JPH06314674A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH06314674A JPH06314674A JP12468993A JP12468993A JPH06314674A JP H06314674 A JPH06314674 A JP H06314674A JP 12468993 A JP12468993 A JP 12468993A JP 12468993 A JP12468993 A JP 12468993A JP H06314674 A JPH06314674 A JP H06314674A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 Br* をエッチング種とする超高選択ポリサ
イド・ゲート電極加工において、エッチング後の側壁保
護膜の酸化を防止し、その除去を容易とする。 【構成】 W−ポリサイド膜5の下層側のポリサイド膜
3をHBr/O2 混合ガスを用いてエッチングすると、
エッチング反応生成物SiBrx Oy がパターン側壁面
上に堆積して側壁保護膜7を形成し、異方性達成に寄与
する。この後、同じチャンバ内でH2 プラズマ処理を行
い、Br原子をH原子に置換して側壁保護膜7を改質す
る。改質側壁保護膜は容易にSiOx へは変化しないた
め、短時間の希フッ酸処理等により容易に除去できる。
したがって、ゲート酸化膜2の浸触が生じない。別の酸
化防止方法としては、ウェハ全面を炭素系ポリマー膜あ
るいはイオウ系材料膜でパッシベーションしても良い。
イド・ゲート電極加工において、エッチング後の側壁保
護膜の酸化を防止し、その除去を容易とする。 【構成】 W−ポリサイド膜5の下層側のポリサイド膜
3をHBr/O2 混合ガスを用いてエッチングすると、
エッチング反応生成物SiBrx Oy がパターン側壁面
上に堆積して側壁保護膜7を形成し、異方性達成に寄与
する。この後、同じチャンバ内でH2 プラズマ処理を行
い、Br原子をH原子に置換して側壁保護膜7を改質す
る。改質側壁保護膜は容易にSiOx へは変化しないた
め、短時間の希フッ酸処理等により容易に除去できる。
したがって、ゲート酸化膜2の浸触が生じない。別の酸
化防止方法としては、ウェハ全面を炭素系ポリマー膜あ
るいはイオウ系材料膜でパッシベーションしても良い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、特にシリコン系材料層のエッチングにおいて生成
する側壁保護膜の酸化を防止することにより、その除去
プロセスの負担を軽減し、下地の酸化シリコン(SiO
x )系材料層に対して高い選択性を確保する技術に関す
る。
関し、特にシリコン系材料層のエッチングにおいて生成
する側壁保護膜の酸化を防止することにより、その除去
プロセスの負担を軽減し、下地の酸化シリコン(SiO
x )系材料層に対して高い選択性を確保する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年のVLSI,ULSI等にみられる
ように半導体装置の高集積化および高性能化が進展する
に伴い、Si系材料層のエッチングにおいても、高異方
性,高速性,高選択性,低ダメージ性,低汚染性といっ
た諸要求を高いレベルで同時に満足させる技術が強く要
望されている。
ように半導体装置の高集積化および高性能化が進展する
に伴い、Si系材料層のエッチングにおいても、高異方
性,高速性,高選択性,低ダメージ性,低汚染性といっ
た諸要求を高いレベルで同時に満足させる技術が強く要
望されている。
【0003】Si系材料層のエッチングを行う各種のプ
ロセスの中でも、ポリシリコン層、高融点金属シリサイ
ド層、ポリサイド膜等のエッチングを行うMOSトラン
ジスタのゲート電極加工は、特に高精度を要するプロセ
スである。しかも、これらのSi系材料層の下地を構成
するゲート酸化膜の膜厚が、近年では動作高速化の要求
から10nm付近まで薄膜化されており、かかる薄い下
地膜に対して高選択性を維持しながら良好な異方性加工
を行うことが、重要な課題となっている。
ロセスの中でも、ポリシリコン層、高融点金属シリサイ
ド層、ポリサイド膜等のエッチングを行うMOSトラン
ジスタのゲート電極加工は、特に高精度を要するプロセ
スである。しかも、これらのSi系材料層の下地を構成
するゲート酸化膜の膜厚が、近年では動作高速化の要求
から10nm付近まで薄膜化されており、かかる薄い下
地膜に対して高選択性を維持しながら良好な異方性加工
を行うことが、重要な課題となっている。
【0004】今日まで異方性加工の主導的役割を果たし
てきた技術は、言うまでもなくRIE(反応性イオン・
エッチング)である。しかし、RIEでは加速した反応
性イオンを基板へ衝突させ、活性種との反応を促進する
機構で高異方性を確保しているため、下地選択性を大き
くとることが本質的に難しい。そこで、従来からゲート
電極加工のためのドライエッチングにおいて、高異方性
と高選択性を同時に達成するための研究が続けられてい
る。
てきた技術は、言うまでもなくRIE(反応性イオン・
エッチング)である。しかし、RIEでは加速した反応
性イオンを基板へ衝突させ、活性種との反応を促進する
機構で高異方性を確保しているため、下地選択性を大き
くとることが本質的に難しい。そこで、従来からゲート
電極加工のためのドライエッチングにおいて、高異方性
と高選択性を同時に達成するための研究が続けられてい
る。
【0005】ゲート電極加工に限らずSi系材料層のエ
ッチングに従来広く用いられてきたエッチング・ガス
は、フロンガスの通称で知られるCFC(クロロフルオ
ロカーボン)系ガスである。これは、F* (フッ素ラジ
カル)による等方的なラジカル反応をCFx + ,CCl
x + 等の入射イオン・エネルギーでアシストしながら異
方性形状を達成することが可能なガスである。この場合
の主なエッチング反応生成物は、SiFx である。しか
し、周知のように地球環境保護の見地からCFC系ガス
に対する規制が目前に迫っており、もはや将来的な実用
性はほとんど無いと言って良い。
ッチングに従来広く用いられてきたエッチング・ガス
は、フロンガスの通称で知られるCFC(クロロフルオ
ロカーボン)系ガスである。これは、F* (フッ素ラジ
カル)による等方的なラジカル反応をCFx + ,CCl
x + 等の入射イオン・エネルギーでアシストしながら異
方性形状を達成することが可能なガスである。この場合
の主なエッチング反応生成物は、SiFx である。しか
し、周知のように地球環境保護の見地からCFC系ガス
に対する規制が目前に迫っており、もはや将来的な実用
性はほとんど無いと言って良い。
【0006】かかる事情から、ゲート電極加工にC
l* ,Br* 等のエッチング種を用いるドライエッチン
グ・プロセスか提案されている。たとえば、Proce
edings of Symposium on Dr
y Process,(1988),II−4には、エッ
チング・ガスにSiCl4 を添加し、ウェハを−30℃
付近まで冷却しながらエッチングを行う技術が報告され
ている。
l* ,Br* 等のエッチング種を用いるドライエッチン
グ・プロセスか提案されている。たとえば、Proce
edings of Symposium on Dr
y Process,(1988),II−4には、エッ
チング・ガスにSiCl4 を添加し、ウェハを−30℃
付近まで冷却しながらエッチングを行う技術が報告され
ている。
【0007】また、Digest of Paper
s,1989 2nd MicroProcess C
onference,p.190には、HBrを用いた
RIEにより、n+ 型多結晶Si層の異方性エッチング
を行った例が報告されている。
s,1989 2nd MicroProcess C
onference,p.190には、HBrを用いた
RIEにより、n+ 型多結晶Si層の異方性エッチング
を行った例が報告されている。
【0008】これらの技術における主なエッチング反応
生成物は、塩化シリコン(SiClx )と臭化シリコン
(SiBrx )である。これらの生成物は、CFC系ガ
スを用いた場合に生成するSiFx よりもはるかに蒸気
圧が低い。したがって、実用的なエッチング速度を損な
わない範囲でエッチング条件を最適化すれば、これら生
成物の一部をパターン側壁面上に堆積させ、側壁保護に
利用することができる。
生成物は、塩化シリコン(SiClx )と臭化シリコン
(SiBrx )である。これらの生成物は、CFC系ガ
スを用いた場合に生成するSiFx よりもはるかに蒸気
圧が低い。したがって、実用的なエッチング速度を損な
わない範囲でエッチング条件を最適化すれば、これら生
成物の一部をパターン側壁面上に堆積させ、側壁保護に
利用することができる。
【0009】また、ゲート酸化膜(SiOx )に対して
高選択性が確保できることも、Cl* やBr* がエッチ
ング種として支持される大きな理由である。これは、原
子間結合エネルギーを比較した場合、Si−Cl結合
(402kJ/mole)およびSi−Br結合(36
8kJ/mole)がいずれもSi−O結合(464k
J/mole)よりも小さいことから説明される。
高選択性が確保できることも、Cl* やBr* がエッチ
ング種として支持される大きな理由である。これは、原
子間結合エネルギーを比較した場合、Si−Cl結合
(402kJ/mole)およびSi−Br結合(36
8kJ/mole)がいずれもSi−O結合(464k
J/mole)よりも小さいことから説明される。
【0010】特にBr* については、原子半径が大きく
自発的にSi系材料層をエッチングしないというメリッ
トがあることから、今後のポリサイド・ゲート電極加工
において必須のエッチング種になるものと考えられてい
る。
自発的にSi系材料層をエッチングしないというメリッ
トがあることから、今後のポリサイド・ゲート電極加工
において必須のエッチング種になるものと考えられてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなCl* ,Br* 等のエッチング種を用いた場合、
その超高選択性の見返りとして新たな問題が発生するこ
とが指摘されるようになってきた。その典型的な例は、
ノッチングと呼ばれる特異なパターン断面形状の発生で
ある。この問題を、図4を参照しながら説明する。
ようなCl* ,Br* 等のエッチング種を用いた場合、
その超高選択性の見返りとして新たな問題が発生するこ
とが指摘されるようになってきた。その典型的な例は、
ノッチングと呼ばれる特異なパターン断面形状の発生で
ある。この問題を、図4を参照しながら説明する。
【0012】図4は、Si基板11上にゲートSiOx
膜12を介して積層されたタングステン(W)−ポリサ
イド膜が、レジスト・マスク16を介してエッチングさ
れた状態を示している。ここで、W−ポリサイド膜の上
層側を構成するWSix 層は異方性形状を有するWSi
x パターン14aに加工されているが、下層側のポリシ
リコン・パターン13bには逆テーパー形状に加え、ゲ
ート酸化膜12とポリシリコン・パターン13bの界面
付近の切れ込み、すなわちノッチング18が生じてい
る。
膜12を介して積層されたタングステン(W)−ポリサ
イド膜が、レジスト・マスク16を介してエッチングさ
れた状態を示している。ここで、W−ポリサイド膜の上
層側を構成するWSix 層は異方性形状を有するWSi
x パターン14aに加工されているが、下層側のポリシ
リコン・パターン13bには逆テーパー形状に加え、ゲ
ート酸化膜12とポリシリコン・パターン13bの界面
付近の切れ込み、すなわちノッチング18が生じてい
る。
【0013】これは、ゲート酸化膜12が露出した以降
のオーバーエッチング時に過剰となったBr* がこのゲ
ート酸化膜12の表面で側方マイグレーションを起こ
し、ポリシリコン・パターン13bの側壁面を攻撃する
ためであると考えられている。かかるゲート電極の断面
形状の劣化は、MOSトランジスタのチャネル長を変動
させたり、あるいはLDD構造用のサイドウォールの形
成や層間絶縁膜によるゲート電極の均一な被覆を困難と
する等、デバイス特性に大きな悪影響を与えるため、未
然に防止しなければならない。
のオーバーエッチング時に過剰となったBr* がこのゲ
ート酸化膜12の表面で側方マイグレーションを起こ
し、ポリシリコン・パターン13bの側壁面を攻撃する
ためであると考えられている。かかるゲート電極の断面
形状の劣化は、MOSトランジスタのチャネル長を変動
させたり、あるいはLDD構造用のサイドウォールの形
成や層間絶縁膜によるゲート電極の均一な被覆を困難と
する等、デバイス特性に大きな悪影響を与えるため、未
然に防止しなければならない。
【0014】この場合、上述のマイグレーションそのも
のを防止することは原理的に難しいので、実用的な対策
としては、側壁保護膜を厚膜化し側壁保護効果を強化す
ることが考えられる。しかし、これでは側壁保護膜の除
去が困難となり、結果的に下地選択性の低下を招き易く
なる。この問題を、図5を参照しながら説明する。な
お、図5の参照符号は図4と一部共通である。
のを防止することは原理的に難しいので、実用的な対策
としては、側壁保護膜を厚膜化し側壁保護効果を強化す
ることが考えられる。しかし、これでは側壁保護膜の除
去が困難となり、結果的に下地選択性の低下を招き易く
なる。この問題を、図5を参照しながら説明する。な
お、図5の参照符号は図4と一部共通である。
【0015】図5(a)は、W−ポリサイド膜のエッチ
ングにおいて十分な厚さの側壁保護膜17の寄与によ
り、それぞれ異方性形状を有するWSix パターン14
aとポリシリコン・パターン13aからなるゲート電極
15aが形成された状態を示している。上記側壁保護膜
17の構成成分の主体は、塩素系エッチング・ガスを用
いた場合にはSiClx 、臭素系エッチング・ガスを用
いた場合にはSiBrxであり、さらに残留塩素や残留
臭素が含まれている。
ングにおいて十分な厚さの側壁保護膜17の寄与によ
り、それぞれ異方性形状を有するWSix パターン14
aとポリシリコン・パターン13aからなるゲート電極
15aが形成された状態を示している。上記側壁保護膜
17の構成成分の主体は、塩素系エッチング・ガスを用
いた場合にはSiClx 、臭素系エッチング・ガスを用
いた場合にはSiBrxであり、さらに残留塩素や残留
臭素が含まれている。
【0016】いま、次工程への搬送を目的としてこの状
態のウェハを大気解放すると、上記側壁保護膜17中の
ハロゲン原子が大気中の水分との反応により引き抜か
れ、側壁保護膜17の成分の少なくとも一部がSiOx
に変化し、除去しにくくなってしまう。一般に、エッチ
ング終了後の側壁保護膜の除去は、希フッ酸溶液を用い
たウェット処理、あるいはフッ素系ガスのプラズマを用
いたプラズマ処理により行われるが、上述のように側壁
保護膜の膜質が強固となっている場合には、処理時間も
当然長くなる。しかも、この側壁保護膜の構成成分の少
なくとも一部は、下地のゲート酸化膜12aと同じであ
る。この結果、下地選択性が低下し、図5(b)に示さ
れるように浸触されたゲート酸化膜12aが生じてしま
う。
態のウェハを大気解放すると、上記側壁保護膜17中の
ハロゲン原子が大気中の水分との反応により引き抜か
れ、側壁保護膜17の成分の少なくとも一部がSiOx
に変化し、除去しにくくなってしまう。一般に、エッチ
ング終了後の側壁保護膜の除去は、希フッ酸溶液を用い
たウェット処理、あるいはフッ素系ガスのプラズマを用
いたプラズマ処理により行われるが、上述のように側壁
保護膜の膜質が強固となっている場合には、処理時間も
当然長くなる。しかも、この側壁保護膜の構成成分の少
なくとも一部は、下地のゲート酸化膜12aと同じであ
る。この結果、下地選択性が低下し、図5(b)に示さ
れるように浸触されたゲート酸化膜12aが生じてしま
う。
【0017】大気開放による水分との接触を防止するた
めには、各プロセス間でウェハを別チャンバへ真空搬送
できるマルチ・チャンバ・システム(あるいはクラスタ
ー・ツール)を利用することが考えられる。たとえば、
Al配線用エッチング装置には、アフターコロージョン
防止を目的としてインライン(in−line)・アッ
シャーを備えたエッチング装置が市販されている。しか
し、ゲート加工用エッチング装置については、インライ
ン形式の後処理の考え方は一般化していない。たとえ、
インライン後処理チャンバを備えていたとしても、側壁
保護膜を後で除去し易い状態に維持しておくことは、プ
ロセスの高信頼化につながる有効な対策を提供するもの
と考えられる。もちろん、かかるインライン後処理装置
が不要となれば、エッチング装置のコストや占有面積の
増大を招くこともない。
めには、各プロセス間でウェハを別チャンバへ真空搬送
できるマルチ・チャンバ・システム(あるいはクラスタ
ー・ツール)を利用することが考えられる。たとえば、
Al配線用エッチング装置には、アフターコロージョン
防止を目的としてインライン(in−line)・アッ
シャーを備えたエッチング装置が市販されている。しか
し、ゲート加工用エッチング装置については、インライ
ン形式の後処理の考え方は一般化していない。たとえ、
インライン後処理チャンバを備えていたとしても、側壁
保護膜を後で除去し易い状態に維持しておくことは、プ
ロセスの高信頼化につながる有効な対策を提供するもの
と考えられる。もちろん、かかるインライン後処理装置
が不要となれば、エッチング装置のコストや占有面積の
増大を招くこともない。
【0018】そこで本発明は、被エッチング材料層の異
方性加工に寄与する側壁保護膜の酸化を防止し、エッチ
ング終了後にこれを除去する際にも高い下地選択性を維
持することができ、しかも低コストでこれを実現する半
導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
方性加工に寄与する側壁保護膜の酸化を防止し、エッチ
ング終了後にこれを除去する際にも高い下地選択性を維
持することができ、しかも低コストでこれを実現する半
導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、上述の目的を達成するために提案されるもの
であり、被エッチング層に由来するエッチング反応生成
物をパターン側壁面に堆積させて側壁保護膜を形成しな
がら該被エッチング層のエッチングを行う場合、前記エ
ッチングの終了後に、該エッチングが行われたエッチン
グ・チャンバ内で前記側壁保護膜の酸化防止処理を行う
ものである。
造方法は、上述の目的を達成するために提案されるもの
であり、被エッチング層に由来するエッチング反応生成
物をパターン側壁面に堆積させて側壁保護膜を形成しな
がら該被エッチング層のエッチングを行う場合、前記エ
ッチングの終了後に、該エッチングが行われたエッチン
グ・チャンバ内で前記側壁保護膜の酸化防止処理を行う
ものである。
【0020】本発明はまた、前記酸化防止処理として、
前記側壁保護膜中に含まれるハロゲン原子の少なくとも
一部を水素原子に置換するプラズマ処理を行うものであ
る。
前記側壁保護膜中に含まれるハロゲン原子の少なくとも
一部を水素原子に置換するプラズマ処理を行うものであ
る。
【0021】本発明はまた、前記酸化防止処理を終了し
た後、前記側壁保護膜を溶液処理により除去するもので
ある。この溶液処理は、たとえば従来一般に行われてい
る希フッ酸処理等である。
た後、前記側壁保護膜を溶液処理により除去するもので
ある。この溶液処理は、たとえば従来一般に行われてい
る希フッ酸処理等である。
【0022】本発明はまた、前記酸化防止処理として、
少なくとも前記側壁保護膜を炭素系ポリマー膜あるいは
イオウ(S)系材料膜の少なくとも一方からなるパッシ
ベーション膜を用いて被覆するパッシベーション処理を
行うものである。ここで、上記イオウ系材料膜として
は、本発明者が先に特開平4−84427号公報に提案
した単体のイオウ膜、もしくは本発明者が先に特開平4
−354331号公報に提案した窒化イオウ系化合物膜
を用いることができる。上記イオウ膜は、放電解離条件
下で遊離のイオウを放出できるイオウ系化合物ガスのプ
ラズマを用いて堆積させることができる。また、上記窒
化イオウ系化合物膜は、主としてポリチアジル(SN)
x により構成されるものであり、同様のイオウ系化合物
ガスと窒素系ガスの混合ガスを放電解離させることによ
り、気相中から堆積させることができる。
少なくとも前記側壁保護膜を炭素系ポリマー膜あるいは
イオウ(S)系材料膜の少なくとも一方からなるパッシ
ベーション膜を用いて被覆するパッシベーション処理を
行うものである。ここで、上記イオウ系材料膜として
は、本発明者が先に特開平4−84427号公報に提案
した単体のイオウ膜、もしくは本発明者が先に特開平4
−354331号公報に提案した窒化イオウ系化合物膜
を用いることができる。上記イオウ膜は、放電解離条件
下で遊離のイオウを放出できるイオウ系化合物ガスのプ
ラズマを用いて堆積させることができる。また、上記窒
化イオウ系化合物膜は、主としてポリチアジル(SN)
x により構成されるものであり、同様のイオウ系化合物
ガスと窒素系ガスの混合ガスを放電解離させることによ
り、気相中から堆積させることができる。
【0023】本発明はまた、前記酸化防止処理を終了し
た後、少なくとも前記パッシベーション膜と前記側壁保
護膜を少なくとも酸素系ガスを用いたプラズマ処理によ
り除去するものである。このプラズマ処理とは、たとえ
ば従来一般に行われているようなO2 ,O3 等によるプ
ラズマ処理である。かかるプラズマ処理は当然、レジス
ト・アッシングも兼ねることができる。
た後、少なくとも前記パッシベーション膜と前記側壁保
護膜を少なくとも酸素系ガスを用いたプラズマ処理によ
り除去するものである。このプラズマ処理とは、たとえ
ば従来一般に行われているようなO2 ,O3 等によるプ
ラズマ処理である。かかるプラズマ処理は当然、レジス
ト・アッシングも兼ねることができる。
【0024】本発明はさらに、前記被エッチング層とし
てシリコン系材料を用い、前記側壁保護膜をSiClx
系化合物またはSiBrx 系化合物の少なくとも一方を
含む膜とするものである。
てシリコン系材料を用い、前記側壁保護膜をSiClx
系化合物またはSiBrx 系化合物の少なくとも一方を
含む膜とするものである。
【0025】
【作用】本発明のポイントは、エッチング反応生成物を
堆積させることにより形成した側壁保護膜が、次工程へ
移行するまでの間に酸化されないよう、エッチング終了
後直ちに同じエッチング・チャンバ内で酸化防止処理を
行うことをポイントとする。これにより、側壁保護膜を
後で除去し易い状態に維持するわけである。
堆積させることにより形成した側壁保護膜が、次工程へ
移行するまでの間に酸化されないよう、エッチング終了
後直ちに同じエッチング・チャンバ内で酸化防止処理を
行うことをポイントとする。これにより、側壁保護膜を
後で除去し易い状態に維持するわけである。
【0026】上述の酸化防止処理としては、具体的には
(a)前記側壁保護膜中に含まれるハロゲン原子の少な
くとも一部を水素原子に置換するプラズマ処理か、ある
いは(b)少なくとも前記側壁保護膜を炭素系ポリマー
膜あるいはイオウ系材料膜の少なくとも一方を用いて被
覆するパッシベーション処理を行う。
(a)前記側壁保護膜中に含まれるハロゲン原子の少な
くとも一部を水素原子に置換するプラズマ処理か、ある
いは(b)少なくとも前記側壁保護膜を炭素系ポリマー
膜あるいはイオウ系材料膜の少なくとも一方を用いて被
覆するパッシベーション処理を行う。
【0027】前者(a)のプラズマ処理は、水素系ガス
のプラズマを用いて側壁保護膜中のハロゲン原子を極め
て蒸気圧の高いハロゲン化水素の形で速やかに除去し、
さらに生成したSi原子のダングリング・ボンドをH原
子で終端させたり、水酸基を形成させる考え方にもとづ
く。この処理を行えば、ウェハを大気開放しても側壁保
護膜中でハロゲン原子と酸素原子との置換が起こり難く
なり、酸化を防止することができる。
のプラズマを用いて側壁保護膜中のハロゲン原子を極め
て蒸気圧の高いハロゲン化水素の形で速やかに除去し、
さらに生成したSi原子のダングリング・ボンドをH原
子で終端させたり、水酸基を形成させる考え方にもとづ
く。この処理を行えば、ウェハを大気開放しても側壁保
護膜中でハロゲン原子と酸素原子との置換が起こり難く
なり、酸化を防止することができる。
【0028】なお、かかるプラズマ処理を経た側壁保護
膜は、通常の溶液処理で容易に除去することができる。
膜は、通常の溶液処理で容易に除去することができる。
【0029】また後者(b)のパッシベーション処理
は、側壁保護膜の形成後、直ちにこれをパッシベーショ
ン膜を用いて被覆し、外部環境との接触を遮断する考え
方にもとづく。この処理を行えば、ウェハを大気開放し
ても、側壁保護膜が大気中の酸素や水分の影響を受ける
ことがない。なお、上記パッシベーション膜と側壁保護
膜は、通常の酸素系プラズマ処理により除去することが
できる。その主要メカニズムは、炭素系ポリマーのC原
子およびS系材料膜のS原子の燃焼除去である。
は、側壁保護膜の形成後、直ちにこれをパッシベーショ
ン膜を用いて被覆し、外部環境との接触を遮断する考え
方にもとづく。この処理を行えば、ウェハを大気開放し
ても、側壁保護膜が大気中の酸素や水分の影響を受ける
ことがない。なお、上記パッシベーション膜と側壁保護
膜は、通常の酸素系プラズマ処理により除去することが
できる。その主要メカニズムは、炭素系ポリマーのC原
子およびS系材料膜のS原子の燃焼除去である。
【0030】ところで本発明は、先にゲート電極加工を
例示したことからも明らかなように、シリコン系材料を
エッチングするプロセスにおいて特に有効である。この
場合、エッチング・ガスとして塩素系ガスを用いればS
iClx 系化合物、臭素系ガスを用いればSiBrx 系
化合物がそれぞれエッチング反応生成物として生成し、
側壁保護膜を形成する。この側壁保護膜の酸化を防止
し、SiOx への変化を抑制すれば、エッチング後の側
壁保護膜の除去時にゲート酸化膜に対する選択性が低下
する虞れがなくなるわけである。
例示したことからも明らかなように、シリコン系材料を
エッチングするプロセスにおいて特に有効である。この
場合、エッチング・ガスとして塩素系ガスを用いればS
iClx 系化合物、臭素系ガスを用いればSiBrx 系
化合物がそれぞれエッチング反応生成物として生成し、
側壁保護膜を形成する。この側壁保護膜の酸化を防止
し、SiOx への変化を抑制すれば、エッチング後の側
壁保護膜の除去時にゲート酸化膜に対する選択性が低下
する虞れがなくなるわけである。
【0031】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
する。
する。
【0032】実施例1 本実施例は、本発明をタングステン(W)−ポリサイド
・ゲート電極加工に適用し、下層側のポリシリコン層を
Br* を用いてエッチングする際に生成したSiBrx
Oy 系の側壁保護膜の酸化をH2 プラズマ処理で防止し
た後、希フッ酸処理でこれを除去した例である。このプ
ロセスを、図1および図2を参照しながら説明する。
・ゲート電極加工に適用し、下層側のポリシリコン層を
Br* を用いてエッチングする際に生成したSiBrx
Oy 系の側壁保護膜の酸化をH2 プラズマ処理で防止し
た後、希フッ酸処理でこれを除去した例である。このプ
ロセスを、図1および図2を参照しながら説明する。
【0033】本実施例でエッチング・サンプルとして用
いたウェハを図1(a)に示す。このウェハは、単結晶
Si基板1上に、その表面を熱酸化して得られたゲート
酸化膜2、W−ポリサイド膜5、およびゲート電極パタ
ーンにしたがって形成されたレジスト・マスク6が順次
形成されたものである。上記W−ポリサイド膜5は、下
層側から順にn+ 型不純物を含有するポリシリコン層3
と、タングステン・シリサイド(WSix )膜4とが積
層されたものである。
いたウェハを図1(a)に示す。このウェハは、単結晶
Si基板1上に、その表面を熱酸化して得られたゲート
酸化膜2、W−ポリサイド膜5、およびゲート電極パタ
ーンにしたがって形成されたレジスト・マスク6が順次
形成されたものである。上記W−ポリサイド膜5は、下
層側から順にn+ 型不純物を含有するポリシリコン層3
と、タングステン・シリサイド(WSix )膜4とが積
層されたものである。
【0034】次に、上記W−ポリサイド膜5をエッチン
グするため、このウェハをRFバイアス印加型有磁場マ
イクロ波プラズマ・エッチング装置にセットした。上記
エッチングは、上層側のWSix 層5をエッチングする
ステップIと、下層側のポリシリコン層3をエッチング
し、さらにオーバーエッチングを行うステップIIとの2
段階プロセスにより行った。各ステップのエッチング条
件は、一例として下記のとおりとした。
グするため、このウェハをRFバイアス印加型有磁場マ
イクロ波プラズマ・エッチング装置にセットした。上記
エッチングは、上層側のWSix 層5をエッチングする
ステップIと、下層側のポリシリコン層3をエッチング
し、さらにオーバーエッチングを行うステップIIとの2
段階プロセスにより行った。各ステップのエッチング条
件は、一例として下記のとおりとした。
【0035】〔ステップI〕 Cl2 流量 200 SCCM O2 流量 5 SCCM ガス圧 0.7 Pa マイクロ波パワー 850 W(2.45 GH
z) RFバイアス・パワー 70 W(2 MHz) ウェハ載置電極温度 20 ℃ 〔ステップII〕 HBr流量 120 SCCM O2 流量 4 SCCM ガス圧 1.3 Pa マイクロ波パワー 850 W(2.45 GH
z) RFバイアス・パワー 50 W(2 MHz) ウェハ載置電極温度 20 ℃
z) RFバイアス・パワー 70 W(2 MHz) ウェハ載置電極温度 20 ℃ 〔ステップII〕 HBr流量 120 SCCM O2 流量 4 SCCM ガス圧 1.3 Pa マイクロ波パワー 850 W(2.45 GH
z) RFバイアス・パワー 50 W(2 MHz) ウェハ載置電極温度 20 ℃
【0036】上記ステップIのエッチングは、図1
(b)に示されるように、異方性形状を有するWSix
パターン4aが形成され、下層側のポリシリコン層3が
少しエッチングされ始めたところで終了した。このステ
ップIでは、WSix 層4のWを比較的蒸気圧の高いW
Clx Oy (オキシ塩化タングステン)の形で除去す
る。また、エッチング反応系にF* が含まれないので、
このままポリシリコン層3のエッチングをある程度エッ
チングしても、アンダカット等の形状異常を生じにくい
というメリットがある。逆に、WSix 層4がまだ残っ
ているうちにステップIIの条件に切り換えると、蒸気圧
の低いWBrx が生成してパーティクルを増大させる虞
れがある。
(b)に示されるように、異方性形状を有するWSix
パターン4aが形成され、下層側のポリシリコン層3が
少しエッチングされ始めたところで終了した。このステ
ップIでは、WSix 層4のWを比較的蒸気圧の高いW
Clx Oy (オキシ塩化タングステン)の形で除去す
る。また、エッチング反応系にF* が含まれないので、
このままポリシリコン層3のエッチングをある程度エッ
チングしても、アンダカット等の形状異常を生じにくい
というメリットがある。逆に、WSix 層4がまだ残っ
ているうちにステップIIの条件に切り換えると、蒸気圧
の低いWBrx が生成してパーティクルを増大させる虞
れがある。
【0037】一方のステップIIのエッチングは、Br*
を主エッチング種として用い、入射イオン・エネルギー
を低下させることにより、下地のゲート酸化膜2に対し
て高選択性を達成することを意図したものである。この
とき、図1(c)に示されるようにSiBrx Oy の組
成を有する側壁保護膜7がパターン側壁面上に堆積し
た。これにより、異方性形状を有するポリシリコン・パ
ターン3aが形成され、全体として良好な形状を有する
ゲート電極5aが形成された。ただし、上記SiBrx
Oy の組成は化学量論的ではなく、このウェハを大気開
放すれば少なくともその一部は容易に酸化され、SiO
x に変化してしまう。
を主エッチング種として用い、入射イオン・エネルギー
を低下させることにより、下地のゲート酸化膜2に対し
て高選択性を達成することを意図したものである。この
とき、図1(c)に示されるようにSiBrx Oy の組
成を有する側壁保護膜7がパターン側壁面上に堆積し
た。これにより、異方性形状を有するポリシリコン・パ
ターン3aが形成され、全体として良好な形状を有する
ゲート電極5aが形成された。ただし、上記SiBrx
Oy の組成は化学量論的ではなく、このウェハを大気開
放すれば少なくともその一部は容易に酸化され、SiO
x に変化してしまう。
【0038】そこで、ウェハをこのエッチング・チャン
バ内にセットしたまま、次に一例として下記の条件でH
2 プラズマ処理を行った。 H2 流量 200 SCCM ガス圧 0.7 Pa マイクロ波パワー 1200 W(2.45 GH
z) RFバイアス・パワー 0 W(2 MHz) ウェハ載置電極温度 20 ℃ このH2 プラズマ処理により、図2(d)に示されるよ
うに、側壁保護膜7に含まれるBr原子の一部がH原子
に置換され、SiHx Oy の組成を有する改質側壁保護
膜7aが得られた。このウェハを大気開放しても、加水
分解等による側壁保護膜7aの酸化は起こらなかった。
バ内にセットしたまま、次に一例として下記の条件でH
2 プラズマ処理を行った。 H2 流量 200 SCCM ガス圧 0.7 Pa マイクロ波パワー 1200 W(2.45 GH
z) RFバイアス・パワー 0 W(2 MHz) ウェハ載置電極温度 20 ℃ このH2 プラズマ処理により、図2(d)に示されるよ
うに、側壁保護膜7に含まれるBr原子の一部がH原子
に置換され、SiHx Oy の組成を有する改質側壁保護
膜7aが得られた。このウェハを大気開放しても、加水
分解等による側壁保護膜7aの酸化は起こらなかった。
【0039】このウェハを、通常用いられる希フッ酸溶
液に5秒間浸漬したところ、図2(e)に示されるよう
に、改質側壁保護膜7aは容易に除去された。このとき
のゲート酸化膜2の膜厚の減少分は、わずか2nmに抑
えられた。上述のようなH2 プラズマ処理を行わない従
来のプロセスでは、側壁保護膜7が酸化されるために希
フッ酸溶液による処理時間も20秒間以上必要であり、
このためにゲート酸化膜2の膜厚が6〜8nmも減少し
ていた。この事実と比較すると、本発明の優位性は明ら
かである。
液に5秒間浸漬したところ、図2(e)に示されるよう
に、改質側壁保護膜7aは容易に除去された。このとき
のゲート酸化膜2の膜厚の減少分は、わずか2nmに抑
えられた。上述のようなH2 プラズマ処理を行わない従
来のプロセスでは、側壁保護膜7が酸化されるために希
フッ酸溶液による処理時間も20秒間以上必要であり、
このためにゲート酸化膜2の膜厚が6〜8nmも減少し
ていた。この事実と比較すると、本発明の優位性は明ら
かである。
【0040】実施例2 本実施例では、炭素系ポリマー膜を用いたパッシベーシ
ョン処理により、上記側壁保護膜7の酸化防止を行っ
た。このプロセスを、図1および図3を参照しながら説
明する。本実施例で用いたエッチング・サンプルは、実
施例1で用いたウェハと同じウェハである。W−ポリサ
イド膜5の2段階エッチング条件も、実施例1で上述し
たとおりである。
ョン処理により、上記側壁保護膜7の酸化防止を行っ
た。このプロセスを、図1および図3を参照しながら説
明する。本実施例で用いたエッチング・サンプルは、実
施例1で用いたウェハと同じウェハである。W−ポリサ
イド膜5の2段階エッチング条件も、実施例1で上述し
たとおりである。
【0041】本実施例では、図1(c)に示される側壁
保護膜7の酸化を防止するために、一例として下記の条
件でウェハの全面に炭素系ポリマーを堆積させた。 CH3 F流量 50 SCCM ガス圧 1.3 Pa マイクロ波パワー 850 W(2.45 GH
z) RFバイアス・パワー 0 W ウェハ載置電極温度 20 ℃ この放電により、図3(a)に示されるように、側壁保
護膜7は炭素系ポリマー膜からなるパッシベーション膜
8により被覆された。
保護膜7の酸化を防止するために、一例として下記の条
件でウェハの全面に炭素系ポリマーを堆積させた。 CH3 F流量 50 SCCM ガス圧 1.3 Pa マイクロ波パワー 850 W(2.45 GH
z) RFバイアス・パワー 0 W ウェハ載置電極温度 20 ℃ この放電により、図3(a)に示されるように、側壁保
護膜7は炭素系ポリマー膜からなるパッシベーション膜
8により被覆された。
【0042】次に、このウェハを一旦、大気開放してか
らダウンストリーム型のマイクロ波プラズマ・アッシャ
ーに移設し、一例として下記の条件でアッシングを行っ
た。 O2 流量 2000 SCCM CF4 流量 50 SCCM ガス圧 266 Pa マイクロ波パワー 1000 W(2.45 GH
z) ウェハ載置電極温度 250 ℃ このアッシングにより、図3(b)に示されるように、
パッシベーション膜8、側壁保護膜7、およびレジスト
・マスク6がいずれも速やかに燃焼除去された。このと
きのゲート酸化膜2の膜厚の減少は、わずか2nm程度
に抑えられた。
らダウンストリーム型のマイクロ波プラズマ・アッシャ
ーに移設し、一例として下記の条件でアッシングを行っ
た。 O2 流量 2000 SCCM CF4 流量 50 SCCM ガス圧 266 Pa マイクロ波パワー 1000 W(2.45 GH
z) ウェハ載置電極温度 250 ℃ このアッシングにより、図3(b)に示されるように、
パッシベーション膜8、側壁保護膜7、およびレジスト
・マスク6がいずれも速やかに燃焼除去された。このと
きのゲート酸化膜2の膜厚の減少は、わずか2nm程度
に抑えられた。
【0043】このことから、本実施例ではアッシング前
にウェハを大気中で搬送した際にも、パッシベーション
膜8により側壁保護膜7の酸化が効果的に防止されてい
たことが明らかである。したがって、特にインライン後
処理装置付きのエッチング装置を用いる必要がない。
にウェハを大気中で搬送した際にも、パッシベーション
膜8により側壁保護膜7の酸化が効果的に防止されてい
たことが明らかである。したがって、特にインライン後
処理装置付きのエッチング装置を用いる必要がない。
【0044】実施例3 本実施例では、窒化イオウ系化合物膜を用いたパッシベ
ーション処理により、上記側壁保護膜7の酸化防止を行
った。W−ポリサイド膜5のエッチングにより側壁保護
膜7が形成される段階までは、前述の各実施例と同じで
ある。
ーション処理により、上記側壁保護膜7の酸化防止を行
った。W−ポリサイド膜5のエッチングにより側壁保護
膜7が形成される段階までは、前述の各実施例と同じで
ある。
【0045】本実施例では、図1(c)に示される側壁
保護膜7の酸化を防止するために、一例として下記の条
件でウェハの全面に窒化イオウ系化合物膜を堆積させ
た。 S2 Br2 流量 20 SCCM N2 流量 20 SCCM ガス圧 1.3 Pa マイクロ波パワー 850 W(2.45 GH
z) RFバイアス・パワー 0 W ウェハ載置電極温度 20 ℃ この放電により、図3(a)に示されるように、側壁保
護膜7は窒化イオウ系化合物膜からなるパッシベーショ
ン膜8により被覆された。この窒化イオウ系化合物膜の
主成分は、ポリチアジル(SN)x である。
保護膜7の酸化を防止するために、一例として下記の条
件でウェハの全面に窒化イオウ系化合物膜を堆積させ
た。 S2 Br2 流量 20 SCCM N2 流量 20 SCCM ガス圧 1.3 Pa マイクロ波パワー 850 W(2.45 GH
z) RFバイアス・パワー 0 W ウェハ載置電極温度 20 ℃ この放電により、図3(a)に示されるように、側壁保
護膜7は窒化イオウ系化合物膜からなるパッシベーショ
ン膜8により被覆された。この窒化イオウ系化合物膜の
主成分は、ポリチアジル(SN)x である。
【0046】さらに、実施例2と同じ条件でアッシング
を行い、同様に良好な結果を得た。
を行い、同様に良好な結果を得た。
【0047】以上、本発明を3例の実施例にもとづいて
説明したが、本発明はこれらの実施例に何ら限定される
ものではない。まず、本発明における被エッチング層
は、上述のW−ポリサイド膜のみならず、ポリシリコン
層、アモルファス・シリコン層、単結晶シリコン層等で
あっても良い。
説明したが、本発明はこれらの実施例に何ら限定される
ものではない。まず、本発明における被エッチング層
は、上述のW−ポリサイド膜のみならず、ポリシリコン
層、アモルファス・シリコン層、単結晶シリコン層等で
あっても良い。
【0048】上述の実施例では臭素系のエッチング・ガ
スを用い、側壁保護膜の構成成分としてSiBrx Oy
を堆積させたが、塩素系のエッチング・ガスを用い、S
iClx Oy を堆積させても基本的には同様の結果が得
られる。
スを用い、側壁保護膜の構成成分としてSiBrx Oy
を堆積させたが、塩素系のエッチング・ガスを用い、S
iClx Oy を堆積させても基本的には同様の結果が得
られる。
【0049】上記窒化イオウ系化合物膜を堆積させるガ
ス組成中、Sの供給源としては上述のS2 Br2 の他、
S3 Br2 ,SBr2 ,S3 Cl2 ,S2 Cl2 ,SC
l2等の各種ハロゲン化イオウ、COS(硫化カルボニ
ル)、SOX2 (ハロゲン化チオニル;X=Cl,B
r),SO2 X2 (ハロゲン化スルフリル;同上)、H
2 S等を用いることができる。ここで、ハロゲン原子が
F原子である(X=F)場合が例示されていないのは、
特に本発明の有効性が顕著となるシリコン系材料層のエ
ッチングを想定した場合に、既に形成されたパターンの
異方性形状がパッシベーション処理中にF* で劣化する
ことを防ぐためである。
ス組成中、Sの供給源としては上述のS2 Br2 の他、
S3 Br2 ,SBr2 ,S3 Cl2 ,S2 Cl2 ,SC
l2等の各種ハロゲン化イオウ、COS(硫化カルボニ
ル)、SOX2 (ハロゲン化チオニル;X=Cl,B
r),SO2 X2 (ハロゲン化スルフリル;同上)、H
2 S等を用いることができる。ここで、ハロゲン原子が
F原子である(X=F)場合が例示されていないのは、
特に本発明の有効性が顕著となるシリコン系材料層のエ
ッチングを想定した場合に、既に形成されたパターンの
異方性形状がパッシベーション処理中にF* で劣化する
ことを防ぐためである。
【0050】また、パッシベーション膜として用いるイ
オウ系材料膜は、上述のような窒化イオウ系化合物膜で
はなく、単体のS膜でも良い。
オウ系材料膜は、上述のような窒化イオウ系化合物膜で
はなく、単体のS膜でも良い。
【0051】なお、パッシベーション膜としてS膜また
は窒化イオウ系化合物膜を用いる場合には、次工程処理
を行う直前にウェハを加熱してこれらの膜を昇華除去も
しくは分解除去した後、側壁保護膜を希フッ酸溶液処理
または酸素系ガスによるプラズマ処理を行って除去して
も良い。この他、サンプル・ウェハの構成、使用する各
種プラズマ装置、エッチング条件、水素系ガスを用いた
プラズマ処理条件、パッシベーション条件、アッシング
条件等がいずれも適宜変更可能であることは、言うまで
もない。
は窒化イオウ系化合物膜を用いる場合には、次工程処理
を行う直前にウェハを加熱してこれらの膜を昇華除去も
しくは分解除去した後、側壁保護膜を希フッ酸溶液処理
または酸素系ガスによるプラズマ処理を行って除去して
も良い。この他、サンプル・ウェハの構成、使用する各
種プラズマ装置、エッチング条件、水素系ガスを用いた
プラズマ処理条件、パッシベーション条件、アッシング
条件等がいずれも適宜変更可能であることは、言うまで
もない。
【0052】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明を適用すればエッチング反応生成物からなる側壁保護
膜の酸化を防止してその除去を容易化することにより、
下地選択性を増大させることができる。このことは、S
iOx 系のゲート酸化膜を下地としてシリコン系材料層
をエッチングするゲート電極加工において有利であり、
特に近年のゲート電極加工の主流となりつつあるCl系
やBr系のエッチング種を用いる超高選択プロセスにお
いて、極めて大きな意味を持つものである。しかも、本
発明は高額の設備投資等を何ら要するものではない。
明を適用すればエッチング反応生成物からなる側壁保護
膜の酸化を防止してその除去を容易化することにより、
下地選択性を増大させることができる。このことは、S
iOx 系のゲート酸化膜を下地としてシリコン系材料層
をエッチングするゲート電極加工において有利であり、
特に近年のゲート電極加工の主流となりつつあるCl系
やBr系のエッチング種を用いる超高選択プロセスにお
いて、極めて大きな意味を持つものである。しかも、本
発明は高額の設備投資等を何ら要するものではない。
【図1】本発明をW−ポリサイド・ゲート電極加工に適
用したプロセス例をその工程順にしたがって示す模式的
断面図であり、(a)はW−ポリサイド膜上にレジスト
・マスクが形成された状態、(b)はWSix 層がエッ
チングされた状態、(c)は側壁保護膜が形成されなが
らポリシリコン層がエッチングされた状態をそれぞれ表
す。
用したプロセス例をその工程順にしたがって示す模式的
断面図であり、(a)はW−ポリサイド膜上にレジスト
・マスクが形成された状態、(b)はWSix 層がエッ
チングされた状態、(c)は側壁保護膜が形成されなが
らポリシリコン層がエッチングされた状態をそれぞれ表
す。
【図2】図1のプロセスの続きを示す模式的断面図であ
り、(d)はプラズマ処理により側壁保護膜が改質され
た状態、(e)は希フッ酸処理により改質側壁保護膜が
除去された状態、(f)はレジスト・マスクがアッシン
グ除去された状態をそれぞれ表す。
り、(d)はプラズマ処理により側壁保護膜が改質され
た状態、(e)は希フッ酸処理により改質側壁保護膜が
除去された状態、(f)はレジスト・マスクがアッシン
グ除去された状態をそれぞれ表す。
【図3】本発明をW−ポリサイド・ゲート電極加工に適
用した他のプロセス例の一部をその工程順にしたがって
示す模式的断面図であり、(a)は側壁保護膜が堆積し
ながらゲート電極が形成された後、ウェハの全面がパッ
シベーション膜で被覆された状態、(b)はO2 プラズ
マ・アッシングを行ってパッシベーション膜、側壁保護
膜、およびレジスト・マスクを除去した状態をそれぞれ
表す。
用した他のプロセス例の一部をその工程順にしたがって
示す模式的断面図であり、(a)は側壁保護膜が堆積し
ながらゲート電極が形成された後、ウェハの全面がパッ
シベーション膜で被覆された状態、(b)はO2 プラズ
マ・アッシングを行ってパッシベーション膜、側壁保護
膜、およびレジスト・マスクを除去した状態をそれぞれ
表す。
【図4】従来のW−ポリサイド・ゲート電極加工におい
て、下層側のポリシリコン層にノッチングが生じた状態
を示す模式的断面図である。
て、下層側のポリシリコン層にノッチングが生じた状態
を示す模式的断面図である。
【図5】従来のW−ポリサイド・ゲート電極加工におけ
る問題を説明する模式的断面図であり、(a)はゲート
電極の側壁面上の側壁保護膜が酸化された状態、(b)
はこの側壁保護膜の除去に伴ってゲート酸化膜が浸触さ
れた状態をそれぞれ表す。
る問題を説明する模式的断面図であり、(a)はゲート
電極の側壁面上の側壁保護膜が酸化された状態、(b)
はこの側壁保護膜の除去に伴ってゲート酸化膜が浸触さ
れた状態をそれぞれ表す。
1 ・・・単結晶Si基板 2 ・・・ゲート酸化膜(SiO2 ) 3 ・・・ポリシリコン層 4 ・・・WSix 層 5 ・・・W−ポリサイド膜 5a・・・ゲート電極 6 ・・・レジスト・マスク 7 ・・・側壁保護膜 7a・・・改質側壁保護膜 8 ・・・パッシベーション膜
Claims (6)
- 【請求項1】 被エッチング層に由来するエッチング反
応生成物をパターン側壁面に堆積させて側壁保護膜を形
成しながら該被エッチング層のエッチングを行う半導体
装置の製造方法において、 前記エッチングの終了後に、該エッチングが行われたエ
ッチング・チャンバ内で前記側壁保護膜の酸化防止処理
を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記酸化防止処理は、前記側壁保護膜中
に含まれるハロゲン原子の少なくとも一部を水素原子に
置換するプラズマ処理であることを特徴とする請求項1
記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 前記酸化防止処理を終了した後、前記側
壁保護膜を溶液処理により除去することを特徴とする請
求項1または請求項2に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記酸化防止処理は、少なくとも前記側
壁保護膜を炭素系ポリマー膜あるいはイオウ系材料膜の
少なくとも一方からなるパッシベーション膜を用いて被
覆するパッシベーション処理であることを特徴とする請
求項1記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記酸化防止処理を終了した後、少なく
とも前記パッシベーション膜および前記側壁保護膜を少
なくとも酸素系ガスを用いたプラズマ処理により除去す
ることを特徴とする請求項1または請求項4に記載の半
導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記被エッチング層はシリコン系材料か
らなり、前記側壁保護膜は塩化シリコン系化合物または
臭化シリコン系化合物の少なくとも一方を含むことを特
徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載
の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12468993A JPH06314674A (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12468993A JPH06314674A (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06314674A true JPH06314674A (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=14891655
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12468993A Withdrawn JPH06314674A (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06314674A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2811474A1 (fr) * | 2000-07-07 | 2002-01-11 | Commissariat Energie Atomique | Procede de realisation d'une grille pour une structure de transistor cmos a canal de longueur reduite |
| KR100441328B1 (ko) * | 2000-08-28 | 2004-07-23 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 반도체 장치의 제조 방법 및 그것에 이용되는 웨이퍼 처리장치 |
| KR100510466B1 (ko) * | 1998-05-12 | 2005-10-24 | 삼성전자주식회사 | 폴리사이드 게이트 전극 형성방법 |
-
1993
- 1993-04-30 JP JP12468993A patent/JPH06314674A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100510466B1 (ko) * | 1998-05-12 | 2005-10-24 | 삼성전자주식회사 | 폴리사이드 게이트 전극 형성방법 |
| FR2811474A1 (fr) * | 2000-07-07 | 2002-01-11 | Commissariat Energie Atomique | Procede de realisation d'une grille pour une structure de transistor cmos a canal de longueur reduite |
| WO2002005336A1 (fr) * | 2000-07-07 | 2002-01-17 | Commissariat A L'energie Atomique | Procede de realisation d'une grille pour une structure de transistor cmos a canal de longueur reduite |
| US6818488B2 (en) | 2000-07-07 | 2004-11-16 | Commissariat A L'energie Atomique | Process for making a gate for a short channel CMOS transistor structure |
| KR100441328B1 (ko) * | 2000-08-28 | 2004-07-23 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 반도체 장치의 제조 방법 및 그것에 이용되는 웨이퍼 처리장치 |
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| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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