JPH06136171A - 導電性合成樹脂発泡体及びその製造方法 - Google Patents
導電性合成樹脂発泡体及びその製造方法Info
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- JPH06136171A JPH06136171A JP29763692A JP29763692A JPH06136171A JP H06136171 A JPH06136171 A JP H06136171A JP 29763692 A JP29763692 A JP 29763692A JP 29763692 A JP29763692 A JP 29763692A JP H06136171 A JPH06136171 A JP H06136171A
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 固有抵抗値が50Kohm−cm以下、低熱
伝導性で、緩衝性も良好な独立気泡構造の合成樹脂発泡
体と、その製造方法を提供する。 【構成】 エチレン−酢酸ビニール共重体100重量
部、アゾジカーボンアミド1〜5重量部、過酸化ジィク
ミール0.6〜1.0重量部、酸化亜鉛3〜10重量
部、ステアリン酸亜鉛1〜5重量部、ステアリン酸1〜
3重量部及び導電性カーボンブラック15〜25重量部
を、室温で7〜15分間撹拌混合する撹拌工程と、その
後に5〜10分間ロール混合を行うロール練り工程と、
その後に分出しシートに形成する形成工程と、その後に
圧力100〜200Kg/cm2 、温度165〜180
℃で10〜30分間加圧加熱する加圧加熱工程とが設け
てある。 【効果】 導電性と緩衝性に優れ、低熱伝導性で、独立
気泡構造の合成樹脂発泡体と、その製造方法とが得られ
る。
伝導性で、緩衝性も良好な独立気泡構造の合成樹脂発泡
体と、その製造方法を提供する。 【構成】 エチレン−酢酸ビニール共重体100重量
部、アゾジカーボンアミド1〜5重量部、過酸化ジィク
ミール0.6〜1.0重量部、酸化亜鉛3〜10重量
部、ステアリン酸亜鉛1〜5重量部、ステアリン酸1〜
3重量部及び導電性カーボンブラック15〜25重量部
を、室温で7〜15分間撹拌混合する撹拌工程と、その
後に5〜10分間ロール混合を行うロール練り工程と、
その後に分出しシートに形成する形成工程と、その後に
圧力100〜200Kg/cm2 、温度165〜180
℃で10〜30分間加圧加熱する加圧加熱工程とが設け
てある。 【効果】 導電性と緩衝性に優れ、低熱伝導性で、独立
気泡構造の合成樹脂発泡体と、その製造方法とが得られ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電性合成樹脂発泡体
と、導電性合成樹脂発泡体の製造方法とに関する。
と、導電性合成樹脂発泡体の製造方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に物質はその固有抵抗値によって、
導体、抵抗体及び絶縁体に大別される。この場合、導体
の固有抵抗値は、0から100Kohm−cmの間にあ
り、抵抗体の固有抵抗値は、100Kohm−cmから
200Kohm−cmの間にあり、絶縁体の固有抵抗値
は、200Kohm−cm以上である。従来のプラスチ
ック(合成樹脂)の殆どは絶縁体であり、部分的に抵抗
体の特性を有するものも存在する。また、内部に気泡を
有すプラスチック発泡体(合成樹脂発泡体)は、電気絶
縁性と熱絶縁性とが通常のプラスチックに比して高く、
このために、プラスチック発泡体は、その性質、加工成
形方法及び応用面が、通常のプラスチックとは異なって
いる。
導体、抵抗体及び絶縁体に大別される。この場合、導体
の固有抵抗値は、0から100Kohm−cmの間にあ
り、抵抗体の固有抵抗値は、100Kohm−cmから
200Kohm−cmの間にあり、絶縁体の固有抵抗値
は、200Kohm−cm以上である。従来のプラスチ
ック(合成樹脂)の殆どは絶縁体であり、部分的に抵抗
体の特性を有するものも存在する。また、内部に気泡を
有すプラスチック発泡体(合成樹脂発泡体)は、電気絶
縁性と熱絶縁性とが通常のプラスチックに比して高く、
このために、プラスチック発泡体は、その性質、加工成
形方法及び応用面が、通常のプラスチックとは異なって
いる。
【0003】このプラスチック発泡体は、気泡の形成構
造によつて、独立気泡発泡体と連続気泡発泡体とに大別
される。独立気泡発泡体は、各気泡がそれぞれプラスチ
ックの被膜に包まれて独立しているが、連続気泡発泡体
は、各気泡が互いに連続している。そして、一般には独
立気泡発泡体は、連続気泡発泡体よりも固有抵抗値が高
く、電気絶縁性に優れている。
造によつて、独立気泡発泡体と連続気泡発泡体とに大別
される。独立気泡発泡体は、各気泡がそれぞれプラスチ
ックの被膜に包まれて独立しているが、連続気泡発泡体
は、各気泡が互いに連続している。そして、一般には独
立気泡発泡体は、連続気泡発泡体よりも固有抵抗値が高
く、電気絶縁性に優れている。
【0004】一方、導電性のプラスチックの開発は行わ
れているが、導電性のプラスチック発泡体の開発は余り
行われておらず、特に独立気泡を有する導電性のプラス
チックの開発は皆無と言ってよい。このプラスチック発
泡体に関しては、特公昭61−66729号公報(以
下、刊行物1という)、特公昭60−20942号公報
(以下、刊行物2という)、特公昭63−218342
号公報(以下刊行物3という)及び特公昭58−198
537号公報(以下、刊行物4という)にそれぞれ開示
が認められる。刊行物1では、押出機を使用し、発泡剤
として揮発性液体ブタンを加工補助剤としてヤロンを使
用して、その固有抵抗値がほぼ64Kohm−cmの包
装材に使用されるプラスチック発泡体を製造する技術が
開示されている。
れているが、導電性のプラスチック発泡体の開発は余り
行われておらず、特に独立気泡を有する導電性のプラス
チックの開発は皆無と言ってよい。このプラスチック発
泡体に関しては、特公昭61−66729号公報(以
下、刊行物1という)、特公昭60−20942号公報
(以下、刊行物2という)、特公昭63−218342
号公報(以下刊行物3という)及び特公昭58−198
537号公報(以下、刊行物4という)にそれぞれ開示
が認められる。刊行物1では、押出機を使用し、発泡剤
として揮発性液体ブタンを加工補助剤としてヤロンを使
用して、その固有抵抗値がほぼ64Kohm−cmの包
装材に使用されるプラスチック発泡体を製造する技術が
開示されている。
【0005】前記刊行物2では、導電性の金属酸化物
(例えば、酸化亜鉛、酸化錫、酸化アンチモン)の粉体
を、プラスチック顆粒に混合し、更に金属酸化物を利用
して導電性発泡体成形させる技術が開示されている。こ
こで得られる固有抵抗値は、最低で100Kohm−c
mである。また、刊行物3では、一種の熱可塑性合成樹
脂にカーボンブラックを添加し、これを紙や木材などの
包装材料表面に塗布して、包装材料表面にプラスチック
発泡体膜を形成し、帯電を防止し且つ緩衝性を高める技
術が開示されている。これは、発泡体の緩衝性機能と導
電化された合成樹脂材の静電防止機能を利用した包装材
料の開発技術である。さらに、刊行物4では、すでに説
明した刊行物1の記載に類似し、帯電を防止した包装材
に使用されるプラスチック発泡体を製造する技術が開示
されている。
(例えば、酸化亜鉛、酸化錫、酸化アンチモン)の粉体
を、プラスチック顆粒に混合し、更に金属酸化物を利用
して導電性発泡体成形させる技術が開示されている。こ
こで得られる固有抵抗値は、最低で100Kohm−c
mである。また、刊行物3では、一種の熱可塑性合成樹
脂にカーボンブラックを添加し、これを紙や木材などの
包装材料表面に塗布して、包装材料表面にプラスチック
発泡体膜を形成し、帯電を防止し且つ緩衝性を高める技
術が開示されている。これは、発泡体の緩衝性機能と導
電化された合成樹脂材の静電防止機能を利用した包装材
料の開発技術である。さらに、刊行物4では、すでに説
明した刊行物1の記載に類似し、帯電を防止した包装材
に使用されるプラスチック発泡体を製造する技術が開示
されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】前述の刊行物1ないし
刊行物4に記載のプラスチック発泡体或いはプラスチッ
ク発泡体膜は、何れもその導電性が十分ではなく、帯電
防止の目的に使用しても、十分な効果を得ることはでき
ない。また、刊行物1や刊行物4の記載では、発泡体や
加工補助剤として、揮発性の液体ブタンやヤロンなど毒
性の強い物質を使用しているので、製造作業員に長期的
な潜在性職業障害を与える恐れがある。
刊行物4に記載のプラスチック発泡体或いはプラスチッ
ク発泡体膜は、何れもその導電性が十分ではなく、帯電
防止の目的に使用しても、十分な効果を得ることはでき
ない。また、刊行物1や刊行物4の記載では、発泡体や
加工補助剤として、揮発性の液体ブタンやヤロンなど毒
性の強い物質を使用しているので、製造作業員に長期的
な潜在性職業障害を与える恐れがある。
【0007】本発明は、前述したようなこの種の合成樹
脂発泡体の現状に鑑みてなされたものであり、その目的
は、その固有抵抗値を50Kohm−cm以下にし、十
分な静電遮蔽機能を発揮し、熱伝導性が低く、かびなど
の発生もなく、且つ緩衝性の高い独立気泡構造の合成樹
脂発泡体と、その安全な製造方法とを提供することにあ
る。
脂発泡体の現状に鑑みてなされたものであり、その目的
は、その固有抵抗値を50Kohm−cm以下にし、十
分な静電遮蔽機能を発揮し、熱伝導性が低く、かびなど
の発生もなく、且つ緩衝性の高い独立気泡構造の合成樹
脂発泡体と、その安全な製造方法とを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の導電性合成樹脂発泡体は、100重量部の
エチレン−酢酸ビニール共重体(EVA)、1〜5重量
部のアゾジカーボンアミド(ADCA)、0.6〜1.
0重量部の過酸化ジィクミール(DCP)、3〜10重
量部の酸化亜鉛、1〜5重量部のステアリン酸亜鉛、1
〜3重量部のステアリン酸及び15〜25重量部の導電
性カーボンブラックを含んでおり、その固有抵抗値が5
0Kohm−cm以下になっている。
に、本発明の導電性合成樹脂発泡体は、100重量部の
エチレン−酢酸ビニール共重体(EVA)、1〜5重量
部のアゾジカーボンアミド(ADCA)、0.6〜1.
0重量部の過酸化ジィクミール(DCP)、3〜10重
量部の酸化亜鉛、1〜5重量部のステアリン酸亜鉛、1
〜3重量部のステアリン酸及び15〜25重量部の導電
性カーボンブラックを含んでおり、その固有抵抗値が5
0Kohm−cm以下になっている。
【0009】同様に前記目的を達成するために、本発明
の導電性合成樹脂発泡体の製造方法は、100重量部の
エチレン−酢酸ビニール共重体(EVA)、1〜5重量
部のアゾジカーボンアミド(ADCA)、0.6〜1.
0重量部の過酸化ジィクミール(DCP)、3〜10重
量部の酸化亜鉛、1〜5重量部のステアリン酸亜鉛、1
〜3重量部のステアリン酸及び15〜25重量部の導電
性カーボンブラックを、室温下で7〜15分間撹拌混合
する撹拌工程と、該撹拌混合後に5〜10分間ロール混
合を行うロール練り工程と、該ロール練り工程後に分出
しシートに形成する形成工程と、該シートへの形成後に
圧力100〜200Kg/cm2 、温度165〜180
℃にて10〜30分間加圧加熱する加圧加熱工程とを有
している。
の導電性合成樹脂発泡体の製造方法は、100重量部の
エチレン−酢酸ビニール共重体(EVA)、1〜5重量
部のアゾジカーボンアミド(ADCA)、0.6〜1.
0重量部の過酸化ジィクミール(DCP)、3〜10重
量部の酸化亜鉛、1〜5重量部のステアリン酸亜鉛、1
〜3重量部のステアリン酸及び15〜25重量部の導電
性カーボンブラックを、室温下で7〜15分間撹拌混合
する撹拌工程と、該撹拌混合後に5〜10分間ロール混
合を行うロール練り工程と、該ロール練り工程後に分出
しシートに形成する形成工程と、該シートへの形成後に
圧力100〜200Kg/cm2 、温度165〜180
℃にて10〜30分間加圧加熱する加圧加熱工程とを有
している。
【0010】
【作用】本発明は、100重量部のエチレン−酢酸ビニ
ール共重体(EVA)、1〜5重量部のアゾジカーボン
アミド(ADCA)、0.6〜1.0重量部の過酸化ジ
ィクミール(DCP)、3〜10重量部の酸化亜鉛、1
〜5重量部のステアリン酸亜鉛、1〜3重量部のステア
リン酸及び15〜25重量部の導電性カーボンブラック
を含んでいるために、その固有抵抗値は50Kohm−
cm以下になる。
ール共重体(EVA)、1〜5重量部のアゾジカーボン
アミド(ADCA)、0.6〜1.0重量部の過酸化ジ
ィクミール(DCP)、3〜10重量部の酸化亜鉛、1
〜5重量部のステアリン酸亜鉛、1〜3重量部のステア
リン酸及び15〜25重量部の導電性カーボンブラック
を含んでいるために、その固有抵抗値は50Kohm−
cm以下になる。
【0011】また、本発明では、100重量部のエチレ
ン−酢酸ビニール共重体(EVA)、1〜5重量部のア
ゾジカーボンアミド(ADCA)、0.6〜1.0重量
部の過酸化ジィクミール(DCP)、3〜10重量部の
酸化亜鉛、1〜5重量部のステアリン酸亜鉛、1〜3重
量部のステアリン酸及び15〜25重量部の導電性カー
ボンブラックを、撹拌工程によって室温下で7〜15分
間撹拌混合し、該撹拌混合後にロール練り工程によっ
て、5〜10分間ロール混合を行ない、該ロール練り工
程後形成工程によって、分出しシートに形成し、該シー
トへの形成後に加圧加熱工程によって、圧力100〜2
00Kg/cm2 、温度165〜180℃にて10〜3
0分間加圧加熱することにより、固有抵抗値は50Ko
hm−cm以下の独立気泡構造の合成樹脂発泡体が安全
に製造される。
ン−酢酸ビニール共重体(EVA)、1〜5重量部のア
ゾジカーボンアミド(ADCA)、0.6〜1.0重量
部の過酸化ジィクミール(DCP)、3〜10重量部の
酸化亜鉛、1〜5重量部のステアリン酸亜鉛、1〜3重
量部のステアリン酸及び15〜25重量部の導電性カー
ボンブラックを、撹拌工程によって室温下で7〜15分
間撹拌混合し、該撹拌混合後にロール練り工程によっ
て、5〜10分間ロール混合を行ない、該ロール練り工
程後形成工程によって、分出しシートに形成し、該シー
トへの形成後に加圧加熱工程によって、圧力100〜2
00Kg/cm2 、温度165〜180℃にて10〜3
0分間加圧加熱することにより、固有抵抗値は50Ko
hm−cm以下の独立気泡構造の合成樹脂発泡体が安全
に製造される。
【0012】
【実施例】以下、本発明を導電性の合成樹脂発泡体の製
造方法の実施例に基づいて逐次説明する。これらの実施
例では、主としてエチレンと酢酸ビニルの共重合体より
なるEVA(Ethylene−Vinylaceta
te Copolymer)を主体とし、それに適量の
導電性カーボンブラックと、発泡剤と、発泡助剤、分散
剤、架橋剤等の加工補助剤とを加え、所定の温度と圧力
下で撹拌工程により所定時間均一に撹拌混合し、ロール
練り工程で所定時間ロール混合し、形成工程で分出しシ
ートに形成し、加圧加熱工程により、所定の圧力及び温
度で所定時間加圧加熱処理をして、独立気泡構造で導電
性の合成樹脂発泡体が製造される。
造方法の実施例に基づいて逐次説明する。これらの実施
例では、主としてエチレンと酢酸ビニルの共重合体より
なるEVA(Ethylene−Vinylaceta
te Copolymer)を主体とし、それに適量の
導電性カーボンブラックと、発泡剤と、発泡助剤、分散
剤、架橋剤等の加工補助剤とを加え、所定の温度と圧力
下で撹拌工程により所定時間均一に撹拌混合し、ロール
練り工程で所定時間ロール混合し、形成工程で分出しシ
ートに形成し、加圧加熱工程により、所定の圧力及び温
度で所定時間加圧加熱処理をして、独立気泡構造で導電
性の合成樹脂発泡体が製造される。
【0013】実施例に使用される主としてエチレンと酢
酸ビニルの共重合体よりなるEVAは、耐熱性に優れ、
軽量で、耐水性があり、弾力性、耐候性があり、衝撃に
も強い性質を持っている。また、実施例では、発泡剤と
して有機発泡剤であるADCA(アゾジカーボンアミ
ド)を使用しているが、このADCAは分散性がよく、
窒素ガスを発生するので、プラスチック材料には何らの
損傷も与えない。また、実施例で使用するDCP(過酸
化ジィクミール)は、DCPはエチレンと酢酸ビニルの
共重合体(EVA)を、立体構造に変化させる機能を有
している。さらに、実施例では、導電性カーボンブラッ
ク、ステリン酸亜鉛等の分散剤、脂肪酸等の潤滑剤、酸
化亜鉛等の発泡助剤などの加工補助剤を使用している。
酸ビニルの共重合体よりなるEVAは、耐熱性に優れ、
軽量で、耐水性があり、弾力性、耐候性があり、衝撃に
も強い性質を持っている。また、実施例では、発泡剤と
して有機発泡剤であるADCA(アゾジカーボンアミ
ド)を使用しているが、このADCAは分散性がよく、
窒素ガスを発生するので、プラスチック材料には何らの
損傷も与えない。また、実施例で使用するDCP(過酸
化ジィクミール)は、DCPはエチレンと酢酸ビニルの
共重合体(EVA)を、立体構造に変化させる機能を有
している。さらに、実施例では、導電性カーボンブラッ
ク、ステリン酸亜鉛等の分散剤、脂肪酸等の潤滑剤、酸
化亜鉛等の発泡助剤などの加工補助剤を使用している。
【0014】第1の実施例は、固有抵抗値が50Koh
m−cm程度の独立気泡構造のEVA発泡体を製造する
もので、EVAを主体として表1に示すような重量部の
材料の成分構成を設定する。
m−cm程度の独立気泡構造のEVA発泡体を製造する
もので、EVAを主体として表1に示すような重量部の
材料の成分構成を設定する。
【0015】
【表1】
【0016】先ず、室温下で10分程度表1に示す7種
の成分を混合し、得られた混合物をロール混合機中で
(100〜110)℃の温度で8分間混合して、均一に
分散した泥状物を形成する。この泥状物の温度が均一に
(80〜90)℃に低下した所で、泥状物を分出しロー
ル機に入れて分出し片状に形成し、適当な長さと幅に切
断する。そして、油圧機の温度を(170〜175)℃
にセットし、油圧機の圧力を150Kg/cm2 にし
て、15分間加圧加熱状態にすると、独立気泡構造で導
電性の合成樹脂発泡体が製造され、その固有抵抗値は約
50Kohm−cmになる。
の成分を混合し、得られた混合物をロール混合機中で
(100〜110)℃の温度で8分間混合して、均一に
分散した泥状物を形成する。この泥状物の温度が均一に
(80〜90)℃に低下した所で、泥状物を分出しロー
ル機に入れて分出し片状に形成し、適当な長さと幅に切
断する。そして、油圧機の温度を(170〜175)℃
にセットし、油圧機の圧力を150Kg/cm2 にし
て、15分間加圧加熱状態にすると、独立気泡構造で導
電性の合成樹脂発泡体が製造され、その固有抵抗値は約
50Kohm−cmになる。
【0017】第2の実施例は、固有抵抗値が30Koh
m−cm程度の独立気泡構造のEVA発泡体を製造する
もので、EVAを主体として表2に示すような重量部の
材料の成分構成を設定する。
m−cm程度の独立気泡構造のEVA発泡体を製造する
もので、EVAを主体として表2に示すような重量部の
材料の成分構成を設定する。
【0018】
【表2】
【0019】先ず、室温下で15分程度表2に示す7種
の成分を混合し、得られた混合物をロール混合機中で
(100〜110)℃の温度で10分間混合して、均一
に分散した泥状物を形成する。この泥状物の温度が均一
に(80〜90)℃に低下した所で、泥状物を分出しロ
ール機に入れて分出し片状に形成し、適当な長さと幅に
切断する。そして、油圧機の温度を(170〜175)
℃にセットし、油圧機の圧力を150Kg/cm2 にし
て、15分間加圧加熱状態にすると、独立気泡構造で導
電性の合成樹脂発泡体が製造され、その固有抵抗値は約
30Kohm−cmになる。
の成分を混合し、得られた混合物をロール混合機中で
(100〜110)℃の温度で10分間混合して、均一
に分散した泥状物を形成する。この泥状物の温度が均一
に(80〜90)℃に低下した所で、泥状物を分出しロ
ール機に入れて分出し片状に形成し、適当な長さと幅に
切断する。そして、油圧機の温度を(170〜175)
℃にセットし、油圧機の圧力を150Kg/cm2 にし
て、15分間加圧加熱状態にすると、独立気泡構造で導
電性の合成樹脂発泡体が製造され、その固有抵抗値は約
30Kohm−cmになる。
【0020】以上に説明したのは、最適な二つの実施例
であるが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
なく、EVAが100重量部であれば、ADCAは1〜
5部、酸化亜鉛は3〜10部、ステアリン酸亜鉛は1〜
5部、ステアリン酸は1〜3部、導電性カーボンブラッ
クは15〜25部の範囲内で変化させることができる。
この時、撹拌混合時間は7〜15分、ロール混合時間は
5〜15分、油圧機での加圧加熱条件は、温度が(16
5〜180)℃、圧力が(100〜200)Kg/cm
2 、加圧加熱時間は10〜30分とすることができる。
であるが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
なく、EVAが100重量部であれば、ADCAは1〜
5部、酸化亜鉛は3〜10部、ステアリン酸亜鉛は1〜
5部、ステアリン酸は1〜3部、導電性カーボンブラッ
クは15〜25部の範囲内で変化させることができる。
この時、撹拌混合時間は7〜15分、ロール混合時間は
5〜15分、油圧機での加圧加熱条件は、温度が(16
5〜180)℃、圧力が(100〜200)Kg/cm
2 、加圧加熱時間は10〜30分とすることができる。
【0021】このようにして、各実施例によると、発泡
剤として分解型AC発泡剤を使用し、非汚染性製造法を
採用しているので、刊行物1や刊行物4での記載のよう
に、毒性を有する揮発性液体ブタンやヤロンを使用する
ことによって、作業員に潜在性職業障害が発生するとい
う問題がない。このため、現今の社会の強い環境意識に
も応じることが可能である。また、各実施例によると、
刊行物1〜刊行物4では得られない独立気泡構造で固有
抵抗値が50Kohm−cm以下と導電性に優れ、熱伝
導性が低く、緩衝性の高いた合成樹脂発泡体が製造され
る。
剤として分解型AC発泡剤を使用し、非汚染性製造法を
採用しているので、刊行物1や刊行物4での記載のよう
に、毒性を有する揮発性液体ブタンやヤロンを使用する
ことによって、作業員に潜在性職業障害が発生するとい
う問題がない。このため、現今の社会の強い環境意識に
も応じることが可能である。また、各実施例によると、
刊行物1〜刊行物4では得られない独立気泡構造で固有
抵抗値が50Kohm−cm以下と導電性に優れ、熱伝
導性が低く、緩衝性の高いた合成樹脂発泡体が製造され
る。
【0022】このように、本発明の独立気泡型で導電性
のEVA発泡体は、微細な独立した気泡を有し、組成物
材質が独立気泡を形成しているために、組成材質自体は
中断せずに連続していて、50Kohm−cm以下とい
う高い導電性を示す。また、各気泡は密封して形成され
ていて、耐熱性に優れると共に、軽量で耐水性と耐衝撃
性にも優れている。
のEVA発泡体は、微細な独立した気泡を有し、組成物
材質が独立気泡を形成しているために、組成材質自体は
中断せずに連続していて、50Kohm−cm以下とい
う高い導電性を示す。また、各気泡は密封して形成され
ていて、耐熱性に優れると共に、軽量で耐水性と耐衝撃
性にも優れている。
【0023】一般にMOS(金属酸化物半導体)、LS
I(大型半導体集積回路)での主な問題は、如何にして
静電気による帯電を防止するかということにある。特
に、比較的低温で厚い絨毯を敷いた部屋でMOS型LS
Iを使用する場合には、往々にして、帯電により静電破
壊が発生してMOS型LSIが破損することがある。理
論的には、MOSトランジスタのゲートの酸化膜を薄く
すると、信号のゲートへの入力時の電圧を利用しての電
流の制御の効果が大となり、帯電を防止することが可能
になる。しかし、外部からの電圧が直接ゲートとソース
間に入力するので、酸化膜が薄過ぎると電圧破壊が発生
し、特にゲートの抵抗が高いので、静電破壊が発生し易
くなる。
I(大型半導体集積回路)での主な問題は、如何にして
静電気による帯電を防止するかということにある。特
に、比較的低温で厚い絨毯を敷いた部屋でMOS型LS
Iを使用する場合には、往々にして、帯電により静電破
壊が発生してMOS型LSIが破損することがある。理
論的には、MOSトランジスタのゲートの酸化膜を薄く
すると、信号のゲートへの入力時の電圧を利用しての電
流の制御の効果が大となり、帯電を防止することが可能
になる。しかし、外部からの電圧が直接ゲートとソース
間に入力するので、酸化膜が薄過ぎると電圧破壊が発生
し、特にゲートの抵抗が高いので、静電破壊が発生し易
くなる。
【0024】このゲート膜の耐圧性は数100Vしかな
く、これに対して帯電電圧は数1000Vにも達するの
で、MOS型LSIの破損を防止しようとすれば、基本
的にはMOS型LSI以外への帯電を低減させ、MOS
型LSIに静電破壊が生じないようにする必要がある。
この場合、本発明の導電性合成樹脂発泡体が効果的で、
MOS型LSIの基板、部品材料、工具或いは製造作業
員の靴底などに本発明の導電性合成樹脂発泡体を使用す
ると、帯電が防止され静電破壊でMOS型LSIが破損
することが防止される。
く、これに対して帯電電圧は数1000Vにも達するの
で、MOS型LSIの破損を防止しようとすれば、基本
的にはMOS型LSI以外への帯電を低減させ、MOS
型LSIに静電破壊が生じないようにする必要がある。
この場合、本発明の導電性合成樹脂発泡体が効果的で、
MOS型LSIの基板、部品材料、工具或いは製造作業
員の靴底などに本発明の導電性合成樹脂発泡体を使用す
ると、帯電が防止され静電破壊でMOS型LSIが破損
することが防止される。
【0025】その他にも、本発明の導電性合成樹脂発泡
体をテレビ受像機やラジオのケースカバーケースに使用
して、静電遮蔽機能を発揮してノイズの侵入を防止する
ことができ、精密部品の包装に使用して帯電による精密
部品の特性の変化を防止して、精密部品を保管し或いは
運搬することができる。
体をテレビ受像機やラジオのケースカバーケースに使用
して、静電遮蔽機能を発揮してノイズの侵入を防止する
ことができ、精密部品の包装に使用して帯電による精密
部品の特性の変化を防止して、精密部品を保管し或いは
運搬することができる。
【0026】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による
と、100重量部のエチレン−酢酸ビニール共重体(E
VA)、1〜5重量部のアゾジカーボンアミド(ADC
A)、0.6〜1.0重量部の過酸化ジィクミール(D
CP)、3〜10重量部の酸化亜鉛、1〜5重量部のス
テアリン酸亜鉛、1〜3重量部のステアリン酸及び15
〜25重量部の導電性カーボンブラックを含んだ構成に
することにより、独立発泡型で固有抵抗が50Kohm
−cm以下で、高い導電性を示し、耐熱性に優れ、軽量
で耐水性と耐衝撃性とにも優れた導電性合成樹脂発泡体
が提供できる。
と、100重量部のエチレン−酢酸ビニール共重体(E
VA)、1〜5重量部のアゾジカーボンアミド(ADC
A)、0.6〜1.0重量部の過酸化ジィクミール(D
CP)、3〜10重量部の酸化亜鉛、1〜5重量部のス
テアリン酸亜鉛、1〜3重量部のステアリン酸及び15
〜25重量部の導電性カーボンブラックを含んだ構成に
することにより、独立発泡型で固有抵抗が50Kohm
−cm以下で、高い導電性を示し、耐熱性に優れ、軽量
で耐水性と耐衝撃性とにも優れた導電性合成樹脂発泡体
が提供できる。
【0027】また、本発明によると、100重量部のエ
チレン−酢酸ビニール共重体(EVA)、1〜5重量部
のアゾジカーボンアミド(ADCA)、0.6〜1.0
重量部の過酸化ジィクミール(DCP)、3〜10重量
部の酸化亜鉛、1〜5重量部のステアリン酸亜鉛、1〜
3重量部のステアリン酸及び15〜25重量部の導電性
カーボンブラックを、撹拌工程により室温下で7〜15
分間撹拌混合し、該撹拌混合後にロール練り工程によ
り、5〜10分間ロール混合を行ない、該ロール練り工
程後に形成工程により、分出しシートに形成し、該シー
トへの形成後に加圧加熱工程により、圧力100〜20
0Kg/cm2 、温度165〜180℃にて10〜30
分間加圧加熱することにより、独立発泡型で固有抵抗が
50Kohm−cm以下で、高い導電性を示し、耐熱性
に優れ、軽量で耐水性と耐衝撃性とにも優れた導電性合
成樹脂発泡体が製造できる。
チレン−酢酸ビニール共重体(EVA)、1〜5重量部
のアゾジカーボンアミド(ADCA)、0.6〜1.0
重量部の過酸化ジィクミール(DCP)、3〜10重量
部の酸化亜鉛、1〜5重量部のステアリン酸亜鉛、1〜
3重量部のステアリン酸及び15〜25重量部の導電性
カーボンブラックを、撹拌工程により室温下で7〜15
分間撹拌混合し、該撹拌混合後にロール練り工程によ
り、5〜10分間ロール混合を行ない、該ロール練り工
程後に形成工程により、分出しシートに形成し、該シー
トへの形成後に加圧加熱工程により、圧力100〜20
0Kg/cm2 、温度165〜180℃にて10〜30
分間加圧加熱することにより、独立発泡型で固有抵抗が
50Kohm−cm以下で、高い導電性を示し、耐熱性
に優れ、軽量で耐水性と耐衝撃性とにも優れた導電性合
成樹脂発泡体が製造できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:04 B29L 7:00 4F C08L 23:04
Claims (2)
- 【請求項1】 100重量部のエチレン−酢酸ビニール
共重体(EVA)、1〜5重量部のアゾジカーボンアミ
ド(ADCA)、0.6〜1.0重量部の過酸化ジィク
ミール(DCP)、3〜10重量部の酸化亜鉛、1〜5
重量部のステアリン酸亜鉛、1〜3重量部のステアリン
酸及び15〜25重量部の導電性カーボンブラックを含
み、固有抵抗が50Kohm−cm以下の導電性合成樹
脂発泡体。 - 【請求項2】 100重量部のエチレン−酢酸ビニール
共重体(EVA)、1〜5重量部のアゾジカーボンアミ
ド(ADCA)、0.6〜1.0重量部の過酸化ジィク
ミール(DCP)、3〜10重量部の酸化亜鉛、1〜5
重量部のステアリン酸亜鉛、1〜3重量部のステアリン
酸及び15〜25重量部の導電性カーボンブラックを、
室温下で7〜15分間撹拌混合する撹拌工程と、該撹拌
混合後に5〜10分間ロール混合を行うロール練り工程
と、該ロール練り工程後に分出しシートに形成する形成
工程と、該シートへの形成後に圧力100〜200Kg
/cm2 、温度165〜180℃にて10〜30分間加
圧加熱する加圧加熱工程とを有することを特徴とする導
電性合成樹脂発泡体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29763692A JPH06136171A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 導電性合成樹脂発泡体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29763692A JPH06136171A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 導電性合成樹脂発泡体及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06136171A true JPH06136171A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17849147
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29763692A Pending JPH06136171A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 導電性合成樹脂発泡体及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06136171A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003524156A (ja) * | 1999-12-10 | 2003-08-12 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 2つの導電部材間に圧力依存の接触抵抗を有する接触センサ |
| KR100765300B1 (ko) * | 2006-05-19 | 2007-10-12 | 학교법인 동서학원 | 도전성 발포체 |
| WO2010007804A1 (ja) * | 2008-07-17 | 2010-01-21 | ニホンハンダ株式会社 | 熱伝導性オイル組成物、放熱剤及び電子機器 |
| KR101246677B1 (ko) * | 2010-11-30 | 2013-03-21 | 한국신발피혁연구소 | 전기전도성을 갖는 발포체 조성물 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0229096A (ja) * | 1988-07-19 | 1990-01-31 | Hitachi Ltd | 自動ホワイトバランス回路 |
-
1992
- 1992-10-08 JP JP29763692A patent/JPH06136171A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0229096A (ja) * | 1988-07-19 | 1990-01-31 | Hitachi Ltd | 自動ホワイトバランス回路 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003524156A (ja) * | 1999-12-10 | 2003-08-12 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 2つの導電部材間に圧力依存の接触抵抗を有する接触センサ |
| KR100765300B1 (ko) * | 2006-05-19 | 2007-10-12 | 학교법인 동서학원 | 도전성 발포체 |
| WO2010007804A1 (ja) * | 2008-07-17 | 2010-01-21 | ニホンハンダ株式会社 | 熱伝導性オイル組成物、放熱剤及び電子機器 |
| KR101246677B1 (ko) * | 2010-11-30 | 2013-03-21 | 한국신발피혁연구소 | 전기전도성을 갖는 발포체 조성물 |
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