JPH06138876A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

Info

Publication number
JPH06138876A
JPH06138876A JP4315776A JP31577692A JPH06138876A JP H06138876 A JPH06138876 A JP H06138876A JP 4315776 A JP4315776 A JP 4315776A JP 31577692 A JP31577692 A JP 31577692A JP H06138876 A JPH06138876 A JP H06138876A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pedal
musical
rate
key
attenuation rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4315776A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3252177B2 (ja
Inventor
Shinichiro Kokito
真一郎 小木戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP31577692A priority Critical patent/JP3252177B2/ja
Publication of JPH06138876A publication Critical patent/JPH06138876A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3252177B2 publication Critical patent/JP3252177B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 離鍵後減衰中の楽音に対してのみその減衰率
を小さくする操作手段を設け、従来正確に演奏できなか
った音符の演奏を正確に、かつ簡単に行なうことのでき
る電子楽器を提供することを目的としている。 【構成】 楽音を長く発音しつつ、新たに短い楽音を演
奏するには、まず、ダンパーペダル7を踏みながら左手
で継続されるべき楽音を弾く。これにより、この楽音
は、小さい減衰率で減衰される。その後ニューペダル6
を踏んでダンパーペダル7を放し、ニューペダル6のみ
を踏んだ状態で新たに楽音を弾くと、ニューペダル6は
既に離鍵され減衰中の楽音のみを小さい減衰率で減衰さ
せる機能を有しているので、先に発生した楽音は小さい
減衰率で減衰され、後で発生した楽音は大きい減衰率で
減衰されて、音符通りの演奏を行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子楽器に関し、詳し
くは、発生する楽音の減衰効果を可変にする電子楽器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、アコースティックピアノにお
いては、弦を叩く複数の鍵を有する鍵盤を備え、また、
ダンパーペダル、ソステヌートペダル及びソフトペダル
が設けられるとともに、これらのペダルの踏込みに応じ
て動作して、弦と離接したり、弦との距離が変化するダ
ンパーが各弦毎に設けられている。
【0003】このようなアコースティックピアノにあっ
ては、通常は、ダンパーが弦に接触しており、鍵を押鍵
すると、ダンパーが弦から離れて、その後、押鍵された
鍵に対応するハンマーが対応する弦を叩く。したがっ
て、押鍵されると、図11に示すように、弦が振動して
発音し、その楽音のレベルは大きな増加率(この変化率
をrate=aとする)で増加して、その後、そのまま
押鍵状態を続けると、ダンパーは弦から離れた状態を維
持して、ダンパーにより妨げられることのない弦本来の
減衰率(これをrate=bとする)で減衰する。その
後離鍵すると、離鍵と同時に、ダンパーが弦に接触し
て、弦はダンパーによりその振動が妨げられ、発生した
楽音は、より高い減衰率(これをrate=cとする)
で減衰し消音する。なお、図11は、ピアノの音量の変
化を簡略的に示したものである。
【0004】このような基本的な動作において、前記ダ
ンパーペダルは、踏まれると、各弦毎に設けられている
全てのダンパーが弦から離れ、踏まれている間その状態
を維持する。したがって、図12に示すように、押鍵し
た後離鍵するまでの間にダンパーペダルを踏むか、ダン
パーペダルを踏んだ状態で押鍵すると、押鍵直後に離鍵
しても、ダンパーペダルを踏んでいる限り、ダンパーは
弦から離れた状態を維持し、上記押鍵状態を続けた状態
と同じ減衰時間の長い楽音特性とすることができる。ま
た、離鍵した後、楽音が発生中にダンパーペダルを踏む
と、弦からダンパーが離れ、発音中の楽音は、大きな減
衰率からより小さい減衰率に変化して減衰する。
【0005】また、前記ソステヌートペダルは、踏まれ
ると、該ソステヌートペダルを踏んだ時点において弦か
ら離れているダンパーのみが、ソステヌートペダルを踏
んでいる間、該弦から離れた状態に維持される。したが
って、図13に示すように、押鍵直後にソステヌートペ
ダルを踏みむと、押鍵によりダンパーが弦から離れ、こ
のときにソステヌートペダルが踏まれるので、その直後
に離鍵しても、ダンパーが弦から離れた状態を維持し、
楽音は上記押鍵状態を続けた状態と同じ小さい減衰率で
減衰して、減衰時間の長い楽音特性とすることができ
る。また、図13に示すように、離鍵した後まだ発音中
にソステヌートペダルを踏んだり、ソステヌートペダル
を踏んだ後に押鍵しても、ソステヌートペダルの作用
は、働かず、楽音はソステヌートペダルを踏まないとき
と同じ大きな減衰率で減衰する。
【0006】さらに、図14に示すように、ダンパーペ
ダルを踏んだ状態でソステヌートペダルを踏むと、ダン
パーペダルが踏まれることにより全てのダンパーが弦か
ら離れているので、その後に、ダンパーペダルを離して
も、ソステヌートペダルを踏んでいる限り、全てのダン
パーを弦から離れた状態に維持することができ、小さい
減衰率で楽音を発音することができる。
【0007】また、前記ソフトペダルは、踏まれると、
弦とハンマーとの距離を一律に接近させ、打弦時のハン
マーのストロークを短く設定する。したがって、ソフト
ペダルを踏んだ後に押鍵すると、ソフトな音質の楽音を
発生させることができる。
【0008】従来、このようなアコースティックと同じ
様な動作を、行なわせる電子ピアノ等の電子楽器があ
る。このような電子楽器においても、複数の鍵を有する
鍵盤の他にダンパーペダルやソステヌートペダル及びソ
フトペダルが設けられており、これらの鍵や各ペダルに
対して上記同様の操作を行なうと、アコースティックピ
アノと同様な特性の楽音を発生させることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電子楽器にあっては、発生する楽音の減衰率
を変化させるものとしては、ダンパーペダルとソステヌ
ートペダルのみしか有していなかったため、図15に示
すように演奏に使用できる指の数以上の楽音を発生し続
けながら、短い楽音を発生させるような演奏は、演奏技
術上不可能であり、多彩な演奏を行なうことができない
という問題があった。
【0010】すなわち、図15に示す音符の演奏を行な
うには、左手で9つの音符を弾いてこれらの楽音を発生
し続けながら、右手で3つの音符を弾いてこれらの楽音
を短い楽音として発生させる必要がある。ところが、こ
のような演奏は、上記ダンパーペダルやソステヌートペ
ダル単独で使用しても、またこれらのペダルを組み合わ
せて使用しても、正確に音符に従った演奏を行なうこと
はできない。例えば、ダンパーペダルを使用して9つの
音符を演奏し、この楽音を発生し続けるために、3つの
音符を演奏するときにもダンパーペダルを踏み続けてい
ると、3つの音符の楽音も長い楽音として発生される。
また、ソステヌートペダルを使用して9つの音符を演奏
するには、左手で一度に9つの音符を演奏する必要があ
るが、左手で一度に9つの音符の演奏を行なうことがで
きないため、ソステヌートペダルの機能が働かない音符
が発生し、正確に音符通りの演奏を行なうことができな
い。さらに、ダンパーペダルとソステヌートペダルを組
み合わせて、図14に示したように、ダンパーペダルを
踏んだ後、ソステヌートペダルを踏んで9つの音符の演
奏を行なっても、全てのダンパーが弦から離れるので、
3つの音符の楽音も長い楽音として発生される。そこ
で、従来は、図15のような演奏が必要な場合、ダンパ
ーペダルを中程まで踏み込んで演奏する等して、疑似的
な楽音により対処されていた。このように、ダンパーペ
ダルとソステヌートペダルのみでは、図15に示すよう
な音符を正確に演奏することができず、多彩な演奏を行
なうことができないという問題があった。
【0011】そこで、本発明は、発生中の楽音の減衰率
を多彩に変化できるようにして、多彩な演奏を簡単、か
つ容易に行なうことのできる電子楽器を提供することを
目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の電子楽器は、複
数の鍵を有する鍵盤と、前記鍵による押鍵操作に応じて
楽音を発生する楽音発生手段と、オン状態とオフ状態と
を取り得る操作手段と、前記操作手段がオフ状態のと
き、前記楽音発生手段の発生する楽音のレベルを離鍵後
に所定の減衰率で減衰させ、前記操作手段がオン操作さ
れた時点で既に離鍵されて減衰中の楽音は、そのレベル
を前記所定の減衰率よりも小さい減衰率で減衰させ、前
記操作手段がオン状態のときに押鍵されて前記楽音発生
手段が発生した楽音は、そのレベルを前記所定の減衰率
で減衰させる制御手段と、を備えることにより、上記目
的を達成している。
【0013】また、本発明の電子楽器は、オン状態とオ
フ状態とを取り得るダンパーペダルをさらに備え、前記
制御手段は、前記ダンパーペダルがオン状態のとき、前
記楽音発生手段の発生する楽音のレベルを前記所定の減
衰率より小さい減衰率で減衰させるとともに、前記操作
手段による減衰率よりも該ダンパーペダルによる減衰率
を優先させることにより、上記目的を達成している。
【0014】この場合、前記制御手段は、例えば、請求
項3に記載するように、前記操作手段の操作量に応じて
前記減衰率を変化させてもよく、また、例えば、請求項
4に記載するように、前記ダンパーペダルの操作量に応
じて前記減衰率を変化させてもよい。
【0015】
【作用】本発明によれば、押鍵操作されると、楽音発生
手段が、当該押鍵操作された鍵に対応する楽音を発生
し、この押鍵により発生する楽音の減衰率を、オン状態
とオフ状態とを取り得る操作手段の操作状態に応じて、
制御手段が制御する。すなわち、制御手段は、操作手段
がオフ状態のときには、楽音発生手段の発生する楽音の
レベルを離鍵後に所定の減衰率で減衰させ、操作手段が
オン操作された時点で既に離鍵されて減衰中の楽音があ
るときには、その楽音のレベルを前記所定の減衰率より
も小さい減衰率で減衰させる。また、制御手段は、操作
手段がオン状態のときに押鍵されて前記楽音発生手段が
発生した楽音に対しては、その楽音のレベルを前記所定
の減衰率で減衰させる。
【0016】したがって、楽音を発生し続けるととも
に、新たに短い楽音を演奏するようなときには、該減衰
時間の長い音符の鍵を全て押鍵した後、操作手段をオン
状態とし、その後、減衰時間の短い音符の鍵を押鍵する
ような操作を行なうと、減衰時間の長い音符の楽音は、
制御手段により小さい減衰率で減衰され、その後に演奏
された減衰時間の短い音符の楽音は、大きな減衰率(前
記所定の減衰率)で減衰される。その結果、例えば、図
15に示したような音符を正確に演奏することができる
とともに、簡単、かつ容易に演奏することができ、より
多彩な演奏を行なうことができる。
【0017】また、オン状態とオフ状態とを取り得るダ
ンパーペダルがオン操作されると、前記制御手段によ
り、前記楽音発生手段の発生する楽音のレベルを前記所
定の減衰率より小さい減衰率で減衰させるとともに、前
記操作手段の減衰率よりも該ダンパーペダルによる減衰
率を優先させるようにすると、ダンパーペダルと操作手
段の操作を組み合わせて行なうことにより、より一層多
彩な演奏を行なうことができる。
【0018】さらに、制御手段が、前記操作手段の操作
量や前記ダンパーペダルの操作量に応じて減衰率を変化
させるようにすると、より一層、多彩な演奏を行なうこ
とができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の電子楽器を実施例に基づいて
具体的に説明する。
【0020】図1から図10は、電子楽器の一実施例を
示す図である。
【0021】図1は、ピアノ型の電子楽器1のブロック
構成図であり、電子楽器1は、制御部2、ROM(Read
Only Memory)3、鍵盤部4、操作部5、ニューペダル
6、ダンパーペダル7、音源部8、サウンドシステム9
等を備えている。
【0022】ROM3は、電子楽器1としての基本制御
プログラムや楽音減衰処理プログラム及び各種システム
データ等を記憶している。
【0023】鍵盤部4は、N個の鍵を備えており、演奏
者は、この鍵盤部4の鍵を押鍵操作することにより、音
高を指定したり、ベロシティ(押鍵強度)を指定して、
演奏操作を行なう。
【0024】操作部5は、電子楽器1の電源スイッチや
電子楽器1を操作するための各種スイッチ類(例えば、
音色を指定するための音色スイッチ)等が設けられてお
り、制御部2は、操作部5を走査して、スイッチ状態に
応じた演奏処理を行なう。
【0025】制御部2は、CPU(Central Processing
Unit)やRAM(Random Access Memory)等を備えて
おり、ROM3内のプログラムに従ってRAMをワーク
メモリとして利用して、演奏処理を行なう。すなわち、
鍵盤部4の鍵操作により指定された音高の音をその鍵操
作に応じた音量で、かつ、操作部5の音色スイッチで指
定された音色の楽音データを音源部8に出力する。制御
部2は、この演奏処理において、ペダル操作のない場合
は、図11に示すように、鍵が押鍵されると、該当する
鍵の楽音を発生させるとともに、鍵が押鍵されている
間、予め設定された所定の小さい減衰率(rate=
b)で減衰させて音源部8に出力し、鍵が離鍵される
と、該所定の小さい減衰率よりも大きい所定の減衰率
(rate=c)で減衰させて音源部8に出力する。ま
た、制御部2は、後述するニューペダル6やダンパーペ
ダル7の操作に応じて、楽音をその減衰率を変化させて
音源部8に出力し、発生する楽音の減衰率を制御する。
【0026】ニューペダル6は、本発明において新しく
設けられたペダルであり、踏む操作が行なわれることに
より、オン状態とオフ状態を取りその状態に対応した信
号を制御部2に出力する。
【0027】制御部2は、ニューペダル6を走査し、ニ
ューペダル6がオフ状態のとき、上述のように、音源部
8に出力する楽音のレベルを離鍵後に前記所定の大きい
減衰率(rate=c)で減衰させて音源部8に出力
し、図2に示すように、ニューペダル6がオン操作され
た時点で既に離鍵されて減衰中の楽音は、そのレベルを
前記所定の大きい減衰率(rate=c)よりも小さい
減衰率(rate=b)で減衰させて音源部8に出力す
る。また、制御部2は、図2に示すように、押鍵されて
いる途中でニューペダル6がオン状態となったときに
は、踏み込み操作された時点で、既に離鍵されているが
発音中であり、かつ減衰中の楽音全てを前記小さい減衰
率(rate=b)で減衰させて音源部8に出力する。
一方、ニューペダル6がオン状態のときに離鍵された楽
音は、全て大きい減衰率(rate=c)で減衰させて
音源部8に出力する。
【0028】このニューペダル6の機能をアコースティ
ックピアノに例えるとするならば、まず、ニューペダル
6が踏み込まれた時点で全ての弦からダンパーが離れ
る。従って、押鍵中の楽音は、そのままの減衰率を維持
し、離鍵直後でまだ音の残っている楽音は、ダンパーが
離れることになるので、再び小さい減衰率で減衰するこ
とになる。一方、ニューペダル6が踏まれているとき
に、離鍵があった弦に対しては、全て再びダンパーが接
することになる。従って、離鍵があった楽音は全て大き
い減衰率で減衰する。ペダルが踏まれる前に既に離鍵さ
れていた楽音は、この限りではなく、大きい減衰率を保
つ。
【0029】ダンパーペダル7は、踏む操作が行なわれ
ることにより、オン状態とオフ状態を取りその状態に対
応した信号を制御部2に出力する。
【0030】制御部2は、ダンパーペダル7を走査し、
ダンパーペダル7がオフ状態のとき、上述のように、音
源部8に出力する楽音のレベルを離鍵後に前記所定の大
きい減衰率(rate=c)で減衰させて音源部8に出
力し、ダンパーペダル7がオン状態のとき、音源部8に
出力する全ての楽音のレベルを前記所定の大きい減衰率
(rate=c)より小さい減衰率(rate=b)で
減衰させて音源部8に出力するとともに、図3に示すよ
うに、ダンパーペダル7がオン状態であると、ニューペ
ダル6がオン操作されても、ニューペダル6による減衰
率よりも該ダンパーペダル7による減衰率を優先させて
減衰させた楽音を音源部8に出力する。すなわち、ダン
パーペダル7がオン状態であると、ニューペダル6の操
作にかかわらず、発音する全ての楽音を小さな減衰率
(rate=b)で減衰させる。
【0031】音源部8は、制御部2から入力される楽音
データに基づいて楽音を生成し、サウンドシステム9に
出力する。
【0032】サウンドシステム9は、D/A変換器やア
ンプ及びスピーカ等を備えており、音源部8から入力さ
れる楽音を外部に発音する。
【0033】次に、作用を説明する。
【0034】電子楽器1は、ニューペダル6を単独で操
作することにより、またニューペダル6とダンパーペダ
ル7を組み合わせて操作することにより、従来、音符通
りに演奏することのできなかった演奏を簡単に演奏する
ことができる。
【0035】すなわち、制御部2は、電子楽器1の電源
が投入されると、図4にそのメイン処理のフローチャー
トを示すように、まず、初期化処理(ステップS1
0)、ダンパーペダル(図には簡略のためDペダルと記
載)処理(ステップS20)、ニューペダル(図面には
Nペダルと記載)処理(ステップS30)及び鍵処理
(ステップS40)を順次行ない、鍵盤部4の鍵操作状
態やニューペダル6及びダンパーペダル7の操作状態に
応じた楽音の発生を音源部8に指示する処理を行なう。
【0036】以下、上記各処理について、詳細に説明す
る。
【0037】まず、初期化処理を図5に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。
【0038】初期化処理では、各レジスタの初期化処理
を行なっている。
【0039】すなわち、初期化処理では、図5に示すよ
うに、まず、ダンパーペダル7のオン/オフ状態を格納
するレジスタDPFにオフ状態を示す「0」をセットし
(ステップS11)、ニューペダル6のオン/オフ状態
を格納するレジスタNPFにオフ状態を示す「0」をセ
ットする(ステップS12)。次に、鍵盤部4の各鍵に
対応する楽音の減衰率を格納するレジスタD1F〜DNF
(1つ1つが各鍵に対応)に「1」をセットし(ステッ
プS13)、各鍵のオン/オフ状態を格納するレジスタ
K1F〜KNFにオフ状態を示す「0」を格納する(ステ
ップS14)。ここで、レジスタD1F〜DNFに「1」
が格納されているときには、後述するように、大きい方
の減衰率(rate=c)が選択され、レジスタD1F
〜DNFに「0」が格納されているときには、小さい方
の減衰率(rate=b)が選択される。そして、発音
する楽音の音量を格納するレジスタENVに「0」をセ
ットし、初期化処理を終了する(ステップS15)。
【0040】次に、ダンパーペダル処理を図6に示すフ
ローチャートに基づいて説明する。
【0041】ダンパーペダル処理では、ダンパーペダル
7の操作に応じて上記レジスタD1F〜DNFへのデータ
のセットを行なう。
【0042】すなわち、ダンパーペダル処理では、ま
ず、ダンパーペダル7を走査して、ダンパーペダル7が
オン操作された(オフ状態からオン状態に変化した)か
をチェックし(ステップS21)、ダンパーペダル7が
オン操作されたときには、レジスタDPFに「1」をセ
ットしてダンパーペダル7のオン状態をセットするとと
もに、レジスタD1F〜DNFを「0」にセットする(ス
テップS22、S23)。すなわち、ダンパーペダル7
がオン操作されると、全てのレジスタD1F〜DNFに
「0」をセットして、全ての鍵に対応する楽音に対して
小さい減衰率(rate=b)が選択されるようにして
いる。そして、ステップS21で、ダンパーペダル7が
オン操作されていないときには、そのままステップS2
4に移行する。
【0043】そして、ステップS24で、ダンパーペダ
ル7がオフ操作された(オン状態からオフ状態に変化し
た)かどうかチェックし、オフ操作されないときには、
そのままダンパーペダル処理を終了する。ここで、ダン
パーペダル7がオフ操作されると、レジスタDPFを
「0」にセットして、ダンパーペダル7のオフ状態をセ
ットし(ステップS25)、レジスタNPFが「0」か
どうか、すなわち、ニューペダル6がオン状態かどうか
チェックする(ステップS26)。レジスタNPFが
「0」のときには、ニューペダル6がオン状態ではない
と判断して、レジスタKnF が「1」である鍵、すなわ
ち、押鍵中である鍵に対応するレジスタDnF を除いた
他のレジスタD1F〜DNFに「1」をセットする(ステ
ップS27)。また、ステップS26で、レジスタNP
Fが「1」のときには、ニューペダル6がオン操作され
ていると判断して、そのままダンパーペダル処理を終了
する。したがって、ダンパーペダル7がオフ操作される
と、押鍵中の鍵に対応するレジスタDnF には、小さい
減衰率(rate=b)が選択されるように「0」がセ
ットされ、押鍵中以外の鍵に対応するレジスタDnF に
は、大きい減衰率(rate=c)が選択されるように
「1」がセットされる。そして、ダンパーペダル7がオ
フ操作されたとき、ニューペダル6がオン状態である
と、レジスタD1F〜DNFへの「1」のセット処理を行
なわず、小さい減衰率の状態を維持する。
【0044】次に、ニューペダル処理を図7に示すフロ
ーチャートに基づいて説明する。
【0045】このニューペダル処理では、ニューペダル
6の操作に応じて上記レジスタD1F〜DNFへのデータ
のセットを行なう。
【0046】すなわち、ニューペダル処理では、まず、
ニューペダル6を走査して、ニューペダル6がオン操作
された(オフ状態からオン状態に変化した)かをチェッ
クし(ステップS31)、ニューペダル6がオン操作さ
れたときには、レジスタNPFに「1」をセットして
(ステップS32)、レジスタDPFが「1」かどうか
(すなわち、ダンパーペダル7がオン状態にあるかどう
か)チェックする(ステップS33)。ステップS33
で、レジスタDPFが「0」のときには、ダンパーペダ
ル7はオフ状態なので、全てのレジスタD1F〜DNFに
小さい減衰率(rate=b)を示す「0」をセットし
て(ステップS34)、ステップS35へ進む。ステッ
プS33で、レジスタDPFが「1」のときには、既
に、上記図ダンパーペダル処理で、レジスタD1F〜DN
Fに「0」がセットされているので、そのままステップ
S35に移行する。そして、ステップS31でニューペ
ダル6がオン操作されなかったときには、そのままステ
ップS35に移行する。
【0047】次に、ニューペダル6がオフ操作された
(オン状態からオフ状態へ変化した)か否かをチェック
する(ステップS35)。ステップS35で、ニューペ
ダル6がオフ操作されないときには、そのままニューペ
ダル処理を終了し、ニューペダル6がオフ操作されたと
きには、レジスタNPFをニューペダル6がオフ状態で
あることを示す「0」にセットして(ステップS3
6)、レジスタDPFが「0」かどうか(すなわち、ダ
ンパーペダル7がオフ状態にあるかどうか)チェックす
る(ステップS37)。レジスタDPFが「0」のとき
には、ダンパーペダル7が操作されていないのであるか
ら、レジスタKnF =1に対応する鍵、すなわち、押鍵
中の鍵に対応するレジスタDnF を除いて他の全てのレ
ジスタD1F〜DNFに大きな減衰率(rate=c)を
示す「1」をセットし(ステップS38)、ニューペダ
ル処理を終了する。そして、ステップS37で、レジス
タDPFが「0」でないときには、ダンパーペダル7が
オン状態であるので、レジスタD1F〜DNFへの「1」
のセットを行なうことなく、そのままニューペダル処理
を終了する。
【0048】すなわち、ニューペダル6がオフ操作され
たときに、ダンパーペダル7がオン状態のときには、ダ
ンパーペダル7が優先するので、そのままニューペダル
処理を終了し、ダンパーペダル7がオフ状態のときに
は、押鍵中の鍵に対応するレジスタDnF 以外のレジス
タD1F〜DNFを「1」にセットして、楽音の減衰率を
大きい減衰率(rate=c)にセットする。
【0049】ニューペダル処理が終了すると、次に、図
8に示す鍵処理を行なう。
【0050】鍵処理では、まず、鍵盤部4を走査して、
押鍵操作された(鍵オフから鍵オンへ変化した)鍵があ
るかどうかチェックし(ステップS41)、押鍵操作さ
れた鍵がないときには、ステップS46に移行する。
【0051】ステップS41で、押鍵操作された鍵があ
るときには、押鍵された鍵(n番目の鍵とする)に対応
するレジスタKnF に押鍵中であることを示す「1」
を、また対応するレジスタDnF に「0」をセットし
(ステップS42、S43)、音源部8に該当する鍵の
楽音データを出力して発音開始を指示するとともに、エ
ンベロープ制御処理の開始を指示する(ステップS4
4、S45)。このエンベロープ制御処理については後
述する。
【0052】エンベロープ制御処理の開始を指示する
と、次に、鍵盤部4を走査して、離鍵された(鍵オンか
ら鍵オフへ変化した)かどうかチェックし(ステップS
46)、離鍵されないときには、そのまま鍵処理を終了
する。ステップS46で、離鍵されると、当該離鍵され
た鍵に対応するレジスタKnF を「0」にセットし(ス
テップS47)、レジスタDPFをチェックする(ステ
ップS48)。レジスタDPFが「0」のときには、ダ
ンパーペダル7がオンされていないのであるから、当該
離鍵された鍵に対応するレジスタDnF を「1」にセッ
トして、当該離鍵された鍵に対応する減衰率を大きな減
衰率(rate=c)を選択するようにする(ステップ
S49)。また、ステップS48で、レジスタDPFが
「1」のときには、ダンパーペダル7がオン状態である
ので、減衰率を大きな減衰率(rate=c)にセット
することなく、そのまま鍵処理を終了する。従って、ダ
ンパーペダル7がオフ状態で、ニューペダル6がオン状
態のとき、離鍵が行なわれた楽音は、全て大きい減衰率
(rate=c)で減衰することとなる。
【0053】上記エンベロープ制御処理は、発音が開始
された楽音毎に行なわれ、図9に示すように処理され
る。また、このエンベロープ制御処理は、一旦開始され
ると、上記図4に示した処理タイミングとは、無関係に
図9の処理を所定のタイミング毎に処理する。
【0054】すなわち、押鍵され、発音が開始された楽
音は、基本的には、図11に示したように、押鍵される
ことにより、rate=aでその発音レベルが増加し、
ある一定レベルに達した後、離鍵されるまでの間は、小
さい減衰率であるrate=bで減衰する。その後、離
鍵されると、ニューペダル6及びダンパーペダル7が操
作されていなければ、大きな減衰率(rate=c)で
減衰し、ニューペダル6やダンパーペダル7が操作され
ると、その操作状態に応じて、離鍵後の減衰率が小さな
減衰率(rate=b)と大きな減衰率(rate=
c)のいずれかが選択されて減衰する。
【0055】そこで、エンベロープ制御処理は、図9に
示すように、まず、音量レベルを増加させる処理を行な
う。音量レベルの目標値を格納するレジスタPENVに
「100」をセットし(ステップE1)、発音する楽音
の大きさの変化率を格納するレジスタrateに予め設
定された増加率「a」をセットする(ステップE2)。
そして、現在の音量レベルを格納するレジスタENV
に、レジスタENVの値にレジスタrateの値を加算
した加算値(ENV+rate)を格納して新しい音量
レベルとし(ステップE3)、格納した結果のレジスタ
ENVの値を、その楽音の音量レベルとして音源部8に
出力して、発音させる(ステップE4)。
【0056】その後、楽音の音量を所定時間毎にaづつ
増加させるために、所定の待ち時間を設けるウエイト処
理(WAIT)を行なった(ステップE5)後、レジス
タENVの値がレジスタPENVの値に一致したかどう
かにより、音量レベルが目標の音量レベルに達したかど
うかチェックする(ステップE6)。達していないとき
には、再びステップE3からの処理を行なう。
【0057】ステップE6で、音量レベルが目標の音量
レベルに達すると、発音中の楽音が目標とする大きさま
で到達したと判断して、次に、音量レベルを減衰させる
処理に移行する。すなわち、レジスタPENVに目標値
として「0」をセットし(ステップE7)、レジスタD
nF が「1」かどうかチェックする(ステップE8)。
レジスタDnF が「1」のときには、レジスタrate
に大きな減衰率である「c」(負の値)をセットし(ス
テップE9)、レジスタDnF が「1」でないときに
は、レジスタrateに「b」をセットする(ステップ
E10)。そして、レジスタENVにレジスタENVの
値とレジスタrateの値を加算した値を格納して(ス
テップE11)、格納した結果のレジスタENVの値
を、その楽音の音量レベルとして音源部8に出力する
(ステップE12)。
【0058】その後、レジスタENVがレジスタPEN
Vに一致するかどうか、すなわち、エンベロープの値が
目標値に到達したかどうかチェックし(ステップE1
3)、目標値に到達していないときには、ウエイト処理
(WAIT)を行なった後、ステップE8に戻る(ステ
ップE14)。そして、ENVとPENVが一致する
と、すなわち、楽音が消音されると、このエンベロープ
制御処理を終了する。
【0059】また、楽音の減衰途中で、レジスタDnF
が「1」から「0」に変化すると、レジスタrateを
「c」から「b」に切り替えてセットし(ステップE
8、E10)、レジスタPENVの値にこのレジスタr
ateの値を加算した値をレジスタENVに格納して
(ステップE11)、格納後のレジスタENVの値を、
その楽音の音量レベルとして音源部8に出力する(ステ
ップE12)。
【0060】さらに、楽音の減衰途中で、レジスタDn
F が「0」から「1」に変化すると、レジスタrat
eを「b」から「c」に切り替えてセットし(ステップ
E8、E9)、この切り替え後の大きな減衰率で楽音を
減衰させつつ発生させる。(ステップE11〜ステップ
E12)。
【0061】なお、このエンベロープ制御処理は、複数
の楽音が発生中の場合、各楽音毎に複数の同処理がそれ
ぞれ独立して行なわれる。
【0062】このように、離鍵された楽音に対応するレ
ジスタDnF が「1」のときには、ニューペダル6もダ
ンパーペダル7もオン状態ではないと判断して、大きな
減衰率(rate=c)で楽音を減衰させ、レジスタD
nF が「0」のときには、押鍵中、あるいはダンパーペ
ダル7がオン状態であるか、あるいはニューペダル6が
離鍵後にオン操作され、かつ現在オン状態を維持してい
ると判断して、小さな減衰率(rate=b)で減衰さ
せる。また、楽音の減衰途中で、ダンパーペダル7ある
いはニューペダル6がオフ操作されると、離鍵された楽
音に関しては、小さな減衰率(rate=b)から大き
な減衰率(rate=c)に切り替えて、楽音を減衰さ
せつつ発生させる。
【0063】このように押鍵操作されると、当該押鍵操
作された鍵に対応する楽音を発生し、この押鍵により発
生する楽音の減衰率を、押鍵/離鍵状態、ニューペダル
6及びダンパーペダル7の操作状態に応じて、制御部2
により制御することができる。
【0064】すなわち、制御部2は、ニューペダル6及
びダンパーペダル7がオフ状態のときには、発生する楽
音のレベルを離鍵後に所定の大きな減衰率(rate=
c)で減衰させ、ニューペダル6がオン操作された時点
で既に離鍵されて減衰中の楽音があるときには、その楽
音のレベルを前記所定の大きな減衰率(rate=c)
よりも小さい減衰率(rate=b)で減衰させる。ま
た、制御部2は、ニューペダル6がオン状態のときに離
鍵された発生した楽音のレベルを前記所定の大きな減衰
率(rate=c)で減衰させる。
【0065】そして、制御部2は、ダンパーペダル7が
オン状態であると、ダンパーペダル7を優先させ、ニュ
ーペダル6の状態如何にかかわらず、楽音を小さい減衰
率(rate=b)で減衰させる。したがって、図10
に示すように、発生した楽音を継続させるとともに、新
たに短い楽音を演奏するようなときには、ダンパーペダ
ル7を踏んだ状態で、該減衰時間の長い音符の鍵を全て
押鍵し、ダンパーペダル7を離す前に、ニューペダル6
をオン状態として、ダンパーペダル7を離す。そして、
ニューペダル6を踏んだ状態で、減衰時間の短い音符の
鍵を押鍵し、離鍵する。
【0066】このような鍵操作とニューペダル6及びダ
ンパーペダル7の操作を行なうと、まず、ダンパーペダ
ル7が踏まれたときに、図6のダンパーペダル処理によ
りレジスタD1F〜DNFが「0」にセットされ、その
後、離鍵が行なわれても、図8の鍵処理により、ダンパ
ーペダル7が踏まれている限り、当該発音中のレジスタ
DnF は「1」にセットされずに、「0」のまま維持さ
れる。その結果、継続して発音されるべき音符である発
音中の楽音は、図9のエンベロープ制御処理により小さ
い減衰率(rate=b)で発音される。
【0067】その後、ニューペダル6がオン操作される
と、図7のニューペダル処理により、ダンパーペダル7
がオン状態でないときには、全てのレジスタD1F〜DN
Fが「0」にセットされるが、図10のようにダンパー
ペダル7がオン状態のときに、ニューペダル6をオン操
作すると、ダンパーペダル処理により既にレジスタD1
F〜DNFが「0」にセットされているので、図7のニ
ューペダル処理では、レジスタD1F〜DNFを「0」に
セットすることなく、ニューペダル処理を終了する。
【0068】そして、その後に、ダンパーペダル7をオ
フ操作しても、いま、ニューペダル6がオン状態(レジ
スタNPF=「1」)であるので、レジスタD1F〜DN
Fは「1」にセットされず、「0」のまま維持される。
その結果、図9のエンベロープ制御処理において、継続
されるべき音符である発音中の楽音は、ステップE8
で、小さい減衰率(rate=b)で発音される。
【0069】その後、ニューペダル6を踏んだ状態で新
たな短い音符の楽音が演奏されると、この楽音に対して
は、図7のニューペダル処理では、当該楽音に該当する
レジスタD1F〜DNFは、離鍵後、「1」の状態とな
る。その結果、図9のエンベロープ制御処理では、ステ
ップE8で、ニューペダル6が踏まれる前に離鍵され
た、継続されるべき音符の楽音に対しては、小さい減衰
率(rate=b)が選択され、ニューペダル6がオン
状態のとき離鍵された、短く演奏されるべき音符の楽音
に対しては、大きい減衰率(rate=c)が選択され
る。
【0070】したがって、長い音符の楽音は、制御部2
により小さい減衰率(rate=b)で減衰され、その
後に演奏された短い音符の楽音は、大きな減衰率(ra
te=c)で減衰される。その結果、従来正確に演奏す
ることのできなかった図10に示すような音符の演奏を
正確に行なうことができるとともに、簡単、かつ容易に
行なうことができ、より多彩な演奏を行なうことができ
る。
【0071】この場合、電子楽器1が、ダンパーペダル
7を備えていなくても、あるいは、電子楽器1が、ダン
パーペダル7を備えていてもあえてダンパーペダル7を
用いなくても、図10において、減衰時間の長い音符の
鍵を全て押鍵して離鍵した後、ニューペダル6を踏み、
その後に減衰時間の短い音符の鍵を押鍵することによ
り、図10に示すような音符の演奏を正確に演奏するこ
とができる。ただ、ダンパーペダル7と組み合わせて演
奏した場合の方が、より音符に正確な演奏を、より簡
単、かつ容易に行なうことができる。
【0072】なお、上記実施例においては、電子楽器1
が、ニューペダル6とダンパーペダル7とを備えている
場合について説明したが、これに限るものではなく、例
えば、従来のアコースティックピアノや電子楽器に設け
られているソステヌートペダルやソフトペダルがさらに
設けられていてもよく、これらのペダルの機能と組み合
わせて演奏することにより、より一層多彩な演奏を行な
うことができる。
【0073】また、上記実施例においては、ピアノ型の
電子楽器1に適用した場合について説明したが、これに
限るものでないことは、いうまでもない。
【0074】さらに、上記実施例においては、ダンパー
ペダル7やニューペダル6のオン状態とオフ状態での
み、楽音の減衰率を制御するようにしているが、これに
限るものではなく、ダンパーペダル7やニューペダル6
の操作量(踏み込み量)により、楽音の減衰率を制御す
るようにしてもよく、このように制御することにより、
楽音の減衰率をより一層多様に変化させることができ、
より一層多彩な演奏を行なうことができる。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、押鍵操作されると、当
該押鍵操作された鍵に対応する楽音を発生し、この押鍵
により発生する楽音の減衰率を、操作手段の操作状態に
応じて制御する。すなわち、操作手段がオフ状態のとき
には、発生する楽音のレベルを離鍵後に所定の減衰率で
減衰させ、操作手段がオン操作された時点で既に離鍵さ
れて減衰中の楽音があるときには、その楽音のレベルを
前記所定の減衰率よりも小さい減衰率で減衰させる。ま
た、操作手段がオン状態のときに離鍵された楽音のレベ
ルを前記所定の(小さい)減衰率で減衰させる。
【0076】したがって、図10に示すように、楽音を
発生し続けるとともに、新たに短い楽音を演奏するよう
なときには、継続される楽音の鍵を全て押鍵した後、操
作手段をオン状態とし、その後、短い楽音の鍵を押鍵す
る。このような鍵操作と操作手段の操作を行なうと、継
続されるべき楽音は、小さい減衰率で減衰され、その後
に演奏された短く演奏されるべき楽音は、大きな減衰率
(前記所定の減衰率)で減衰される。その結果、図15
に示すような音符の演奏を正確に行なうことができると
ともに、簡単、かつ容易に行なうことができ、より多彩
な演奏を行なうことができる。
【0077】また、ダンパーペダルと操作手段とを備
え、ダンパーペダルがオン操作されると、発生する楽音
のレベルを前記所定の減衰率より小さい減衰率で減衰さ
せるとともに、操作手段の減衰率よりも該ダンパーペダ
ルによる減衰率を優先させるようにすると、ダンパーペ
ダルと操作手段の操作を組み合わせて行なうことによ
り、より一層多彩な演奏を行なうことができる。
【0078】さらに、操作手段の操作量やダンパーペダ
ルの操作量に応じて減衰率を変化させるようにすると、
より一層、多彩な演奏を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を電子楽器に適用した実施例のブロック
構成図。
【図2】ニューペダルの操作状態と楽音の減衰率との関
係を示す図。
【図3】ダンパーペダルの操作状態と楽音の減衰率との
関係を示す図。
【図4】図1の電子楽器のメイン処理を示すフローチャ
ート。
【図5】図4の初期化処理の詳細な処理を示すフローチ
ャート。
【図6】図4のダンパーペダル処理の詳細な処理を示す
フローチャート。
【図7】図4のニューペダル処理の詳細な処理を示すフ
ローチャート。
【図8】図4の鍵処理の詳細な処理を示すフローチャー
ト。
【図9】エンベロープ制御処理を示すフローチャート。
【図10】図1の電子楽器により演奏する音符とダンパ
ーペダル及びニューペダルの操作状態を示す動作説明
図。
【図11】押鍵と離鍵動作に対応した楽音のレベルの変
化状態の説明図。
【図12】ダンパーペダルの操作状態と楽音の減衰率と
の関係を示す図。
【図13】ソステヌートペダルの操作状態と楽音の減衰
率との関係を示す図。
【図14】ダンパーペダルとソステヌートペダルとを組
み合わせた操作状態と楽音の減衰率との関係を示す図。
【図15】従来の電子楽器により正確に演奏しきれない
する音符の例を示す図。
【符号の説明】
1 電子楽器 2 制御部 3 ROM 4 鍵盤部 5 操作部 6 ニューペダル 7 ダンパーペダル 8 音源部 9 サウンドシステム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の鍵を有する鍵盤と、 前記鍵による押鍵操作に応じて楽音を発生する楽音発生
    手段と、 オン状態とオフ状態とを取り得る操作手段と、 前記操作手段がオフ状態のとき、前記楽音発生手段の発
    生する楽音のレベルを離鍵後に所定の減衰率で減衰さ
    せ、前記操作手段がオン操作された時点で既に離鍵され
    て減衰中の楽音は、そのレベルを前記所定の減衰率より
    も小さい減衰率で減衰させ、前記操作手段がオン状態の
    ときに押鍵されて前記楽音発生手段が発生した楽音は、
    そのレベルを前記所定の減衰率で減衰させる制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】 前記電子楽器は、 オン状態とオフ状態とを取り得るダンパーペダルをさら
    に備え、 前記制御手段は、前記ダンパーペダルがオン状態のと
    き、前記楽音発生手段の発生する楽音のレベルを前記所
    定の減衰率より小さい減衰率で減衰させるとともに、前
    記操作手段による減衰率よりも該ダンパーペダルによる
    減衰率を優先させることを特徴とする請求項1記載の電
    子楽器。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記操作手段の操作量
    に応じて前記減衰率を変化させることを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の電子楽器。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記ダンパーペダルの
    操作量に応じて前記減衰率を変化させることを特徴とす
    る請求項2記載の電子楽器。
JP31577692A 1992-10-29 1992-10-29 電子楽器 Expired - Fee Related JP3252177B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31577692A JP3252177B2 (ja) 1992-10-29 1992-10-29 電子楽器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31577692A JP3252177B2 (ja) 1992-10-29 1992-10-29 電子楽器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06138876A true JPH06138876A (ja) 1994-05-20
JP3252177B2 JP3252177B2 (ja) 2002-01-28

Family

ID=18069415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31577692A Expired - Fee Related JP3252177B2 (ja) 1992-10-29 1992-10-29 電子楽器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3252177B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006301274A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 Casio Comput Co Ltd 電子楽器
JP2012203280A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Yamaha Corp 楽音信号生成装置
JP2012220861A (ja) * 2011-04-13 2012-11-12 Casio Comput Co Ltd 楽音発生装置およびプログラム
WO2020054070A1 (ja) * 2018-09-14 2020-03-19 ヤマハ株式会社 音信号生成装置、鍵盤楽器およびプログラム
CN111095395A (zh) * 2017-09-20 2020-05-01 雅马哈株式会社 声音信号生成装置、键盘乐器以及程序

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006301274A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 Casio Comput Co Ltd 電子楽器
JP2012203280A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Yamaha Corp 楽音信号生成装置
JP2012220861A (ja) * 2011-04-13 2012-11-12 Casio Comput Co Ltd 楽音発生装置およびプログラム
CN111095395A (zh) * 2017-09-20 2020-05-01 雅马哈株式会社 声音信号生成装置、键盘乐器以及程序
CN111095395B (zh) * 2017-09-20 2023-07-04 雅马哈株式会社 声音信号生成装置、键盘乐器以及记录介质
WO2020054070A1 (ja) * 2018-09-14 2020-03-19 ヤマハ株式会社 音信号生成装置、鍵盤楽器およびプログラム
JPWO2020054070A1 (ja) * 2018-09-14 2021-08-30 ヤマハ株式会社 音信号生成装置、鍵盤楽器およびプログラム
US11961499B2 (en) 2018-09-14 2024-04-16 Yamaha Corporation Sound signal generation device, keyboard instrument and sound signal generation method

Also Published As

Publication number Publication date
JP3252177B2 (ja) 2002-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7331746B2 (ja) 電子鍵盤楽器、楽音発生方法及びプログラム
JP3214013B2 (ja) 電子楽器
JP4978993B2 (ja) 楽音発生装置
JP3252177B2 (ja) 電子楽器
JPH06202654A (ja) 電子楽器
JP5305483B2 (ja) 楽音発生装置
JP2698942B2 (ja) 楽音発生装置
JP3419563B2 (ja) 楽音信号のレベル制御装置
CN116134510B (zh) 电子乐器、电子乐器的控制方法和程序产品
JP4785052B2 (ja) 楽音発生装置
JP2001356769A (ja) 電子楽器
JPH07210157A (ja) 電子楽器
JPH096343A (ja) 楽音信号発生装置
JP3034398B2 (ja) 電子楽器の制御装置
JPH0566773A (ja) 電子楽器
JPH06242781A (ja) 電子楽器
JP3706371B2 (ja) 楽音信号の周波数特性制御装置及び周波数特性制御方法
JP2953217B2 (ja) 電子楽器
JPH0266597A (ja) 楽音合成装置及び楽音合成方法
JPH10319949A (ja) 電子楽器
JP2000298482A (ja) 電子楽器およびこれに用いる音源装置
JPH06149245A (ja) 電子楽器
JPH08137473A (ja) 電子楽器のエクスプレッションペダル装置
JPH06250650A (ja) 電子楽器
JPH0498291A (ja) 電子楽器

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071122

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees