JPH061364U - ペイルパック溶接ワイヤー引き出し用押え具 - Google Patents
ペイルパック溶接ワイヤー引き出し用押え具Info
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Landscapes
- Guides For Winding Or Rewinding, Or Guides For Filamentary Materials (AREA)
- Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ペイルパック収納した溶接ワイヤーの引き出し
に伴うループ相互の縺れ、キンクの発生などを防止し、
連続的引き出し作業ができる引き出し用押え具を提供す
る。 【構成】ペイルパック溶接ワイヤーの中心部に生じた円
柱状空洞部の直径より大きい内孔を有すると共に、ペイ
ル筒内壁に接する弾性体を外方に突出するように設けた
リング状外側押え板と、円柱状空洞部の直径よりは大き
く、リング状外側押え板の内径よりは小さい直径を有す
る円盤において、その外周より外方に突出してリング状
外側押え板の上面に達する弾性片を3ヶ所以上に設けた
内側押え板とを組み合わせる。また、円柱状空洞部に嵌
り込む環状突出部を内側押え板の下面に設ける。
に伴うループ相互の縺れ、キンクの発生などを防止し、
連続的引き出し作業ができる引き出し用押え具を提供す
る。 【構成】ペイルパック溶接ワイヤーの中心部に生じた円
柱状空洞部の直径より大きい内孔を有すると共に、ペイ
ル筒内壁に接する弾性体を外方に突出するように設けた
リング状外側押え板と、円柱状空洞部の直径よりは大き
く、リング状外側押え板の内径よりは小さい直径を有す
る円盤において、その外周より外方に突出してリング状
外側押え板の上面に達する弾性片を3ヶ所以上に設けた
内側押え板とを組み合わせる。また、円柱状空洞部に嵌
り込む環状突出部を内側押え板の下面に設ける。
Description
【0001】
この考案は、ペイルパックした溶接ワイヤーを引き出す際に使用する引き出し 用押え具に関するものである。
【0002】
近年広く普及を見ている溶接ロボットによる連続的自動化溶接に効率的に対応 するため、長尺の溶接ワイヤーを円筒状ペイルに巻き込み収納するパッケージ方 法が盛んとなってきている。
【0003】 このペイルパックパッケージ法による溶接ワイヤーにおいては、引き出し後に 生じる捩れの発生を防ぐため、予め巻き込み方向とは逆の捩りを与えつつループ 状に積層収納されるのが通常である。
【0004】 この結果、ペイル内の溶接ワイヤーには与えられた捩れを戻そうとする反発力 が常に加わっており、この反発力は溶接ワイヤーを外方に拡げると共に上方に跳 ね上がろうとする傾向を与えるから、溶接作業にあたって始端のループを引きは じめると、多数のループがそれに連れて一度に跳ね上がり、これらが絡み合って 引き出し不能となる事態が起こるため、そのままでは使用できないものである。
【0005】 この問題を解消するためなんらかの引き出し用補助具を使用するのが通常であ り、最も簡単なものとして円盤状又はドーナツ盤状の押え板か、これらに弾性部 材を付加してペイル壁に弾性的に接触するようになしたものを、溶接ワイヤーを 巻込んだ積層体の上面に載置する方法が採られている。
【0006】 しかしながら、この形式のものは主にその重量にて押え込もうとするものであ るため、十分な跳ね上がり防止効果を得るためにはどうしても重めに設定しなけ ればならず、過重量による摩擦抵抗の増大は避けられないものであって、溶接ワ イヤーの滑らかな送給を阻害する外、折れ曲がりの発生や溶接ワイヤー表面に施 されている銅メッキ膜の剥落の原因ともなる欠点がある。
【0007】 このような欠点を解消するため更に多くの工夫及び提案がなされている。例え ば、図6は本出願人の提案(実願平3−37041)に係るものであって、環状 突出部9を下面に設けた内側押え板10と、これの外側に隙間を生じて位置する輪 状円盤11の上方に輪状円盤の外径より小さな径の円筒状垂壁12を、輪状円盤の外 周より設けた傾斜支材13により輪状円盤より適宜間隔を隔てて支持してなる外側 押え板14とを組み合わせ、両者の隙間より円筒状垂壁12の内側の空間を経て溶接 ワイヤーを引き出すように構成したものである。
【0008】
このものにおいては構成を二分割のものとすることによる重量の軽減の結果と しての摩擦抵抗の減少はある程度期待できるが、内側押え板9が小型軽量化する と共に、全く制圧力を加えられていない状態にあるから、溶接ワイヤーの反発力 に抗しきれずに大きく傾きやすく、傾いた下方端が図8に示すように溶接ワイヤ ーループ群内に突っ込んだ状態となって動かなくなり、溶接ワイヤーの引き出し が不能となりがちな欠点を有している。
【0009】 また、内側押え板の押圧力が不足するため、引き出し中の部分に続く不要なワ ヤーループが図6に示すように早めに引き出されやすくなる。これは縺れの直接 の原因となる外、このような状態のものを更に引っ張り続けると、ループの大き く曲がった部分が捩れを戻すことなく引きつけられるため、キンクと呼ばれるこ ぶ状の突起(以下キンクという)を作りやすくなり、コンジットチューブ入口部 分における詰まりの発生による送給不能の事態を起こしやすい欠点がある。
【0010】 また、外側押え板の円筒状垂壁下端における接触摩擦による銅メッキ膜の剥落 や折れ曲がりの発生も無視し得ないものである。
【0011】 本考案は、押え板を分割して構成することによる軽量化の利点は残しつつ、構 成部材の不用意な乱動作による送給不能の発生を防止し、長期に亘る連続的で滑 らかな溶接ワイヤーの引き出し可能にすると共に、銅メッキ膜の剥落や折れ曲が りの発生も少ないペイルパック溶接ワイヤー引き出し用押え具を提供することを 目的とするものである。
【0012】
本考案のペイルパック溶接ワイヤー引き出し用押え具は、中心部に円柱状空洞 部を生じるように溶接ワイヤーをループ状に積層収納する単筒状ペイルにおいて 使用するものであって、前記円柱状空洞部の直径より大きい径の内孔を有すると 共に、ペイル筒内壁に接する弾性体を外方に突出するように設けたリング状外側 押え板と、円柱状空洞部の直径よりは大きく前記リング状外側押え板の内径より は小さい直径を有する円盤において、その外周より外方に突出してリング状外側 押え板の上面に達する弾性片を3ヶ所以上に設けた内側押え板とを組み合わせて 使用することにより目的を達成しようとするものである。
【0013】 更に、円柱状空洞部に嵌り込む環状突出部を内側押え板の下面に設けておくこ とにより、より一層効果的に目的を達成しようするものである。
【0014】
本考案の引き出し用押え具は、図3に示すようにペイル1内にループ状に積層 収納された溶接ワイヤー積層体Wに対して、先ず外側押え板をペイル筒に嵌め合 わせつつ載せた後、内側押え板を載せた状態で使用する。
【0015】 このように置くと、外側押え板はその弾性体をペイル筒内壁に接して嵌合する と共に、内側押え板に設けた弾性片が外側押え板の上面に達して、その弾性力を 外側押え板に及ぼすようになり、外側押え板を上方より押え込むように働くもの である。この結果、ペイル内の溶接ワイヤー積層体Wの上面は内側押え板と外側 押え板とが一体となってペイル筒内壁に密合したものにより全面的に覆われた状 態となるから、輸送や荷扱い動作において初期巻込み形態を容易には崩れさせな い作用をなすものである。
【0016】 溶接ワイヤーの引き出しに当っては、図2のように内側押え板の円盤外周とリ ング状外側押え板内周との間に生じたリング状空隙部Tにおいて、弾性片の位置 しない部分から始端Sを出し、ペイル上端に取り付けられる傘状蓋体の頂点の方 向に引き上げるようにすると、溶接ワイヤーのループLは巻き込み方向とは逆の 円周を描きながらリング状空隙部Tを伝うように引き出されはじめる。
【0017】 溶接ワイヤーが弾性片のある部分に達すると、ワイヤーを徐々に引き込む引っ 張り力とワイヤーそのものの弾性が相乗した力により弾性片を徐々に上方に押し 上げるように作用し、溶接ワイヤーは終には図4に示すように弾性片の下面に潜 り込むようにして通過することになる。
【0018】 溶接ワイヤーの通過が終われば、弾性片は直ちにもとの状態に復帰して外側押 え板を押え込むように働きはじめるものであり、溶接ワイヤーが弾性片のある部 分に達するたびにこのような動作が繰り返されつつ溶接ワイヤーは引き出されて ゆくものである。
【0019】 したがって、溶接ワイヤーの引き出し動作中においても、外側押え板は一瞬も 緩むことなく内側押え板の弾性片の弾力にて押え込まれた状態に保たれるもので あり、ペイル筒内壁に接触するように設けた弾性体の繋止力と相まって、外側押 え板は大きく浮き上がったり傾いたりすることなくほぼ水平状態を保ち、溶接ワ イヤー積層体Wの上面に対するほぼ定常的な規制力を発揮し続け得るものである 。
【0020】 溶接ワイヤー積層体Wの上面には上記規制力に加えて内側押え板の規制力も加 わり、規制力を一瞬も緩むことなく及ぼし続けつつ規則的動作を繰返して溶接ワ イヤーの規則的引き出しを許容するから、引き出し中のワイヤーループに続く不 要ループの早期脱出や構成部材の乱動作の発生を抑止しつつ、規則的に溶接ワイ ヤーを引き出させる作用をなすものである。
【0021】 また、円柱状空洞部Pに嵌り込む環状突出部を内側押え板の下面に設けておく と、溶接ワイヤーの引き出し動作中に溶接ワイヤーによる横方向の押圧力が内側 押え板にかかっても、環状突出部が溶接ワイヤー積層体Wの内周面に接すること によりずれ動きを規制されるから、動作位置が大きくずれることがなくなるもの てあり、乱動作の発生がより一層少なくなり、定位置における規則的な作動をよ り一層確実に行わせる作用をなすものである。
【0022】
本考案の実施例を図面に基づき説明する。図1,図2は本考案の一実施例を示 すものであり、ペイル1内において中心に円柱状空洞部Pが生じるようにループ 状に積層収納された溶接ワイヤー積層体Wに対し、前記円柱状空洞部Pの直径よ りは相当大きい径の内孔2を有し、且つペイル1には緩く嵌り込む外径を有する と共に、ペイル筒1の内壁に接する弾性体3を8ヶ所において外方に突出するよ うに設けたリング状外側押え板4と、円柱状空洞部Pの直径よりは大きく、前記 リング状外側押え板の内径よりは小さい直径を有することにより、リング状外側 押え板との間に適当な幅のリング状空隙部Tを生じる円盤5において、その外周 より外方に突出してリング状外側押え板4の上面に達する弾性片6を4ヶ所にお いて放射状に設けた内側押え板N1との組み合わせにより構成したものである。な お、円盤5には内部監視の目的にて中央孔8を設けてある。
【0023】 リング状外側押え板の弾性体は前記のように多数に分割したものに限らず、例 えば図7に示すように、リング状外側押え板4の全外周に亘って単一の弾性体3a を設けるようにしてもよい。
【0024】 また、内側押え板の弾性片6は少くとも3ヶ所に設けることがその機能達成上 必要であるが、それ以上の個数とすることは任意であり、作動バランスを勘案す れば、全てを等間隔に配置しておくことが好ましいものはもちろんである。
【0025】 この内側押え板は図7のN2に示すように、円盤5の下面に環状突出部7を設け て、図8のように溶接ワイヤー積層体Wの円柱状空洞部Pに嵌り込ませる構成と することもできる。
【0026】 なお、内側押え板5における弾性片6の突出方向はその外周辺に対して直角の 方向に限定することなく、図5に示すように一定角度をなす斜め方向に向かうよ うに設定し、この際、溶接ワイヤーの引き出しに倣う方向において鈍角をなすよ うにしておけば、溶接ワイヤーの引き出しにあたって弾性辺6の部分を通過する 際の突き当たり抵抗が少なくなるから、この部分の通過をより滑らかなものとす ることができ好ましいものである。
【0027】 上述のような内側押え板及び外側押え板は共にポリ塩化ビニル,ポリプロピレ ン,ABS樹脂などの合成樹脂製とすることが耐久性やコスト面などより見て最 適であるが、適宜他の素材を用いることは任意であり、弾性体3,3a及び弾性片 6はポリエチレン,ポリプロピレンなどの合成樹脂若しくはSBRなどのゴム製 のものを夫々取付ける構成の外、外側押え板2や円盤5の本体と同一素材にて一 体的に成型構成したものとしてもよい。
【0028】
本考案のペイルパック溶接ワイヤー引き出し用押え具は、請求項1の構成とす ることにより、溶接ワイヤーの引き出し運動中において浮き上がり、傾きなどの 乱動作をすることがなくなるものであり、緩みのない規則的な動作により溶接ワ イヤーを一定のリズムで安定に送給することを可能にし、不要ループの早期脱出 による縺れやキンクの発生に起因する送給停止のない長期連続的引き出し作業を 可能とするものである。
【0029】 また、溶接ワイヤーと強く接触し摩擦を発生する下垂エッジ部分をなくしたか ら、過大摩擦による溶接ワイヤー表面銅メッキ膜の剥落や折れ曲がりの発生を抑 止できるものである。
【0030】 また、請求項2の構成とすることにより、溶接ワイヤーの引き出し運動中にお ける乱動作の発生をより少なくすることができ、長期連続的引き出し作業の遂行 に効果のあるものである。
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の実施例の使用状態を示す平面図である。
【図3】図1の実施例の使用状態を示す縦断面図であ
る。
る。
【図4】図3の使用状態における部分縦断面拡大図であ
る。
る。
【図5】他の実施例の使用状態を示す平面図である。
【図6】従来品の使用状態を示す部分縦断面図である。
【図7】他の実施例の一部を切欠いて示す斜視図であ
る。
る。
【図8】図7の実施例の使用状態を示す部分縦断面図で
ある。
ある。
1…ペイル、 2…内孔、 3,3a…弾性体、 4…リ
ング状外側押え板、5…円盤、 6…弾性片、 7…環
状突出部、 N1, N2…内側押え板、 P…円柱状空洞
部、 S…始端、 L…ループ、 T…リング状空隙
部、 W…溶接ワイヤー積層体。
ング状外側押え板、5…円盤、 6…弾性片、 7…環
状突出部、 N1, N2…内側押え板、 P…円柱状空洞
部、 S…始端、 L…ループ、 T…リング状空隙
部、 W…溶接ワイヤー積層体。
Claims (2)
- 【請求項1】中心部に円柱状空洞部が生じるように溶接
ワイヤーをループ状に積層収納する単筒状ペイルにおい
て使用するものであって、前記円柱状空洞部の直径より
大きい内孔を有すると共に、ペイル筒内壁に接する弾性
体を外方に突出するように設けたリング状外側押え板
と、円柱状空洞部の直径よりは大きく前記リング状外側
押え板の内径よりは小さい直径を有する円盤において、
その外周より外方に突出してリング状外側押え板の上面
に達する弾性片を3ヶ所以上に設けた内側押え板との組
み合わせよりなるペイルパック溶接ワイヤー引き出し用
押え具。 - 【請求項2】円柱状空洞部に嵌り込む環状突出部を内側
押え板の下面に設けてなる請求項1記載のペイルパック
溶接ワイヤー引き出し用押え具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3918692U JPH061364U (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | ペイルパック溶接ワイヤー引き出し用押え具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3918692U JPH061364U (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | ペイルパック溶接ワイヤー引き出し用押え具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH061364U true JPH061364U (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=12546082
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3918692U Pending JPH061364U (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | ペイルパック溶接ワイヤー引き出し用押え具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH061364U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100350955B1 (ko) * | 2000-05-08 | 2002-08-30 | 고려용접봉 주식회사 | 용접용 와이어의 페일 팩 |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP3918692U patent/JPH061364U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100350955B1 (ko) * | 2000-05-08 | 2002-08-30 | 고려용접봉 주식회사 | 용접용 와이어의 페일 팩 |
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