JPH06140384A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH06140384A
JPH06140384A JP28801292A JP28801292A JPH06140384A JP H06140384 A JPH06140384 A JP H06140384A JP 28801292 A JP28801292 A JP 28801292A JP 28801292 A JP28801292 A JP 28801292A JP H06140384 A JPH06140384 A JP H06140384A
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JP
Japan
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dianhydride
semiconductor device
aromatic
resin precursor
mol
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Application number
JP28801292A
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English (en)
Inventor
Shunichiro Uchimura
俊一郎 内村
Hiroyoshi Sekine
浩良 関根
Nintei Sato
任廷 佐藤
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡便な湿式エッチングプロセスを用いて、下
層配線層の段差を層間絶縁膜によりほぼ完全に平坦化で
き、多層配線化による段差の発生が殆どなく、配線の信
頼性が飛躍的に優れた多層配線構造を有する高集積度の
安価に製造可能な半導体装置を提供する。 【構成】 配線導体上の絶縁膜材料に有機樹脂を用いた
多層配線構造を有する半導体装置において、該有機樹脂
として芳香族四塩基酸二無水物1モルと炭素数4以下の
1価のアルコール及び/又はアルコール誘導体0.1〜
1モルを、含有水分が0.1重量%以下の溶剤中で加熱
して芳香族四塩基酸二無水物の一部を芳香族四塩基酸の
ジエステルとした後、分子長軸に対して非対称な位置に
アミノ基を有する芳香族ジアミン化合物及び必要に応じ
て他のジアミン化合物0.8〜1.2モルを反応させて
得られるポリイミド系樹脂前駆体を含む組成物の硬化物
を用いてなる半導体装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に関し、さ
らに詳しくは高集積化に適した信頼性の高い多層配線構
造を有する半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路等における多層配
線構造の製造には、パターン形成された配線層を有する
基板上に真空蒸着、CVD(ケミカルベーパーデポジッ
ション)等の気相成長法によりSiO2、SiN等から
なる層間絶縁膜を形成し、スルーホールを開孔した後、
上層配線層を形成する方法が用いられている。しかし、
気相成長法によって層間絶縁膜を形成する方法では、図
8のように下層配線層(4)の段差が層間絶縁膜(5)
の形成後もそのまま残り、上層配線層(8)を形成した
際、上記段差部分で配線層が極めて薄くなり配線切れが
起こりやすいという問題があった。図8において(1)
は基板である。そこでこれを改良するために、図6のよ
うに層間絶縁膜(5′)の形成を芳香族ジアミン芳香族
四塩基酸二無水物とから得られたポリアミック酸の溶液
を塗布、硬化して得られるポリイミドを用いる方法が提
案され、現在では広く行われている(特公昭51−44
871号公報)。
【0003】しかし、半導体集積回路等の電子部品にお
ける集積度の向上は目覚ましく、配線構造も益々多層化
され、配線段差の平坦化に対する必要性は一層増大して
きている。これに対して上記芳香族ジアミンと芳香族四
塩基酸二無水物から得られるポリアミック酸では、ポリ
アミック酸の溶媒に対する溶解性が非常に低く、溶液を
高濃度にすることが出来ないため、上記配線段差の平坦
化性が十分でなく、2層以上の多層配線構造の製造は困
難であった。また、非常に微細な溝状のパターンに対し
ては、ポリイミド膜の埋込性が不充分で、溝部の膜にボ
イドが発生する問題もあった。パターンの形成された絶
縁層を有する基材上に塗布するポリアミック酸溶液を高
濃度化する程、配線段差の平坦化率、溝状パターンの埋
込性が向上すること、また、ポリアミック酸溶液を高濃
度化するためには、低分子量のエステルオリゴマー化す
ることが効果的であることを、本発明者らは明らかにし
た(特開昭63−14452号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方半導体層間絶縁膜
及び表面保護膜は膜形成後、所定の位置にビアホールを
加工することが必要であり、ポリイミド系膜では、一般
にネガまたはポジタイプのレジストをマスクとして、抱
水ヒドラジンや水酸化テトラメチルアンモニウムを用い
た湿式エッチングプロセスで穴あけする方法が用いられ
ている。しかし、上記従来公知の低分子量エステルオリ
ゴマー化によって得られるポリアミック酸溶液につい
て、この湿式エッチングプロセスへの適応性を評価した
結果、ビアホール部にエッチング残渣が発生する、レジ
スト剥離時にポリイミド膜にクラックが発生する等の問
題点があり、実質上使用出来ないことが明らかになっ
た。本発明者らは、これらの従来技術の欠点に鑑み鋭意
検討した結果、特定の条件下、特定の組成で、湿式エッ
チングプロセスへの適応可能な樹脂前駆体組成物が得ら
れることを見出し、これを用いた信頼性の高い多層配線
構造を有する半導体装置に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、配線導体上の
絶縁膜材料に有機樹脂を用いた多層配線構造を有する半
導体装置において、該有機樹脂として、芳香族四塩基酸
二無水物1モルと炭素数4以下の1価のアルコール及び
/又はアルコール誘導体0.1〜1モルを、含有水分が
0.1重量%以下の溶剤中で加熱して芳香族四塩基酸二
無水物の一部を芳香族四塩基酸のジエステルとした後、
分子長軸に対して非対称な位置にアミノ基を有する芳香
族ジアミン化合物及び必要に応じて他のジアミン化合物
0.8〜1.2モルを反応させて得られるポリイミド系
樹脂前駆体を含む組成物の硬化物を用いてなる半導体装
置に関するものである。
【0006】本発明で用いられるポリイミド系樹脂前駆
体の製造に用いられる芳香族四塩基酸二無水物として
は、例えばピロメリット酸二無水物、3,3′,4,
4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,
3′,4,4′−ビフェニルエーテルテトラカルボン酸
二無水物、3,3′,4,4′−ビフェニルテトラカル
ボン酸二無水物、1,2,5,6−ナフタレンテトラカ
ルボン酸二無水物、2,3,5,6−ピリジンテトラカ
ルボン酸二無水物、3,4,9,10−ペリレンテトラ
カルボン酸二無水物、4、4′−スルホニルジフタル酸
二無水物、3,6−ジメチル−1,2,4,5−ベンゼ
ンテトラカルボン酸二無水物、3−トリフロロメチル−
1,2,4,5−ベンゼンテトラカルボン酸二無水物、
3−メチル−1,2,4,5−ベンゼンテトラカルボン
酸二無水物等の酸二無水物およびこれらの置換体があ
り、これらの一種または二種以上が用いられる。これら
のうち、3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラカ
ルボン酸二無水物が好ましい。
【0007】本発明に用いられるアルコールおよびアル
コール誘導体は炭素数4以下のものであり、例えばメタ
ノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等の一
種または二種以上が用いられる。炭素数が5以上では熱
硬化時にエステル部が脱離せず、脱水閉環が完全に進ま
ず、良好な特性をもつポリイミド樹脂系被膜が得られな
い。
【0008】本発明に用いられる溶剤としては、四塩基
酸二無水物もしくはポリアミック酸のカルボン酸と反応
する基、例えばアルコール性水酸基、アミノ基、フェノ
ール基などを有しない溶剤が用いられ、N−メチル−2
−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N
−ジメチルフォルムアミド、ジメチルスルホキサイド等
のアミド系溶剤や、ブチルセロソルブ等のエーテルグリ
コール系溶剤等が好ましい。何れの溶剤を用いる場合に
も厳密に脱水され、含有水分が0.1重量%以下となっ
ていることが必要である。含有水分が0.1重量%を超
える場合には、エステル化反応と並行して酸無水物の開
環反応が進行するため、最終的に得られるポリイミド系
樹脂前駆体を含む樹脂組成物の粘度のバラツキ、成膜性
の低下等が生ずる。
【0009】芳香族四塩基酸二無水物とアルコール及び
/又はアルコール誘導体は、上記溶媒中に加えられ、加
熱されて芳香族四塩基酸の一部がジエステル化される。
アルコール及び/又はアルコール誘導体の使用量は、芳
香族四塩基酸二無水物の1モルに対して0.1〜1モル
の範囲とされる。0.1モル未満では、高濃度にした場
合に低粘度化が困難であり、また1モルを超えると得ら
れる樹脂組成物の硬化膜をエッチング加工後、レジスト
を剥離する際に膜にクラックが生じやすい。またエステ
ル化の反応温度は、使用する溶媒によって異なるが、6
0から150℃の範囲とされ、得られる樹脂組成物の粘
度の均一性及び樹脂組成物の色相の点から好ましくは8
0から150℃とされる。
【0010】また、本発明に用いられる分子長軸に対し
て非対称な位置にアミノ基を有する芳香族ジアミン化合
物としては、メタフェニレンジアミン、3,4−ジアミ
ノジフェニルエーテル、3,3′−ジアミノジフェニル
スルホン、3,3′−ジアミノジフェニルスルフィド等
が挙げられ、これらの一種または二種以上が用いられ
る。また、必要に応じて用いられる他のジアミン化合物
としては、例えばバラフェニレンジアミン、4,4′−
ジアミノジフェニルエーテル、4,4′−ジアミノジフ
ェニルメタン、4,4′−ジアミノジフェニルスルホ
ン、4,4′−ジアミノジフェニルスルフィド、3,
3′,5,5′−テトラメチル−4,4′−ジアミノジ
フェニルメタン、2,2′−ビス(4−アミノフェニ
ル)プロパン、4,4′−メチレンジアニリン、4,
4′−ジアミノジフェニルエーテル−3−カルボンアミ
ド等の芳香族ジアミンや1,3−ビス(3−アミノプロ
ピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン等
のシロキサン系ジアミンなどが挙げられ、これらの一種
または二種以上が用いられる。
【0011】上記の分子長軸に対して非対称な位置にア
ミノ基を有する芳香族ジアミン化合物および必要に応じ
て用いられる他のジアミン化合物の使用量は、最終的に
得られる樹脂組成物の硬化物の耐熱性の点から、芳香族
四塩基酸二無水物1モルに対して0.8〜1.2モルと
される。上記の芳香族ジアミン以外の他のジアミン化合
物の使用量は、総ジアミン化合物の50モル%以内とす
ることが好ましい。
【0012】上記のジアミン化合物と前記した部分的に
ジエステル化された芳香族四塩基酸二無水物との反応温
度は、90℃以下とすることが好ましい。反応温度が高
すぎると生成するポリイミド系樹脂前駆体がイミド化し
て溶解性が低下し、析出することがある。またこれらの
反応に際しては、必要に応じて、上記のエステル化反応
に用いられる溶剤、キシレン、トルエン等の炭化水素系
溶剤、エチルセロソルブアセテート、ブチルセロソルブ
アセテート等のアセテート系溶剤などを用いることがで
きる。
【0013】上記のポリイミド系樹脂前駆体を含む組成
物を用いて、次のようにして多層配線構造を有する半導
体装置を製造することが好ましい。まず、半導体集積回
路の形成された基材上に、アルミニウムからなる配線導
体層をスパッタリング等周知の方法で形成し、通常のホ
トリソグラフィー工程を用いて不要な部分のアルミニウ
ムをエッチング除去して、下層配線層とする。次にポリ
イミド系樹脂前駆体を含む組成物を、上記パターンの形
成された配線層上に、スピンナ等を用いて塗布し、好ま
しくは80℃から150℃の温度で乾燥した後、通常の
ホトリソグラフィー工程に従ってポジ型レジストを塗
布、露光し、アルカリ系現像液でポリイミド系樹脂前駆
体の乾燥膜とレジストを同時にエッチングしてパターン
(ビアホール)を形成する。この際、ポジ型レジストと
しては通常のフェノールノボラック系レジストが用いら
れ、その膜厚は2〜5μmの間とすることが好ましい。
2μmより薄い場合、現像時にレジストのカケ、クラッ
ク等が生じやすく、5μmを越えると解像度が低下する
傾向がある。またレジストの乾燥温度は100℃未満で
は上記同様カケ、クラックが生じやすく、120℃を越
えるとパターンの変形が生じる傾向があるので100〜
120℃とすることが好ましい。レジストの露光は、使
用するレジストの感光波長域をカバーする露光機であれ
ば特に制限はない。現像は、好ましくは水酸化テトラメ
チルアンモニウムの1.6〜3.2重量%水溶液を用
い、50秒未満では現像終点のコントロールが難しく、
150秒を越えるとレジストのカケ、クラックが生じや
すいので、好ましくは50〜150秒の時間で行われ
る。次に、レジスト膜をn−酢酸ブチル、エチルセロソ
ルブ等の溶剤で剥離した後、好ましくは200℃から4
00℃の温度で硬化し、脱水閉環してポリイミド樹脂か
らなるビアホールが形成された層間絶縁膜を得る。脱水
閉環反応には、脱水剤として無水酢酸、燐酸等を用いて
も良い。ついで、ビアホールが形成された層間絶縁膜上
に前述と同様スパッタリング等の方法を用いて上層配線
層を形成し、パターンニングした後、上記工程を繰り返
すことにより、配線層と絶縁層が多層化された多層配線
構造を有する半導体装置が得られる。上記ポリイミド系
樹脂の層間絶縁膜の形成に際して、基板表面への密着性
を高める目的で、樹脂組成物にアミノシラン、エポキシ
シラン等の接着助剤を必要に応じて添加することも可能
である。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳しく説明す
る。 実施例1 a.ポリイミド系樹脂前駆体を含む組成物の製造法 ドライボックス中に撹拌機、温度計、窒素導入管、ジム
ロート冷却管を備えた0.2リットルのフラスコを十分
乾燥した後設置し、乾燥窒素を約1時間流した。含有水
分が0.03重量%のN−メチル−2−ピロリドン7
0.6gと、3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテト
ラカルボン酸二無水物32.21gをフラスコ中に仕込
み、80℃まで加熱した後エタノール2.3gを加え、
さらに90℃で2時間反応させベンゾフェノンテトラカ
ルボン酸二無水物の一部をジエステルとした。次にこの
溶液にメタフェニレンジアミン4.86g、4,4′−
ジアミノジフェニエーテル9.01g及び1,3−ビス
(3−アミノプロピル)−1,1,3,3,−テトラメ
チルジシロキサン2.49gを仕込み、25℃で5時
間、40℃で1時間反応させた。得られたポリイミド系
樹脂前駆体を含む組成物の樹脂分濃度は40重量%で、
25℃で30ポイズの粘度を示した。
【0015】b.多層配線構造を有する半導体装置の製
造 本発明の半導体装置の製造は以下の様に行った。図1に
示すように、まずコレクタ領域C、ベース領域Bおよび
エミッタ領域Eからなる半導体素子が形成されている半
導体基板(1)の表面に、CVD法(化学気相成長法)
により、例えば二酸化シリコン膜(2)を形成させた。
次いで電極引出し部分となる所定部分を、通常のホトリ
ソグラフィープロセスによりエッチンング除去し、二酸
化シリコン膜にビアホール(窓)(3)を設け、前記エ
ミッタ領域およびベース領域の一部を露出させた。さら
に前記ビアホール上にアルミニウム配線層をスパッタリ
ング法により形成させ、ホトリソグラフィープロセスを
行い、下層配線層(4)を形成させた。この配線層は1
μmの厚さと0.5〜5μmの幅を有するものであっ
た。次に、前記下層配線層上に、前記aのポリイミド系
樹脂前駆体を含む組成物をスピンナ塗布機を用いて塗布
した(図2)。その後、ホットプレートを用いて90℃
/60秒、140℃/60秒乾燥した後、ポジ型レジス
ト6(OFPR−5000、東京応化工業製)をスピン
ナ塗布、110℃/60秒乾燥し、ホトマスク7を介し
てG線ステッパを用いて露光(露光量300mj/cm
2)した(図3)。次いで、水酸化テトラメチルアンモ
ニウムの2.38重量%水溶液を用い、パドル法でレジ
ストとポリイミド系樹脂乾燥膜の同時エッチングを行
い、エッチング時間100秒で良好なパターンが得られ
た(図4)。次にn−酢酸ブチルを用いスプレー法でレ
ジストの剥離を行った後、コンベクションオーブンで2
00℃/1時間ついで350℃/1時間で硬化して厚さ
2μmのポリイミド系樹脂層間絶縁膜(5′)を得た
(図5)。その後、アルミニウム上層配線層(8)をス
パッタリング法によって形成し、図6の様な2層配線構
造を有する半導体装置を得た。
【0016】c.平坦化率の埋込性の評価 こうして得られた多層配線構造の下層配線段差平坦化率
を図7に示すa,bの値から次式
【数1】 により求めたところ、およそ90%であった(図におい
て、1,2,3,4は図1と同じである)。また該半導
体装置をカッティングし、走査型電子顕微鏡で断面形状
を観察したところ、何れの配線間スペースにもポリイミ
ド系樹脂の層間絶縁膜が十分充填されていることが分か
った。
【0017】実施例2 実施例1と同様にして含有水分が0.03重量%のN−
メチル−2−ピロリドン63.6gと3,3′,4,
4′−ビフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水物3
1.01gをフラスコ中に仕込み、80℃まで加熱した
後エタノール3.2gを加え、さらに90℃で2時間反
応させビフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水物の
一部をジエステルとした。次にこの溶液に3,3′−ジ
アミノジフェニルスルホン17.38g、4,4′−ジ
アミノジフェニルエーテル5.01g及び1,3−ビス
(3−アミノプロピル)−1,1,3,3−テトラメチ
ルジシロキサン1.24gを仕込み、25℃で5時間、
40℃で1.5時間反応させた。得られたポリイミド系
樹脂前駆体を含む組成物の樹脂分濃度は45重量%で、
25℃で50ポイズの粘度を示した。以下、実施例1と
同様にして、厚さ2μmの層間絶縁膜を持つ2層配線構
造を有する半導体装置を製造し、その平坦化率を評価し
たところ、およそ95%であった、また、配線間スペー
スの埋込性、湿式加工性、レジスト剥離後の膜状態とも
に良好であった。
【0018】比較例1 実施例1と同様にして含有水分が0.3重量%のN−メ
チル−2−ピロリドン63.6gと3,3′,4,4′
−ビフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水物31.
01gをフラスコ中に仕込み、80℃まで加熱した後エ
タノール3.2gを加え、さらに90℃で2時間反応さ
せビフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水物の一部
をジエステルとした。次にこの溶液に3,3′−ジアミ
ノジフェニルスルホン17.38g、4,4′−ジアミ
ノジフェニルエーテル5.01g及び1,3−ビス(3
−アミノプロピル)−1,1,3,3−テトラメチルジ
シロキサン1.24gを仕込み、25℃で5時間、40
℃で1.5時間反応させた。得られたポリイミド系樹脂
前駆体を含む組成物の樹脂分濃度は45重量%で、25
℃で20ポイズの粘度を示した。以下、実施例1と同様
にして、厚さ2μmの層間絶縁膜を持つ2層配線構造を
有する半導体素子を製造し、その平坦化率を評価したと
ころ、平坦化率は90%であったが、ポリイミド層間絶
縁膜に若干の濁りと異物付着が見られた。そこで、ポリ
イミド系樹脂前駆体を含む樹脂組成物を詳細に観察した
ところ、開環酸と推定される不溶物の存在が認められ
た。
【0019】比較例2 実施例1と同様にして含有水分が0.03重量%のN−
メチル−2−ピロリドン63.7gと3,3′,4,
4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物32.
21gをフラスコ中に仕込み、80℃まで加熱した後エ
タノール9.2gを加え、さらに90℃で2時間反応さ
せベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物の全てをジ
エステルとした。次にこの溶液にメタフェニレンジアミ
ン4.86g、4,4′−ジアミノジフェニルエーテル
9.01g及び1,3−ビス(3−アミノプロピル)−
1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン2.49g
を仕込み、25℃で5時間、40℃で1時間反応させ
た。得られたポリイミド系樹脂前駆体を含む組成物の樹
脂分濃度は40重量%で、25℃で2ポイズの粘度を示
した。以下、実施例1と同様にして、厚さ2μmの層間
絶縁膜を持つ2層配線構造を有する半導体素子の製造を
試みたが、エッチング後、ポリイミド膜の開口部にエッ
チング残りが、またレジスト剥離後、ポリイミド膜にク
ラックが発生した。レジスト剥離後のクラックについて
は、ポリイミド前駆体組成物の乾燥温度を150℃以上
とすることにより解消可能であったが、その状態ではエ
ッチング液に殆ど溶解せず、加工出来なかった。
【0020】比較例3 実施例1と同様にして含有水分が0.03重量%のN−
メチル−2−ピロリドン76.8gと3,3′,4,
4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物32.
21gをフラスコ中に仕込み、80℃まで加熱した後エ
タノール2.3gを加え、さらに90℃で2時間反応さ
せベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物の一部をジ
エステルとした。次にこの溶液に4,4′−ジアミノジ
フェニルエーテル18.02g及び1,3−ビス(3−
アミノプロピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシ
ロキサン2.49gを仕込み、25℃で5時間、40℃
で1時間反応させた。得られたポリイミド系樹脂前駆体
を含む組成物の樹脂分濃度は40重量%で、25℃で5
0ポイズの粘度を示した。以下、実施例1と同様にし
て、厚さ2μmの層間絶縁膜を持つ2層配線構造を有す
る半導体素子の製造を試みたが、エッチング後、ポリイ
ミド膜の開口部に比較例2と同様のエッチング残りが発
生し、良好なパターンが得られなかった。
【0021】
【発明の効果】本発明になる半導体装置は、簡便な湿式
エッチングプロセスを用いて、下層配線層の段差を層間
絶縁膜によりほぼ完全に平坦化出来るため、多層配線化
による段差の発生が殆どなく、配線の信頼性が飛躍的に
優れた多層配線構造を有する高集積度の安価に製造可能
な半導体装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】下層配線層を有する半導体装置の断面図。
【図2】下層配線層を有する半導体装置上にポリイミド
絶縁膜を塗布した状態を示す図。
【図3】ポリイミド膜上にレジスト層を形成し、ホトマ
スクを介して露光した状態を示す図。
【図4】レジストおよびポリイミド膜をエッチングし、
ビアホールを開けた状態を示す図。
【図5】レジストを剥離し、ポリイミド絶縁層の形成工
程を終了した状態を示す図。
【図6】ポリイミドを用いて平坦化された2層配線構造
を有する半導体装置の断面図。
【図7】平坦化率の評価方法を示す図。
【図8】気相成長法によるSiO2膜を層間絶縁膜とし
た従来法による多層配線構造の断面図の一例。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 二酸化シリコン膜 3 ビアホール(窓) 4 下層配線層 5、5′ 層間絶縁膜 6 ホトレジスト 7 ホトマスク 8 上層配線層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線導体上の絶縁膜材料に有機樹脂を用
    いた多層配線構造を有する半導体装置において、該有機
    樹脂として、芳香族四塩基酸二無水物1モルと炭素数4
    以下の1価のアルコール及び/又はアルコール誘導体
    0.1〜1モルを、含有水分が0.1重量%以下の溶剤
    中で加熱して芳香族四塩基酸二無水物の一部を芳香族四
    塩基酸のジエステルとした後、分子長軸に対して非対称
    な位置にアミノ基を有する芳香族ジアミン化合物及び必
    要に応じて他のジアミン化合物0.8〜1.2モルを反
    応させて得られるポリイミド系樹脂前駆体を含む組成物
    の硬化物を用いてなる半導体装置。
  2. 【請求項2】芳香族四塩基酸二無水物が3,3′4,
    4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物である
    請求項1記載の半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005340802A (ja) * 2004-04-28 2005-12-08 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置及び表示装置の作製方法

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