アル
ゴン雰囲気下、tert−ブチルアルコール1.02g
のトルエン10ml溶液を、5〜10℃で10分間かけ
て滴下し、同温で30分間攪拌する。反応液を−65℃
に冷却し、7−イソプロピルアミノ−6,7,8,9−
テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オン
3.0gのトルエン30ml溶液を10分間かけて滴下
し、同温で40分間攪拌する。次いで、0.64Mの2
−チエニルリチウム溶液(溶媒;トルエン:エーテル=
10:3)65mlを、−60℃で30分間かけて滴下
し、同温で30分間攪拌した後、メタノール及び飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出す
る。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残
査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロ
ロホルム:メタノール=20:1、濃アンモニア水を少
量添加)に付し、イソプロピルエーテル−n−ヘキサン
混液より再結晶することにより、シス−5−(2−チエ
ニル)−7−イソプロピルアミノ−6,7,8,9−テ
トラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オール
2.25gを結晶として得る。収率:54.2% m.p.121−123℃ 1/2フマル酸塩: m.p.228.5−230.5℃(分解)(メタノー
ル−エーテル混液から再結晶)。
キサン)6.90mlのトルエン20ml溶液に、アル
ゴン雰囲気下、tert−ブチルアルコール1.02g
のトルエン10ml溶液を、5〜10℃で10分間かけ
て滴下し、同温で30分間攪拌する。反応液を−65℃
に冷却し、7−イソプロピルアミノ−6,7,8,9−
テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オン
3.0gのトルエン30ml溶液を10分間かけて滴下
し、同温で40分間攪拌する。次いで、0.64Mの2
−チエニルリチウム溶液(溶媒;トルエン:エーテル=
10:3)65mlを、−60℃で30分間かけて滴下
し、同温で30分間攪拌した後、メタノール及び飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出す
る。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残
査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロ
ロホルム:メタノール=20:1、濃アンモニア水を少
量添加)に付し、イソプロピルエーテル−n−ヘキサン
混液より再結晶することにより、シス−5−(2−チエ
ニル)−7−イソプロピルアミノ−6,7,8,9−テ
トラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オール
2.25gを結晶として得る。収率:54.2% m.p.121−123℃ 1/2フマル酸塩: m.p.228.5−230.5℃(分解)(メタノー
ル−エーテル混液から再結晶)。
【0043】実施例10 (1)(±)−シス−5−(2−チエニル)−7−te
rt−ブチルアミノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−
5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オール3.15gと
(−)−L−ジベンゾイル酒石酸3.76gをアセトン
に加熱溶解し、冷却後、析出した結晶をイソプロパノー
ルより再結晶することにより、(+)−シス−5−(2
−チエニル)−7−tert−ブチルアミノ−6,7,
8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−
5−オール・1/2(−)−L−ジベンゾイル酒石酸塩
2.08gを得る。収率:38.0% m.p.152.5−155.5℃(分解) 本品をエーテル−炭酸水素ナトリウム水溶液混液に溶解
し、エーテル層を洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、得られ
る残査をn−ヘキサンより再結晶することにより、
(+)−シス−5−(2−チエニル)−7−tert−
ブチルアミノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−
ベンゾシクロヘプテン−5−オール0.943gを得
る。
rt−ブチルアミノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−
5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オール3.15gと
(−)−L−ジベンゾイル酒石酸3.76gをアセトン
に加熱溶解し、冷却後、析出した結晶をイソプロパノー
ルより再結晶することにより、(+)−シス−5−(2
−チエニル)−7−tert−ブチルアミノ−6,7,
8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−
5−オール・1/2(−)−L−ジベンゾイル酒石酸塩
2.08gを得る。収率:38.0% m.p.152.5−155.5℃(分解) 本品をエーテル−炭酸水素ナトリウム水溶液混液に溶解
し、エーテル層を洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、得られ
る残査をn−ヘキサンより再結晶することにより、
(+)−シス−5−(2−チエニル)−7−tert−
ブチルアミノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−
ベンゾシクロヘプテン−5−オール0.943gを得
る。
【0044】m.p.79−80.5℃ 〔α〕D 20 +74.1°(c=1.0,CHCl3 ) 本品0.828gをフマル酸塩とし、エタノール−アセ
トン混液から再結晶することにより、(+)−シス−5
−(2−チエニル)−7−tert−ブチルアミノ−
6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘ
プテン−5−オール・フマル酸塩1.14gを結晶とし
て得る。
トン混液から再結晶することにより、(+)−シス−5
−(2−チエニル)−7−tert−ブチルアミノ−
6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘ
プテン−5−オール・フマル酸塩1.14gを結晶とし
て得る。
【0045】m.p.164.5−166℃(分解) 〔α〕D 20 +48.9°(c=1.0,MeOH)。
【0046】(2)(+)−シス−5−(2−チエニ
ル)−7−tert−ブチルアミノ−6,7,8,9−
テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オー
ル・(−)−L−ジベンゾイル酒石酸塩を得た母液に、
エーテル−炭酸水素ナトリウム水溶液混液を加え、有機
層を洗浄、乾燥後、溶媒を濃縮し、以下(+)−D−ジ
ベンゾイル酒石酸塩で同様の処理をすることにより、
(−)−シス−5−(2−チエニル)−7−tert−
ブチルアミノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−
ベンゾシクロヘプテン−5−オール0.853gを結晶
として得る。
ル)−7−tert−ブチルアミノ−6,7,8,9−
テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オー
ル・(−)−L−ジベンゾイル酒石酸塩を得た母液に、
エーテル−炭酸水素ナトリウム水溶液混液を加え、有機
層を洗浄、乾燥後、溶媒を濃縮し、以下(+)−D−ジ
ベンゾイル酒石酸塩で同様の処理をすることにより、
(−)−シス−5−(2−チエニル)−7−tert−
ブチルアミノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−
ベンゾシクロヘプテン−5−オール0.853gを結晶
として得る。
【0047】m.p.79−80.5℃ 〔α〕D 20 −74.9°(c=1.0,CHCl3 ) フマル酸塩: m.p.168−169℃(分解)(エタノール−アセ
トン混液から再結晶) 〔α〕D 20 −49.8°(c=1.0,MeOH)。
トン混液から再結晶) 〔α〕D 20 −49.8°(c=1.0,MeOH)。
【0048】実施例11 (1)実施例10と同様に、(±)−シス−5−(2−
チエニル)−7−イソプロピルアミノ−6,7,8,9
−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オ
ール1.30gとN−アセチル−D−フェニルアラニン
0.893gをエタノールに溶解し、エタノール−エー
テル混液より結晶化させ、同溶媒系にて再結晶すること
により、(−)−シス−5−(2−チエニル)−7−イ
ソプロピルアミノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5
H−ベンゾシクロヘプテン−5−オール・N−アセチル
−D−フェニルアラニン塩0.693gを得る。収率:
31.7% m.p.193−194.5℃(分解) 〔α〕D 20 −76.7°(c=1.0,MeOH) 本品を実施例10と同様の処理をすることにより、
(−)−シス−5−(2−チエニル)−7−イソプロピ
ルアミノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベン
ゾシクロヘプテン−5−オールを得る。
チエニル)−7−イソプロピルアミノ−6,7,8,9
−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オ
ール1.30gとN−アセチル−D−フェニルアラニン
0.893gをエタノールに溶解し、エタノール−エー
テル混液より結晶化させ、同溶媒系にて再結晶すること
により、(−)−シス−5−(2−チエニル)−7−イ
ソプロピルアミノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5
H−ベンゾシクロヘプテン−5−オール・N−アセチル
−D−フェニルアラニン塩0.693gを得る。収率:
31.7% m.p.193−194.5℃(分解) 〔α〕D 20 −76.7°(c=1.0,MeOH) 本品を実施例10と同様の処理をすることにより、
(−)−シス−5−(2−チエニル)−7−イソプロピ
ルアミノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベン
ゾシクロヘプテン−5−オールを得る。
【0049】m.p.106.5−107.5℃(n−
ヘキサンから再結晶) 〔α〕D 20 −74.6°(c=1.1,CHCl3 ) 1/2フマル酸塩: m.p.211.5−212.5℃(分解)(メタノー
ル−エーテル混液から再結晶) 〔α〕D 20 −63.1°(c=0.50,MeO
H)。
ヘキサンから再結晶) 〔α〕D 20 −74.6°(c=1.1,CHCl3 ) 1/2フマル酸塩: m.p.211.5−212.5℃(分解)(メタノー
ル−エーテル混液から再結晶) 〔α〕D 20 −63.1°(c=0.50,MeO
H)。
【0050】(2)(−)−シス−5−(2−チエニ
ル)−7−イソプロピルアミノ−6,7,8,9−テト
ラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オール・
N−アセチル−D−フェニルアラニン塩を得た母液に、
酢酸エチル−炭酸水素ナトリウム水溶液混液を加え、有
機層を洗浄、乾燥後、溶媒を濃縮し、以下N−アセチル
−L−フェニルアラニン0.555gで同様の処理をす
ることにより、(+)−シス−5−(2−チエニル)−
7−イソプロピルアミノ−6,7,8,9−テトラヒド
ロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オール・N−ア
セチル−L−フェニルアラニン塩0.716gを得る。
収率:32.7% m.p.193−194.5℃(分解) 〔α〕D 20 +77.7°(c=1.0,MeOH) 本品を実施例10と同様の処理をすることにより、
(+)−シス−5−(2−チエニル)−7−イソプロピ
ルアミノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベン
ゾシクロヘプテン−5−オールを得る。
ル)−7−イソプロピルアミノ−6,7,8,9−テト
ラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オール・
N−アセチル−D−フェニルアラニン塩を得た母液に、
酢酸エチル−炭酸水素ナトリウム水溶液混液を加え、有
機層を洗浄、乾燥後、溶媒を濃縮し、以下N−アセチル
−L−フェニルアラニン0.555gで同様の処理をす
ることにより、(+)−シス−5−(2−チエニル)−
7−イソプロピルアミノ−6,7,8,9−テトラヒド
ロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オール・N−ア
セチル−L−フェニルアラニン塩0.716gを得る。
収率:32.7% m.p.193−194.5℃(分解) 〔α〕D 20 +77.7°(c=1.0,MeOH) 本品を実施例10と同様の処理をすることにより、
(+)−シス−5−(2−チエニル)−7−イソプロピ
ルアミノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベン
ゾシクロヘプテン−5−オールを得る。
【0051】 m.p.107−108℃(n−ヘキサンから再結晶) 〔α〕D 20 +74.9°(c=1.1,CHCl3 ) 1/2フマル酸塩: m.p.211.5−212.5℃(分解)(メタノー
ル−エーテル混液から再結晶) 〔α〕D 20 +63.2°(c=0.54,MeO
H)。
ル−エーテル混液から再結晶) 〔α〕D 20 +63.2°(c=0.54,MeO
H)。
【0052】実施例12 (1) (±)−トランス−5−(2−チエニル)−7
−ジエチルアミノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5
H−ベンゾシクロヘプテン−5−オール4.15gと
(2R,3R)−3−〔(5−クロロ−2−ニトロフェ
ニル)チオ〕−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフ
ェニル)プロピオン酸5.05gを酢酸エチルに溶解
し、酢酸エチル−エーテル混液から結晶化させ、エタノ
ールから2度再結晶することにより、(+)−トランス
−5−(2−チエニル)−7−ジエチルアミノ−6,
7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテ
ン−5−オール・(2R,3R)−3−〔(5−クロロ
−2−ニトロフェニル)チオ〕−2−ヒドロキシ−3−
(4−メトキシフェニル)プロピオン酸塩2.50gを
得る。収率:27.1% m.p.165.5−166.5℃(分解) 〔α〕D 20 −15.4°(c=1.0,MeOH) 本品に、10%クエン酸−酢酸エチル混液を加え、室温
で3時間攪拌する。反応液から水層を分取し、炭酸カリ
ウムを加え、酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル層を洗
浄、乾燥後、溶媒を留去し、残査をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム:メタノール=
20:1、濃アンモニア水を少量添加)に付すことによ
り、(+)−トランス−5−(2−チエニル)−7−ジ
エチルアミノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−
ベンゾシクロヘプテン−5−オール〔(5S,7R)−
体〕を油状物として得る。
−ジエチルアミノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5
H−ベンゾシクロヘプテン−5−オール4.15gと
(2R,3R)−3−〔(5−クロロ−2−ニトロフェ
ニル)チオ〕−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフ
ェニル)プロピオン酸5.05gを酢酸エチルに溶解
し、酢酸エチル−エーテル混液から結晶化させ、エタノ
ールから2度再結晶することにより、(+)−トランス
−5−(2−チエニル)−7−ジエチルアミノ−6,
7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテ
ン−5−オール・(2R,3R)−3−〔(5−クロロ
−2−ニトロフェニル)チオ〕−2−ヒドロキシ−3−
(4−メトキシフェニル)プロピオン酸塩2.50gを
得る。収率:27.1% m.p.165.5−166.5℃(分解) 〔α〕D 20 −15.4°(c=1.0,MeOH) 本品に、10%クエン酸−酢酸エチル混液を加え、室温
で3時間攪拌する。反応液から水層を分取し、炭酸カリ
ウムを加え、酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル層を洗
浄、乾燥後、溶媒を留去し、残査をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム:メタノール=
20:1、濃アンモニア水を少量添加)に付すことによ
り、(+)−トランス−5−(2−チエニル)−7−ジ
エチルアミノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−
ベンゾシクロヘプテン−5−オール〔(5S,7R)−
体〕を油状物として得る。
【0053】 〔α〕D 20 +64.0°(c=1.0,CHCl3 ) フマル酸塩: m.p.148.5−149.5℃ 〔α〕D 20 +37.3°(c=1.0,MeOH)。
【0054】(2) (+)−トランス−5−(2−チ
エニル)−7−ジエチルアミノ−6,7,8,9−テト
ラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オール・
(2R,3R)−3−〔(5−クロロ−2−ニトロフェ
ニル)チオ〕−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフ
ェニル)プロピオン酸塩を得た母液に、10%クエン酸
−酢酸エチル混液を加え、室温で3時間攪拌する。反応
液から水層を分取し、炭酸カリウムを加え、酢酸エチル
で抽出する。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後、溶媒を留去
し、残査を、以下(2S,3S)−3−〔(5−クロロ
−2−ニトロフェニル)チオ〕−2−ヒドロキシ−3−
(4−メトキシフェニル)プロピオン酸3.19gで同
様の処理をすることにより、(−)−トランス−5−
(2−チエニル)−7−ジエチルアミノ−6,7,8,
9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−
オール・(2S,3S)−3−〔(5−クロロ−2−ニ
トロフェニル)チオ〕−2−ヒドロキシ−3−(4−メ
トキシフェニル)プロピオン酸塩2.10gを得る。収
率:22.8% m.p.164.5−166℃(分解) 〔α〕D 20 +15.8°(c=1.0,MeOH) 本品を上記と同様の処理をすることにより、(−)−ト
ランス−5−(2−チエニル)−7−ジエチルアミノ−
6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘ
プテン−5−オール〔(5R,7S)−体〕を油状物と
して得る。
エニル)−7−ジエチルアミノ−6,7,8,9−テト
ラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オール・
(2R,3R)−3−〔(5−クロロ−2−ニトロフェ
ニル)チオ〕−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフ
ェニル)プロピオン酸塩を得た母液に、10%クエン酸
−酢酸エチル混液を加え、室温で3時間攪拌する。反応
液から水層を分取し、炭酸カリウムを加え、酢酸エチル
で抽出する。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後、溶媒を留去
し、残査を、以下(2S,3S)−3−〔(5−クロロ
−2−ニトロフェニル)チオ〕−2−ヒドロキシ−3−
(4−メトキシフェニル)プロピオン酸3.19gで同
様の処理をすることにより、(−)−トランス−5−
(2−チエニル)−7−ジエチルアミノ−6,7,8,
9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−
オール・(2S,3S)−3−〔(5−クロロ−2−ニ
トロフェニル)チオ〕−2−ヒドロキシ−3−(4−メ
トキシフェニル)プロピオン酸塩2.10gを得る。収
率:22.8% m.p.164.5−166℃(分解) 〔α〕D 20 +15.8°(c=1.0,MeOH) 本品を上記と同様の処理をすることにより、(−)−ト
ランス−5−(2−チエニル)−7−ジエチルアミノ−
6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘ
プテン−5−オール〔(5R,7S)−体〕を油状物と
して得る。
【0055】 〔α〕D 20 −63.8°(c=1.0,CHCl3 ) フマル酸塩: m.p.145.0−146.5℃ 〔α〕D 20 −37.7°(c=1.0,MeOH)。
【0056】実施例13 (1)実施例10と同様に、(±)−トランス−3−フ
ルオロ−5−(2−チエニル)−7−ジエチルアミノ−
6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘ
プテン−5−オール59gと(S)−(+)−マンデル
酸27.0gを酢酸エチルに溶解し、析出する結晶を酢
酸エチルより再結晶することにより、(+)−トランス
−3−フルオロ−5−(2−チエニル)−7−ジエチル
アミノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾ
シクロヘプテン−5−オール・(S)−(+)−マンデ
ル酸塩26.1gを得る。収率:30% m.p.168−170℃ 〔α〕D 20 +64.0°(c=1.0,MeOH) 本品を実施例10と同様の処理をすることにより、
(+)−トランス−3−フルオロ−5−(2−チエニ
ル)−7−ジエチルアミノ−6,7,8,9−テトラヒ
ドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オールを油状
物として得る。
ルオロ−5−(2−チエニル)−7−ジエチルアミノ−
6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘ
プテン−5−オール59gと(S)−(+)−マンデル
酸27.0gを酢酸エチルに溶解し、析出する結晶を酢
酸エチルより再結晶することにより、(+)−トランス
−3−フルオロ−5−(2−チエニル)−7−ジエチル
アミノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾ
シクロヘプテン−5−オール・(S)−(+)−マンデ
ル酸塩26.1gを得る。収率:30% m.p.168−170℃ 〔α〕D 20 +64.0°(c=1.0,MeOH) 本品を実施例10と同様の処理をすることにより、
(+)−トランス−3−フルオロ−5−(2−チエニ
ル)−7−ジエチルアミノ−6,7,8,9−テトラヒ
ドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オールを油状
物として得る。
【0057】 〔α〕D 20 +64.0°(c=1.0,CHCl3 ) 1/2フマル酸塩: m.p.174−176℃(分解)(イソプロパノール
から再結晶) 〔α〕D 20 +45.9°(c=1.0,MeOH)。
から再結晶) 〔α〕D 20 +45.9°(c=1.0,MeOH)。
【0058】(2)(+)−トランス−3−フルオロ−
5−(2−チエニル)−7−ジエチルアミノ−6,7,
8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−
5−オール・(S)−(+)−マンデル酸塩を得た母液
に、n−ヘキサン−炭酸水素ナトリウム水溶液混液を加
え、有機層を洗浄、乾燥後、溶媒を濃縮し、以下(R)
−(−)−マンデル酸15.4gで同様の処理をするこ
とにより、(−)−トランス−3−フルオロ−5−(2
−チエニル)−7−ジエチルアミノ−6,7,8,9−
テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オー
ル・(R)−(−)−マンデル酸塩30.9gを得る。
収率:36% m.p.168−169℃ 〔α〕D 20 −63.8°(c=1.0,MeOH) 本品を実施例10と同様の処理をすることにより、
(−)−トランス−3−フルオロ−5−(2−チエニ
ル)−7−ジエチルアミノ−6,7,8,9−テトラヒ
ドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オールを油状
物として得る。
5−(2−チエニル)−7−ジエチルアミノ−6,7,
8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−
5−オール・(S)−(+)−マンデル酸塩を得た母液
に、n−ヘキサン−炭酸水素ナトリウム水溶液混液を加
え、有機層を洗浄、乾燥後、溶媒を濃縮し、以下(R)
−(−)−マンデル酸15.4gで同様の処理をするこ
とにより、(−)−トランス−3−フルオロ−5−(2
−チエニル)−7−ジエチルアミノ−6,7,8,9−
テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オー
ル・(R)−(−)−マンデル酸塩30.9gを得る。
収率:36% m.p.168−169℃ 〔α〕D 20 −63.8°(c=1.0,MeOH) 本品を実施例10と同様の処理をすることにより、
(−)−トランス−3−フルオロ−5−(2−チエニ
ル)−7−ジエチルアミノ−6,7,8,9−テトラヒ
ドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オールを油状
物として得る。
【0059】 〔α〕D 20 −62.9°(c=1.0,CHCl3 ) 1/2フマル酸塩: m.p.174−175℃(分解) 〔α〕D 20 −46.4°(c=1.0,MeOH)。
【0060】実施例14 シス−5−(2−チエニル)−7−イソプロピルアミノ
−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロ
ヘプテン−5−オール0.283gのジメチルホルムア
ミド4ml溶液に、室温で、炭酸カリウム0.362g
及び臭化アリル0.170gを加え、同温で24時間攪
拌する。次いで、反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を洗浄、
乾燥後、溶媒を留去する。残査をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶媒;クロロホルム:メタノール=2
0:1)に付すことにより、シス−5−(2−チエニ
ル)−7−(N−アリル−N−イソプロピルアミノ)−
6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘ
プテン−5−オール0.320gを油状物として得る。
−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロ
ヘプテン−5−オール0.283gのジメチルホルムア
ミド4ml溶液に、室温で、炭酸カリウム0.362g
及び臭化アリル0.170gを加え、同温で24時間攪
拌する。次いで、反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を洗浄、
乾燥後、溶媒を留去する。残査をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶媒;クロロホルム:メタノール=2
0:1)に付すことにより、シス−5−(2−チエニ
ル)−7−(N−アリル−N−イソプロピルアミノ)−
6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘ
プテン−5−オール0.320gを油状物として得る。
【0061】MASS(m/z):341(M+ ) IRfilmνmax (cm-1):3400,1670 1/2フマル酸塩: m.p.177.0−179.5℃(分解)(エタノー
ル−エーテルから再結晶)。
ル−エーテルから再結晶)。
【0062】参考例1 (1)3−フルオロ−6,7,8,9−テトラヒドロ−
5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オン73.1gのエ
ーテル700ml溶液に、氷冷下、臭素68.9gを1
時間かけて滴下する。同温で1時間攪拌後、反応液を水
に注ぎ、エーテルで抽出する。エーテル層を洗浄、乾燥
後、溶媒を留去して、3−フルオロ−6−ブロモ−6,
7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテ
ン−5−オン106.8gを油状物として得る。
5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オン73.1gのエ
ーテル700ml溶液に、氷冷下、臭素68.9gを1
時間かけて滴下する。同温で1時間攪拌後、反応液を水
に注ぎ、エーテルで抽出する。エーテル層を洗浄、乾燥
後、溶媒を留去して、3−フルオロ−6−ブロモ−6,
7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテ
ン−5−オン106.8gを油状物として得る。
【0063】 MASS(m/z):258,256(M+ ) IRneatνmax (cm-1):1690。
【0064】(2)本品106.8g、臭化リチウム1
08.2g、炭酸リチウム107.4g及びジメチルホ
ルムアミド1リットルの混合物を100℃で3時間攪拌
する。反応液を水に注ぎ、酢酸エチル抽出する。酢酸エ
チル層を洗浄、乾燥後、溶媒を留去して、3−フルオロ
−8,9−ジヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5
−オン74.4gを油状物として得る。
08.2g、炭酸リチウム107.4g及びジメチルホ
ルムアミド1リットルの混合物を100℃で3時間攪拌
する。反応液を水に注ぎ、酢酸エチル抽出する。酢酸エ
チル層を洗浄、乾燥後、溶媒を留去して、3−フルオロ
−8,9−ジヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5
−オン74.4gを油状物として得る。
【0065】MASS(m/z):176(M+ ) IRNeatνmax (cm-1):1645。
【0066】(3)本品74.4g、ジエチルアミン3
70ml及びp−トルエンスルホン酸・1水和物79.
2gの混合物を0℃から室温で16時間攪拌した後、酢
酸エチルを加え、10%塩酸で抽出する。水層を酢酸エ
チルで洗浄後、炭酸カリウムでアルカリ性とし、酢酸エ
チル抽出する。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後、溶媒を留
去して、3−フルオロ−7−ジエチルアミノ−6,7,
8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−
5−オン59.8gを油状物として得る。
70ml及びp−トルエンスルホン酸・1水和物79.
2gの混合物を0℃から室温で16時間攪拌した後、酢
酸エチルを加え、10%塩酸で抽出する。水層を酢酸エ
チルで洗浄後、炭酸カリウムでアルカリ性とし、酢酸エ
チル抽出する。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後、溶媒を留
去して、3−フルオロ−7−ジエチルアミノ−6,7,
8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−
5−オン59.8gを油状物として得る。
【0067】MASS(m/z):249(M+ ) IRNeatνmax (cm-1):1680。
【0068】参考例2〜8 対応原料化合物を参考例1と同様に処理して下記第4表
記載化合物を得る。
記載化合物を得る。
【0069】
【表4】
【0070】
【発明の効果】かくして得られた本発明の目的物〔I〕
またはその薬理的に許容しうる塩は、上述の如く、優れ
た膀胱収縮力抑制効果を奏するため、下部尿路系(膀胱
並びに尿道)の排尿機能に関する疾患、例えば、頻尿、
夜尿症、神経因性膀胱、尿失禁等の治療・予防に使用す
ることができる。さらに、本発明の目的物〔I〕または
その薬理的に許容しうる塩は、毒性が低く、高い安全性
を有する。例えば、マウスにシス−5−(2−チエニ
ル)−7−イソプロピルアミノ−6,7,8,9−テト
ラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オール5
00mg/kgを経口投与した場合、2日間経過しても
死亡例は観察されなかった。
またはその薬理的に許容しうる塩は、上述の如く、優れ
た膀胱収縮力抑制効果を奏するため、下部尿路系(膀胱
並びに尿道)の排尿機能に関する疾患、例えば、頻尿、
夜尿症、神経因性膀胱、尿失禁等の治療・予防に使用す
ることができる。さらに、本発明の目的物〔I〕または
その薬理的に許容しうる塩は、毒性が低く、高い安全性
を有する。例えば、マウスにシス−5−(2−チエニ
ル)−7−イソプロピルアミノ−6,7,8,9−テト
ラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−5−オール5
00mg/kgを経口投与した場合、2日間経過しても
死亡例は観察されなかった。
フロントページの続き (72)発明者 野坂 邦雄 埼玉県春日部市道口蛭田124番地2ルネ春 日部5−104
Claims (8)
- 【請求項1】 一般式〔I〕 【化1】 (但し、R1 は水素原子、ハロゲン原子又は低級アルコ
キシ基、R2 及びR3 は同一又は異なって水素原子、低
級アルキル基又は低級アルケニル基を表す。)で示され
るベンゾシクロヘプテン誘導体またはその薬理的に許容
し得る塩。 - 【請求項2】 R1 がベンゾシクロヘプテン環の3位に
置換している請求項1記載の化合物。 - 【請求項3】 R1 が水素原子であり、R2 及びR3 の
一方が水素原子又は低級アルキル基であり、他方が低級
アルキル基である請求項1記載の化合物。 - 【請求項4】 R1 が水素原子であり、R2 及びR3 が
共にエチル基であるか、又は、一方が水素原子で他方が
イソプロピル基である請求項1記載の化合物。 - 【請求項5】 シス体である請求項1〜4記載の化合
物。 - 【請求項6】 一般式〔II〕 【化2】 (但し、R1 は水素原子、ハロゲン原子又は低級アルコ
キシ基、R2 及びR3 は同一又は異なって水素原子、低
級アルキル基又は低級アルケニル基を表す。)で示され
るカルボニル化合物またはその塩と一般式〔III〕 【化3】 (但し、Mはアルカリ金属または−MgXを表し、Xは
ハロゲン原子を示す。)で示される化合物とを反応さ
せ、所望により、生成物をその薬理的に許容しうる塩と
することを特徴とする一般式〔I〕 【化4】 (但し、記号は前記と同一意味を有する。)で示される
ベンゾシクロヘプテン誘導体またはその薬理的に許容し
うる塩の製法。 - 【請求項7】 ルイス酸の存在下に行うことを特徴とす
る請求項6記載の製法。 - 【請求項8】 一般式〔I−b〕 【化5】 (但し、R1 は水素原子、ハロゲン原子又は低級アルコ
キシ基、R21は水素原子、低級アルキル基又は低級アル
ケニル基を表す。)で示される化合物またはその塩を、
アルキル化又はアルケニル化させ、所望により、生成物
をその薬理的に許容しうる塩とすることを特徴とする一
般式〔I−a〕 【化6】 (但し、R22は水素原子、低級アルキル基又は低級アル
ケニル基、R31は低級アルキル基又は低級アルケニル基
を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。)で示さ
れるベンゾシクロヘプテン誘導体またはその薬理的に許
容しうる塩の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28920292A JPH06135958A (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | ベンゾシクロヘプテン誘導体及びその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28920292A JPH06135958A (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | ベンゾシクロヘプテン誘導体及びその製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06135958A true JPH06135958A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17740104
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28920292A Pending JPH06135958A (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | ベンゾシクロヘプテン誘導体及びその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06135958A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0751127A1 (en) * | 1995-06-26 | 1997-01-02 | Ss Pharmaceutical Co., Ltd. | 4-(.Alpha.-hydroxy-.alpha-aryl-alkylcarbonylamino)-piperidines for the treatment and prophylaxis of disorders of the urinary tract |
| WO1998029409A1 (en) * | 1996-12-26 | 1998-07-09 | Ube Industries, Ltd. | Acid-addition salts of optically active piperidine compound and process for producing the same |
| WO2007045979A1 (en) | 2005-10-19 | 2007-04-26 | Ranbaxy Laboratories Limited | Pharmaceutical compositions of muscarinic receptor antagonists |
| US7232835B2 (en) | 2002-12-10 | 2007-06-19 | Ranbaxy Laboratories Limited | 3,6-Disubstituted azabicyclo derivatives as muscarinic receptor antagonists |
| US7265147B2 (en) | 2002-07-31 | 2007-09-04 | Ranbaxy Laboratories Limited | 3,6-disubstituted azabicyclo [3.1.0]hexane derivatives useful as muscarinic receptor antagonists |
| US7399779B2 (en) | 2002-07-08 | 2008-07-15 | Ranbaxy Laboratories Limited | 3,6-disubstituted azabicyclo [3.1.0] hexane derivatives useful as muscarinic receptor antagonists |
| US7446123B2 (en) | 2003-04-11 | 2008-11-04 | Ranbaxy Laboratories Limited | Azabicyclo derivatives as muscarinic receptor antagonists |
| US7465751B2 (en) | 2002-12-23 | 2008-12-16 | Ranbaxy Laboratories Limited | 1-substituted-3-pyrrolidine derivatives as muscarinic receptor antagonists |
| US7488748B2 (en) | 2003-01-28 | 2009-02-10 | Ranbaxy Laboratories Limited | 3,6-Disubstituted azabicyclo hexane derivatives as muscarinic receptor antagonists |
| US7501443B2 (en) | 2002-12-23 | 2009-03-10 | Ranbaxy Laboratories Limited | Flavaxate derivatives as muscarinic receptor antagonists |
| US7517905B2 (en) | 2003-04-09 | 2009-04-14 | Ranbaxy Laboratories Limited | Substituted azabicyclo hexane derivatives as muscarinic receptor antagonists |
| US7592359B2 (en) | 2003-04-10 | 2009-09-22 | Ranbaxy Laboratories Limited | Substituted azabicyclo hexane derivatives as muscarinic receptor antagonists |
-
1992
- 1992-10-28 JP JP28920292A patent/JPH06135958A/ja active Pending
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6174900B1 (en) | 1995-06-26 | 2001-01-16 | Ss Pharmaceutical Co., Ltd. | Substituted piperidine derivative for treating urinary disturbance |
| EP0751127A1 (en) * | 1995-06-26 | 1997-01-02 | Ss Pharmaceutical Co., Ltd. | 4-(.Alpha.-hydroxy-.alpha-aryl-alkylcarbonylamino)-piperidines for the treatment and prophylaxis of disorders of the urinary tract |
| US7282589B2 (en) | 1996-12-26 | 2007-10-16 | Ube Industries, Ltd. | Acid addition salt of optically active piperidine compound and process for preparing the same |
| WO1998029409A1 (en) * | 1996-12-26 | 1998-07-09 | Ube Industries, Ltd. | Acid-addition salts of optically active piperidine compound and process for producing the same |
| US6780877B2 (en) | 1996-12-26 | 2004-08-24 | Ube Industries, Ltd. | Acid addition salt of optically active piperidine compound and process for preparing the same |
| US6307052B1 (en) | 1996-12-26 | 2001-10-23 | Ube Industries, Ltd. | Acid-addition salts of optically active piperidine compound and process for producing the same |
| US7399779B2 (en) | 2002-07-08 | 2008-07-15 | Ranbaxy Laboratories Limited | 3,6-disubstituted azabicyclo [3.1.0] hexane derivatives useful as muscarinic receptor antagonists |
| US7265147B2 (en) | 2002-07-31 | 2007-09-04 | Ranbaxy Laboratories Limited | 3,6-disubstituted azabicyclo [3.1.0]hexane derivatives useful as muscarinic receptor antagonists |
| US7232835B2 (en) | 2002-12-10 | 2007-06-19 | Ranbaxy Laboratories Limited | 3,6-Disubstituted azabicyclo derivatives as muscarinic receptor antagonists |
| US7465751B2 (en) | 2002-12-23 | 2008-12-16 | Ranbaxy Laboratories Limited | 1-substituted-3-pyrrolidine derivatives as muscarinic receptor antagonists |
| US7501443B2 (en) | 2002-12-23 | 2009-03-10 | Ranbaxy Laboratories Limited | Flavaxate derivatives as muscarinic receptor antagonists |
| US7488748B2 (en) | 2003-01-28 | 2009-02-10 | Ranbaxy Laboratories Limited | 3,6-Disubstituted azabicyclo hexane derivatives as muscarinic receptor antagonists |
| US7517905B2 (en) | 2003-04-09 | 2009-04-14 | Ranbaxy Laboratories Limited | Substituted azabicyclo hexane derivatives as muscarinic receptor antagonists |
| US7592359B2 (en) | 2003-04-10 | 2009-09-22 | Ranbaxy Laboratories Limited | Substituted azabicyclo hexane derivatives as muscarinic receptor antagonists |
| US7446123B2 (en) | 2003-04-11 | 2008-11-04 | Ranbaxy Laboratories Limited | Azabicyclo derivatives as muscarinic receptor antagonists |
| WO2007045979A1 (en) | 2005-10-19 | 2007-04-26 | Ranbaxy Laboratories Limited | Pharmaceutical compositions of muscarinic receptor antagonists |
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