JPH06140018A - アルカリ電池用セパレータ及びその製造方法 - Google Patents
アルカリ電池用セパレータ及びその製造方法Info
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- JPH06140018A JPH06140018A JP4288573A JP28857392A JPH06140018A JP H06140018 A JPH06140018 A JP H06140018A JP 4288573 A JP4288573 A JP 4288573A JP 28857392 A JP28857392 A JP 28857392A JP H06140018 A JPH06140018 A JP H06140018A
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- Japan
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- surfactant
- porous body
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- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/40—Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
- H01M50/409—Separators, membranes or diaphragms characterised by the material
- H01M50/411—Organic material
- H01M50/414—Synthetic resins, e.g. thermoplastics or thermosetting resins
- H01M50/417—Polyolefins
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Cell Separators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】発煙硫酸または濃硫酸を接触させてスルホン化
処理した後に界面活性剤を付与したポリオレフィン製多
孔体をアルカリ電池用セパレータとして用いることによ
り、活物質の利用率を向上させ寿命特性に優れたアルカ
リ電池を得る。 【構成】厚さ0.15mm多孔度約60%のポリプロピ
レン不織布を5%発煙硫酸を含む濃硫酸に室温で7分間
浸漬する。その後、遠心分離機で硫酸を除去し水洗乾燥
する。この処理で不織布は白色から薄い褐色に変わる。
これに市販の中性界面活性剤(アルキルエーテル硫酸エ
ステルナトリウム)の0.1%水溶液を付与し、100
℃で加熱乾燥してセパレータを得る。
処理した後に界面活性剤を付与したポリオレフィン製多
孔体をアルカリ電池用セパレータとして用いることによ
り、活物質の利用率を向上させ寿命特性に優れたアルカ
リ電池を得る。 【構成】厚さ0.15mm多孔度約60%のポリプロピ
レン不織布を5%発煙硫酸を含む濃硫酸に室温で7分間
浸漬する。その後、遠心分離機で硫酸を除去し水洗乾燥
する。この処理で不織布は白色から薄い褐色に変わる。
これに市販の中性界面活性剤(アルキルエーテル硫酸エ
ステルナトリウム)の0.1%水溶液を付与し、100
℃で加熱乾燥してセパレータを得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はニッケル−カドミウム電
池、ニッケル−水素電池などのアルカリ電池に用いるセ
パレータ及びその製造方法に関する。
池、ニッケル−水素電池などのアルカリ電池に用いるセ
パレータ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の電源として使われる蓄電池として
鉛電池とアルカリ電池がある。このうちアルカリ電池は
高信頼性が期待でき、小形軽量化も可能などの理由で小
型電池は各種ポータブル機器用に、大型は産業として広
く使われてきた。
鉛電池とアルカリ電池がある。このうちアルカリ電池は
高信頼性が期待でき、小形軽量化も可能などの理由で小
型電池は各種ポータブル機器用に、大型は産業として広
く使われてきた。
【0003】このアルカリ蓄電池において、負極の活物
質としてはカドミウムの亜鉛、鉄、水素などが対象とな
っている。正極としては一部空気極や酸化銀極なども取
り上げられているがほとんどの場合ニッケル極である。
ポケット式から焼結式に代わって特性が向上し、さらに
密閉化が可能になるとともに用途も広がった。焼結式の
他に高容量の発泡式それにフェルト式などが取り上げら
れ実用化されている。
質としてはカドミウムの亜鉛、鉄、水素などが対象とな
っている。正極としては一部空気極や酸化銀極なども取
り上げられているがほとんどの場合ニッケル極である。
ポケット式から焼結式に代わって特性が向上し、さらに
密閉化が可能になるとともに用途も広がった。焼結式の
他に高容量の発泡式それにフェルト式などが取り上げら
れ実用化されている。
【0004】セパレータとしては、おもにポリアミドの
繊維布、不織布さらにこれらとセロファンやポリビニル
アルコールフィルムなどとの併用が採用されてきた。最
近とくに耐アルカリ性や耐酸化性の点でポリオレフィン
製の繊維布や不織布が一部用いられてきた。なお密閉形
ではガスの透過が必要なのでフィルム状セパレータは好
ましくなく、また電解液の含浸性の点で好ましい不織布
が一般的である。
繊維布、不織布さらにこれらとセロファンやポリビニル
アルコールフィルムなどとの併用が採用されてきた。最
近とくに耐アルカリ性や耐酸化性の点でポリオレフィン
製の繊維布や不織布が一部用いられてきた。なお密閉形
ではガスの透過が必要なのでフィルム状セパレータは好
ましくなく、また電解液の含浸性の点で好ましい不織布
が一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】セパレータとしては、
電気抵抗が低く、耐アルカリ性や耐酸化性に優れ、さら
に電解液の含浸性がよいなどが要望され、それに密閉形
ではガスの透過が必要である。
電気抵抗が低く、耐アルカリ性や耐酸化性に優れ、さら
に電解液の含浸性がよいなどが要望され、それに密閉形
ではガスの透過が必要である。
【0006】そこでこれらの条件を満たすものとしてポ
リアミドの繊維布、不織布さらにこれらとセロファンや
ポリビニルアルコールフィルムなどとの併用が採用され
てきた。しかし耐アルカリ性や耐酸化性の点で問題があ
るところからポリオレフィン製の繊維布や不織布が一部
用いられてきた。ところがポリオレフィン製の繊維布や
不織布は電解液の含浸性の点で不十分であり、その製法
上含まれている界面活性剤は耐電解液性や耐酸化性に劣
るために長期にわたって親液性を維持できない。そこで
ポリオレフイン多孔体を発煙硫酸や濃硫酸で処理するこ
とで親電解液性を向上させてきた。
リアミドの繊維布、不織布さらにこれらとセロファンや
ポリビニルアルコールフィルムなどとの併用が採用され
てきた。しかし耐アルカリ性や耐酸化性の点で問題があ
るところからポリオレフィン製の繊維布や不織布が一部
用いられてきた。ところがポリオレフィン製の繊維布や
不織布は電解液の含浸性の点で不十分であり、その製法
上含まれている界面活性剤は耐電解液性や耐酸化性に劣
るために長期にわたって親液性を維持できない。そこで
ポリオレフイン多孔体を発煙硫酸や濃硫酸で処理するこ
とで親電解液性を向上させてきた。
【0007】ところが親電解液性を向上させるためにこ
れら発煙硫酸や濃硫酸で極端な処理を行なうことはポリ
オレフィン製の繊維を用いた織物、編み物、不織布など
の布帛でも変質し強度の低下が生じるうえ、とくに工程
が煩雑でコストアップになるという問題があった。
れら発煙硫酸や濃硫酸で極端な処理を行なうことはポリ
オレフィン製の繊維を用いた織物、編み物、不織布など
の布帛でも変質し強度の低下が生じるうえ、とくに工程
が煩雑でコストアップになるという問題があった。
【0008】本発明は、前記従来の問題を解決するた
め、強度低下を防止し、工程を簡略化させてコストの安
いアルカリ電池用セパレータ及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
め、強度低下を防止し、工程を簡略化させてコストの安
いアルカリ電池用セパレータ及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のアルカリ電池用セパレータは、スルホン化
処理されたポリオレフィン製多孔体を用いたアルカリ電
池用セパレータであって、前記多孔体中に界面活性剤が
存在していることを特徴とする。
め、本発明のアルカリ電池用セパレータは、スルホン化
処理されたポリオレフィン製多孔体を用いたアルカリ電
池用セパレータであって、前記多孔体中に界面活性剤が
存在していることを特徴とする。
【0010】次に本発明のアルカリ電池用セパレータの
製造方法は、ポリオレフィン製多孔体に発煙硫酸または
濃硫酸を接触させてスルホン化処理したアルカリ電池用
セパレータの製造方法であって、前記スルホン化処理後
に界面活性剤を付与することを特徴とする。
製造方法は、ポリオレフィン製多孔体に発煙硫酸または
濃硫酸を接触させてスルホン化処理したアルカリ電池用
セパレータの製造方法であって、前記スルホン化処理後
に界面活性剤を付与することを特徴とする。
【0011】前記構成においては、ポリオレフィン製多
孔体がポリプロピレン製不織布であることが好ましい。
孔体がポリプロピレン製不織布であることが好ましい。
【0012】
【作用】前記本発明の構成によれば、セパレーターの多
孔体中に界面活性剤が存在しているので、発煙硫酸及び
/または濃硫酸で強度の極端な低下がない程度でポリオ
レフィン製多孔体を処理することができる。そして、ス
ルホン化処理と界面活性剤の存在による相乗効果によ
り、電解液の濡れ性(含浸性)を良好にすることができ
る。また、密閉型電池の場合は、いったん電解液が電池
セパレータ内に含浸された後は電解液は移動することが
ないかまたはきわめて少ないので、界面活性剤はセパレ
ータ中からあまり移動することはない。なおポリオレフ
ィン製多孔体としては、ポリエチレンやポリプロピレン
製が一般的であり耐熱性も考慮にいれ、価格も考えると
ポリプロピレン不織布がよい。
孔体中に界面活性剤が存在しているので、発煙硫酸及び
/または濃硫酸で強度の極端な低下がない程度でポリオ
レフィン製多孔体を処理することができる。そして、ス
ルホン化処理と界面活性剤の存在による相乗効果によ
り、電解液の濡れ性(含浸性)を良好にすることができ
る。また、密閉型電池の場合は、いったん電解液が電池
セパレータ内に含浸された後は電解液は移動することが
ないかまたはきわめて少ないので、界面活性剤はセパレ
ータ中からあまり移動することはない。なおポリオレフ
ィン製多孔体としては、ポリエチレンやポリプロピレン
製が一般的であり耐熱性も考慮にいれ、価格も考えると
ポリプロピレン不織布がよい。
【0013】次に本発明の製造方法の構成によれば、ま
ず発煙硫酸及び/または濃硫酸で強度の極端な低下がな
い程度でポリオレフィン製多孔体を処理して親電解液性
を向上させる。これは、ポリオレフィンのなかにスルホ
ン基が形成することによると思われる。その後これに界
面活性剤を添加する。ポリエチレンやポリプロピレン製
不織布は、すでに説明したようにその製造過程で界面活
性剤が使用されているので市販のこれら不織布には含ま
れている。しかしポリオレフィンを発煙硫酸や濃硫酸処
理する過程で破壊したり、水洗もあるので界面活性剤は
除かれてしまう。発煙硫酸あるいは濃硫酸で強度の極端
な低下がない程度の処理ではとくに電解液量のバランス
が必要な親電解液を十分持たせることはできないが、両
処理の併用でこれが可能になる。
ず発煙硫酸及び/または濃硫酸で強度の極端な低下がな
い程度でポリオレフィン製多孔体を処理して親電解液性
を向上させる。これは、ポリオレフィンのなかにスルホ
ン基が形成することによると思われる。その後これに界
面活性剤を添加する。ポリエチレンやポリプロピレン製
不織布は、すでに説明したようにその製造過程で界面活
性剤が使用されているので市販のこれら不織布には含ま
れている。しかしポリオレフィンを発煙硫酸や濃硫酸処
理する過程で破壊したり、水洗もあるので界面活性剤は
除かれてしまう。発煙硫酸あるいは濃硫酸で強度の極端
な低下がない程度の処理ではとくに電解液量のバランス
が必要な親電解液を十分持たせることはできないが、両
処理の併用でこれが可能になる。
【0014】つまり電解液を注入した際に親液性が少な
いとガスの透過性がよいので充電時でのガス吸収には適
しているが、セパレータに電解液が少ないので肝心の放
電特性や寿命の点で問題にならない。界面活性剤で補助
的に親液性を向上させることで極端な硫酸処理の場合よ
りもむしろセパレータが電解液で濡れやすくなり、電極
への均一な浸透も問題がなく性能が向上し、ガス吸収特
性の低下もない。
いとガスの透過性がよいので充電時でのガス吸収には適
しているが、セパレータに電解液が少ないので肝心の放
電特性や寿命の点で問題にならない。界面活性剤で補助
的に親液性を向上させることで極端な硫酸処理の場合よ
りもむしろセパレータが電解液で濡れやすくなり、電極
への均一な浸透も問題がなく性能が向上し、ガス吸収特
性の低下もない。
【0015】
【実施例】以下実施例を用いて本発明をさらに具体的に
説明する。まずスルホン化処理は、発煙硫酸及び/また
は濃硫酸で強度の極端な低下がない程度でポリオレフィ
ン製多孔体を処理する。
説明する。まずスルホン化処理は、発煙硫酸及び/また
は濃硫酸で強度の極端な低下がない程度でポリオレフィ
ン製多孔体を処理する。
【0016】次に本発明において使用することができる
界面活性剤は、たとえば陰イオン界面活性剤、陽イオン
界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤など
いずれのものであってもよい。界面活性剤の付与量は、
とくに制限はないが、不織布に対して数ppm〜数wt%
程度である。
界面活性剤は、たとえば陰イオン界面活性剤、陽イオン
界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤など
いずれのものであってもよい。界面活性剤の付与量は、
とくに制限はないが、不織布に対して数ppm〜数wt%
程度である。
【0017】実施例1 市販の厚さ0.15mm多孔度約60%のポリプロピレ
ン不織布を5%発煙硫酸を含む濃硫酸に室温で7分間浸
漬した。その後、遠心分離機で硫酸を除去し水洗乾燥し
た。この処理で不織布は白色から薄い褐色に変わった。
これに市販の中性界面活性剤(アルキルエーテル硫酸エ
ステルナトリウム)の0.1%水溶液を付与した。次に
100℃で加熱乾燥してセパレータを得た。
ン不織布を5%発煙硫酸を含む濃硫酸に室温で7分間浸
漬した。その後、遠心分離機で硫酸を除去し水洗乾燥し
た。この処理で不織布は白色から薄い褐色に変わった。
これに市販の中性界面活性剤(アルキルエーテル硫酸エ
ステルナトリウム)の0.1%水溶液を付与した。次に
100℃で加熱乾燥してセパレータを得た。
【0018】次に水酸化ニッケル粉末、コバルト粉末そ
れにニッケル粉末を充填した公知の発泡式ニッケル極を
正極に、負極としてペースト式MmNi系水素吸蔵合金
極を用いて密閉形ニッケル−水素蓄電池を構成した。電
解液として比重1.30の苛性カリ水溶液に30g/l
の水酸化リチウムを溶解して用いた。電池はSubC型
である。この電池をAとする。
れにニッケル粉末を充填した公知の発泡式ニッケル極を
正極に、負極としてペースト式MmNi系水素吸蔵合金
極を用いて密閉形ニッケル−水素蓄電池を構成した。電
解液として比重1.30の苛性カリ水溶液に30g/l
の水酸化リチウムを溶解して用いた。電池はSubC型
である。この電池をAとする。
【0019】つぎに比較のために発煙硫酸に浸漬し、界
面活性剤の添加を省略し他はAと同じ製法で得られた電
池をBとして加えた。まず初期の放電電圧と容量を比較
した。電池は10セルずつ用い0.2Cで容量の130
%定電流充電後、0.5Cで0.9Vまでの定電流放電
を行なったところ、平均電圧はいずれも1.22〜1.
23Vで差はなかった。放電容量はAが2.75〜2.
80Ahであり、Bは2.69〜2.77Ahであっ
た。
面活性剤の添加を省略し他はAと同じ製法で得られた電
池をBとして加えた。まず初期の放電電圧と容量を比較
した。電池は10セルずつ用い0.2Cで容量の130
%定電流充電後、0.5Cで0.9Vまでの定電流放電
を行なったところ、平均電圧はいずれも1.22〜1.
23Vで差はなかった。放電容量はAが2.75〜2.
80Ahであり、Bは2.69〜2.77Ahであっ
た。
【0020】つぎに両電池それぞれ10セル用い、とく
に寿命特性を比較した。20℃で0.5Cで容量の12
5%定電流充電後、0.5Cで0.9Vまでの放電の条
件で充放電を繰り返した。10サイクル時の容量をそれ
ぞれ100とした場合、300サイクルでAは平均98
%であったのに対して、Bでは平均95%であった。さ
らに600サイクルでAが94%であったのに対して、
Bでは87%であった。このようにAは寿命の点で優れ
ていた。
に寿命特性を比較した。20℃で0.5Cで容量の12
5%定電流充電後、0.5Cで0.9Vまでの放電の条
件で充放電を繰り返した。10サイクル時の容量をそれ
ぞれ100とした場合、300サイクルでAは平均98
%であったのに対して、Bでは平均95%であった。さ
らに600サイクルでAが94%であったのに対して、
Bでは87%であった。このようにAは寿命の点で優れ
ていた。
【0021】実施例2 市販の厚さ0.15mm多孔度約60%のポリプロピレ
ン不織布を市販の95%硫酸に105℃で1時間浸漬す
る。遠心分離機で硫酸を除去し水洗乾燥した。この処理
で不織布は白色から黒色に変わった。これに市販の中性
界面活性剤(アルキルエーテル硫酸エステルナトリウ
ム)の1%水溶液添加して100℃で加熱乾燥してセパ
レータを得た。
ン不織布を市販の95%硫酸に105℃で1時間浸漬す
る。遠心分離機で硫酸を除去し水洗乾燥した。この処理
で不織布は白色から黒色に変わった。これに市販の中性
界面活性剤(アルキルエーテル硫酸エステルナトリウ
ム)の1%水溶液添加して100℃で加熱乾燥してセパ
レータを得た。
【0022】実施例1同様公知の発泡式ニッケル極を正
極に、負極としてペ−スト式カドミウム極を用いて密閉
形ニッケル−カドミウム蓄電池を構成した。電解液とし
て比重1.30の苛性カリ水溶液に25g/lの水酸化
リチウムを溶解して用いた。電池はSubC型である。
この電池をCとする。つぎに比較のために発煙硫酸に浸
漬し、活性剤の添加を省略し他はCと同じ製法で得られ
た電池をDとして加えた。
極に、負極としてペ−スト式カドミウム極を用いて密閉
形ニッケル−カドミウム蓄電池を構成した。電解液とし
て比重1.30の苛性カリ水溶液に25g/lの水酸化
リチウムを溶解して用いた。電池はSubC型である。
この電池をCとする。つぎに比較のために発煙硫酸に浸
漬し、活性剤の添加を省略し他はCと同じ製法で得られ
た電池をDとして加えた。
【0023】まず初期の放電電圧と容量を比較した。電
池は10セル用い5時間率で容量の130%定電流充電
後、1.0Aで0.9Vまでの定電流放電を行なったと
ころ、平均電圧はいずれも1.22〜1.23Vで差は
なかった。放電容量はCが2.73〜2.78Ahであ
り、Dは2.69.〜2.76Ahであった。
池は10セル用い5時間率で容量の130%定電流充電
後、1.0Aで0.9Vまでの定電流放電を行なったと
ころ、平均電圧はいずれも1.22〜1.23Vで差は
なかった。放電容量はCが2.73〜2.78Ahであ
り、Dは2.69.〜2.76Ahであった。
【0024】つぎに両電池それぞれ10セル用い、とく
に寿命特性を比較した。20℃で0.5Cで容量の12
5%定電流充電後、0.5C0.9Vまでの放電の条件
で充放電を繰り返した。10サイクル時の容量をそれぞ
れ100とした場合、300サイクルでCは平均96%
であったのに対してDでは平均92%であった。さらに
600サイクルでCが91%であったのに対してDでは
82%であった。このようにCは寿命の点で優れてい
た。
に寿命特性を比較した。20℃で0.5Cで容量の12
5%定電流充電後、0.5C0.9Vまでの放電の条件
で充放電を繰り返した。10サイクル時の容量をそれぞ
れ100とした場合、300サイクルでCは平均96%
であったのに対してDでは平均92%であった。さらに
600サイクルでCが91%であったのに対してDでは
82%であった。このようにCは寿命の点で優れてい
た。
【0025】なおいずれの実施例の場合も発煙硫酸や濃
硫酸による処理を実施例よりも極端に行なうことは工程
が煩雑になり不織布の強度が低下した。
硫酸による処理を実施例よりも極端に行なうことは工程
が煩雑になり不織布の強度が低下した。
【0026】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、セ
パレータの多孔体中に界面活性剤が存在しているので、
発煙硫酸及び/または濃硫酸で強度の極端な低下がない
程度でポリオレフィン製多孔体を処理することができ
る。そして、スルホン化処理と界面活性剤の存在による
相乗効果により、電解液の濡れ性(含浸性)を良好にす
ることができる。
パレータの多孔体中に界面活性剤が存在しているので、
発煙硫酸及び/または濃硫酸で強度の極端な低下がない
程度でポリオレフィン製多孔体を処理することができ
る。そして、スルホン化処理と界面活性剤の存在による
相乗効果により、電解液の濡れ性(含浸性)を良好にす
ることができる。
【0027】また本発明の製造方法によれば、発煙硫酸
及び/または濃硫酸でポリオレフィン製多孔体を処理
し、その後これに界面活性剤溶液を含浸して得られたセ
パレータを用いることにより、ガス吸収特性の劣化がな
く活物質の利用率が向上し、長寿命のアルカリ電池が得
られる。
及び/または濃硫酸でポリオレフィン製多孔体を処理
し、その後これに界面活性剤溶液を含浸して得られたセ
パレータを用いることにより、ガス吸収特性の劣化がな
く活物質の利用率が向上し、長寿命のアルカリ電池が得
られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 庸一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 スルホン化処理されたポリオレフィン製
多孔体を用いたアルカリ電池用セパレータであって、前
記多孔体中に界面活性剤が存在していることを特徴とす
るアルカリ電池用セパレータ。 - 【請求項2】 ポリオレフィン製多孔体に発煙硫酸また
は濃硫酸を接触させてスルホン化処理したアルカリ電池
用セパレータの製造方法であって、前記スルホン化処理
後に界面活性剤を付与することを特徴とするアルカリ電
池用セパレータの製造方法。 - 【請求項3】 ポリオレフィン製多孔体がポリプロピレ
ン製不織布である請求項1に記載のアルカリ電池用セパ
レータまたは請求項2に記載のアルカリ電池用セパレー
タの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4288573A JPH06140018A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | アルカリ電池用セパレータ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4288573A JPH06140018A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | アルカリ電池用セパレータ及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06140018A true JPH06140018A (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=17732016
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4288573A Pending JPH06140018A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | アルカリ電池用セパレータ及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06140018A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007207525A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Sanyo Electric Co Ltd | ニッケル水素蓄電池 |
| JP2009218047A (ja) * | 2008-03-10 | 2009-09-24 | Nippon Kodoshi Corp | アルカリ蓄電池用セパレータ及びその製造方法、アルカリ蓄電池 |
| JP2009218048A (ja) * | 2008-03-10 | 2009-09-24 | Nippon Kodoshi Corp | アルカリ蓄電池用セパレータ及びその製造方法、アルカリ蓄電池 |
| CN102903877A (zh) * | 2011-07-28 | 2013-01-30 | 三菱制纸株式会社 | 电池用隔板 |
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1992
- 1992-10-27 JP JP4288573A patent/JPH06140018A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007207525A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Sanyo Electric Co Ltd | ニッケル水素蓄電池 |
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