JPH06137380A - 自動変速機の動力伝達装置 - Google Patents

自動変速機の動力伝達装置

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Publication number
JPH06137380A
JPH06137380A JP28487092A JP28487092A JPH06137380A JP H06137380 A JPH06137380 A JP H06137380A JP 28487092 A JP28487092 A JP 28487092A JP 28487092 A JP28487092 A JP 28487092A JP H06137380 A JPH06137380 A JP H06137380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hub
drive plates
power transmission
input member
sealing chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP28487092A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Kono
訓 河野
Tatsuya Morishita
達也 森下
Shoichi Tsuchiya
章一 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を増加させずに、軸方向の衝撃荷重
を緩衝する。 【構成】 ハブ2とドライブプレート7、8を圧縮ばね
6を介して回動方向で連係させる。ハブ2とドライブプ
レート7、8の間に液体封入室23を形成して、液体封
入室23に振動減衰用の粘性流体を充填する。ドライブ
プレート7、8の内周縁部に弾性シール材25a、25
bを取り付け、この弾性シール材25a、25bをドラ
イブプレート7、8とハブ2に対して軸方向で接触させ
る。弾性シール材25a、25bは液体封入室23を密
閉すると共に、軸方向の衝撃荷重をハブ2とドライブプ
レート7、8の間において緩衝する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンから自動変速
機に動力を伝達するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の自動変速機に用いられるトル
クコンバータとして、ポンプとタービンの速度比が所定
値以下になった場合に、ポンプとタービンを直接結合す
ることによって動力伝達効率の低下を抑える所謂直結ク
ラッチを備えたものがある。このようなトルクコンバー
タを備えた自動変速機の場合、直結クラッチでポンプと
タービンを結合すると、エンジンのトルク変動に伴う捩
り振動が自動変速機側に伝達されてしまうため、この振
動を低減する機構を備えた動力伝達装置を通してエンジ
ンと結合するようにしている。
【0003】この種の動力伝達装置は、エンジン側に結
合される入力部材とトルクコンバータ側に結合される出
力部材とを所定角度相対回動出来るように組み付け、こ
れら両者を圧縮ばねによって回動方向で弾性的に連係さ
せ、直結クラッチの結合後に入力される捩り振動を、入
力部材と出力部材の相対回動に伴って生じる圧縮ばねの
吸振作用によって低減するようになっている。ところ
が、このような動力伝達装置の場合、エンジンの始動時
や停止直前の回転域において、エンジン−動力伝達装置
−トルクコンバータ系(以下、動力伝達系と呼ぶ。)に
捩り共振が生じ、過大トルクが圧縮ばねや入、出力部材
等にかかるという不具合がある。
【0004】このため、従来では、これに対処するもの
として、入力部材と出力部材とを圧縮ばねを介して回動
方向で連係させる一方で、入力部材と出力部材の間に液
体封入室を形成し、この液体封入室に粘性流体を充填し
て入力部材と出力部材の相対回動時に粘性流体による減
衰作用が働くようにしたものが案出されている。尚、こ
の動力伝達装置の場合、入力部材と出力部材の間に両者
に径方向で接触する環状の弾性シール材を介装し、この
弾性シール材によって液体封入室の密閉を保つようにな
っている。この類似技術は、例えば実開昭58−791
56号公報等に示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の動力伝達装置は、軸方向の荷重に対する緩衝機
能を備えていないため、自動変速機の変速や直結クラッ
チの作動に伴う油圧変動等によって出力部材側から入力
部材側に軸方向の衝撃荷重が入力された場合に、構成部
品の溶接部等に大きな負荷がかかることとなる。そし
て、これを防止するために緩衝機能を備えた部品を新た
に設けると部品点数の増加を招くいう不具合を生じる。
【0006】そこで本発明は、部品点数の増加を招くこ
となく軸方向の衝撃荷重を確実に緩衝することが出来る
自動変速機の動力伝達装置を提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決するための手段として、エンジン側に結合される入
力部材とトルクコンバータ側に結合される出力部材とが
圧縮ばねを介して回動方向で弾性的に連係され、この入
力部材と出力部材との間に液体封入室が設けられている
自動変速機の動力伝達装置において、前記液体封入室を
密閉する入力部材と出力部材の間の弾性シール材を、入
力部材と出力部材に軸方向で接触するように配設した。
【0008】
【作用】弾性シール材は液体封入室を密閉すると共に、
入力部材と出力部材の間において軸方向の衝撃荷重を緩
衝する。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】まず、図1に示す第1実施例について説明
する。
【0011】図面において、1は、エンジンのクランク
シャフトであり、このクランクシャフト1の端部には入
力部材としてのハブ2が複数のボルト3によって取り付
けられている。ハブ2は、ボルト3の取付部の径方向外
方位置に折曲部4が設けられ、この折曲部4のさらに径
方向外方位置に複数のアーム5が放射状に延設されてい
る。そして、隣合う各アーム5、5間には一対の入れ子
型の圧縮ばね6、6が直列に配設されている。
【0012】7、8は、出力部材としての一対のドライ
ブプレートであり、この各ドライブプレート7、8はド
ーナツ円盤状に形成され、その外周縁部が複数のリベッ
ト9によって一体に結合されると共に、ボルト10によ
ってトルクコンバータ11のコンバータカバー12に結
合されている。そして、両ドライブプレート7、8の内
周縁部は側方に膨出して形成されると共に、互いがスト
ップピン13によって所定の間隔をもって結合されてお
り、その内周縁部の隙間には前記ハブ2の折曲部4とア
ーム5が挿入されている。また、一方のドライブプレー
ト7の内周端はエンジン側(図中左側)に折曲されてい
て、その折曲部14の外周に、前記ハブ2の折曲部4を
支持する滑り軸受15が圧入されており、その同じドラ
イブプレート7の外周端は同様にエンジン側に折曲され
ていて、その折曲部16の外周に、図外のスタータモー
タのピニオンギヤに噛合するリングギヤ17が溶接され
ている。
【0013】さらに、両ドライブプレート7、8の、ハ
ブ2のアーム5、5間に対応する位置には、圧縮ばね6
の外周面が接触するのを回避するための円弧状のばね収
容部18が形成されており、各ドライブプレート7、8
の周方向で隣合うばね収容部18、18の間には、圧縮
ばね6の端面を支持するリテーナプレート19が夫々リ
ベット20によって取り付けられている。前記各アーム
5、5間に配設された一対の圧縮ばね6、6は、各アー
ム5とこのリテーナプレート19とに当接し、ハブ2と
ドライブプレート7、8の相対回動時に弾性変形して両
者間の捩り振動を吸収するようになっている。また、両
ドライブプレート7、8の間には、内周部に複数の爪2
1を有する環状の遊動子22が回動可能に収容され、こ
の遊動子22の各爪21が各アーム5、5間の圧縮ばね
6、6の間に介装されている。
【0014】また、両ドライブプレート7、8の内周縁
部はハブ2との間で液体封入室23を構成するようにな
っており、その液体封入室23内には、ハブ2とドライ
ブプレート7、8の相対回動時に減衰力を発生する粘性
流体が充填されている。そして、両ドライブプレート
7、8の外周縁部の接合部にはパッキン24が介装さ
れ、各ドライブプレート7、8の内周縁部とハブ2との
間には環状の弾性シール材25a、25bが介装されて
おり、これらによって液体封入室23の密閉が保たれて
いる。弾性シール材25a、25bは夫々ドライブプレ
ート7、8の内周縁部の側壁に加硫接着等の手段によっ
て固着され、その各先端部がハブ2に対して軸方向から
弾性的に接触している26は、出力軸27にスプライン
嵌合されたトルクコンバータ11のタービンハブであ
り、このタービンハブ26のフランジ部26aにはター
ビンランナ28が固定され、ボス部26bには直結クラ
ッチ(ピストン)29が軸方向スライド可能に嵌合され
ている。直結クラッチ29には複数の爪30が形成さ
れ、この爪30が前記フランジ部26aの外周側に設け
られた溝31と係合している。このため直結クラッチ2
9はタービンハブ26と共に一体に回転する。そして、
この直結クラッチ29は、ポンプインペラ32とタービ
ンランナ28の速度比が所定値以下になって直結クラッ
チ29の背面側の油圧力P1が正面側の油圧力P2よりも
大きくなると、図中左側方向へスライドしてコンバータ
カバー12の内側壁12aに結合される(ロックアップ
する)ようになっている。尚、図中33は、コンバータ
カバー12の中心部に溶接された位置決め用のコンバー
タボスである。
【0015】以上のような構成であるため、エンジンの
駆動トルクは、クランクシャフト1からハブ2、圧縮ば
ね6、6、ドライブプレート7、8を順次介してトルク
コンバータ11、出力軸26へと伝達される。
【0016】このとき、エンジンがアイドル回転数以上
の回転数で通常に回転している場合には、クランクシャ
フト1からハブ2に入力された捩り振動は、ハブ2とド
ライブプレート7、8の間に介装された圧縮ばね6の吸
振作用を受けて低減される。尚、直結クラッチ29がコ
ンバータカバー12に結合されない間は、捩り振動は主
にトルクコンバータ11の粘性流体による減衰作用を受
けて低減される。
【0017】また、エンジンの始動時や停止時において
回転数がアイドル回転数以下になると、動力伝達系に共
振を生じるようになるが、この共振はハブ2とドライブ
プレート7、8の相対回動に伴う液体封入室23の粘性
流体によって減衰される。したがって、このとき圧縮ば
ね6やハブ2、ドライブプレート7、8等の構成部品に
過大トルクがかからなくなり、過大トルクに起因した構
成部品間でのガタつき音の発生等は生じなくなる。
【0018】さらに、自動変速機の変速や直結クラッチ
29の作動に伴う油圧変動によってドライブプレート
7、8側からハブ2側に軸方向の衝撃荷重が入力される
ことがあるが、この荷重は、ハブ2とドライブプレート
7、8の間に介装された弾性シール材25a、25bに
よって緩衝される。つまり、弾性シール材25a、25
bはハブ2とドライブプレート7、8に対して軸方向で
接触しているため、ハブ2とドライブプレート7、8の
間に軸方向の衝撃荷重が入力されると、弾性シール材2
5aと25bのいずれか一方側が弾性的に圧縮変形して
荷重を緩やかに受け止める。このため、ハブ2とドライ
ブプレート7、8の間の軸方向の衝撃荷重によってコン
バータボス33等の構成部品に大きな負荷がかかった
り、ドライブプレート7、8やトルクコンバータ11の
回転が不安定になる不具合は生じない。
【0019】また、この実施例の場合、ドライブプレー
ト7とハブ2の折曲部4、14の間に滑り軸受15を介
装しているため、ドライブプレート7とハブ2の間に径
方向のガタつきが生じることもない。
【0020】つづいて、図2、図3に示す第2実施例に
ついて説明する。尚、以下では、第1実施例のものと同
一部分には同一符号を付して、重複する部分の説明を省
略するものとする。
【0021】この実施例の動力伝達装置は、ハブ2とド
ライブプレート8との間に滑り軸受15を介装するよう
にした点と、遊動子(図1中22)を廃止してハブ2に
設けた各窓部34に入れ子型の圧縮ばね35を一つだけ
介装するようにした点と、弾性シール材25a、25b
の構造とその取付け方のみが第1実施例のものと異な
り、他の部分の構成は第1実施例のものと同様となって
いる。この実施例の弾性シール材25a、25bは、樹
脂製のシールリング36とゴム製のバックアップリング
37とによって構成されており、ハブ2の両側面に夫々
形成された環状溝38a、38bに圧入することによっ
てハブ2側に取り付けられている。そして、この各弾性
シール材25a、25bは、底部側にバックアップリン
グ37がくるように各環状溝38a、38b内に圧入さ
れ、各シールリング36がドライブプレート7、8の内
周縁部の側壁に軸方向で接触するようになっている。
【0022】この動力伝達装置においては、各弾性シー
ル材25a、25bのシールリング36によって液体封
入室23を密閉し、バックアップリング37の弾性によ
ってハブ2とドライブプレート7、8の間の軸方向の衝
撃荷重を緩衝する。この実施例の場合、以上のように弾
性シール材25a、25bを、液体封入室23に対する
シール機能を有する部材(シールリング36)と、衝撃
荷重に対する緩衝機能を有する部材(バックアップリン
グ37)とから構成するようにしているため、弾性シー
ル材25a、25bに最適なシール機能と緩衝機能とを
持たせられるという利点がある。
【0023】尚、この発明の実施例は以上で説明したも
のに限るものでなく、例えば、図4に示すもののように
ドライブプレート7、8の各内周縁部にプレス成形によ
って環状凹部39a、39bを形成して、この環状凹部
39a、39bに弾性シール材25a、25bを嵌着固
定するようにしても良い。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明は、液体封入室を密
閉する入力部材と出力部材の間の弾性シール材を、入力
部材と出力部材に軸方向で接触するように配設したた
め、部品点数を増加させることなく、軸方向の衝撃荷重
を入力部材と出力部材の間において確実に緩衝すること
が出来る。このため、製造コストのアップを招くことな
く、部品寿命の向上を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図。
【図2】本発明の第2実施例を示す図3のA−A線に沿
う断面図。
【図3】同実施例を示す部分破断側面図。
【図4】本発明の他の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
2…ハブ(入力部材)、 6…圧縮ばね、 7、8…ドライブプレート(出力部材)、 11…トルクコンバータ、 23…液体封入室、 25a、25b…弾性シール材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン側に結合される入力部材とトル
    クコンバータ側に結合される出力部材とが圧縮ばねを介
    して回動方向で弾性的に連係され、この入力部材と出力
    部材との間に液体封入室が設けられている自動変速機の
    動力伝達装置において、前記液体封入室を密閉する入力
    部材と出力部材の間の弾性シール材を、入力部材と出力
    部材に軸方向で接触するように配設したことを特徴とす
    る自動変速機の動力伝達装置。
JP28487092A 1992-10-23 1992-10-23 自動変速機の動力伝達装置 Pending JPH06137380A (ja)

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JP28487092A JPH06137380A (ja) 1992-10-23 1992-10-23 自動変速機の動力伝達装置

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JP28487092A JPH06137380A (ja) 1992-10-23 1992-10-23 自動変速機の動力伝達装置

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JPH06137380A true JPH06137380A (ja) 1994-05-17

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ID=17684104

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JP28487092A Pending JPH06137380A (ja) 1992-10-23 1992-10-23 自動変速機の動力伝達装置

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JP (1) JPH06137380A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007297966A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Nsk Warner Kk 車両用スタータ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007297966A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Nsk Warner Kk 車両用スタータ装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020108