JPH06140367A - ドライエッチング方法 - Google Patents
ドライエッチング方法Info
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- JPH06140367A JPH06140367A JP28888592A JP28888592A JPH06140367A JP H06140367 A JPH06140367 A JP H06140367A JP 28888592 A JP28888592 A JP 28888592A JP 28888592 A JP28888592 A JP 28888592A JP H06140367 A JPH06140367 A JP H06140367A
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- etching
- layer
- sulfur
- refractory metal
- metal layer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 W層のドライエッチングにおいて、オーバー
エッチング時の異方性の劣化を防止する。 【構成】 S2 F2 ガスを用いてW層3をエッチングす
ると、放電解離条件下で放出されるS(イオウ)がパタ
ーン側壁面にS堆積層5を形成し、この側壁保護効果に
より異方性形状を有するW配線パターン3aが形成され
る。Sの堆積は気相中から継続的に行われるので、オー
バーエッチング時に過剰なF* が側方マイグレーション
を起こしても、上記異方性形状は劣化しない。さらに下
地の密着層としてN原子を含有するTiN密着層2を用
いることにより、その露出面を窒化イオウ系堆積層6で
被覆することができ、下地選択性が向上する。S2 F2
にH 2 等を添加すればSの堆積を促進でき、N2 を添加
すれば気相中からもパターン側壁面上にも窒化イオウ系
堆積層6を形成することができる。
エッチング時の異方性の劣化を防止する。 【構成】 S2 F2 ガスを用いてW層3をエッチングす
ると、放電解離条件下で放出されるS(イオウ)がパタ
ーン側壁面にS堆積層5を形成し、この側壁保護効果に
より異方性形状を有するW配線パターン3aが形成され
る。Sの堆積は気相中から継続的に行われるので、オー
バーエッチング時に過剰なF* が側方マイグレーション
を起こしても、上記異方性形状は劣化しない。さらに下
地の密着層としてN原子を含有するTiN密着層2を用
いることにより、その露出面を窒化イオウ系堆積層6で
被覆することができ、下地選択性が向上する。S2 F2
にH 2 等を添加すればSの堆積を促進でき、N2 を添加
すれば気相中からもパターン側壁面上にも窒化イオウ系
堆積層6を形成することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造等に適
用されるドライエッチング方法に関し、特に高融点金属
層のエッチングにおいて高選択性、高異方性、低汚染性
等を達成する方法に関する。
用されるドライエッチング方法に関し、特に高融点金属
層のエッチングにおいて高選択性、高異方性、低汚染性
等を達成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、半導体装置の配線材料として
はアルミニウム(Al)系材料が最も広く利用されてき
た。このAl系材料については、Si基板に対するアル
ミ・スパイク発生を防止するためにSiを添加したり、
あるいはストレスマイグレーション対策としてCuを添
加したり、さらにあるいはバリヤメタルとの積層構造を
採用することによりエレクトロマイグレーション耐性や
ストレスマイグレーション耐性を高める等、信頼性を向
上させるための様々な工夫がなされてきた。
はアルミニウム(Al)系材料が最も広く利用されてき
た。このAl系材料については、Si基板に対するアル
ミ・スパイク発生を防止するためにSiを添加したり、
あるいはストレスマイグレーション対策としてCuを添
加したり、さらにあるいはバリヤメタルとの積層構造を
採用することによりエレクトロマイグレーション耐性や
ストレスマイグレーション耐性を高める等、信頼性を向
上させるための様々な工夫がなされてきた。
【0003】しかし、VLSI,ULSI等にみられる
ように半導体装置の高集積化および高性能化が急速する
に伴い、最小線幅が0.5μm以下のレベルの微細な半
導体装置では、これらの工夫をもってしてもAl系配線
の信頼性低下を克服することが難しくなってきている。
かかる背景から近年、タングステン(W),モリブデン
(Mo),タンタル(Ta)等からなる高融点金属層を
配線材料層として用いることが検討されている。この高
融点金属層は、スパッタリングやCVD等の方法で成膜
された後、レジスト・マスクを用いてエッチングを行う
ことにより所定の形状にパターニングされる。
ように半導体装置の高集積化および高性能化が急速する
に伴い、最小線幅が0.5μm以下のレベルの微細な半
導体装置では、これらの工夫をもってしてもAl系配線
の信頼性低下を克服することが難しくなってきている。
かかる背景から近年、タングステン(W),モリブデン
(Mo),タンタル(Ta)等からなる高融点金属層を
配線材料層として用いることが検討されている。この高
融点金属層は、スパッタリングやCVD等の方法で成膜
された後、レジスト・マスクを用いてエッチングを行う
ことにより所定の形状にパターニングされる。
【0004】これらの高融点金属のなかでも代表格であ
るWの場合、そのエッチングは通常、F* (フッ素ラジ
カル)を主エッチング種として用いる条件下で行われ
る。これは、エッチング反応生成物の蒸気圧を考慮する
と、W層はWFx (フッ化タングステン)の形で除去す
るのが最も容易だからである。たとえば、第39回応用
物理学関係連合講演会(1992年春季年会)講演予稿
集p.503,講演番号28p−NC−1には、RFバ
イアス印加型の有磁場マイクロ波プラズマ・エッチング
装置を用いてウェハを−30℃に冷却しながら、SF6
ガスを用いてW層をエッチングした例が報告されてい
る。
るWの場合、そのエッチングは通常、F* (フッ素ラジ
カル)を主エッチング種として用いる条件下で行われ
る。これは、エッチング反応生成物の蒸気圧を考慮する
と、W層はWFx (フッ化タングステン)の形で除去す
るのが最も容易だからである。たとえば、第39回応用
物理学関係連合講演会(1992年春季年会)講演予稿
集p.503,講演番号28p−NC−1には、RFバ
イアス印加型の有磁場マイクロ波プラズマ・エッチング
装置を用いてウェハを−30℃に冷却しながら、SF6
ガスを用いてW層をエッチングした例が報告されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、W層の
エッチングに関しては、再現性の高い異方性ドライエッ
チング方法、特にオーバーエッチング時における異方性
形状の劣化や選択性の不足等の問題点が十分に解決され
ているとは言えない。これらの問題点を、図2を参照し
ながら説明する。
エッチングに関しては、再現性の高い異方性ドライエッ
チング方法、特にオーバーエッチング時における異方性
形状の劣化や選択性の不足等の問題点が十分に解決され
ているとは言えない。これらの問題点を、図2を参照し
ながら説明する。
【0006】図2(a)は、半導体ウェハにおいて層間
絶縁膜11上にTiN密着層12を介してW層13が積
層され、さらにこのW層13の上にレジスト・マスク1
4が所定のパターンに形成された状態を示している。通
常のエッチング装置内では、ウェハ温度やプラズマ密度
の不均一性等に起因して1枚のウェハ上でもその領域に
よりエッチング速度が微妙に異なっている場合が多い。
ここでは、相対的にエッチング速度の速い領域を領域
a、遅い領域を領域bとする。
絶縁膜11上にTiN密着層12を介してW層13が積
層され、さらにこのW層13の上にレジスト・マスク1
4が所定のパターンに形成された状態を示している。通
常のエッチング装置内では、ウェハ温度やプラズマ密度
の不均一性等に起因して1枚のウェハ上でもその領域に
よりエッチング速度が微妙に異なっている場合が多い。
ここでは、相対的にエッチング速度の速い領域を領域
a、遅い領域を領域bとする。
【0007】いま、このような状態でF* によるラジカ
ル反応を主体とするエッチング条件で上記W層13をエ
ッチングすると、図2(b)に示されるように、エッチ
ング速度の速い領域aにおいて先にW配線パターン13
aが完成し、下地のTiN密着層12が露出する。しか
し、この時点では、エッチング速度の遅い領域bにおい
てW層13の残余部13bがまだ残っている。ここまで
の工程が、ジャストエッチング工程である。
ル反応を主体とするエッチング条件で上記W層13をエ
ッチングすると、図2(b)に示されるように、エッチ
ング速度の速い領域aにおいて先にW配線パターン13
aが完成し、下地のTiN密着層12が露出する。しか
し、この時点では、エッチング速度の遅い領域bにおい
てW層13の残余部13bがまだ残っている。ここまで
の工程が、ジャストエッチング工程である。
【0008】そこで、この残余部13bを除去するため
に、さらにエッチングを行う必要がある。この工程が、
オーバーエッチング工程である。しかし、このオーバー
エッチング工程中、エッチングすべきW層13が既に消
失している領域aではF* が相対的に過剰となり、この
F* が側方マイグーションを起こしてW配線パターン1
3aの側壁面を攻撃する。この結果、図2(c)に示さ
れるように、領域bにおいてW配線パターン13aが完
成される頃には、領域a内のW配線パターン13aはア
ンダカットや逆テーパー形状の生じたW配線パターン1
3cに変化してしまうのである。
に、さらにエッチングを行う必要がある。この工程が、
オーバーエッチング工程である。しかし、このオーバー
エッチング工程中、エッチングすべきW層13が既に消
失している領域aではF* が相対的に過剰となり、この
F* が側方マイグーションを起こしてW配線パターン1
3aの側壁面を攻撃する。この結果、図2(c)に示さ
れるように、領域bにおいてW配線パターン13aが完
成される頃には、領域a内のW配線パターン13aはア
ンダカットや逆テーパー形状の生じたW配線パターン1
3cに変化してしまうのである。
【0009】一方、選択性の不足は、上述のようなラジ
カル反応を主体とするエッチング・プロセスにおいて高
異方性を達成しようとする場合に、必ず行き当たる問題
点である。一般に、等方的なラジカル反応を主体として
エッチングが進行するようなプロセスでは、異方性形状
を得るために入射イオン・エネルギーをある程度高める
ことが必要である。これは、方向性を有するイオンの運
動エネルギーでラジカル反応をアシストすると共に、イ
オン・スパッタ作用により生成するレジスト・マスクの
分解生成物を側壁保護膜として利用するためである。し
かし、このことは、下地材料層やレジスト・マスクに対
する選択性を必然的に低下させる上、パーティクル汚染
を増大させる原因ともなってしまう。
カル反応を主体とするエッチング・プロセスにおいて高
異方性を達成しようとする場合に、必ず行き当たる問題
点である。一般に、等方的なラジカル反応を主体として
エッチングが進行するようなプロセスでは、異方性形状
を得るために入射イオン・エネルギーをある程度高める
ことが必要である。これは、方向性を有するイオンの運
動エネルギーでラジカル反応をアシストすると共に、イ
オン・スパッタ作用により生成するレジスト・マスクの
分解生成物を側壁保護膜として利用するためである。し
かし、このことは、下地材料層やレジスト・マスクに対
する選択性を必然的に低下させる上、パーティクル汚染
を増大させる原因ともなってしまう。
【0010】そこで本発明は、W層に代表される高融点
金属層の高選択、高異方性エッチングを容易に実現する
方法を提供することを目的とする。
金属層の高選択、高異方性エッチングを容易に実現する
方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のドライエッチン
グ方法は、上述の目的を達成するために提案されるもの
であり、放電解離条件下でプラズマ中にハロゲン・ラジ
カルと遊離のイオウとを放出し得るエッチング・ガスを
用い、被エッチング領域にイオウ系堆積物を堆積させな
がら高融点金属層のエッチングを行うものである。
グ方法は、上述の目的を達成するために提案されるもの
であり、放電解離条件下でプラズマ中にハロゲン・ラジ
カルと遊離のイオウとを放出し得るエッチング・ガスを
用い、被エッチング領域にイオウ系堆積物を堆積させな
がら高融点金属層のエッチングを行うものである。
【0012】本発明はまた、放電解離条件下でプラズマ
中にハロゲン・ラジカルと遊離のイオウとを放出し得る
エッチング・ガスを用い、被エッチング領域にイオウ系
堆積物を堆積させながら高融点金属層のエッチングを実
質的にその層厚分だけ行うジャストエッチング工程と、
前記エッチング・ガスにH2 ,H2 S,シラン系化合物
から選ばれる少なくとも1種類のハロゲン・ラジカル消
費性化合物を添加して前記イオウ系堆積物の堆積を促進
させながら前記高融点金属層の残余部をエッチングする
オーバーエッチング工程とを有するものである。
中にハロゲン・ラジカルと遊離のイオウとを放出し得る
エッチング・ガスを用い、被エッチング領域にイオウ系
堆積物を堆積させながら高融点金属層のエッチングを実
質的にその層厚分だけ行うジャストエッチング工程と、
前記エッチング・ガスにH2 ,H2 S,シラン系化合物
から選ばれる少なくとも1種類のハロゲン・ラジカル消
費性化合物を添加して前記イオウ系堆積物の堆積を促進
させながら前記高融点金属層の残余部をエッチングする
オーバーエッチング工程とを有するものである。
【0013】本発明はまた、前記エッチング・ガスが窒
素系化合物を含み、前記イオウ系堆積物として窒化イオ
ウ系化合物を堆積させるものである。
素系化合物を含み、前記イオウ系堆積物として窒化イオ
ウ系化合物を堆積させるものである。
【0014】本発明はまた、前記高融点金属層が窒素原
子を含有する密着層の上に積層されてなり、該高融点金
属層が除去された領域では該密着層の露出面上に窒化イ
オウ系化合物を堆積させるものである。
子を含有する密着層の上に積層されてなり、該高融点金
属層が除去された領域では該密着層の露出面上に窒化イ
オウ系化合物を堆積させるものである。
【0015】本発明はさらに、前記エッチング・ガスが
S2 F2 ,SF2 ,SF4 ,S2 F 10から選ばれる少な
くとも1種類のフッ化イオウを含み、前記高融点金属層
をタングステン系材料層とするものである。
S2 F2 ,SF2 ,SF4 ,S2 F 10から選ばれる少な
くとも1種類のフッ化イオウを含み、前記高融点金属層
をタングステン系材料層とするものである。
【0016】
【作用】本発明のドライエッチング方法では、高融点金
属層のエッチング・ガスとして、放電解離条件下でプラ
ズマ中にハロゲン・ラジカルと遊離のイオウ(S)とを
放出し得る組成のガスを用いる。ここで、ハロゲン・ラ
ジカルは、高融点金属をハロゲン化物の形で除去するた
めのエッチング種である。一方のSは、昇華性物質であ
り、条件にもよるが、一般にドライエッチングが行われ
るような高真空下においてウェハの温度がおおよそ90
℃未満に制御されていれば、その表面に付着することが
できる。このとき、付着面がイオンの入射面であればS
は直ちにスパッタ除去されるので、Sはこの付着面に対
して選択性を向上させる効果を有することになる。ま
た、付着面がイオンの垂直入射が原理的に起こらないパ
ターン側壁面等であれば、Sはそのまま堆積して側壁保
護膜を形成し、異方性の達成に寄与する。
属層のエッチング・ガスとして、放電解離条件下でプラ
ズマ中にハロゲン・ラジカルと遊離のイオウ(S)とを
放出し得る組成のガスを用いる。ここで、ハロゲン・ラ
ジカルは、高融点金属をハロゲン化物の形で除去するた
めのエッチング種である。一方のSは、昇華性物質であ
り、条件にもよるが、一般にドライエッチングが行われ
るような高真空下においてウェハの温度がおおよそ90
℃未満に制御されていれば、その表面に付着することが
できる。このとき、付着面がイオンの入射面であればS
は直ちにスパッタ除去されるので、Sはこの付着面に対
して選択性を向上させる効果を有することになる。ま
た、付着面がイオンの垂直入射が原理的に起こらないパ
ターン側壁面等であれば、Sはそのまま堆積して側壁保
護膜を形成し、異方性の達成に寄与する。
【0017】このように、本発明では気相中に生成する
堆積性物質を用いて側壁保護膜を構成することができる
ので、レジスト・マスクを大きな運動エネルギーを有す
るイオンでスパッタする必要が特にない。つまり、異方
性の確保に必要な入射イオン・エネルギーを、従来のプ
ロセスよりも大幅に低減させ、これによりレジスト・マ
スクや下地材料層に対する選択性を著しく向上させるこ
とができるのである。
堆積性物質を用いて側壁保護膜を構成することができる
ので、レジスト・マスクを大きな運動エネルギーを有す
るイオンでスパッタする必要が特にない。つまり、異方
性の確保に必要な入射イオン・エネルギーを、従来のプ
ロセスよりも大幅に低減させ、これによりレジスト・マ
スクや下地材料層に対する選択性を著しく向上させるこ
とができるのである。
【0018】しかも、Sはエッチング終了後にウェハを
おおよそ90℃以上に加熱するか、O2 プラズマ・アッ
シングを行えば容易に昇華除去もしくは燃焼除去するこ
とができ、これ自身、何らパーティクル汚染源となる虞
れがない。
おおよそ90℃以上に加熱するか、O2 プラズマ・アッ
シングを行えば容易に昇華除去もしくは燃焼除去するこ
とができ、これ自身、何らパーティクル汚染源となる虞
れがない。
【0019】以上が本発明の基本的な考え方であるが、
さらにエッチング工程をジャストエッチング工程とオー
バーエッチング工程の2段階に分け、後者の工程におい
てイオウ系堆積物の堆積を促進すると、異方性形状を良
好に伊豆し、下地選択性を一層向上させることができ
る。つまり、ウェハ上の一部で下地材料層が露出し始め
た時点でイオウ系堆積物の堆積を促進すれば側壁保護効
果が強化され、この時点でハロゲン・ラジカルが過剰と
なったとしても、その側方攻撃からパターンの側壁面を
保護することができるからである。また、下地材料層の
ようなイオンの垂直入射面上でもSの付着量が増えるた
め、該下地材料層に対する選択性が向上するのである。
さらにエッチング工程をジャストエッチング工程とオー
バーエッチング工程の2段階に分け、後者の工程におい
てイオウ系堆積物の堆積を促進すると、異方性形状を良
好に伊豆し、下地選択性を一層向上させることができ
る。つまり、ウェハ上の一部で下地材料層が露出し始め
た時点でイオウ系堆積物の堆積を促進すれば側壁保護効
果が強化され、この時点でハロゲン・ラジカルが過剰と
なったとしても、その側方攻撃からパターンの側壁面を
保護することができるからである。また、下地材料層の
ようなイオンの垂直入射面上でもSの付着量が増えるた
め、該下地材料層に対する選択性が向上するのである。
【0020】上述のエッチング・ガスにさらに窒素系化
合物が添加されている場合には、プラズマ中に放出され
たS原子と窒素系化合物から放出されたN原子とが反応
して種々の窒化イオウ系化合物が生成し、一層強力な表
面保護効果を期待することができる。これら窒化イオウ
系化合物による表面保護効果については、本願出願人が
先に特願平3−301281号明細書において初めて明
らかにしているが、その中心的役割を果たす化合物はポ
リマー状のポリチアジル(SN)x である。(SN)x
はS−N−S−N−・・・の繰り返し共有結合鎖を有
し、単体のSに比べてイオンやラジカルの攻撃に対して
高い耐性を示す。しかも、エッチング終了後にはウェハ
を130℃程度に加熱するか、あるいはO2 プラズマ・
アッシングを行うことにより、容易に昇華、分解もしく
は燃焼するので、やはりパーティクル汚染源となる虞れ
がない。
合物が添加されている場合には、プラズマ中に放出され
たS原子と窒素系化合物から放出されたN原子とが反応
して種々の窒化イオウ系化合物が生成し、一層強力な表
面保護効果を期待することができる。これら窒化イオウ
系化合物による表面保護効果については、本願出願人が
先に特願平3−301281号明細書において初めて明
らかにしているが、その中心的役割を果たす化合物はポ
リマー状のポリチアジル(SN)x である。(SN)x
はS−N−S−N−・・・の繰り返し共有結合鎖を有
し、単体のSに比べてイオンやラジカルの攻撃に対して
高い耐性を示す。しかも、エッチング終了後にはウェハ
を130℃程度に加熱するか、あるいはO2 プラズマ・
アッシングを行うことにより、容易に昇華、分解もしく
は燃焼するので、やはりパーティクル汚染源となる虞れ
がない。
【0021】ところで、高融点金属層を半導体装置の配
線材料層として用いようとするならば、当然その下地材
料層は層間絶縁膜となる。この場合、高融点金属層と層
間絶縁膜との間には、両者の間の密着性を向上させるた
めに密着層を介在させることが一般化している。この密
着層としてN原子を含有する材料層を用いれば、該密着
層が露出した時点でその露出面から供給されるN原子と
プラズマ中のS原子とが反応し、上述のような窒化イオ
ウ系化合物が生成する。したがって、下地選択性を著し
く向上させることができる。
線材料層として用いようとするならば、当然その下地材
料層は層間絶縁膜となる。この場合、高融点金属層と層
間絶縁膜との間には、両者の間の密着性を向上させるた
めに密着層を介在させることが一般化している。この密
着層としてN原子を含有する材料層を用いれば、該密着
層が露出した時点でその露出面から供給されるN原子と
プラズマ中のS原子とが反応し、上述のような窒化イオ
ウ系化合物が生成する。したがって、下地選択性を著し
く向上させることができる。
【0022】なお、本発明によりエッチングされる高融
点金属層として特にW層を想定した場合には、ハロゲン
・ラジカルとしてF* を用いるプロセスが実用上最も重
要である。S2 F2 ,SF2 ,SF4 ,S2 F10の4種
類のフッ化イオウは、本願出願人が先に特開平4−84
427号公報においてSiOx 系材料層のエッチング・
ガスとして提案した化合物である。いずれも、エッチン
グ種としてF* を生成することはもちろん、従来より良
く知られたSF6 に比べて分子のS/F比(S原子数と
F原子数の比)が大きく、放電解離条件下で遊離のSを
効率良く放出する性質を有する。したがって、上記フッ
化イオウを用いることにより、イオウ系堆積物による側
壁保護とF* によるエッチング反応を、基本的に単一組
成のエッチング・ガスを用いて行うことができるわけで
ある。
点金属層として特にW層を想定した場合には、ハロゲン
・ラジカルとしてF* を用いるプロセスが実用上最も重
要である。S2 F2 ,SF2 ,SF4 ,S2 F10の4種
類のフッ化イオウは、本願出願人が先に特開平4−84
427号公報においてSiOx 系材料層のエッチング・
ガスとして提案した化合物である。いずれも、エッチン
グ種としてF* を生成することはもちろん、従来より良
く知られたSF6 に比べて分子のS/F比(S原子数と
F原子数の比)が大きく、放電解離条件下で遊離のSを
効率良く放出する性質を有する。したがって、上記フッ
化イオウを用いることにより、イオウ系堆積物による側
壁保護とF* によるエッチング反応を、基本的に単一組
成のエッチング・ガスを用いて行うことができるわけで
ある。
【0023】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
する。
する。
【0024】実施例1 本実施例は、エッチング・ガスとしてS2 F2 を用い、
パターン側壁面上に堆積するSを側壁保護膜として利用
しながらW層を異方性エッチングした例である。このプ
ロセスを、図1を参照しながら説明する。本実施例にお
いてエッチング・サンプルとして用いたウェハは、図1
(a)に示されるように、層間絶縁膜1上にTiN密着
層2を介してW層3がスパッタリング法により成膜さ
れ、さらにこのW層3の上にレジスト・マスク4が所定
のパターンに形成されたものである。ここで上記レジス
ト・マスク4は、たとえばノボラック系ポジ型フォトレ
ジスト材料の塗膜についてi線リソグラフィとアルカリ
現像処理を行うことにより、約0.35μmのパターン
幅に形成されている。
パターン側壁面上に堆積するSを側壁保護膜として利用
しながらW層を異方性エッチングした例である。このプ
ロセスを、図1を参照しながら説明する。本実施例にお
いてエッチング・サンプルとして用いたウェハは、図1
(a)に示されるように、層間絶縁膜1上にTiN密着
層2を介してW層3がスパッタリング法により成膜さ
れ、さらにこのW層3の上にレジスト・マスク4が所定
のパターンに形成されたものである。ここで上記レジス
ト・マスク4は、たとえばノボラック系ポジ型フォトレ
ジスト材料の塗膜についてi線リソグラフィとアルカリ
現像処理を行うことにより、約0.35μmのパターン
幅に形成されている。
【0025】上記のウェハをRFバイアス印加型の有磁
場マイクロ波プラズマ・エッチング装置にセットし、一
例として下記の条件でW層3をエッチングした。 S2 F2 流量 50 SCCM ガス圧 1.3 Pa マイクロ波パワー 850 W(2.45 GH
z) RFバイアス・パワー 50 W(2 MHz) ウェハ温度 −30 ℃(アルコール系冷媒
使用) このエッチング工程では、S2 F2 から解離生成するF
* によるラジカル反応が、同じくS2 F2 から生成する
Sx + ,SFx + 等のイオンの入射エネルギーにアシス
トされる機構でエッチングが進行した。さらに、S2 F
2 からはSが放出されてパターン側壁面に堆積し、図1
(b)に示されるようなS堆積層5が形成された。この
S堆積層5の側壁保護効果により、W層3のエッチング
は異方的に進行した。
場マイクロ波プラズマ・エッチング装置にセットし、一
例として下記の条件でW層3をエッチングした。 S2 F2 流量 50 SCCM ガス圧 1.3 Pa マイクロ波パワー 850 W(2.45 GH
z) RFバイアス・パワー 50 W(2 MHz) ウェハ温度 −30 ℃(アルコール系冷媒
使用) このエッチング工程では、S2 F2 から解離生成するF
* によるラジカル反応が、同じくS2 F2 から生成する
Sx + ,SFx + 等のイオンの入射エネルギーにアシス
トされる機構でエッチングが進行した。さらに、S2 F
2 からはSが放出されてパターン側壁面に堆積し、図1
(b)に示されるようなS堆積層5が形成された。この
S堆積層5の側壁保護効果により、W層3のエッチング
は異方的に進行した。
【0026】なお、この工程はウェハを低温冷却しなが
ら行われているため、上記の側壁保護効果には、エッチ
ング反応生成物であるWSx (硫化タングステン)の寄
与も一部含まれているものと考えられる。
ら行われているため、上記の側壁保護効果には、エッチ
ング反応生成物であるWSx (硫化タングステン)の寄
与も一部含まれているものと考えられる。
【0027】このエッチングの途中、エッチング速度が
相対的に速い領域Aでは、早い時期に下地のTiN密着
層2が露出した。一方のエッチング速度が相対的に遅い
領域Bでは、W層3の残余部3bがまだ残っているの
で、領域AではTiN密着層2がプラズマに曝されるこ
とになるが、この露出面は窒化イオウ系堆積層6に被覆
されることにより、効果的に保護された。この窒化イオ
ウ系堆積層6は、F* の作用によりTiN密着層2の露
出面からTi原子が引き抜かれ、この結果生成したN原
子のダングリング・ボンドに気相中のS原子が結合する
ことにより形成されたものであり、主として(SN)x
を含んでいる。
相対的に速い領域Aでは、早い時期に下地のTiN密着
層2が露出した。一方のエッチング速度が相対的に遅い
領域Bでは、W層3の残余部3bがまだ残っているの
で、領域AではTiN密着層2がプラズマに曝されるこ
とになるが、この露出面は窒化イオウ系堆積層6に被覆
されることにより、効果的に保護された。この窒化イオ
ウ系堆積層6は、F* の作用によりTiN密着層2の露
出面からTi原子が引き抜かれ、この結果生成したN原
子のダングリング・ボンドに気相中のS原子が結合する
ことにより形成されたものであり、主として(SN)x
を含んでいる。
【0028】上記エッチングは、領域BにおけるW層3
の残余部3bが除去された時点で終了した。この間、領
域Aではパターン側壁面上におけるS堆積層5の形成が
継続して行われているため、図1(c)に示されるよう
に、W配線パターン3aの異方性形状が何ら劣化するこ
とはなかった。また、領域BにおいてもTiN密着層2
の露出面上には窒化イオウ系堆積層6が形成された。
の残余部3bが除去された時点で終了した。この間、領
域Aではパターン側壁面上におけるS堆積層5の形成が
継続して行われているため、図1(c)に示されるよう
に、W配線パターン3aの異方性形状が何ら劣化するこ
とはなかった。また、領域BにおいてもTiN密着層2
の露出面上には窒化イオウ系堆積層6が形成された。
【0029】上記S堆積層5および窒化イオウ系堆積層
6は、エッチング終了後にO2 プラズマを用いてレジス
ト・マスク4をアッシングする際に図1(d)に示され
るように同時に燃焼除去され、ウェハ上に何らパーティ
クル汚染を残すことはなかった。なお、S堆積層5およ
び窒化イオウ系堆積層6は、アッシング前にウェハを1
30℃程度に加熱することにより昇華除去もしくは分解
除去しても良い。
6は、エッチング終了後にO2 プラズマを用いてレジス
ト・マスク4をアッシングする際に図1(d)に示され
るように同時に燃焼除去され、ウェハ上に何らパーティ
クル汚染を残すことはなかった。なお、S堆積層5およ
び窒化イオウ系堆積層6は、アッシング前にウェハを1
30℃程度に加熱することにより昇華除去もしくは分解
除去しても良い。
【0030】実施例2 本実施例では、同様のW層のエッチング工程をジャスト
エッチング工程とオーバーエッチング工程の2段階に分
け、後者の工程においてS2 F2 /H2 混合ガスを用い
ることによりエッチング反応系のS/F比を上昇させ、
選択性の向上を目指した。
エッチング工程とオーバーエッチング工程の2段階に分
け、後者の工程においてS2 F2 /H2 混合ガスを用い
ることによりエッチング反応系のS/F比を上昇させ、
選択性の向上を目指した。
【0031】本実施例でエッチング・サンプルとして用
いたウェハは、実施例1で用いたものと同様である。ジ
ャストエッチングは実施例1と同じ条件で行い、図1
(b)に示されるように領域AにおいてTiN密着層2
が露出した時点で終了させた。
いたウェハは、実施例1で用いたものと同様である。ジ
ャストエッチングは実施例1と同じ条件で行い、図1
(b)に示されるように領域AにおいてTiN密着層2
が露出した時点で終了させた。
【0032】続くオーバーエッチングは、一例として下
記の条件により行った。 S2 F2 流量 30 SCCM H2 流量 20 SCCM ガス圧 1.3 Pa マイクロ波パワー 850 W(2.45 GH
z) RFバイアス・パワー 50 W(2 MHz) ウェハ温度 −30 ℃ このオーバーエッチング工程では、H2 から生成したH
* がS2 F2 から生成するF* の一部を捕捉してHF
(フッ化水素)の形で除去する。このため、エッチング
機構におけるラジカル反応の寄与が低下すると共にSの
供給が促進され、パターン側壁面上におけるS堆積層5
の形成、およびTiN密着層2の露出面上における窒化
イオウ系堆積層6の形成が促進された。これにより、下
地選択性が実施例1よりもさらに向上した。
記の条件により行った。 S2 F2 流量 30 SCCM H2 流量 20 SCCM ガス圧 1.3 Pa マイクロ波パワー 850 W(2.45 GH
z) RFバイアス・パワー 50 W(2 MHz) ウェハ温度 −30 ℃ このオーバーエッチング工程では、H2 から生成したH
* がS2 F2 から生成するF* の一部を捕捉してHF
(フッ化水素)の形で除去する。このため、エッチング
機構におけるラジカル反応の寄与が低下すると共にSの
供給が促進され、パターン側壁面上におけるS堆積層5
の形成、およびTiN密着層2の露出面上における窒化
イオウ系堆積層6の形成が促進された。これにより、下
地選択性が実施例1よりもさらに向上した。
【0033】実施例3 本実施例では、オーバーエッチング工程においてS2 F
2 /H2 S混合ガスを用いることにより、選択性をなお
一層向上させた。本実施例において、ジャスト・エッチ
ングまでの工程は実施例2で上述したとおりである。
2 /H2 S混合ガスを用いることにより、選択性をなお
一層向上させた。本実施例において、ジャスト・エッチ
ングまでの工程は実施例2で上述したとおりである。
【0034】続くオーバーエッチングは、一例として下
記の条件により行った。 S2 F2 流量 30 SCCM H2 S流量 20 SCCM ガス圧 1.3 Pa マイクロ波パワー 850 W(2.45 GH
z) RFバイアス・パワー 30 W(2 MHz) ウェハ温度 −30 ℃
記の条件により行った。 S2 F2 流量 30 SCCM H2 S流量 20 SCCM ガス圧 1.3 Pa マイクロ波パワー 850 W(2.45 GH
z) RFバイアス・パワー 30 W(2 MHz) ウェハ温度 −30 ℃
【0035】ここで、S2 F2 に添加されているH2 S
は、H* の供給源であると同時に、Sの供給源でもあ
る。つまり、実施例2で用いたH2 よりもS/F比の上
昇効果がさらに大きく、効率良いSの供給が期待でき
る。このため、異方性加工に必要な入射イオン・エネル
ギーが少なくて済み、ジャストエッチング工程に比べて
RFバイアス・パワーを下げることができた。この結
果、レジスト・マスク4や下地材料層に対する選択性が
向上し、また下地材料層へのダメージを低減することが
できた。
は、H* の供給源であると同時に、Sの供給源でもあ
る。つまり、実施例2で用いたH2 よりもS/F比の上
昇効果がさらに大きく、効率良いSの供給が期待でき
る。このため、異方性加工に必要な入射イオン・エネル
ギーが少なくて済み、ジャストエッチング工程に比べて
RFバイアス・パワーを下げることができた。この結
果、レジスト・マスク4や下地材料層に対する選択性が
向上し、また下地材料層へのダメージを低減することが
できた。
【0036】実施例4 本実施例では、同様のW層のエッチングをS2 F2 /N
2 混合ガスを用いて1段階で行った。すなわち、図1
(a)に示したウェハを用い、一例として下記の条件で
W層3をエッチングした。
2 混合ガスを用いて1段階で行った。すなわち、図1
(a)に示したウェハを用い、一例として下記の条件で
W層3をエッチングした。
【0037】 S2 F2 流量 50 SCCM N2 流量 20 SCCM ガス圧 1.3 Pa マイクロ波パワー 850 W(2.45 GH
z) RFバイアス・パワー 20 W(2 MHz) ウェハ温度 0 ℃
z) RFバイアス・パワー 20 W(2 MHz) ウェハ温度 0 ℃
【0038】このエッチング過程では、S2 F2 から放
出されるS原子とN2 から放出されるN原子とがプラズ
マ中で反応して窒化イオウ系化合物を生成する。つま
り、窒化イオウ系堆積層6の形成はTiN密着層2の露
出面上のみならず、パターン側壁面上でも起こる。上記
窒化イオウ系化合物は単体のSに比べて高いエッチング
耐性を示すため、異方性加工に要する入射イオン・エネ
ルギーは実施例3よりもさらに低減させることができ
た。また、窒化イオウ系化合物は単体のSに比べて昇華
(もしくは分解)温度も高いため、先の各実施例よりも
ウェハ温度を高めた条件を採用することができた。この
ことは、ウェハの冷却所要時間の短縮や冷却系統の簡略
化を可能とし、スループットや経済性の向上に寄与す
る。
出されるS原子とN2 から放出されるN原子とがプラズ
マ中で反応して窒化イオウ系化合物を生成する。つま
り、窒化イオウ系堆積層6の形成はTiN密着層2の露
出面上のみならず、パターン側壁面上でも起こる。上記
窒化イオウ系化合物は単体のSに比べて高いエッチング
耐性を示すため、異方性加工に要する入射イオン・エネ
ルギーは実施例3よりもさらに低減させることができ
た。また、窒化イオウ系化合物は単体のSに比べて昇華
(もしくは分解)温度も高いため、先の各実施例よりも
ウェハ温度を高めた条件を採用することができた。この
ことは、ウェハの冷却所要時間の短縮や冷却系統の簡略
化を可能とし、スループットや経済性の向上に寄与す
る。
【0039】以上、本発明を4例の実施例にもとづいて
説明したが、本発明はこれら各実施例に何ら限定される
ものではない。たとえば、上述の各実施例ではW層のエ
ッチングを想定してS2 F2 をエッチング・ガスの主成
分として用いたが、本発明で限定される他の3種類のフ
ッ化イオウを用いても、基本的には同様の結果が得られ
る。
説明したが、本発明はこれら各実施例に何ら限定される
ものではない。たとえば、上述の各実施例ではW層のエ
ッチングを想定してS2 F2 をエッチング・ガスの主成
分として用いたが、本発明で限定される他の3種類のフ
ッ化イオウを用いても、基本的には同様の結果が得られ
る。
【0040】また、S原子とF* とは必ずしも同一の分
子から供給される必要はなく、たとえばH2 SとNF3
との混合ガス等を用いても良い。ハロゲン・ラジカル消
費性化合物としてはH2 ,H2 Sのみを例示したが、シ
ラン系化合物を用いた場合にも同等の結果が得られる。
窒素系化合物としては、上述のN2 の他、NF3 等を用
いることもできる。
子から供給される必要はなく、たとえばH2 SとNF3
との混合ガス等を用いても良い。ハロゲン・ラジカル消
費性化合物としてはH2 ,H2 Sのみを例示したが、シ
ラン系化合物を用いた場合にも同等の結果が得られる。
窒素系化合物としては、上述のN2 の他、NF3 等を用
いることもできる。
【0041】さらに、W層以外の高融点金属層をエッチ
ングする場合には、該高融点金属層の構成元素の種類に
応じて、エッチング反応生成物が脱離に十分な高い蒸気
圧を持ち得るよう、ハロゲン・ラジカルを選択すれば良
い。たとえば、Cl* はS3SCl2 ,S2 Cl2 ,S
Cl2 等から、またBr* はS3 Br2 ,S3 Br2,
SBr2 等から供給することができる。もちろんこの場
合も、S原子とハロゲン・ラジカルとが必ずしも同一分
子から供給される必要はない。
ングする場合には、該高融点金属層の構成元素の種類に
応じて、エッチング反応生成物が脱離に十分な高い蒸気
圧を持ち得るよう、ハロゲン・ラジカルを選択すれば良
い。たとえば、Cl* はS3SCl2 ,S2 Cl2 ,S
Cl2 等から、またBr* はS3 Br2 ,S3 Br2,
SBr2 等から供給することができる。もちろんこの場
合も、S原子とハロゲン・ラジカルとが必ずしも同一分
子から供給される必要はない。
【0042】本発明のエッチング・ガスには、スパッタ
リング効果、冷却効果、希釈効果等を得る目的でHe,
Ar等の希ガスが添加されていても構わない。
リング効果、冷却効果、希釈効果等を得る目的でHe,
Ar等の希ガスが添加されていても構わない。
【0043】N原子を含む密着層の構成材料としてはT
iNを例示したが、TiON等、他の含窒素化合物であ
っても構わない。あるいは、本来的に化合物の構成元素
としてN原子を有していなくとも、たとえばイオン注入
によりN原子が導入された材料層を用いても良い。この
他、エッチング条件、使用するエッチング装置、ウェハ
の構成等が適宜変更可能であることは言うまでもない。
iNを例示したが、TiON等、他の含窒素化合物であ
っても構わない。あるいは、本来的に化合物の構成元素
としてN原子を有していなくとも、たとえばイオン注入
によりN原子が導入された材料層を用いても良い。この
他、エッチング条件、使用するエッチング装置、ウェハ
の構成等が適宜変更可能であることは言うまでもない。
【0044】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のドライエッチング方法によれば、イオウ系堆積物に
よる側壁保護を利用しながら高異方性、高選択性、低汚
染性、低ダメージ性をもって高融点金属層をエッチング
することが可能となる。したがって、本発明は微細なデ
ザイン・ルールにもとづいて設計され、高集積度および
高性能を有する半導体装置の製造において極めて有用で
あり、特に半導体装置の配線材料層としてのW層の実用
化に道を開くものである。
明のドライエッチング方法によれば、イオウ系堆積物に
よる側壁保護を利用しながら高異方性、高選択性、低汚
染性、低ダメージ性をもって高融点金属層をエッチング
することが可能となる。したがって、本発明は微細なデ
ザイン・ルールにもとづいて設計され、高集積度および
高性能を有する半導体装置の製造において極めて有用で
あり、特に半導体装置の配線材料層としてのW層の実用
化に道を開くものである。
【図1】本発明のドライエッチング方法を適用したプロ
セス例をその工程順にしたがって示す模式的断面図であ
り、(a)はW層上にレジスト・マスクが形成されたエ
ッチング前のウェハの状態、(b)はジャストエッチン
グ工程の終了時の状態、(c)はオーバーエッチング工
程の終了時の状態、(d)はレジスト・マスク、側壁保
護膜等が除去された状態をそれぞれ表す。
セス例をその工程順にしたがって示す模式的断面図であ
り、(a)はW層上にレジスト・マスクが形成されたエ
ッチング前のウェハの状態、(b)はジャストエッチン
グ工程の終了時の状態、(c)はオーバーエッチング工
程の終了時の状態、(d)はレジスト・マスク、側壁保
護膜等が除去された状態をそれぞれ表す。
【図2】従来のドライエッチング方法における問題点を
説明するための模式的断面図であり、(a)はエッチン
グ前のウェハの状態、(b)はジャストエッチング工程
の終了時の状態、(c)はオーバーエッチング工程の終
了時においてW配線パターンの一部に断面形状の劣化が
生じた状態をそれぞれ表す。
説明するための模式的断面図であり、(a)はエッチン
グ前のウェハの状態、(b)はジャストエッチング工程
の終了時の状態、(c)はオーバーエッチング工程の終
了時においてW配線パターンの一部に断面形状の劣化が
生じた状態をそれぞれ表す。
1 ・・・層間絶縁膜 2 ・・・TiN密着層 3 ・・・W層 3a・・・W配線パターン 4 ・・・レジスト・マスク 5 ・・・S(イオウ)堆積層 6 ・・・窒化イオウ系堆積層
Claims (5)
- 【請求項1】 放電解離条件下でプラズマ中にハロゲン
・ラジカルと遊離のイオウとを放出し得るエッチング・
ガスを用い、被エッチング領域にイオウ系堆積物を堆積
させながら高融点金属層のエッチングを行うことを特徴
とするドライエッチング方法。 - 【請求項2】 放電解離条件下でプラズマ中にハロゲン
・ラジカルと遊離のイオウとを放出し得るエッチング・
ガスを用い、被エッチング領域にイオウ系堆積物を堆積
させながら高融点金属層のエッチングを実質的にその層
厚分だけ行うジャストエッチング工程と、 前記エッチング・ガスにH2 ,H2 S,シラン系化合物
から選ばれる少なくとも1種類のハロゲン・ラジカル消
費性化合物を添加して前記イオウ系堆積物の堆積を促進
させながら前記高融点金属層の残余部をエッチングする
オーバーエッチング工程とを有することを特徴とするド
ライエッチング方法。 - 【請求項3】 前記エッチング・ガスが窒素系化合物を
含み、前記イオウ系堆積物として窒化イオウ系化合物が
生成することを特徴とする請求項1または請求項2に記
載のドライエッチング方法。 - 【請求項4】 前記高融点金属層が窒素原子を含有する
密着層の上に積層されてなり、該高融点金属層が除去さ
れた領域では該密着層の露出面上に窒化イオウ系化合物
が堆積することを特徴とする請求項1ないし請求項3の
いずれか1項に記載のドライエッチング方法。 - 【請求項5】 前記エッチング・ガスがS2 F2 ,SF
2 ,SF4 ,S2 F10から選ばれる少なくとも1種類の
フッ化イオウを含み、前記高融点金属層がタングステン
系材料層であることを特徴とする請求項1ないし請求項
4のいずれか1項に記載のドライエッチング方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28888592A JPH06140367A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | ドライエッチング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28888592A JPH06140367A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | ドライエッチング方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06140367A true JPH06140367A (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=17736037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28888592A Pending JPH06140367A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | ドライエッチング方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06140367A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4898933A (en) * | 1986-11-03 | 1990-02-06 | Hoechst Aktiengesellschaft | Water-soluble fiber-reactive aminotriazine and vinylsulfone containing azo dyestuffs having carboxy- or carbamoyl pyridinium groups |
| KR100279246B1 (ko) * | 1997-12-19 | 2001-02-01 | 김영환 | 반도체 소자의 텅스텐 플러그 형성방법 |
-
1992
- 1992-10-27 JP JP28888592A patent/JPH06140367A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4898933A (en) * | 1986-11-03 | 1990-02-06 | Hoechst Aktiengesellschaft | Water-soluble fiber-reactive aminotriazine and vinylsulfone containing azo dyestuffs having carboxy- or carbamoyl pyridinium groups |
| KR100279246B1 (ko) * | 1997-12-19 | 2001-02-01 | 김영환 | 반도체 소자의 텅스텐 플러그 형성방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010717 |